JP3441613B2 - 逐次型順序変換装置 - Google Patents

逐次型順序変換装置

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JP3441613B2 JP05460797A JP5460797A JP3441613B2 JP 3441613 B2 JP3441613 B2 JP 3441613B2 JP 05460797 A JP05460797 A JP 05460797A JP 5460797 A JP5460797 A JP 5460797A JP 3441613 B2 JP3441613 B2 JP 3441613B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、デジタル集積回
路中において、入力データの順序を特定の規則に従って
入れ替えて出力する逐次型順序変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタルVTR信号の符号化/復号化時
等に、ある規則に従って信号列の順序を逐次変換したり
元に戻したりする逐次型順序変換装置が必要となる。こ
のような逐次型順序変換装置として次のようなものがあ
る。
【0003】図19は、従来の逐次型順序変換装置に適
用される変換規則の一例を示す図である。この変換規則
は、16個のデータを1組として変換を行う変換規則の
例であり、次々に入力されるデータは、16個を1組と
して図19に示す規則に従って順序を入れ換えて出力さ
れる。ここで、1個のデータは、例えば8ビットの2進
数とする。また、上記変換規則は2種類あり、外部から
の指定によって変換規則が切り換えられる。本逐次型順
序変換装置に順番に入力されたデータは、上記変換規則
に従って順序が入れ換えられて(順変換)出力される。ま
た、上記変換規則に従って順序が入れ換えられたデータ
が元の順序に戻される(逆変換)。
【0004】図18は、上記従来の逐次型順序変換装置
の具体的回路構成を示す。この逐次型順序変換装置は、
データ入力端子1から入力されたデータを一旦書き込ん
で記憶しておく第1RAM(ランダム・アクセス・メモリ)
2および第2RAM3を有している。そして、順番に入
力されてくるデータを第1RAM2あるいは第2RAM
3上における上記変換規則に従ったアドレス位置に一旦
書き込み、そうした後にアドレス0番からシーケンシャ
ルに読み出すことによって、所望の順序に入れ換えられ
たデータをデータ出力端子4から出力する。つまり、本
逐次型順序変換装置においては、上記RAM2,3への
書き込み時には、変換規則に従ったランダムアクセスを
行う一方、RAM2,3からの読み出し時にはシーケン
シャルアクセス(アクセス0番から順次昇順にアクセス
する)を行うのである。
【0005】尚、上記RAM2,3への書き込み時にシ
ーケンシャルアクセスを行う一方、RAM2,3からの
読み出し時に上記変換規則に従ったランダムアクセスを
行っても、同様の結果が得られる。
【0006】上記アドレス変換表メモリ5は、図19に
示すような変換規則がテーブル化された4種類の変換表
0-0,0-1,1-0,1-1が書き込まれた読み出し専用
メモリである。そして、各変換表には、互いに対となっ
ている「入力時の順序番号」と「出力時の順序番号」と
が書き込まれており、アドレス入力端子18から「入力
時の順序番号」と同じ入力アドレスが入力アドレスバス
12に与えられると、対応する「出力時の順序番号」を
変換アドレスバス9に出力するのである。
【0007】ここで、上記変換表0-0には変換規則0
の順変換規則が書き込まれている。また、変換表0-1
には変換規則0の逆変換規則が書き込まれている。ま
た、変換表1-0には変換規則1の順変換規則が書き込
まれている。また、変換表1-1には変換規則1の逆変
換規則が書き込まれている。そして、何れの変換表の場
合にも、データが書き込まれようとするRAM2,3に
は、変換アドレスバス9を介して「出力時の順序番号」
(入力アドレスに対応付けられた変換アドレス)が書き込
みアドレスとして与えられる。それと同時に、データが
読み出されようとするRAM3,2には、入力アドレス
バス12を介して入力アドレスが読み出しアドレスとし
て与えられる。
【0008】そして、上記アドレス変換表メモリ5に対
する変換表の指定は、表選択入力端子19からの出力信
号と順/逆変換選択端子20からの出力信号とによって
行われる。すなわち、図20に示すように、表選択入力
端子19の出力信号の論理レベルが“0"の場合には変
換規則0が指定される一方、“1"の場合には変換規則
1が指定される。また、順/逆変換選択端子20の出力
信号の論理レベルが“0"の場合には順変換が指定され
る一方、“1"の場合には逆変換が指定される。したが
って、上記表選択入力端子19の出力信号の論理レベル
xと順/逆変換選択端子20の出力信号の論理レベルy
との組み合わせ(x,y)が(0,0)の場合には、変換表0
-0が指定される。同様に、(0,1)の場合には変換表0
-1が指定され、(1,0)の場合には変換表1-0が指定
され、(1,1)の場合には変換表1-1が指定されるので
ある。
【0009】このように、データの種類に応じて異なる
変換規則に従って変換したい場合には、必要とする複数
の各変換規則をテーブル化してアドレス変換表メモリ5
に格納しておき、変換の都度必要な変換表をアドレス変
換表メモリ5から読み出して使用するのである。
【0010】書き込みメモリ選択端子7からの信号の論
理レベルが“1"(第1RAM2書き込み/第2RAM3
読み出し時)の場合には、第1セレクタ8は変換アドレ
スバス9からの信号を選択して第1ノード10に出力す
る。一方、第2セレクタ11は入力アドレスバス12か
らの信号を選択して第2ノード13に出力する。これに
対して、書き込みメモリ選択端子7からの信号の論理レ
ベルが“0"(第2RAM3書き込み/第1RAM2読み
出し時)の場合には、第1セレクタ8は入力アドレスバ
ス12からの信号を選択して第1ノード10に出力す
る。一方、第2セレクタ11は変換アドレスバス9から
の信号を選択して第2ノード13に出力する。
【0011】読み出しメモリ選択端子14からの信号の
論理レベルが“1"(第2RAM3読み出し/第1RAM
2書き込み時)の場合には、第3セレクタ15は第4ノ
ード17とデータ出力端子4とを接続する。これに対し
て、“0"(第1RAM2読み出し/第2RAM3書き込
み時)の場合には、第3セレクタ15は第3ノード16
とデータ出力端子4とを接続する。
【0012】以下、図18に示す逐次型順序変換装置に
よって行われる入力データの順序変換について、図21
に示す信号変化図に従って説明する。上記RAM2,3
は、夫々16個のデータを記憶できる。入力データは、
クロック入力端子6からのクロックに同期して、データ
入力端子1から1セット16個で入力されてくる。
【0013】先ず、上記書き込みメモリ選択端子7から
の信号の論理レベルが“1"になると、データ入力端子
1からの第1組の16個のデータが第1RAM2に書き
込まれる。次に、書き込みメモリ選択端子7および読み
出しメモリ選択端子14からの信号の論理レベルが
“0"になる。そうすると、データ入力端子1からの第
2組の16個のデータが第2RAM3に書き込まれる。
その間に、第1RAM2から第1組の16個のデータが
順次読み出されてデータ出力端子4に送出される。次
に、書き込みメモリ選択端子7および読み出しメモリ選
択端子14からの信号の論理レベルが“1"になる。そ
うすると、データ入力端子1からの第3組の16個のデ
ータが第1RAM2に書き込まれる。その間に、第2R
AM3から第2組の16個のデータが順次読み出されて
データ出力端子4に送出される。以下、上述の動作が繰
り返される。
【0014】その結果、図21に示すように、第1RA
M2に対しては、データのランダム書き込みとデータの
シーケンシャル読み出しとが交互に行われる。また、第
2RAM3に対しては、データのシーケンシャル読み出
しとデータのランダム書き込みとが第1RAM2と逆位
相で交互に行われる。また、データ出力端子4へは、第
2RAM3から読み出されたデータと第1RAM2から
読み出されたデータとが交互に出力される。
【0015】上述のように、従来の逐次型順序変換装置
においては、上記表選択入力端子19の出力信号と順/
逆変換選択端子20の出力信号とに基づいて使用する変
換表が指定され、アドレス入力端子18から“0"〜
“15"のアドレス値がシーケンシャルに入力される。
そうすると、入力アドレスバス12には指定された変換
表における「入力時の順序番号」と同じ入力アドレス信
号が“0"からシーケンシャルに出力される一方、変換
アドレスバス9には上記指定された変換表における対応
する「出力時の順序番号」が出力される。そして、上記
書き込みメモリ選択端子7からの信号に応じて、書き込
みRAM2,3に対応したセレクタ8,11は、上記変換
アドレスバス9からの「出力時の順序番号」を書き込み
アドレスとして書き込みRAM2,3に送出する。一
方、読み出しRAM3,2に対応したセレクタ11,8
は、入力アドレスバス12からの入力アドレスを読み出
しアドレスとして読み出しRAM3,2に送出するので
ある。
【0016】図22は、上記RAM2,3の内部構成の
一部を示す図である。上述のようにしてセレクタ8,1
1からアドレスバス21に送出された入力アドレス(読
み出しアドレス)/変換アドレス(書き込みアドレス)信号
は、デコーダ22によってデコードされる。そして、こ
のデコード結果に従って何れかのワード線23が活性状
態となる。そして、活性化されたワードにビット線2
4,…,24を介してデータが書き込まれたり、活性化さ
れたワードのデータがビット線24,…,24を介して読
み出される。
【0017】尚、図18における逐次型順序変換装置に
おいては、1組16個の8ビットデータが第1,第2R
AM2,3に対して書き込み/読み出しされるから、両R
AM2,3は8ビットのデータを記憶する16個のワー
ドから成る。したがって、ワード線23は16本であ
り、ビット線24は8本である。また、両RAM2,3
における16個のワードを独立して指定する必要がある
ため、アドレスバス21は4ビット分の信号線を必要と
する。
【0018】そして、このようにして読み出しRAM
3,2から読み出されたデータは、読み出しメモリ選択
端子14からの信号に応じて第3セレクタ15によって
接続されたデータ出力端子4に出力される。
【0019】ところで、特開平5−207289号公報
に開示されているように、上記変換規則の特性によって
は、第1ポートと第2ポートとを有する1組のデータ分
の記憶容量を有するデュアルポートメモリを用いること
によって、図18における第1RAM2および第2RA
M3とを1面のRAMで構成できることが知られてい
る。
【0020】図23は、上記特開平5−207289号
公報に開示されデュアルポートメモリの構成図を示す。
このデュアルポートメモリ25においては、第1ポート
26aに入力される入力データを、書き込みアドレス入
力端子27に入力される書き込みアドレスに従って書き
込む。そして、この書き込まれたデータは、読み出しア
ドレス入力端子28に入力される読み出しアドレスに従
って第2ポート26bから読み出すようになっている。
ここで、読み出しアドレスは、遅延部29によって所定
時間だけ遅延された書き込みアドレス信号に基づいて読
み出しアドレス生成部30によって生成される。
【0021】次に、図23に示すデュアルポートメモリ
25を、図18に示す逐次型順序変換装置に適用した場
合を考える。このような、上記デュアルポートメモリ2
5を用いた逐次型順序変換装置を実現するには、以下の
ようにすればよい。すなわち、図18におけるデータ入
力端子1からの入力データをデュアルポートメモリ25
の第1ポート26aに入力する一方、アドレス入力端子
18からの入力アドレス信号を書き込みアドレス入力端
子27に入力する。さらに、上記入力アドレス信号を遅
延してアドレス変換表メモリ5に与え、出力される変換
アドレスをデュアルポートメモリ25の読み出しアドレ
ス入力端子28に供給する。そして、デュアルポートメ
モリ25の第2ポート26bから読み出されたデータを
データ出力端子4に送出する。
【0022】したがって、この逐次型順序変換装置の場
合には、シーケンシャル書き込みランダム読み出しとな
り、図18に示す逐次型順序変換装置の場合のランダム
