JP3441268B2 - 海苔焼き方法および海苔焼き装置 - Google Patents
海苔焼き方法および海苔焼き装置Info
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- JP3441268B2 JP3441268B2 JP27010295A JP27010295A JP3441268B2 JP 3441268 B2 JP3441268 B2 JP 3441268B2 JP 27010295 A JP27010295 A JP 27010295A JP 27010295 A JP27010295 A JP 27010295A JP 3441268 B2 JP3441268 B2 JP 3441268B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海苔を焼き上げる
海苔焼き方法および海苔焼き装置に関する。
海苔焼き方法および海苔焼き装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、焼き海苔を製造するために、海苔
を海苔焼き装置にて焼き上げる場合、例えば、ベルトコ
ンベア等からなる搬送路上に、シート状の乾燥海苔を配
置して、その加熱炉内を通過させることにより、加熱炉
内のヒータで熱放射により海苔を加熱して、焼き海苔を
製造していた。
を海苔焼き装置にて焼き上げる場合、例えば、ベルトコ
ンベア等からなる搬送路上に、シート状の乾燥海苔を配
置して、その加熱炉内を通過させることにより、加熱炉
内のヒータで熱放射により海苔を加熱して、焼き海苔を
製造していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来、一般的に海苔焼
き装置用のヒータとしては、ニクロム線等の電気的に加
熱された金属あるいはその金属に加熱されたセラミック
を用いるのが、一般的であった。しかし、このような従
来の金属やセラミックによる加熱では、700℃以上の
極めて高温に加熱しないと、十分に海苔を焼くことがで
きず、消費電力の割には、焼き海苔の生産性が低いこと
が指摘されていた。
き装置用のヒータとしては、ニクロム線等の電気的に加
熱された金属あるいはその金属に加熱されたセラミック
を用いるのが、一般的であった。しかし、このような従
来の金属やセラミックによる加熱では、700℃以上の
極めて高温に加熱しないと、十分に海苔を焼くことがで
きず、消費電力の割には、焼き海苔の生産性が低いこと
が指摘されていた。
【0004】この原因を検討した結果、海苔の赤外線吸
収スペクトルは図3に示すごとく、3.0〜10.0μ
mの範囲に吸収ピークが存在し、この範囲の赤外線にて
焼き上げる必要がある。しかし、金属からの放射される
赤外線の波長は、図4に破線で示すごとく広い波長域に
わたって放射されるため、全体的に放射量が少なくな
り、3.0〜10.0μmの赤外線を十分に放射させる
ためには、大量の電力をニクロム線等に供給し、その金
属を極めて高温とすることにより、初めて十分な赤外線
放射を得ていた。したがって、高温を維持するために大
量のエネルギーを必要とし、しかもそのエネルギーの内
の一部が海苔の焼き上げに利用されるのみであった。
収スペクトルは図3に示すごとく、3.0〜10.0μ
mの範囲に吸収ピークが存在し、この範囲の赤外線にて
焼き上げる必要がある。しかし、金属からの放射される
赤外線の波長は、図4に破線で示すごとく広い波長域に
わたって放射されるため、全体的に放射量が少なくな
り、3.0〜10.0μmの赤外線を十分に放射させる
ためには、大量の電力をニクロム線等に供給し、その金
属を極めて高温とすることにより、初めて十分な赤外線
放射を得ていた。したがって、高温を維持するために大
量のエネルギーを必要とし、しかもそのエネルギーの内
の一部が海苔の焼き上げに利用されるのみであった。
【0005】一方、セラミックから放射される赤外線の
波長は、図4の実線、一点鎖線あるいは二点鎖線に示す
ごとく、5μm前後から10μm前後までに、放射ピー
クが存在し、海苔の焼き上げに好適と考えられる。しか
し、ここで用いられるセラミックは、棒状のセラミック
であるため、やはりセラミック自体から放射される赤外
線量は少なく、結局、十分な赤外線量を得ようとする
と、セラミックを高温に加熱しなくてはならず、そのた
めに放射ピークとなる波長もウィーンの法則により短波
長側にずれる。したがって、5μm〜10μmの範囲で
十分な赤外線量を得るには、更に高温にしなくてはなら
ないという悪循環が生じ、エネルギー的に極めて無駄な
ことをしていた。
