JP3441995B2 - 建設機械のバルブ配置構造 - Google Patents

建設機械のバルブ配置構造

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JP3441995B2 JP05269999A JP5269999A JP3441995B2 JP 3441995 B2 JP3441995 B2 JP 3441995B2 JP 05269999 A JP05269999 A JP 05269999A JP 5269999 A JP5269999 A JP 5269999A JP 3441995 B2 JP3441995 B2 JP 3441995B2
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浩紀 菅原
司 豊岡
晃司 多原
玄六 杉山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベルなど
の建設機械に備えられ、複数のシャトルバルブを内蔵す
るシャトルブロックと、複数の方向制御弁を内蔵するコ
ントロールバルブとを所定の配管を介して接続するよう
に配置する建設機械のバルブ配置構造に関する。
【0002】
【従来の技術】建設機械、例えば油圧ショベルでは一般
に、可変容量油圧ポンプと、この油圧ポンプの吐出量を
制御するレギュレータと、油圧ポンプから吐出される圧
油によって駆動する複数の油圧アクチュエータ、例えば
走行体を駆動する左・右走行モータ、旋回体を駆動する
旋回モータ、ブームを駆動するブームシリンダ、アーム
を駆動するアームシリンダ、バケットを駆動するバケッ
トシリンダ等と、油圧ポンプから上述の油圧アクチュエ
ータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御する走行
右用方向制御弁、走行左用方向制御弁、旋回用方向制御
弁、ブーム用方向制御弁、アーム用方向制御弁、バケッ
ト用方向制御弁等の方向制御弁を備えている。
【0003】また、上述の可変容量油圧ポンプと同期し
て駆動するパイロットポンプと、このパイロットポンプ
に接続され、上述のそれぞれを切り換え操作する制御用
パイロット圧を発生させる走行用操作装置、ブーム・バ
ケット用操作装置、旋回・アーム用操作装置等の操作装
置と、これらの操作装置の操作によって発生した制御用
パイロット圧を、レギュレータを駆動させるポンプ制御
信号等の制御用圧力信号として別に取り出す複数のシャ
トルバルブとを備えている。
【0004】上述した方向制御弁の全てが、あるいは一
部のものが、1つの構造体を形成するコントロールバル
ブ内に収納されている。そして昨今、上述した複数のシ
ャトルバルブを収納する1つの構造体であるシャトルブ
ロックを設けることが提案されている。
【0005】このようなシャトルブロック、コントロー
ルバルブを当該油圧ショベルに配置するに際し、従来で
は、コントロールバルブを例えば旋回体の旋回中心付近
に配置し、このコントロールバルブから離れた別の部位
にシャトルブロックを配置し、これらのコントロールバ
ルブとシャトルバルブとを可撓性を有するホースで接続
するようにしていた。
【0006】このように接続することにより、操作装置
で発生させた制御用パイロット圧が、シャトルブロック
内の通路、ホースを介してコントロールバルブ内に導か
れ、該当する方向制御弁が切り換え操作される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、コントロールバルブとシャトルブロックとをそれぞ
れ離れた別の部位に配置することから、これらのコント
ロールバルブとシャトルブロック相互間の配置寸法の誤
差、すなわち相互間の組み付け誤差が大きくなりやす
く、したがって、その組み付け誤差を吸収するために上
述のように可撓性を有するホースを使わざるを得なかっ
た。
【0008】しかし、ホースが可撓性を有することか
ら、このホースを例えばシャトルブロック側の接続ポー
トに正しく接続してあっても、コントロールバルブ側の
本来接続すべきでない別の接続ポートに接続してしまう