書き込みシーケンシャル読み出しとは逆になる。但し、
何れの場合にも、順序変換後に出力されるデータの順番
は同じである。図24は、上記デュアルポートメモリ2
5を用いた逐次型順序変換装置によって、図19に示す
変換表0-0を用いた順序変換を行う場合の第1組のデ
ータの読み出しアドレス,第2組のデータの書き込みア
ドレスおよび第2組のデータの読み出しアドレスの推移
を示す。
【0023】図24から分かるように、上記デュアルポ
ートメモリ25を用いた変換表0−0に基づく順序変換
の場合には、上記遅延は7クロック〜9クロック分の遅
延であれば、デュアルポートメモリ25に書き込まれた
データを破壊することなく読み出すことができる。尚、
図24は、遅延が8クロック分の場合を示している。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の逐次型順序変換装置においては、以下のような問題
がある。先ず、図18に示すRAMを2固有する逐次型
順序変換装置について述べる。 (1)上記アドレス変換表メモリ5には、1種類の変換
規則当たり順変換用の変換表と逆変換用の変換表との2
つの変換表を記憶しておく必要がある。したがって、変
換規則0と変換規則1との2種類の変換規則がある場合
には、4(2×2)つの変換表を記憶しておく必要があ
る。ところで、順変換と逆変換とは、1つの変換規則を
互いに逆方向に辿るだけであるから、順変換用の変換表
と逆変換用の変換表との何れか一方を記憶しておけば事
足りる。つまり、従来の逐次型順序変換装置において
は、本来不必要な変換表をも記憶しているために、アド
レス変換表メモリ5の記憶容量が不必要に大きくなると
いう問題がある。
【0025】(2)上記2つのセレクタ8,11は、書
き込みメモリ選択端子7からの信号に応じて、変換アド
レスバス9からの「出力時の順序番号(書き込みアドレ
ス)」と入力アドレスバス12からの入力アドレス(読み
出しアドレス)との何れかを選択する。したがって、2
つのセレクタ8,11の夫々まで、変換アドレスバス9
と入力アドレスバス12との2本のアドレスバスを配線
しておく必要がある。ところで、一般に、集積回路内に
おけるバスは配線長が長く、レイアウト面積が大きく負
荷容量も大きくなる。したがって、バスを介して信号を
伝搬する場合には大きな電力を要する。そのために、バ
スの長さをできるだけ短くするのが望ましいのである。
ここで、各RAM2,3の夫々は、書き込み時において
も読み出し時においても、変換アドレスバス9からの書
き込アドレスあるいは入力アドレスバス12からの読み
出しアドレスの何れか一方のみを必要とする。しかも、
上述したごとく、書き込みアドレス(出力時の順序番号)
と読み出しアドレス(入力アドレス)とは、変換表上にお
いて1対1に対応している。したがって、書き込みアド
レスは読み出しアドレスから導き出すことができ、入力
アドレスバス12のみを形成しておけば事足りるのであ
る。つまり、従来の逐次型順序変換装置においては、本
来不必要な変換アドレスバス9をも形成しているために
バスの長さが不必要に長くなって、回路面積を不必要に
大きくし、電力消費が不必要に大きくなるという問題が
ある。
【0026】また、図18に示す逐次型順序変換装置の
2個のRAM2,3に変えて図23に示す1組分のデー
タ容量を有するデュアルポートメモリ25を使用して、
データの記憶容量の削減を図った逐次型順序変換装置の
場合には、以下のような問題がある。単に、1組の入力
データの順序を入れ換えて出力する場合を考えた場合に
は、デュアルポートメモリ25に1組分のデータの書き
込みが終了する前に読み出しを開始することによって、
特開平5−207289号公報に開示されているように
1組分のデータ容量を有するデュアルポートメモリ25
で事足りる。
【0027】ところで、周知のように、近年では、電子
機器におけるディジタル技術が進歩しており、その中で
も、伝送や記録のためにより少ないビットレートで画像
データを符号化することを目的とした帯域圧縮技術が大
幅に進歩してきている。この帯域圧縮技術としては、予
測符号化方式や直交符号化方式等(「TV画像の多次元処
理」吹抜敬彦著、日刊工業新聞社刊を参照)の各種方式
が開発されている。
【0028】現在では、ディジタル画像処理データを帯
域圧縮する技術の標準化がなされている。その標準化に
よれば、ラスタ順序に配列された1組の量子化係数をジ
グザグ順序に順序変換し、順序変換後の量子化係数に基
づいて量子化処理を行う。上記量子化処理は一種の情報
切り捨て処理であり、この量子化処理を効率よく行うた
めには、1組の入力データ中の最大値を求める必要があ
る。したがって、上述の逐次型順序変換装置から順序変
換後のデータが出力される時点で1組の入力データ中の
最大値が求められていない限り、量子化処理を実行する
ことができないのである。
【0029】このことは、上記逐次型順序変換装置に続
く処理が量子化処理である場合に限ったことではなく、
また、1組の入力データから得る情報は最大値である必
要もない。一般的に、後に続く処理に応じて、1組の入
力データ中の最小値を判定しなければならない場合や、
1組の入力データの合計を求めておく必要がある場合等
があり、それらの場合にも逐次型順序変換装置から順序
変換後のデータが出力される時点で1組の入力データ中
の上記各情報が得られている必要がある。つまり、上記
逐次型順序変換装置からのデータの読み出しは、少なく
とも1組のデータの総てがメモリに書き込まれた後に開
始しなければならないのである。
【0030】したがって、図18に示す逐次型順序変換
装置の2個のRAM2,3に変えて図23に示すデュア
ルポートメモリ25を使用した逐次型順序変換装置にお
いては、デュアルポートメモリ25に1組分のデータの
書き込みが終了する前に読み出しを開始したとしても、
1組の入力データに関する上記各情報が得られて次の処
理が開始できるまで別のメモリに記憶しておかなければ
ならず、図18に示す逐次型順序変換装置のメモリ容量
を削減するという効果が得られないという問題がある。
【0031】上記逐次型順序変換装置のデュアルポート
メモリ25からのデータの読み出しのタイミングに上述
のような制約がある以上、図18に示す逐次型順序変換
装置の2個のRAM2,3を、単に、図23に示す1組
分のデータ容量を有するデュアルポートメモリ25に置
き換えただけでは、上述のごとく後に続く処理をも考慮
して、複数種類の変換規則に対応可能なデュアルポート
メモリを用いた逐次型順序変換装置は得られないのであ
る。
【0032】そこで、この発明の目的は、アドレス変換
表メモリの記憶容量が小さい逐次型順序変換装置、回路
面積が小さくて電力消費が少ない逐次型順序変換装置、
および、1組のデータの書き込み終了後にデータの読み
出しを行い且つ書き込みと読み出しとを互いに独立に並
行して実行できる複数種類の変換規則に対応可能な小記
憶容量のデュアルポートメモリを用いた逐次型順序変換
装置を提供することにある。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、入力アドレスを生成するア
ドレス生成手段と、上記入力アドレスから変換アドレス
を得るための変換表が格納されて,上記入力アドレス信
号が与えられると,この入力アドレス信号に対応した変
換アドレス信号を出力するアドレス変換表メモリと、書
き込みポートと読み出しポートとを有して,データが書
き込まれるデュアルポートメモリと、上記入力アドレス
信号及び変換アドレス信号が入力されると共に,モード
選択端子からの第1のモードを表すアドレス選択制御信
号を受けた場合には,上記入力アドレス信号を書き込み
アドレス信号として上記デュアルポートメモリに供給す
る一方,上記変換アドレス信号を読み出しアドレス信号
として上記デュアルポートメモリに供給し,第2のモー
ドを表すアドレス選択制御信号を受けた場合には,上記
変換アドレス信号を書き込みアドレス信号として上記デ
ュアルポートメモリに供給する一方,上記入力アドレス
信号を読み出しアドレス信号として上記デュアルポート
メモリに供給するアドレス選択手段を備えると共に、上
記デュアルポートメモリの書き込みポートには1組N個
のデータが順次入力されるようになっており、上記デュ
アルポートメモリは、上記1組のデータの入力順番をi
とし、出力順番をfiとし、総ての変換規則に関する│
fi−i│の最大値をDmaxとした場合に、(N+Dmax)
個のデータ分の記憶容量を有しており、上記デュアルポ
ートメモリに対する前回の書き込み領域の最終アドレス
の次アドレスを指定するアドレス信号と、上記アドレス
選択手段からの書き込みアドレス信号および読み出しア
ドレス信号とに基づいて、上記デュアルポートメモリに
対する次回の書き込みアドレスと次々回の読み出しアド
レスとを設定するアドレス設定手段を備えたことを特徴
としている。
【0034】
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【0041】
【0042】上記構成によれば、アドレス選択手段が第
1のモードを表すアドレス選択制御信号を受けた場合に
は、上記デュアルポートメモリに対して、入力アドレス
信号に応じた書き込みと変換アドレス信号に応じた読み
出しとが行われる。つまり、順変換が行われるのであ
る。これに対して、第2のモードを表すアドレス選択制
御信号を受けた場合には、上記デュアルポートメモリに
対して、上記変換アドレス信号に応じた書き込みと入力
アドレス信号に応じた読み出しとが行われる。つまり、
第1のモードにおける変換の逆変換が行われるのであ
る。こうして、1面のデュアルポートメモリを用いてデ
ータの順序変換を行う場合に、1つの変換表で順/逆変
換が行われる。
【0043】
【0044】さらに、上記デュアルポートメモリの記憶
容量は、1組N個のデータ分の記憶容量よりも上記Dma
x個のデータ分だけ大きくなっている。したがって、上
記デュアルポートメモリを用いて順序変換を行う場合
に、1組のデータの書き込み終了後にこのデータの読み
出しを行い、且つ、書き込みと読み出しとを互いに独立
に並行して行うことが可能となる。さらに、上記Dmax
は総ての変換規則に関する│fi−i│の最大値である
から、複数種類の変換規則に対応可能であり、上記デュ
アルポートメモリの記憶容量を(N+Dmax)個とするこ
とによって最小の記憶容量にできる。
【0045】
【0046】さらに、上記デュアルポートメモリに対す
る前回の書き込み領域の最終アドレスの次アドレスを指
定するアドレス信号と、上記アドレス選択手段からの書
き込みアドレス信号および読み出しアドレス信号とに基
づいて、アドレス設定手段によって、上記デュアルポー
トメモリに対する実際の書き込みアドレスおよび読み出
しアドレスの設定が行われる。こうして、上記デュアル
ポートメモリに対して、上記1組のデータの書き込み終
了後にこのデータの読み出しが行われ、且つ、書き込み
と読み出しとが互いに独立に並行して行われる。
【0047】また、請求項2に係る発明は、入力アドレ
スを生成するアドレス生成手段と、上記入力アドレスか
ら変換アドレスを得るための変換表が格納されて,上記
入力アドレス信号が与えられると,この入力アドレス信
号に対応した変換アドレス信号を出力するアドレス変換
表メモリと、書き込みポートと読み出しポートとを有し
て,データが書き込まれるデュアルポートメモリと、上
記入力アドレス信号及び変換アドレス信号が入力される
と共に,モード選択端子からの第1のモードを表すアド
レス選択制御信号を受けた場合には,上記入力アドレス
信号を書き込みアドレス信号として上記デュアルポート
メモリに供給する一方,上記変換アドレス信号を読み出
しアドレス信号として上記デュアルポートメモリに供給
し,第2のモードを表すアドレス選択制御信号を受けた
場合には,上記変換アドレス信号を書き込みアドレス信
号として上記デュアルポートメモリに供給する一方,上
記入力アドレス信号を読み出しアドレス信号として上記
デュアルポートメモリに供給するアドレス選択手段を備
えると共に、上記デュアルポートメモリの書き込みポー
トには1組2m個のデータが順次入力されるようになっ
ており、上記1組のデータの入力順番をiとし、出力順
番をfiとし、総ての変換規則に関する│fi−i│の最
大値をDmaxとし、m≧Dmaxであり、上記デュアルポー
トメモリの記憶容量3m個のデータ分の記憶容量であ
って、上記デュアルポートメモリは,m個のデータ分の
