JP3440333B2 - シャドウマスク - Google Patents
シャドウマスクInfo
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,カラーブラウン管用シ
ャドウマスクに関する。 【0002】 【従来の技術】シャドウマスクの主目的は,電子銃から
照射される電子ビームを適切に制御することにあるが,
現在,なおつぎのような問題がある。電子ビームの熱エ
ネルギーによるシャドウマスクの熱膨張(ドーミング)
が,開孔位置を移動させ,ランディングミスを引き起こ
し,画像品位を低下させる。このため,低熱膨張のイン
バー材(Ni36%−Fe合金)のみのシャドウマスク
が提案されるが,ヤング率が小さいため,シャドウマス
クの強度が弱く,特に,大型ブラウン管になるとともに
保形性が良くない。また,シャドウマスク成形時のプレ
ス成形性にも問題がある。また,インバー材はアルミキ
ルド鋼に比し,エッチング速度が遅く,エッチング性も
良くない。ヤング率の高いアルミキルド鋼のみでは,熱
膨張が大きすぎる欠陥がある。 【0003】そこで,特開昭62−82630号公報の
ように,インバー材と軟鋼をそれぞれを通常の溶解法に
より溶解し,熱間圧延及び冷間圧延により,Ni36%
−Fe合金を内層部とし,外側に軟鋼を配したシャドウ
マスク部材,あるいは,軟鋼を内層部とし,外側にNi
36%−Fe合金を配したシャドウマスク部材も提案さ
れているが,このような3層構成の素材では,エッチン
グ特性上,内層部に比較的エッチング速度の遅いインバ
ー材が介在し,精度のコントロールを要する電子ビーム
照射側(小孔側)に比較的エッチング速度の速い軟鋼が
あるため,あるいは,内層部に比較的エッチング速度の
速い軟鋼が介在し,蛍光面側(大孔側)に比較的エッチ
ング速度の遅いインバー材があるため,シャドウマスク
の孔断面形状を得るのに良好なエッチング特性が損なわ
れ,また,圧着圧延法によりクラッド加工した素材は,
各層の特性による違いからプレス加工時に,割れ・ゆが
みの問題ある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は,ドーミング
性の向上による画像品位の向上,シャドウマスク強度の
向上,プレス加工性の安定化を解決し,良好なエッチン
グ特性を有するシャドウマスクを提供しようとするもの
である。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の手段は,
カラーブラウン管用シャドウマスクにおいて,低炭素鋼
材とインバー材とを鋳込み圧延してなる素材をエッチン
グし,蛍光面側を低炭素鋼材とし,電子ビーム照射側を
インバー材組成で構成し、前記シャドウマスクの厚さが
0.05〜0.30mmであり、インバー材組成を有す
る層の厚さがシャドウマスクの厚さの1/4〜1/2で
あることを特徴とするシャドウマスクである。鋳込み圧
延法自体は,公知で,図2に示すような鋳型でのスラブ
形成を経由した圧延法であり,インバー材を芯材52と
し,低炭素鋼材を溶鋼53とするか,低炭素鋼材を芯材
52とし,インバー材を溶鋼53として形成したスラブ
が用いられる。具体的には,特開昭62−33043号
公報のように,2枚の芯材52を余熱後,溶鋼53を下
注法により注入して,できあがった2枚のクラッドスラ
ブを仕上げ処理し,加熱炉で加熱したのち熱間圧延,冷
間圧延を行って,シャドウマスク素材を形成することが
できる。また,シャドウマスクに必要な板厚と鋼材中の
Ni濃度の相関図により設定される条件に応じて,鋼材
中のNi濃度がインバー材と低炭素鋼材との中間の値の
鋼材を用いた合わせ芯材52を中間段階に用いて,多段
階の鋳込みによりスラブを形成して,厚さ方向に鋼材中
のNi濃度勾配をもつた構成とすることにより,蛍光面
側(大孔側)から電子ビーム照射側(小孔側)へのなだ
らかな機械的物性をうることができる。 【0006】本発明のシャドウマスクにおいては,エッ
チング特性とヤング率の低下防止の観点からインバー材
組成を有する層の厚さを除いた厚みは全板厚の1/2以
上を必要とし,インバー材組成を有する層の厚さは,耐
ドーミング性の観点から全板厚の1/4が必要とされ
る。 【0007】 【作用】本発明によれば,シャドウマスク1の電子ビー
ム照射側(小孔側)12のインバー材層(以下,インバ
ー材組成の36%Ni−Fe合金層を,36%Ni層と
いう)が熱膨張を抑制するためランディングミスを抑
