JP3439885B2 - ペットの排泄物用処理材及びその製法 - Google Patents

ペットの排泄物用処理材及びその製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ペットなどの動物
の排泄物用処理材に関する。さらに詳しくは、猫や犬な
ど動物の排泄物を簡便に効率よく処理できる処理材に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ペットなどの動物の排泄物処理は
砂を用い、これを飼育箱や便器等の内に敷き、動物が排
泄した後に砂を取り替えていた。しかし、動物が飼育箱
や便器へ出入りする際に、排泄物を含んだ砂が外に飛散
するという不都合があった。そこで、最近飛散し難く、
又使用後の処理作業を容易にするため、吸水しやすく且
つ吸水後粒子同士が接着して団子状に固まりやすいもの
(固まり性良好)が望まれており、ベントナイト等の粘
土質鉱物の破砕物やでんぷん、CMC等の粘着性物質あ
るいは吸水性樹脂を使用する方法等が試みられている。
【0003】しかしながら、ベントナイト等の粘土質鉱
物の破砕物、でんぷん、CMC等の粘着性物質を使用し
たものは、粘着性物質自体の尿などの排泄物に対する吸
収力が低いため、排泄物が下へ流れて飼育箱や便器の底
を汚したり、少量の排泄物をダンゴ状に固めるのに多量
の排泄物用処理材を必要とし発生するゴミの量が多くな
るなどの問題点があった。
【0004】これらの問題を改良した物として、最近吸
水性樹脂を使用したものが種々検討されている。例え
ば、 ゼオライト粒子などの無機物系粒子に吸水性樹脂と水
を特定割合混合してなる混合物を造粒したもの(特開平
01−108927号公報)、 製紙カスと吸水性樹脂と水溶性無機塩類からなる混合
物を造粒し次いで乾燥したもの(特公平03−6767
号公報)、 天然有機物と吸水性樹脂とバインダーからなる混合物
を造粒したもの(特公平03−46089号公報)、 高ゲル強度の吸水性樹脂とパルプ等のフィラ材との混
合物をコア層とし粘着性を有する吸水性樹脂とパルプ等
のフィラ材の混合物をスキン層としたもの(特開平06
−22659号公報)、 排泄物処理用基材の表面に吸水性樹脂をまぶしたもの
(特開平4−335841公報)などが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし〜の吸水性
樹脂と無機物系粒子や製紙カス、パルプ等天然有機物、
パルプ等のフィラ材などとの造粒物は、吸水性樹脂によ
り排泄物用処理材の吸水力は改善されているが、吸水性
樹脂に対してかなり多量の無機物、有機物、製紙カス、
フィラ材などを用いているため、吸水性樹脂同士の緊密
な接触が阻害され接着力が低下して、排泄物処理用基材
が吸尿後団子状に固まらなかったり、固まった場合でも
固まった部分の崩壊が生じやすく団子状の形状が保持し
にくいという問題点があった。
【0006】また、の排泄物処理用基材の表面に吸水
性樹脂をまぶしたものに関しては、吸水性樹脂が基材表
面にあるため、吸水性樹脂を有効利用でき吸水性樹脂の
膨潤倍率も比較的低く押さえられまた樹脂同士の接触点
も多いため、固まり性にしては良好な結果をあたえるも
のの、排泄物基材表面に吸水性樹脂をまぶしているた
め、排泄物処理用基材表面から吸水性樹脂が脱落しやす
く、飼育箱や便器の底に吸水性樹脂がたまったり、脱落
した吸水性樹脂がペットの足や毛に付着して吸水性樹脂
を部屋中にまきちらすなどの問題が発生した。
【0007】本発明者らは、この吸水性樹脂等の排泄物
からの脱落を防止する方法として、吸水性樹脂をまぶす
際に多量の水を添加したりバインダーを添加するなどの
方法も検討したが、多量の水を添加すると、排泄物用処
理材成型時に吸水性樹脂同士が合着してしまい、吸水性
樹脂の比表面積が小さくなるため、吸水速度が極端に低
下し、排泄物用処理材の吸収倍率の低下が起こった。ま
た、バインダーを添加して吸水性樹脂の脱落を防止する
方法についても、バインダーが吸水性樹脂の吸収を阻害
するため、吸収速度や吸収力が低下したり、バインダー
が吸水性樹脂同士の接触を阻害し、粘着力が低下するな
どの問題点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記に示
したような吸水性樹脂を使用したものの問題点を改善す
るために鋭意検討を行った結果、排泄物処理基材の表面
が、吸水性樹脂と特定繊維長の繊維状物質との特定比率
の複合体により被覆された排泄物用処理材は、吸水とと
もに容易には形が崩れにくい粘着性良好な団子を形成す
ること、吸水性樹脂の脱落がほとんど起こらないこと、
及び吸水速度が速いことを見いだし本発明に至った。
【0009】すなわち本発明は、無機質粉末、天然繊
維、有機質繊維及びセルロース質粉砕物からなる群か
ら選ばれる1種の造粒物又は2種以上の混合物の造粒物
からなる排泄物処理用基材(A)100重量部及び下記
の吸水性樹脂/繊維複合体(B)5〜300重量部から
なり、基材(A)の表面が複合体(B)により被覆され
てなるペットの排泄物用処理材:並びに無機質粉末、
然繊維、有機質繊維及びセルロース質粉砕物からなる
群から選ばれる1種の造粒物又は2種以上の混合物の
