JP3441179B2 - コネクタのストッパ解除工具 - Google Patents

コネクタのストッパ解除工具

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JP3441179B2
JP3441179B2 JP21908094A JP21908094A JP3441179B2 JP 3441179 B2 JP3441179 B2 JP 3441179B2 JP 21908094 A JP21908094 A JP 21908094A JP 21908094 A JP21908094 A JP 21908094A JP 3441179 B2 JP3441179 B2 JP 3441179B2
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  • Hand Tools For Fitting Together And Separating, Or Other Hand Tools (AREA)
  • Manufacturing Of Electrical Connectors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、コネクタ本体と端子ス
トッパからなるストッパ付コネクタの端子ストッパ解除
工具に関する。 【0002】 【従来の技術】近年、電装系の配線を行うために、その
連結部においては、ワンタッチで着脱できるようなコネ
クタが多用されている。このコネクタの種類は多種に渡
っているが、ワイヤハーネスの端子の取付け作業性が良
いことから、端子をコネクタ本体に挿入後、端子ストッ
パをコネクタ本体に押し込んで端子を押さえると同時に
コネクタ本体に係合保持して、これら端子及び端子スト
ッパの抜け止めをなすようにしたタイプのストッパ付コ
ネクタが主流となっている。 【0003】ところで、この種のコネクタの端子ストッ
パは、端子を取付ける際にその取付け作業性が良いよう
に、予めコネクタ本体から引き出した状態となってお
り、この状態で、所定個数ずつ袋詰めして出荷されるよ
うになっている。しかしながら、この引き出し状態にあ
るストッパ付コネクタは、運送トラック等による運搬中
の振動によって互いにぶつかり合い、コネクタ本体に端
子ストッパが押し込まれ、その端子ストッパが係合保持
されてしまうことがある。 【0004】このような状態になってしまうと、その係
合を解除しなければ端子を取り付けることができないた
め、端子の取付け作業の前処理として、作業者は先端が
精密ドライバの形状をした一般抜き治具を用いてその係
合を解除しなければならない。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のような一般抜き
治具は、専用工具ではないため作業性が悪く、本来不要
な作業にもかかわらず多大な工数が掛かる。また、係合
を無理に解除することにもなるため、コネクタ本体ある
いは端子ストッパが破損する虞もあった。本発明は、こ
のような問題点を解決するためになされたもので、その
目的とするところは、コネクタ本体に端子ストッパが既
に押し込まれているストッパ付コネクタであっても、コ
ネクタ本体及び端子ストッパを破損させることなく、端
子ストッパを簡単にして引き出すことができるコネクタ
のストッパ解除工具を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ために、本発明は、コネクタ本体の基端部に押し込み可
能にして装着された端子ストッパを有し、この端子スト
ッパの押し込みにより、前記コネクタ本体内に差し込ま
れた複数の端子を保持する一方、前記コネクタ本体の基
端部に互いに対向して設けられた一対の被係合要素の弾
性変形を伴い、これら被係合要素に前記端子ストッパの
外面に設けられた一対の係合要素を内側から係合させ
て、前記端子ストッパの抜け止めをなすようにしたスト
ッパ付コネクタに適用される、ストッパ解除工具であっ
て、前記ストッパ付コネクタの端子ストッパが押し込ま
れた状態において、前記ストッパ解除工具は、前記コネ
