JPH0676645B2 - 管内部品用素材とその製造方法 - Google Patents
管内部品用素材とその製造方法Info
- Publication number
- JPH0676645B2 JPH0676645B2 JP60025691A JP2569185A JPH0676645B2 JP H0676645 B2 JPH0676645 B2 JP H0676645B2 JP 60025691 A JP60025691 A JP 60025691A JP 2569185 A JP2569185 A JP 2569185A JP H0676645 B2 JPH0676645 B2 JP H0676645B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rolling
- alloy
- etching
- pipe part
- annealing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/40—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
- C22C38/52—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel with cobalt
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C22—METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
- C22C—ALLOYS
- C22C38/00—Ferrous alloys, e.g. steel alloys
- C22C38/18—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium
- C22C38/40—Ferrous alloys, e.g. steel alloys containing chromium with nickel
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/02—Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
- H01J29/06—Screens for shielding; Masks interposed in the electron stream
- H01J29/07—Shadow masks for colour television tubes
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J2229/00—Details of cathode ray tubes or electron beam tubes
- H01J2229/07—Shadow masks
- H01J2229/0727—Aperture plate
- H01J2229/0733—Aperture plate characterised by the material
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、例えばカラー受像管に用いられるシャドウマ
スク、フレーム、インナーシールド、バイメタル等の管
内部品を成形性良く製造可能な管内部品用素材とその製
造方法に関する。
スク、フレーム、インナーシールド、バイメタル等の管
内部品を成形性良く製造可能な管内部品用素材とその製
造方法に関する。
カラー受像管のシャドウマスク、フレーム、インナーシ
ールド、バイメタル等の所謂管内部品は、従来よりエッ
チング性、および成形性が良く、また電子ビームの反射
軽減に寄与する酸化膜をその表面に形成し易い、リムド
鋼やAlキルド鋼等を素材として形成されている。然し乍
ら、近時各種のニューメディアに対応するべく、カラー
受像管の高品質化、つまり表示画像の所謂見易さや極細
かさが要求され、上述したリムド鋼やAlキルド鋼にて構
成されるシャドウマスク、フレーム、インナーシール
ド、バイメタル等を用いるには不具合が生じてきた。
ールド、バイメタル等の所謂管内部品は、従来よりエッ
チング性、および成形性が良く、また電子ビームの反射
軽減に寄与する酸化膜をその表面に形成し易い、リムド
鋼やAlキルド鋼等を素材として形成されている。然し乍
ら、近時各種のニューメディアに対応するべく、カラー
受像管の高品質化、つまり表示画像の所謂見易さや極細
かさが要求され、上述したリムド鋼やAlキルド鋼にて構
成されるシャドウマスク、フレーム、インナーシール
ド、バイメタル等を用いるには不具合が生じてきた。
即ち、カラー受像管の動作時には、上記各部材の温度が
30〜100℃に上昇し、例えばその熱膨脹によるシャドウ
マスクの成形形状に歪みに起因した、所謂ドーミングが
生じる。この結果、シャドウマスクと蛍光面との間の相
対的位置関係にずれが生じ、ピュリティードリフト(P
D)と称される色ずれが発生する。特に高品位カラー受
像管では、前記シャドウマスクの開孔径およびその開孔
ピッチが非常に小さいので、その相対的ずれ量の割合い
が大きくなり、上述したリムド鋼やAlキルド鋼を素材と
する管内部品では実用に耐えなくなる。特に、映像の歪