とか、あるいは逆にコントロールバルブ側の接続ポート
に正しくホースを接続してあっても、シャトルバルブ側
の本来接続すべきでない別の接続ポートに接続してしま
うなどのホースの接続ミスを生じる懸念があった。この
ようなホースの接続ミスを生じると、当該建設機械を駆
動した後、再度ホースを接続し直さなければならない。
【0009】また、上述した従来技術では、コントロー
ルバルブの取り付け場所と、シャトルブロックの取り付
け場所とが離れており、それぞれの場所で取り付け作業
を実施しなければならないことから、バルブ取り付け作
業全体の作業時間が長くなりやすく、また、コントロー
ルバルブ、シャトルバルブを交換する場合のバルブ交換
作業全体の作業時間が長くなりやすく、これらのバルブ
取り付け作業、バルブ交換作業の作業能率の向上を見込
めない。
【0010】本発明は上記した従来技術における実状に
鑑みてなされたもので、その目的は、コントロールバル
ブとシャトルブロック相互間の組み付け誤差を少なくす
ることができるとともに、これらのコントロールバルブ
とシャトルブロックとを集約的に配置することができる
建設機械のバルブ配置構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本願の請求項1に係る発明は、油圧ポンプと、この油
圧ポンプから吐出される圧油によって駆動する複数の油
圧アクチュエータと、上記油圧ポンプから上記油圧アク
チュエータのそれぞれに供給される圧油の流れを制御す
る方向制御弁と、パイロットポンプと、このパイロット
ポンプに接続され、上記方向制御弁のそれぞれを切り換
え操作する制御用パイロット圧を発生させる操作装置
と、この操作装置の操作によって発生した制御用パイロ
ット圧を、所定の制御用圧力信号として別に取り出す複
数のシャトルバルブとを有し、上記方向制御弁のうちの
複数を一体的に収納したコントロールバルブと、上記シ
ャトルバルブのうちの複数を一体的に収納したシャトル
ブロックとを有する建設機械に備えられ、上記シャトル
ブロックと上記コントロールバルブとを所定の配管を介
して接続するように配置する建設機械のバルブ配置構造
において、上記コントロールバルブに一体的にブラケッ
トを設け、このブラケットに上記シャトルブロックを取
り付ける構成にしてある。
【0012】このように構成した請求項1に係る発明で
は、ブラケットを介してコントロールバルブとシャトル
ブロックが一体構造物を形成するので、コントロールバ
ルブとシャトルブロック相互間の配置寸法を高精度に設
定することができ、これらの相互間の組み付け誤差を少
なくすることができる。また、ブラケットを介してコン
トロールバルブとシャトルブロックとを互いに近接させ
た位置に集約的に配置することができる。
【0013】また、本願の請求項2に係る発明は、請求
項1に係る発明において、上記シャトルブロックが、シ
ョックレスバルブを含む構成にしてある。
【0014】また、本願の請求項3に係る発明は、請求
項1または2に係る発明において、当該建設機械が油圧
ショベルから成る構成にしてある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の建設機械のバルブ
配置構造の実施形態を図に基づいて説明する。図1は本
発明のバルブ配置構造の一実施形態が備えられる建設機
械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側面図、図2
は図1に示す油圧ショベルの要部平面図、図3は図1に
示す油圧ショベルに備えられる油圧回路を示す回路図、
図4は図3に示す油圧回路に備えられるシャトルブロッ
クの構成を示す図、図5は図3に示す油圧回路に備えら
れる操作装置の構成を示す図、図6は本発明のバルブ配
置構造の一実施形態を示す斜視図である。
【0016】はじめに、図1,2により、本実施形態の
バルブ配置構造が設けられる建設機械の一例として挙げ
た油圧ショベルについて説明し、次に、図3,4,5に
より、本願実施形態を形成するコントロールバルブ、シ
ャトルバルブを含む油圧回路について説明し、その後に
