JP3442048B2 - トラッキング信号生成装置および方法および磁気記録再生装置 - Google Patents

トラッキング信号生成装置および方法および磁気記録再生装置

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JP3442048B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、高密度の
フロッピー(登録商標)ディスクや、光ディスクなど、
情報記録媒体上に情報の記録および/または再生をする
際に、光ヘッドまたは磁気ヘッドの位置決めを行うため
のトラッキング誤差信号を得るトラッキング信号生成装
置およびそれによりトラッキング制御を行う磁気記録再
生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク等の磁気ディスクに
記録される情報が高密度になるほど、情報の連なりであ
るトラックの間隔は小さくなる。このため、トラックに
直交する方向への磁気ヘッド等の位置決めが機械的な精
度では困難となり、光による位置決めを行う技術が必要
とされてきた。
【0003】例えば、高密度フロッピーディスクにおい
て、トラック間隔が10μm程度の情報トラックへの磁
気ヘッドのトラッキングを実現するために、トラッキン
グ用のピット列からなるトラックが20μm程度での間
隔で配置されている。この場合には、光源の波長が78
0nmでディスク側の開口数がNA=0.04程度の光
学系を用いることで、トラッキング誤差信号を得ること
ができる。トラッキング用のトラックはピット列からな
り、ピット列の長さは40〜70μmである。このピッ
ト列の長さは、回転数が一分あたり720回転のときに
得られるトラックからの信号の周波数が20kHzとな
るように、半径方向の位置により決まっている。このよ
うなディスクからトラッキング信号を得る場合の従来例
について、図15を用いて以下に説明する。
【0004】光源としての半導体レーザー101から出
た光は、回折素子160の第1面に設けられた回折格子
162に当たり、それにより±1次回折光が生じる(図
示はしていない)。この時の0次の光をメインビーム
(M)、±1次の回折光をサブビーム(S1,S2)と
呼ぶ。
【0005】メインビーム及びサブビームは、回折素子
160の第2面に設けられた回折格子161を透過し、
集光手段としてのレンズ104により集光される。レン
ズ104で収束光となったメインビーム及びサブビーム
は、アパーチャ105により所望の開口数(NA)にな
るように開口を制限され、情報記録媒体としてのディス
ク107に集光される。
【0006】図16を用いて、ディスク上のビームとピ
ット列の関係について述べる。ディスク107上には、
ピット205の列からなるトラック204が存在してい
る。ディスク107上で、メインビーム(M)201及
び二つのサブビーム(S1,S2)202、203から
なるビーム列は、ディスク107のトラック204に対
して所定の角度θ0をなすように配置される。
【0007】ここで、lはMとS1、およびMとS2の
ディスク107上での間隔で、Tpは隣り合ったトラッ
ク204の間隔で、TppはMに対するS1、またはS
2までの半径方向の距離で、タンゼンシャル方向とはデ
ィスク107の円周方向で、ラジアル方向とはディスク
107の半径方向である。
【0008】図15に戻って、ディスク107から反射
したメインビーム及びサブビームは、再び、アパーチャ
105、レンズ104を通り、回折格子161で回折さ
れ、光検出器108R、または108Lに入射する。
【0009】光検出器108R、108Lは、複数の検
出領域からなり、メインビーム及びサブビームをそれぞ
れ分離して受光し、受光した光量に応じた信号を出力す
る。ディスク107上で3つのビームは、トラックに直
交する方向に異なる位置を照射している。このため3つ
の検出領域から得られる信号の変調度は互いに異なる。
これらの信号を図17に示すトラッキング誤差信号生成
装置にて演算することにより、トラックとビーム照射位
置の相対的な位置関係を検出することができる。
【0010】次に、図17のトラッキング誤差信号生成
装置について説明する。サブビームの一つS1は、光検
出器108Lの検出領域301と光検出器108Rの検
出領域304により受光され、各検出器108L、10
8Rからは、受光した光量に応じた電流が出力される。
この電流は、I−Vアンプ401により電圧信号に変換
されて出力される。同様に、メインビームMは、光検出
器108Lの検出領域302と光検出器108Rの検出
領域305により受光され、受光した光量に応じた電流
信号は、I−Vアンプ402により電圧信号に変換され
て出力される。さらに、もう一つのサブビームS2も、
光検出器108Lの検出領域303と光検出器108R
の検出領域306により受光され、受光された光量に応
じた電流信号は、I−Vアンプ403により電圧信号に
変換されて出力される。
【0011】ここで、回折格子161で作られる3つの
ビームM、S1、S2は通常、回折光率の影響を受け、
光検出器108L、108Rで受光される光量がそれぞ
れ異なる。このため、I−Vアンプ401、402、4
03は、この回折光率の影響をキャンセルするようなゲ
インの比を有する。
【0012】次に、I−Vアンプ401、402、40
3から出力された信号はそれぞれ、バンドパスフィルタ
ー404、405、406に入力され、ピット列の再生
周波数である20kHzの信号を中心に帯域濾波され
る。バンドパスフィルター404、405、406から
出力された信号はそれぞれ、検波回路407、408、
409に入力され、20kHzの信号からそのエンベロ
ープ信号が抽出される。このエンベロープ信号の振幅
は、ディスク107上でのトラックとビームの位置関係
を反映してその値が変化する。
【0013】ここで、検波回路407から出力される信
号をSs1、検波回路408から出力される信号をS
m、検波回路409から出力される信号をSs2とす
る。
【0014】また、信号Smの振幅レベル(ディスク1
07をラジアル方向に光ビームがTp以上移動したとき
の信号Smの最大値と最小値の差の1/2)をLm、信
号Ss1の振幅レベルをL1、信号Ss2の振幅レベル
をL2とする。
【0015】このとき、信号Sm、Ss1、Ss2、お
よび位相φ1、φ2はそれぞれ、 (数1) Sm=Lm×sinθ (数2) Ss1=L1×sin(θ−φ1) (数3) Ss2=L2×sin(θ+φ2) (数4) φ1=φ2=2π×Tpp/Tp と表される。ここでθは、トラック204とメインビー
ムMのラジアル方向の距離をLjとしたとき、θ=2π
×Lj/Tpで表される。
【0016】次に、差動演算回路410が、信号Ss1
とSmを受けて、その差信号Saを出力する。また、差
動演算回路411が、信号SmとSs2を受けて、その
差信号Sbを出力する。これらの差信号Sa、Sbは次
のように表される。 (数5) Sa=Sm−Ss1=La×sin(θ+φa) (数6) Sb=Ss2−Sm=Lb×sin(θ+φb) ここで、信号Sa、Sbの振幅レベルLa、Lb、位相
差φa、φbは以下の式で表される。
【0017】
【数7】
【0018】
【数8】
【0019】
【数9】
【0020】
【数10】
【0021】次に、信号合成回路412が、差信号Sa