みや外光の反射を少なくした高曲率型のカラー受像管に
あっては、上記問題が顕著に生じた。
30〜100℃に上昇し、例えばその熱膨脹によるシャドウ
マスクの成形形状に歪みに起因した、所謂ドーミングが
生じる。この結果、シャドウマスクと蛍光面との間の相
対的位置関係にずれが生じ、ピュリティードリフト(P
D)と称される色ずれが発生する。特に高品位カラー受
像管では、前記シャドウマスクの開孔径およびその開孔
ピッチが非常に小さいので、その相対的ずれ量の割合い
が大きくなり、上述したリムド鋼やAlキルド鋼を素材と
する管内部品では実用に耐えなくなる。特に、映像の歪
みや外光の反射を少なくした高曲率型のカラー受像管に
あっては、上記問題が顕著に生じた。
そこで従来、この種の管内部品を形成する素材として、
熱膨脹係数の小さいNi-Fe合金、例えばアンバー(36Ni-
Fe)やスーパーアンバー(32Ni-5Co-Fe)を用いること
が、例えば特公昭42−25446号、特開昭50−58977号、特
開昭50-68650号等により提唱されている。ところが、こ
の種のNi-Fe合金は熱伝導性が悪く、蓄熱し易いことの
みならず、通常のシャドウマスク球面から電子銃側への
凹み、所謂スプリングバックを生じ易い。またシャドウ
マスクの開孔をエッチング形成した際、開孔径のむらを
生じ易い等、エッチング性や成形性の点で不具合を有し
ている。
熱膨脹係数の小さいNi-Fe合金、例えばアンバー(36Ni-
Fe)やスーパーアンバー(32Ni-5Co-Fe)を用いること
が、例えば特公昭42−25446号、特開昭50−58977号、特
開昭50-68650号等により提唱されている。ところが、こ
の種のNi-Fe合金は熱伝導性が悪く、蓄熱し易いことの
みならず、通常のシャドウマスク球面から電子銃側への
凹み、所謂スプリングバックを生じ易い。またシャドウ
マスクの開孔をエッチング形成した際、開孔径のむらを
生じ易い等、エッチング性や成形性の点で不具合を有し
ている。
即ち、上記スプリングバックは、その素材の0.2%耐力
値との間で、例えば第1図に示すような相関関係を有し
ている。そしてこの0.2%耐力値が低い程、スプリング
バックが小さくなり、その成形性が良くなる。
値との間で、例えば第1図に示すような相関関係を有し
ている。そしてこの0.2%耐力値が低い程、スプリング
バックが小さくなり、その成形性が良くなる。
そこで従来、上記素材の0.2%耐力を下げるべく、1000
℃以上で真空焼鈍したり、或いは100〜200℃の範囲で管
内部品を成形加工することが試みられている。更には、
そのエッチング性を高める為に、種々の方法が試みられ
ている。しかし、いずれの場合も前記リムド鋼やAl鋼等
が持つエッチング性や成形性には至っていないのが実状
である。この為、カラー受像管の高品位化を図るには限
界があった。
℃以上で真空焼鈍したり、或いは100〜200℃の範囲で管
内部品を成形加工することが試みられている。更には、
そのエッチング性を高める為に、種々の方法が試みられ
ている。しかし、いずれの場合も前記リムド鋼やAl鋼等
が持つエッチング性や成形性には至っていないのが実状
である。この為、カラー受像管の高品位化を図るには限
界があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とすることろは、リムド鋼やAl鋼よりも熱膨脹率
が低く、またこれらの各鋼に近い良好なエッチング性と
成形性を有する管内部品用素材とその製造方法を提供す
ることにある。
の目的とすることろは、リムド鋼やAl鋼よりも熱膨脹率
が低く、またこれらの各鋼に近い良好なエッチング性と
成形性を有する管内部品用素材とその製造方法を提供す
ることにある。
本発明は、Feを主成分とし、25〜45wt%のNi,0.3〜10wt
%のCr,0.2〜10wt%のCo、および不可避不純物を含有
し、JIS−G0551で規定されるところの結晶粒度を8〜12
に設定して、好ましくは80%以上のオーステナイト組織
を形成した合金をカラー受像管におけるシャドウマス
ク、インナーシールド、フレーム、バイメタル等の管内
部品を形成する為の管内部品用素材としたことを特徴と
するものである。
%のCr,0.2〜10wt%のCo、および不可避不純物を含有
し、JIS−G0551で規定されるところの結晶粒度を8〜12
に設定して、好ましくは80%以上のオーステナイト組織
を形成した合金をカラー受像管におけるシャドウマス
ク、インナーシールド、フレーム、バイメタル等の管内
部品を形成する為の管内部品用素材としたことを特徴と
するものである。
またこのような管内部品用素材を、25〜45wt%のNi、0.
3〜10wt%のCr、0.2〜10wt%のCo、残部Feおよび不可避
不純物を含有した合金を溶解し、これに圧延・焼鈍を施
した後、その最終冷圧を圧延率40%以上、好ましくは70
%以上で行い、しかる後500〜1200℃、好ましくは900〜
1100℃の温度範囲で焼鈍処理し、その後圧延率30%以
下、好ましくは20%以下で調整圧延し、また必要に応じ
て歪取り焼鈍を加えてJIS−G0551で規定されるところの
結晶粒度が8〜12となる管内部品用素材を製造するよう
にしたものである。
3〜10wt%のCr、0.2〜10wt%のCo、残部Feおよび不可避
不純物を含有した合金を溶解し、これに圧延・焼鈍を施