え,品位の向上を図ることができるとともに,36%N
i層は,ヤング率が低いものの,蛍光面側(大孔側)1
1に存在する低炭素鋼材が,高いヤング率を示すため全
体のヤング率が上がり,シャドウマスク1の強度を向上
させる。電子ビーム照射側(小孔側)12の36%Ni
層から蛍光面側(大孔側)11への接着は鋳込み圧延に
よるため接着強度が高く,圧着圧延法に比し,シャドウ
マスクの成形時に,割れ・ゆがみを生ずることが少な
い。さらに,シャドウマスクのエッチングにおいて,蛍
光面側(大孔側)が低炭素鋼材であるためエッチング速
度が大きく,精度のコントロールを要する電子ビーム照
射側(小孔側)が36%Ni層でエッチング速度が小さ
く良好なエッチング特性を示す。 【実施例】 【0008】(実施例1)以下,本発明を図を参照しな
がら実施例により説明する。まず,シャドウマスク1の
素材として,芯材52にインバー材を用い,低炭素アル
ミキルド鋼材(炭素含有量0.002%)を溶鋼53に
用いたスラブを,鋳込み圧延法により形成した板厚0.
15mmのシャドウマスク素材を用いた。インバー材層
の厚さは全厚さの1/3(0.05mm)である。 【0009】次に,図3に示すように,常法にしたがっ
て,(a) 洗浄,(b) レジスト塗布,(c) パターン焼付
(孔のピッチは,300μm),(d) 現像(両面のレジ
スト21の熱処理強化温度は180〜280℃),(e)
エッチング(塩化第二鉄の温度40〜80℃表裏よりエ
ッチング),(f) 剥離(10%NaOH処理)を行いシ
ャドウマスク1を得た。 【0010】更に,図4は,アニール,プレス成形,黒
化処理後ブラウン管に組み込まれたブラウン管の側面説
明図である。図1は,図4の成形シャドウマスク1の一
部拡大説明図であり,図1に示すように,電子ビーム照
射側(小孔側)12は36%Ni層であるため,耐ドー
ミン性に優れ,また,中間部から蛍光面側(大孔側)1
1にかけてのアルミキルド鋼部がシャドウマスク1全体
の強度を上げるため極めて良好な結果が得られた。 【0011】次に,エッチング加工前のアルミキルド
鋼,インバー材,本実施例のそれぞれの熱膨張係数及び
ヤング率を表1として示す。エッチング加工後は,ヤン
グ率は若干おちるものの,36%Ni層が,電子ビーム
照射側(小孔側)12に集まっているので,インバー材
単体のシャドウマスクに匹敵する耐ドーミング性が確認
された。 【0012】 【表1】 【0013】(実施例2)図5は,本実施例のシャドウ
マスクの一部断面と蛍光面側(大孔側)から電子ビーム
照射側(小孔側)までの鋼材中のNi濃度分布を模式的
に説明する図であり,多段階の鋳込み圧延法により,全
体の厚みを0.15mmとし,電子ビーム照射側(小孔
側)12の端面から0.05mmまでが35.5〜3
6.5%のNi層(36%Ni層),0.05〜0.1
0mmが5.0〜35.5%のNi層,0.10〜蛍光
面側(大孔側)11の端面までが0〜5.0%Ni層と
なるようシャドウマスク素材を形成した。この素材を用
いて実施例1と同様の工程でシャドウマスク1を作成し
た。このシャドウマスク1は,プレス工程で実施例1よ
り割れ・ゆがみの点で良好な結果が得られた。 【0014】 【発明の効果】本発明は,以上説明したように構成され
ているので,以下に記載するような効果を奏する。電
子ビーム照射側(小孔側)の36%Ni層が熱膨張を支
配するので,インバー材単体のシャドウマスクに匹敵す
る耐ドーミング性が得られる。36%Ni層はヤング
率が低いが,蛍光面側(大孔側)に存在する低Ni含有
部が高いヤング率を示すため,全体のヤング率をあげ,
シャドウマスクとしての強度が保持される。電子ビー
ム照射側(小孔側)の36%Ni層から蛍光面側(大孔
側)へ鋳込み圧延法による接着強度の高いシャドウマス
クであるため,低炭素鋼材とインバー材とを圧着圧延に
よりクラッド加工したシャドウマスクに対し,プレス成
形性に優れた効果が得られる。さらに,シャドウマス
クのエッチングにおいて,蛍光面側(大孔側)が低炭素
鋼材リッチであるためエッチング速度が大きく,精度の
コントロールを要する電子ビーム照射側(小孔側)が3
6%Ni層でエッチング速度が小さく良好なエッチング
特性を示す。
ャドウマスクに関する。 【0002】 【従来の技術】シャドウマスクの主目的は,電子銃から
照射される電子ビームを適切に制御することにあるが,
現在,なおつぎのような問題がある。電子ビームの熱エ