記憶容量ずつ3つの書き込み領域に区分されていると共
に、上記デュアルポートメモリに対する次回の書き込み
領域を指定する領域指定信号と,上記アドレス選択手段
からの書き込みアドレス信号および読み出しアドレス信
号とに基づいて,上記デュアルポートメモリに対する次
回の書き込みアドレスと次々回の読み出しアドレスとを
設定するアドレス設定手段を備えたことを特徴としてい
る。
【0048】上記構成によれば、上記デュアルポートメ
モリの記憶容量をm個のデータ分の記憶容量ずつ3等分
して得られた書き込み領域のうち順次切り換わる連続し
た2つの書き込み領域に対して書き込みを行うことによ
って、1組のデータの書き込み終了後にこのデータの読
み出しを行い、且つ、書き込みと読み出しとを互いに独
立に並行して行うことが可能となる。さらに、上記m
は、総ての変換規則に関する│fi−i│の最大値Dmax
以上であるから、複数種類の変換規則に対応可能であ
る。
【0049】
【0050】さらに、上記領域指定信号と上記アドレス
選択手段からの書き込みアドレス信号および読み出しア
ドレス信号とに基づいて、アドレス設定手段によって、
上記デュアルポートメモリに対する実際の書き込みアド
レスおよび読み出しアドレスの設定が行われる。こうし
て、上記デュアルポートメモリの上記3等分された書き
込み領域のうち順次切り換わる連続した2つの書き込み
領域に対して、1組のデータが書き込まれた後にこの書
き込まれたデータが読み出される。
【0051】また、請求項3に係る発明は、入力アドレ
スを生成するアドレス生成手段と、上記入力アドレスか
ら変換アドレスを得るための変換表が格納されて,上記
入力アドレス信号が与えられると,この入力アドレス信
号に対応した変換アドレス信号を出力するアドレス変換
表メモリと、書き込みポートと読み出しポートとを有し
て,データが書き込まれるデュアルポートメモリと、上
記入力アドレス信号及び変換アドレス信号が入力される
と共に,モード選択端子からの第1のモードを表すアド
レス選択制御信号を受けた場合には,上記入力アドレス
信号を書き込みアドレス信号として上記デュアルポート
メモリに供給する一方,上記変換アドレス信号を読み出
しアドレス信号として上記デュアルポートメモリに供給
し,第2のモードを表すアドレス選択制御信号を受けた
場合には,上記変換アドレス信号を書き込みアドレス信
号として上記デュアルポートメモリに供給する一方,上
記入力アドレス信号を読み出しアドレス信号として上記
デュアルポートメモリに供給するアドレス選択手段を備
えると共に、上記デュアルポートメモリの書き込みポー
トには1組2個のデータが順次入力されるようになっ
ており、上記1組のデータの入力順番をiとし、出力順
番をfiとし、総ての変換規則に関する│fi−i│の最
大値をDmaxとし、2(n−1)≧Dmaxであり、上記デ
ュアルポートメモリの記憶容量3{2(n−1)}個の
データ分の記憶容量であって、上記デュアルポートメモ
リは,{2 (n−1) }個のデータ分の記憶容量ずつ3つ
の書き込み領域に区分されていると共に、上記デュアル
ポートメモリに対する次回の書き込み領域を指定する領
域指定信号と,上記アドレス選択手段からの書き込みア
ドレス信号および読み出しアドレス信号とに基づいて,
上記デュアルポートメモリに対する次回の書き込みアド
レスと次々回の読み出しアドレスとを設定するアドレス
設定手段を備えたことを特徴としている。
【0052】上記構成によれば、上記デュアルポートメ
モリの記憶容量を{2(n-1)}個のデータ分の記憶容量ず
つ3等分して得られた書き込み領域のうち、順次切り換
わる連続する2つの書き込み領域に対して書き込みを行
うことによって、1組のデータの書き込み終了後にこの
データの読み出しを行い、且つ、書き込みと読み出しと
を互いに独立に並行して行うことが可能となる。その場
合に、上記{2(n-1)}は、総ての変換規則に関する│fi
−i│の最大値Dmax以上であるから、複数種類の変換
規則に対応可能である。さらに、個々の書き込み領域は
{2(n-1)}個のデータ分の記憶容量を有しているので、
上記アドレス生成手段は2進カウンタだけで簡単に構成
される。
【0053】
【0054】さらに、上記領域指定信号と上記アドレス
選択手段からの書き込みアドレス信号および読み出しア
ドレス信号とに基づいて、アドレス設定手段によって、
上記デュアルポートメモリに対する実際の書き込みアド
レスおよび読み出しアドレスの設定が行われる。こうし
て、上記デュアルポートメモリの上記3等分された書き
込み領域のうち順次切り換わる連続した2つの書き込み
領域に対して、1組のデータが書き込まれた後にこの書
き込まれたデータが読み出される。
【0055】
【発明の実施の形態】以下、この発明を図示の実施の形
態により詳細に説明する。 <第1実施の形態>図1は本実施の形態の逐次型順序変
換装置における具体的回路構成を示す。
【0056】データ入力端子31,第1RAM32,第2
RAM33,データ出力端子34,クロック入力端子3
6,書き込みメモリ選択端子37,第1セレクタ38,変
換アドレスバス39,第1ノード40,第2セレクタ4
1,入力アドレスバス42,第2ノード43,読み出しメ
モリ選択端子44,第3セレクタ45,第3ノード46,
第4ノード47およびアドレス入力端子48は、図18
に示す従来の逐次型順序変換装置におけるデータ入力端
子1,第1RAM2,第2RAM3,データ出力端子4,ク
ロック入力端子6,書き込みメモリ選択端子7,第1セレ
クタ8,変換アドレスバス9,第1ノード10,第2セレ
クタ11,入力アドレスバス12,第2ノード13,読み
出しメモリ選択端子14,第3セレクタ15,第3ノード
16,第4ノード17およびアドレス入力端子18と同
様の構成を有し、同様に動作する。尚、上記第1,第2
セレクタ38,41で、上記アドレス選択手段を構成し
ている。
【0057】アドレス変換表メモリ35は、図19に示
す各変換規則のうちの順変換規則がテーブル化された2
種類の変換表0(図11における変換表0-0に対応)お
よび変換表1(図11における変換表1-0に対応)が書
き込まれた読み出し専用メモリである。そして、各変換
表には、互いに対となっている「入力時の順序番号」と
「出力時の順序番号」とが書き込まれており、アドレス
入力端子48からある「入力時の順序番号」と同じ入力
アドレスが入力アドレスバス42に与えられると対応す
る「出力時の順序番号」を変換アドレスバス39に出力
する。
【0058】そして、上記アドレス変換表メモリ35に
対する使用変換表の指定は、表選択入力端子49からの
出力信号によって行われる。すなわち、図4に示すよう
に、上記表選択入力端子49の出力信号の論理レベルが
“0"の場合には変換表0が指定される一方、“1"の場
合には変換表1が指定されるのである。尚、上記表選択
入力端子49の出力信号の論理レベルは、上記順変換あ
るいは逆変換が行われている期間中は変動しない。
【0059】順/逆変換選択端子50は、書き込みメモ
リ選択端子37から第1セレクタ38への信号線51と
書き込みメモリ選択端子37から第2セレクタ41への
信号線52とに介設された切換回路53に接続されてい
る。そして、順/逆変換選択端子50の出力信号の論理
レベルが“0"の場合には、書き込みメモリ選択端子3
7からの信号が第1セレクタ38に供給される一方、書
き込みメモリ選択端子37からの信号をインバータ53
で反転した信号が第2セレクタ41に供給されるよう
に、切換回路53が切り換わる。すなわち、上記切換回
路53で上記モード選択手段を構成し、切換回路53か
ら第1セレクタ38および第2セレクタ41に供給され
る信号で上記アドレス選択制御信号を構成するのであ
る。
【0060】したがって、上記アドレス変換表メモリ3
5から変換アドレスバス39に出力された「出力時の順
序番号」が、書き込みメモリ選択端子37からの信号に
応じた書き込みメモリ(第1RAM32と第2RAM3
3の何れか一方)への書き込みアドレスとして供給され
る。一方、アドレス入力端子48から入力アドレスバス
42に出力された入力アドレスが、読み出しメモリ(第
1RAM32と第2RAM33の何れか他方)への読み
出しアドレスとして供給される。すなわち、順変換が選
択されるのである。
【0061】これに対して、上記順/逆変換選択端子5
0の出力信号の論理レベルが“1"である場合には、書
き込みメモリ選択端子37からの信号が第2セレクタ4
1に供給される一方、上記信号をインバータ54で反転
した信号が第1セレクタ38に供給されるように切換回
路53が切り換わる。したがって、上記入力アドレスバ
ス42に出力された入力アドレスが、書き込みメモリ選
択端子37からの信号に応じた書き込みメモリへの書き
込みアドレスとして供給される。一方、変換アドレスバ
ス39に出力された「出力時の順序番号」が、読み出し
メモリへの読み出しアドレスとして供給される。すなわ
ち、逆変換が選択されるのである。
【0062】以上のことから、上記表選択入力端子49
の出力信号の論理レベルxと順/逆変換選択端子50の
出力信号の論理レベルyとの組み合わせ(x,y)が(0,
0)の場合には、変換表0を用いた順変換がおこなわれ
る。同様に、(0,1)の場合には変換表0を用いた逆変
換が行われ、(1,0)の場合には変換表1を用いた順変
換がおこなわれ、(1,1)の場合には変換表1を用いた
逆変換が行われるのである。
【0063】以下、図1に示す逐次型順序変換装置によ
って行われる入力データの順序変換について、図2およ
び図3に示す信号変化図に従って説明する。上記第1R
AM32および第2RAM33は、夫々16個のデータ
を記憶できる。入力データは、クロック入力端子36か
らのクロックに同期して、データ入力端子31から1セ
ット16個で入力されてくる。
【0064】ここで、上記順/逆変換選択端子50の出
力信号の論理レベルが“0"になって順変換が指定さ
れ、表選択入力端子49の出力信号の論理レベルが
“0"になって変換表0が指定されているものとする。
先ず、期間Aにおいて、上記書き込みメモリ選択端子3
7からの信号の論理レベルが“1"になると、第1セレ
クタ38は変換アドレスバス39からの変換表0の「出
力時の順序番号」(すなわち、上記入力アドレスに対応
付けられた変換アドレス)を選択し、書き込みアドレス
として第1ノード40に供給する。その結果、データ入
力端子31からの第1組の16個のデータが第1RAM
32にランダムに書き込まれる。
【0065】次に、期間Bにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子37および読み出しメモリ選択端子44から
の信号の論理レベルが“0"になる。そうすると、第1
セレクタ38は入力アドレスバス42からの入力アドレ
スを選択し、読み出しアドレスとして第1ノード40に
供給する。一方、第2セレクタ41は変換アドレスバス
39からの変換表0による変換アドレスを選択し、書き
込みアドレスとして第2ノード43に供給する。その結
果、上記データ入力端子31からの第2組の16個のデ
ータが第2RAM33にランダムに書き込まれる。その
間に、第1RAM32から第1組の16個のデータがシ
ーケンシャルに読み出されてデータ出力端子34に送出
される。
【0066】次に、期間Cにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子37および読み出しメモリ選択端子44から
の信号の論理レベルが“1"になる。そうすると、第1
セレクタ38は変換アドレスバス39からの変換表0に
よる変換アドレスを選択し、書き込みアドレスとして第
1ノード40に供給する。一方、第2セレクタ41は入
力アドレスバス42からの入力アドレスを選択し、読み
出しアドレスとして第2ノード43に供給する。その結
果、上記データ入力端子31からの第3組の16個のデ
ータが第1RAM32にランダムに書き込まれる。その
間に、第2RAM33から第2組の16個のデータがシ
ーケンシャルに読み出されてデータ出力端子34に送出
される。
【0067】以下、上述の動作が繰り返される。こうし
て、図21と同様に、第1RAM32に対しては、デー
タのランダム書き込みとシーケンシャル読み出しとが交
互に行われる。また、第2RAM33に対しては、デー
タのシーケンシャル読み出しとランダム書き込みとが第
1RAM32と逆位相で交互に行われる。また、データ
出力端子34へは、第2RAM33から読み出されたデ