した後、その最終冷圧を圧延率40%以上、好ましくは70
%以上で行い、しかる後500〜1200℃、好ましくは900〜
1100℃の温度範囲で焼鈍処理し、その後圧延率30%以
下、好ましくは20%以下で調整圧延し、また必要に応じ
て歪取り焼鈍を加えてJIS−G0551で規定されるところの
結晶粒度が8〜12となる管内部品用素材を製造するよう
にしたものである。
ここで、上記Niの組成量を25〜45wt%としたのは、その
熱膨脹係数を90×10-7/℃以下にする為であり、Niの添
加量が上記範囲を外れると、本発明が目的とする熱膨脹
率の低い管内部品用素材が得られなくなる。つまり、PD
値の低いきれいな画像が得られなくなる。更にNiの添加
量が45wt%を越えると、その成形性の良否の目安である
0.2%耐力の増加が生じ、その成形性が大幅に劣化す
る。そして、例えばシャドウマスクにあってはスプリン
グバックが発生して、きれいな画像が得られ難くなる。
同時にその耐酸化性の向上によって、通常その表面に施
される黒化処理が著しく困難となる。
熱膨脹係数を90×10-7/℃以下にする為であり、Niの添
加量が上記範囲を外れると、本発明が目的とする熱膨脹
率の低い管内部品用素材が得られなくなる。つまり、PD
値の低いきれいな画像が得られなくなる。更にNiの添加
量が45wt%を越えると、その成形性の良否の目安である
0.2%耐力の増加が生じ、その成形性が大幅に劣化す
る。そして、例えばシャドウマスクにあってはスプリン
グバックが発生して、きれいな画像が得られ難くなる。
同時にその耐酸化性の向上によって、通常その表面に施
される黒化処理が著しく困難となる。
またエッチング性に関しても、Ni量が多くなると微細エ
ッチングが困難となり、そのエッチング孔の内壁が所謂
ガサ穴となったり、エッチング液中へのNiの多量の溶け
込みによって、そのエッチング速度の低下を招く等の問
題が生じる。
ッチングが困難となり、そのエッチング孔の内壁が所謂
ガサ穴となったり、エッチング液中へのNiの多量の溶け
込みによって、そのエッチング速度の低下を招く等の問
題が生じる。
またCoは、熱膨脹係数を低減させる作用と、エッチング
性を向上させる作用を呈するものである。そしてその下
限を0.2wt%としたのは、それ以下の添加量では熱膨脹
率を小さくすることができない為であり、上限を10wt%
としたのは、Coの添加量の増加と共に、0.2%耐力が僅
かづつ向上し、その熱膨脹係数が増加する為である。こ
れ故、その添加量を好ましくは3〜6wt%とすることが
望ましい。
性を向上させる作用を呈するものである。そしてその下
限を0.2wt%としたのは、それ以下の添加量では熱膨脹
率を小さくすることができない為であり、上限を10wt%
としたのは、Coの添加量の増加と共に、0.2%耐力が僅
かづつ向上し、その熱膨脹係数が増加する為である。こ
れ故、その添加量を好ましくは3〜6wt%とすることが
望ましい。
一方Crは、Fe-Ni合金の熱膨脹係数を上昇させるが、そ
の反面上記0.2%耐力を減少させ、その成形性の向上に
大きく寄与する。つまり結晶粒度が8〜12の管内部品用
素材にエッチングし、多数の穴を開けたフラットマスク
を得た後の焼鈍工程において上記Crが重要な役割を果た
す。
の反面上記0.2%耐力を減少させ、その成形性の向上に
大きく寄与する。つまり結晶粒度が8〜12の管内部品用
素材にエッチングし、多数の穴を開けたフラットマスク
を得た後の焼鈍工程において上記Crが重要な役割を果た
す。
即ち一般に、32Ni-5Co-Fe合金にCrを添加し、再結晶温
度以上で焼鈍しない場合、その結晶粒が微細であるので
室温での0.2%耐力の増大を招き、例えばシャドウマス
クとしての曲率を保ことが困難となる。この為上記Crの
添加によって、その素材の高強度化が図られるだけであ
る。しかし本発明の如くCrを添加した 32Ni-5Co-Fe合金に特定の焼鈍処理を施した場合、その
0.2%耐力の減少量は、Crが無添加32Ni-5Co-Fe合金に比
較して著しく多くなる。つまり素材に含まれるCrは、そ
の焼鈍工程において素材の0.2%耐力を大きく減少させ
る上で重要な作用を呈する。
度以上で焼鈍しない場合、その結晶粒が微細であるので
室温での0.2%耐力の増大を招き、例えばシャドウマス
クとしての曲率を保ことが困難となる。この為上記Crの
添加によって、その素材の高強度化が図られるだけであ
る。しかし本発明の如くCrを添加した 32Ni-5Co-Fe合金に特定の焼鈍処理を施した場合、その
0.2%耐力の減少量は、Crが無添加32Ni-5Co-Fe合金に比
較して著しく多くなる。つまり素材に含まれるCrは、そ
の焼鈍工程において素材の0.2%耐力を大きく減少させ
る上で重要な作用を呈する。
ところで、Crの添加量が0.3wt%未満であると、Cr無添
加の32Ni-5Co-Fe合金と同様に焼鈍温度を1200℃と高く
しても、その0.2%耐力が24kg/mm2以下になることはな
い。またその添加量が10wt%を越えた場合、熱膨脹係数
が90×10-7/℃以上となり、色ずれの原因となるので高
精細度カラー受像管への採用には不適当である。またCr
の添加量が10wt%を越えた場合、その表面にCr2O3の保
護膜が形成され易く、表面黒化速度の低下を招く等、黒
化処理に不都合を生じる。尚、Cr量は低膨脹性、エッチ