粒物からなる排泄物処理用基材(A)100重量部に、
水3〜200重量部及び下記の吸水性樹脂/繊維複合体
(B)5〜300重量部を添加し、基材(A)の表面を
複合体(B)により被覆することを特徴とするペットの
排泄物用処理材の製法である。吸水性樹脂/繊維複合体
(B):吸水性樹脂微粉末(1)50重量%を越え95
重量%以下及び平均繊維長50〜2,000ミクロンの
繊維状物質(2)5重量%以上50重量%未満を混合し
た複合体、又は吸水性樹脂微粉末(1)50重量%を越
え95重量%以下、平均繊維長50〜2,000ミクロ
ンの繊維状物質(2)5重量%以上50重量%未満及び
親水性熱可塑性物質(3)10重量%以下を混合した複
合体。
【0010】本発明において吸水性樹脂微粉末(1)と
しては、たとえば、 デンプンまたはセルロース(a)とカルボキシル基、
スルホン酸基などの親水基を含有する水溶性単量体およ
び/または加水分解により水溶性となる単量体(b)
と、架橋剤(c)とを必須成分として重合させ、必要に
より加水分解を行うことにより得られる吸水性樹脂微粉
末が挙げられる。上記に例示した吸水性樹脂の製造に用
いられる(a)、(b)および(c)の詳細、(a)、
(b)および(c)の割合、製造法および吸水性樹脂の
具体例は特開昭52−25886号、特公昭53−46
199号、特公昭53−46200号および特公昭55
−21041号公報に記載されている。
【0011】上記に例示した以外の吸水性樹脂微粉末
(1)としては、例えば、 (a)と(b)とを重合させたもの(デンプン−アク
リロニトリルグラフト重合体の加水分解物、セルロース
−アクリロニトリルグラフト重合物の加水分解物などの
微粉末); (a)の架橋物(カルボキシメチルセルロースの架橋
物など)の微粉末; (b)と(c)との共重合体(架橋ポリアクリルアミ
ドの部分加水分解物、架橋されたアクリル酸−アクリル
アミド共重合体、架橋されたスルホン化ポリスチレン、
特開昭52−14689号および特開昭52−2745
5号公報記載のビニルエステル−不飽和カルボン酸共重
合体ケン化物、架橋されたポリアクリル酸(塩)、架橋
されたアクリル酸−アクリル酸エステル共重合体、架橋
されたイソブチレン−無水マレイン酸共重合体、および
架橋されたカルボン酸変性ポリビニルアルコールなど)
の微粉末;並びに、 自己架橋性を有する(b)の重合物(自己架橋型ポリ
アクリル酸塩など)の微粉末が挙げられる。また以上例
示した吸水性樹脂微粉末は2種以上併用してもよい。
【0012】上記吸水性樹脂微粉末の内、好ましいもの
は、、並びにとして例示したもののうち、架橋ポリ
アクリルアミドの部分加水分解物、架橋されたアクリル
酸−アクリルアミド共重合体、架橋されたポリアクリル
酸(塩)、架橋されたアクリル酸−アクリル酸エステル
共重合体、架橋されたイソブチレン−無水マレイン酸共
重合体、および架橋されたカルボン酸変性ポリビニルア
ルコールの各微粉末である。また、これらの樹脂を更に
表面架橋したもの、界面活性剤等を添加し吸水速度を向
上させたものの各微粉末も良好に使用できる。
【0013】吸水性樹脂微粉末(1)は、純水に対する
吸水性能として少なくとも50ml/g以上、好ましく
は100〜1,000ml/gのものが適している。ま
た、該吸水性樹脂微粉末(1)の平均粒径は通常400
ミクロン以下、好ましくは1〜150ミクロンである。
吸水性樹脂の粒径が平均粒径が400ミクロンを超える
と、ペットの尿など吸水速度が遅くなり、ペットの排泄
物用処理材の吸収倍率が低下したり、ひどい場合は尿が
排泄物用処理材を通過して飼育箱や便器の底を汚すとい
った問題がある。
【0014】本発明に使用する繊維状物質(2)の平均
繊維長は、通常50〜2,000ミクロン、好ましくは
平均繊維長100〜1,000ミクロン、更に好ましく
は、200〜800ミクロンである。平均繊維長が50
ミクロン未満では、繊維によるマトリックス化は期待で
きず吸水性樹脂微粉末(1)の脱落が多くなる。一方、
平均繊維長が2,000ミクロンを越えると、吸水性樹
脂と繊維状物質(2)の均一な混合が困難となり吸水性
樹脂微粉末(1)と繊維状物質(2)が分離したり、基
材(A)の表面の複合体(B)による被覆が困難となっ
たり、複合体(B)の流動性が低下して、作業性が極端
に低下するなどの問題点が起こる。
【0015】また、繊維状物質(2)の平均繊維長が5
0〜2,000の範囲であっても、繊維長30ミクロン
以下の含量が多すぎると、部分的に繊維によるマトリッ
クス化が困難となり吸水性樹脂微粉末(1)が脱落した
り、繊維自体が脱落したりする場合がある。従って、繊
維状物質中(2)の繊維長30ミクロン以下のものの含
量は、30重量%以下が好ましく、更に好ましくは20
重量%以下である。繊維状物質(2)の繊維の太さに関
しては特に限定はないが、通常0.1〜100ミクロ
ン、好ましくは1〜50ミクロンである。
【0016】本発明に使用する繊維状物質(2)の組成
は、通常一般に使用されている繊維の組成と同じ物が使
用できるが、好ましいものは、尿の吸収を補助できる親
水性繊維、並びに、比較的低温の加熱で繊維マトリック
スの形成が可能な熱可塑性繊維である。親水性繊維の例
