JP2971949B2 - プラスチック廃材含有の動物用排泄物処理材及びその製造方法 - Google Patents

プラスチック廃材含有の動物用排泄物処理材及びその製造方法

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JP2971949B2 JP9507456A JP50745696A JP2971949B2 JP 2971949 B2 JP2971949 B2 JP 2971949B2 JP 9507456 A JP9507456 A JP 9507456A JP 50745696 A JP50745696 A JP 50745696A JP 2971949 B2 JP2971949 B2 JP 2971949B2
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、プラスチック廃材、特にポリエチレンテレ
フタレート廃材、ポリエチレン廃材、ポリプロピレン廃
材、及びポリスチレン廃材等のプラスチック廃材を原料
とする動物用排泄物処理材に関し、特にポリエチレンテ
レフタレート廃材を原料とする保水機能を有する動物用
排泄物処理材に関する。
また本発明は、ポリエチレンテレフタレート等のプラ
スチック廃材を原料とし、排泄時に使用して、動物、特
に愛玩用の家畜の体に付着する害虫を動物の体から駆除
したり、動物用の体に付着しないようにする防虫機能を
有する動物用泄物処理材に関する。
背景技術 例えば、ペツトボトルは、ポリエチレンテレフタレー
ト製の軽くて割れ難い透明な容器で、醤油や清涼飲料水
の壜として広く使用されている。
また、例えば、紙おむつ製造工程から発生する規格外
の紙おむつは、粉砕され、風簸により分級されて、ポリ
エチレン、ポリプロピレン及びゴム等の粉砕混合物から
なるプラスチック廃材粉と、吸水性樹脂及び紙粉とに分
けられている。この分離過程で生ずる吸水性樹脂及び紙
粉は、紙おむつの原料として利用されるか、又は別の用
途に利用されている。しかし、この分離過程で生ずるポ
リエチレン、ポリプロピレン及びゴム等のプラスチック
廃材は、処理される紙おむつ廃材の約1/4以上に及び大
量に発生する。これらのプラスチック廃材は、他の産業
廃棄物として大量に発生するプラスチック廃材と同様
に、再利用できる用途が無く、しかも、発熱量が5,500
キロカロリー/kg以上と高いので、その侭焼却すると炉
を痛めるために、一般のごみと区別されており、焼却処
理をするとしても不燃性のごみと一緒に焼却しなければ
ならず、多くの手間を要して問題である。そこでプラス
チック廃材は、その侭、埋め立てに使用されるが、自然
環境上問題であり、プラスチック廃材について、一般ご
みと同様に焼却できるプラスチック廃材のについての有
効活用が望まれている。
本発明は、これらプラスチック廃材の高発熱量のため
の焼却処理に係る問題点を解決することを目的としてい
る。
本発明は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン及び合成ゴム等のプラスチック廃材
を、5mm以下、好ましくは2mm以下の粒径に粉砕すると、
これらの粉砕された粉体、即ち粉砕された粒子の集合体
は、粉砕される前と比較して、吸水性及び保水性が顕著
に向上することを発見した。
また本発明者は、以上のように、例えば5mm以下に粉
砕されたポリエチレンテレフタレート等の高発熱量のプ
ラスチック廃材粉に不燃性の無機質配合材料を配合し、
さらに吸水性樹脂を配合して、粒状に形成することによ
り、プラスチック廃材を、焼却可能の動物用排泄物処理
材の原料として使用できることを発見した。
また本発明者は、以上のように、例えば5mm以下に粉
砕されたポリエチレンテレフタレート等の高発熱量のプ
ラスチック廃材粉に不燃性の無機質配合材料を配合し、
さらに吸水性樹脂を配合して、吸水時の発熱量が1000〜
2500キロカロリー/kgの発熱量の可燃物とすることによ
り、プラスチック廃材粉の吸水性を活用して、焼却処理
が可能となることを発見して、動物用排泄物処理材に、
プラスチック廃材粉を原料として使用できることを発見
して本発明に至った。
さらに本発明者は、以上のように粉砕されたポリエチ
レンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン及
び合成ゴム等のプラスチック廃材粉は、高い発熱量を有
するが、動物用排泄物処理材に原料として使用すると、
吸水性樹脂に保有される多量の水分により、発熱量が10
00〜2500キロカロリー/kgに低下でき、焼却処理が可能
となることを発見した。
そこで本発明者は、プラスチック廃材粉を、吸水性樹
脂を原料として使用する動物用排泄物処理材に配合する
ことにより、プラスチック廃材粉の吸水性が活用でき、
且つ焼却処理が可能となることを発見して、本発明に至
った。
発明の開示 本発明は、3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
混合物と、前記プラスチック廃材粉より少量の吸水性樹
脂とを含有して粒状に形成されている粒状芯部を有する
と共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有して粒状芯部の表面
上に形成されている被覆層部を有し、前記粒状芯部と被
覆層部とにより粒状に形成されていることを特徴とする
動物用排泄物処理材3mm以下の粒度のプラスチック廃材
粉、該有機物配合材料及び前記プラスチック廃材粉より
も少量の吸水性樹脂を含有して粒状に形成されている動
物用排泄物処理材とすることにより、高発熱量のプラス
チック廃材粉を、コーヒー液抽出残渣、茶殻、木粉、紙
粉、製紙スラッジ等の有機質配合材料を、動物用排泄物
処理材の原料として活用することにより、焼却可能にす
るものである。
また、本発明は、3mm以下の粒度のポリエチレンテレ
フタレート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレ
ン廃材粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若
しくはポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上
からなるプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出
残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種
以上の混合物と、無機質配合材料と、前記プラスチック
廃材粉より少量の吸水性樹脂とを含有して粒状に形成さ
れている粒状芯部を有すると共に、紙粉及び吸水性樹脂
を含有して粒状芯部の表面上に形成されている被覆層部
を有し、前記粒状芯部と被覆層部とにより粒状に形成さ
れていることを特徴とする動物用排泄物処理材とするこ
とにより、高発熱量のプラスチック廃材粉を、コーヒー
液抽出残渣、茶殻、木粉、紙粉、製紙スラッジ等の有機
質配合材料を、動物用排泄物処理材の原料として活用す
ることにより、焼却可能にするものである。
さらに、本発明は、ポリエチレンテレフタレート廃
材、ポリエチレン廃材、ポリプロピレン廃材、アクリロ
ニトリル廃材、ナイロン廃材若しくはポリエステル廃材
又はこれら廃材の二種以上からなるプラスチック廃材
を、3mm以下の粒径に粉砕し、この粉砕物を、茶殻、コ
ーヒー液抽出残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又
はこれら二種以上の混合物及び前記プラスチック廃材粉
より少量の吸水性樹脂と混合し、造粒し、この造粒され
た造粒物に、紙粉及び吸水性樹脂の混合物を、散布して
被覆造粒物とすることを特徴とする低発熱量の動物用排
泄物処理材の製造することにより、少量の吸水性樹脂と
混合し、造粒して動物用排泄物処理材の製造することに
より、高発熱量のプラスチック廃材粉を、コーヒー液抽
出残渣、茶殻、木粉、紙粉、製紙スラッジ等の有機質配
合材料を、動物用排泄物処理材の原料として活用し、且
つ焼却可能にするものである。
さらにまた、本発明は、ポリエチレンテレフタレート
廃材、ポリエチレン廃材、ポリプロピレン廃材、アクリ
ロニトリル廃材、ナイロン廃材若しくはポリエステル廃
材又はこれら廃材の二種以上からなるプラスチック廃材
を、3mm以下の粒径に粉砕し、この粉砕物を、茶殻、コ