ータと第1RAM32から読み出されたデータとが交互
に出力される。すなわち、上記順変換が行われるのであ
る。
【0068】ここで、上記順/逆変換選択端子50の出
力信号の論理レベルが“1"になって逆変換が指定され
た場合の順序変換について説明する。この場合には、上
記切換回路53が切り換えられて、書き込みメモリ選択
端子37からの信号とその反転信号とを順変換の場合と
逆のセレクタに送出するようになっている。
【0069】先ず、図3における期間Dにおいて、上記
書き込みメモリ選択端子37からの信号の論理レベルが
“1"になると、第1セレクタ38は入力アドレスバス
42からの入力アドレスを選択し、書き込みアドレスと
して第1ノード40に供給する。その結果、データ入力
端子31からの第1組の16個のデータが第1RAM3
2にシーケンシャルに書き込まれる。
【0070】次に、期間Eにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子37および読み出しメモリ選択端子44から
の信号の論理レベルが“0"になる。そうすると、第1
セレクタ38は、順変換における期間Bとは逆に、変換
表0による変換アドレスを選択し、読み出しアドレスと
して第1ノード40に供給する。一方、第2セレクタ4
1は入力アドレスを選択し、書き込みアドレスとして第
2ノード43に供給する。その結果、上記データ入力端
子31からの第2組の16個のデータが第2RAM33
にシーケンシャルに書き込まれる。その間に、第1RA
M32から第1組の16個のデータがランダムに読み出
されてデータ出力端子34に送出される。
【0071】次に、期間Fにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子37および読み出しメモリ選択端子44から
の信号の論理レベルが“1"になる。そうすると、第1
セレクタ38は入力アドレスを選択し、書き込みアドレ
スとして第1ノード40に供給する。一方、第2セレク
タ41は変換表0による変換アドレスを選択し、読み出
しアドレスとして第2ノード43に供給する。その結
果、上記データ入力端子31からの第3組の16個のデ
ータが第1RAM32にシーケンシャルに書き込まれ
る。その間に、第2RAM33から第2組の16個のデ
ータがランダムに読み出されてデータ出力端子34に送
出される。
【0072】以下、上述の動作が繰り返される。こうし
て、第1RAM32に対しては、データのシーケンシャ
ル書き込みとランダム読み出しとが交互に行われる。ま
た、第2RAM33に対しては、データのランダム読み
出しとシーケンシャル書き込みとが第1RAM32と逆
位相で交互に行われる。また、データ出力端子34へ
は、第2RAM33から読み出されたデータと第1RA
M32から読み出されたデータとが交互に出力される。
すなわち、上記逆変換が行われるのである。
【0073】このように、本実施の形態においては、順
/逆変換選択端子50の出力信号の論理レベルに応じ
て、書き込みメモリ選択端子37からの信号を第1セレ
クタ38と第2セレクタ41とに切り換え供給する一
方、書き込みメモリ選択端子37から出力されてインバ
ータ54で反転された信号を第2セレクタ41と第1セ
レクタ38とに切り換え供給する切換回路53を設けて
いる。そして、上記順変換(順/逆変換選択端子50の出
力信号の論理レベルが“0")の場合には、第1,第2セ
レクタ38,41のうちの書き込みRAMに対応したセ
レクタは、変換アドレスバス39からの変換アドレスを
選択する。一方、読み出しRAMに対応したセレクタ
は、入力アドレスバス42からの入力アドレスを選択す
る。また、逆変換(順/逆変換選択端子50の出力信号の
論理レベルが“1")の場合には、書き込みRAMに対応
したセレクタは、入力アドレスバス42からの入力アド
レスを選択する。一方、読み出しRAMに対応したセレ
クタは、変換アドレスバス39からの変換アドレスを選
択するようにしている。
【0074】その結果、1つの変換表における「出力時
の順序番号」を、書き込みアドレスと読み出しアドレス
との両アドレスとして使用できる。つまり、1つの変換
表で順変換と逆変換との両方を行うことができる。した
がって、上記アドレス変換表メモリ35には、順変換用
の変換表あるいは逆変換用の変換表の何れか一方のみを
格納しておけばよい。すなわち、本実施の形態によれ
ば、上記アドレス変換表メモリ35の記憶容量は従来の
半分でよく、記憶容量の不必要な増大をなくすことがで
きるのである。
【0075】<第2実施の形態>図5は本実施の形態の
逐次型順序変換装置における具体的回路構成を示す。デ
ータ入力端子61,データ出力端子64,クロック入力端
子66,書き込みメモリ選択端子67,入力アドレスバス
72,読み出しメモリ選択端子74,セレクタ75,第1
ノード76,第2ノード77,アドレス入力端子78,順/
逆変換選択端子80および切換回路83は、図1に示す
第1実施の形態における逐次型順序変換装置におけるデ
ータ入力端子31,データ出力端子34,クロック入力端
子36,書き込みメモリ選択端子37,入力アドレスバス
42,読み出しメモリ選択端子44,第3セレクタ45,
第3ノード46,第4ノード47,アドレス入力端子4
8,順/逆変換選択端子50および切換回路53と同様の
構成を有し、同様に動作する。尚、上記切換回路83で
上記モード選択手段を構成している。
【0076】本実施の形態における逐次型順序変換装置
においては、上記アドレス入力端子78から入力アドレ
スバス72に出力されたアドレス信号は、セレクタを介
さずに直接第1RAM62および第2RAM63に供給
されるようになっている。また、上記変換表を格納して
いるアドレス変換表メモリは無く、第1実施の形態にお
ける表選択入力端子49に相当する変換規則選択端子7
9の出力信号は直接第1RAM62および第2RAM6
3に供給される。
【0077】図6は、上記RAM62,63の内部構成
の一部を示す図である。上述のように入力アドレスバス
72からアドレスバス85に送出された入力アドレス
(読み出し/書き込みアドレス)信号は、第1マルチプレ
クサ87および第2マルチプレクサ88で成るデコーダ
選択回路86によって選択された第1デコーダ89,第
2デコーダ90および第3デコーダ91の何れか一つに
供給されてデコードされる。そして、このデコード結果
に従って、何れかのワード線92が活性状態となる。そ
して、活性化されたワードに対して、ビット線93,…,
93を介してデータの読み出し/書き込みが行われるれ
る。すなわち、上記マルチプレクサ88で上記デコーダ
選択手段を構成するのである。
【0078】尚、図5における逐次型順序変換装置にお
いては、1組16個の8ビットデータが第1,第2RA
M62,63に対して書き込み/読み出しされるから、両
RAM62,63は8ビットのデータを記憶する16個
のワードから成る。したがって、ワード線92は16本
であり、ビット線93は8本である。また、両RAM6
2,63における16個のワードを独立して指定する必
要があるため、アドレスバス85は4ビット分の信号線
を必要とする。
【0079】上記第1デコーダ89は、上記アドレスバ
ス85から入力される入力アドレスをそのままデコード
する。したがって、入力アドレスが第1デコーダ89に
入力された場合には、RAM62,63は、ワード0か
らシーケンシャルに活性化される。また、第2デコーダ
90は、入力アドレスを図11に示す変換表0-0の
「出力時の順序番号」に従ってデコードする。したがっ
て、入力アドレスが第2デコーダ90に入力された場合
には、RAM62,63の各ワードは、上記変換表0-0
に従ってランダムに活性化される。また、第3デコーダ
91は、入力される入力アドレスを図11に示す変換表
1-0の「出力時の順序番号」に従ってデコードする。
したがって、入力アドレスが第3デコーダ91に入力さ
れた場合には、RAM62,63の各ワードは、上記変
換表1-0に従ってランダムに活性化されるのである。
【0080】ここで、上記各デコーダ89,90,91の
選択は、デコーダ選択回路86によって次のようにして
行われる。すなわち、上記第1マルチプレクサ87は、
書き込みメモリ選択端子67の出力信号の論理レベルが
“0"の場合には第1デコーダ89を選択して入力アド
レス信号を送出する一方、“1"の場合には第2デコー
ダ90あるいは第3デコーダ91側を選択して入力アド
レス信号を送出する。また、第2マルチプレクサ88
は、変換規則選択端子79の出力信号の論理レベルが
“0"の場合には第2デコーダ90を選択して入力アド
レス信号を送出する一方、“1"の場合には第3デコー
ダ91側を選択して入力アドレス信号を送出するのであ
る。
【0081】こうすることによって、上記デコーダ選択
回路86に入力アドレスを供給するだけで、書き込みメ
モリ選択端子67および変換規則選択端子79の出力信
号に応じて、第1,第2RAM62,63の各ワードを、
シーケンシャルに、上記変換表0-0に従ってランダム
に、あるいは、上記変換表1-0に従ってランダムに活
性化できるのである。したがって、本実施の形態におい
ては、変換表を格納しておく上記アドレス変換表メモ
リ、および、各変換表の「出力時の順序番号」を伝送す
る上記変換アドレスバスを必要とはしないのである。
【0082】以下、図5および図6に示す逐次型順序変
換装置によって行われる入力データの順序変換につい
て、図8および図9に示す信号変化図に従って説明す
る。ここで、図7に示すように、上記変換規則選択端子
79の出力信号の論理レベルが“0"となって、第2マ
ルチプレクサ88によって第2デコーダ90が指定され
ているものとする。また、順/逆変換選択端子80の出
力信号の論理レベルが“0"になって順変換が指定され
ているものとする。
【0083】先ず、期間Gにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子67からの信号の論理レベルが“1"になる
と、第1RAM62の第1マルチプレクサ87は第2デ
コーダ90を選択する。そして、この第2デコーダ90
によって、アドレスバス85から入力される入力アドレ
スが上記変換表0-0の「出力時の順序番号」(すなわ
ち、入力アドレスに対応付けられた変換アドレス)に従
ってデコードされる。その結果、第1RAM62には、
データ入力端子61からの第1組の16個のデータがラ
ンダムに書き込まれる。
【0084】次に、期間Hにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子67および読み出しメモリ選択端子74から
の信号の論理レベルが“0"になると、第1RAM62
の第1マルチプレクサ87は第1デコーダ89を選択す
る一方、第2RAM63の第1マルチプレクサ87は第
2デコーダ90を選択する。そうすると、第1RAM6
2側では、第1デコーダ89によって、入力アドレスが
そのままデコードされる。一方、第2RAM63側で
は、第2デコーダ90によって、入力アドレスが変換表
0-0の変換アドレスに従ってデコードされる。その結
果、上記データ入力端子61からの第2組の16個のデ
ータが第2RAM63にランダムに書き込まれる。その
間に、第1RAM62から第1組の16個のデータがシ
ーケンシャルに読み出されてデータ出力端子64に送出
される。
【0085】次に、期間Iにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子67および読み出しメモリ選択端子74から
の信号の論理レベルが“1"になると、第1RAM62
の第1マルチプレクサ87は第2デコーダ90を選択す
る一方、第2RAM63の第1マルチプレクサ87は第
1デコーダ89を選択する。そうすると、第1RAM6
2側では、第2デコーダ90によって、入力アドレスが
変換表0-0の変換アドレスに従ってデコードされる。
一方、第2RAM63側では、第1デコーダ89によっ
て、アドレスバス85から入力される入力アドレスがそ
のままデコードされる。その結果、上記データ入力端子
61からの第3組の16個のデータが第1RAM62に
ランダムに書き込まれる。その間に、第2RAM63か
ら第2組の16個のデータがシーケンシャルに読み出さ
れてデータ出力端子64に送出される。
【0086】以下、上述の動作が繰り返される。こうし
て、図2と同様に、第1RAM62に対しては、データ
のランダム書き込みとシーケンシャル読み出しとが交互
に行われる。また、第2RAM63に対しては、データ