とSbを受けて、トラッキング誤差信号TEを合成す
る。このTE信号は次の式で表される。 (数11) TE=αj×Sa+βj×Sb ここで、 (数12) αj=cosφj (数13) βj=sinφj (数14) φj=−π/4+2π×c/Tp であり、磁気ヘッドとディスク上のメインビームとの距
離をLo-mとすると、 (数15) Lo-m=n×Tp+c となり、nは整数であり、0<c<Tp、磁気ヘッドが
トラック上にあるときにトラッキング誤差信号TEがゼ
ロクロスするように、制御回路413によりαjとβj
の値が決められる。
【0022】実際には、予め所定の磁気データが記録さ
れた磁気トラック付近に磁気ヘッド170(図12)が
来るようにシークし、得られる信号の振幅が最大になる
ように、あるいは誤り率が最小になるように、φjの値
(すなわち、αjとβjの値)が学習により決定され
る。
【0023】次に、このφjの値を学習により決定せね
ばならない理由について説明する。磁気ヘッド170を
用いて情報の記録や再生を行い、光学系を用いてトラッ
キング誤差信号TEの検出を行う磁気記録再生装置の場
合、磁気ヘッドとディスク107上のメインビームとの
距離Lo-mは、少なくとも数100μm〜数mm必要で
ある。すなわち、磁気ヘッド170がディスク107に
接する点P1とメインビームMの集光点P2は、ディス
ク107上の異なるトラックを走査することになる。
【0024】磁気記録再生装置を組み立てる際、点P1
がちょうどディスク107のトラック上にあるとき、ト
ラッキング誤差信号TEの信号振幅の中点にトラッキン
グ制御の動作点がくるように距離Lo-mの調整が行われ
る。しかしながら、温度や湿度が変化するとディスク1
07の膨張または収縮が起こり、それに伴いトラックピ
ッチTpが変化する。また、ディスク107の個々のば
らつきにより、トラックピッチTpが異なる。そのた
め、φjの値(すなわち、αjとβjの値)を決定して
トラッキング誤差信号TEを補正しないと、点P1はオ
フトラックし、磁気ヘッド170の情報再生特性が極端
に劣化することになる。これを避けるため、φjの値の
学習による決定が行われる。
【0025】αjやβjの値は、メモリーなどに記録さ
れたテーブルの値が使用される。ここで得られたトラッ
キング誤差信号TEをもとにトラッキング制御が実現さ
れ、磁気ヘッド170が情報トラックを追従し、情報の
書き込みや読み出しが行なわれる。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来のトラッキング誤
差信号TEを得る演算回路、演算方法では、メインビー
ムMと2つのサブビームS1、S2からなるビーム列
と、ディスク上のピット列からなるトラックとの位置関
係が理想的な状態からずれた場合、トラッキング誤差信
号TEの振幅レベルが、合成するトラッキング誤差信号
の位相によって変動する。安定なトラッキング制御を実
現するためには、任意の位相でトラッキング誤差信号T
Eを得る場合でも、トラッキング誤差信号TEの振幅レ
ベルが変動しないことが要求されている。
【0027】よって、本発明は、上記の問題を解決する
ものであり、任意の位相でも安定なトラッキング制御が
実現できるトラッキング信号生成装置および方法および
磁気記録再生装置を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る第1のトラッキング信号生成装置は、
光を発する光源と、光学的に情報を読み取ることが可能
なトラックを有する情報記録媒体に、前記光源から発し
た光を少なくとも3つの光ビームとして照射する光学系
と、前記情報記録媒体で反射した光ビームを受光する光
検出器と、前記光検出器に入射する光量に応じて得られ
る信号から、前記3つの光ビームと前記トラックとの位
置関係に応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を
出力する位置信号生成部と、前記3つの位置信号Sm、
Ss1、Ss2を受けて、前記位置信号Smを基準とし
た差分および補正の演算を行い、2つの中間信号Sa、
Sbを生成する中間信号生成部と、前記中間信号Sa、
Sbから、前記トラックとは任意の位相でゼロクロスト
ラッキング信号を合成する信号合成回路とを備え、前記
中間信号生成部は、前記中間信号SaとSbが、トラッ
ク横断方向にπ/2ラジアンだけ位相が異なり等しい振
幅となるように前記補正を加えて出力することを特徴と
する。
【0029】この第1のトラッキング信号生成装置にお
いて、前記信号合成回路は、入力された2つの前記中間
信号Sa、Sbに対してそれぞれ、Cとφを定数とし
て、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算することが好まし
い。
【0030】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2のトラッキング信号生成装置は、光を発する光源
と、光学的に情報を読み取ることが可能なトラックを有
する情報記録媒体に、前記光源から発した光を少なくと
も3つの光ビームとして照射する光学系と、前記情報記
録媒体で反射した光ビームを受光する光検出器と、前記
光検出器に入射する光量に応じて得られる信号から、前
記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に応じた
3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を出力する位置信
号生成部と、Fm1の係数を有し、前記位置信号Smを
受けて、Fm1・Smの信号を出力する第1の可変ゲイ
ンアンプと、Fm2の係数を有し、前記位置信号Smを
受けて、Fm2・Smの信号を出力する第2の可変ゲイ
ンアンプと、F1の係数を有し、前記位置信号Ss1を
受けて、F1・Ss1の信号を出力する第3の可変ゲイ
ンアンプと、F2の係数を有し、前記位置信号Ss2を
受けて、F2・Ss2の信号を出力する第4の可変ゲイ
ンアンプと、前記第1および第3の可変ゲインアンプか
らの出力信号を受けて、Fm1・SmとF1・Ss1の
差信号Sa3を得る第1の差動演算回路と、前記第2お
よび第4の可変ゲインアンプからの出力信号を受けて、
Fm2・SmとF2・Ss2の差信号Sb3を得る第2
の差動演算回路と、前記第1および第2の差動演算回路
からの差信号Sa3、Sb3に所定の係数を掛けて加算
し、トラッキング信号として出力する信号合成回路とを
備え、前記第1から第4の可変ゲインアンプに対して、
前記差信号Sa3とSb3が、振幅レベルが等しく、ト
ラック横断方向にπ/2ラジアンだけ位相の異なる信号
となるように、前記係数Fm1、Fm2、F1、F2が
決定されることを特徴とする。
【0031】この第2のトラッキング信号生成装置にお
いて、前記第1から第4の可変ゲインアンプのそれぞれ
の係数Fm1、Fm2、F1、F2は、前記位置信号S
mとSs1の位相差をφ1、前記位置信号SmとSs2
の位相差をφ2とし、前記位置信号Smの振幅をLm、
前記位置信号Ss1の振幅をL1、前記位置信号Ss2
の振幅をL2とすると、 Fm1/F1=L1×(cosφ1+sinφ1)/L
m Fm2/F2=L2×(cosφ2+sinφ2)/L
m F1/F2=L2×|sinφ2|/(L1×|sin
φ1|) の関係を満たすことが好ましい。
【0032】また、第2のトラッキング信号生成装置に