クタ本体の前記一対の被係合要素間に抜き差し自在にし
て挿入され、対応する被係合要素に向けて互いに離間す
る方向に開作動する一対の先端部を備えた工具本体と、
前記各先端部にそれぞれ設けられ、前記一対の先端部が
開作動したとき、対応する側の前記被係合要素を外側に
向けて弾性変形させ、これら被係合要素と前記係合要素
との係合を解除する係合解除爪、及び、前記端子ストッ
パと係合して、この端子ストッパを引き出し可能とする
引き出し爪とを具備したことを特徴とする。 【0007】 【作用】既にコネクタ本体と係合状態にある端子ストッ
パの一対の被係合要素間に、工具本体の一対の先端部に
設けられたそれぞれの係合解除爪と引き出し爪とを挿入
した後、一対の先端部を互いに離間する方向に開作動さ
せる。これにより、先ず、それぞれの先端部に設けられ
た係合解除爪がコネクタ本体の被係合要素と当接してこ
れらを外側に弾性変形させ、被係合要素を端子ストッパ
の係合要素から解放する。そして、これらの先端部をさ
らに開作動させると、今度は引き出し爪が端子ストッパ
と係合することになり、この状態において工具本体を手
前に引くと、引き出し爪と係合した端子ストッパが工具
本体に伴って引き出されてくる。 【0008】 【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。図1乃至図3は、本発明の一実施例が適用さ
れる雌型ストッパ付コネクタ1の端子ストッパが半ば引
き出された状態(以下、仮保持状態という)を示した図
であり、図1はその側面図を、図2は図1を矢視Aの方
向(前方)から見た正面図を、図3は矢視Bの方向(後
方)から見た背面図を示している。 【0009】図1に示すように、ストッパ付コネクタ1
は、合成樹脂からなるコネクタ本体2内に破線で示す端
子ストッパ20が挿入されるようにして構成されてい
る。このコネクタ本体2には、ハーネス付端子50を収
納する端子収納孔8,9,10,11が、矩形断面を存
して設けられており、図2に示すように、端子収納孔8
と9とが、また端子収納孔10と11とが本体中央孔7
を挟んで互いに向かい合うように配設されている。そし
て、コネクタ本体2の前面には、この雌型ストッパ付コ
ネクタ1と対になる雄型コネクタの雄型端子(図示せ
ず)が貫通する雄型端子貫通孔8a,9a,10a,1
1aが、雄型端子の形状に合うようにして開口してい
る。 【0010】コネクタ本体2の外周部からは一対の側壁
6,6が後方に延びており、また、コネクタ本体2の中
央部には、これらの側壁6,6と連続面をなすようにし
て、一対のロック板(被係合要素)12,12が形成さ
れている。これらのロック板12,12は、それぞれ上
下一対のロックアーム14,14を介してコネクタ本体
2と一体に形成されているため、ロックアーム14,1
4も合成樹脂からなり弾性変形可能になっている。従っ
て、ロック板12,12は、ロックアーム14,14の
弾性変形により回動可能になっている。 【0011】コネクタ本体2の上部には、前方に延びる
連結ビーム16がコネクタ本体2と一体に設けられてお
り、この連結ビーム16は、図示しない雄型コネクタと
の結合時に、雄型コネクタの結合部と係合するようにな
っている。この連結ビーム16の先端の両側からは、連
結ビーム16の補助的機能を果たすサイドサポート1
8,18が後方に延びており、その後端は上記側壁6,
6にそれぞれ接続されている。 【0012】図3に示すように、端子ストッパ20に
は、ハーネス付端子50が挿通される端子挿通孔24,
25,26,27が、矩形断面を存してストッパ中央孔
23の周囲に設けられている。これらの端子挿通孔2
4,25,26,27は、それぞれコネクタ本体2の端
子収納孔8,9,10,11と対応するように設けられ
ており、挿通孔24が端子収納孔8に、挿通孔25が収
納孔9に、挿通孔26が収納孔10に、挿通孔27が収
納孔11に一致するように配設されている。 【0013】端子ストッパ20の中央部の端子挿通孔2
4,25の外側からは、後方に延びるようにして一対の
アーム30,30が設けられている。アーム30,30