ーヒー液抽出残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又
はこれら二種以上の混合物、無機質配合材料及び前記プ
ラスチック廃材粉より少量の吸水性樹脂と混合し、造粒
し、この造粒された造粒物に、紙粉及び吸水性樹脂の混
合物を、散布して被覆造粒物とすることを特徴とする低
発熱量の動物用排泄物処理材の製造することにより、高
発熱量のプラスチック廃材粉を、コーヒー液抽出残渣、
茶殻、木粉、紙粉、製紙スラッジ等の有機質配合材料
を、動物用排泄物処理材の原料として活用し、且つ焼却
可能にするものである。
図面の簡単な説明 図1は、本発明の一実施例の動物用排泄物処理材を製
造する工程を示す概略の流れ工程図である。
図2は、本発明の他の一実施例の動物用排泄物処理材
を製造する工程を示す概略の流れ工程図である。
発明を実施するための最良の形態 本発明において、動物用排泄物処理材は、3mm以下の
粒度、好ましくは1mm以下の粒度のプラスチック廃材
粉、有機質配合材料、前記プラスチック廃材粉より少量
の吸水性樹脂を、配合して造粒された粒状芯部のみ又は
該粒状芯部及び該粒状芯部を被覆する被覆層部からなる
粒状物に形成され、プラスチック廃材と無機材料とを混
合して造粒することにより形成することができる。
本発明において、プラスチック廃材は、一種又は二種
以上のプラスチック廃材を使用することができる。この
ようなプラスチック廃材としては、ポリエチレンテレフ
タレート廃材(例えば、乾燥時発熱量:約5,500キロカ
ロリー/kg)、ポリエチレン廃材(例えば、乾燥時発熱
量:約9,950乃至10,720キロカロリー/kg)、ポリプロピ
レン廃材(例えば、乾燥時発熱量:約10,030乃至10,810
キロカロリー/kg)、ポリアクリロニトリル廃材、ナイ
ロン廃材及びポリエステル廃材等の5,500キロカロリー/
kg以上の発熱量のプラスチック廃材がある。このように
発熱量の高いプラスチック廃材を、動物用排泄物処理材
の原料とすることにより、濡れた状態で1,000乃至2,500
キロカロリー/kgの焼却可能の発熱量を達成することが
できる。
本発明において、このようなプラスチック廃材は、粉
砕して、直径3mm以下のプラスチック廃材粉とすること
により、吸水及び保水能力が著しく向上することが分か
った。したがって、本発明においては、プラスチック廃
材は3mm以下の粉体に形成される。プラスチック廃材が
軟質プラスチックの場合は、細かく粉砕し難いので、3m
m以下の粒度に粉砕されるが、吸水及び保水能力を高め
る上では、2mm以下の粒度、さらに好ましくは、1mm以下
の粒度とするのが好ましい。プラスチック廃材が硬質プ
ラスチックである場合には、粉砕し易いところから、3m
m以下の粒度に粉砕されるが、吸水及び保水能力を高め
る上では、1mm以下の粒度に粉砕するのが好ましい。
本発明において、プラスチック廃材の発熱量を低下さ
せると共に、製品の猫砂に吸着性能及び吸収性能を持た
せるために、有機質配合材料が混合される。このような
有機質配合材料としては、高い発熱量のプラスチック廃
材を使用するところから、プラスチック廃材よりも、低
い発熱量を有する有機質廃材が使用される。このような
有機質廃材としては、3,000乃至6,000キロカロリー/kg
の範囲内の有機質廃材が好ましい。このような有機質廃
材としては、例えば、茶殻(例えば、乾燥時の発熱量、
約5,290キロカロリー/kg)、コーヒー液抽出残渣(例え
ば、乾燥時の発熱量、約5,600キロカロリー/kg)、紙粉
(例えば、乾燥時発熱量:約3,500乃至4,000キロカロリ
ー/kg)、木粉(例えば、乾燥時発熱量:約3,000キロカ
ロリー/kg)、α澱粉(4,200キロカロリー/kg)又は製
紙スラッジ(2,000キロカロリー/kg)或いはこれら二種
以上の混合物がある。
本発明において使用される紙粉は、紙管の廃材の粉砕
物、製紙工場の廃棄パルプの粉砕物、パンチ屑の粉砕
物、古紙の粉砕物及びパルプ製の不識布の粉砕物、並び
に綿廃材、羊毛廃材及び麻廃材の粉砕物である。紙粉は
3mm以下の粒度で使用することができるが、1mm以下の粒
度で使用すると、均一な混合が容易となり、また紙粉の
吸水及び保水性を更に増加させることができるので好ま
しい。
本発明において、プラスチック廃材粉に製材場から排
出される木屑の粉体即ち木粉を配合することができる。
木粉は3mm以下の粒度で使用することができるが、1mm以
下の粒度で使用すると、均一な混合が容易となり、また
木粉の吸水及び保水性を更に増加させることができるの
で好ましい。
また、本発明において、木粉として、ヒバ材の木屑及
び/又は桧材の木屑の粉体を使用すと、ヒバ材及び/又
は桧材は、虫の忌避作用を有するので、虫を忌避するこ
とができて好ましい。この場合、木粉の量は、粒状芯部
の3重量%以下であり、虫の忌避材としての作用を強め
るためには、5重量%以上であるのが好ましい。ヒバ材
の木屑及び/又は桧材の木屑の使用は、動物用排泄物処
理材に、消臭機能、防虫機能、防黴機能及び香料機能を
持たせることができる点からも好ましい。
本発明において、使用するコーヒー液抽出残渣として
は、缶入り又はペットボトル入りコーヒー製造時のコー
ヒー液抽出残渣、インスタントコーヒー製造時のコーヒ
ー液抽出残渣などの、焙煎コーヒー豆からのコーヒー液
抽出時に大量に生じる廃棄物のコーヒー液抽出残渣があ
る。コーヒー液抽出残渣は粒度が3mm以下の粒度で使用
することができるが、1mm以下の粒度とすると、均一な
混合が容易となり、またコーヒー液抽出残渣の吸水及び
保水性を増加することができるので好ましい。
本発明において、使用する茶殻としては、缶入り又は
ペットボトル入り茶の製造時にお茶の葉からお茶製造時
に大量に生じる廃棄物の茶殻がある。茶殻は、粉砕しな
いでその侭使用することができるが、3mm以下の粒度又
は好ましくは1mm以下の小さい粒度とすると、均一な混
合が容易となり、また茶殻の吸水及び保水性が増加する
ので好ましい。
本発明において、使用する無機質配合材料としては、
ベントナイト、ゼオライト、FJライト(商品名)等のパ
ルプスラッジの再燃焼焼却灰、汚泥や生ゴミ等の再燃焼
焼却灰、バーミキュライト、パーライト等がある。本発
明において、無機質配合材料の使用量は、動物用排泄物
処理材を使用後焼却して、発生する灰分量が少なく、例
えば40重量%以下となるように加えられるのが好まし
い。この場合、無機質配合材料も3mm以下の粒度で使用
することができるが、無機質配合材料をmm以下の粒度で
使用すると、造粒時の原料材料の混合が容易となるので
好ましい。
本発明において、猫砂に防虫機能を持たせるために、
防虫機能を有する蒸散性のピレスロイド系防虫剤、例え
ばエンペンスリンを、プラスチック廃剤に混合して使用
することができる。
本発明において使用される蒸散性のピレスロイド系防
虫剤のエンペンスリンは、接触毒作用を有し、殺虫成分
であるが、温血動物に対しては比較的無害であるので、
防虫剤として使用されているものである。エンペンスリ
ンは、動物の体に接触して、ダニ及び蚤等の害虫を動物
の体から追い出すように作用し、その構造式は、下式で
示される。
本発明において、この粒状の動物用排泄物処理材に防
虫機能を持たせるために、蒸散性のピレスロイド系防虫
剤は、粒状芯部及び/又は被覆層部とに含有させること
ができる。蒸散性ピレスロイド防虫剤のエンペンスリン
の含有量は、0.05重量%以上であり、好ましくは0.4重
量%以上である。しかし、蒸散性のピレスロイド防虫剤
は比較的効果であり、その含有量は1重量%以下とする
のが好ましい。
本発明において、防虫機能を有する動物用排泄物処理
材とするために、虫の忌避成分として、蒸散性のピレス
ロイドのエンペンスリンを配合させる場合には、エンペ
ンスリンを、イソパラフィン系溶剤、炭化水素溶剤、ハ
ロゲン化炭化水素溶剤又はエステル類の溶剤等の非アル
コール系有機溶剤に分散又は溶解させて、プラスチック
廃剤及び/又は無機質配合材料に配合させることができ
る。このように動物用排泄物処理材にエンペンスリンを
配合することにより、排泄時に、動物用排泄物処理材か
ら防虫機能を有するエンペンスリンが蒸発して排泄時の
動物の体に接触し、動物の体に付着する該害虫を追い払
うことができる。
本発明において、蒸散性ピレスロイド系防虫剤のエン
ペンスリンを単独で動物用排泄物処理材に配合する場合