ネルギーによるシャドウマスクの熱膨張(ドーミング)
が,開孔位置を移動させ,ランディングミスを引き起こ
し,画像品位を低下させる。このため,低熱膨張のイン
バー材(Ni36%−Fe合金)のみのシャドウマスク
が提案されるが,ヤング率が小さいため,シャドウマス
クの強度が弱く,特に,大型ブラウン管になるとともに
保形性が良くない。また,シャドウマスク成形時のプレ
ス成形性にも問題がある。また,インバー材はアルミキ
ルド鋼に比し,エッチング速度が遅く,エッチング性も
良くない。ヤング率の高いアルミキルド鋼のみでは,熱
膨張が大きすぎる欠陥がある。 【0003】そこで,特開昭62−82630号公報の
ように,インバー材と軟鋼をそれぞれを通常の溶解法に
より溶解し,熱間圧延及び冷間圧延により,Ni36%
−Fe合金を内層部とし,外側に軟鋼を配したシャドウ
マスク部材,あるいは,軟鋼を内層部とし,外側にNi
36%−Fe合金を配したシャドウマスク部材も提案さ
れているが,このような3層構成の素材では,エッチン
グ特性上,内層部に比較的エッチング速度の遅いインバ
ー材が介在し,精度のコントロールを要する電子ビーム
照射側(小孔側)に比較的エッチング速度の速い軟鋼が
あるため,あるいは,内層部に比較的エッチング速度の
速い軟鋼が介在し,蛍光面側(大孔側)に比較的エッチ
ング速度の遅いインバー材があるため,シャドウマスク
の孔断面形状を得るのに良好なエッチング特性が損なわ
れ,また,圧着圧延法によりクラッド加工した素材は,
各層の特性による違いからプレス加工時に,割れ・ゆが
みの問題ある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明は,ドーミング
性の向上による画像品位の向上,シャドウマスク強度の
向上,プレス加工性の安定化を解決し,良好なエッチン
グ特性を有するシャドウマスクを提供しようとするもの
である。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1記載の手段は,
カラーブラウン管用シャドウマスクにおいて,低炭素鋼
材とインバー材とを鋳込み圧延してなる素材をエッチン
グし,蛍光面側を低炭素鋼材とし,電子ビーム照射側を
インバー材組成で構成し、前記シャドウマスクの厚さが
0.05〜0.30mmであり、インバー材組成を有す
る層の厚さがシャドウマスクの厚さの1/4〜1/2で
あることを特徴とするシャドウマスクである。鋳込み圧
延法自体は,公知で,図2に示すような鋳型でのスラブ
形成を経由した圧延法であり,インバー材を芯材52と
し,低炭素鋼材を溶鋼53とするか,低炭素鋼材を芯材
52とし,インバー材を溶鋼53として形成したスラブ
が用いられる。具体的には,特開昭62−33043号
公報のように,2枚の芯材52を余熱後,溶鋼53を下
注法により注入して,できあがった2枚のクラッドスラ
ブを仕上げ処理し,加熱炉で加熱したのち熱間圧延,冷
間圧延を行って,シャドウマスク素材を形成することが
できる。また,シャドウマスクに必要な板厚と鋼材中の
Ni濃度の相関図により設定される条件に応じて,鋼材
中のNi濃度がインバー材と低炭素鋼材との中間の値の
鋼材を用いた合わせ芯材52を中間段階に用いて,多段
階の鋳込みによりスラブを形成して,厚さ方向に鋼材中
のNi濃度勾配をもつた構成とすることにより,蛍光面
側(大孔側)から電子ビーム照射側(小孔側)へのなだ
らかな機械的物性をうることができる。 【0006】本発明のシャドウマスクにおいては,エッ
チング特性とヤング率の低下防止の観点からインバー材
組成を有する層の厚さを除いた厚みは全板厚の1/2以
上を必要とし,インバー材組成を有する層の厚さは,耐
ドーミング性の観点から全板厚の1/4が必要とされ
る。 【0007】 【作用】本発明によれば,シャドウマスク1の電子ビー
ム照射側(小孔側)12のインバー材層(以下,インバ
ー材組成の36%Ni−Fe合金層を,36%Ni層と
いう)が熱膨張を抑制するためランディングミスを抑
え,品位の向上を図ることができるとともに,36%N
i層は,ヤング率が低いものの,蛍光面側(大孔側)1
1に存在する低炭素鋼材が,高いヤング率を示すため全
体のヤング率が上がり,シャドウマスク1の強度を向上
させる。電子ビーム照射側(小孔側)12の36%Ni
層から蛍光面側(大孔側)11への接着は鋳込み圧延に
よるため接着強度が高く,圧着圧延法に比し,シャドウ
マスクの成形時に,割れ・ゆがみを生ずることが少な
