JP3439453B2 - ケーブル用コネクタの抜け止め構造 - Google Patents
ケーブル用コネクタの抜け止め構造Info
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- JP3439453B2 JP3439453B2 JP2000361855A JP2000361855A JP3439453B2 JP 3439453 B2 JP3439453 B2 JP 3439453B2 JP 2000361855 A JP2000361855 A JP 2000361855A JP 2000361855 A JP2000361855 A JP 2000361855A JP 3439453 B2 JP3439453 B2 JP 3439453B2
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- Japan
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- printed board
- connector
- cable
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はケーブル用コネクタ
の抜け止め構造は、特にプリント板に取付けられ外部配
線との接続に用いられる薄形のケーブル用コネクタに関
し、雄雌コネクタの嵌合状態で誤って抜けることがない
ようにする抜け止め構造に関する。
の抜け止め構造は、特にプリント板に取付けられ外部配
線との接続に用いられる薄形のケーブル用コネクタに関
し、雄雌コネクタの嵌合状態で誤って抜けることがない
ようにする抜け止め構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】この種のケーブル用コネクタの抜け止め
構造としては、例えば図５に示したものがある。図５は
実開昭５９−６５４９０号公報に記載されたもので、そ
の構造を図を参照して説明する。
構造としては、例えば図５に示したものがある。図５は
実開昭５９−６５４９０号公報に記載されたもので、そ
の構造を図を参照して説明する。
【０００３】プリント基板５３に取付けられたコネクタ
（ピンヘッダ）５４と、このコネクタ５２に嵌合した状
態で示した複数の配線５５を収容したソケット（ハウジ
ング）５２と、ソケット５２の段付部５２１に爪状係合
部５１１を係合させてソケット５２の抜け止めである可
撓性のある絶縁材で作られたコネクタロック部材５１と
で構成されている。ソケット５２をコネクタ５４に嵌合
させる時に、ソケット５２を持ちコネクタロック部材５
１を押し開いてコネクタ５４へ嵌合させると、ソケット
５２の段付部５２１に爪状係合部５１１が係合してロッ
ク状態とする。ソケット５２を抜く時は、ロック部材５
１の爪状係合部５１１を手で押し開いて抜くようにす
る。
（ピンヘッダ）５４と、このコネクタ５２に嵌合した状
態で示した複数の配線５５を収容したソケット（ハウジ
ング）５２と、ソケット５２の段付部５２１に爪状係合
部５１１を係合させてソケット５２の抜け止めである可
撓性のある絶縁材で作られたコネクタロック部材５１と
で構成されている。ソケット５２をコネクタ５４に嵌合
させる時に、ソケット５２を持ちコネクタロック部材５
１を押し開いてコネクタ５４へ嵌合させると、ソケット
５２の段付部５２１に爪状係合部５１１が係合してロッ
ク状態とする。ソケット５２を抜く時は、ロック部材５
１の爪状係合部５１１を手で押し開いて抜くようにす
る。
【０００４】また、これ以外の例としてプリント板側の
コネクタとケーブル側のコネクタとにそれぞれ係合関係
にある凹部凸部を、その重なり合うハウジングの上面あ
るいは下面に設けて置き、両者の嵌合状態ではこの部分
が係合してロック状態とする例がある。
コネクタとケーブル側のコネクタとにそれぞれ係合関係
にある凹部凸部を、その重なり合うハウジングの上面あ
るいは下面に設けて置き、両者の嵌合状態ではこの部分
が係合してロック状態とする例がある。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】このように従来例にお