おいて、前記信号合成回路は、入力された2つの前記差
信号Sa3、Sb3に対してそれぞれ、Cとφを定数と
して、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算することが好まし
い。
【0033】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第3のトラッキング信号生成装置は、光を発する光源
と、光学的に情報を読み取ることが可能なトラックを有
する情報記録媒体に、前記光源から発した光を少なくと
も3つの光ビームとして照射する光学系と、前記情報記
録媒体で反射した光ビームを受光する光検出器と、前記
光検出器に入射する光量に応じて得られる信号から、前
記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に応じた
3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を出力する位置信
号生成部と、前記位置信号SmとSs1を受けて、それ
らの差信号Saを出力する第1の差動演算回路と、前記
位置信号SmとSs2を受けて、それらの差信号Sbを
出力する第2の差動演算回路と、前記第1および第2の
差動演算回路のそれぞれの出力信号SaとSbに、所定
の係数αとβを掛けて加算し、トラッキング信号として
出力する信号合成回路とを備え、前記所定の係数α、β
は、前記差信号Saの振幅をLa、前記差信号Sbの振
幅をLb、Cおよびφを定数とすると、 α=(C・cosφ)/La β=(C・sinφ)/Lb もしくは、 α=(C・sinφ)/La β=(C・cosφ)/Lb であることを特徴とする。
【0034】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第4のトラッキング信号生成装置は、光を発する光源
と、光学的に情報を読み取ることが可能なトラックを有
する情報記録媒体に、前記光源から発した光を少なくと
も3つの光ビームとして照射する光学系と、前記情報記
録媒体で反射した光ビームを受光する光検出器と、前記
光検出器に入射する光量に応じて得られる信号から、前
記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に応じた
3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を出力する位置信
号生成部と、前記位置信号SmとSs1を受けて、それ
らの差信号Saを出力する第1の差動演算回路と、前記
位置信号SmとSs2を受けて、それらの差信号Sbを
出力する第2の差動演算回路と、前記第1および第2の
差動演算回路のそれぞれの出力信号SaとSbに、所定
の係数を掛けて加算する信号合成回路と、前記信号合成
回路の出力信号を受けて、適切な係数を掛けた信号をト
ラッキング信号として出力する可変ゲインアンプとを備
え、前記可変ゲインアンプは、入力された信号のトラッ
ク横断時の振幅レベルが所定のレベルになるように、前
記適切な係数が決定されることを特徴とする。
【0035】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第1のトラッキング信号生成方法は、光学的に情報を読
み取ることが可能なトラックを有する情報記録媒体に、
光源から発した光を少なくとも3つの光ビームとして照
射し、前記情報記録媒体で反射した光ビームを光検出器
により受光してトラッキング信号を生成する方法であっ
て、前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号
から、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係
に応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を生成
し、前記3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を受け
て、前記位置信号Smを基準とした差分および補正の演
算を行い、トラック横断方向にπ/2ラジアンだけ位相
が異なり等しい振幅となるように、2つの中間信号S
a、Sbを生成し、生成した前記中間信号Sa、Sbか
ら、前記トラックとは任意の位相でゼロクロストラッキ
ング信号を合成することを特徴とする。
【0036】この第1のトラッキング信号生成方法にお
いて、前記トラッキング信号の合成は、2つの前記中間
信号Sa、Sbに対してそれぞれ、Cとφを定数とし
て、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算することで行うこ
とが好ましい。
【0037】前記の目的を達成するため、本発明に係る
第2のトラッキング信号生成方法は、光学的に情報を読
み取ることが可能なトラックを有する情報記録媒体に、
光源から発した光を少なくとも3つの光ビームとして照
射し、前記情報記録媒体で反射した光ビームを光検出器
により受光してトラッキング信号を生成する方法であっ
て、前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号
から、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係
に応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を生成
し、前記位置信号Smに係数Fm1を乗算して、Fm1
・Smの信号を生成し、前記位置信号Smに係数Fm2
を乗算して、Fm2・Smの信号を生成し、前記位置信
号Ss1に係数F1を乗算して、F1・Ss1の信号を
生成し、前記位置信号Ss2に係数F2を乗算して、F
2・Ss2の信号を生成し、前記信号Fm1・SmとF
1・Ss1の差信号Sa3を演算し、前記信号Fm2・
SmとF2・Ss2の差信号Sb3を演算し、前記差信
号Sa3、Sb3に所定の係数を掛けて加算して、トラ
ッキング信号として合成し、前記係数Fm1、Fm2、
F1、F2は、前記差信号Sa3とSb3が、振幅レベ
ルが等しく、トラック横断方向にπ/2ラジアンだけ位
相の異なる信号となるように決定されることを特徴とす
る。
【0038】この第2のトラッキング信号生成方法にお
いて、前記係数Fm1、Fm2、F1、F2は、前記位
置信号SmとSs1の位相差をφ1、前記位置信号Sm
とSs2の位相差をφ2とし、前記位置信号Smの振幅
をLm、前記位置信号Ss1の振幅をL1、前記位置信
号Ss2の振幅をL2とすると、 Fm1/F1=L1×(cosφ1+sinφ1)/L
m Fm2/F2=L2×(cosφ2+sinφ2)/L
m F1/F2=L2×|sinφ2|/(L1×|sin
φ1|) の関係を満たすことが好ましい。
【0039】また、第2のトラッキング信号生成方法に
おいて、前記トラッキング信号の合成は、2つの前記差
信号Sa3、Sb3に対してそれぞれ、Cとφを定数と
して、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算して行うことが好
ましい。
【0040】前記の目的を達成するため、本発明に係る
磁気記録再生装置は、情報記録媒体に情報の記録もしく
は再生を行う磁気ヘッドを有し、第1から第4のトラッ