ング性、および廃液中の低クロム化を考慮した場合、1
〜4wt%とすることが望ましい。
加の32Ni-5Co-Fe合金と同様に焼鈍温度を1200℃と高く
しても、その0.2%耐力が24kg/mm2以下になることはな
い。またその添加量が10wt%を越えた場合、熱膨脹係数
が90×10-7/℃以上となり、色ずれの原因となるので高
精細度カラー受像管への採用には不適当である。またCr
の添加量が10wt%を越えた場合、その表面にCr2O3の保
護膜が形成され易く、表面黒化速度の低下を招く等、黒
化処理に不都合を生じる。尚、Cr量は低膨脹性、エッチ
ング性、および廃液中の低クロム化を考慮した場合、1
〜4wt%とすることが望ましい。
次表は本発明に係る素材を焼鈍したときの0.2%耐力の
値を示したものである。
値を示したものである。
これを第1図に示すデータと比較すると、比較例の素材
にあっては1150℃で焼鈍すると100μm以上のスプリン
グバック値が生じ、従って温間プレスするか、或いはシ
ャドウマスクの使用形状を限定せざるを得ない。この
点、本発明に係る素材によれば、その耐力は16kg/mm2と
なり、またスプリングバック値は5μm以下となる。故
に、その良好な成形品位を保ことが可能となる。尚、上
述したCrと同じ作用を呈する添加元素としてMnがあり、
従って上記Crの一部をMnに置換して添加するようにして
も良い。
にあっては1150℃で焼鈍すると100μm以上のスプリン
グバック値が生じ、従って温間プレスするか、或いはシ
ャドウマスクの使用形状を限定せざるを得ない。この
点、本発明に係る素材によれば、その耐力は16kg/mm2と
なり、またスプリングバック値は5μm以下となる。故
に、その良好な成形品位を保ことが可能となる。尚、上
述したCrと同じ作用を呈する添加元素としてMnがあり、
従って上記Crの一部をMnに置換して添加するようにして
も良い。
尚、従来、管内部品用素材の高強度化を目的として36Ni
-Fe合金にCrを添加する例として特開昭59-59861号等が
ある。しかし、低耐力化を図るべく工夫は全くなされて
なく、その素材は単に高強度なだけであり、0.2%耐力
の低減は図られていない。更に次に説明するように、そ
の表面に黒化膜も形成しておらず、このような点を考慮
すると、本発明に係る管内部品用素材とは全く異なって
いると云える。
-Fe合金にCrを添加する例として特開昭59-59861号等が
ある。しかし、低耐力化を図るべく工夫は全くなされて
なく、その素材は単に高強度なだけであり、0.2%耐力
の低減は図られていない。更に次に説明するように、そ
の表面に黒化膜も形成しておらず、このような点を考慮
すると、本発明に係る管内部品用素材とは全く異なって
いると云える。
ところで、この種の管内部品用素材としては、そのエッ
チング性が優れていることが重要であり、素材自体の介
在物が少ないこと、つまり清浄性に優れ、結晶粒度が均
一で、その板厚や成分分布が素材全体に亙って均一であ
ることが要求される。このうち上記板厚や成分分布の均
一性は、圧延技術の進歩によって解決され、また介在物
の存在はその不可否成分を極力少なくすることによって
解消することができる。
チング性が優れていることが重要であり、素材自体の介
在物が少ないこと、つまり清浄性に優れ、結晶粒度が均
一で、その板厚や成分分布が素材全体に亙って均一であ
ることが要求される。このうち上記板厚や成分分布の均
一性は、圧延技術の進歩によって解決され、また介在物
の存在はその不可否成分を極力少なくすることによって
解消することができる。
従って、管内部品用素材のエッチング性で問題となるの
は、その結晶粒度と金属組織の均一性であると云える。
は、その結晶粒度と金属組織の均一性であると云える。
しかして本発明では25〜45wt%のNi、0.3〜10wt%のC
r、0.2〜10wt%のCo、残部Feおよび不可避不純物を含有
した合金を溶解し、これに圧延・焼鈍を施した後、その
最終冷延を圧延率40%以上、好ましくは70%以上で行
い、しかる後、500〜1200℃、好ましくは900〜1100℃の
温度範囲で焼鈍処理し、その後圧延率30%以下、好まし
くは20%以下で調整圧延し、また必要に応じて歪取り焼
鈍を加えてJIS-G0551で規定されるところの結晶粒度が
8〜12となるようにしている。尚、結晶粒度が8に満た
ない場合には、その粒径が粗大化して、例えば第2図
(b)に示すようにエッチングによって穴の開かない部
分か生じる。また結晶粒度が12を越えた場合には、その
微細化した結晶粒に起因して第3図にエッチング孔の断
面図を示すように、エッチングによって開口形成された
孔の内壁に欠けが生じ、所謂ガサ穴となる。これ故、実
用的にはその結晶粒度を8〜12にして、第2図(a)に
示すように均一な孔を形成可能なようにすることが必要
である。好ましくは、上記結晶粒度を9〜11に設定する
ことが望ましい。
r、0.2〜10wt%のCo、残部Feおよび不可避不純物を含有
した合金を溶解し、これに圧延・焼鈍を施した後、その
最終冷延を圧延率40%以上、好ましくは70%以上で行
い、しかる後、500〜1200℃、好ましくは900〜1100℃の
温度範囲で焼鈍処理し、その後圧延率30%以下、好まし
くは20%以下で調整圧延し、また必要に応じて歪取り焼
鈍を加えてJIS-G0551で規定されるところの結晶粒度が