波長は、図4の実線、一点鎖線あるいは二点鎖線に示す
ごとく、5μm前後から10μm前後までに、放射ピー
クが存在し、海苔の焼き上げに好適と考えられる。しか
し、ここで用いられるセラミックは、棒状のセラミック
であるため、やはりセラミック自体から放射される赤外
線量は少なく、結局、十分な赤外線量を得ようとする
と、セラミックを高温に加熱しなくてはならず、そのた
めに放射ピークとなる波長もウィーンの法則により短波
長側にずれる。したがって、5μm〜10μmの範囲で
十分な赤外線量を得るには、更に高温にしなくてはなら
ないという悪循環が生じ、エネルギー的に極めて無駄な
ことをしていた。
【0006】本発明は、少ないエネルギーにて、焼き海
苔を生産する方法および装置を提供することを目的とす
る。
苔を生産する方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の海苔焼き方法
は、発熱と熱放射との両方の役目を果たすジルコニア製
の板状体によって発熱板を形成し、該発熱板に電流を流
すことによって前記発熱板を200〜500℃に加熱
し、この発熱板からの熱放射により、海苔を焼いてい
る。乾燥海苔の電磁波吸収域を調べて見ると、図3のご
とく、約3.0〜10.0μmでピークを示しているこ
とが判明した。したがって、この範囲にて電磁波を放射
させ、他の範囲ではあまり放射させないことが、エネル
ギーを無駄にせずに効率的に乾燥海苔を焼き上げるため
に必要なことが判る。
は、発熱と熱放射との両方の役目を果たすジルコニア製
の板状体によって発熱板を形成し、該発熱板に電流を流
すことによって前記発熱板を200〜500℃に加熱
し、この発熱板からの熱放射により、海苔を焼いてい
る。乾燥海苔の電磁波吸収域を調べて見ると、図3のご
とく、約3.0〜10.0μmでピークを示しているこ
とが判明した。したがって、この範囲にて電磁波を放射
させ、他の範囲ではあまり放射させないことが、エネル
ギーを無駄にせずに効率的に乾燥海苔を焼き上げるため
に必要なことが判る。
【0008】しかし、従来の金属線を用いた加熱方式で
は、金属から放射される電磁波分布が図4の破線に示す
ごとく、乾燥海苔の吸収域では非常に少ない。したがっ
て、金属にて加熱することは、従来指摘されたごとく、
大量のエネルギーを無駄に使用することとなり、生産性
が低下する。
は、金属から放射される電磁波分布が図4の破線に示す
ごとく、乾燥海苔の吸収域では非常に少ない。したがっ
て、金属にて加熱することは、従来指摘されたごとく、
大量のエネルギーを無駄に使用することとなり、生産性
が低下する。
【0009】しかし、ガラスあるいはセラミック材料で
は、図4に示すごとく、乾燥海苔の吸収域にほぼ一致し
たピークの電磁波を放射する。しかも発熱と熱放射との
両方の役目を果たすジルコニア製の板状体によって発熱
板を形成し、該発熱板に電流を流すことによって前記発
熱板を200〜500℃に加熱し、この発熱板からの熱
放射により、海苔を焼いている。このため、広い面積か
ら放射がなされるので、ジルコニア製の板状体の温度を
200℃〜500℃の低温に維持しても、十分な放射熱
を海苔に与えることができ、効率的に海苔を焼き上げる
ことができ、エネルギーを無駄にすることがない。
は、図4に示すごとく、乾燥海苔の吸収域にほぼ一致し
たピークの電磁波を放射する。しかも発熱と熱放射との
両方の役目を果たすジルコニア製の板状体によって発熱
板を形成し、該発熱板に電流を流すことによって前記発
熱板を200〜500℃に加熱し、この発熱板からの熱
放射により、海苔を焼いている。このため、広い面積か
ら放射がなされるので、ジルコニア製の板状体の温度を
200℃〜500℃の低温に維持しても、十分な放射熱
を海苔に与えることができ、効率的に海苔を焼き上げる
ことができ、エネルギーを無駄にすることがない。
【0010】前述した海苔焼き方法を実施する海苔焼き
装置としては、海苔を加熱炉の入り口から出口まで搬送
する搬送路、前記加熱炉内に備えられ前記搬送路に向け
た表面を有する発熱と熱放射との両方の役目を果たすジ
ルコニア製の板状体によって形成された発熱板、および
前記発熱板に電流を流すことによって前記発熱板を20
0〜500℃に加熱する加熱装置を備えたものを用いる
ことができる。
装置としては、海苔を加熱炉の入り口から出口まで搬送
する搬送路、前記加熱炉内に備えられ前記搬送路に向け
た表面を有する発熱と熱放射との両方の役目を果たすジ
ルコニア製の板状体によって形成された発熱板、および
前記発熱板に電流を流すことによって前記発熱板を20
0〜500℃に加熱する加熱装置を備えたものを用いる