キング信号生成装置から出力されるトラッキング信号に
よりトラッキング制御を行なうことを特徴とする。
【0041】上記の構成によれば、3つの光ビームが一
直線上に並ばない場合でも、振幅レベルが一定で理想的
なトラッキング誤差信号が得られ、トラッキングサーボ
のゲインの変動が0dBに抑えられるので、安定したト
ラッキング制御が可能となり、誤り率の低い信号読み取
りが可能となる。
【0042】また、3つの光ビームが直線からずれても
よくなるため、光学系のアライメントを高精度にする必
要がなく、光学系のコストを低減することができる。ま
た、アライメントがずれても良くなるため、光学系の設
計の自由度が増える。
【0043】また、3つの光ビームとトラックのなす角
度が理想的な角度からずれた場合でも、一定の振幅のト
ラッキング誤差信号が得られるので、3つのビームとト
ラックのなす角度の調整が不要となり、このトラッキン
グ信号生成装置を用いた磁気記録再生装置の製造コスト
を削減することができる。
【0044】さらに、上記した3つのビームとトラック
のなす角度が理想的な角度θ0からずれた場合に加え
て、光検出器からの出力信号の振幅レベルがばらつく場
合でも、一定の振幅のトラッキング誤差信号が得られる
ので、3つの光ビームとトラックのなす角度の調整だけ
でなく、振幅レベルの調整も不要となり、このトラッキ
ング信号生成装置を用いた磁気記録再生装置の製造コス
トを更に削減することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図14を用いて説明する。
【0046】(実施の形態1)実施の形態1では、ディ
スク107上で3つのビームが一直線に並ばない場合で
も、一定のトラッキング信号が得られる構成について述
べる。
【0047】図1に、本実施の形態におけるディスク1
07上のビームの位置関係を示す。図1に示すように、
メインビーム(M)201、サブビーム(S1)20
2、およびサブビーム(S2)203からなるビーム列
が、一直線に並ぶ状態から角度θ1だけずれた場合、従
来例のトラッキング信号生成装置では、トラッキング誤
差信号TEの振幅レベルがφjの値によって変動する。
【0048】以下に、任意の位相φjにてトラッキング
制御を行う場合でも、安定なトラッキング制御が実現で
きるトラッキング信号生成装置の構成について説明す
る。
【0049】従来の構成例では、前記式4において、 φ1=φ2=π/2 となるように3つのビームが配置される。また、I−V
アンプのゲイン比より、 Lm=L1=L2 となる。この時、前記式7および式8より La=Lb φa=−φb=π/4 となる。すなわち、SaとSbは振幅レベルが等しく、
互いに位相がπ/2だけ異なる独立な正弦波となる。こ
のようなSaとSbから、前記式11によりトラッキン
グ誤差信号TEを合成すると、トラッキング誤差信号T
Eの振幅レベルは一定となり、任意の位相φjに対して
TE信号を合成しても振幅レベルは変化しない。
【0050】ところが、従来例で、例えば図1に示すよ
うに、ディスク107上で3つのビームが一直線に並ば
ない場合には、位相φjによりトラッキング誤差信号T
Eの振幅が変化し、トラッキング制御の動作に対するマ
ージンを減少させるため、トラッキング動作が不安定に
なる。
【0051】このことについて、具体的な例を挙げて説
明する。メインビーム201とサブビーム202、20
3のそれぞれのビーム間隔lを120μm、隣り合うト
ラックの間隔Tp=20.4μmとする。ビームが直線
に並んでいた場合(図1で点線で示す)、ディスク10
7上のトラック204に対するビーム列の角度θ0は
2.44°のときに最適となる。この時、ビーム列の直
線からのずれ角度θ1が1.32°であるとすると、従
来の方法では、図4に示すように、トラッキング誤差信
号TEの振幅レベルは、合成する位相に応じて約0.4
〜1.0まで変動する。このとき、トラッキングサーボ
のゲインは8.6dB変化し、安定したトラッキング制
御の妨げとなる。
【0052】これは、信号Saと信号Sbの位相差が変
化すると共に、その振幅レベルが変化するためである。
一直線上にない3つのビームを回転させることにより、
信号Saと信号Sbの位相差を90度に変化させること
はできる。しかし、そのときの信号Saと信号Sbの振
幅レベルが異なるために、これらを従来例の方法で合成
するとTE信号の振幅が位相によって変化してしまう。
【0053】図2は、本発明の実施の形態1によるトラ
ッキング信号生成装置のブロック図である。本実施の形
態が従来例(図17)と異なる点は、差動演算回路41
0、411からのそれぞれの出力信号を受ける可変ゲイ
ンアンプ501、502を設け、信号合成回路412
は、可変ゲインアンプ501、502の出力を受ける点
にある。
【0054】可変ゲインアンプ501は、差動演算回路
410からの信号Saを受け、ビーム列の直線からのず
れ角度θ1に応じて、差信号Saに係数A1を積算す
る。この係数A1は、La測定部508により測定され
た差信号Saの振幅Laに基づいて設定される。同様
に、可変ゲインアンプ502は、差動演算回路411か
らの差信号Sbを受け、角度θ1に応じて、差信号Sb
に係数B1を積算する。この係数B1は、Lb測定部5
09により測定された差信号Sbの振幅Lbに基づいて
設定される。ここで、係数A1とB1の比は、信号Sb
の振幅レベルLbと信号Saの振幅レベルLaの比に等
しくなるように定める。
【0055】すなわち、(数16) において、 (数17) A1=C/La (数18) B1=C/Lb とする。ここで、Cは定数、Laは信号Saの振幅レベ
ル、Lbは信号Sbの振幅レベルである。
【0056】次に、上記係数αj、βj、A1、B1を
決定して、トラッキング誤差信号TEを求める手順につ
いて説明する。
【0057】図3は、本発明の実施の形態1においてト
ラッキング信号を生成するための手順を示すフローチャ
ートである。まず、スポットM、S1、S2をトラック
に対してラジアル方向に移動させて、図2のLa測定部
508において差信号Saの振幅Laを測定し、Lb測
定部509において差信号Sbの振幅Lbを測定する
(ステップS301)。次に、測定されたLaおよびL
bから、可変ゲインアンプ501および502に対し
て、それぞれ、ゲインをA1=C/La、B1=C/L
bに設定する(ステップS302)。最後に、従来技術
で説明したように、制御回路413においてφjを学習
により決定して、信号合成回路412に対して係数α
j、βjを設定する(ステップS303)ことで、トラ
ッキング誤差信号TEが生成される。
【0058】これにより、中間信号としてのA1×Sa
とB1×Sbの振幅レベルは等しく、トラックと直交す
る方向に位相が90度異なるので、合成されるTE信号
は位相Φjによらず振幅レベルが一定となる。
【0059】ここで、前記の具体例において、本実施の
形態を適用した場合を想定する。ビーム間隔l=120
μm、隣り合うトラックの間隔Tp=20.4μm、デ
ィスク107上のトラック204に対するビーム列の角
度θ0=2.44°となる。この時、ビーム列の直線か
らのずれ角度θ1=1.32°であるとすると、C=
0.66として、ゲイン係数A1=0.936、B1=
0.35とすればよい。この時、図5に示すように、振
幅レベルが一定で理想的なトラッキング誤差信号TEが
得られる。
【0060】このように、本実施の形態によれば、8.
6dBのトラッキングサーボのゲインの変動が0dBに
抑えられる。よって、安定したトラッキング制御が可能
となり、誤り率の低い信号読み取りが可能となる。
【0061】また、3つのビームが直線からずれてもよ
くなるため、光学系のアライメントを高精度にする必要
がなく、光学系のコストを低減することができる。ま
た、アライメントがずれても良くなるため、光学系の設
計の自由度が増える。
【0062】なお、本実施の形態では、可変ゲインアン
プをハードウェアで実現したが、ソフトウエア的に実現
することも可能である。その場合も、本実施の形態と同
様の効果を得ることができる。
【0063】また、本実施の形態では、可変ゲインアン
プを信号合成回路のゲイン部分の外側に構成要素として
示したが、信号合成回路と一体化しても良い。この場合
も、従来の係数αj、βjの代わりに、本実施の形態に
述べたような係数α、βを用いることにより同様の効果
を得ることができる。
【0064】(実施の形態2)次に、実施の形態2とし
て、ディスク107上で一直線に並ぶ3つのビームがト
ラック204となす角が理想の角度からずれた場合の構
成について述べる。なお、実施の形態1と同一の要素に
は同一の符号を付す。
【0065】図6に示すように、メインビーム201及
び2つのサブビーム202、203からなるビーム列
が、トラック204に対して、角度θ0から角度θ2だ
け回転した場合を考える。ここでθ0は、l×sin
(θ0)/Tp=1/4を満たす角度である。θ2が0
でないとき、トラッキング誤差信号TEは、合成する位
相φjに応じて振幅レベルが変動し、従来の方法では安
定したトラッキング動作が得られない。
【0066】図7は、本発明の実施の形態2によるトラ
ッキング信号生成装置のブロック図である。この装置
は、従来の信号合成回路412の後に、可変ゲインアン
プ503を備えたものである。信号合成回路412から
出力されたトラッキング誤差信号TE(式11)に、位
相φjに応じた係数Gを積算して、トラッキング誤差信
号TEEを得る。以下にトラッキング誤差信号TEEの
関係式を示す。 (数19) TEE=G×TE (数20) G=1/TE 具体的には、係数Gは、合成しようとする位相に応じて
変化するため、位相と関連付けられたテーブル状のメモ
リー内に格納している。係数Gの値は、式20に示した
とおり、TEの逆数により決められる。
【0067】次に、係数αj、βj、Gを決定して、ト
ラッキング誤差信号TEEを求める手順について説明す
る。
【0068】図8は、本発明の実施の形態2においてト
ラッキング信号を生成するための手順を示すフローチャ
ートである。まず、図7の制御回路413においてφj
を学習により決定して、信号合成回路412に対して係
数αj、βjを設定する(ステップS801)。次に、
スポットM、S1、S2をトラックに対してラジアル方
向に移動させて、図7のTE測定部510において、信
号合成回路412の出力であるTEの振幅を測定する
(ステップS802)。最後に、測定されたTEの振幅
から、可変ゲインアンプ503に対して、ゲインをG=
1/TEに設定する(ステップS803)ことで、トラ
ッキング誤差信号TEEが生成される。
【0069】次に、本実施の形態の具体的な一例を以下
に述べる。
【0070】メインビーム201とサブビーム202、
203のそれぞれのビーム間隔l=120μm、隣り合
うトラックの間隔Tp=20.4μmとすると、ディス
ク107上のトラック204に対するビーム列の角度θ
0は2.44°となる。この時回転角度ずれが生じる
と、従来の方法では、トラッキング誤差信号TEの振幅
レベルが図9のように変動する。
【0071】そこで、上記で説明した本実施の形態を適
用すると、回転角度ずれθ2=1°の時、係数Gは位相
φjに対して図10に示すように変化する。この係数
をトラッキング誤差信号TEに積算することで、図11
に示すように、トラッキング誤差信号TEEの振幅レベ
ルは、位相φjに対して一定で理想的なものとなる。
【0072】このように、本実施の形態によれば、3つ
のビームとトラックのなす角度が理想的な角度θ0から
ずれた場合でも、一定の振幅のトラッキング誤差信号が
得られる。よって、3つのビームとトラックのなす角度
の調整が不要となり、このトラッキング信号生成装置を
用いた磁気記録再生装置の製造コストを削減することが
できる。
【0073】また、実施の形態1で想定したような3つ
のビームが直線からずれる場合についても、本実施の形
態は同様の効果を有する。
【0074】(実施の形態3)次に、実施の形態3とし
て、ディスク107上の3つのビームがトラック204
となす角が理想の角度からずれた場合、また検出器10
8R、108Lから出力される検出信号の振幅レベルが
ばらつく場合、これらの問題を同時に解決するトラッキ
ング信号生成装置について述べる。なお、実施の形態1
等と同一の要素は同一の符号を付す。
【0075】実施の形態2の図6で示したように、ビー
ム列がトラック204に対して角度θ0から角度θ2だ
け回転した場合、また、式1〜式3に示した、検出器1
08R、108Lから出力される検出信号の振幅レベル
Lm、L1、L2が等しくない場合、従来の方法では安
定したトラッキング誤差信号TEが得られない。これを
解決する本実施の形態の一例を以下に述べる。
【0076】図12は、本発明の実施の形態3によるト
ラッキング信号生成装置のブロック図である。本実施の
形態が従来例(図17)と異なる点は、検波回路40
7、408、409からのそれぞれの出力信号を受ける
可変ゲインアンプ504、505、506、507を設
け、差動演算回路410が可変ゲインアンプ504と5
05の出力信号を受け、差動演算回路411が可変ゲイ
ンアンプ506と507の出力信号を受ける点にある。
【0077】可変ゲインアンプ504は、検波回路40
7からの信号Ss1を受け、理想状態からのずれに応じ
て信号Ss1に係数F1を積算する。同様に、可変ゲイ
ンアンプ505は、検波回路408からの信号Smを受
け、信号Smに係数Fm1を積算する。また、可変ゲイ
ンアンプ506は、検波回路408からの信号Smを受
け、信号Smに係数Fm2を積算し、可変ゲインアンプ
507は、検波回路409からの信号Ss2を受け、信
号Ss2に係数F2を積算して出力する。
【0078】中間信号生成部としての差動演算回路41
0からの出力信号を中間信号(差信号)Sa3とし、ま
た、もう一つの中間信号生成部としての差動演算回路4
11からの出力信号を中間信号(差信号)Sb3とする
と、Sa3とSb3はそれぞれ、以下の式21、式22
により表される。 (数21) Sa3=Fm1×Sm−F1×Ss1 (数22) Sb3=F2×Ss2−Fm2×Sm ここで、補正演算係数Fm1、Fm2、F1、F2は以
下のようにして決定される。
【0079】ここでは、差信号Sa3の位相φa3は、
メインビーム201の位相φmに対して−3/4・πの
ずれ、差信号Sb3の位相φb3は、メインビーム20
1の位相φmに対して−1/4・πのずれ、すなわち差
信号SaとSbの位相差がπ/2になるようにする。ま
た、振幅|Sa3|=|Sb3|となるように係数を決
める。
【0080】この条件を、上記の式21および式22に
適用すると、補正演算係数Fm1、Fm2、F1、F2
は以下の式23、式24、式25を満たす。 (数23) Fm1/F1=L1×(cosφ1+sinφ1)/L
m (数24) Fm2/F2=L2×(cosφ2+sinφ2)/L
m (数25) F1/F2=L2×|sinφ2|/(L1×|sin
φ1|) このように、4つの係数Fm1、Fm2、F1、F2の
互いの関係が3つの式で表現され、トラッキング誤差信
号TEの振幅は全体にかかる係数により決定される。
【0081】次に、上記の係数Fm1、Fm2、F1、
F2および係数αj、βjを決定して、トラッキング誤
差信号TEを求める手順について説明する。
【0082】図13は、本発明の実施の形態3において
トラッキング信号を生成するための手順を示すフローチ
ャートである。まず、スポットM、S1、S2をトラッ
クに対してラジアル方向に移動させて、図12のLm測
定部511により信号Smの振幅Lmを測定し、L1測
定部512により信号Ss1の振幅L1を測定し、L2
測定部513により信号Ss2の振幅L2を測定し、φ
1測定部514により信号Smに対する信号Ss1の位
相φ1を測定し、φ2測定部515により信号Smに対
する信号Ss2の位相φ2を測定する(ステップS12
01)。次に、測定されたLm、L1、L2、φ1、φ
2から、上記の式23〜式25を用いて係数Fm1、F
m2、F1、F2を演算して、これらの係数をゲインと
してそれぞれ可変ゲインアンプ505、506、50
4、507に対して設定する(ステップS1202)。
最後に、制御回路413においてφjを学習により決定
して、信号合成回路412に対して係数αj、βjを設
定する(ステップS1203)ことで、トラッキング誤
差信号TEが生成される。
【0083】次に、本実施の形態の具体的な一例を以下
に述べる。
【0084】メインビームMとサブビームS1、および
S2のビーム間距離l=120μm、トラックピッチ間
隔Tp=20.4μmとすると、ディスク107上のト
ラック204に対するビーム列の角度の最適値θ0は
2.44°となる。これに対し回転角度ずれθ2=1
°、3つのビームの振幅レベルが、Lm=1、L1=
0.5、L2=0.5となる場合を想定する。
【0085】上記の場合、メインビームMに対するサブ
ビームS1の位相は、φ1=2.22rad、またメイ
ンビームMに対するサブビームS2の位相φ2=2.2
2radとなるので、補正係数は、式23〜式25よ
り、 Fm1/F1=Fm2/F2=0.0976 F1/F2=1.0 となる。
【0086】図14に、ずれが無い時のTE振幅レベル
と、ずれがあって補正が無い場合のTE振幅レベル、お
よび補正がある場合のTE振幅レベルを合成する位相φ
jの関数として計算した結果を示す。図11から分かる
ように、補正係数積算後は、位相φjによらずトラッキ
ング誤差信号TEの振幅レベルは一定となる。
【0087】このように、本実施の形態によれば、3つ
のビームとトラックのなす角度が理想的な角度θ0から
ずれた場合でも、また、振幅レベルがばらつく場合でも
一定の振幅のトラッキング誤差信号が得られる。これに
より、3つのビームとトラックのなす角度の調整、また
振幅レベル調整が不要となり、このトラッキング信号生
成装置を用いた磁気記録再生装置の製造コストを削減す
ることができる。
【0088】なお、実施の形態1、2、3は各々独立に
効果を有するので、互いに組み合わせることも可能であ
る。
【0089】また、図3、図8および図13に示した係
数の決定手順は、情報記録媒体が交換される毎、および
装置の起動直後に行われる。さらに、情報記録媒体を交
換した後、一定時間毎に行ってもよい。その場合、装置
の温度上昇等、環境の変化による影響を低減することが
できる。
【0090】
【発明の効果】以上のように、本発明のトラッキング信
号生成装置及び磁気記録再生装置によれば、ディスク上
で一直線に並ぶ3ビームのビーム列の直線からのずれ、
ディスク上のトラックに対する角度ずれ、検出器上での
出力振幅レベルのばらつきを補正して、常に振幅レベル
が一定なトラッキング誤差信号が得られるため、トラッ
キング制御や情報の記録・再生を安定に行うことができ
る。
【0091】また、ビーム位置の並び精度、角度精度、
検出信号の振幅精度等を下げてもマージンが確保される
ため、磁気記録再生装置の製造コストを削減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1において想定する、デ
ィスク上でのメインビームおよびサブビームとトラック
との位置関係を示す模式図
【図2】 本発明の実施の形態1によるトラッキング信
号生成装置の構成を示すブロック図
【図3】 本発明の実施の形態1においてトラッキング
信号を生成するための手順を示すフローチャート
【図4】 本発明の実施の形態1における補正前のTE
振幅レベルの変化を示す図
【図5】 本発明の実施の形態1における補正後のTE
振幅レベルの変化を示す図
【図6】 本発明の実施の形態2において想定する、デ
ィスク上でのメインビームおよびサブビームとトラック
との位置関係を示す模式図
【図7】 本発明の実施の形態2によるトラッキング信
号生成装置の構成を示すブロック図
【図8】 本発明の実施の形態2においてトラッキング
信号を生成するための手順を示すフローチャート
【図9】 本発明の実施の形態2における回転角度ずれ
が有る場合と無い場合のTE振幅レベルの変化を示す図
【図10】 本発明の実施の形態2における補正係数G
の位相φjに対する変化を示す図
【図11】 本発明の実施の形態2における補正前のT
E振幅レベルと補正後のTEE振幅レベルの変化を示す
【図12】 本発明の実施の形態3によるトラッキング
信号生成装置の構成を示すブロック図
【図13】 本発明の実施の形態3においてトラッキン
グ信号を生成するための手順を示すフローチャート
【図14】 本発明の実施の形態3において、ずれがな
い場合、ずれがあってTE補正が無い場合、およびずれ
があってTE補正を行った場合のTE振幅レベルの変化
を示す図
【図15】 従来の技術におけるトラッキング信号生成
装置の光学系概略図
【図16】 従来の技術においてずれが無い場合に想定
される、ディスク上でのメインビームおよびサブビーム
とトラックとの位置関係を示す模式図
【図17】 従来の技術によるトラッキング信号生成装