には、粒状芯部については、プラスチック廃剤又は無機
質配合材料或いはこれらの混合物に、エンペンスリンの
溶媒溶液を加えて、撹拌混合するか、又は造粒過程で、
エンペンスリンの溶媒溶液を、該混合物に散布又は噴霧
することにより配合し、被覆層部については、紙粉或い
は紙粉と高吸水性樹脂の混合物に、エンペンスリン溶媒
溶液を、散布、噴霧等により含浸させるか又は被覆処理
前に、紙粉或いは紙粉と高吸水性樹脂の混合物に、浸
漬、散布又は噴霧等により含浸させることにより、配合
することができる。
本発明において、プラスチック廃材粉に製材場から排
出される木屑の粉体を配合する場合、ヒバ材の木屑及び
桧材の木屑は、虫の忌避作用を有するヒノキチオール及
びヒバ油を含有するので、動物用排泄物処理材に、蒸散
性のピレスロイド系防虫剤のエンペンスリンに加えて、
ヒバ材の木屑及び桧材の木屑といった製材の廃材の粉体
を、プラスチック廃材粉に加えることにより、蒸散性の
ピレスロイド系防虫剤の虫の忌避作用に、ヒバ油及び/
又はヒノキチオールの虫の忌避作用を加えることとな
り、動物用排泄物処理材の虫の忌避作用を増すことにな
る。
ヒバ材の木屑及び桧材の木屑を虫の忌避成分として、
エンペンスリンと共に使用する場合には、ヒバ材の木屑
及び桧材の木屑は、その侭、又は一定の粒径、例えば被
覆層の場合は、0.5mm以下、好ましくは、0.3mm以下に粉
砕して、排泄物処理材に配合され、押出し造粒による粒
状芯部の場合は、粒子が押出し過程で圧潰されるので、
1mm以下の粒径とするのが好ましい。
本発明においては、動物用排泄物処理材の被覆層部に
は、保存時の黴の発生を避けるために、殺菌作用を有す
る物質を添加することができる。このような殺菌作用を
有する物質としては、食塩。ソルビン酸又はその塩、プ
ロピオン酸カルシウム、次亜塩素酸ナトリウム及び/又
は安息香酸又はその塩などの殺菌剤、防腐剤及び防黴剤
がある。また本発明なおいて、動物用排泄物処理材の被
覆層部には、保存時の黴の発生を避けるために、ヒバ材
の木屑及び/又は桧材の木屑を防黴剤として使用するこ
とができる。
本発明において、動物用排泄物処理材は、水分含有率
を15重量%以下となるように乾燥することにより、保管
時の黴の発生を防止することができる。
本発明において、使用する無機質配合材料の中、ベン
トナイト及びゼオライトについては、灰分で40重量%以
下の量で配合して、脱臭剤としての機能を持たせること
ができる。さらに本発明においては、保水機能を増強す
るために、吸水剤として、高吸水性樹脂を配合するのが
好ましい。
本発明において、吸水性樹脂は、成形時の潤滑をよく
するために添加される。本発明において、吸水性樹脂
は、高吸水性樹脂以外の吸水性樹脂及び高吸水性樹脂を
意味する。したがって、吸水性樹脂としては、高吸水性
樹脂及び高吸水性樹脂として不良品の樹脂のいずれも使
用することができる。高吸水性樹脂として不良品の樹脂
を使用すると製造費用が安くなるので好ましい。
吸水性樹脂は、動物用排泄物処理材の成形時におい
て、被成形混合物の保水機能を高めると共に、被成形混
合物の造粒時の潤滑材として機能するために、粒状芯部
のプラスチック廃材に加えられる。この場合、吸水性樹
脂は、造粒物の10乃至3重量%とされるが、5重量%以
下とするのが好ましい。本発明において、動物用排泄物
処理材の粒状芯部に、高吸水性樹脂を配合物質として使
用すると、高吸水性樹脂は、排泄時に粒状芯部の周囲か
ら吸水して、膨潤し、保水するように作用するので、被
覆部の湿度を調整することができ好ましい。
本発明においては、動物用排泄物処理材の粒子表面で
吸水し保水して、その周囲の動物用排泄物処理材の粒子
と付着することを容易にさせるために、吸水性樹脂は、
被覆部に13乃至7重量%の量で加えられる。一般に、粒
子中の被覆部の量は25乃至15重量%とすることができる
が、10乃至20重量%とするのが好ましい。
本発明において、高吸水性樹脂は、自重の数十倍から
二百倍程度の水を吸収しても、形を保持できる樹脂であ
り、例えば、ビニルエステルとエチレン系不飽和カルボ
ン酸又はその誘導体との共重合体鹸化物、澱粉とアクリ
ル酸のグラフト重合体、ポリアクリル酸の架橋物、ビニ
ルアルコールとアクリル酸の共重合体、ポリアクリロニ
トリルの部分加水分解物、カルボキシメチルセルロース
の架橋物、ポリエチレングリコールの架橋物、キトサン
の塩又はプルランのゲルなどがあり、これらは、プラス
チック廃材に単独で又はこれら2種以上を混合して配合
物質として使用される。
本発明においては、吸水倍率が200g/g未満と吸水性能
の乏しい吸水性樹脂を使用することができる。このよう
な吸水性能の低いポリアクリル酸樹脂には、粒径が、60
0μm以上のものと、20μm以下と微細なものがあり、
これら樹脂は、例えばおむつ廃材から分級して得られる
か、又はポリアクリル酸樹脂の規格外の製品として入手
することができる。粒径が600μm以上のポリアクリル
酸樹脂は、粒状芯部に使用するのが好ましく、粒径が20
μm以下の微細なポリアクリル酸樹脂は被覆部に使用す
るのが好ましい。このように、おむつの廃材中には、高
吸水性樹脂が含有されているので、プラスチック廃材粉
におむつの廃材が配合されるときには、高吸水性樹脂の
添加量をその分減らすことができる。
本発明において、動物用排泄物処理材に吸着機能を持
たせるために、プラスチック廃材に、可燃性の吸着機能
を有する材料、例えば、茶殻、コーヒー液抽出残渣、木
粉及びこれらの混合物を配合するのが好ましい。
本発明において、使用時の排泄物処理材の粉化を避け
るために、被覆層に、接着機能及び保水性を有する物質
を配合するのが好ましい。このような物質としては、水
溶性又は水分散性のものとして、製紙工場の廃材の粉砕
加工した紙粉、パンチ屑の粉砕粉、ポリビニルアルコー
ル(PVA)、ポリエチレングリコール、ソルビトール、
ポリプロピレングリコールなどの希釈液、α澱粉などが
ある。
本発明において、使用時の排泄物処理材の粉化を避け
るために、粒状芯部には、潤滑機能、接着機能及び保水
機能を有する小麦粉、澱粉、コーンスターチ、カルボキ
シメチルセルロース(CMC)、プルラン又はゼラチンな
どがあり、これらは、単独で使用される、又はこれら2
種以上を混合して配合物質として使用することができ
る。
本発明において、例えばポリエチレングリコールとソ
ルビトールの混合希釈溶液を使用するときは、例えば0.
08重量%のポリエチレングリコールと0.03重量%のソル
ビトールの希釈溶液を使用することができる。この場合
においては、例えば、動物用排泄物処理材1kg当たり、
ポリエチレングリコールとソルビトールの合計量が1gと
なるように造粒物の被覆部上に噴霧等により被覆するこ
とができる。
本発明において、動物用排泄物処理材は、プラスチッ
ク廃材粉に無機質配合材料粉を配合して造粒して製造さ
れるために、造粒後の微細な粉塵の存在を極力避けるた
めに、例えば3mm以上の粒径の造粒物に造粒されるのが
好ましいが、7mm以上の粒径の粒子に造粒すると、例え
ばトイレ用の箱から室内に散り難くなり、仮令散ったと
しても、粒子を拾い集めるのが容易であり、室内の衛生
を保つ上で好ましい。しかし、これらの場合、3mm以下
の粒子の存在や、7mm以下の粒子の存在を完全に排斥す
るものではない。本発明において、造粒物は、球状、柱
状、粒状、顆粒状等各種形状に形成することができる。
また、動物用排泄物処理材の表面に付着させる被覆材
料の紙粉等を、水溶性又はアルコール溶解性の接着剤と
共に付着させた場合には、動物の排泄時に、造粒物に尿
が付着するが、尿が付着した部分同士が簡単にくっつい
て固まりとなるので好ましい。
本発明において、造粒の先立って配合される配合物質
と、造粒物の表面に付着させる配合物質は、同一のもの
とすることができ、また異なるものとすることができ
る。
本発明において、プラスチック廃材粉及び有機質配合
材料の混合物、プラスチック廃材、有機質配合材料及び
高吸水性樹脂の混合物、或いはプラスチック廃材、有機
質配合材料、無機質配合材料及び高吸水性樹脂の混合物
は、混合装置において混合され、造粒装置により造粒さ
れる。造粒装置としては、従来周知の、押出し造粒装置
を使用することができる。
本発明において、造粒は、押出し造粒装置以外に、パ
ン型、ドラム型及び流動層型の各種造粒装置を使用して
行うことができる。前記プラスチック廃材等の造粒物に
は、造粒後、接着能を有する配合物質、高吸水性樹脂、