8〜12となるようにしている。尚、結晶粒度が8に満た
ない場合には、その粒径が粗大化して、例えば第2図
(b)に示すようにエッチングによって穴の開かない部
分か生じる。また結晶粒度が12を越えた場合には、その
微細化した結晶粒に起因して第3図にエッチング孔の断
面図を示すように、エッチングによって開口形成された
孔の内壁に欠けが生じ、所謂ガサ穴となる。これ故、実
用的にはその結晶粒度を8〜12にして、第2図(a)に
示すように均一な孔を形成可能なようにすることが必要
である。好ましくは、上記結晶粒度を9〜11に設定する
ことが望ましい。
ちなみに前記冷延を圧延率40%以下で行うと、金属組織
が揃い難くなり、また8〜12の結晶粒度となることもな
い。また前記焼鈍を500℃以下で行うと再結晶しなくな
り、その結晶粒度を調整することができなくなる。逆に
1200℃以上で焼鈍するとその粒径が大きくなり過ぎると
云う不具合がある。つまりエッチング性を確保する上
で、上記焼鈍の温度範囲を上述したように規定すること
が必要である。これ故、前述した条件の下で管内部品用
素材を製造することが必要である。
が揃い難くなり、また8〜12の結晶粒度となることもな
い。また前記焼鈍を500℃以下で行うと再結晶しなくな
り、その結晶粒度を調整することができなくなる。逆に
1200℃以上で焼鈍するとその粒径が大きくなり過ぎると
云う不具合がある。つまりエッチング性を確保する上
で、上記焼鈍の温度範囲を上述したように規定すること
が必要である。これ故、前述した条件の下で管内部品用
素材を製造することが必要である。
また管内部品用素材をなす金属に、フェライト、マルテ
ンサイト、オーステナイト等の組織がそれぞれ存在する
と、これらの各組織のエッチング速度がそれぞれ異なる
ことから、孔づまり等が生じる虞がある。これ故、一般
的には単一組織化することが望ましいが、その単一組織
化処理が困難であるので、上記オーステナイト組織が80
%以上を占めるようにすれば実用上十分である。具体的
には前述した製造方法によって管内部品用素材の結晶粒
度を8〜12とし、且つオーステナイト組織が80%以上と
なるように調整圧延することによって、第2図(a)に
示す如き形状性に優れた、所謂きれいな孔をエッチング
処理によって効果的に得ることが可能となる。尚、この
調整圧延に関して、その圧延率を30%より大きくする
と、金属の集合組織が崩れることがあることから好まし
くない。
ンサイト、オーステナイト等の組織がそれぞれ存在する
と、これらの各組織のエッチング速度がそれぞれ異なる
ことから、孔づまり等が生じる虞がある。これ故、一般
的には単一組織化することが望ましいが、その単一組織
化処理が困難であるので、上記オーステナイト組織が80
%以上を占めるようにすれば実用上十分である。具体的
には前述した製造方法によって管内部品用素材の結晶粒
度を8〜12とし、且つオーステナイト組織が80%以上と
なるように調整圧延することによって、第2図(a)に
示す如き形状性に優れた、所謂きれいな孔をエッチング
処理によって効果的に得ることが可能となる。尚、この
調整圧延に関して、その圧延率を30%より大きくする
と、金属の集合組織が崩れることがあることから好まし
くない。
かくして本発明によれば、所定のNi−Fe系合金にCrを添
加して、その0.2%耐力を低減し、且つその成形性を改
善すると共に、その結晶粒度と金属組織を調整してエッ
チング性を改善しているので、シャドウマスク等を製作
する素材として多大な効果を奏する。しかも従来の32Ni
-5Co-Fe合金のように、高温で真空焼鈍する必要がなく
なり、温間プレスする等の手間かなくなる。そして1200
℃以下の焼鈍によって、十分にその成形加工が可能とな
り、またエッチング処理時間の短縮化を図って均一なエ
ッチング孔を得るこが可能となる。
加して、その0.2%耐力を低減し、且つその成形性を改
善すると共に、その結晶粒度と金属組織を調整してエッ
チング性を改善しているので、シャドウマスク等を製作
する素材として多大な効果を奏する。しかも従来の32Ni
-5Co-Fe合金のように、高温で真空焼鈍する必要がなく
なり、温間プレスする等の手間かなくなる。そして1200
℃以下の焼鈍によって、十分にその成形加工が可能とな
り、またエッチング処理時間の短縮化を図って均一なエ
ッチング孔を得るこが可能となる。
また熱膨脹係数も90×10-7/℃以下であり、従来のAlキ
ルド鋼やリムド鋼に比較して小さくすることが可能とな
る。これ故、色ずれの少ないカラー受像管を容易に実現
することが可能となる等の効果が奏せられる。
ルド鋼やリムド鋼に比較して小さくすることが可能とな
る。これ故、色ずれの少ないカラー受像管を容易に実現
することが可能となる等の効果が奏せられる。
更には、その表面の黒化処理においても、例えばNixCoy
CrzFe3-x-y-zO4等のち密で黒化度の高い酸化膜を良いに
形成することが可能となる等の効果が奏せられる。
CrzFe3-x-y-zO4等のち密で黒化度の高い酸化膜を良いに
形成することが可能となる等の効果が奏せられる。
次に本発明の実施例につき説明する。
[実施例−1] 先ず、36%Niと5%CoとFeを主成分とし、Crを4wt%含
み、附随的成分としてCを0.005wt%、Siを0.01wt%、
PおよびSをそれぞれ0.001wt%づつ含む合金のインゴ