のシーケンシャル読み出しとランダム書き込みとが第1
RAM62と逆位相で交互に行われる。また、データ出
力端子64へは、第2RAM63から読み出されたデー
タと第1RAM62から読み出されたデータとが交互に
出力される。すなわち、上記順変換が行われるのであ
る。
【0087】尚、上記変換規則選択端子79の出力信号
の論理レベルが“1"で第3デコーダ91が指定されて
いる場合には、期間Gにおける第1RAM62、期間H
における第2RAM63、期間Iにおける第1RAM6
2で行われる変換アドレスのデコードは、変換表1-0
(変換規則1)に基づいて行われる。
【0088】ここで、上記順/逆変換選択端子80の出
力信号の論理レベルが“1"になって逆変換が指定され
た場合の順序変換について説明する。この場合には、上
記切換回路83が切り換えられて、書き込みメモリ選択
端子67からの信号とその信号の反転信号とを順変換の
場合と逆のRAM62,63に送出するようになってい
る。
【0089】先ず、図9における期間Jにおいて、上記
書き込みメモリ選択端子67からの信号の論理レベルが
“1"になると、第1RAM62の第1マルチプレクサ
87は第1デコーダ89を選択する。そして、この第1
デコーダ89によって、入力アドレスがそのままデコー
ドされる。その結果、第1RAM62には、データ入力
端子61からの第1組の16個のデータがシーケンシャ
ルに書き込まれる。
【0090】次に、期間Kにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子67および読み出しメモリ選択端子74から
の信号の論理レベルが“0"になると、第1RAM62
の第1マルチプレクサ87は第2デコーダ90を選択す
る一方、第2RAM63の第1マルチプレクサ87は第
1デコーダ89を選択する。そうすると、第1RAM6
2側では、第2デコーダ90によって、入力アドレスが
変換表0-0の変換アドレスに従ってデコードされる。
一方、第2RAM63側では、第1デコーダ89によっ
て、入力アドレスがそのままデコードされる。その結
果、上記データ入力端子61からの第2組の16個のデ
ータが第2RAM63にシーケンシャルに書き込まれ
る。その間に、第1RAM62から第1組の16個のデ
ータがランダムに読み出されてデータ出力端子64に送
出される。
【0091】次に、期間Lにおいて、上記書き込みメモ
リ選択端子67および読み出しメモリ選択端子74から
の信号の論理レベルが“1"になると、第1RAM62
の第1マルチプレクサ87は第1デコーダ89を選択す
る一方、第2RAM63の第1マルチプレクサ87は第
2デコーダ90を選択する。そうすると、第1RAM6
2側では、入力アドレスがそのままデコードされる。一
方、第2RAM63側では、入力アドレスが変換表0-
0の変換アドレスに従ってデコードされる。その結果、
上記データ入力端子61からの第3組の16個のデータ
が第1RAM62にシーケンシャルに書き込まれる。そ
の間に、第2RAM63から第2組の16個のデータが
ランダムに読み出されてデータ出力端子64に送出され
る。
【0092】以下、上述の動作が繰り返される。こうし
て、第1RAM62に対しては、データのシーケンシャ
ル書き込みとランダム読み出しとが交互に行われる。ま
た、第2RAM63に対しては、データのランダム読み
出しとシーケンシャル書き込みとが第1RAM62と逆
位相で交互に行われる。また、データ出力端子64へ
は、第2RAM63から読み出されたデータと第1RA
M62から読み出されたデータとが交互に出力される。
すなわち、上記逆変換が行われるのである。
【0093】このように、本実施の形態においては、上
記第1RAM62および第2RAM63の夫々に、入力
アドレスをそのままデコードする第1デコーダ89と、
1つの変換規則によって入力アドレスに対応付けられた
変換アドレスに従ってデコードする第2デコーダ90
と、他の変換規則によって入力アドレスに対応付けられ
た変換アドレスに従ってデコードする第3デコーダ91
と、第1マルチプレクサ87と、第2マルチプレクサ8
8を設けている。そして、上記順変換(順/逆変換選択端
子80の出力信号の論理レベルが“0")の場合には、書
き込みRAMの第1マルチプレクサ87は第2,第3デ
コーダ90,91を選択する一方、読み出しRAMの第
1マルチプレクサ87は第1デコーダ89を選択する。
また、逆変換(順/逆変換選択端子50の出力信号の論理
レベルが“1")の場合には、書き込みRAMの第1マル
チプレクサ87は第1デコーダ87を選択する一方、読
み出しRAMの第1マルチプレクサ87は第2,第3マ
ルチプレクサ90,91を選択するようにしている。さ
らに、上記変換表0-0に基づく変換の場合(変換規則選
択端子79からの出力信号の論理レベルが“0"の場合)
には、両RAM62,63の第2マルチプレクサ88は
第2デコーダ90を選択する一方、変換表1-0に基づ
く変換の場合(変換規則選択端子79からの出力信号の
論理レベルが“1"の場合)には、両RAM62,63の
第2マルチプレクサ88は第3デコーダ91を選択する
ようにしている。
【0094】その結果、上記第1,第2マルチプレクサ
87,88で成るデコーダ選択回路86に入力アドレス
を供給するだけで、書き込みメモリ選択端子67および
変換規則選択端子79の出力信号に応じて、第1,第2
RAM62,63の各ワードを、シーケンシャルに、上
記変換表0-0に従ってランダムに、あるいは、上記変
換表1-0に従ってランダムに活性化できる。したがっ
て、第1実施の形態における上記アドレス変換表メモリ
や変換アドレスバスを用いる事なく複数の変換規則に従
った順/逆変換を行うことができる。
【0095】すなわち、本実施の形態によれば、第1実
施の形態におけるアドレス変換表メモリをなくすと共
に、バスの回路面積を少なくして電力消費の必要以上の
増大をなくすことができるのである。また、各デコーダ
89〜91に供給されるアドレス信号は上記入力アドレ
スのみである。したがって、入力アドレスのアドレス表
現形式をグレイコードを用いた形式にすることによっ
て、アドレスバス85の信号遷移確率を簡単に最小にで
きる。ここで、上記各RAM62,63のデコーダは、
変換規則の分だけ増加する。ところが、各デコーダの基
本構造は図22に示すデコーダ22と同じであり、アド
レス変換表メモリよりも簡単な回路構成で実現できる。
したがって、このデコーダの増加はこの発明の効果を阻
害するのではない。
【0096】尚、上記各実施の形態においては図19に
示す各変換規則のうちの順変換規則がテーブル化された
2種類の変換表に従って順変換あるいは逆変換を行うよ
うにしているが、変換表の種類は上記の“2種類"に限
定されるものではない。変換表を増加する場合には、第
1実施の形態の場合にはアドレス変換表メモリ35に格
納する変換表を増加すればよい。また、第2実施の形態
の場合には、各RAM62,63内に設けられる入力ア
ドレスのデコーダを増加すればよい。また、上記各実施
の形態においては、入力アドレスをシーケンシャルアド
レスとしているが、ランダムアドレスであっても同じ効
果が得られる。また、上記各実施の形態における順/逆
変換選択端子50,80の出力信号の論理レベルと切換
回路53,83の切り換わりとの関係は、逆であっても
一向に構わない。また、上記各実施の形態においては、
説明を簡単にするために16個のデータを1組としてい
るが、この発明においては1組のデータ個数を限定する
ものではない。また、上記各実施の形態においては、R
AMを2つ設けて書き込みと読み出しとを異なるRAM
に同時に行って変換データを連続して出力可能にしてい
る。しかしながら、RAMを1面のデュアルポートメモ
リとし、このデュアルポートメモリに書き込みと読み出
しとを交互に行って、変換データを間欠的に出力するよ
うにしても差し支えない。
【0097】<第3実施の形態>本実施の形態は、複数
種類の変換規則に対応可能であって、1組のデータの書
き込み終了後にこのデータの読み出しを行い、且つ、デ
ータの書き込みと読み出しとを互いに独立に並行して行
うデュアルポートメモリを有する逐次型順序変換装置に
関する。
【0098】図10は本実施の形態の逐次型順序変換装
置における具体的回路構成を示す。クロック入力端子1
01,第1セレクタ102,変換アドレスバス103,第
1ノード104,第2セレクタ105,入力アドレスバス
106,第2ノード107,および表選択入力端子108
は、図1に示す第1実施の形態の逐次型順序変換装置に
おけるクロック入力端子36,第1セレクタ38,変換ア
ドレスバス39,第1ノード40,第2セレクタ41,入
力アドレスバス42,第2ノード43および表選択入力
端子49と同様の構成を有し、同様に動作する。
【0099】本実施の形態におけるアドレス変換表メモ
リ110には、図11および図12に示すような2種類
の変換規則0と変換規則1とがテーブル化された変換表
0と変換表1とが格納されている。図11および図12
に示す変換表は、実際のディジタルVTRに採用されて
いる順序変換規則を表しており、64個のデータを1組
として変換を行う変換表である。
【0100】また、データ入力端子111から入力され
たデータは、読み出しと書き込みを同時に独立して行う
ことができるデュアルポートメモリ112に、表選択入
力端子108からの出力信号に基づいて指定された変換
表に従って書き込まれる。そして、上記書き込まれたデ
ータを上記指定された変換表に従って読み出すことによ
って、1組の入力データの順序が変換規則に従って入れ
換えられたデータが出力されるのである。その場合にお
ける書き込みアドレスは、次のようにして制御される。
【0101】順/逆変換選択端子113からの信号の論
理レベルが“1"(順変換)である場合には、第1セレク
タ102は変換アドレスバス103からの変換アドレス
信号を選択して第1ノード104に出力する。一方、第
2セレクタ105はアドレス生成部114から入力アド
レスバス106に供給されるアドレス信号を選択して第
2ノード107に出力する。これに対して、順/逆変換
選択端子113からの信号の論理レベルが“0"(逆変
換)である場合には、第1セレクタ102は入力アドレ
スバス106からの信号を選択して第1ノード104に
出力する。一方、第2セレクタ105は変換アドレスバ
ス103からの信号を選択して第2ノード107に出力
する。
【0102】本実施の形態においては、第1,第2実施
の形態で用いていた2つのRAMを1つのデュアルポー
トメモリ112に置き換え、データの書き込みが終了し
た後にこのデータを読み出し、且つ、書き込みと読み出
しとを互いに独立に並行して行う。そのために、以下に
詳述するように、第1ノード104からの信号および第
2ノード107からの信号に基づいて、1組のデータの
デュアルポートメモリ112に対する実際の書き込みア
ドレスおよび読み出しアドレスを設定する必要がある。
このアドレスの設定は、書き込みアドレス設定部115
および読み出しアドレス設定部116によって、領域指
定端子117からの信号に応じて行われる。そして、上
記デュアルポートメモリ112から読み出された順序変
換後のデータがデータ出力端子118に送出されるので
ある。
【0103】以下、上記デュアルポートメモリ112に
対する書き込みアドレスの設定および読み出しアドレス
の設定について、具体的に説明する。
【0104】図15は、1組64個のデータを書き込む
メモリとして、1組のデータ分の容量(64ワード分)を
有するデュアルポートメモリを用いた場合の書き込みア
ドレスの推移を示す。図15(a)は、第1,第2組のデー
タに、図11に示す変換規則0を適用した順変換の場合
のアドレス推移である。また、図15(b)は、第1組の
データに変換規則0を適用する一方、第2組のデータに
図12に示す変換規則1を適用した順変換の場合のアド
レス推移である。また、図15(c)は、第1組のデータ
に変換規則1を適用する一方、第2組のデータに変換規
則0を適用した順変換の場合のアドレス推移である。ま
た、図15(d)は、第1,第2組のデータに変換規則1を
適用した順変換の場合のアドレス推移である。
【0105】ここで、図15においては、第1組のデー
タの書き込みが終了した時点の次の時点で第1組のデー
タの読み出しを行おうとすると、第1組のデータの読み
出しアドレスの推移を示す破線の直線Pと第2組のデー
タの書き込みアドレス推移とが交錯して第1組のデータ