殺菌作用を有する配合物質又はその他配合物質をまぶす
などして、造粒物の表面に配合物質を付着させ、その後
乾燥することにより容易に剥落しないようにするのが好
ましい。
粒状芯部を被覆する場合には、被覆層の保水性、外観
性及び粘着性を向上させるために、例えば、上質紙のパ
ンチ層などのように、比較的柔軟でなく、吸水し難い紙
粉の場合には、例えば0.5mm以下の粒径にすることが必
要であるが、吸水して柔軟性を発揮する紙粉の場合に
は、例えば0.7mm以下と比較的大きい粒径で散布し付着
させることができる。
本発明は、動物の排泄物処理材が、プラスチック廃材
及び無機質配合材料を主として含有し、3mm以上、好ま
しくは7mm以上の粒径の造粒物に、水吸水性の紙粉、高
吸水性樹脂及び防虫剤の蒸散性のエンペンスリン等の配
合物質と共に成形されるので、動物の排泄した尿の吸収
が良く、また保水性が良く、さらに使用する動物に対し
防虫性が顕著に発揮でき良好である。
しかも、本発明の動物用排泄物処理材には、特に被覆
部に、紙粉及び高吸水性樹脂、並びにこれに加えて小麦
粉、ポバール、澱粉若しくはその他接着能を有する配合
物質、又は殺菌作用を有する物質或はこれら配合物質の
二以上のものが混合して配合することができるので、動
物の排泄物に付着して、排泄物を塊状に包み込むことと
なり、後始末が簡単かつ容易となる。また、この場合、
被覆部に脱臭剤及び/又は吸水剤が混合されているとき
には、動物用排泄物処理材として更に優れた脱臭性及び
吸水性を発揮することができ、さらにまた、殺菌作用を
有する物質が混合されているときには、動物用排泄物処
理材は、黴などの発生がなく長期間に亙って保存するこ
とができる 以下、本発明の実施の態様の例を説明するが、本発明
は、以下の説明及び例示によって何等制限されるもので
はない。
図1は、本発明の一実施例の動物用排泄物処理材を製
造する工程を示す概略の工程図である。
実施例 本例の装置は以上のように構成されているので、所定
量の紙おむつ廃材粉を計量ホッパー1に入れ、また所定
量のコーヒー液抽出残渣を計量ホッパー5に入れる。
そこで、紙おむつ廃材粉供給用のスクリューコンベヤ
2、コーヒー液抽出残渣供給用のスクリューコンベヤ6
及びメインスクリューコンベヤ4を作動させて、混合装
置8に、夫々、所定量の紙おむつ廃材粉及びコーヒー液
抽出残渣を供給し、水供給管9から供給されると水と一
様に混合する。
これら混合された紙おむつ廃材粉、コーヒー液抽出残
渣及び水の混合物は、作動している混合物搬送用のスク
リューコンベヤ11から、押出し造粒装置12に送られる。
本例において、押出し造粒装置12は、造粒される前記混
合物をスクリュウの回転により押して、ダイス14に設け
らている孔に相当する断面を有する。本例においては、
ダイスは、5.5mmの孔径を有し、厚さ30mmのものが使用
された。
押出し造粒装置12のダイス14から押し出された造粒物
粒子は、例えば篩目の開きが8mmの上段篩及び篩目の開
きが4mmの下段篩を備える振動篩15に送られて篩分けさ
れる。下段篩の篩下の、粒度が4mmより小さい造粒物
は、4mm篩の篩下出口18から篩下粒子搬送用のコンベヤ
ベルト19を経て、混合物搬送用のスクリューコンベヤ11
に戻され、造粒装置12に送られて再度造粒される。
粒度が8〜4mmの造粒物、即ち4mm篩の篩上造粒物は、
篩上造粒物搬送用出口16から、回転円盤型の被覆装置17
に送られる。そこで吸水性樹脂及び紙粉を所定量の配合
比に配合されている被覆材料がまぶされて被覆される。
被覆装置17で被覆された、被覆造粒物は、続く被覆装置
24及び26に送られ、そこで振動型円盤によい転動されな
がら、夫々、既に散布された吸水性樹脂及び紙粉の混合
物の被覆材料と接触して被覆される。
造粒物被覆装置17、24及び26で被覆材料で被覆された
造粒物粒子は、振動篩型整粒装置28でほぐされて、粒度
が10〜5mmの粒子は、振動篩型整粒装置28の5mm篩の篩上
出口31からコンベヤベルト32、33及び34を経て第一乾燥
装置35に送られ乾燥される。一方、5mm未満の造粒物粒
子は、5mm篩の篩下粒子搬送用コンベヤベルト30によっ
て、混合物搬送用のスクリューコンベヤ11に送られ、造
粒装置12に戻され、再度造粒処理される。
造粒物乾燥用の第一乾燥装置35の温度は80℃以上の温
度に保たれる。乾燥された造粒物は、被覆造粒物の表面
の被覆材料部の毛羽だち等を防止するために、ポリビニ
ルアルコール希釈液の噴霧装置39に送られる。噴霧装置
39において、噴霧用ポリビニルアルコール希釈液タンク
40から、ポリビニルアルコール希釈液が噴霧される。ポ
リビニルアルコール希釈液が噴霧された被覆造粒物は、
被覆造粒物搬送用コンベヤベルト41から、熱風乾燥機の
被覆造粒物乾燥用の第二乾燥装置42に送り出される。
第二乾燥装置は、第一乾燥装置に比して低い乾燥条件
で、被覆造粒物を乾燥する。乾燥された被覆造粒物は製
品ホッパー46に送られる。製品ホッパー46に入れられた
被覆造粒物は、整粒装置48で整粒されて、製品充填装置
51におくられ、袋詰めされて出荷される。
本例においては、蒸散性エンペンスリン、殺菌剤等の
示されていないが、第一乾燥後に蒸散性のエンペンスリ
ンの非アルコール系有機溶剤溶液や殺菌剤溶液を、ポリ
ビニルアルコールの希釈溶液と一緒に噴霧することがで
きる。この場合、ポリビニルアルコールのの希釈液と、
蒸散性のエンペンスリンや殺菌剤の溶剤溶液を別個に形
成して、夫々を、別個に又は混合して噴霧するようにし
てもよい。また、本例においては、粒状芯部には、防虫
剤が配合されていないが、例えばエンペンスリンの非ア
ルコール有機溶剤溶液を吸水性樹脂に配合して水供給管
17から配合して、造粒物に配合することができる。エン
ペンスリンを高吸水性樹脂に配合する場合は、高吸水性
樹脂の量を多くして行い、弱い乾燥条件で乾燥するのが
好ましい。
図2に示す実施例は、図1とは異なる本発明の一実施
例の動物用排泄物処理材の製造する工程を示す概略の工
程図である。
図2において、紙おむつ廃材粉の計量ホッパー52は、
コンベヤ装置のコンベヤベルト53の搬送路上に位置し
て、コンベヤベルト53に、紙おむつ廃材粉を供給可能に
設けられている。また、茶殻ホッパー54は、コンベヤ装
置のコンベヤベルト55の搬送路上に位置して、コンベヤ
ベルト55に茶殻を供給可能に設けられている。コンベヤ
ベルト53の出口側56及びコンベヤベルト55の出口側57
は、紙おむつ廃材粉と茶殻の混合物搬送用のコンベヤ装
置のコンベヤベルト58上に対向しても設けられている。
紙おむつ廃材粉と茶殻の混合物搬送用のコンベヤベルト
58の出口側59は、混合装置60上に位置している。
本例において、パルプスラッジ再燃焼灰製品粉用の計
量ホッパー61は、コンベヤ装置のコンベヤベルト62の搬
送路上に位置して、コンベヤ装置のコンベヤベルト62に
パルプスラッジ再燃焼灰製品粉を供給可能に設けられて
いる。パルプスラッジ再燃焼灰製品粉供給用のコンベヤ
ベルト62の出口側63は、混合装置60上に位置している。
混合装置60で混合された混合物を搬送するために、混
合装置60の混合物出口64には、混合物搬送用のコンベヤ
ベルト65が設けられており、紙おむつ廃材粉、茶殻及び
パルプスラッジ再燃焼灰製品粉は、混合装置60で混合さ
れ、その混合物は、混合装置60の出口64から、混合物搬
送用のコンベヤ装置のコンベヤベルト65に供給され、混
合物搬送用コンベヤベルト65から押出し造粒装置66の予
備混合装置67に供給される。
予備混合装置67には、水が供給管68から供給され、こ
こで、紙おむつ廃材粉、茶殻及びパルプスラッジ再燃焼
灰製品粉は一様に混合される。
紙おむつ廃材粉、茶殻及びパルプスラッジ再燃焼灰製
品粉の混合物は、押出し造粒装置66に導入されて、ダイ
ス69側から、柱状の造粒物として押し出される。押出し
造粒装置66のダイス69の下方には、押し出された造粒物
を、円形篩70に送るための造粒物搬送用のコンベヤ装置
のコンベヤベルト71が設けられている。
本例において、円形篩70の目の開きは4mmであり、篩
上粒子は、篩上出口72から出て、該篩上出口72に接続す
る篩上粒子搬送用のコンベヤ装置のコンベヤベルト72に
供給される。
篩上粒子搬送用コンベヤベルト73は、振動型整粒機74
に接続している。振動型整粒機74は、互いに付着する造
粒物を、振動させることによりほぐすものであり、使用
時の粉化を極力少なくするために設けられている。篩上