ットを真空溶解で作成した。次にこのインゴットを繰返
し焼鈍した後、酸洗して1次および2次冷延を施した。
この処理における圧延率は80%とした。
み、附随的成分としてCを0.005wt%、Siを0.01wt%、
PおよびSをそれぞれ0.001wt%づつ含む合金のインゴ
ットを真空溶解で作成した。次にこのインゴットを繰返
し焼鈍した後、酸洗して1次および2次冷延を施した。
この処理における圧延率は80%とした。
しかる後、箱形の焼鈍炉において、10-4torr、800℃で
上記圧延処理された素材を焼鈍し、その後、圧延率10%
で調整圧延を施した。この調整圧延によって、JIS-G055
1に規定される結晶粒度が10のオーステナイト組織を有
する管内部品用素材を得た。
上記圧延処理された素材を焼鈍し、その後、圧延率10%
で調整圧延を施した。この調整圧延によって、JIS-G055
1に規定される結晶粒度が10のオーステナイト組織を有
する管内部品用素材を得た。
このようにして製作された管内部品用素材を用いて、次
のようにしてシャドウマスクを製作した。
のようにしてシャドウマスクを製作した。
先ず、素材の両表面にフォトレジストを塗布し、これを
乾燥した後、スロット或いはドット形状の基準パターン
を形成したフィルムを上記両面に密着させて前記フォト
レジストを露光・現像した。この現像によって未露光部
分のフォトレジストが溶解除去される。しかる後、残さ
れたフォトレジストをバーニングして硬化させた後、塩
化第2鉄溶液でエッチング処理し、その後その残存レジ
ストを熱アルカリによって除去してシャドウマスクの原
板となるフラットマスクを作成した。
乾燥した後、スロット或いはドット形状の基準パターン
を形成したフィルムを上記両面に密着させて前記フォト
レジストを露光・現像した。この現像によって未露光部
分のフォトレジストが溶解除去される。しかる後、残さ
れたフォトレジストをバーニングして硬化させた後、塩
化第2鉄溶液でエッチング処理し、その後その残存レジ
ストを熱アルカリによって除去してシャドウマスクの原
板となるフラットマスクを作成した。
このフラットマスクを箱形の真空加熱炉に入れ、10-4to
rr、1000℃の雰囲気で焼鈍し、歪取りとその加工性の改
善を行った後、この焼鈍後のフラットマスクをレベラー
に通して板歪を除去し、同時に成形工程におけるストレ
ッチャーストレインを減少させた。尚、この真空焼鈍
は、フラットマスク中の溶存C量の減少と、その結晶粒
径の粗大化による0.2%耐力の低減を目的とした行っ
た。これによって、その後プレス成形の容易化を図っ
た。
rr、1000℃の雰囲気で焼鈍し、歪取りとその加工性の改
善を行った後、この焼鈍後のフラットマスクをレベラー
に通して板歪を除去し、同時に成形工程におけるストレ
ッチャーストレインを減少させた。尚、この真空焼鈍
は、フラットマスク中の溶存C量の減少と、その結晶粒
径の粗大化による0.2%耐力の低減を目的とした行っ
た。これによって、その後プレス成形の容易化を図っ
た。
次に上記フラットマスクをプレス成形して、所定の曲面
を有するシャドウマスクを得た。この際、0.2%耐力が
小さく、その成形性が極めて良好で、スプリングバック
が生じないことが確認された。同時にシャドウマスクの
幅方向および長手方向の特性が均一であり、特性の所謂
バラツキに起因する成形性不良の発生がないことも確認
された。
を有するシャドウマスクを得た。この際、0.2%耐力が
小さく、その成形性が極めて良好で、スプリングバック
が生じないことが確認された。同時にシャドウマスクの
幅方向および長手方向の特性が均一であり、特性の所謂
バラツキに起因する成形性不良の発生がないことも確認
された。
その後、上記シャドウマスクをトリクロロエチレンの上
記で洗浄し、700℃に保持された連続黒化炉でで20分間
加熱して、密着性の良い黒化膜を厚み1.5μm成長させ
てシャドウマスクを完成させた。
記で洗浄し、700℃に保持された連続黒化炉でで20分間
加熱して、密着性の良い黒化膜を厚み1.5μm成長させ
てシャドウマスクを完成させた。
このようにして製作されたシャドウマスクをスポット溶
接によって、同様な手法によって製作されたフレームに
取付け、これをバイメタルを介してパネルに取付けた。
その後、上記シャドウマスクの孔に合せて赤、青、緑の
蛍光体を塗布し、Al蒸着、ダグ塗布後、インナーシール
ドを取付けて電子銃の付いた外囲器後部のファンネル
と、このパネルとを接続し、且つその内部を真空排気し
てカラー受像管を製作した。尚、上記インナーシールド
も同様な素材を用いて製作した。
接によって、同様な手法によって製作されたフレームに
取付け、これをバイメタルを介してパネルに取付けた。
その後、上記シャドウマスクの孔に合せて赤、青、緑の
蛍光体を塗布し、Al蒸着、ダグ塗布後、インナーシール
ドを取付けて電子銃の付いた外囲器後部のファンネル
と、このパネルとを接続し、且つその内部を真空排気し
てカラー受像管を製作した。尚、上記インナーシールド
も同様な素材を用いて製作した。
[実施例−2] 36%Niと5%CoとFeとを主成分とし、Crを3wt%および8
wt%含み、附随的成分としてCを0.05wt%、Siを0.02wt
%、およびPとSとをそれぞれ0.001wt%づつ含む合金
のインゴットをそれぞれ準備した。しかる後、これらの