ことができる。
【0011】この海苔焼き装置において、効率的に焼き
海苔を生産するには、前記加熱装置が、前記板状体を2
00〜500℃に加熱することにより、前記板状体から
熱放射させることが必須である。前記板状体に用いられ
る材質は、ジルコニア(ZrO2)である。ジルコニア
は、抵抗発熱性セラミックとしての性質も有するので、
ジルコニアからなる板状体に電流を流せば、直接、板状
体を加熱することができる。すなわち、発熱と熱放射と
の両方の役目を果たすジルコニア製の板状体によって発
熱板を形成することにより、本発明を実施することがで
きる。
海苔を生産するには、前記加熱装置が、前記板状体を2
00〜500℃に加熱することにより、前記板状体から
熱放射させることが必須である。前記板状体に用いられ
る材質は、ジルコニア(ZrO2)である。ジルコニア
は、抵抗発熱性セラミックとしての性質も有するので、
ジルコニアからなる板状体に電流を流せば、直接、板状
体を加熱することができる。すなわち、発熱と熱放射と
の両方の役目を果たすジルコニア製の板状体によって発
熱板を形成することにより、本発明を実施することがで
きる。
【0012】また、前記板状体の熱放射面の形状は平面
状の正方形または長方形で良いが、更に、海苔が載置さ
れている面の形状に沿わせて湾曲させた正方形または長
方形であると、すなわち、海苔焼き装置で言えば、ベル
トコンベア等の搬送路上の海苔載置面の形状に沿わせて
湾曲させた正方形または長方形であると、一層低温で、
効率的に海苔を焼き上げることができる。
状の正方形または長方形で良いが、更に、海苔が載置さ
れている面の形状に沿わせて湾曲させた正方形または長
方形であると、すなわち、海苔焼き装置で言えば、ベル
トコンベア等の搬送路上の海苔載置面の形状に沿わせて
湾曲させた正方形または長方形であると、一層低温で、
効率的に海苔を焼き上げることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】まず、参考例として、本発明に関
連する技術について説明する。図1は、ヒータ2の概略
斜視図を示している。電気絶縁性のセラミック製板状体
である熱放射基板4の裏面には、導電発熱性セラミック
からなる抵抗発熱体薄膜6が一体に積層され、その上に
更に、セラミック製の電気絶縁薄膜8が一体に積層され
て、発熱板10を形成している。この発熱板10には、
アルミニウム製の電磁波反射板12が、2本の端子14
を介して所定の間隔で接続されている。この端子14
は、発熱板10を貫いているとともに、抵抗発熱体薄膜
6に電気的導通状態に接続されている。また端子14
は、電磁波反射板12に対しては絶縁碍子16を介して
接触している。
連する技術について説明する。図1は、ヒータ2の概略
斜視図を示している。電気絶縁性のセラミック製板状体
である熱放射基板4の裏面には、導電発熱性セラミック
からなる抵抗発熱体薄膜6が一体に積層され、その上に
更に、セラミック製の電気絶縁薄膜8が一体に積層され
て、発熱板10を形成している。この発熱板10には、
アルミニウム製の電磁波反射板12が、2本の端子14
を介して所定の間隔で接続されている。この端子14
は、発熱板10を貫いているとともに、抵抗発熱体薄膜
6に電気的導通状態に接続されている。また端子14
は、電磁波反射板12に対しては絶縁碍子16を介して
接触している。
【0014】このことにより、2本の端子14の給電端
部14aの間に電流を流すことにより、抵抗発熱体薄膜
6で電気エネルギーが熱エネルギーに変換されて、熱放
射基板4を加熱することができる。このヒータ2は、2
00〜500℃の低温でも、十分に海苔を焼くための赤
外線が熱放射基板4の表面4aから放射され、次に述べ
るごとく効率的に焼き海苔が製造できた。
部14aの間に電流を流すことにより、抵抗発熱体薄膜
6で電気エネルギーが熱エネルギーに変換されて、熱放
射基板4を加熱することができる。このヒータ2は、2
00〜500℃の低温でも、十分に海苔を焼くための赤
外線が熱放射基板4の表面4aから放射され、次に述べ
るごとく効率的に焼き海苔が製造できた。
【0015】[測定例]例えば、図4にセラミックAで
示したアルミナおよびシリカを主成分とするセラミック
製発熱板10を、その寸法を、長さL=250mm、幅
W=90mm、厚さT=3mmとして形成し、図2に示
すごとく、発熱板10の表面4aを下向きにして、海苔
焼き用の加熱炉20の内部の天井部分に取り付けた。
示したアルミナおよびシリカを主成分とするセラミック
製発熱板10を、その寸法を、長さL=250mm、幅