の読み出しは不可能である。そこで、図15(a)の直線
Sよりも下側の領域分だけデュアルポートメモリを拡張
し、第2組のデータのうち直線Sよりも下側の領域のア
ドレスに書き込むべきデータを上記拡張領域に(つま
り、「64」アドレスだけ高アドレス側にスライドして)
書き込む。また、直線Sよりも上側の領域のアドレスに
書き込むべきデータは、「S」アドレスだけ低アドレス
側にスライドしたアドレスに書き込むようにする。こう
することによって、直線Pで表される第1組のデータの
読み出しアドレスの推移は、高アドレス側と低アドレス
側とに分散して書き込まれた第2組のデータの書き込み
アドレス推移と交錯することはないのである。尚、上記
直線Sは、直線Q上における第1組のデータの読み出し
開始時点Rを通る横軸との平行線である。また、直線Q
は、直線Pに平行な第2組のデータの書き込みアドレス
推移への高アドレス側での接線である。
【0106】このことは、図15(b)〜図15(d)の場合
も同様のことが言える。そこで、上記拡張領域を、総て
の変換規則に関する最大値とすることによって、総ての
変換規則に対応でき、且つ、第1組のデータの書き込み
が終了した後にこのデータを読み出し得、且つ、書き込
みと読み出しとを互いに独立に並行して行い得る最小記
憶容量のデュアルポートメモリを得ることができるので
ある。
【0107】以下、上述のことを具体的に説明する。
今、上記変換規則における入力時の順序番号を「i」と
し、出力時の順序番号を「fi」とする。そうすると、図
11および図12に示す変換規則において(fi−i)=
Dが最も大きくなるのは、変換規則0の場合にはi=7
のときで、その値Dmaxは28(=35−7)である。ま
た、変換規則1の場合にはi=11,27のときで、Dm
axは15(=26−11=42−27)である。すなわ
ち、変換規則0と変換規則1において、第1組のデータ
の読み出しアドレスの推移を表す直線Pから最も高アド
レス側に離れている第2組のデータの書き込みアドレス
は、変換規則0のi=7におけるfi=35となる。し
たがって、本実施例における上記デュアルポートメモリ
の拡張容量を、変換規則0のi=7における(fi−i)
=Dmax=28に相当する28ワードとするのである。
【0108】すなわち、上記デュアルポートメモリ11
2の記憶容量は、1組64個のデータ分の記憶容量「6
4ワード」と上記Dmaxに相当する記憶容量「28ワー
ド」との和である「92ワード」とするのである。そし
て、デュアルポートメモリ112に対する書き込みアド
レスおよび読み出しアドレスの設定を、以下のように行
う。
【0109】尚、上術の説明は順変換の場合を例に説明
しているが、逆変換の場合も同様である。但し、この場
合には、シーケンシャル書き込みランダム読み出しとな
るので、上記デュアルポートメモリの拡張容量を求める
際のDは(i−fi)によって算出する必要がある。つま
り、D=│i−fi│とすれば、順逆何れの変換を問わ
ず適用可能な拡張容量を求めることができる。
【0110】図13は、上記デュアルポートメモリ11
2の領域を示す。尚、アドレスは、説明を簡単にするた
めに上記変換規則0および変換規則1における「順序番
号」と同じとし、「0〜91」で表すとする。
【0111】先ず、第1組のデータの書き込みを、図1
3(a)に示すように、アドレス0からアドレス63の領
域a(64ワード)に対して行う。次に、第2組のデータ
の書き込みを、図13(b)に示すように、アドレス64
からアドレス91の領域b1(28ワード)とアドレス0
からアドレス35の領域b2(36ワード)との合計64
ワードの領域に対して行う。その間に、領域aから第1
組のデータを読み出す。
【0112】ここで、上述したように、上記領域b1
書き込まれる第2組のデータは、図15(a)における直
線Sよりも下側の領域に書き込むべきデータである。ま
た、領域b2に書き込まれる第2組のデータは、図15
(a)における直線Sよりも上側の領域に書き込むべきデ
ータである。そして、図15(a)における直線Sよりも
上側の領域に書き込むべきデータのアドレス推移は直線
Qと交錯しないのであるから、領域b2に書き込まれて
いる第1組のデータは、読み出される前に第2組のデー
タの書き込みによって失われてしまうことはないのであ
る。
【0113】次に、第3組のデータの書き込みを、図1
3(c)に示すように、アドレス36からアドレス91の
領域c1(56ワード)とアドレス0からアドレス7の領
域c2(8ワード)との合計64ワードの領域に対して行
う。その間に、領域b1,b2から第2組のデータを読み
出す。この場合にも、領域b1,c2に書き込まれている
第2組のデータは、読み出される前に第3組のデータの
書き込みによって失われることはない。以下、同様のこ
とを繰り返して、上記デュアルポートメモリ112に対
するデータの書き込みと読み出しとを並行して行うので
ある。
【0114】上述のようなアドレス設定は、上記書き込
みアドレス設定部115,読み出しアドレス設定部11
6および領域指定端子117を、例えば、次のように動
作させることによって実現できる。すなわち、上記領域
指定端子117からは、前回の書き込み領域の最終アド
レスに「1」を加算した次回の書き込み領域の先頭アドレ
スを表す先頭アドレス信号が入力されて、書き込みアド
レス設定部115および読み出しアドレス設定部116
に送出される。
【0115】そうすると、上記書き込みアドレス設定部
115は、上記先頭アドレス信号と第1ノード104か
ら送出されてくる信号とに基づいて、順変換であれば、
次回の書き込み領域の先頭アドレスに変換アドレスを加
算したアドレスを求める。これに対して、逆変換であれ
ば、次回の書き込み領域の先頭アドレスに入力アドレス
を加算したアドレスを求める。但し、上記加算によって
得られたアドレス値が「92」以上の場合には、「92」を
差し引く。こうして、デュアルポートメモリ112に対
する次回の書き込みアドレスを設定する。
【0116】また、上記読み出しアドレス設定部116
は、上記先頭アドレス信号に基づく書き込み領域の先頭
アドレスを2回分保持しておく。そして、前回の書き込
み領域の先頭アドレスと第2ノード107から送出され
てくる信号とに基づいて、順変換であれば、前回の書き
込み領域の先頭アドレスに入力アドレスを加算したアド
レスを求める。これに対して、逆変換であれば、前回の
書き込み領域の先頭アドレスに変換アドレスを加算した
アドレスを求める。但し、上記加算によって得られたア
ドレス値が「92」以上の場合には、「92」を差し引く。
こうして、デュアルポートメモリ112に対する次回の
読み出しアドレスを設定するのである。
【0117】図14は、こうして上記変換規則0を用い
た順変換を行う際のデュアルポートメモリ112に対す
る書き込みアドレスおよび読み出しアドレスの推移を示
す。横軸はクロック入力端子101からのクロック数で
表される時間であり、縦軸はデュアルポートメモリ11
2のアドレス(0〜91)を示す。実線は書き込みアドレ
スの推移を示し、破線は読み出しアドレスの推移を示
す。尚、図中、領域a,b1,b2は、夫々、図13におけ
る領域a,b1,b2に対応する。図14より、各々のアド
レスにおいて、一旦書き込まれたデータは、読み出され
る前に次の書き込みによって失われないことが分かる。
ここで、D=Dmaxとなる点gにおいて読み出しアドレ
スと書き込みアドレスとが同じになっており、同一アド
レスに対して書き込みと読み出しとが同時に行われる
が、デュアルポートメモリの動作上問題はない。
【0118】このように、本実施の形態においては、第
1実施の形態における第1RAM32と第2RAM33
に変えて、デュアルポートメモリ112を設ける。そし
て、このデュアルポートメモリ112の記憶容量を、総
ての変換規則における出力時の順序番号fiと入力時の
順序番号をiとの差の絶対値│fi−i│=Dの最大値
Dmaxに1組のデータ数Nを加算して得た数分のデータ
を書き込むことができる記憶容量とする。
【0119】また、上記順/逆変換選択端子113から
の信号で第1セレクタ102及び第2セレクタ105の
選択動作を次のように制御する。すなわち、順変換時に
は、第1セレクタ102は変換アドレスバス103から
の信号を選択して書き込みアドレス設定部115に出力
する。一方、第2セレクタ105は入力アドレスバス1
06からの信号を選択して読み出しアドレス設定部11
6に出力する。これに対して、逆変換時には、第1セレ
クタ102は入力アドレスバス106からの信号を選択
して書き込みアドレス設定部115に出力する。一方、
第2セレクタ105は変換アドレスバス103からの信
号を選択して読み出しアドレス設定部116に出力す
る。
【0120】そして、上記書き込みアドレス設定部11
5は、領域指定端子117からの先頭アドレス信号と第
1セレクタ102からの信号とに基づいて、デュアルポ
ートメモリ112に対する次回の書き込みアドレスを設
定する。また、上記読み出しアドレス設定部116は、
上記先頭アドレス信号と第2セレクタ105から送出さ
れてくる信号とに基づいて、次回の読み出しアドレスを
設定するようにしている。
【0121】したがって、上記領域指定端子117から
の先頭アドレス信号を前回の書き込み領域における最終
アドレスの次アドレスを表す信号とすることによって、
デュアルポートメモリ112に対する1組のデータの書
き込みが終了した後にこのデータを読み出す場合に、こ
の読み出し動作と次の書き込み動作とを互いに独立に並
行して行うことができる。また、上記デュアルポートメ
モリ112の記憶容量を、使用する総ての変換規則にお
ける出力時の順序番号fiと入力時の順序番号をiとの
差の絶対値│fi−i│=Dの最大値Dmaxに基づいて設
定している。したがって、複数種類の変換規則に対し
て、1組のデータの書き込みが終了した後にこのデータ
を読み出す場合に読み出し動作と次の書き込み動作とを
互いに独立に並行して行うという前提において、デュア
ルポートメモリ112の記憶容量を最小にできる。
【0122】<第4実施の形態>本実施の形態は、第3
実施の形態におけるデータ書き込み用のデュアルポート
メモリの記憶容量が特定な場合の逐次型順序変換装置に
関する。本実施の形態における逐次型順序変換装置は、
図10に示す逐次型順序変換装置の構成と本質的に同じ
である。但し、本実施の形態においては、図10に示す
逐次型順序変換装置におけるデュアルポートメモリ11
2に相当するデュアルポートメモリの記憶容量を、 Dmax≦N/2(N:1組のデータ数) を満たす場合に、(N×1.5)ワードとするのである。
【0123】以下、上述のことを具体的に説明する。図
11および図12に示す変換規則を用いた順変換におい
て、上述したようにDmaxは28であり、N/2=64/
2=32以下である。したがって、上記デュアルポート
メモリの記憶容量を(N×1.5)=64×1.5=96ワ
ードとする。そして、図10に示す逐次型順序変換装置
における書き込みアドレス設定部115,読み出しアド
レス設定部116および領域指定端子117に相当する
書き込みアドレス設定部,読み出しアドレス設定部およ
び領域指定端子によって、上記デュアルポートメモリに
対する書き込みアドレスおよび読み出しアドレスの設定
を、上記デュアルポートメモリの全領域を3等分した夫
々の領域毎に以下のように行うのである。
【0124】図16は、上記デュアルポートメモリの領
域(アドレス「0〜95」)を示す。そして、アドレス0か
らアドレス31までの1/3の領域(32ワード)を領域
dとし、アドレス32からアドレス63までの1/3の
領域(32ワード)を領域eとし、アドレス64からアド
レス95までの1/3の領域(32ワード)を領域fとす
る。
【0125】先ず、第1組のデータの書き込みを、図1
6(a)に示すように、領域d,e(64ワード)に対して行
う。次に、第2組のデータの書き込みを、図16(b)に
示すように、領域f,d(64ワード)に対して行う。そ
の間に、領域d,eから第1組のデータを読み出す。こ
こで、第3実施の形態で説明した理由から、領域dに書
き込まれている第1組のデータは、読み出される前に第
2組のデータの書き込みによって失われてしまうことは
ないのである。
【0126】次に、第3組のデータの書き込みを、図1
6(c)に示すように、領域e,f(64ワード)に対して行
う。その間に、領域f,dから第2組のデータを読み出
す。この場合にも、第2組のデータは、読み出される前