各合金インゴットを用いて上記[実施例−1]と同様に
シャドウマスクを作成し、これを用いてカラー受像管を
完成させた。
wt%含み、附随的成分としてCを0.05wt%、Siを0.02wt
%、およびPとSとをそれぞれ0.001wt%づつ含む合金
のインゴットをそれぞれ準備した。しかる後、これらの
各合金インゴットを用いて上記[実施例−1]と同様に
シャドウマスクを作成し、これを用いてカラー受像管を
完成させた。
この実施例においても、スプリングバックが発生するこ
とがなく、その成形性が極めて良好てあることが確認さ
れた。
とがなく、その成形性が極めて良好てあることが確認さ
れた。
この素材についてはエッチング前の金属組織と結晶粒度
とエッチング性についての関連性を調べたところ、最終
焼鈍と圧延率によってオーステナイト組織以外の組織を
70%と少なくすると、エッチングのムラが生じることが
確認された。また調整圧延において、JIS-G0551に規定
される結晶粒度を7に調整した場合には、第2図(b)
に示されるようにシャドウマスクに未開口部分が生じ、
また上記結晶粒度を12以上に調整すると、第3図に示さ
れるようにエッチング孔の内壁がガサ孔となり、高精細
度のシャドウマスクとしては、不具合なものとなった。
とエッチング性についての関連性を調べたところ、最終
焼鈍と圧延率によってオーステナイト組織以外の組織を
70%と少なくすると、エッチングのムラが生じることが
確認された。また調整圧延において、JIS-G0551に規定
される結晶粒度を7に調整した場合には、第2図(b)
に示されるようにシャドウマスクに未開口部分が生じ、
また上記結晶粒度を12以上に調整すると、第3図に示さ
れるようにエッチング孔の内壁がガサ孔となり、高精細
度のシャドウマスクとしては、不具合なものとなった。
尚、ここではシャドウマスクの形成を例に説明したが、
インナーシールドやフレーム、バイメタル等を同様に製
作してカラー受像管を得ることも可能である。その他、
本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
インナーシールドやフレーム、バイメタル等を同様に製
作してカラー受像管を得ることも可能である。その他、
本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
することができる。
第1図は0.2%耐力とスプリングバックとの関係を示す
図、第2図はシャドウマスクのエッチング孔を示す図、
第3図はシャドウマスクのエッチング孔断面を示す図で
ある。
図、第2図はシャドウマスクのエッチング孔を示す図、
第3図はシャドウマスクのエッチング孔断面を示す図で
ある。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01J 29/07 Z (72)発明者 関東 正治 兵庫県姫路市余部区上余部50番地 株式会 社東芝姫路工場内 (72)発明者 大竹 康久 埼玉県深谷市幡羅町1丁目9番2号 株式 会所東芝深谷ブラウン管工場内 (56)参考文献 特開 昭60−21331(JP,A) 特開 昭59−59861(JP,A) 特開 昭50−58977(JP,A)
Claims (6)
- 【請求項1】Feを主成分とし、25〜45wt%のNi、0.3〜1
0wt%のCr、0.2〜10wt%のCo、および不可避不純物を含
有すると共に、JIS−G0551で規定される結晶粒度を8〜
12に設定した合金からなることを特徴とする管内部品用
素材。 - 【請求項2】合金は、オーステナイト組織を80%以上形
成したものである特許請求の範囲第1項記載の管内部品
用素材。 - 【請求項3】25〜45wt%のNi、0.3〜10wt%のCr、0.2〜
10wt%のCo、残部Feおよび不可避不純物を溶解し、これ
に圧延・焼鈍を施した後、その最終冷圧を圧延率40%以
上で行い、しかる後500〜1200℃の温度範囲で焼鈍処理
し、その後圧延率30%以下で調整圧延して、JIS−G0551
で規定されるところの結晶粒度を8〜12に設定した合金
からなる管内部品用素材を製造することを特徴とする管
内部品用素材の製造方法。 - 【請求項4】最終圧延の圧延率は、70%以上である特許
請求の範囲第3項記載の管内部品用素材の製造方法。 - 【請求項5】調整圧延は、圧延処理の後、800℃以下で
歪み取り焼鈍を行って終了するものである特許請求の範
囲第3項記載の管内部品用素材の製造方法。 - 【請求項6】管内部品用素材をなす合金は、80%以上の
オーステナイト組織を形成したものである特許請求の範
囲第3項記載の管内部品用素材の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60025691A JPH0676645B2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 管内部品用素材とその製造方法 |
DE8585306308T DE3569061D1 (en) | 1984-09-06 | 1985-09-05 | Material for in-tube components & method of manufacture thereof |