W=90mm、厚さT=3mmとして形成し、図2に示
すごとく、発熱板10の表面4aを下向きにして、海苔
焼き用の加熱炉20の内部の天井部分に取り付けた。
【0016】このヒータ2の取り付け状態は、例えば、
海苔22を載置して加熱炉20内を入口20aから図示
していない出口に向けて移動するベルトコンベア24の
移動方向Aに、各列1mに付き9枚を、2列配置した。
加熱炉20の長さは、3〜6mであった。したがって、
長さ3mの加熱炉20であれば、ヒータ2は54枚配置
される。尚、この天井部分の面積に対する発熱板10の
表面4aの面積の割合は、67.5%とした。尚、この
割合の好ましい範囲は50〜80%である。また、発熱
板10から海苔までの距離は120mmとした。尚、こ
の距離の好ましい範囲は80〜200mmである。
海苔22を載置して加熱炉20内を入口20aから図示
していない出口に向けて移動するベルトコンベア24の
移動方向Aに、各列1mに付き9枚を、2列配置した。
加熱炉20の長さは、3〜6mであった。したがって、
長さ3mの加熱炉20であれば、ヒータ2は54枚配置
される。尚、この天井部分の面積に対する発熱板10の
表面4aの面積の割合は、67.5%とした。尚、この
割合の好ましい範囲は50〜80%である。また、発熱
板10から海苔までの距離は120mmとした。尚、こ
の距離の好ましい範囲は80〜200mmである。
【0017】このヒータ2に対する電流量を、図示して
いない加熱装置にて制御することにより、温度を300
℃に維持した。この状態でベルトコンベア24に海苔を
載せて焼くと、1時間当り1万〜1万5千枚を焼くこと
ができた。このときに消費した電力は、従来の海苔焼き
装置、すなわち、線状のニクロム線ヒータあるいは棒状
セラミックヒータを、加熱炉内に200〜300mmの
間隔で配置して(この従来の場合の天井部分の面積に対
するヒータの表面の面積の割合は、約30%であ
る。)、ヒータを700℃に維持して、同枚数の海苔を
焼いた場合に比較して、1/2〜2/3の電力量で済ん
だ。
いない加熱装置にて制御することにより、温度を300
℃に維持した。この状態でベルトコンベア24に海苔を
載せて焼くと、1時間当り1万〜1万5千枚を焼くこと
ができた。このときに消費した電力は、従来の海苔焼き
装置、すなわち、線状のニクロム線ヒータあるいは棒状
セラミックヒータを、加熱炉内に200〜300mmの
間隔で配置して(この従来の場合の天井部分の面積に対
するヒータの表面の面積の割合は、約30%であ
る。)、ヒータを700℃に維持して、同枚数の海苔を
焼いた場合に比較して、1/2〜2/3の電力量で済ん
だ。
【0018】また、セラミック製発熱板10として、長
さL=280mm、幅W=90mm、厚さT=3mmの
寸法のものも同様な結果が得られた。また、他の組成の
異なるセラミック、例えば図4に示したセラミックB,
Cも同じ効果を示した。
さL=280mm、幅W=90mm、厚さT=3mmの
寸法のものも同様な結果が得られた。また、他の組成の
異なるセラミック、例えば図4に示したセラミックB,
Cも同じ効果を示した。
【0019】また、石英ガラスなどの耐熱硝子により形
成した熱放射基板4においてもセラミックの場合と同じ
効果を示した。 [本発明の実施形態]次に、本発明の実施形態について説明する。参考例とし
て示した上記 ヒータ2の発熱は抵抗発熱体薄膜6にて行
われ、熱放射は熱放射基板4にて行われていたが、本発
明の実施形態としては、熱放射基板4自体を抵抗発熱性
セラミックとして、発熱と熱放射との両方の役目を果さ
せる構成を採用する。具体的には、上記段落[001
1]に記載されている通りであり、ジルコニアは、抵抗
発熱性セラミックとしての性質を有するので、ジルコニ
アからなる板状体に電流を流すことにより、直接、板状
体を加熱することができる。 [その他の参考例] 電磁波反射板12としては、アルミニウムを用いたが、
特に腐食し易い条件下にヒータ2を使用する場合には、
電磁波反射板12はステンレススチール等の腐食しにく
い材料を使うと良い。
成した熱放射基板4においてもセラミックの場合と同じ
効果を示した。 [本発明の実施形態]次に、本発明の実施形態について説明する。参考例とし
て示した上記 ヒータ2の発熱は抵抗発熱体薄膜6にて行
われ、熱放射は熱放射基板4にて行われていたが、本発
明の実施形態としては、熱放射基板4自体を抵抗発熱性
セラミックとして、発熱と熱放射との両方の役目を果さ
せる構成を採用する。具体的には、上記段落[001
1]に記載されている通りであり、ジルコニアは、抵抗
発熱性セラミックとしての性質を有するので、ジルコニ