としては、セルロース繊維、レーヨン繊維などが、熱可
塑性繊維の例としては、ポリエチレン繊維、ポリプロピ
レン繊維、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維など
があげられる。これらの繊維の中で特に好ましいものと
しては、親水性繊維としてはセルロース繊維、熱可塑性
繊維としては、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維
である。これらの繊維は、単独で用いても良く、2種以
上を混合して使用しても良い。
【0017】本発明で用いる吸水性樹脂/繊維複合体
(B)は、吸水性樹脂微粉末(1)、繊維状物質(2)
及び必要により親水性熱可塑物質(3)が混合された
複合体である。即ち、複合体(B)には、吸水性樹脂微
粉末(1)、繊維状物質(2)を含有し、(1)と
(2)を更に複合一体化する目的で、必要により親水性
熱可塑物質(3)を含有させても良い。
【0018】親水性熱可塑性物質(3)は、基本的に親
水性の物質であり、かつ室温では固体であるが、100
℃程度の加熱で液状となる物質が好ましく、乾燥などの
工程を経ることにより、吸水性樹脂微粉末(1)と繊維
状物質(2)をより一層一体化させ、吸水性樹脂微粉末
(1)等の脱落を更に防止するのに効果がある。この様
な物質(3)の例としては、平均分子量3,000以上
のポリエチレングリコール、ポリエチレングリコールの
ウレタンジョイント化合物、ポリエチレングリコールの
エステルジョイント化合物などを例示することができ
る。
【0019】複合体(B)の作成方法を例示すると、吸
水性樹脂微粉末(1)と繊維状物質(2)及び必要によ
り親水性熱可塑性物質(3)を用い、通常の混合機で混
合する方法、混合時に少量の水を添加して複合体を作成
する方法、混合後加熱して複合体を作成する方法などを
あげることができる。
【0020】該複合体(B)中の吸水性樹脂微粉末
(1)の含量は、通常50重量%を越え95重量%以
下、好ましくは、60〜90重量%、更に好ましくは7
0〜90重量%である。吸水性樹脂微粉末(1)の含量
が50%以下[繊維状物質(2)の含量が50重量%以
上]では、ペットの尿を吸収したときに団子状にならな
かったり、団子状となっても粘着性が低く容易に団子が
壊れてしまう。一方、吸水性樹脂微粉末(1)の量が9
5重量%を越えると[相対的に繊維状物質(2)の量が
5重量%未満となると]、繊維状物質(2)によるマト
リックス化の効果が乏しくなり、該基材(A)を複合体
(B)で被覆した際に、基材からの吸水性樹脂微粉末
(1)等の脱落が多くなる。親水性熱可塑性物質(3)
を使用する場合、複合体(B)中のその含量は、通常1
0重量%以下、好ましくは5重量%以下である。含量
が、10重量%を越えると(3)の量が多すぎて、尿を
吸収したときの粘着性が低下したり、吸水速度が低下し
たりする。
【0021】本発明において、該排泄物処理用基材
(A)としては、たとえば、 (A1)カオリン、ベントナイト、硅砂、シラスバルー
ン、硅藻土、クレー、ゼオライト、フライアッシュなど
の無機質粉末; (A2)パルプ、ワラ、草炭、ピートモスなどの天然繊
維や、セルロース、レーヨン、ポリエステル、ポリアミ
ドなどの繊維を短く裁断した有機質短繊維; (A3)オガクズ、紙(新聞紙、段ボール紙、雑誌な
ど)などのセルロース質の粉砕物;並びに (A4)これら(A1)〜(A3)の造粒物又は2種以
上の混合物の造粒物などがあげられる。これらの基材の中で好ましいものは(A4)である。
【0022】これら無機粉末(A1)及びセルロース質
粉砕物(A3)の粒子径(長径)は通常1〜800ミク
ロン、好ましくは5〜200ミクロンであり、有機質短
繊維(A2)の長さは通常0.001〜20mm、好ま
しくは0.01〜10mmである。また、造粒物(A
4)の形状は任意でよく、たとえば球状、円筒状、板
状、岩状、直方体状、円錐状、角錘状、棒状などの種々
の形状があげられる。大きさは何れの形状の場合も最大
径で0.1〜50mm、好ましくは0.5〜30mmで
ある。得られた造粒物の見かけ密度は、特に限定はない
が、通常0.01〜1.0g/ml、好ましくは0.0
5〜0.8g/mlとなる様に調整する。これらの基材
(A)は(A1)〜(A3)の各々単独、もしくは2種
以上混合して用いることができる。
【0023】造粒物(A4)の製造方法としては、(A
1)〜(A3)を、機械的に攪拌あるいはトレイ上で
転動しながらバインダーとして水を添加して造粒する方
法、加圧成形により造粒する方法などがあげられる。
【0024】の方法の具体例としては、(A1)〜
(A3)をナウターミキサー、リボンミキサー、コニカ
ルブレンダー、モルタルミキサー、万能混合ミキサーな
どの機械的混合装置に入れて攪拌、あるいは転動造粒機
やトレイ型振とう機・回転機の上で基材を転動しながら
水を出来るだけ均一になるように添加することにより容
易に造粒物(A4)が得られる。水を添加する方法とし
ては、たとえば(A1)〜(A3)に水をスプレーする
方法、水蒸気を吹き込む方法、基材を高湿度下に保持し
て吸湿させる方法などが挙げられる。バインダーとして