い。さらに,シャドウマスクのエッチングにおいて,蛍
光面側(大孔側)が低炭素鋼材であるためエッチング速
度が大きく,精度のコントロールを要する電子ビーム照
射側(小孔側)が36%Ni層でエッチング速度が小さ
く良好なエッチング特性を示す。 【実施例】 【0008】(実施例1)以下,本発明を図を参照しな
がら実施例により説明する。まず,シャドウマスク1の
素材として,芯材52にインバー材を用い,低炭素アル
ミキルド鋼材(炭素含有量0.002%)を溶鋼53に
用いたスラブを,鋳込み圧延法により形成した板厚0.
15mmのシャドウマスク素材を用いた。インバー材層
の厚さは全厚さの1/3(0.05mm)である。 【0009】次に,図3に示すように,常法にしたがっ
て,(a) 洗浄,(b) レジスト塗布,(c) パターン焼付
(孔のピッチは,300μm),(d) 現像(両面のレジ
スト21の熱処理強化温度は180〜280℃),(e)
エッチング(塩化第二鉄の温度40〜80℃表裏よりエ
ッチング),(f) 剥離(10%NaOH処理)を行いシ
ャドウマスク1を得た。 【0010】更に,図4は,アニール,プレス成形,黒
化処理後ブラウン管に組み込まれたブラウン管の側面説
明図である。図1は,図4の成形シャドウマスク1の一
部拡大説明図であり,図1に示すように,電子ビーム照
射側(小孔側)12は36%Ni層であるため,耐ドー
ミン性に優れ,また,中間部から蛍光面側(大孔側)1
1にかけてのアルミキルド鋼部がシャドウマスク1全体
の強度を上げるため極めて良好な結果が得られた。 【0011】次に,エッチング加工前のアルミキルド
鋼,インバー材,本実施例のそれぞれの熱膨張係数及び
ヤング率を表1として示す。エッチング加工後は,ヤン
グ率は若干おちるものの,36%Ni層が,電子ビーム
照射側(小孔側)12に集まっているので,インバー材
単体のシャドウマスクに匹敵する耐ドーミング性が確認
された。 【0012】 【表1】 【0013】(実施例2)図5は,本実施例のシャドウ
マスクの一部断面と蛍光面側(大孔側)から電子ビーム
照射側(小孔側)までの鋼材中のNi濃度分布を模式的
に説明する図であり,多段階の鋳込み圧延法により,全
体の厚みを0.15mmとし,電子ビーム照射側(小孔
側)12の端面から0.05mmまでが35.5〜3
6.5%のNi層(36%Ni層),0.05〜0.1
0mmが5.0〜35.5%のNi層,0.10〜蛍光
面側(大孔側)11の端面までが0〜5.0%Ni層と
なるようシャドウマスク素材を形成した。この素材を用
いて実施例1と同様の工程でシャドウマスク1を作成し
た。このシャドウマスク1は,プレス工程で実施例1よ
り割れ・ゆがみの点で良好な結果が得られた。 【0014】 【発明の効果】本発明は,以上説明したように構成され
ているので,以下に記載するような効果を奏する。電
子ビーム照射側(小孔側)の36%Ni層が熱膨張を支
配するので,インバー材単体のシャドウマスクに匹敵す
る耐ドーミング性が得られる。36%Ni層はヤング
率が低いが,蛍光面側(大孔側)に存在する低Ni含有
部が高いヤング率を示すため,全体のヤング率をあげ,
シャドウマスクとしての強度が保持される。電子ビー
ム照射側(小孔側)の36%Ni層から蛍光面側(大孔
側)へ鋳込み圧延法による接着強度の高いシャドウマス
クであるため,低炭素鋼材とインバー材とを圧着圧延に
よりクラッド加工したシャドウマスクに対し,プレス成
形性に優れた効果が得られる。さらに,シャドウマス
クのエッチングにおいて,蛍光面側(大孔側)が低炭素
鋼材リッチであるためエッチング速度が大きく,精度の
コントロールを要する電子ビーム照射側(小孔側)が3
6%Ni層でエッチング速度が小さく良好なエッチング
特性を示す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における図4の成形シャドウマスクの一
部拡大の断面説明図である。 【図2】鋳込圧延の概念を説明する側面図である。 【図3】シャドウマスクのエッチング工程を説明する側
面図である。 【図4】カラーブラウン管の側面説明図である。 【図5】本発明のシャドウマスクの実施例の一部断面と
蛍光面側(大孔側)から電子ビーム照射側(小孔側)ま
での鋼材中のNi濃度分布を模式的に説明する図であ
る。 【符号の説明】 1 シャドウマスク(シャドウマスク材料) 11 蛍光面側(大孔側) 12 電子ビーム照射側(小孔側) 21 レジスト 31 ガラスパターン 51 鋳型 52 芯材 53 溶鋼 101 ネック部 102 電子銃 103 フェイスパネル 104 蛍光面 105 電子ビーム