いて、抜け止めの構造として、爪状係合部のある係合部
材を用いたり、あるいはプリント板側およびケーブル側
のコネクタにそれぞれ係合関係にある凹部および凸部を
設けたりして抜け止めとしている。しかしながら係合部
材を用いる従来例においては、係合部材を設けるために
その分コネクタの寸法が大きくなり、またその取付け、
操作において面倒であるという問題がある。また凹凸部
を設ける従来例では、両コネクタのハウジング部の上下
面に凹凸部を設けるために特に厚さ方向の寸法が大きく
なるという問題がある。
いて、抜け止めの構造として、爪状係合部のある係合部
材を用いたり、あるいはプリント板側およびケーブル側
のコネクタにそれぞれ係合関係にある凹部および凸部を
設けたりして抜け止めとしている。しかしながら係合部
材を用いる従来例においては、係合部材を設けるために
その分コネクタの寸法が大きくなり、またその取付け、
操作において面倒であるという問題がある。また凹凸部
を設ける従来例では、両コネクタのハウジング部の上下
面に凹凸部を設けるために特に厚さ方向の寸法が大きく
なるという問題がある。
【０００６】最近、この種のケーブル用コネクタは、装
置の高密度化が進むにつれ小型化と同時に厚さが薄いも
のが要求される場合が多く、特により薄いものが望まれ
ている。
置の高密度化が進むにつれ小型化と同時に厚さが薄いも
のが要求される場合が多く、特により薄いものが望まれ
ている。
【０００７】また、これらの抜け止め構造は、コネクタ
のシールド用アースの接続機能がなく、これが必要な場
合はコネクタの内部回路用のコンタクトを使用して接続
する必要があり、この分コンタクトが余分に必要となる
問題がある。
のシールド用アースの接続機能がなく、これが必要な場
合はコネクタの内部回路用のコンタクトを使用して接続
する必要があり、この分コンタクトが余分に必要となる
問題がある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル用コネ
クタの抜け止め構造は、金属製のハウジング内部に複数
の雄側コンタクトを収容しモールドで固定してプリント
板の端縁に取付けられるプリント板側コネクタと、金属
製のハウジングの内部に複数の雌側コンタクトを収容し
モールドで固定して外部からの複数の配線を包含するケ
ーブルを接続するケーブル側コネクタとから構成され前
記プリント板側コネクタに前記ケーブルコネクタを嵌合
させた状態のケーブル用コネクタにおいて、前記プリン
ト板の前記プリント板側コネクタが取付けられる部分の
所定位置に１あるいは複数のスルーホールを設け、前記
プリント板側コネクタのハウジング底面の前記プリント
板のスルーホールに対応する位置にこのスルーホールと
同寸法の穴を設け、また前記ケーブル側コネクタのハウ
ジング底面の前記プリント板側コネクタの穴を介し前記
プリント板のスルーホール対応する位置にハウジングの
一部を切り出し加工して下方に弾性力を有する舌状のラ
ンスを設けこのランスが前記プリント板側コネクタの穴
を介し前記プリント板のスルーホールに落ち込み前記ケ
ーブル側コネクタが容易に抜けないように抜け止めして
いる。
クタの抜け止め構造は、金属製のハウジング内部に複数
の雄側コンタクトを収容しモールドで固定してプリント
板の端縁に取付けられるプリント板側コネクタと、金属
製のハウジングの内部に複数の雌側コンタクトを収容し
モールドで固定して外部からの複数の配線を包含するケ
ーブルを接続するケーブル側コネクタとから構成され前
記プリント板側コネクタに前記ケーブルコネクタを嵌合
させた状態のケーブル用コネクタにおいて、前記プリン
ト板の前記プリント板側コネクタが取付けられる部分の
所定位置に１あるいは複数のスルーホールを設け、前記
プリント板側コネクタのハウジング底面の前記プリント
板のスルーホールに対応する位置にこのスルーホールと
同寸法の穴を設け、また前記ケーブル側コネクタのハウ
ジング底面の前記プリント板側コネクタの穴を介し前記
プリント板のスルーホール対応する位置にハウジングの