は、通常水が使われるが、必要に応じて水の中に無機
塩、アルコール、エチレングリコール、グリセリン、ポ
リエチレングリコール、ポバール、デンプン、界面活性
剤などをバインダー効果や、水の造粒物(A4)中への
浸透性アップ効果などを目的として添加することが出来
る。
【0025】の方法において、添加する水の量は(A
1)〜(A3)の種類によって異なるが、通常(A1)
〜(A3)に対して、1〜300重量%、好ましくは2
〜200重量%である。添加する水の量が多すぎると、
造粒物(A4)が柔らかくなって、造粒物(A4)の形
が崩れたり、造粒物(A4)同士がくっついたりする。
この場合、造粒物(A4)を乾燥すれば問題ない。しか
し、水を余分に加えて造粒後に再乾燥する方法は経済的
でないため、再乾燥の要らない適当量の水を加えて造粒
する方法が好ましい。逆に、添加する水の量が少なすぎ
ると、造粒が十分にできなくなる。また、造粒を40〜
90℃に加温した状態で行うことによって、造粒速度、
造粒強度等をアップさせ、造粒を効率よく行うことがで
きる。
【0026】の方法の具体例としては、(A1)〜
(A3)を適当な形、大きさの型の中でペレット状に加
圧成形する方法、またはいったんシート状、棒状、また
はブロック状に加圧成形したのち、適当な大きさに裁断
または粉砕する方法があげられる。上記において加圧は
通常常温下で行うが、加温(たとえば30〜300
℃)、加湿(たとえば2〜100%)下で行っても差し
支えない。加圧成形時の圧力は(A1)〜(A3)の種
類、粒度、性質などに合わせて適当に選ぶことができる
が、通常1〜3000Kg/cm2、好ましくは10〜
2000Kg/cm2である。加圧成形はロール式加圧
成形機(コンパクティングプレス機、ブリケッティング
プレス機など)、ピストン式加圧成形機、スクリュー式
加圧成形機、目皿押し出し式成形機などを用いて行うこ
とができる。また、必要に応じて、このようにして得ら
れた加圧成形物を裁断、粉砕して適当な形、大きさの造
粒物(A4)にすることができる。
【0027】基材(A)に複合体(B)を添加し、基材
(A)の表面を複合体(B)で被覆することにより本発
明の排泄物用処理材が得られる。基材(A)の表面を被
覆する複合体(B)の量は、本発明の処理材中の基材
(A)100重量部に対して、5〜300重量部、好ま
しくは30〜250重量部、更に好ましく50〜200
重量部である。複合体(B)の被覆量が5重量部より少
ないと、ペットの尿を吸収した際に吸水性樹脂微粉末の
膨潤度が大すぎて樹脂の粘着性がなくなり吸尿しても団
子状に固まらない。一方、被覆量が300重量部を越え
ると、吸水性樹脂の脱落が多くなり、また不経済であ
る。
【0028】基材(A)表面を複合体(B)で被覆する
方法は、複合体(B)に使用する繊維状物質(2)の材
質が親水性繊維であるか熱可塑性繊維であるかによって
若干異なるが、基材(A)と複合体(B)を機械的にブ
レンドすることによって被覆することができ、例えば本
発明の方法により、基材(A)の表面に水が存在する状
態で複合体(B)を機械的にブレンドまたは造粒するこ
とにより、水がバインダーとなって、複合体(B)が基
材(A)表面に固着することにより被覆状態となる。従
って、基材(A)中の水分量が少なすぎると十分に固着
できず、逆に多すぎると基材(A)の表面に固着した複
合体(B)同士が更にブロッキングして全体がダンゴ状
になって後処理が困難となる。
【0029】本発明の方法で用いる適正な水分量は、基
材(A)の種類、性状、形状、粒度などや、複合体
(B)の種類、形状、添加量などによって異なるが、基
材(A)の乾燥重量に対して、通常3〜200重量%、
好ましくは5〜100重量%である。基材(A)への水
の添加方法は、基材(A)が所定量の水分量となる方法
であれば特に限定はなく、例えば前の湿式造粒した造
粒物(A4)の場合の様に基材が既に適当量の水分を含
んでいる場合は、特に追加する必要は無いし、また基材
(A)が乾燥し水分量が少なすぎる場合には、スプレー
やスチーム等を利用して基材(A)に所定量の水を添加
すれば良い。
【0030】本発明において、基材(A)表面に複合体
(B)を被覆させる装置としては、基材(A)に複合体
(B)を均一にブレンドして被覆できるか、または、基
(A)の表面に複合体(B)を被覆できる装置であれ
ば特に限定はないが、例えばコニカルブレンダー、V型
混合機、リボンブレンダー、ニーダー等に代表される混
合措置;転動造粒機、ディスクペレッター、ブリケット
マシーン、コンパクターなどに代表される造粒装置など
を例示することができる。
【0031】本発明において、複合体(B)中の繊維状
物質(2)として親水性繊維を用いた場合、基材(A)
表面の複合体(B)による被覆が進行中及び/または被
覆した後、必要により更に少量の水を添加することによ
り、被覆をより完全なものとする事ができる。この場合
に添加する水の量は、基材(A)と複合体(B)の合計
乾燥重量に対して、通常20重量%以下、好ましくは1
〜10重量%である。添加する水の量が20重量%を越
えると、複合体(B)による被覆物同士がブロッキング
してダンゴ状となったり、吸収速度が遅くなりすぎるの
で好ましくない。
【0032】この様にして得られた複合体(B)による
被覆物は、そのまま又は必要により加熱乾燥して、本発
明の排泄物用処理材とすることができる。親水性繊維を
用いた場合の本発明の排泄物用処理材中の水分量は、排
泄物用処理材の乾燥重量に対して、通常50重量%以
下、好ましくは30重量%以下である。水分量が50重
量%を越えると、排泄物用処理材の表面がべとついて、
全体が一体化する場合がある。
【0033】一方、複合体(B)に使用する繊維状物質
(2)として、熱可塑性繊維を使用した場合は、被覆を
より完全なものとするために、被覆時及び/または被覆
後のの加熱が必要となる。加熱する温度は、使用する熱
可塑性繊維が融着するが、溶融はしない温度が好まし
く、加熱する温度は、使用する繊維種類によっても異な
るが、ポリエチレン繊維の場合90〜120℃程度、ポ
リプロピレン繊維の場合110〜160℃程度、ポリエ
チレンーポリプロピレン繊維の場合、90〜130℃程
度である。これらの熱可塑性繊維の中で、ポリエチレン
−ポリプロピレン複合繊維は、融着温度の異なる繊維が
複合されているため、繊維構造を残して熱融着可能とい
う点で好ましく使用できる。
【0034】この様にして熱融着工程を経て得られた複
合体(B)による被覆物は、そのまま又は前記の親水性
繊維を用いた場合と同様に、繊維構造を壊さない範囲の
温度で、必要により乾燥し本発明の排泄物用処理材とす
ることができる。尚、この場合、繊維の熱融着と乾燥を
同時に行っても何ら問題はない。熱可塑性繊維を用いた
場合の本発明の排泄物用処理材中の水分量は、親水性繊
維を用いた場合と同様に、排泄物用処理材の乾燥重量に
対して、通常50重量%以下、好ましくは30重量%以
下である。
【0035】また、本発明の排泄物用処理材に、必要に
応じて、消臭剤、芳香剤、抗菌剤、防かび剤、防腐剤、
ブロッキング防止剤、界面活性剤、猫に対するマタタビ
のような対象とするペットが好むもの、増量剤などの薬
剤を各々0.01〜10重量%含有させることができ
る。これらの薬剤は本発明の排泄物用処理材中に存在し
ていればよい。例えば、あらかじめ基材(A)、複合体
(B)に添加しておいてもよく、基材(A)の表面を複
合体(B)で被覆する工程または被覆後に添加してもよ
い。
【0036】本発明の処理材は、例えば容器中に本発明
の処理材の粒子を敷き詰めて、簡易トイレの形で用いる
ことができる。このトイレにて猫、犬などの動物が排泄
すると、排泄物の水分を素早く吸収し、また吸水した部
分の処理材粒子同士が互いにくっついて接着性の強い一
つのゴム状のかたまりを呈するため、その部分を容易に
摘まみとることができ、廃棄する上で好便である。ま
た、排泄物用処理材の吸収剤率が高いため、少量で多量
の尿を吸収できるため使用量が少なくてよく、かつ樹脂
等の脱落率が極めて少ないため、粒径の小さい粒子が部
屋に散らばることもほとんど無く好適に使用できる。
【0037】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する
が、本発明はこれに限定されるものではない。以下、%
は重量%を示す。 1.吸収倍率:排泄物用処理材500mlを内容1リッ
トルのビーカーにとり表面を水平にならした。内容50
ccの使い捨て注射器(テルモ株式会社製)に30gの
人工尿を採り、これをビーカーの処理材表面中央の点に
向けて約2cmの高さから垂直に5秒間かけて放出し
た。次いで人工尿を振りかけてから1分後に吸尿した固
まり部分をピンセットで取り出し、固まった部分の重量
を測定した。下式により、吸収倍率を求めた。 吸収倍率(g/g)=30/(固まった部分の重量−3
0)
【0038】2.吸収速度:吸収倍率と同じ操作を行
い、人工尿が1リットルビーカーの底まで通過したかど
うかを確認し下記の基準で評価した。 ○:人工尿がビーカーの底まで達する前に、排泄物用処
理材がすばやく人工尿を吸収した。 △:吸収速度がやや遅く、人工尿の一部がビーカーの底
まで達した。 ×:吸収速度が遅く、ビーカーの底全体に人工尿が広が
った。
【0039】3.固まり性 吸収倍率と同じ操作を行い、排泄物用処理材の固まり度
合いを観察した。 ◎:ダンゴ状に固まり、1mの高さから落としても全く
ダンゴが壊れない。 ○:ダンゴ状に固まるが、1mの高さから落とすと一部
ダンゴが壊れる。 △:ダンゴ状に固まるが、1mの高さから落とすとかな
りダンゴが壊れる。 ×:部分的に固まるが、ピンセットではダンゴをつかめ
ない。 ××:固まらない。
【0040】4.樹脂等の脱落率 850ミクロンの金網を備えたフルイ(直径20cm)
に、排泄物用処理材100gを入れ、ロータープフルイ
振とう機(飯田製作所)で10分間振とうさせ、850
ミクロン以下の含量を測定し、この含量を樹脂等の脱落
率(%)とした。
【0041】実施例−1 市販のベントナイト「クニゲルV−1」(クニミネ工業
株式会社製)500gを外部より約50℃に保温した内
容2リットルの小型万能混合機に入れ、100rpmの
速度で攪拌しながら、この中に約50℃に暖めた100
gの水を少しずつ添加し、造粒し、約2〜6mmの固い
造粒物である排泄物処理用基材(見掛け密度0.7g
/ml)を得た。平均繊維長200ミクロンの市販のセ
ルロース繊維(商品名:ARBOCELBC−200、
J.RETTENMAIER&SOHNE GMBH C
O製、繊維直径:20ミクロン、繊維長30ミクロン以
下含量:15%)100gと、「サンウェット IM−
5000MPS」(三洋化成工業株式会社製品、架橋ポ
リアクリル酸(塩)系吸水性樹脂、平均粒径:35ミク
ロン)を均一に400gを混合し、吸水性樹脂/繊維複
合体(B1)を得た。
【0042】排泄物処理用基材400gと、吸水性樹
脂/繊維複合体(B1)200gとを、高速V型混合機
に入れ、100rpmの速度で5分間混合し、排泄物処
理用基材に吸水性樹脂/繊維複合体(B1)をコーテ
ィングした。コーティング表面に若干のセルロース繊維
の毛羽立ちが観察されたため、更に水10gをスプレー
で添加しながら、100rpmで3分間混合を継続し
て、本発明の排泄物用処理材S1(見掛け密度0.62
ml/g)を得た。この排泄物用処理材S1の吸収倍
率、吸収速度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定した。
その結果を表1に示す。
【0043】実施例−2 市販品の、造粒したパルプ粒子[商品名:エコノミー、
(株)スーパーキャット製品、粒径3〜15mm]を、
排泄物処理用基材(見掛け密度0.28g/ml)と
した。平均繊維長700ミクロンの市販のセルロース繊
維(商品名:ARBOCELBC−1000、J.RE
TTENMAIER&SOHNE GMBH CO製、繊
維直径:20ミクロン、繊維長30ミクロン以下含量:
7%)75gと、「サンウェット IM−1000MP
S」(三洋化成工業株式会社製品、デンプン−ポリアク
リル酸(塩)グラフト系吸水性樹脂、平均粒径:35ミ
クロン)425gを均一に混合し、吸水性樹脂/繊維複
合体(B2)を得た。
【0044】排泄物処理用基材500gをコニカルブ
レンダーに入れ、撹拌しながら水100gをスプレーで
均一に添加した。その後、吸水性樹脂/繊維複合体(B
2)500gを添加し、5分間混合し、排泄物処理用基
材に吸水性樹脂/繊維複合体(B2)をコーティング
した。コーティング表面に若干のセルロース繊維の毛羽
立ちが観察されたため、更に水10gをスプレーで添加
しながら、3分間混合を継続した後、取り出して100
℃で30分間乾燥して、本発明の排泄物用処理材S2
(見掛け密度0.35ml/g)を得た。この排泄物用
処理材S2の吸収倍率、吸収速度、固まり性、樹脂等の
脱落率を測定した。その結果を表1に示す。
【0045】実施例−3 炭酸カルシウム450gとアクリル酸エステル系接着剤
45%エマルジョン(商品名:AT−113、昭和高分
子株式会社製品)20gと発泡スチロール粉末30gを
混合し、ブリケットマシン(新東工業株式会社製)を用
いて乾式造粒し、4〜6mmの排泄物処理用基材(見
掛け密度:0.65ml/g)を得た。平均繊維長70
0ミクロンの市販のセルロース繊維(商品名:ARBO
CELBC−1000、繊維直径:20ミクロン、繊維
長30ミクロン以下の含量:7%)100gと、「サン
フレッシュ ST−100」(三洋化成工業株式会社製
品、デンプン−ポリアクリル酸(塩)グラフト系吸水性
樹脂、平均粒径:550ミクロン)を粉砕して平均粒径
60ミクロンとしたもの390g、及び粉末状のポリエ
チレングレコール6000(三洋化成工業製品、融点6
0〜70℃)を均一に混合し、吸水性樹脂/繊維複合体
(B3)を得た。
【0046】排泄物処理用基材500gを転動造粒機
に入れ、水50gをスプレーで均一に添加しながら吸水
性樹脂/繊維複合体(B3)300gを添加し、排泄物
処理用基材を吸水性樹脂/繊維複合体(B3)で被覆
した。被覆した処理材を、取り出して100℃で30分
間乾燥して、本発明の排泄物用処理材S3(見掛け密度
0.57ml/g)を得た。この排泄物用処理材S3の
吸収倍率、吸収速度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定
した。その結果を表1に示す。
【0047】実施例−4 平均繊維長500ミクロンの市販のポリエチレン−ポリ
プロピレン複合繊維(商品名:ES繊維、繊維直径:5
ミクロン、チッソ株式会社製)と50gと「サンウェッ
ト IM−1000MPS」450gを均一に混合し、
吸水性樹脂/繊維複合体(B4)を得た。実施例−2で
使用した排泄物処理用基材500gをジャケット付き
のニーダーに入れ、30rpmで撹拌しながら水50g
をスプレーで均一に添加した。この排泄物処理用基材の
入ったニーダーに吸水性樹脂繊維複合体(B4)250
gを添加し、30rpmで20分間均一に混合した後、
ジャケットに130℃の熱媒を通じて、繊維を融着させ
ながら、水分を蒸発させるために更に60分間撹拌を継
続し、本発明の排泄物用処理材S4(見掛け密度0.3
2g/ml)を得た。この排泄物用処理材S4の吸収倍
率、吸収速度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定した。
その結果を表1に示す。
【0048】比較例−1 吸水性樹脂/繊維複合体(B1)の変わりに、同量の
「サンウェット IM−5000 MPS」を単独で用