本実施形態のバルブ配置構造について説明する。
【0017】図1,2に示すように、本実施形態のバル
ブ配置構造が設けられる油圧ショベルは、走行体1と、
この走行体1上に配置される旋回体2と、この旋回体2
に上下方向の回動可能に連結されるブーム3と、このブ
ーム3の先端に上下方向の回動可能に連結されるアーム
4と、このアーム4の先端に上下方向の回動可能に連結
されるバケット5とを備えている。
【0018】また、各種の油圧アクチュエータ、すなわ
ち走行体1を走行させる右走行モータ6及び図示しない
左走行モータと、旋回体2を旋回させる旋回モータと、
ブーム3を駆動するブームシリンダ7と、アーム4を駆
動するアームシリンダ8と、バケット5を駆動するバケ
ットシリンダ9とを備えている。
【0019】なお、41はコントロールバルブ、47は
シャトルブロック、70はブラケットで、これらによっ
て後述する本実施形態のバルブ配置構造が形成される。
また、図2に示す20はエンジンである。
【0020】この油圧ショベルには、図3,4,5に示
す油圧回路が備えられる。すなわち図3に示すように、
前述したエンジン20によって駆動する第1可変容量油
圧ポンプ21、第2可変容量油圧ポンプ22、パイロッ
トポンプ23と、第1可変容量油圧ポンプ21の吐出量
を制御する第1レギュレータ24、第2可変容量油圧ポ
ンプ22の吐出量を制御する第2レギュレータ25とを
有する。
【0021】また、第1可変容量油圧ポンプ21の圧油
を導く第1主管路26に連通する第1センタバイパス通
路27上に設けられ、前述した右走行モータ6の駆動を
制御する走行右用方向制御弁28と、前述したバケット
シリンダ9の駆動を制御するバケット用方向制御弁29
と、前述したブームシリンダ7の駆動を制御するブーム
用第1方向制御弁30と、前述したアームシリンダ8の
駆動を制御するアーム用第2方向制御弁31とを備えて
いる。
【0022】同様に、第2可変容量油圧ポンプ22の圧
油を導く第2主管路32に連通する第2センタバイパス
通路33上に設けられ、旋回モータ10の駆動を制御す
る旋回用方向制御弁34と、上述したアームシリンダ8
の駆動を制御するアーム用第1方向制御弁35と、前述
したブームシリンダ7の駆動を制御するブーム用第2方
向制御弁36と、予備用方向制御弁37と、図示しない
左走行モータの駆動を制御する走行左用方向制御弁38
とを備えている。
【0023】また、走行右用方向制御弁28の入力ポー
トと、走行左用方向制御弁38の入力ポートとを接続す
る連絡管路39と、この連絡管路39を連通、遮断する
連通弁40とを備えている。
【0024】上述した各方向制御弁28〜31、34〜
38、センタバイパス通路27,33、連絡通路39、
及び連通弁40は、1つの構造体を構成するコントロー
ルバルブ41内に収納されている。
【0025】また、この油圧回路は、パイロットポンプ
23から吐出されるパイロット一次圧の大きさを規定す
るパイロットリリーフ弁43と、パイロットポンプ23
の吐出管路42に接続され、前述した方向制御弁28〜
31、34〜38のうちの対応するものを切り換え操作
する制御用パイロット圧を発生させる操作装置、例えば
図5にも示すように、前述した走行右用方向制御弁2
8、走行左用方向制御弁38を切り換え操作する走行用
操作装置44と、前述したブーム用第1方向制御弁3
0、ブーム用第2方向制御弁36、バケット用方向制御
弁29を切り換え操作するブーム・バケット用操作装置
45と、前述した旋回用方向制御弁34、アーム用第2
方向制御弁31、アーム用第1方向制御弁35を切り換
え操作する旋回・アーム用操作装置46とを備えてい
る。
【0026】さらに、これらの操作装置44〜46と、
コントロールバルブ26との間の流路には、図3に示す
ようにシャトルブロック47を配置してある。このシャ
トルブロック47内には、例えば上流側にショックレス
バルブ群48を収納させてあり、下流側にシャトルバル
ブ群49を収納させてある。
【0027】上述したショックレスバルブ群48に含ま
れるショックレスバルブのそれぞれは、操作装置44〜