アからなる板状体に電流を流すことにより、直接、板状
体を加熱することができる。 [その他の参考例] 電磁波反射板12としては、アルミニウムを用いたが、
特に腐食し易い条件下にヒータ2を使用する場合には、
電磁波反射板12はステンレススチール等の腐食しにく
い材料を使うと良い。
【図1】 本発明の実施の形態に用いられるヒータの概
略斜視図である。
略斜視図である。
【図2】 このヒータを利用した海苔焼き装置の部分説
明図である。
明図である。
【図3】 海苔の電磁波吸収スペクトルのグラフであ
る。
る。
【図4】 ヒータの材質の違いによる放射波長スペクト
ルのグラフである。
ルのグラフである。
2…ヒータ 4…熱放射基板 4a…表面
6…抵抗発熱体薄膜 8…電気絶縁薄膜
10…セラミック製発熱板 12…電磁波反射板
14…端子 14a…給電端部 16…絶縁碍子 20…加熱炉 20a…入口 22…海苔 24…ベルトコンベア
14…端子 14a…給電端部 16…絶縁碍子 20…加熱炉 20a…入口 22…海苔 24…ベルトコンベア
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−119985(JP,A)
特開 平6−209860(JP,A)
特開 平2−71089(JP,A)
特開 平6−159695(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A23L 1/00 - 3/54
Claims (2)
- 【請求項1】発熱と熱放射との両方の役目を果たすジル
コニア製の板状体によって発熱板を形成し、該発熱板に
電流を流すことによって前記発熱板を200〜500℃
に加熱し、この発熱板からの熱放射により、海苔を焼く
ことを特徴とする海苔焼き方法。 - 【請求項2】海苔を加熱炉内を通過させることにより焼
き上げる海苔焼き装置であって、 海苔を前記加熱炉の入り口から出口まで搬送する搬送路
と、 前記加熱炉内に備えられ、前記搬送路に向けた表面を有
する、発熱と熱放射との両方の役目を果たすジルコニア
製の板状体によって形成された発熱板と、 前記発熱板に電流を流すことによって前記発熱板を20
0〜500℃に加熱する加熱装置と、 を備えたことを特徴とする海苔焼き装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27010295A JP3441268B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 海苔焼き方法および海苔焼き装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27010295A JP3441268B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 海苔焼き方法および海苔焼き装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09107930A JPH09107930A (ja) | 1997-04-28 |
| JP3441268B2 true JP3441268B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=17481569
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27010295A Expired - Fee Related JP3441268B2 (ja) | 1995-10-18 | 1995-10-18 | 海苔焼き方法および海苔焼き装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3441268B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5428022Y2 (ja) * | 1974-11-13 | 1979-09-10 | ||
| JP4056519B2 (ja) * | 2004-12-06 | 2008-03-05 | ベルスリーニシハツ株式会社 | 海苔焼釜装置 |
-
1995
- 1995-10-18 JP JP27010295A patent/JP3441268B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09107930A (ja) | 1997-04-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |