JP3441127B2 - 帳票処理装置 - Google Patents

帳票処理装置

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JP3441127B2
JP3441127B2 JP28669293A JP28669293A JP3441127B2 JP 3441127 B2 JP3441127 B2 JP 3441127B2 JP 28669293 A JP28669293 A JP 28669293A JP 28669293 A JP28669293 A JP 28669293A JP 3441127 B2 JP3441127 B2 JP 3441127B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は所望種類の帳票を必要枚
数丁合し、これを搬送コンベア上に供給することができ
る帳票処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、所望種類の帳票を必要枚数丁合し
(重ね合せ)、これを特定送付先に送付することが行な
われている。例えばある送付先にA帳票を5枚、B帳票
を5枚送付し、他の送付先にA帳票を10枚、B帳票を
10枚、およびC帳票を10枚送付する場合、作業者
が、予め機械によって積み上げられたA帳票の束、B帳
票の束およびC帳票の束からいちいち必要枚数を抜き出
し、束状に揃えて郵便袋に詰め、宛て名書きして送付し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来、
特定送付先に所望種類の帳票を必要枚数丁合して送付す
る場合、作業者が各々の帳票の束から必要枚数抜き出し
束状に揃えて郵送している。
【0004】しかしながら、このような作業者による手
作業には、精度上および処理速度の上で問題がある。さ
らに、帳票を機械によって積み上げる際には、作業者が
抜き取り易くする為に、抜き取る束毎に、段差を付けた
り、付箋を入れる等の機構を特別に設ける必要もある。
【0005】そこで、印字済帳票を必要形状に裁断する
等の加工を施しながら、所望種類の帳票を必要枚数だけ
丁合して揃える作業を自動的に行なうことができれば、
処理精度および処理速度を向上させることができて都合
が良い。
【0006】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、自動的に所望種類の帳票を必要数だけ丁合
して揃えることができる帳票処理装置を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、搬送コンベア
と、この搬送コンベアに種々の帳票を供給する複数の供
給ステーションとを備え、各供給ステーションは印字済
帳票を所定形状に裁断する裁断部と、裁断された帳票を
必要数丁合する丁合部と、丁合された帳票を前記搬送コ
ンベアに供給する供給部と、帳票上に書込まれた情報を
読取る読取器とを有し、前記丁合部は読取器の下流側に
設けられ、読取器によって読み取られた帳票上の情報に
基づいて、裁断された帳票から必要数の帳票を選んで丁
合することを特徴とする帳票処理装置である。
【0008】
【作用】各供給ステーションにおいて、印字済帳票が裁
断部において所定形状に裁断され、丁合部において帳票
が丁合され、供給部から搬送コンベアに供給される。帳
票上に書込まれた情報が読取器によって読取られ、この
読取器からの情報に基づいて丁合部における丁合数が決
定される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1および図2は、本発明による帳票処理
装置の一実施例を示す図である。まず図2において、帳
票処理装置の全体について説明する。図2において、帳
票を搬送するための搬送コンベア1が配設されている。
この搬送コンベア1に沿って、一般帳票11(図1)を
搬送コンベア1に供給する3台の一般帳票供給ステーシ
ョン10と、多パーツ帳票21(図1)を搬送コンベア
1に供給する多パーツ帳票供給ステーション20と、は
がき帳票31(図1)を搬送コンベア1に供給するはが
き帳票供給ステーション30とが配設されている。
【0010】搬送コンベア1に供給された一般帳票11
と、多パーツ帳票21と、はがき帳票31は互いに積層
され、搬送コンベア1に沿って直進する。次に搬送コン
ベア1上に積層された帳票11,21,31に対して、
宛名投入部5から宛名が投入され、その後不良帳票はイ
ジェクタ6によって排出されるようになっている。正常
な帳票の束は、その後梱包ラインまで搬送され封筒封入
装置50で封筒に封入されるか、あるいは箱詰め装置6
0で箱詰めされて、郵送される。
【0011】次に各供給ステーション10,20,30
について、図1により説明する。一般帳票供給ステーシ
ョン10は、一般帳票11を所定形状に裁断する裁断部
14と、裁断された一般帳票11を必要枚数丁合する
(重ね合わせる)丁合部15と、丁合された一般帳票1
1を搬送コンベア1に供給する供給部16とを有してい
る。一般帳票11の上面の所定位置には、必要情報がバ
ーコード12として書込まれ、このバーコード12に書
込まれた情報は読取器17によって読取られる。