46が急操作されたときでも、制御用パイロット圧の流
れを適宜制御して、方向制御弁28〜31、34〜38
の急激な切り換え動作を規制し、これによって該当する
油圧アクチュエータに生じる衝撃、及びその油圧アクチ
ュエータによって駆動される旋回体2、ブーム3等の駆
動体に生じる衝撃を緩和するものである。このようなシ
ョックレスバルブ自体は従来から良く知られている。
【0028】また、上述したシャトルバルブ群49は、
図4に示すように、操作装置44〜46の操作に伴って
発生する制御用パイロット圧を、所定の制御用圧力信号
として取り出すシャトルバルブ50〜64を含んでい
る。これらのシャトルバルブ50〜64のうち、シャト
ルバルブ62は、前述した図3に示す第1レギュレータ
24の駆動を制御するポンプ制御信号を制御用圧力信号
として取り出し、シャトルバルブ64は、前述した第2
レギュレータ25の駆動を制御するポンプ制御信号を制
御用圧力信号として取り出し、シャトルバルブ52は、
旋回ブレーキ弁11を制動解除状態に保つとともに、連
通弁40を切り換え操作する走行操作信号を制御用圧力
信号として取り出し、シャトルバルブ63は、ブーム・
アーム・バケットから成るフロントの駆動制御に活用さ
れるフロント操作信号を制御用圧力信号として取り出
す。
【0029】なお、例えば上述した走行操作信号、及び
フロント操作信号は、所定の演算等の実施のために図3
に示すコントローラ68に入力される。
【0030】図3に示す65a,65bは、それぞれシ
ャトルブロック47から出力された上述のポンプ制御信
号をレギュレータ24,25に導く信号ライン、66は
走行操作信号を導く信号ライン、67はフロント操作信
号を導く信号ラインである。また、11は旋回モータ1
0を制動する旋回ブレーキ弁である。
【0031】なお、図4に示す80〜83は、シャトル
ブロック47を貫通するように形成され、走行操作装置
44と、走行右用方向制御弁28、走行左用方向制御弁
38の制御室とをそれぞれ連絡させるための通路、84
〜87は、同様にシャトルブロック47を貫通するよう
に形成され、ブーム・バケット用操作装置45と、バケ
ット用方向制御弁29、ブーム用第1方向制御弁30、
ブーム用第2方向制御弁36の制御室とをそれぞれ連絡
させるための通路、88〜91は、同様にシャトルブロ
ック47を貫通するように形成され、旋回・アーム用操
作装置46と、旋回用方向制御弁34、アーム用第2方
向制御弁31、アーム用第1方向制御弁35の制御室と
をそれぞれ連絡させるための通路である。これらの通路
80〜91上に前述したショックレスバルブを適宜配置
してある。
【0032】そして、本実施形態は、図6に示すよう
に、ボルト71を介して前述のコントロールバルブ41
に一体的にブラケット70を設け、ボルト72を介して
ブラケット70に前述のシャトルブロック47を取り付
けた構造にしてある。シャトルブロック4の接続ポート
のそれぞれと、コントロールバルブ41の接続ポートの
それぞれとは、剛性を有するパイプ73,74で接続し
てある。また、シャトルブロック47の別の接続ポート
にも、前述した制御用圧力信号を導く管路として剛性を
有するパイプ75を接続してある。なお、同図6中、7
6は、走行速度を低速、高速のいずれかに切り換えるソ
レノイドバルブであり、このソレノイドバルブ76もコ
ントロールバルブ41に一体的に設けてある。
【0033】上述したコントロールバルブ41及びシャ
トルバルブ47は、例えば図1,2に示すように、旋回
体2上の旋回中心の付近に配置してある。
【0034】このように構成した本実施形態を含む油圧
ショベルでは、図2,3に示すエンジン20を駆動さ
せ、油圧ポンプ21,22を駆動させている状態におい
て、例えばブーム上げを実施しようとしてブーム・バケ
ット用操作装置45を操作すると、この操作装置45で
発生した制御用パイロット圧がシャトルブロック47の
通路86、及びこの通路86上の図示しないショックレ
スバルブを経て、例えば図6のパイプ73に導かれ、さ
らに図3に示すコントロールバルブ41のブーム用第1
方向制御弁30、ブーム用第2方向制御弁36のそれぞ
れの該当する制御室に導かれる。これによりブーム用第
1方向制御弁30、ブーム用第2方向制御弁36が切り
換えられ、油圧ポンプ21の圧油が第1主管路26、第
1センタバイパス通路27、ブーム用第1方向制御弁3
0を経て、また油圧ポンプ22の圧油が第2主管路3
2、第2センタバイパス通路33、ブーム用第2方向制
御弁36を経て、それぞれブームシリンダ7に供給され
る。これにより、ブームシリンダ7が伸長し、所望のブ
ーム上げ操作を実施できる。
【0035】ブーム・バケット用操作装置45を操作し
てブーム下げを実施する場合とか、バケット操作を実施
する場合も、上記とほぼ同様にしておこなわれる。ま
た、走行用操作装置44、旋回・アーム用操作装置46
を操作する場合も、同様にしておこなわれる。
【0036】また例えば、上述のようなブーム上げが実
施された際には、図4に示すシャトルブロック47のシ
ャトルバルブ64からポンプ制御信号が取り出され、同
時にシャトルバルブ63からフロント操作信号が取り出
され、図6に示すパイプ75を介して、すなわち図3に
示す信号ライン65b,67のそれぞれを介して、第2
レギュレータ25、コントローラ68にポンプ制御信
号、フロント操作信号が与えられる。これにより、第2
レギュレータ25が駆動して油圧ポンプ22の吐出量を
制御し、コントローラ68はフロントの駆動制御に係る
所望の演算を実施する。
【0037】以上のように構成した本実施形態にあって
は、ブラケット70を介してコントロールバルブ41と
シャトルブロック47とが一体構造物を形成するので、
コントロールバルブ41とシャトルブロック47相互間
の配置寸法を高精度に設定できる。したがって、これら
のコントロールバルブ41とシャトルブロック47相互
間の組み付け誤差を少なくすることができ、図6に示す
ように剛性を有するパイプ73,74を設ける構成とす
ることができる。このパイプ73,74の全体形状は、
剛性を有することからパイプ接続作業の間一定な形状に
保持できる。したがって、例えばコントロールバルブ4
1とシャトルブロック47とをブラケット70を介して
一体化させた状態において、パイプ73,74のそれぞ
れの一方の端部をコントロールバルブ41の接続ポート
に接続させた状態にすると、他方の端部をシャトルブロ
ック47の接続ポートに対向するように配置できる。こ
れにより、パイプ73,74を作業者が誤って本来の接
続ポートとは異なるポートに接続してしまう接続ミスを
防止できる。なお、パイプ73,74の一方の端部をは
じめにシャトルブロック47側に接続した場合でも同様
である。
【0038】また、ブラケット70を介してコントロー
ルバルブ41とシャトルブロック47とを互いに近接さ
せた位置に集約的に配置させることができ、これによ
り、コントロールバルブ41の取り付け作業を実施する
場所と、シャトルブロック47の取り付け作業を実施す
る場所とを一致させることができ、これらのコントロー
ルバルブ41、シャトルブロック47を含むバルブ取り
付け作業、及び取り付けられたバルブを新たなものに交
換する作業を比較的短時間のうちに実施させることがで
き、これらのバルブ取り付け作業、バルブ交換作業の作
業能率を向上させることができる。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明の各請求項に係る
発明によれば、コントロールバルブとシャトルブロック
相互間の配置寸法を高精度に設定でき、これらの相互間
の組み付け誤差を少なくすることができ、これによりコ
ントロールバルブとシャトルブロックの接続に剛性を有
するパイプを用いることが可能になり、バルブ取り付け
作業の間、このパイプの全体形状を一定な形状に保持で
きるので、従来可撓性を有するホースを設けることに伴
って生じていたような配管の接続ミスを防止することが
できる。
【0040】また、コントロールバルブとシャトルブロ
ックとを互いに近接させた位置に集約的に配置させるこ
とができ、コントロールバルブの取り付け作業を実施す
る場所と、シャトルブロックの取り付け作業を実施する
場所とを一致させることができるので、バルブ取り付け
作業、及び取り付けられたバルブを交換させる作業を比
較的短時間のうちに実施させることができ、これらのバ
ルブ取り付け作業、バルブ交換作業の作業能率を従来に
比べて向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブ配置構造の一実施形態が備えら
れる建設機械の一例として挙げた油圧ショベルを示す側
面図である。
【図2】図1に示す油圧ショベルの要部平面図である。
【図3】図1に示す油圧ショベルに備えられる油圧回路
を示す回路図である。
【図4】図3に示す油圧回路に備えられるシャトルブロ
ックの構成を示す図である。
【図5】図3に示す油圧回路に備えられる操作装置の構
成を示す図である。
【図6】本発明のバルブ配置構造の一実施形態を示す斜
視図である。
【符号の説明】
2 旋回体 6 右走行モータ(油圧アクチュエータ) 7 ブームシリンダ(油圧アクチュエータ) 8 アームシリンダ(油圧アクチュエータ) 9 バケットシリンダ(油圧アクチュエータ) 10 旋回モータ(油圧アクチュエータ) 21 第1可変容量油圧ポンプ 22 第2可変容量油圧ポンプ 23 パイロットポンプ 28 走行右用方向制御弁 29 バケット用方向制御弁 30 ブーム用第1方向制御弁 31 アーム用第2方向制御弁 34 旋回用方向制御弁 35 アーム用第1方向制御弁 36 ブーム用第2方向制御弁 38 走行左用方向制御弁 41 コントロールバルブ 44 走行用操作装置 45 ブーム・バケット用操作装置 46 旋回・アーム用操作装置 47 シャトルブロック 48 ショックレスバルブ群 49 シャトルバルブ群 50〜64 シャトルバルブ 70 ブラケット 71 ボルト 72 ボルト 73〜75 パイプ 81〜91 通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 玄六 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機 株式会社 土浦工場内 (56)参考文献 特開 平9−3977(JP,A) 特開 平9−177129(JP,A) 特開 平8−34960(JP,A) 実開 平1−124403(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02F 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧ポンプと、この油圧ポンプから吐出
    される圧油によって駆動する複数の油圧アクチュエータ
    と、上記油圧ポンプから上記油圧アクチュエータのそれ
    ぞれに供給される圧油の流れを制御する方向制御弁と、 パイロットポンプと、このパイロットポンプに接続さ
    れ、上記方向制御弁のそれぞれを切り換え操作する制御
    用パイロット圧を発生させる操作装置と、この操作装置
    の操作によって発生した制御用パイロット圧を、所定の
    制御用圧力信号として別に取り出す複数のシャトルバル
    ブとを有し、 上記方向制御弁のうちの複数を一体的に収納したコント
    ロールバルブと、上記シャトルバルブのうちの複数を一
    体的に収納したシャトルブロックとを有する建設機械に
    備えられ、 上記シャトルブロックと上記コントロールバルブとを所
    定の配管を介して接続するように配置する建設機械のバ
    ルブ配置構造において、 上記コントロールバルブに一体的にブラケットを設け、
    このブラケットに上記シャトルブロックを取り付けるこ
    とを特徴とする建設機械のバルブ配置構造。
  2. 【請求項2】 上記シャトルブロックが、ショックレス
    バルブを含むことを特徴とする請求項1記載の建設機械
    のバルブ配置構造。
  3. 【請求項3】 当該建設機械が油圧ショベルであること
    を特徴とする請求項1または2に記載の建設機械のバル
    ブ配置構造。
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