置の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 半導体レーザー 104 レンズ 105 アパーチャ 107 ディスク 108L、108R 光検出器 160 回折素子 161、162 回折格子 170 磁気ヘッド 201 ディスク上のメインビーム 202、203 ディスク上のサブビーム 204 トラック 205 ピット 301、302、303、304、305、306 検
出領域 401、402、403 I−Vアンプ(位置信号生成
部) 404、405、406 バンドパスフィルター(位置
信号生成部) 407、408、409 検波回路(位置信号生成部) 410、411 差動演算回路(中間信号生成部、第1
及び第2の差動演算回路) 412 信号合成回路 413 制御回路 501、502 可変ゲインアンプ(中間信号生成部) 503 可変ゲインアンプ 504、505、506、507 可変ゲインアンプ
(第1〜第4の可変ゲインアンプ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 郁夫 香川県高松市古新町8番地の1 松下寿 電子工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−119641(JP,A) 特開 平3−12035(JP,A) 特開 平3−54737(JP,A) 特開 平7−334891(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を発する光源と、 光学的に情報を読み取ることが可能なトラックを有する
    情報記録媒体に、前記光源から発した光を少なくとも3
    つの光ビームとして照射する光学系と、 前記情報記録媒体で反射した光ビームを受光する光検出
    器と、 前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号か
    ら、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に
    応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を出力する
    位置信号生成部と、 前記3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を受けて、前
    記位置信号Smを基準とした差分および補正の演算を行
    い、2つの中間信号Sa、Sbを生成する中間信号生成
    部と、 前記中間信号Sa、Sbから、前記トラックとは任意の
    位相でゼロクロストラッキング信号を合成する信号合成
    回路とを備え、 前記中間信号生成部は、前記中間信号SaとSbが、ト
    ラック横断方向にπ/2ラジアンだけ位相が異なり等し
    い振幅となるように前記補正を加えて出力することを特
    徴とするトラッキング信号生成装置。
  2. 【請求項2】 前記信号合成回路は、入力された2つの
    前記中間信号Sa、Sbに対してそれぞれ、Cとφを定
    数として、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算する請求項1記載
    のトラッキング信号生成装置。
  3. 【請求項3】 光を発する光源と、 光学的に情報を読み取ることが可能なトラックを有する
    情報記録媒体に、前記光源から発した光を少なくとも3
    つの光ビームとして照射する光学系と、 前記情報記録媒体で反射した光ビームを受光する光検出
    器と、 前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号か
    ら、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に
    応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を出力する
    位置信号生成部と、 Fm1の係数を有し、前記位置信号Smを受けて、Fm
    1・Smの信号を出力する第1の可変ゲインアンプと、 Fm2の係数を有し、前記位置信号Smを受けて、Fm
    2・Smの信号を出力する第2の可変ゲインアンプと、
    F1の係数を有し、前記位置信号Ss1を受けて、F1
    ・Ss1の信号を出力 する第3の可変ゲインアンプと、 F2の係数を有し、前記位置信号Ss2を受けて、F2
    ・Ss2の信号を出力する第4の可変ゲインアンプと、 前記第1および第3の可変ゲインアンプからの出力信号
    を受けて、Fm1・SmとF1・Ss1の差信号Sa3
    を得る第1の差動演算回路と、 前記第2および第4の可変ゲインアンプからの出力信号
    を受けて、Fm2・SmとF2・Ss2の差信号Sb3
    を得る第2の差動演算回路と、 前記第1および第2の差動演算回路からの差信号Sa
    3、Sb3に所定の係数を掛けて加算し、トラッキング
    信号として出力する信号合成回路とを備え、 前記第1から第4の可変ゲインアンプに対して、前記差
    信号Sa3とSb3が、振幅レベルが等しく、トラック
    横断方向にπ/2ラジアンだけ位相の異なる信号となる
    ように、前記係数Fm1、Fm2、F1、F2が決定さ
    れることを特徴とするトラッキング信号生成装置。
  4. 【請求項4】 前記第1から第4の可変ゲインアンプの
    それぞれの係数Fm1、Fm2、F1、F2は、前記位
    置信号SmとSs1の位相差をφ1、前記位置信号Sm
    とSs2の位相差をφ2とし、前記位置信号Smの振幅
    をLm、前記位置信号Ss1の振幅をL1、前記位置信
    号Ss2の振幅をL2とすると、 Fm1/F1=L1×(cosφ1+sinφ1)/L
    m Fm2/F2=L2×(cosφ2+sinφ2)/L
    m F1/F2=L2×|sinφ2|/(L1×|sin
    φ1|) の関係を満たす請求項3記載のトラッキング信号生成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記信号合成回路は、入力された2つの
    前記差信号Sa3、Sb3に対してそれぞれ、Cとφを
    定数として、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算する請求項3記載
    のトラッキング信号生成装置。
  6. 【請求項6】 光を発する光源と、 光学的に情報を読み取ることが可能なトラックを有する
    情報記録媒体に、前記光源から発した光を少なくとも3
    つの光ビームとして照射する光学系と、 前記情報記録媒体で反射した光ビームを受光する光検出
    器と、 前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号か
    ら、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に