EP85306308A EP0174196B1 (en) | 1984-09-06 | 1985-09-05 | Material for in-tube components & method of manufacture thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60025691A JPH0676645B2 (ja) | 1985-02-13 | 1985-02-13 | 管内部品用素材とその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61186452A JPS61186452A (ja) | 1986-08-20 |
JPH0676645B2 true JPH0676645B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=12172811
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60025691A Expired - Lifetime JPH0676645B2 (ja) | 1984-09-06 | 1985-02-13 | 管内部品用素材とその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676645B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001131707A (ja) * | 1999-10-29 | 2001-05-15 | Dainippon Printing Co Ltd | カラーブラウン管用シャドウマスク |
JP2002038239A (ja) | 2000-07-24 | 2002-02-06 | Yamaha Metanikusu Kk | 磁気歪制御型合金板及びこれを用いたカラーブラウン管用部品並びに磁気歪制御型合金板の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5058977A (ja) * | 1973-09-19 | 1975-05-22 | ||
JPS5959861A (ja) * | 1982-09-29 | 1984-04-05 | Toshiba Corp | 管内部品 |
JPS6021331A (ja) * | 1983-07-14 | 1985-02-02 | Nippon Steel Corp | Fe−Ni系低熱膨張合金板の製造方法 |
-
1985
- 1985-02-13 JP JP60025691A patent/JPH0676645B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61186452A (ja) | 1986-08-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4724012A (en) | Material for in-tube components and method of manufacturing it | |
EP0174196B1 (en) | Material for in-tube components & method of manufacture thereof | |
US4708680A (en) | Color picture tube and method for manufacturing the same | |
JPH09143625A (ja) | シャドウマスク用Fe−Ni系合金素材 | |
JPH0676645B2 (ja) | 管内部品用素材とその製造方法 | |
JP2669789B2 (ja) | 管内部品 | |
JPH0577139B2 (ja) | ||
JP2597994B2 (ja) | シヤドウマスク用アンバー合金 | |
JPH04120251A (ja) | シャドウマスク用素材およびその製造方法 | |
JPH0687398B2 (ja) | シヤドウマスクの製造方法 | |
JPH0798982B2 (ja) | 管内部品の製造方法 | |
JPS6142838A (ja) | カラ−受像管 | |
JPS61218050A (ja) | カラ−受像管及びその部品用素材及びその製造法 | |
JP2988973B2 (ja) | シャドウマスク材 | |
JPH05144384A (ja) | シヤドウマスク用素材 | |
JPH0727760B2 (ja) | カラ−受像管 | |
JPH1150200A (ja) | エッチング性に優れた電子部品用低熱膨張合金薄板 | |
JPH03191024A (ja) | シャドウマスク用鉄―ニッケル基合金素材の製造方法 | |
JPH0326899B2 (ja) | ||
JPS6222356A (ja) | 受像管 | |
JPH1150201A (ja) | エッチング性に優れた電子部品用低熱膨張合金薄板 | |
JPH04120252A (ja) | シャドウマスク用素材およびその製造方法 | |
JPH0696685A (ja) | シャドウマスク | |
JPS61224246A (ja) | カラ−受像管 | |
JPS61217550A (ja) | カラ−受像管 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |