JP3441655B2 - 移動体計測システム - Google Patents

移動体計測システム

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JP3441655B2 JP30960298A JP30960298A JP3441655B2 JP 3441655 B2 JP3441655 B2 JP 3441655B2 JP 30960298 A JP30960298 A JP 30960298A JP 30960298 A JP30960298 A JP 30960298A JP 3441655 B2 JP3441655 B2 JP 3441655B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体計測システ
ム、さらに詳しくは予め定められた走行路を移動体が走
行する場合に、走行路の各地点で通過する移動体の個体
識別とその通過時間を計測する移動体計測システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のこの種の移動体計測シス
テムの一例である競馬場における調教馬ラップタイム計
測システムを示す図であり、図5において、100は計
測用ゲート、101はバーコード読取装置、102はバ
ーコード票、103は読取領域を示す。調教馬ラップタ
イム計測システムは競走路の各地点に、天井にバーコー
ド読取装置101を設けた鳥居型の計測用ゲート100
を設置しておく。一方、調教馬には各馬を識別する識別
コード(以下、IDとも言う)が記されたバーコード票
102を馬の臀部に取り付けておき、調教馬がゲート1
00に近づき、そのバーコード票102が読取領域10
3内に入ると、バーコード読取装置101でそのIDが
読み取られ、読み取られた時間を基にラップタイムが算
出されデータとして出力される。
【0003】バーコード読取装置101は、バーコード
票102に向けてレーザ光線を照射し反射光線を受光し
てバーコードを読み取るように構成されており、騎手が
乗った調教馬の通過を妨げることがないように、計測用
ゲート100を利用して地上高約10mの高さ位置に設
置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の移
動体計測システムはレーザ光線を照射し、反射光で光学
的にバーコードを読み取る構成としているので、バーコ
ード読取装置の汚れや、降雨,霧等の自然環境によって
読み取り精度が大きく劣化する。また複数の移動体(調
教馬ラップタイム計測システムにおいては調教馬)が一
度に計測用ゲートを通過したような場合、各馬の識別が
困難となる。また鳥居型の計測用ゲートは調教馬にとっ
て大きな視覚障害となり、調教の妨げとなる。また使用
中バーコード読取装置が汚れて行くため、定期的な清掃
作業が必要になるが、高所の特殊な作業となるため保守
にコストがかかり、さらに使用中は保守作業ができない
等の問題点があった。
【0005】本発明はかかる問題点を解決するためにな
されたものであり、自然環境や汚れ等で特に影響される
ことなく、保守が容易であり、また視覚的影響も軽減で
きる移動体計測システムを提供することを目的としてい
る。
【0006】
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の移動体計測シス
テムは、予め定められた走行路を走行する単数又は複数
の移動体を、走行路の各所望の地点で、通過する移動体
の個体識別と通過時間計測とを行う移動体計測システム
において、前記各所望の地点の走行路の両側に設けら
れ、無線装置(以下、管理無線装置と称する)からの同
位相の間欠無線信号をそれぞれ送信周波数を異ならせ同
期して送信する2つの空中線、各移動体にそれぞれ設け
られた無線装置(以下、小型無線装置と称する)で、前
記2つの空中線からそれぞれの間欠無線信号を受信し、
それぞれの無線信号の位相差により当該移動体が前記走
行路の横断方向のどの位置を通過したかを計測する手
、前記間欠無線信号を受信した前記小型無線装置は前
記間欠無線信号の最初の停止期間中に、当該移動体の前
記走行路の横断方向の通過位置に基づいて割振られた所
定タイミングで自己のIDを前記管理無線装置へ返信す
る手段、前記管理無線装置は前記小型無線装置からのI
Dを受信するタイミングで当該小型無線装置を搭載して
通過した移動体の個体識別と通過時間検出とを行う手段
を備えたことを特徴とする。
【0008】また前記管理無線装置は同じIDを複数回
受信した場合、その受信強度が最強のIDを受信した時
点を前記通過時間とする手段を備えたことを特徴とす
る。さらに前記2つの空中線からそれぞれ送信される無
線信号又は間欠無線信号は、同位相,同周波数で偏波面
又は変調コードを異ならせた信号としたことを特徴とす
る。
【0009】本発明の移動体計測システムは上述のよう
な構成とすることで、バーコードを光学的に読み取る必
要がなく、汚れに強く保守の簡単なシステムとできる。
また高く大きなゲートを用いる必要がないので、競輪,
競馬や競艇等で使用する場合、与える視覚的影響が少な
いシステムとできる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。本発明の移動体計測システムは、
調教馬ラップタイム計測システムだけでなく、競輪場や
競艇場のラップタイム計測システム、貨物運搬業におけ
る配送管理システム、駐車場における入出車両管理シス
テム、有料道路等における自動課金システム等として実
施できる発明であるが、以下、従来の技術と同様に調教
馬ラップタイム計測システムを例に本発明の実施形態を
説明する。
【0011】図1は、本発明の調教馬ラップタイム計測
システム全体の構成を示す斜視図である。本システムは
図1に示すように、競走路上の各計測地点の両側に設け
られたサインポスト10に取り付けられ、図示しない無
線装置(これを管理無線装置と称する)と接続された空
中線20,21と、各調教馬の臀部にそれぞれ取り付け
られる小型無線装置30とで構成される。空中線20,
21からは、例えば位相が同一で周波数が異なる無線信
号がそれぞれ予め定められた時間ごと間欠的に繰り返し
送信される(この無線信号を通過位置検出信号と称す
る。なお同位相,同周波数で偏波面または変調コードが
異なる無線信号でも良い)。図2は、通過位置検出信号
の一例を示し、10mms(ミリメータセカンド)の間
送信し(S1,S2,S2・・・)、その後の5mms
の間送信を停止する(t1,t2,t3・・・)間欠信
号を示し、それぞれの空中線20,21からは、この通
過位置検出信号を同位相で周波数(偏波面または変調コ
ード)を異ならせて送信する。
【0012】また調教馬に取り付けられる小型無線装置
30は、空中線20,21からの通過位置検出信号を受
信すると、送信停止期間中に(すなわち期間S1で通過
位置検出信号を受信した場合にはt1、S2で受信した
場合にはt2、・・・)自己のIDを管理無線装置へ返
送する。従って管理無線装置では、どの送信停止期間中
(すなわちt1かt2かt3か・・・)にIDを受信し
たかによって、このサインポールを通過した個体を識別
してその通過時刻を検出でき、記録できるようになる。
【0013】但し、ここで問題となるのは、複数の調教
馬が一度に通過した場合である。例えば期間t1の間
に、図1に示すように2頭の調教馬が通過し、通過位置
検出信号を受信して、それぞれの小型無線装置30が同
時に管理無線装置へそれぞれIDを返送した場合、管理
無線装置では複数のIDの返送が競合して受信され、識
別できなくなる。従って本発明では走行路横断方向(短
手方向)の通過位置によってIDを発信するタイミング
を調整することで、複数のIDの競合を避ける構成して
いる。
【0014】すなわち図3に示すように、調教馬が右側
のサインポストからd1,左側のサインポストからd2
の距離にあるA点を通過した場合(右側の空中線からL
1,左側の空中線からL2の距離を小型無線装置30が
通過した場合)、図4に示すように、空中線20からの
通過位置検出信号と空中線21からの通過位置検出信号
の位相に、どれだけの位相差が生じるかによって、小型
無線装置30では通過地点Aの横断方向位置(すなわち
距離d1/d,またはd2/d)を検出する。すなわち
図4に示すように丁度中央(Cで示す)を通過した場合
両方の空中線20,21から受信される通過位置検出信
号の位相差は0となるが、通過位置が何方かにずれてい
る場合、位相差がそのずれに応じて±φのずれが生じる
(例えばA点を通過した場合、位相差が−Δφ生じ
る)。このため検出される位相差±φによって自己の小
型無線装置30は通過した横断方向の位置を一義的に知
ることができる。
【0015】そして、各小型無線装置30は、通過位置
検出信号の間欠停止中(受信した通過位置検出信号がS
1の場合t1、S2の場合t2・・・)に自己のIDを
返送する訳であるが、図4に示すように自己の横断方向
の通過位置(例えばA)によってその送信時刻を異なら
せて送信する。すなわちサインポール11の直ぐ脇を通
過した場合には送信(例えばS1)終了後直ちにIDを
返送するが、丁度中央を通過した場合には例えば2.2
mms経過後、A点を通過した場合には3.7mms経
過後、サインポール10の直ぐ脇を通過した場合には
4.7mms経過後にIDを返送する。IDは自己を識
別できるだけの簡単なIDであるので、十数バイト程度
で済み、5mmsの間で10個以上のIDを明確に区別
して送信することができる。
【0016】なおこの実施形態の場合、通過時間の15
mms以下の区別はできないが、これは従来のバーコー
ド票を用いる場合よりも精度良く、競輪,競馬や競艇に
おけるラップタイム計測に充分な計測能力であり問題と
はならない。また、管理無線装置で同じIDを複数回受
信した場合には(すなわち小型無線装置が図2のS1で
もS2でも通過位置検出信号を受信し、t1でもt2で
も自己のIDを返信したような場合)、受信電界強度が
最強のIDを受信した時点を通過時間と決定する構成と
すれば良い。
【0017】さらに本システムでは、各サインポストを
通過するごとに、その横断方向通過位置を検出できるた
め、調教馬がどのように蛇行しながら通過して行ったか
等の情報を取得でき、簡単な走行性状を把握できるよう
になる。また無線電波を送受信する構成としたので、汚
れ等に比較的強く、且つ空中線の設置位置は小型無線装
置30の通過高さより1〜2m上方に設置すれば良く、
サインポストも低い簡単なものでよく、また保守管理が
容易なシステムとできる。
【0018】上述の実施形態では、小型無線装置で通過
位置検出信号を受信し、自己のIDを返信することで、
移動体の個体識別,通過時間検出,横断方向の通過位置
検出を行えるシステムとしているが、例えば横断方向の
通過位置検出だけを目的とするシステムでも良く、その
場合には各移動体に受信機を設けるだけの構成とすれば
良い。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明の移動体計測
システムは、自然環境や汚れ等による影響の少ないシス
テムを構築でき、保守が容易で安価にでき、また競輪,
競馬や競艇等で使用する場合、与える視覚的影響の少な
いシステムとできる等の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態であるシステム全体を示す
斜視図である。
【図2】図1の空中線20,21から送信される通過位
置検出信号(間欠無線信号)の一例を示す図である。
【図3】図1に示す実施形態の動作を説明するための図
である。
【図4】図1に示す実施形態の動作を説明するための図
である。
【図5】従来の移動体計測システムの一例を示す斜視図
である。
【符号の説明】
10 サインポスト 20,21 空中線 30 小型無線装置
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 5/00 - 5/30 G01S 13/00 - 17/88 G01S 5/12 G08G 1/09

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め定められた走行路を走行する単数又
    は複数の移動体を、走行路の各所望の地点で、通過する
    移動体の個体識別と通過時間計測とを行う移動体計測シ
    ステムにおいて、 前記各所望の地点の走行路の両側に設けられ、無線装置
    (以下、管理無線装置と称する)からの同位相の間欠無
    線信号をそれぞれ送信周波数を異ならせ同期して送信す
    る2つの空中線、 各移動体にそれぞれ設けられた無線装置(以下、小型無
    線装置と称する)で、前記2つの空中線からそれぞれの
    間欠無線信号を受信し、それぞれの無線信号の位相差に
    より当該移動体が前記走行路の横断方向のどの位置を通
    過したかを計測する手段、 前記間欠無線信号を受信した前記小型無線装置は前記間
    欠無線信号の最初の停止期間中に、当該移動体の前記走
    行路の横断方向の通過位置に基づいて割振られた所定タ
    イミングで自己のIDを前記管理無線装置へ返信する手
    段、 前記管理無線装置は前記小型無線装置からのIDを受信
    するタイミングで当該小型無線装置を搭載して通過した
    移動体の個体識別と通過時間検出とを行う手段、 を備えたことを特徴とする移動体計測システム。
  2. 【請求項2】 請求項記載の移動体計測システムにお
    いて、 前記管理無線装置は同じIDを複数回受信した場合、そ
    の受信強度が最強のIDを受信した時点を前記通過時間
    とする手段を備えたことを特徴とする移動体計測システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の移動体計測システムに
    おいて、 前記2つの空中線からそれぞれ送信される無線信号又は
    間欠無線信号は、同位相,同周波数で偏波面又は変調コ
    ードを異ならせた信号としたことを特徴とする移動体計
    測システム。
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