には、前述したコネクタ本体2のロック板12,12と
協働するロック片(係合要素)32,32が外側に突出
して設けられており、さらにアーム30毎に、一対の仮
保持ストッパ34,34がロック片32と同様に外側に
突出して設けられている。 【0014】コネクタ本体2と端子ストッパ20とが仮
保持状態にあるときにおいては、図1に示すように、ロ
ック板12がこの仮保持ストッパ34,34とロック片
32との間に嵌まり込んでおり、端子ストッパ20とコ
ネクタ本体2とは半ば嵌合した状態となっている。アー
ム30,30のロック片32,32が形成されていない
側の面、すなわち互いに向かい合う内側の面には、アー
ム30毎に、前後方向に延びる平行な二本の溝状の凹部
36,36が形成されている。この凹部36,36は、
アーム30,30の後端部分までは達しておらず、この
後端部分は凹部36,36を閉じる縁部38,38とな
っている。 【0015】端子挿通孔24,25,26,27のそれ
ぞれの外周縁の一辺からは、挿通孔毎に一対のストッパ
ビーム40,40が前方に向けて延びている。この一対
のストッパビーム40,40は、コネクタ本体2の対応
する端子収納孔8,9,10,11にそれぞれ挿入され
ており、後述するように、ハーネス付端子50を収納し
た際、端子本体52が抜けないようにその端子後端部5
4を押えてその収納状態を保持する働きをする。 【0016】以上のような仮保持状態において、ハーネ
ス付端子50を図1の矢印で示すようにして端子挿通孔
24,25,26,27に所定の向きで挿入することに
より、端子本体52を端子収納孔8,9,10,11に
収納することができる。そして、端子本体52を端子収
納孔8,9,10,11に収納したら、端子ストッパ2
0のストッパ胴部22を押し込むようにする。このよう
にすると、仮保持ストッパ34,34との間にロック板
12を挟み込んでいたロック片32は、ロック板12を
外側に押し広げながら前進することになり、端子ストッ
パ20が前進限に達したときには、図4に示すように、
そのロック片32はロック板12の前側に位置し、ロッ
ク板12と係合する。このとき、ストッパビーム40,
40の先端部は、端子収納孔8,9,10,11に収納
された各端子後端部54と当接し、これにより、端子本
体52は、端子収納孔8,9,10,11内に抜け落ち
ることなく良好に保持されることになる。 【0017】ところで、このような雌型ストッパ付コネ
クタ1では、ハーネス付端子50を未だ収納していない
状態であっても、端子ストッパ20のストッパ胴部22
が意図せずに押され、図5に示すように端子ストッパ2
0のロック片32がコネクタ本体2のロック板12と係
合してしまうことがある。このように、ハーネス付端子
50未収納のままに係合が実施されると、この状態では
ハーネス付端子50を収納することが不可能である。そ
こで、これを解除するために、専用の解除工具を用いる
ようにしている。以下この解除工具について説明する。 【0018】図6は、端子ストッパ解除工具60の全体
構成を示した斜視図である。同図に示すように、端子ス
トッパ解除工具60は、上部本体62と下部本体64と
を有し、これらの上部本体62と下部本体64とは、ワ
ッシャ68を伴った支点ピン66周りに回動可能となっ
ている。支点ピン66後方の上部本体62と下部本体6
4間にはコイルスプリング70が縮設されており、これ
らの上部本体62、下部本体64、支点ピン66及びコ
イルスプリング70とから工具本体が構成されている。 【0019】この工具本体は、後述するように、上部本
体後端62bと下部本体後端64bとを握ることによ
り、支点ピン66を介して上部本体先端62aと下部本
体先端64aとを開作動させることができるようになっ
ているが、通常はコイルスプリング70の付勢によっ
て、上部本体先端62aと下部本体先端64aとが閉
じ、各当接面62c,64cとが互いに当接した状態に
なっている。 【0020】上部本体先端62aと下部本体先端64a
の各先端面には、上部本体先端62a側と下部本体先端
64a側とで一対をなす金属製の解除ピース72,72