いた以外は、実施例−1と同様にして比較の排泄物用処
理材H1を得た。この比較の排泄物用処理材H1の吸収
倍率、吸収速度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定し
た。その結果を表1に示す。
【0049】比較例−2 200メッシュ以下のゼオライト500gに水80部を
均一に混合し、これに「サンウェット IM−1000
MPS」150gを混合して強く撹拌した後、ディスク
ペレッター(不二パウダル製)で押し出し、100℃で
30分乾燥して、約5mmの比較の排泄物用処理材H2
を得た。この比較の排泄物用処理材H2の吸収倍率、吸
収速度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定した。その結
果を表1に示す。
【0050】比較例−3 製紙工場から排出されたスラッジ200g(平均繊維
長:30ミクロン、含水率75%)と、芒硝400g及
び水50gを混合し、この混合物に更に、「サンフレッ
シュ ST−100」を粉砕して平均粒径60ミクロン
としたもの70gを混合して、この混合物をディスクペ
レッターを用いて押し出した後、100℃で30分乾燥
して、約3mmの比較の比較の排泄物用処理材H3を得
た。この比較の排泄物用処理材H3の吸収倍率、吸収速
度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定した。その結果を
表1に示す。
【0051】比較例−4 平均繊維長40ミクロンの市販のセルロース繊維(商品
名:ARBOSELBE 600−30PU、J.RE
TTENMAIER&SOHNE GMBHCO製、繊
維直径:20ミクロン、繊維長30ミクロン以下含量:
90%)400gと、「サンウェットIM−5000
U」(三洋化成工業株式会社製品、デンプン−ポリアク
リル酸(塩)グラフト系吸水性樹脂、平均粒径:90ミ
クロン)100g、及び水300gをニーダーを用いて
均一混合し、ディスクペレッターに入れ押し出し成形し
コア層を形成するペレットaを得た。一方、粉砕したパ
ルプ粉(平均繊維長:40ミクロン)350gと「サン
ウェット IM−1000SP」(三洋化成工業株式会
社製品、デンプン−ポリアクリル酸(塩)吸水性樹脂、
平均粒径:15ミクロン)100gを水40gスプレー
で添加しながら混合し、スキン層を形成する混合物bを
得た。ペレットa300gと混合物b300gをコニカ
ルブレンダーに入れ、30rpmで30分間混合しペレ
ットaの周りを混合物bで被覆し、100℃で10分間
乾燥して、比較の排泄物用処理材H4を得た。この比較
の排泄物用処理材H4の吸収倍率、吸収速度、固まり
性、樹脂等の脱落率を測定した。その結果を表1に示
す。
【0052】比較例−5 平均繊維長3,000ミクロンの市販のセルロース繊維
(繊維直径:20ミクロン)100gと「サンウェット
IM−1000MPS」400gをコニカルブレンダ
ーを用いて、30rpmで60分間混合した。撹拌後の
混合物は、セルロース繊維が多く含まれる部分と「サン
ウェット IM−1000MPS」が多く含まれる部分
が存在し非常に不均一であった。この混合物を、実施例
−2で用いた吸水性樹脂/繊維複合体(B2)の変わり
に用いた以外は、実施例−2と同じ方法で比較の排泄物
用処理材H5を得た。この比較の排泄物用処理材H5の
吸収倍率、吸収速度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定
した。その結果を表1に示す。
【0053】比較例−6 実施例−3で用いた吸水性樹脂/繊維複合体(B3)の
作成に用いた繊維の変わりに、粉砕したパルプ粉(平均
繊維長:30ミクロン、繊維直径:20ミクロン、繊維
長30ミクロン以下含量:97%)を用いた以外は、実
施例−3と同じ方法で比較の排泄物用処理材H6を得
た。この比較の排泄物用処理材H6の吸収倍率、吸収速
度、固まり性、樹脂等の脱落率を測定した。その結果を
表1に示す。
【0054】
【表1】
【0055】表1の結果から明らかな様に、本発明の排
泄物用処理材は、吸水性樹脂単独でコーティングした比
較の排泄物用処理材H1と比べ、樹脂等のの脱落率が極
めて少なくかつ吸水速度、吸収倍率に関しても優れてい
る。また、吸水性樹脂と、無機物、有機物との造粒物
(比較の排泄物用処理材H2及びH3)及び2層構造を
有する粉砕パルプと吸水性樹脂との複合物(H4)に比
べ、固まり性などが著しく改善されている。更に本発明
の排泄物用処理材は、特定繊維長の繊維状物質を使用す
ることにより、範囲外の繊維状物質を使用した場合(比
較の排泄物用処理材H5及びH6)に比べ、樹脂等の脱
落率や固まり性、吸収速度などに優れている。
【0056】
【発明の効果】
(1)基材の表面を相対的に多量の吸水性樹脂微粉末と
特定繊維長を有する相対的に少量の繊維状物質との複合
体で被覆することにより、排泄物用処理材の表面に多量
の吸水性樹脂微粉末を配置できる。従って、 吸水性樹脂を有効利用でき、吸尿時の吸水性樹脂同士
の接触点を非常に多くできることから、吸尿時接着力の
非常に強いゴム状のダンゴを形成できる。同時に、 特定繊維長の繊維状物質が、相対的に少量の添加で効
率的なマトリックス構造を処理材表面に形成するため、
排泄物用処理材からの吸水性樹脂粉末等の脱落が殆ど起
こらないという効果をともに発揮する利点がある。従
来、この何れについても十分に満足するものはなかった
が、本発明は両者を十分にかつ同時に改善するものであ
る。更に、 繊維の毛細管現象を利用することにより、吸水性樹脂
単独で被覆した場合より、吸水性樹脂が均一にかつすば
やく尿を吸収できるため、吸収速度及び吸収倍率にも優
れている。
【0057】(2)以上のことから、本発明の排泄物用
処理材を用いた場合、ペットなどの尿を吸収し、吸尿し
た処理材同士が接着力の強いゴム状のダンゴを形成す
る。固まったダンゴは保形性が良く、猫などが踏んだ
り、取り除く際に落としても全く壊れない。従って、吸
尿して固まった部分のみをピンセット等の簡単な器具で
任意な時期に容易に取り除くことができる。
【0058】(3)また少量の排泄物用処理材が多量の
尿をすばやく吸収できるため、飼育箱、便器の底などを
汚すことが無く、また発生するゴミの量が少ない。更
に、 (4)排泄物用処理材からの吸水性樹脂微粉末等の脱落
が殆ど無く、輸送時の樹脂微粉末等の分離や使用時の微
粉末の脱落が起こらない。従って、ペット等の動物の足
や毛に排泄物用処理材の細かい粒子が付着して部屋を汚
すといったことが殆ど起こらない。 以上の効果を有することから本発明の処理材は、ペット
などの排泄物用処理材として有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住谷 隆 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三 洋化成工業株式会社内 (72)発明者 銭谷 幸雄 京都市東山区一橋野本町11番地の1 三 洋化成工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−22659(JP,A) 特開 平1−108927(JP,A) 特開 平4−335841(JP,A) 特開 昭62−239932(JP,A) 特開 昭63−102619(JP,A) 特開 平2−92223(JP,A) 特開 平6−284834(JP,A) 特公 平3−6767(JP,B2) 特公 平3−46089(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01K 1/015

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質粉末、天然繊維、有機質繊維
    セルロース質粉砕物からなる群から選ばれる1種の造
    粒物又は2種以上の混合物の造粒物からなる排泄物処理
    用基材(A)100重量部及び下記の吸水性樹脂/繊維
    複合体(B)5〜300重量部からなり、基材(A)の
    表面が複合体(B)により被覆されてなるペットの排泄
    物用処理材。吸水性樹脂/繊維複合体(B):吸水性樹
    脂微粉末(1)50重量%を越え95重量%以下及び
    均繊維長50〜2,000ミクロンの繊維状物質(2)
    5重量%以上50重量%未満を混合した複合体、又は吸
    水性樹脂微粉末(1)50重量%を越え95重量%以
    下、平均繊維長50〜2,000ミクロンの繊維状物質
    (2)5重量%以上50重量%未満及び親水性熱可塑性
    物質(3)10重量%以下を混合した複合体。
  2. 【請求項2】 繊維状物質(2)の平均繊維長が100
    〜1,000ミクロンであり、かつ繊維状物質(2)中
    の繊維長30ミクロン以下のものの含量が30重量%以
    下である請求項1記載の排泄物用処理材。
  3. 【請求項3】 吸水性樹脂(1)の平均粒径が、1〜1
    50ミクロンである請求項1又は2記載の排泄物用処理
    材。
  4. 【請求項4】 該繊維状物質(2)が、親水性繊維およ
    び/または熱可塑性繊維である請求項1〜3のいずれか
    に記載の排泄物用処理材。
  5. 【請求項5】 無機質粉末、天然繊維、有機質繊維
    セルロース質粉砕物からなる群から選ばれる1種の造
    粒物又は2種以上の混合物の造粒物からなる排泄物処理
    用基材(A)100重量部に、水3〜200重量部及び
    下記の吸水性樹脂/繊維複合体(B)5〜300重量部
    を添加し、基材(A)の表面を複合体(B)により被覆
    することを特徴とするペットの排泄物用処理材の製法。
    吸水性樹脂/繊維複合体(B):吸水性樹脂微粉末
    (1)50重量%を越え95重量%以下及び平均繊維長
    50〜2,000ミクロンの繊維状物質(2)5重量%
    以上50重量%未満を混合した複合体、又は吸水性樹脂
    微粉末(1)50重量%を越え95重量%以下、平均繊
    維長50〜2,000ミクロンの繊維状物質(2)5重
    量%以上50重量%未満及び親水性熱可塑性物質(3)
    10重量%以下を混合した複合体。
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