【0012】また多パーツ帳票供給ステーション20
は、各パーツ21a,21b,21c,21d,21e
を一枚ずつ重ね合せて多パーツ帳票21を作成する多パ
ーツ帳票作成部28と、多パーツ帳票21を所定形状に
裁断する裁断部24と、裁断された多パーツ帳票21を
必要数丁合する丁合部25と、丁合された多パーツ帳票
21を搬送コンベア1に供給する供給部26とを有して
いる。各パーツ21a〜21eの所定部には、作成部2
8で各バーツを重ね合わせて多パーツ帳票を作成するた
めの必要情報がバーコードとして書き込まれ、これに基
づいて多パーツ帳票が自動的に作成される。また、多パ
ーツ帳票21を構成するパーツ21aの上面所定位置に
は、必要情報がバーコード22として、書込まれ、この
バーコード22に書込まれた情報は読取器27によって
読取られる。
【0013】また、はがき帳票供給ステーション30
は、はがき用ウェブ31aを所定枚数層状に折込む折部
38と、折込まれたはがき用ウェブ31aを所定形状に
裁断する裁断部34と、層状に折込まれたはがき用ウェ
ブ31aを押圧して接着しはがき帳票31を作成する押
圧部39と、はがき帳票31を必要数丁合する丁合部3
5と、丁合されたはがき帳票31を搬送コンベアに供給
する供給部36とを有している。なお、はがき用ウェブ
31aには、予め接着部が形成され、層状に折込まれた
はがき用ウェブ31aを押圧部39において押圧する
際、はがき用ウェブ31aが接着部によって互いに接着
して、はがき帳票31が作成されるようになっている。
なお、押圧部39は、はがき用ウェブ31aに形成する
接着剤として感圧接着剤以外の接着剤を用いる場合、例
えば、感熱接着剤、再湿接着剤を用いる場合は、それぞ
れ、加熱部、水塗布部に適宜変更すればよい。
【0014】また、はがき帳票31を構成するはがき用
ウェブ31aの所定位置には、必要情報がバーコード3
2として書込まれ、このバーコード32に書込まれた情
報は読取器37によって読取られるようになっている。
【0015】次にこのような構成からなる本実施例の作
用について説明する。はじめに、一般帳票供給ステーシ
ョン10(第1番目の供給ステーション)から一般帳票
11が必要数、搬送コンベア1に供給される。この場
合、一般帳票11の上面所定位置には、バーコード12
が設けられ、バーコード12に書込まれた情報が読取器
17に読取られる。読取器17によって読取られた情報
は、制御装置40に送られ、この制御装置40によって
複数の供給ステーション10,20,30を含む帳票処
理装置全体が制御される。
【0016】バーコード12に書込まれる情報として
は、例えば当該一般帳票供給ステーション10によっ
て丁合される枚数、多パーツ帳票供給ステーション2
0(第2番目の供給ステーション)以降の供給ステーシ
ョンのうち、選択作動させる供給ステーション、各供
給ステーションにおいて、上流の供給ステーションから
搬送コンベアに予め供給された帳票の上に、新な帳票を
供給して重ね合わせる際に、この両者の帳票のマッチン
グをとる為のIDコード等がある。
【0017】制御装置40からの指令情報に基づいて、
一般帳票供給ステーション10の裁断部14において一
般帳票11が所定形状に裁断され、続いて丁合部15に
おいて、裁断された一般帳票11が必要枚数丁合され
る。その後丁合された一般帳票11は供給部16から搬
送コンベア1へ供給される。
【0018】バーコード12に多パーツ帳票供給ステー
ション20以降すべての供給ステーション20,30を
作動させるという情報が書込まれている場合、制御装置
40からの指令情報に基づいて多パーツ帳票供給ステー
ション20が作動する。まず多パーツ帳票供給ステーシ
ョン20の多パーツ帳票作成部28において、パーツ2
1aのバーコード22に書込まれた情報が読取器27に
て読取られ、読取られた情報は制御装置40に送られ
る。バーコード22には、当該パーツ帳票供給ステーシ
ョン20で丁合される多パーツ帳票21の数が書込まれ
ている。次に各パーツ21a〜21eを一枚ずつ重ね合
せて多パーツ帳票21が作成される。続いて、多パーツ
帳票21が裁断部24に送られ、制御装置40からの指
令情報に基づいて、多パーツ帳票21が所定形状に裁断
され、次に裁断された多パーツ帳票21が丁合部25に
おいて必要数だけ丁合される。その後丁合された多パー
ツ帳票21は、供給部26から搬送コンベア1へ、予め
供給された一般帳票11上に重ね合わせるようにして供
給される。
【0019】次に制御装置40からの指令信号に基づい
て、はがき帳票供給ステーション(第3番目の供給ステ
ーション)30が作動する。まず、はがき帳票供給ステ
ーション30の折部38において、はがき用ウェブ31
aのバーコード32に書込まれた情報が読取器37に読
取られ、読取られた情報は制御装置40に送られる。バ
ーコード32には、当該はがき帳票供給装置30で丁合
されるはがき帳票31の数等が書込まれている。
【0020】次に折部38において、はがき用ウェブ3
1aが層状に折込まれ、このように折込まれたはがき用
ウェブ31aが裁断部34において所定形状に裁断され
る。続いて、押圧部39において折込まれたはがき用ウ
ェブ31aが押圧され、接着部によって互いに接着して
はがき帳票31が得られる。
【0021】次に制御装置40からの指令情報に基づい
て、丁合部35においてはがき帳票31が必要数だけ丁
合される。その後、丁合されたはがき帳票31は、供給
部36から搬送コンベア1へ供給される。この場合、は
がき帳票31は搬送コンベア1上の多パーツ帳票21上
に重ね合せられる。
【0022】また、各供給ステーションにおいては、各
々の帳票のバーコードに書き込まれた情報を読み取っ
て、上流の供給ステーションから搬送コンベアに予め供
給された帳票の上に、新たな帳票を供給して重ね合わせ
る際の二つの帳票のマッチングをとっている。
【0023】このように搬送コンベア1上に供給され、
互いに重ね合わされた一般帳票11、多パーツ帳票2
1、およびはがき帳票31は搬送コンベア1上を直進す
る。その後、重ね合わされた帳票11,21,31に対
して宛名投入部5から宛名が投入された後、梱包ライン
へと搬送される。他方、例えば一部が破損または欠落し
た不良帳票11,21,31はイジェクタ6から外部へ
排出される。
【0024】また、この梱包ラインは二つに分岐してお
り、この二つのラインには梱包装置として、封筒封入装
置50、箱詰め装置60がそれぞれ設けられている。こ
の二つのラインの選択にあたっては、搬送されてくる重
ね合わされた帳票の厚さ、大きさ等によって適宜決めら
れる。
【0025】以上説明したように、本実施例によれば、
所望種類の帳票を必要数だけ丁合し、搬送コンベア上に
供給することができる。
【0026】なお上記実施例において、一般帳票供給ス
テーション(第1番目の供給ステーション)10の一般
帳票11のバーコード12に書込まれた情報に基づい
て、2番目以降の供給ステーション20,30の作動を
選択する例を示したが、2番目以降の供給ステーション
20,30の選択作動については、制御装置40に予め
入力された選択作動情報に基づいて行なってもよい。更
には、全ての供給ステーションの選択動作を制御装置4
0に予め入力された選択作動情報に基づいて行ってもよ
い。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
各供給ステーションにおいて、読取器によって帳票上に
書き込まれた情報を読取り、読取器からの情報に基づい
て裁断されて丁合される帳票の数を定めて搬送コンベア
に供給するので、必要な数の帳票を搬送コンベア上に自
動的に供給することができる。このため、帳票の処理精
度と処理速度を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による帳票処理装置の一実施例を示すフ
ロー図。
【図2】帳票処理装置の全体配置図。
【符号の説明】 1 搬送コンベア 10 一般帳票供給ステーション 11 一般帳票 12 バーコード 14 裁断部 15 丁合部 16 供給部 17 読取器 20 多パーツ帳票供給ステーション 21 多パーツ帳票 22 バーコード 24 裁断部 25 丁合部 26 供給部 27 読取器 30 はがき帳票供給ステーション 31 はがき帳票 32 バーコード 34 裁断部 35 丁合部 36 供給部 37 読取器

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】搬送コンベアと、この搬送コンベアに種々
    の帳票を供給する複数の供給ステーションとを備え、 各供給ステーションは印字済帳票を所定形状に裁断する
    裁断部と、裁断された帳票を必要数丁合する丁合部と、
    丁合された帳票を前記搬送コンベアに供給する供給部
    と、帳票上に書込まれた情報を読取る読取器とを有し、
    前記丁合部は読取器の下流側に設けられ、読取器によっ
    て読み取られた帳票上の情報に基づいて、裁断された帳
    票から必要数の帳票を選んで丁合することを特徴とする
    帳票処理装置。
  2. 【請求項2】第2番目以降の供給ステーションは、第1
    番目の供給ステーションの読取器によって読取られた情
    報に基づいて選択的に作動することを特徴とする請求項
    1記載の帳票処理装置。
  3. 【請求項3】各供給ステーションは、外部からの制御信
    号に基づいて選択的に作動することを特徴とする請求項
    1記載の帳票処理装置。
  4. 【請求項4】供給ステーションは、多パーツ帳票を供給
    する多パーツ帳票供給ステーションを含むことを特徴と
    する請求項1記載の帳票処理装置。
  5. 【請求項5】供給ステーションは、はがき帳票を供給す
    るはがき帳票供給ステーションを含むことを特徴とする
    請求項1記載の帳票処理装置。
  6. 【請求項6】各供給ステーションから供給された帳票を
    梱包する梱包装置を有することを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれか記載の帳票処理装置。
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JP2002234666A (ja) * 2001-02-06 2002-08-23 Dainippon Printing Co Ltd 自動選択丁合装置
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