及び引き出しピース80,80とがそれぞれ一つずつを
組にして設けられている。これらの解除ピース72及び
引き出しピース80はそれぞれベース部74、82を有
しており、これらのベース部74、82は、ビス76、
86によって上部本体先端62aあるいは下部本体先端
64aと結合されている。 【0021】一対の引き出しピース80,80は、当接
面62cあるいは64cに近い側に互いに向かい合うよ
うにして設けられ、一対の解除ピース72,72がそれ
ぞれ引き出しピース80,80の外側に配設されてい
る。そして、上部本体先端62a側の解除ピース72及
び引き出しピース80と下部本体先端64a側の解除ピ
ース72及び引き出しピース80とは、それぞれ対称と
なるように位置されている。 【0022】解除ピース72の先端には、先端方向に向
けて平行に突出した一対の係合解除爪78,78が所定
距離だけ離間して形成されている。また、引き出しピー
ス80の先端には、外側に向けて小さく突出した一対の
引き出し爪84,84が形成されており、この一対の引
き出し爪84,84は、前後方向で互いに平行となって
いる。前述したように、一対の引き出しピース80,8
0は互いに対称に位置していることから、上部本体先端
62a側の引き出し爪84と下部本体先端64a側の引
き出し爪84とは、互いに背向している。 【0023】以下、以上のように構成された端子ストッ
パ解除工具60の作用について図7乃至図9に基づいて
説明する。図7はストッパ付コネクタ1への端子ストッ
パ解除工具60の挿入状態を示した図であり、図8は図
7の状態から端子ストッパ解除工具60の上部本体先端
62a及び下部本体先端64aを開作動させたときの状
態図であり、また、図9は図8のI−I線に沿う横断面
図である。 【0024】先ず、図7に示すように、端子ストッパ解
除工具60の上部本体後端62bと下部本体後端64b
とを作業者が手Hで持ち、解除ピース72,72と引き
出しピース80,80とを、図5に示すようにハーネス
付端子50未収納のまま係合状態となったストッパ付コ
ネクタ1(図7では上視図を示す)のアーム30,30
間の空間45に矢印Cのように挿入する。このとき、解
除ピース72の一対の係合解除爪78,78間に、アー
ム30が嵌まり込む状態となる。そして、解除ピース7
2,72のそれぞれの解除爪底面73,73がアーム3
0,30の後端と当接することにより挿入が完了する。 【0025】このようにして、端子ストッパ解除工具6
0の解除ピース72,72と引き出しピース80,80
とは、一点鎖線で示すようにストッパ付コネクタ1の空
間45内に良好に位置することになる。次に、図7に示
した状態から、端子ストッパ解除工具60の上部本体後
端62bと下部本体後端64bとを図8の矢印Dで示す
方向に握る。これにより、上部本体先端62aと下部本
体先端64aとは支点66を中心に開作動することにな
り、図8に断面で示すように、係合解除爪78,78の
先端の外側面がロックアーム14,14と当接し、ロッ
ク板12,12を外側に押し広げる。このようにして、
ロック板12,12は端子ストッパ20のアーム30,
30から外側に離れ、ロック板12,12とロック片3
2,32との係合が解除されることになる。 【0026】上部本体後端62bと下部本体後端64b
とを強く握るにつれて、今度は引き出しピース80,8
0のそれぞれ一対の引き出し爪84,84が、アーム3
0,30に設けられた溝状の凹部36,36と係合する
ことになる。従って、この図8に図示の状態において
は、その横断面図である図9に示すように、解除ピース
72,72のそれぞれ一対の係合解除爪78,78によ
ってロックアーム14,14が外側に充分押し広げられ
た状態のまま、引き出しピース80,80の一対の引き
出し爪84,84が、それぞれ一対の凹部36,36と
良好に係合している。 【0027】そして、このように引き出し爪84,84
と凹部36,36とが係合した状態を維持したまま、端
子ストッパ解除工具60を図8中の矢印Eの方向に移動
させる。このようにすると、引き出し爪84,84がア