粒子は、搬送用コンベヤベルト73により、振動型整粒機
74に供給される。
一方、円形篩70の篩下粒子は、篩下出口75に設けられ
ている篩下粒子搬送用のコンベヤベルト76により、混合
物搬送用のコンベヤベルト65を経て、押出し造粒装置66
に戻され、再度造粒される。
振動型整粒機74に送られた造粒物は、振動型整粒機74
の振動により一粒宛ほぐされて送り出される。本例にお
いては、振動型整粒機74の出口側に、目の開きが4mmの
篩77が設けられている。この篩77の篩下出口の下方に
は、混合物搬送用のコンベヤベルト65に接続する篩下搬
送用コンベヤベルト78が設けられており、篩77の篩下粒
子は、篩下搬送用コンベヤベルト78により、混合物搬送
用のコンベヤベルト65を経て、押出し造粒装置66に戻さ
れ、再度造粒される。
振動型整粒機74において、4mm以上の粒径の粒子は、
篩上出口79に接続する篩上搬送用のコンベヤ装置のコン
ベヤベルト80から搬出される。該篩上搬送用のコンベヤ
ベルト80の出口は第一の造粒物被覆装置81に接続してい
る。
振動型整粒機74において、4mm以上の粒径の粒子は、
高吸水性樹脂及び紙粉を表面に被覆するために、篩上出
口79に接続する篩上搬送用のコンベヤベルト80から搬出
される。該篩上搬送用のコンベヤベルト80に接続する第
一の造粒物被覆装置81の篩82に供給される。
本例において、第一及び第二の造粒物被覆装置81及び
83は、共に振動型被覆装置であり、直列に設けられてい
る。第一の造粒物被覆装置81の出口の篩分装置84は、出
口を第二の造粒物被覆装置83に接続している。
第一の造粒物被覆装置81の振動する被覆用搬送路上に
出口を有する第一散布用篩85が設けられ、第二の造粒物
被覆装置83の振動する被覆用搬送路上に噴霧ノズルを開
口して第二散布用噴霧装置86が設けられている。第一散
布用篩85からは、高吸水性樹脂及び紙粉の混合物が散布
され、第二散布用噴霧装置86からはポリビニルアルコー
ル希釈液が噴霧される。
夫々の造粒物被覆装置において、振動する造粒物上に
被覆材料を散布して、造粒物の被覆を行う。第一散布用
篩85は、高吸水性樹脂及び紙粉の混合物を入れる第一被
覆材料散布用ホッパー87に接続しており、第二散布用噴
霧装置86は、ポリビニルアルコール希釈液を入れた被覆
液タンク88に接続している。
前記散布用篩及び散布用噴霧装置は、散布用の被覆材
料を、造粒物に対し、常に一定の比率で散布することが
できるように形成されている。
第二の造粒物被覆装置83には、被覆造粒物搬送用コン
ベヤ装置のコンベヤベルト89が接続して設けられてお
り、第二の造粒物被覆装置83で被覆された造粒物は、被
覆造粒物搬送用コンベヤベルト89によつて、該被覆造粒
物搬送用コンベヤベルト89が接続する乾燥装置90に送ら
れる。
被覆された造粒物は、乾燥装置90、例えば熱風乾燥機
に導入され、乾燥されて、乾燥物出口91に接続して設け
られている乾燥造粒物搬送用のコンベヤベルト92によ
り、製品タンク93に送られる。乾燥造粒物の製品は、製
品タンク93の下方の出口下方に設けられた製品搬出用の
コンベヤ装置のコンベヤベルト94により袋詰め領域95に
取り出され、袋詰めされて出荷される。
本例の装置は以上のように構成されているので、所定
量の紙おむつ廃材粉を計量ポッパー52に入れ、また所定
量の茶殻を計量ホッパー54に入れ、さらに、所定量のパ
ルプスラッジ再燃焼灰製品粉を計量ホッパー61に入れ
る。
そこで、紙おむつ廃材粉供給用のコンベヤベルト53、
茶殻供給用のコンベヤベルト55、コンベヤベルト58及び
パルプスラッジ最燃焼灰製品粉供給用のコンベヤベルト
62を作動させて、混合装置60に、夫々、所定量の紙おむ
つ廃材粉、茶殻及びパルプスラッジ再燃焼灰製品粉を供
給して混合する。
これら混合された紙おむつ廃材粉、茶殻及びパルプス
ラッジ再燃焼灰製品粉の混合物は、作動している混合物
搬送用のコンベヤベルト65に送り出され、予備混合装置
67に送られる。予備混合装置67には、更に水が供給管68
から供給される。予備混合装置67において、紙おむつ廃
材粉、茶殻、パルプスラッジ再燃焼灰製品粉及び水は、
一様に混合され、この一様にい混合された混合物は、押
出し造粒装置66に送られる。
本例において、押出し造粒装置66は、造粒される前記
混合物をスクリュウの回転により押して、ダイス69の穴
に相当する断面を有している。本例においては、6mmの
直径で長さが10mmの円筒状の造粒物が得られる。
押出し造粒装置66のダイス69から押し出される造粒物
粒子は、造粒物搬送用のコンベヤベルト71より、例え
ば、4mmの篩目の開きの円形篩70に送られて篩分けされ
る。篩下の粒径が4mm以下の粒径の造粒物は、篩下粒子
搬送用のコンベヤベルト76にによって、混合物搬送用の
コンベヤベルト65に戻され、造粒装置66に送られて再度
造粒する。
4mm以上の粒径の篩上粒子は、篩上粒子搬送用のコン
ベヤベルト73によって、振動型整粒機74に送られ、ほぐ
されて粒径が4mm以上の粒子は、篩77の篩上搬送用のコ
ンベヤベルト80によつて、第一の造粒物被覆装置81に送
られ、そこで高吸水性樹脂及び紙粉を所定量の配合比に
配合されている被覆材料がまぶされて被覆される。
他方、振動型整粒機74でほぐされて4mm未満の粒径の
粒子は、篩77の篩下出口から篩下搬送用コンベヤベルト
78によって、混合物搬送用のコンベヤベルト65に送ら
れ、造粒装置66に戻され、再度造粒処理される。
第一の造粒物被覆装置81で第一の被覆材料で被覆され
た造粒物粒子は、第一の造粒物被覆装置81の出口の篩分
装置84から第二の造粒物被覆装置83に送られ、第二の被
覆材料の被覆用希釈液が噴霧される。該被覆用希釈液が
噴霧された造粒物粒子は、第二の造粒物被覆装置83の出
口コンベヤ89から乾燥機90に送られて乾燥される。乾燥
機90の温度は85℃以上の温度に保たれる。乾燥された造
粒物は、乾燥造粒物搬送用のコンベヤベルト92により、
製品タンク93に送られ、出荷用の製品とされる。
本例においては、乾燥後、製品としているが、乾燥後
に蒸散性のエンペンスリンの非アルコール系有機溶剤溶
液及びポリビニルアルコールの希釈溶液を噴霧すること
ができる。この場合、ポリビニルアルコールの希釈液
と、蒸散性のエンペンスリンの非アルコール有機溶剤溶
液を別個に形成して、夫々を、噴霧するようにしてもよ
い。
また、本例においては、粒状芯部には、防虫剤が配合
されていないが、例えばエンペンスリンの非アルコール
有機溶剤を吸水性樹脂に配合して水供給管68から配合し
て、造粒物にい配合することができる。エンペンスリン
を高吸水性樹脂に配合する場合は、高吸水性樹脂の量を
多くして行い、弱い乾燥条件で乾燥するのが好ましい。
例1. 図1に示す装置を使用して猫砂を製造した例である。
本例において、1mm以下の粒度に粉砕されたペットボト
ル粉砕粉86重量部、高吸水性樹脂4重量部をリボンミキ
サーに入れ、水を加えて混合し、含水率40重量%の混合
物を得た。この混合物を押出し造粒装置の押出部に入れ
て、直径5.5mmの開口及び30mmのプレート厚さのダイス
を通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒した。
この造粒物を整粒装置で整粒し、振動型円板の被覆装置
に入れ、皿状円板を振動させながら、0.4mm以下の粒度
の紙粉65重量部及び150μm以下の粒度の高吸水性樹脂3
5重量部の混合物の被覆材料を、造粒物に対して10重量
%の割合で造粒物表面に散布することにより被覆した。
被覆された造粒物を整粒機でほぐして、熱風乾燥機で、
水分が13%になるまで乾燥した。
得られた猫砂製品は、粒度10〜5mmの粒状物を得た。
この粒状物は、乾燥時の発熱量が5219キロカロリー/kg
であり、水分13%時の発熱量は4,457キロカロリー/kgで
あった。得られた猫砂10gに21gの吸尿時の、所謂使用時
の濡れた状態における発熱量は、1004キロカロリー/kg
であり、使用後の焼却処理が可能であることを示した。
この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂20gに、水道水1
000ミリリツトルに食塩10g及びアンモニア水10ミリリツ
トルを溶解した疑似尿を30ミリリツトルを加え、疑似尿
により固まった部分を取り出した。本例トイレ用の砂に
おいて、疑似尿により固まらないトイレ用の砂の量は4.
5gであった。したがつて、疑似尿により固まり形成に必
要とされた量は16.5gである。
したがつて、本例のトイレ用の砂における吸水性は、
(30/16.5)倍、即ち1.95倍であった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3mmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例2. 図1に示す装置を使用して猫砂を製造した例である。
本例において、1mm以下の粒度に粉砕されたペットボト
ル粉砕粉55重量部、茶殻20重量部、コンピュータ用の記
録用紙20重量部及び高吸水性樹脂(ハイモ株式会社製ハ
イモサブ500)5重量部をリボンミキサーに入れ、水を
加えて混合し、含水率40重量%の混合物を得た。この混
合物を押出し造粒装置の押出部に入れて、直径5.5mmの
開口及び30mmのプレート厚さのダイスを通して押出し、
チョッパーで適宜裁断して造粒した。この造粒物を整粒
装置で整粒し、振動型円板の被覆装置に入れ、皿状円板
を振動させながら、0.4mm以下の粒度の紙粉65重量部及
び150μm以下の粒度の高吸水性樹脂35重量部の混合物
の被覆材料を、造粒物に対して10重量%の割合で造粒物
表面に散布することにより被覆した。被覆された造粒物
を整粒機でほぐして、熱風乾燥機で、水分が13%になる
まで乾燥した。
得られた猫砂製品は、粒度10〜5mmの粒状物を得た。
この粒状物は、乾燥時の発熱量が5008キロカロリー/kg
であり、水分13%時の発熱量は4,274キロカロリー/kgで
あった。得られた猫砂10gに19.5gの吸尿時の、所謂使用
時の濡れた状態における発熱量は、1026キロカロリー/k
gであり、使用後の焼却処理が可能であることを示し
た。この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂20gに、水道水1
000ミリリツトルに食塩10g及びアンモニア水10ミリリツ
トルを溶解した疑似尿を30ミリリツトルを加え、疑似尿
により固まった部分を取り出した。本例トイレ用の砂に
おいて、疑似尿により固まらないトイレ用の砂の量は4.
5gであった。したがつて、疑似尿により固まり形成に必
要とされた量は16.5gである。
したがつて、本例のトイレ用の砂における吸水性は、
(30/16.5)倍、即ち1.95倍であった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例3. 図1に示す装置を使用して猫砂を製造した例である。
本例において、1mm以下の粒度に粉砕されたペットボト
ル粉砕粉76.5重量部、α澱粉9重量部及び高吸水性樹脂
(ハイモ株式会社製ハイモサブ500)4.5重量部をリボン
ミキサーに入れ、水を加えて混合し、含水率40重量%の
混合物を得た。この混合物を押出し造粒装置の押出部に
入れて、直径5.5mmの開口及び30mmのプレート厚さのダ
イスを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒し
た。この造粒物を整粒装置で整粒し、振動型円板の被覆
装置に入れ、皿状円板を振動させながら、コンピュータ
用の記録用紙を粉砕した、0.4mm以下の粒度の紙粉30重
量部及び150μm以下の粒度の高吸水性樹脂(ハイモ株
式会社製ハイモサブ500)70重量部の混合物の被覆材料
を、造粒物に対して10重量%の割合で造粒物表面に散布
することにより被覆した。被覆された造粒物を整粒機で
ほぐして、熱風乾燥機で、水分が13%になるまで乾燥し
た。
得られた猫砂製品は、粒度10〜5mmの粒状物を得た。
この粒状物は、乾燥時の発熱量が5170キロカロリー/kg
であり、13%含水時の発熱量は4313キロカロリー/kgで
あった。得られた猫砂10gに尿21gの吸尿時の、所謂使用
時の濡れた状態における発熱量は、1770キロカロリー/k
gであり、使用後の焼却処理が可能であることを示し
た。この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂20gに、水道水1
000ミリリツトルに食塩10g及びアンモニア水10ミリリツ
トルを溶解した疑似尿を30ミリリツトルを加え、疑似尿
により固まった部分を取り出した。本例トイレ用の砂に
おいて、疑似尿により固まらないトイレ用の砂の量は4.
5gであった。したがつて、疑似尿により固まり形成に必
要とされた量は16.5gである。
したがつて、本例のトイレ用の砂における吸水性は、
(30/16.5)倍、即ち1.95倍であった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例4. 図2に示す装置を使用して猫砂を製造した例である。
本例において、1mm以下の粒度に粉砕されたペットボト
ル粉砕粉75重量部、高吸水性樹脂(ハイモ株式会社製ハ
イモサブ500)5重量部及びベントナイト粉10重量部を
リボンミキサーに入れ、水を加えて混合し、含水率40重
量%の混合物を得た。この混合物を押出し造粒装置の押
出部に入れて、直径5.5mmの開口及び30mmのプレート厚
さのダイスを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して
造粒した。この造粒物を整粒装置で整粒し、振動型円板
の被覆装置に入れ、皿状円板を振動させながら、コンピ
ュータ用の記録用紙を粉砕した、0.4mm以下の粒度の紙
粉6.5重量部及び150μm以下の粒度の高吸水性樹脂(ハ
イモ株式会社製ハイモサブ500)3.5重量部の混合物の被
覆材料を、造粒物に対して15重量%の割合で造粒物表面
に散布することにより被覆した。被覆された造粒物を整
粒機でほぐして、熱風乾燥機で、水分が13%になるまで
乾燥した。
得られた猫砂製品は、粒度10〜5mmの粒状物を得た。
この粒状物は、乾燥時の発熱量が4644キロカロリー/kg
であり、13%含水時の発熱量は3957キロカロリー/kgで
ある。得られた猫砂10gに尿15gの吸尿時の、所謂使用時
の濡れた状態における発熱量は、1770キロカロリー/kg
であり、使用後の焼却処理が可能であることを示した。
この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂20gに、水道水1
000ミリリツトルに食塩10g及びアンモニア水10ミリリツ
トルを溶解した疑似尿を30ミリリツトルを加え、疑似尿
により固まった部分を取り出した。本例トイレ用の砂に
おいて、疑似尿によりトイレ用の砂は全部が固まり、残
りは無かった。したがつて、疑似尿により固まり形成に
必要とされた猫砂の量は20gである。
したがつて、本例のトイレ用の砂における吸水性は、
(30/20)倍、即ち1.5倍であった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例5. 図2に示す装置を使用して猫砂を製造した例である。
本例において、1mm以下の粒度に粉砕されたポリプロピ
レン不織布の粉砕粉30重量部、ポリエチレンフィルムの
粉砕粉30重量%、コンピュータ用の記録用紙を粉砕し
た、0.4mm以下の粒度の紙粉15重量部及び高吸水性樹脂
(ハイモ株式会社製ハイモサブ500)5重量部をリボン
ミキサーに入れ、水を加えて混合し、含水率40重量%の
混合物を得た。この混合物を押出し造粒装置の押出部に
入れて、直径5.5mmの開口及び30mmのプレート厚さのダ
イスを通して押出し、チョッパーで適宜裁断して造粒し
た。この造粒物を整粒装置で整粒し、振動型円板の被覆
装置に入れ、皿状円板を振動させながら、コンピュータ
用の記録用紙を粉砕した、0.4mm以下の粒度の紙粉12重
量部及び150μm以下の粒度の高吸水性樹脂(ハイモ株
式会社製ハイモサブ500)8重量部の混合物の被覆材料
を、造粒物に対して20重量%の割合で造粒物表面に散布
することにより被覆した。被覆された造粒物を整粒機で
ほぐして、熱風乾燥機で、水分が13%になるまで乾燥し
た。
得られた猫砂製品は、粒度10〜5mmの粒状物を得た。
この粒状物は、乾燥時の発熱量が7,945キロカロリー/kg
であり、13%含水時の発熱量は6,829キロカロリー/kgで
ある。得られた猫砂10gに尿15gの吸尿時の、所謂使用時
の濡れた状態における発熱量は、1623キロカロリー/kg
であり、使用後の焼却処理が可能であることを示した。
この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂20gに、水道水1
000ミリリツトルに食塩10g及びアンモニア水10ミリリツ
トルを溶解した疑似尿を30ミリリツトルを加え、疑似尿
により固まった部分を取り出した。本例トイレ用の砂に
おいて、疑似尿によりトイレ用の砂は全部が固まり、残
りは無かった。したがつて、疑似尿により固まり形成に
必要とされた猫砂の量は20gである。
したがつて、本例のトイレ用の砂における吸水性は、
(30/20)倍、即ち1.5倍であった。
室内において、この猫のトイレ用の砂20gに、水道水1
000ミリリツトルに食塩10g及びアンモニア水10ミリリツ
トルを溶解した疑似尿を30ミリリツトルを加え、疑似尿
により固まった部分を取り出した。本例トイレ用の砂に
おいて、疑似尿により固まらないトイレ用の砂の量は4g
であった。したがつて、疑似尿により固まり形成に必要
とされた量は16gである。
したがつて、本例のトイレ用の砂における吸水性は、
(30/16)倍、即ち1.9倍であった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例6. ポリエチレンテレフタレート廃材粉を、乾燥ベースで
49重量部、高吸水性樹脂を乾燥ベースで2重量部及びベ
ントナイト粉を乾燥ベースで49重量部を混合機に入れ
て、水を加えて混合し、含水率40重量%の混合物を得
た。この混合物を押出し造粒装置の押出部に入れて、直
径5.5mmの開口及び25mmのプレート厚さのダイスを通し
て押し出し適宜裁断して造粒した。この造粒物にベント
ナイト粉17重量部を一様に振りかけて、造粒物表面を一
様に被覆した。被覆された造粒物を熱風乾燥機で、水分
が13%になるまで乾燥し、平均直径6mm、長さ7〜10mm
の粒状物を得た。この粒状物は、乾燥時の発熱量が2,28
7キロカロリー/kgであった。また13%含水時の発熱量は
1907kcal/kgであり、この粒状物を集めて、猫のトイレ
用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の
塩化ナトリウム1%の疑似尿を加えたが、本体重量の1
〜1.5倍の吸水性があった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例7. ポリエチレンテレフタレート廃材粉50重量部、ハイモ
株式会社製の高吸水性樹脂ハイモサブ500(登録商標)
1重量部及びベントナイト粉49重量部を混合機に入れ
て、水を加えて混合し、含水率40重量%の混合物を得
た。この混合物を押し出し造粒装置の押出部に入れて、
直径5.5mmの開口及び25mmの厚さのダイスを通して押し
出し、適宜裁断して造粒した。この造粒物に、0.4mmに
粉砕した紙粉20重量部、高吸性樹脂10重量部及びベント
ナイト粉70重量部の混合物を、造粒物に対し17重量%の
割合で一様にまぶして、造粒物表面を一様に被覆した。
ベントナイト粉で被覆された造粒物の上に、10倍に希釈
したポリエチレングリコール希釈溶液を噴霧した。この
造粒物を熱風乾燥機で水分が13%になるまで乾燥して、
平均直径6mm、長さ6〜15mmの粒状物を得た。この粒状
物は、乾燥時の発熱量が、2497キロカロリー/kgであっ
た。また13%重量%の含水時に発熱量は2088kcal/kgで
あり、この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の
塩化ナトリウム1%の疑似尿を加えたが、本体重量の1
〜1.5倍の吸水性があった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとし使用し
ており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例8. 紙おむつ不良品を粉砕し風簸により分級して得た、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、離型紙及びエラスチック
ゴムを含む紙おむつのプラスチック廃物を、乾燥ベース
で50重量部、パルプスラッジりの再燃焼焼却灰を乾燥ベ
ースで47重量部及び吸水性樹脂3重量%の混合物を混合
機に入れて、水を加えて混合し、含水率40重量%の混合
物を得た。この混合物の含水率は35.5重量%であり、こ
の混合物を押出し造粒装置の押出部に入れて、直径5.5m
mの開口及び25mmの厚さのダイスを通して押し出し適宜
裁断して造粒した。この造粒物に、紙粉55重量部及び吸
水性樹脂45重量部の混合物を、造粒物に対して13重量%
の割合で一様に振りかけて、造粒物表面全体を一様に被
覆した。被覆された造粒物を熱風乾燥機で、水分が13%
になるまで乾燥し、平均直径6mm、長さ7〜10mmの粒状
物を得た。この粒状物は、乾燥時の発熱量が4,944キロ
カロリー/kgであった。また13%含水時に発熱量が4218k
cal/kgであり、この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂
とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の
塩化ナトリウム1%の疑似尿を加えたが、本体の1〜3
倍の吸水性があった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例9. 例3の紙おむつのプラスチック廃物を、乾燥ベースで
20重量部、水分65重量%の茶殻60重量部、パルプスラッ
ジりの再燃焼焼却灰を乾燥ベースで17重量部及び吸水性
樹脂3重量%の混合物を混合機に入れて混合した。混合
物の含水率は39重量%であり、この混合物を押出し造粒
装置の押出部に入れて、直径5.5mmの開口及び25mmの厚
さのダイスを通して押し出し適宜裁断して造粒した。こ
の造粒物に紙粉50重量部、パルプスラッジ再燃焼焼却灰
10重量部及び吸水性樹脂40重量部の混合物を、該造粒物
に対して13重量%の割合で振りかけて、造粒物表面を一
様に被覆した。被覆された造粒物を熱風乾燥機で、水分
が13%になるまで乾燥し、平均直径6mm、長さ7〜10mm
の粒状物を得た。この粒状物は、乾燥時の発熱量が5064
キロカロリー/kgであった。また13%含水時の発熱量が4
323kcal/kgであり、この粒状物を集めて、猫のトイレ用
の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の
塩化ナトリウム1%の疑似尿を加えたが、本体重量の1
〜3倍の吸水性があった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例10. 例3の紙おむつのプラスチック廃物を、乾燥ベースで
37重量部、水分65重量%の茶殻37重量部、ベントナイト
を乾燥ベースで23重量部及び吸水性樹脂3重量%の混合
物に水36kgを加えて混合した。混合物の含水率は44重量
%であり、この混合物を押出し造粒装置の押出部に入れ
て、直径5.5mmの開口及び25mmの厚さのダイスを通して
押し出し、適宜裁断して造粒した。この造粒物にベント
ナイト粉20重量部、0.4mmの篩を通した紙粉50重量部及
び吸水性樹脂30重量部の混合物を、造粒物に対して13重
量%の割合で一様に振りかけて、造粒物表面を一様に被
覆した。被覆された造粒物を熱風乾燥機で、水分が12%
になるまで乾燥し、平均直径6mm、長さ7〜10mmの粒状
物を得た。この粒状物は、乾燥時の発熱量が5667キロカ
ロリー/kgであった。また12%含水時に発熱量が4847kca
l/kgであり、この粒状物を集めて、猫のトイレ用の砂と
した。
室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の
塩化ナトリウム1%の疑似尿を加えたが、本体重量の1
〜3倍の吸水性があった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
例11. ペットボトル粉砕粉を、乾燥ベースで37重量部、パル
プスラッジ再燃焼焼却灰を乾燥ベースで20重量部、水分
65重量%の茶殻40重量部、ベントナイトを乾燥ベースで
23重量部及び吸水性樹脂3重量%の混合物に水を加えて
混合した。混合物の含水率は39重量%であり、この混合
物を押出し造粒装置の押出部に入れて、直径5.5mmの開
口及び25mmの厚さのダイスを通して押し出し、適宜裁断
して造粒した。この造粒物にベントナイト粉25重量部、
パルプスラッジ再燃焼焼却灰25重量部及び吸水性樹脂50
重量部の混合物を、造粒物に対して15重量%の割合で振
りかけて、造粒物表面を一様に被覆した。被覆された造
粒物を熱風乾燥機で、水分が12%になるまで乾燥し、平
均直径6mm、長さ7〜10mmの粒状物を得た。この粒状物
は、乾燥時の発熱量が3595キロカロリー/kgであった、
また12%含水時に発熱量が3045kcal/kgであり、この粒
状物を集めて、猫のトイレ用の砂とした。
室内において、この猫のトイレ用の砂に35℃の温度の
塩化ナトリウム1%の疑似尿を加えたが、本体重量の1
〜3倍の吸水性があった。
またこの猫のトイレ用の砂を猫のトイレに厚さ3cmに
敷いて使用したが、猫は普段と同様にトイレとして使用
しており、使用の上で何等支障がなかった。
猫が排泄に使用後、この猫のトイレ用の砂の、猫が排
泄した部分については、容易に取り出すことができた。
しかも、本例の猫のトイレ用の砂は、吸水性及び脱臭性
を有し、屋内に不快な臭い発生するのを避けることがで
きた。
これらの実施例においては、ポリエチレンテレフタレ
ート廃材粉及び紙おむつのプラスチック廃材粉等のプラ
スチック廃材粉を使用するが、これらポリエチレンテレ
フタレートの一部を他のプラスチック廃材で代えること
ができる。湿っているプラスチック廃材を原料とする場
合は、含有する水分により造粒できれば、外部から水を
供給する必要がない。しかし含有する水分が必要以上に
多いときは、同一又は他のプラスチック廃材の脱水又は
乾燥されているものを加えて、水分を調整するのが好ま
しい。
産業上の利用性 本発明は、動物用の排泄物処理材は、プラスチック廃
材粉に、無機質配合材料を加えて動物用排泄物処理材と
するので、従来の動物の排泄物処理材に比して、焼却処
理が容易であり、廉価な動物用排泄物処理材を提供する
ことができる。
また、本発明によると、その儘廃棄物として処理され
ていた該プラスチック廃材を有効利用することができ、
かつ高い発熱量の故にその侭廃棄されていた高い発熱量
のプラスチック廃材を動物用排泄物処理材とすることに
より低発熱量化させることができ、灰分量を少なくして
焼却処理を可能とさせる。従来の排泄物処理材に比し
て、廃棄物処理が容易である。
以上のように、本発明は、従来の動物の廃棄物処理材
に比して、プラスチック廃材の廃棄に係る問題点と、従
来の使用済み動物の排泄物処理材の非可燃性に係る廃棄
処理の問題点を一挙に解決すると共に、動物の皮膚に寄
生する害虫を駆除するものであり、資源の有効利用、プ
ラスチック廃材粉のコストの軽減及び環境廃棄物の処理
の軽減等の点で有意義なものである。

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、前記プラスチック廃材粉より少量の吸水性樹
    脂とを含有して粒状に形成されている粒状芯部を有する
    と共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有して粒状芯部の表面
    上に形成されている被覆層部を有し、前記粒状芯部と被
    覆層部とにより粒状に形成されていることを特徴とする
    動物用排泄物処理材。
  2. 【請求項2】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、無機質配合材料と、前記プラスチック廃材粉
    より少量の吸水性樹脂とを含有して粒状に形成されてい
    る粒状芯部を有すると共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有
    して粒状芯部の表面上に形成されている被覆層部を有
    し、前記粒状芯部と被覆層部とにより粒状に形成されて
    いることを特徴とする動物用排泄物処理材。
  3. 【請求項3】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、前記プラスチック廃材粉より少量の吸水性樹
    脂とを含有して粒状に形成されている粒状芯部を有する
    と共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有して粒状芯部の表面
    上に形成されている被覆層部を有し、前記粒状芯部と被
    覆層部とにより粒状に形成されており、前記粒状芯部若
    しくは前記被覆層部又は前記粒状芯部及び前記被覆層部
    に防黴剤が含有されていることを特徴とする動物用排泄
    物処理材。
  4. 【請求項4】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、無機質配合材料と、前記プラスチック廃材粉
    より少量の吸水性樹脂とを含有して粒状に形成されてい
    る粒状芯部を有すると共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有
    して粒状芯部の表面上に形成されている被覆層部を有
    し、前記粒状芯部と被覆層部とにより粒状に形成されて
    おり、前記粒状芯部若しくは前記被覆層部又は前記粒状
    芯部及び前記被覆層部に防黴剤が含有されているいるこ
    とを特徴とする動物用排泄物処理材。
  5. 【請求項5】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、前記プラスチック廃材粉より少量の吸水性樹
    脂とを含有して粒状に形成されている粒状芯部を有する
    と共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有して前記粒状芯部の
    表面上に形成されている被覆層部を有し、前記粒状芯部
    と被覆層部とにより粒状に形成されており、前記粒状芯
    部及び/又は被覆層部には、吸水性樹脂より少量の蒸散
    性ピレスロイド系防虫剤が含有されていることを特徴と
    する動物用排泄物処理材。
  6. 【請求項6】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、無機質配合材料と、前記プラスチック廃材粉
    より少量の吸水性樹脂と、吸水性樹脂より少量の蒸散性
    ピレスロイド系防虫剤とを含有して粒状に形成されてい
    る粒状芯部を有すると共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有
    して前記粒状芯部の表面上に形成されている被覆層部を
    有し、前記粒状芯部と被覆層部とにより粒状に形成され
    ており、前記粒状芯部及び/又は被覆層部には、吸水性
    樹脂より少量の蒸散性ピレスロイド系防虫剤が含有され
    ていることを特徴とする動物用排泄物処理材。
  7. 【請求項7】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、前記プラスチック廃材粉より少量の吸水性樹
    脂とを含有して粒状に形成されている粒状芯部を有する
    と共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有して前記粒状芯部の
    表面上に形成されている被覆層部を有し、前記粒状芯部
    と被覆層部とにより粒状に形成されており、前記粒状芯
    部若しくは前記被覆層部又は前記粒状芯部及び前記被覆
    層部に防黴剤が含有されており、前記粒状芯部若しくは
    前記被覆層部又は前記粒状芯部及び前記被覆層部には、
    さらに前記吸水性樹脂より少量の蒸散性ピレスロイド系
    防虫剤が含有されていることを特徴とする動物用排泄物
    処理材。
  8. 【請求項8】3mm以下の粒度のポリエチレンテレフタレ
    ート廃材粉、ポリエチレン廃材粉、ポリプロピレン廃材
    粉、アクリロニトリル廃材粉、ナイロン廃材粉若しくは
    ポリエステル廃材粉又はこれら廃材粉の二種以上からな
    るプラスチック廃材粉と、茶殻、コーヒー液抽出残渣、
    紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二種以上の
    混合物と、無機質配合材料と、前記プラスチック廃材粉
    より少量の吸水性樹脂と、吸水性樹脂より少量の蒸散性
    ピレスロイド系防虫剤とを含有して粒状に形成されてい
    る粒状芯部を有すると共に、紙粉及び吸水性樹脂を含有
    して前記粒状芯部の表面上に形成されている被覆層部を
    有し、前記粒状芯部と被覆層部とにより粒状に形成され
    ており、前記粒状芯部若しくは前記被覆層部又は前記粒
    状芯部及び前記被覆層部に防黴剤が含有されており、前
    記粒状芯部若しくは前記被覆層部又は前記粒状芯部及び
    前記被覆層部には、さらに前記吸水性樹脂より少量の蒸
    散性ピレスロイド系防虫剤が含有されていることを特徴
    とする動物用排泄物処理材。
  9. 【請求項9】無機質配合材料粉が、ベントナイト、ゼオ
    ライト、パルプスラッジの再燃焼灰、バーミキュライト
    又はパーライトの粉体であることを特徴とする請求項
    2、4、6又は8に記載の動物用排泄物処理材。
  10. 【請求項10】ポリエチレンテレフタレート廃材、ポリ
    エチレン廃材、ポリプロピレン廃材、アクリロニトリル
    廃材、ナイロン廃材若しくはポリエステル廃材又はこれ
    ら廃材の二種以上からなるプラスチック廃材を、3mm以
    下の粒径に粉砕し、この粉砕物を、茶殻、コーヒー液抽
    出残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二
    種以上の混合物及び前記プラスチック廃材粉より少量の
    吸水性樹脂と混合し、造粒し、この造粒された造粒物
    に、紙粉及び吸水性樹脂の混合物を、散布して被覆造粒
    物とすることを特徴とする低発熱量の動物用排泄物処理
    材の製造方法。
  11. 【請求項11】ポリエチレンテレフタレート廃材、ポリ
    エチレン廃材、ポリプロピレン廃材、アクリロニトリル
    廃材、ナイロン廃材若しくはポリエステル廃材又はこれ
    ら廃材の二種以上からなるプラスチック廃材を、3mm以
    下の粒径に粉砕し、この粉砕物を、茶殻、コーヒー液抽
    出残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二
    種以上の混合物、無機質配合材料及び前記プラスチック
    廃材粉より少量の吸水性樹脂と混合し、造粒し、この造
    粒された造粒物に、紙粉及び吸水性樹脂の混合物を、散
    布して被覆造粒物とすることを特徴とする低発熱量の動
    物用排泄物処理材の製造方法。
  12. 【請求項12】ポリエチレンテレフタレート廃材、ポリ
    エチレン廃材、ポリプロピレン廃材、アクリロニトリル
    廃材、ナイロン廃材若しくはポリエステル廃材又はこれ
    ら廃材の二種以上からなるプラスチック廃材を、3mm以
    下の粒径に粉砕し、この粉砕物を、茶殻、コーヒー液抽
    出残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二
    種以上の混合物及び前記プラスチック廃材粉より少量の
    吸水性樹脂と混合し、造粒し、この造粒された造粒物
    に、紙粉、吸水性樹脂及び前記吸水性樹脂より少量の蒸
    散性ピレスロイド系防虫剤を混合した混合物を、散布し
    て被覆造粒物とすることを特徴とする低発熱量の動物用
    排泄物処理材の製造方法。
  13. 【請求項13】ポリエチレンテレフタレート廃材、ポリ
    エチレン廃材、ポリプロピレン廃材、アクリロニトリル
    廃材、ナイロン廃材若しくはポリエステル廃材又はこれ
    ら廃材の二種以上からなるプラスチック廃材を、3mm以
    下の粒径に粉砕し、この粉砕物を、茶殻、コーヒー液抽
    出残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二
    種以上の混合物、無機質配合材料及び前記プラスチック
    廃材粉より少量の吸水性樹脂と混合し、造粒し、この造
    粒された造粒物に、紙粉、吸水性樹脂及び前記吸水性樹
    脂より少量の蒸散性ピレスロイド系防虫剤を混合した混
    合物を、散布して被覆造粒物とすることを特徴とする低
    発熱量の動物用排泄物処理材の製造方法。
  14. 【請求項14】ポリエチレンテレフタレート廃材、ポリ
    エチレン廃材、ポリプロピレン廃材、アクリロニトリル
    廃材、ナイロン廃材若しくはポリエステル廃材又はこれ
    ら廃材の二種以上からなるプラスチック廃材を、3mm以
    下の粒径に粉砕し、この粉砕物を、茶殻、コーヒー液抽
    出残渣、紙粉、木粉若しくは製紙スラッジ又はこれら二
    種以上の混合物、無機質配合材料粉及び前記プラスチッ
    ク廃材粉より少量の吸水性樹脂と混合し、造粒し、造粒
    された造粒物に、紙粉、吸水性樹脂及び前記吸水性樹脂
    より少量の蒸散性ピレスロイド系防虫剤を混合した混合
    物を、散布して被覆造粒物とすることを特徴とする低発
    熱量の動物用排泄物処理材の製造方法。
  15. 【請求項15】無機質配合材料粉が、ベントナイト、ゼ
    オライト、パルプスラッジの再燃焼灰、バーミキュライ
    ト又はパーライトの粉体であることを特徴とする請求項
    2、4、6、8、9又は11に記載の動物用排泄物処理材
    の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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