部拡大の断面説明図である。 【図2】鋳込圧延の概念を説明する側面図である。 【図3】シャドウマスクのエッチング工程を説明する側
面図である。 【図4】カラーブラウン管の側面説明図である。 【図5】本発明のシャドウマスクの実施例の一部断面と
蛍光面側(大孔側)から電子ビーム照射側(小孔側)ま
での鋼材中のNi濃度分布を模式的に説明する図であ
る。 【符号の説明】 1 シャドウマスク(シャドウマスク材料) 11 蛍光面側(大孔側) 12 電子ビーム照射側(小孔側) 21 レジスト 31 ガラスパターン 51 鋳型 52 芯材 53 溶鋼 101 ネック部 102 電子銃 103 フェイスパネル 104 蛍光面 105 電子ビーム
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(56)参考文献 特開 平5−74362(JP,A)
特開 平1−320739(JP,A)
特開 昭59−174345(JP,A)
特開 平6−63607(JP,A)
特開 昭62−33043(JP,A)
特開 昭62−82630(JP,A)
特開 昭55−154042(JP,A)
特開 昭61−183846(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01J 29/07
C23F 1/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 カラーブラウン管用シャドウマスクにお
いて,低炭素鋼材とインバー材とを鋳込み圧延してなる
素材をエッチングし,蛍光面側を低炭素鋼材とし,電子
ビーム照射側をインバー材組成で構成し、前記シャドウ
マスクの厚さが0.05〜0.30mmであり、インバ
ー材組成を有する層の厚さがシャドウマスクの厚さの1
/4〜1/2であることを特徴とするシャドウマスク
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10980093A JP3440333B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | シャドウマスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10980093A JP3440333B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | シャドウマスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06302282A JPH06302282A (ja) | 1994-10-28 |
JP3440333B2 true JP3440333B2 (ja) | 2003-08-25 |
Family
ID=14519543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10980093A Expired - Fee Related JP3440333B2 (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | シャドウマスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3440333B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006135272A (ja) | 2003-12-01 | 2006-05-25 | Tokyo Ohka Kogyo Co Ltd | 基板のサポートプレート及びサポートプレートの剥離方法 |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP10980093A patent/JP3440333B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06302282A (ja) | 1994-10-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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