ーム30,30の先端部に形成された縁部38,38に
引っ掛かり、端子ストッパ20が端子ストッパ解除工具
60とともに手前に引き出されることになる。尚、矢印
E方向への移動時には、ロックアーム14,14の弾性
復帰しようとする力が係合解除爪78,78を矢印E方
向に押すように働き、これにより、この矢印E方向への
移動は助勢され、端子ストッパ20は簡単に引き出され
る。 【0028】端子ストッパ20が引き出されてくるにつ
れて、係合解除爪78,78はロックアーム14,14
からロック板12,12にかけてその表面を摺動するよ
うに移動することになるが、この係合解除爪78,78
の先端がロック板12,12の先端位置に達すると、ロ
ック板12,12は係合解除爪78,78から外れ、ロ
ックアーム14,14の弾性復帰によってもとの位置に
戻ることになる。 【0029】このロック板12,12がもとに戻るタイ
ミングは、係合解除爪78,78の先端と引き出し爪8
4,84の後端との相対距離に基づいて一義的に決まる
ことになるが、ここでは、端子ストッパ20が図1に示
す仮保持状態となる位置まで引き出されたときに、ロッ
ク板12,12がもとに戻るようにその相対距離が設定
されている。従って、端子ストッパ20がこの仮保持状
態となる位置に達すると同時に、ロック板12,12が
もとの位置に復帰することになり、ロック板12,12
は、図1に示すように、それぞれロック片32と仮保持
ストッパ34,34との間に丁度嵌まり込むことにな
る。 【0030】ロック板12,12がもとの位置に復帰し
たら、上部本体先端62aと下部本体先端64aとをコ
イルスプリング70の自然復帰により閉じるようにし、
解除ピース72,72と引き出しピース80,80を空
間45から抜くようにして一連の解除作業を終了する。
このようにして、端子ストッパ20は、コネクタ本体2
と半ば嵌合した仮保持状態に復帰することになり、再び
ハーネス付端子50を各収納孔8,9,10,11に収
納することが可能となる。 【0031】以上、詳細に説明したように、ハーネス付
端子50が収納される以前に端子ストッパ20のロック
片32,32がコネクタ本体2のロック板12,12と
係合してしまっていても、本発明の端子ストッパ解除工
具60を用いることによって、ストッパ付コネクタ1を
破損させることなく容易にその係合を解除して仮保持状
態に復帰させ、ハーネス付端子50を再び収納可能にす
ることができる。 【0032】尚、上記実施例のストッパ付コネクタ1で
は、引き出し爪84,84を係合させる溝状の凹部3
6,36を設けることにより縁部38,38を形成さ
せ、この縁部38,38に引き出し爪84,84を引っ
掛けて端子ストッパ20を手前に引き出すような構成の
ものについて説明したが、これに限られず、凹部36,
36や縁部38,38が設けられていない場合にあって
は、例えば、引き出し爪84,84の代わりに複数の細
かい突起を表面に形成させ、この突起とアーム30,3
0との摩擦力を利用して引き出すような構成にしてもよ
い。 【0033】また、上記実施例では、端子ストッパ解除
工具60を、ハーネス付端子50未収納のままに端子ス
トッパ20側のロック片32,32とコネクタ本体2側
のロック板12,12とが係合したストッパ付コネクタ
1に対し適用した場合について説明したが、これに限ら
れることなく、ハーネス付端子50が既に収納されてロ
ック片32,32とロック板12,12とが係合したス
トッパ付コネクタ1であっても同様に適用可能である。
従って、ハーネス付端子50が不良品である場合等には
その交換が容易である。 【0034】さらに、ここでは雌型ストッパ付コネクタ
1について説明したが、雄型ストッパ付コネクタに対し
ても、本発明の端子ストッパ解除工具60を同様に適用
可能である。 【0035】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、ストッパ
付コネクタに適用される本発明のストッパ解除工具によ
れば、ストッパ付コネクタの端子ストッパが押し込まれ
た状態において、ストッパ解除工具は、コネクタ本体の