に第3組のデータの書き込みによって失われない。以
下、同様のことを繰り返して、上記デュアルポートメモ
リに対するデータの書き込みと読み出しとを並行して行
う。
【0127】上述のようなアドレス設定は、上記書き込
みアドレス設定部,読み出しアドレス設定部および領域
指定端子を、例えば、次のように動作させることによっ
て実現できる。すなわち、上記デュアルポートメモリの
アドレス「0〜95」の上位アドレスとして、上記領域d
を指定する2ビットの上位アドレス「00」と、領域eを
指定する2ビットの上位アドレス「01」と、領域fを指
定する2ビットの上位アドレス「10」を設定する。そし
て、上記領域指定端子からは、上記上位アドレス「00」
と「01」を表す上位アドレス信号と、上位アドレス「1
0」と「00」を表す上位アドレス信号と、上位アドレス
「01」と「10」を表す上位アドレス信号を、1組のデー
タを書き込むタイミングで順次繰り返して出力する。
【0128】そうすると、上記書き込みアドレス設定部
は、上記上位アドレス信号と第1ノードから送出されて
くる信号とに基づいて、上記第1ノードから送出されて
くる「0〜63」の何れかを表す6ビットのアドレス信号
の下位5ビットに、上位アドレス信号で表される2ビッ
トの上記アドレスを付け加える。こうして、上記デュア
ルポートメモリに対する次回の書き込みアドレスを設定
する。また、上記読み出しアドレス設定部は、前回受け
取った上記上位アドレス信号と第2ノードから送出され
てくる信号とに基づいて、上記第2ノードから送出され
てくる6ビットのアドレス信号の下位5ビットに、前回
の上位アドレス信号で表される2ビットの上位アドレス
を付け加える。こうして、上記デュアルポートメモリに
対する次回の読み出しアドレスを設定するのである。
【0129】図17は、こうして上記変換規則0を用い
た逆変換を行った際の上記デュアルポートメモリにおけ
る書き込みアドレスおよび読み出しアドレスの推移を表
す。実線は書き込みアドレスの推移を示す。また、2本
の破線i,jは、読み出しアドレスの推移の限界を示
す。つまり、読み出しアドレスは、その推移が2本の破
線i,jの間にこの破線i,jに対して平行な直線になる
ように設定すればよい。以下、図17に従って、上記書
き込みアドレスの設定について具体的な例を用いて説明
する。
【0130】図17において、上記第1ノードから送出
されてくる第1組の8番目のデータの書き込みアドレス
も第2組の8番目のデータの書き込みアドレスも、図1
1から分かるように、デシマルアドレス「35」を表す
バイナリアドレス「100011」が送出されてくる。
ところが、第1組のデータの書き込み時には、上記領域
指定端子から上位アドレス「00」,「01」が送出されて
くる。したがって、上記書き込みアドレス設定部は、上
記第1ノードからのバイナリアドレス「100011」
の最上位ビットが「1」であることから上位アドレス
「01」を選択する。そして、この選択した上位アドレス
「01」をバイナリアドレス「100011」の下位5ビ
ット「00011」に付け加えて、7ビットのバイナリ
アドレス「0100011」を生成して上記デュアルポ
ートメモリへの書き込みアドレスとする。したがって、
第1組の8番目のデータは、図17にhで示すように、
デシマルアドレス「35」に書き込まれるのである。
【0131】これに対して、第2組のデータの書き込み
時には、上記領域指定端子から上位アドレス「10」,「0
0」が送出されてくる。したがって、上記書き込みアド
レス設定部は、上記第1ノードからのバイナリアドレス
「100011」の最上位ビットが「1」であることか
ら上位アドレス「00」を選択して、バイナリアドレス
「100011」の下位5ビット「00011」に付け
加える。こうして、7ビットのバイナリアドレス「00
00011」を生成して上記デュアルポートメモリへの
書き込みアドレスとする。したがって、第2組の8番目
のデータは、図17にiで示すように、デシマルアドレ
ス「3」に書き込まれるのである。
【0132】このように、本実施の形態においては、総
ての変換規則における出力時の順序番号fiと入力時の
順序番号iとの差の絶対値│fi−i│=Dの最大値Dm
axが1組のデータ数Nに対してDmax≦N/2の関係にあ
る場合に、第3実施の形態におけるデュアルポートメモ
リ121に相当するデュアルポートメモリの記憶容量を
(N×1.5)ワードとしている。したがって、上記デュ
アルポートメモリに対する書き込みアドレスおよび読み
出しアドレスの設定を1/3の領域d,e,fに分けて行
うことによって、上記デュアルポートメモリに対する1
組のデータの書き込みが終了した後にこのデータを読み
出す場合に、読み出し動作と書き込み動作とを互いに独
立に並行して行うことができる。また、その場合の上記
領域d,e,fは固定された領域であるから、領域d,e,
fの指定は上記領域指定端子から上記デュアルポートメ
モリの上位アドレスで行うことが可能となる。したがっ
て、上記デュアルポートメモリの記憶容量は第3実施の
形態の場合よりも多少大きくなるが、上記書き込みアド
レス設定部および読み出しアドレス設定部の構成を簡単
にできるのである。
【0133】<第5実施の形態>本実施の形態は、第3
実施の形態におけるデータ書き込み用のデュアルポート
メモリの記憶容量が特定な場合の他の逐次型順序変換装
置に関する。本実施の形態における逐次型順序変換装置
は、図10に示す逐次型順序変換装置の構成と本質的に
同じである。但し、本実施の形態においては、図10に
示す逐次型順序変換装置におけるデュアルポートメモリ
112に相当するデュアルポートメモリの記憶容量を、
N=2nであって、 Dmax≦N/2=2(n-1) (N:1組のデータ数) を満たす場合に、(N×1.5)=2n×3/2=(3×2
(n-1))ワードとするのである。
【0134】そして、図10に示す逐次型順序変換装置
における書き込みアドレス設定部115,読み出しアド
レス設定部116および領域指定端子117に相当する
書き込みアドレス設定部,読み出しアドレス設定部およ
び領域指定端子による上記デュアルポートメモリの書き
込みアドレスおよび読み出しアドレスの設定は、第4実
施の形態の場合と同様に、3等分した夫々の2(n-1)
ード分の領域毎に、上記領域指定端子から上位アドレス
を指定することによって行うのである。
【0135】但し、本実施の形態の場合には、上記デュ
アルポートメモリの各領域の記憶容量は2(n-1)ワード
であるから、図10に示す逐次型順序変換装置における
アドレス生成部114に相当するアドレス生成部として
通常の2進カウンタをそのまま使用できるのである。す
なわち、本実施の形態によれば、上記アドレス生成部を
簡単にできる。
【0136】尚、上記第3〜第5実施の形態においては
図11および図12に示す各変換規則に従って順変換あ
るいは逆変換を行うようにしているが、これに限定され
るものではない。また、上記第3〜第5実施の形態にお
いては、64個のデータを1組としているが、この発明
においては1組のデータ個数を限定するものではない。
【0137】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1に係
る発明の逐次型順序変換装置は、アドレス選択手段は、
モード選択端子からの第1のモードを表すアドレス選択
制御信号を受けた場合には、アドレス生成手段からの入
力アドレス信号を書き込みアドレス信号としてデュアル
ポートメモリに供給する一方、変換表メモリからの変換
アドレス信号を読み出しアドレス信号として供給し、第
2のモードを表すアドレス選択制御信号を受けた場合に
は、上記変換アドレス信号を書き込みアドレス信号とし
て上記デュアルポートメモリに供給する一方、上記入力
アドレス信号を読み出しアドレス信号として供給する
で、上記第1のモード時には、上記デュアルポートメモ
リに対して上記入力アドレス信号に応じた書き込みと変
換アドレス信号に応じた読み出しとを行う順変換を行
い、上記第2のモード時は、第1のモードにおける逆の
アドレスによる書き込みと読み出しとを行う逆変換を行
うことができる。
【0138】
【0139】
【0140】
【0141】
【0142】
【0143】
【0144】すなわち、この発明によれば、データ書き
込み用のメモリとしてデュアルポートメモリを用いて、
上記入力アドレスと変換アドレスが対応付けられた1つ
の変換表のみによって順変換と逆変換とを行うことがで
きる。したがって、アドレス変換表メモリに逆変換用の
変換表を格納しておく必要がなく、また、データ書き込
み用のメモリとして1面のデュアルポートメモリのみで
よく、携帯機器への搭載に更に有利となる。
【0145】さらに、上記デュアルポートメモリの書き
込みポートには1組N個のデータが順次入力されるよう
になっており、上記1組のデータにおける入力順番をi
とし、出力順番をfiとし、総ての変換規則に関する│
fi−i│の最大値をDmaxとした場合に、上記デュアル
ポートメモリは、(N+Dmax)個のデータ分の記憶容量
を有しているので、1組N個のデータ分の記憶容量より
も、上記Dmax個のデータ分だけ記憶容量が大きくなっ
ている。したがって、上記デュアルポートメモリに1組
N個のデータを書き込む際に、前回書き込まれた1組N
個のデータが引き続いて読み出される前に失われないよ
うに書き込むことが可能となる。
【0146】また、その場合に、上記デュアルポートメ
モリの記憶容量を1組N個のデータ分の記憶容量よりも
必要最小限だけ大きくすることができる。したがって、
1組のデータの書き込み終了後にこのデータの読み出し
を行い、且つ、書き込みと読み出しとを互いに独立に並
行して行うという前提の下に、上記デュアルポートメモ
リの記憶容量を最小にできる。さらに、上記Dmaxは、
総ての変換規則に関する│fi−i│の最大値であるの
で、複数種類の変換規則に対応できる。
【0147】さらに、上記デュアルポートメモリに対す
る前回の書き込み領域の最終アドレスの次のアドレスを
指定するアドレス信号と、上記アドレス選択手段からの
書き込みアドレス信号および読み出しアドレス信号とに
基づいて、アドレス設定手段によって、上記デュアルポ
ートメモリに対する次回の書き込みアドレスと次々回の
読み出しアドレスとを設定するので、上記1組のデータ
の書き込み終了後にこのデータの読み出しを行い、且
つ、書き込みと読み出しとを互いに独立に並行して行う
ことが可能なように、上記デュアルポートメモリに対す
る実際の書き込みアドレスおよび読み出しアドレスを設
定できる。
【0148】また、請求項2に係る発明の逐次型順序変
換装置における上記デュアルポートメモリの書き込みポ
ートには1組2m個のデータが順次入力され、上記1組
のデータにおける入力順番をiとし、出力順番をfiと
し、総ての変換規則に関する│fi−i│の最大値をDm
axとし、m≧Dmaxであり、上記デュアルポートメモリ
は3m個のデータ分の記憶容量を有しているので、上記
デュアルポートメモリの記憶容量をm個のデータ分の記
憶容量で3等分して得られる書き込み領域のうち、順次
切り換わる連続した2つの書き込み領域に書き込みを行
うことによって、上記デュアルポートメモリに対する1
組のデータの書き込み終了後にこのデータの読み出しを
行い、且つ、書き込みと読み出しとを互いに独立に並行
して行うことができる。さらに、上記mは総ての変換規
則に関する│fi−i│の最大値Dmax以上であるので、
複数種類の変換規則に対応できる。
【0149】さらに、上記デュアルポートメモリは、m
個のデータ分の記憶容量ずつ3つの書き込み領域に等区
分されており、上記デュアルポートメモリに対する次回
の書き込み領域を指定する領域指定信号と、上記アドレ
ス選択手段からの書き込みアドレス信号および読み出し
アドレス信号とに基づいて、アドレス設定手段によっ
て、上記デュアルポートメモリに対する次回の書き込み
アドレスと次々回の読み出しアドレスとを設定するの
で、上記1組のデータの書き込み終了後にこのデータの
読み出しを行い、且つ、書き込みと読み出しとを互いに
独立に並行して行うことが可能なように、上記デュアル
ポートメモリに対する実際の書き込みアドレスおよび読
み出しアドレスを設定できる。
【0150】また、請求項3に係る発明の逐次型順序変
換装置における上記デュアルポートメモリの書き込みポ
ートには1組2n個のデータが順次入力され、上記1組
のデータにおける入力順番をiとし、出力順番をfiと
し、総ての変換規則に関する│fi−i│の最大値をDm