    応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を出力する
    位置信号生成部と、 前記位置信号SmとSs1を受けて、それらの差信号S
    aを出力する第1の差動演算回路と、 前記位置信号SmとSs2を受けて、それらの差信号S
    bを出力する第2の差動演算回路と、 前記第1および第2の差動演算回路のそれぞれの出力信
    号SaとSbに、所定の係数αとβを掛けて加算し、ト
    ラッキング信号として出力する信号合成回路とを備え、 前記所定の係数α、βは、前記差信号Saの振幅をL
    a、前記差信号Sbの振幅をLb、Cおよびφを定数と
    すると、 α=(C・cosφ)/La β=(C・sinφ)/Lb もしくは、 α=(C・sinφ)/La β=(C・cosφ)/Lb であることを特徴とするトラッキング信号生成装置。
  7. 【請求項7】 光を発する光源と、 光学的に情報を読み取ることが可能なトラックを有する
    情報記録媒体に、前記光源から発した光を少なくとも3
    つの光ビームとして照射する光学系と、 前記情報記録媒体で反射した光ビームを受光する光検出
    器と、 前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号か
    ら、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に
    応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を出力する
    位置信号生成部と、 前記位置信号SmとSs1を受けて、それらの差信号S
    aを出力する第1の差動演算回路と、 前記位置信号SmとSs2を受けて、それらの差信号S
    bを出力する第2の差動演算回路と、 前記第1および第2の差動演算回路のそれぞれの出力信
    号SaとSbに、所定の係数を掛けて加算する信号合成
    回路と、 前記信号合成回路の出力信号を受けて、適切な係数を掛
    けた信号をトラッキング信号として出力する可変ゲイン
    アンプとを備え、 前記可変ゲインアンプは、入力された信号のトラック横
    断時の振幅レベルが所定のレベルになるように、前記適
    切な係数が決定されることを特徴とするトラッキング信
    号生成装置。
  8. 【請求項8】 光学的に情報を読み取ることが可能なト
    ラックを有する情報記録媒体に、光源から発した光を少
    なくとも3つの光ビームとして照射し、前記情報記録媒
    体で反射した光ビームを光検出器により受光してトラッ
    キング信号を生成する方法であって、 前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号か
    ら、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に
    応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を生成し、 前記3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を受けて、前
    記位置信号Smを基準とした差分および補正の演算を行
    い、トラック横断方向にπ/2ラジアンだけ位相が異な
    等しい振幅となるように、2つの中間信号Sa、Sb
    を生成し、 生成した前記中間信号Sa、Sbから、前記トラックと
    は任意の位相でゼロクロストラッキング信号を合成する
    ことを特徴とするトラッキング信号生成方法。
  9. 【請求項9】 前記トラッキング信号の合成は、2つの
    前記中間信号Sa、Sbに対してそれぞれ、Cとφを定
    数として、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算することで行う請
    求項8記載のトラッキング信号生成方法。
  10. 【請求項10】 光学的に情報を読み取ることが可能な
    トラックを有する情報記録媒体に、光源から発した光を
    少なくとも3つの光ビームとして照射し、前記情報記録
    媒体で反射した光ビームを光検出器により受光してトラ
    ッキング信号を生成する方法であって、 前記光検出器に入射する光量に応じて得られる信号か
    ら、前記3つの光ビームと前記トラックとの位置関係に
    応じた3つの位置信号Sm、Ss1、Ss2を生成し、 前記位置信号Smに係数Fm1を乗算して、Fm1・S
    mの信号を生成し、 前記位置信号Smに係数Fm2を乗算して、Fm2・S
    mの信号を生成し、 前記位置信号Ss1に係数F1を乗算して、F1・Ss
    1の信号を生成し、 前記位置信号Ss2に係数F2を乗算して、F2・Ss
    2の信号を生成し、 前記信号Fm1・SmとF1・Ss1の差信号Sa3を
    演算し、 前記信号Fm2・SmとF2・Ss2の差信号Sb3を
    演算し、 前記差信号Sa3、Sb3に所定の係数を掛けて加算し
    て、トラッキング信号として合成し、 前記係数Fm1、Fm2、F1、F2は、前記差信号S
    a3とSb3が、振幅レベルが等しく、トラック横断方
    向にπ/2ラジアンだけ位相の異なる信号となるように
    決定されることを特徴とするトラッキング信号生成方
    法。
  11. 【請求項11】 前記係数Fm1、Fm2、F1、F2
    は、前記位置信号SmとSs1の位相差をφ1、前記位
    置信号SmとSs2の位相差をφ2とし、前記位置信号
    Smの振幅をLm、前記位置信号Ss1の振幅をL1、
    前記位置信号Ss2の振幅をL2とすると、 Fm1/F1=L1×(cosφ1+sinφ1)/L
    m Fm2/F2=L2×(cosφ2+sinφ2)/L
    m F1/F2=L2×|sinφ2|/(L1×|sin
    φ1|) の関係を満たす請求項10記載のトラッキング信号生成
    方法。
  12. 【請求項12】 前記トラッキング信号の合成は、2つ
    の前記差信号Sa3、Sb3に対してそれぞれ、Cとφ
    を定数として、 α=C・sinφ β=C・cosφ もしくは α=C・cosφ β=C・sinφ となるような係数αとβを掛けて加算して行う請求項1
    0記載のトラッキング信号生成方法。
  13. 【請求項13】 情報記録媒体に情報の記録もしくは再
    生を行う磁気ヘッドを有し、請求項1から7のいずれか
    一項記載のトラッキング信号生成装置から出力されるト
    ラッキング信号によりトラッキング制御を行なうことを
    特徴とする磁気記録再生装置。
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