一対の被係合要素間に抜き差し自在にして挿入され、対
応する被係合要素に向けて互いに離間する方向に開作動
する一対の先端部を備えた工具本体と、各先端部にそれ
ぞれ設けられ、一対の先端部が開作動したとき、対応す
る側の被係合要素を外側に向けて弾性変形させ、これら
被係合要素と係合要素との係合を解除する係合解除爪、
及び、端子ストッパと係合して、この端子ストッパを引
き出し可能とする引き出し爪とを具備したので、コネク
タ本体に端子ストッパが既に押し込まれているストッパ
付コネクタであっても、コネクタ本体及び端子ストッパ
を破損させることなく、端子ストッパを簡単に引き出す
ことができ、容易にしてストッパ付コネクタを再び端子
の収納が可能な状態に復帰させることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例が適用される雌型ストッパ付
コネクタの側面図である。 【図2】図1の矢視A方向(前方)から見た雌型ストッ
パ付コネクタの正面図である。 【図3】図1の矢視B方向(後方)から見た雌型ストッ
パ付コネクタの背面図である。 【図4】ハーネス付端子を収納し、コネクタ本体と端子
ストッパとが係合状態にある雌型ストッパ付コネクタを
示す側面図である。 【図5】ハーネス付端子を未収納のままに、コネクタ本
体と端子ストッパとが係合状態にある場合の雌型ストッ
パ付コネクタを示す側面図である。 【図6】本発明の端子ストッパ解除工具を示す斜視図で
ある。 【図7】図5に示す雌型ストッパ付コネクタへの端子ス
トッパ解除工具の挿入状態を示す図である。 【図8】端子ストッパ解除工具を雌型ストッパ付コネク
タに挿入した後、その先端を開作動した状態を示す図で
ある。 【図9】図8のI−I線に沿う断面図である。 【符号の説明】 1 雌型ストッパ付コネクタ 2 コネクタ本体 12 ロック板 14 ロックアーム 20 端子ストッパ 32 ロック片 34 仮保持ストッパ 36 凹部 38 縁部 60 端子ストッパ解除工具 62 上部本体62 64 下部本体64 66 支点ピン 70 コイルスプリング 72 解除ピース 78 係合解除爪 80 引き出しピース 84 引き出し爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−71483(JP,A) 実開 平6−17135(JP,U) 実開 平1−129786(JP,U) 実開 平4−31289(JP,U) 実開 昭57−201787(JP,U) 実開 平3−43290(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 コネクタ本体の基端部に押し込み可能に
    して装着された端子ストッパを有し、この端子ストッパ
    の押し込みにより、前記コネクタ本体内に差し込まれた
    複数の端子を保持する一方、前記コネクタ本体の基端部
    に互いに対向して設けられた一対の被係合要素の弾性変
    形を伴い、これら被係合要素に前記端子ストッパの外面
    に設けられた一対の係合要素を内側から係合させて、前
    記端子ストッパの抜け止めをなすようにしたストッパ付
    コネクタに適用される、ストッパ解除工具であって、 前記ストッパ付コネクタの端子ストッパが押し込まれた
    状態において、 前記ストッパ解除工具は、前記コネクタ本体の前記一対
    の被係合要素間に抜き差し自在にして挿入され、対応す
    る被係合要素に向けて互いに離間する方向に開作動する
    一対の先端部を備えた工具本体と、 前記各先端部にそれぞれ設けられ、前記一対の先端部が
    開作動したとき、対応する側の前記被係合要素を外側に
    向けて弾性変形させ、これら被係合要素と前記係合要素
    との係合を解除する係合解除爪、及び、前記端子ストッ
    パと係合して、この端子ストッパを引き出し可能とする
    引き出し爪と、を具備したことを特徴とするコネクタの
    ストッパ解除工具。
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