axとし、{2(n−1)}≧Dmaxであり、上記デュアル
ポートメモリは3{2(n−1)}個のデータ分の記憶容
量を有しているので、上記デュアルポートメモリの記憶
容量を{2(n−1)}個のデータ分の記憶容量ずつ3等
分して得られる書き込み領域のうち、順次切り換わる連
続する2つの書き込み領域に対して書き込みを行うこと
によって、上記デュアルポートメモリに対する1組のデ
ータの書き込み終了後にこのデータの読み出しを行い、
且つ、書き込みと読み出しとを互いに独立に並行して行
うことができる。また、個々の書き込み領域は{2
(n−1)}個のデータ分の記憶容量を有しているの
で、上記アドレス生成手段を2進カウンタだけで簡単に
構成できる。さらに、上記{2(n−1)}は総ての変換
規則に関する│fi−i│の最大値Dmax以上であるの
で、複数種類の変換規則に対応できる。
【0151】さらに、上記デュアルポートメモリは、
{2(n−1)}個のデータ分の記憶容量ずつ3つの書き
込み領域に区分されており、上記デュアルポートメモリ
に対する次回の書き込み領域を指定する領域指定信号
と、上記アドレス選択手段からの書き込みアドレス信号
および読み出しアドレス信号とに基づいて、アドレス設
定手段によって、上記デュアルポートメモリに対する次
回の書き込みアドレスと次々回の読み出しアドレスとを
設定するので、上記1組のデータの書き込み終了後にこ
のデータの読み出しを行い、且つ、書き込みと読み出し
とを互いに独立に並行して行うことが可能なように、上
記デュアルポートメモリに対する実際の書き込みアドレ
スおよび読み出しアドレスを設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の逐次型順序変換装置の一実施の形態
におけるブロック図である。
【図2】図1における順変換指定時の各部の信号変化図
である。
【図3】図1における逆変換指定時の各部の信号変化図
である。
【図4】図1における表選択入力端子の出力信号と指定
される変換表との対応を示す図である。
【図5】図1とは異なる逐次型順序変換装置のブロック
図である。
【図6】図5における各RAMの内部構成の一部を示す
図である。
【図7】図5における変換規則選択端子の出力信号と指
定されるデコーダとの対応を示す図である。
【図8】図5および図6における順変換指定時の各部の
信号変化図である。
【図9】図5および図6における逆変換指定時の各部の
信号変化図である。
【図10】図1および図5とは異なる逐次型順序変換装
置のブロック図である。
【図11】図10に示す逐次型順序変換装置に適用され
る変換規則を示す図である。
【図12】図11とは異なる変換規則を示す図である。
【図13】図10におけるデュアルポートメモリに対す
る書き込み領域および読み出し領域の変化を示す図であ
る。
【図14】図10に示す逐次型順序変換装置による書き
込みアドレスおよび読み出しアドレスの推移の一例を示
す図である。
【図15】逐次型順序変換装置のデータメモリとして1
組のデータ分の記憶容量を有するデュアルポートメモリ
を用いた場合の書き込みアドレスおよび読み出しアドレ
スの推移の説明図である。
【図16】図1,図5および図10とは異なる逐次型順
序変換装置におけるデュアルポートメモリに対する書き
込み領域および読み出し領域の変化を示す図である。
【図17】図16に示す書き込み領域および読み出し領
域の変化に従った書き込みアドレスおよび読み出しアド
レスの推移の一例を示す図である。
【図18】従来の逐次型順序変換装置における回路構成
図である。
【図19】図18に示す従来の逐次型順序変換装置に適
用される変換規則の一例を示す図である。
【図20】図18における表選択入力端子および順/逆
変換選択端子の出力信号と指定される変換表との対応を
示す図である。
【図21】図18における各部の信号変化図である。
【図22】図18における各RAMの内部構成の一部を
示す図である。
【図23】従来の逐次型順序変換装置に用いられている
デュアルポートメモリの説明図である。
【図24】図23に示すデュアルポートメモリに対して
図19に示す変換規則に従って書き込み読み出しを行う
場合のアドレス推移を示す図である。
【符号の説明】
31,61,111…データ入力端子、32,62…第1
RAM、33,63…第2RAM、 34,6
4,118…データ出力端子、35,110…アドレス変
換表メモリ、37,67…書き込みメモリ選択端子、3
8,102…第1セレクタ、 39,103…変換
アドレスバス、41,105…第2セレクタ、 4
2,72,106…入力アドレスバス、44,74…読み
出しメモリ選択端子、45…第3セレクタ、
48,78…アドレス入力端子、49,108…表選
択入力端子、 50,80,113…順/逆変換選択端
子、53,83…切換回路、 54,84…
インバータ、75…セレクタ、 79
…変換規則選択端子、87…第1マルチプレクサ、
88…第2マルチプレクサ、89…第1デコーダ、
90…第2デコーダ、91…第3デコー
ダ、 112…デュアルポートメモリ。1
14…アドレス生成部、 115…書き込みア
ドレス設定部、116…読み出しアドレス設定部、 1
17…領域指定端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−81417(JP,A) 特開 平7−50831(JP,A) 特開 平5−207289(JP,A) 特開 平8−153188(JP,A) 特開 平9−134590(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 12/00 - 12/06 G11C 11/41 413 H03M 3/00 - 11/00 H04N 1/41 - 1/419 H04N 7/12,7/24,7/30,7/32 G06T 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力アドレスを生成するアドレス生成手
    段と、 上記入力アドレスから変換アドレスを得るための変換表
    が格納されて、上記入力アドレス信号が与えられると、
    この入力アドレス信号に対応した変換アドレス信号を出
    力するアドレス変換表メモリと、 書き込みポートと読み出しポートとを有して、データが
    書き込まれるデュアルポートメモリと、 上記入力アドレス信号および変換アドレス信号が入力さ
    れると共に、モード選択端子からの第1のモードを表す
    アドレス選択制御信号を受けた場合には、上記入力アド
    レス信号を書き込みアドレス信号として上記デュアルポ
    ートメモリに供給する一方、上記変換アドレス信号を読
    み出しアドレス信号として上記デュアルポートメモリに
    供給し、第2のモードを表すアドレス選択制御信号を受
    けた場合には、上記変換アドレス信号を書き込みアドレ
    ス信号として上記デュアルポートメモリに供給する一
    方、上記入力アドレス信号を読み出しアドレス信号とし
    て上記デュアルポートメモリに供給するアドレス選択手
    段を備えると共に、 上記デュアルポートメモリの書き込みポートには1組N
    個のデータが順次入力されるようになっており、 上記デュアルポートメモリは、上記1組のデータの入力
    順番をiとし、出力順番をfiとし、総ての変換規則に
    関する│fi−i│の最大値をDmaxとした場合に、(N
    +Dmax)個のデータ分の記憶容量を有しており、 上記デュアルポートメモリに対する前回の書き込み領域
    の最終アドレスの次アドレスを指定するアドレス信号
    と、上記アドレス選択手段からの書き込みアドレス信号
    および読み出しアドレス信号とに基づいて、上記デュア
    ルポートメモリに対する次回の書き込みアドレスと次々
    回の読み出しアドレスとを設定するアドレス設定手段を
    備えたことを特徴とする逐次型順序変換装置。
  2. 【請求項2】 入力アドレスを生成するアドレス生成手
    段と、 上記入力アドレスから変換アドレスを得るための変換表
    が格納されて、上記入力アドレス信号が与えられると、
    この入力アドレス信号に対応した変換アドレス 信号を出
    力するアドレス変換表メモリと、 書き込みポートと読み出しポートとを有して、データが
    書き込まれるデュアルポートメモリと、 上記入力アドレス信号および変換アドレス信号が入力さ
    れると共に、モード選択端子からの第1のモードを表す
    アドレス選択制御信号を受けた場合には、上記入力アド
    レス信号を書き込みアドレス信号として上記デュアルポ
    ートメモリに供給する一方、上記変換アドレス信号を読
    み出しアドレス信号として上記デュアルポートメモリに
    供給し、第2のモードを表すアドレス選択制御信号を受
    けた場合には、上記変換アドレス信号を書き込みアドレ
    ス信号として上記デュアルポートメモリに供給する一
    方、上記入力アドレス信号を読み出しアドレス信号とし
    て上記デュアルポートメモリに供給するアドレス選択手
    段を備えると共に、 上記デュアルポートメモリの書き込みポートには1組2
    m個のデータが順次入力されるようになっており、 上記1組のデータの入力順番をiとし、出力順番をfi
    とし、総ての変換規則に関する│fi−i│の最大値を
    Dmaxとし、m≧Dmaxであり、上記デュアルポートメモ
    リの記憶容量は3m個のデータ分の記憶容量であって、 上記デュアルポートメモリは、m個のデータ分の記憶容
    量ずつ3つの書き込み領域に区分されていると共に、 上記デュアルポートメモリに対する次回の書き込み領域
    を指定する領域指定信号と、上記アドレス選択手段から
    の書き込みアドレス信号および読み出しアドレス信号と
    に基づいて、上記デュアルポートメモリに対する次回の
    書き込みアドレスと次々回の読み出しアドレスとを設定
    するアドレス設定手段を備えたことを特徴とする逐次型
    順序変換装置。
  3. 【請求項3】 入力アドレスを生成するアドレス生成手
    段と、 上記入力アドレスから変換アドレスを得るための変換表
    が格納されて、上記入力アドレス信号が与えられると、
    この入力アドレス信号に対応した変換アドレス信号を出
    力するアドレス変換表メモリと、 書き込みポートと読み出しポートとを有して、データが
    書き込まれるデュアルポートメモリと、 上記入力アドレス信号および変換アドレス信号が入力さ
    れると共に、モード選択端子からの第1のモードを表す
    アドレス選択制御信号を受けた場合には、上記入力アド
    レス信号を書き込みアドレス信号として上記デュアルポ
    ートメモリに供給する一方、上記変換アドレス信号を読
    み出しアドレス信号として上記デュアルポートメモリに
    供給し、第2のモードを表すアドレス選択制御信号を受
    けた場合には、上記変換アドレス信号を書き込みアドレ
    ス信号として上記デュアルポートメモリに供給する一
    方、上記入力アドレス信号を読み出しアドレス信号とし
    て上記デュアルポートメモリに供給するアドレス選択手
    段を備えると共に、 上記デュアルポートメモリの書き込みポートには1組2
    n 個のデータが順次入力されるようになっており、 上記1組のデータの入力順番をiとし、出力順番をfi
    とし、総ての変換規則に関する│fi−i│の最大値を
    Dmaxとし、2 (n-1) ≧Dmaxであり、上記デュアルポー
    トメモリの記憶容量は3{2 (n-1) }個のデータ分の記憶
    容量であって、 上記デュアルポートメモリは、{2(n-1)}個のデータ分
    の記憶容量ずつ3つの書き込み領域に区分されていると
    共に、 上記デュアルポートメモリに対する次回の書き込み領域
    を指定する領域指定信号と、上記アドレス選択手段から
    の書き込みアドレス信号および読み出しアドレス信号と
    に基づいて、上記デュアルポートメモリに対する次回の
    書き込みアドレスと次々回の読み出しアドレスとを設定
    するアドレス設定手段を備えたことを特徴とする逐次型
    順序変換装置。
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