一部を切り出し加工して下方に弾性力を有する舌状のラ
ンスを設けこのランスが前記プリント板側コネクタの穴
を介し前記プリント板のスルーホールに落ち込み前記ケ
ーブル側コネクタが容易に抜けないように抜け止めして
いる。
【０００９】また、前記プリント板は、スルーホールの
内壁にアース面を形成しこのアース面はプリント板のア
ース層に接続するようにしても良い。
内壁にアース面を形成しこのアース面はプリント板のア
ース層に接続するようにしても良い。
【００１０】また、前記プリント板側コネクタは、前記
プリント板のスルーホールに対応する位置に設けた穴の
代わりにハウジングの一部を切り出し加工して弾性力を
有する舌状のアース接触片を形成しこのアース接触片は
前記プリント板のアースパターンあるいはアース層に接
続するようにしても良い。
プリント板のスルーホールに対応する位置に設けた穴の
代わりにハウジングの一部を切り出し加工して弾性力を
有する舌状のアース接触片を形成しこのアース接触片は
前記プリント板のアースパターンあるいはアース層に接
続するようにしても良い。
【００１１】前記プリント板のスルーホールは、複数箇
所設けられその配置を一直線上に配置せずに一個毎にず
らすように（千鳥模様）配置するようにしても良い。
所設けられその配置を一直線上に配置せずに一個毎にず
らすように（千鳥模様）配置するようにしても良い。
【００１２】あるいは、前記プリント板は、スルーホー
ルの内壁にアース面が形成されこのアース面はプリント
板の回路アースとは独立した専用のアースパターンに接
続するようにしても良い。
ルの内壁にアース面が形成されこのアース面はプリント
板の回路アースとは独立した専用のアースパターンに接
続するようにしても良い。
【００１３】更に、前記プリント板側コネクタおよび前
記ケーブル側コネクタのそれぞれのハウジングは材料に
りん青銅を用いても良い。
記ケーブル側コネクタのそれぞれのハウジングは材料に
りん青銅を用いても良い。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【００１５】図１は本発明の実施の形態例を示す斜視
図、図２は図１におけるケーブル用コネクタの（ａ）プ
リント側コネクタ底面の平面図、（ｂ）ケーブル側コネ
クタ底面の平面図、（ｃ）プリント板の平面図、図３は
図１におけるＡ−Ａ線における断面図、図４は図３にお
ける部分拡大の断面図である。
図、図２は図１におけるケーブル用コネクタの（ａ）プ
リント側コネクタ底面の平面図、（ｂ）ケーブル側コネ
クタ底面の平面図、（ｃ）プリント板の平面図、図３は
図１におけるＡ−Ａ線における断面図、図４は図３にお
ける部分拡大の断面図である。
【００１６】図１〜３において、先ず構成について説明
する。
する。
【００１７】図１は全体の構成を示し、プリント板４の
端縁に取付けられたプリント板側コネクタ１にケーブル
３が接続されたケーブル側コネクタ２が矢印方向に挿入
され嵌合する。
端縁に取付けられたプリント板側コネクタ１にケーブル
３が接続されたケーブル側コネクタ２が矢印方向に挿入
され嵌合する。
【００１８】図３において、金属製のハウジング１２の
内部に複数の雄側コンタクト１１を収容しモールド１５
で固定したプリント板４の端縁に取付けられたプリント
板側コネクタ１と、金属製のハウジング２１の内部に複
数の雌側コンタクト２３を収容しモールド２４で固定し
た外部からの複数の配線を包含するケーブル３を接続す
るケーブル側コネクタ２とから構成されおり、プリント
板側コネクタ１にケーブル側コネクタ２を嵌合させて用
いる。
内部に複数の雄側コンタクト１１を収容しモールド１５
で固定したプリント板４の端縁に取付けられたプリント
板側コネクタ１と、金属製のハウジング２１の内部に複
数の雌側コンタクト２３を収容しモールド２４で固定し
た外部からの複数の配線を包含するケーブル３を接続す
るケーブル側コネクタ２とから構成されおり、プリント
板側コネクタ１にケーブル側コネクタ２を嵌合させて用
いる。
【００１９】そして図２（ｃ）に示すようにプリント板
４のプリント板側コネクタ１が取付けられる部分の所定
位置に２つのスルーホール４１を設け、図２（ａ）に示
すようにプリント板側コネクタ１のハウジング底面のプ
リント板４のスルーホール４１に対応する位置にハウジ
ング１２の一部を切り出し舌状のアース接触片１４を設
けている。
４のプリント板側コネクタ１が取付けられる部分の所定
位置に２つのスルーホール４１を設け、図２（ａ）に示
すようにプリント板側コネクタ１のハウジング底面のプ
リント板４のスルーホール４１に対応する位置にハウジ
ング１２の一部を切り出し舌状のアース接触片１４を設
けている。
【００２０】また、図２（ｂ）に示すようにケーブル側
コネクタ２のハウジング底面のプリント板側コネクタ１
のアース接触片１４を介しプリント板４のスルーホール
４１に対応する位置にハウジングの一部を切り出し加工
して下方に弾性力を有する舌状のロック用ランス２２を
設けてある。
コネクタ２のハウジング底面のプリント板側コネクタ１
のアース接触片１４を介しプリント板４のスルーホール
４１に対応する位置にハウジングの一部を切り出し加工
して下方に弾性力を有する舌状のロック用ランス２２を
設けてある。
【００２１】ケーブル側コネクタ２をプリント板側コネ
クタ１に嵌合させた時にプリント板側コネクタ１のアー
ス接触片１４を介しプリント板４のスルーホール４１に
ケーブル側コネクタ２のロック用ランス２２が落ち込み
ケーブル側コネクタ２が容易に抜けないように抜け止め
としている。
クタ１に嵌合させた時にプリント板側コネクタ１のアー
ス接触片１４を介しプリント板４のスルーホール４１に
ケーブル側コネクタ２のロック用ランス２２が落ち込み
ケーブル側コネクタ２が容易に抜けないように抜け止め
としている。
【００２２】更に構造について説明を補足する。図２に
おいて、プリント板側コネクタ１は、図２（ｃ）に示す
プリント板４の取付座４２に固定足１３が半田付される
と同時に雄コンタクト１１の各々のピンがコンタクトパ
ット４３に半田付けされて固定される。プリント板４の
スルーホール４１は、その内壁と周辺がアース面となっ
ており、第２層のアース層に接続されている。
おいて、プリント板側コネクタ１は、図２（ｃ）に示す
プリント板４の取付座４２に固定足１３が半田付される
と同時に雄コンタクト１１の各々のピンがコンタクトパ
ット４３に半田付けされて固定される。プリント板４の
スルーホール４１は、その内壁と周辺がアース面となっ
ており、第２層のアース層に接続されている。
【００２３】図３において、プリント板側コネクタ１
は、金属製、即ち弾性力を有するりん青銅を材料とする
ハウジング１２の内部に複数の雄側コンタクト１１を収
容し、これをモールド１５で固定している。ハウジング
１２の底面の一部を切り出して形成するアース接触片１
４は、図示のようにケーブル側コネクタ２と嵌合時にロ
ック用ランス２２と接触して導通するために接点形状を
形成している。
は、金属製、即ち弾性力を有するりん青銅を材料とする
ハウジング１２の内部に複数の雄側コンタクト１１を収
容し、これをモールド１５で固定している。ハウジング
１２の底面の一部を切り出して形成するアース接触片１
４は、図示のようにケーブル側コネクタ２と嵌合時にロ
ック用ランス２２と接触して導通するために接点形状を
形成している。
【００２４】一方、ケーブル側コネクタ２は、プリント
板側コネクタ１と同様な金属製のハウジング２１の内部
に複数の雌側コンタクト２３を収容し、これをモールド
２４で固定し、また各コンタクトはケーブル３の各配線
に接続されている。ハウジング２１の底面を切り出して
形成するロック用ランス２２は、図示のような形状をし
ており、ケーブル側コネクタ２を嵌合する時に逃げ部２
５にその先端が逃げ、抵抗なく挿入できるようになって
おり、一方嵌合状態ではアース接触片１４を押してスル
ーホール４１へ落ち込み、抜き方向に対し抵抗を持たせ
てロックするようになっている。
板側コネクタ１と同様な金属製のハウジング２１の内部
に複数の雌側コンタクト２３を収容し、これをモールド
２４で固定し、また各コンタクトはケーブル３の各配線
に接続されている。ハウジング２１の底面を切り出して
形成するロック用ランス２２は、図示のような形状をし
ており、ケーブル側コネクタ２を嵌合する時に逃げ部２
５にその先端が逃げ、抵抗なく挿入できるようになって
おり、一方嵌合状態ではアース接触片１４を押してスル
ーホール４１へ落ち込み、抜き方向に対し抵抗を持たせ
てロックするようになっている。
【００２５】尚、プリント板４は、４層の多層プリント
板を使用した例で第２層をアース層としている。
板を使用した例で第２層をアース層としている。
【００２６】次に、図３，４を参照して動作について説
明する。図３において、ケーブル側コネクタ２を矢印方
向にプリント板側コネクタ１へ挿入して嵌合させる。こ
の挿入時において、前述したようにロック用ランス２２
は押されてその先端が逃げ部２５へ逃げ、あまり抵抗な
く嵌合状態まで挿入できる。嵌合状態では、図４に示す
ようにロック用ランス２２はその弾性力でアース接触片
１４を押し、スルーホール４１に落ち込み、そのアース
パターン４４と接触する。
明する。図３において、ケーブル側コネクタ２を矢印方
向にプリント板側コネクタ１へ挿入して嵌合させる。こ
の挿入時において、前述したようにロック用ランス２２
は押されてその先端が逃げ部２５へ逃げ、あまり抵抗な
く嵌合状態まで挿入できる。嵌合状態では、図４に示す
ようにロック用ランス２２はその弾性力でアース接触片
１４を押し、スルーホール４１に落ち込み、そのアース
パターン４４と接触する。
【００２７】ロック用ランス２２はスルーホール４１へ
落ち込んだ状態であるので抜き方向には充分な抵抗があ
りロック状態となる。但し一定の強い力を掛けて引抜く
ことはできる。また同時にロック用ランス２２は、アー
ス接触片１４およびスルーホール４１のアースパターン
４４と充分接触しているのでハウジング２１のシールド
が完全なものとなる。
落ち込んだ状態であるので抜き方向には充分な抵抗があ
りロック状態となる。但し一定の強い力を掛けて引抜く
ことはできる。また同時にロック用ランス２２は、アー
ス接触片１４およびスルーホール４１のアースパターン
４４と充分接触しているのでハウジング２１のシールド
が完全なものとなる。
【００２８】尚、本実施例は、スルーホールのアースを
回路アースであるアース層に接続しているが、これを専
用のアースパターンで外部に引出して外部アースに接続
するようにしても良い。こうするとコネクタのシールド
がより効果のある状態にすることができる場合がある。
回路アースであるアース層に接続しているが、これを専
用のアースパターンで外部に引出して外部アースに接続
するようにしても良い。こうするとコネクタのシールド
がより効果のある状態にすることができる場合がある。
【００２９】また、本実施例は、ロック用ランス２２を
介しプリント板側アースと確実な接触を取る場合につい
て説明したが、このアース接続をスルーホール４１を介
してのみの通常のもので良ければプリント板コネクタ１
に設けたアース接触片は形成する必要はなく、この部分
はスルーホール４１と同形の穴を明けて置けば良い。
介しプリント板側アースと確実な接触を取る場合につい
て説明したが、このアース接続をスルーホール４１を介
してのみの通常のもので良ければプリント板コネクタ１
に設けたアース接触片は形成する必要はなく、この部分
はスルーホール４１と同形の穴を明けて置けば良い。
【００３０】更にこのアース接続が不要な場合は、プリ
ント板４側のパターンおよびスルーホール４１のアース
面は設ける必要はない。
ント板４側のパターンおよびスルーホール４１のアース
面は設ける必要はない。
【００３１】また、本実施例ではロック用ランス２２を
２箇所設けた場合について説明したが、これを３箇所以
上設けても良く、この場合はロック用ランスの配置を一
直線上がなく千鳥模様に設けるようにしても良い。この
ようにするロック状態がより安定する効果がある。
２箇所設けた場合について説明したが、これを３箇所以
上設けても良く、この場合はロック用ランスの配置を一
直線上がなく千鳥模様に設けるようにしても良い。この
ようにするロック状態がより安定する効果がある。
【００３２】
【発明の効果】以上説明したように本発明によるケーブ
ル用コネクタの抜き止め構造は、プリント板側コネクタ
とプリント板とに、例えば２箇所のスルーホールを設
け、ケーブル側コネクタにこのスルーホールに対応する
位置にその金属製のハウジングの一部を切り出して形成
したロック用ランスを設け、嵌合状態ではロック用ラン
スがスルーホールに落ち込んでロック状態としている。
このようにロック用の部品を用いずにロック機構を形成
しているので、コネクタの大きさ、特に厚さ方向の寸法
を大きくすることなく小型薄型のコネクタを実現できる
という効果がある。
ル用コネクタの抜き止め構造は、プリント板側コネクタ
とプリント板とに、例えば２箇所のスルーホールを設
け、ケーブル側コネクタにこのスルーホールに対応する
位置にその金属製のハウジングの一部を切り出して形成
したロック用ランスを設け、嵌合状態ではロック用ラン
スがスルーホールに落ち込んでロック状態としている。
このようにロック用の部品を用いずにロック機構を形成
しているので、コネクタの大きさ、特に厚さ方向の寸法
を大きくすることなく小型薄型のコネクタを実現できる
という効果がある。
【００３３】更に、ロック用ランスはプリント板側コネ
クタに設けたアース接触片およびプリント板スルーホー
ルのアース面とにより充分な接触を確保することができ
るのでコネクタのハウジングのシールドを余分なコンタ
クトを使用せずに確実にできるという効果がある。
クタに設けたアース接触片およびプリント板スルーホー
ルのアース面とにより充分な接触を確保することができ
るのでコネクタのハウジングのシールドを余分なコンタ
クトを使用せずに確実にできるという効果がある。
【図１】本発明の実施の形態例を示す斜視図である。
【図２】図１におけるケーブル用コネクタの（ａ）プリ
ント板コネクタ底面の平面図、（ｂ）ケーブル側コネク
タ底面の平面図、（ｃ）プリント板の平面図である。
ント板コネクタ底面の平面図、（ｂ）ケーブル側コネク
タ底面の平面図、（ｃ）プリント板の平面図である。
【図３】図１のＡ−Ａ線における断面図である。
【図４】図３を部分拡大した断面図である。
【図５】従来例を示す側面図である。
１ プリント板側コネクタ
１１ 雄側コンタクト
１２ ハウジング
１３ 固定足
１４ アース接触片
１５ モールド
２ ケーブル側コネクタ
２１ ハウジング
２２ ロック用ランス
２３ 雌側コンタクト
２４ モールド
２５ 逃げ部
３ ケーブル
４ プリント板
４１ スルーホール
４２ 取付座
４３ コンタクトパット
４４ アースパターン
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平８−106955（ＪＰ，Ａ)
特開 平８−315931（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−233258（ＪＰ，Ａ)
特開 昭59−12583（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−2385（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭59−65490（ＪＰ，Ｕ)
登録実用新案3035407（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01R 13/639
H01R 13/652
H01R 24/08
H01R 107:00
Claims (6)
- 【請求項１】 金属製のハウジング内部に複数の雄側コ
ンタクトを収容しモールドで固定してプリント板の端縁
に取付けられるプリント板側コネクタと、金属製のハウ
ジングの内部に複数の雌側コンタクトを収容しモールド
で固定して外部からの複数の配線を包含するケーブルを
接続するケーブル側コネクタとから構成され前記プリン
ト板側コネクタに前記ケーブルコネクタを嵌合させた状
態のケーブル用コネクタにおいて、 前記プリント板の前記プリント板側コネクタが取付けら
れる部分の所定位置に１あるいは複数のスルーホールを
設け、前記プリント板側コネクタのハウジング底面の前
記プリント板のスルーホールに対応する位置にこのスル
ーホールと同寸法の穴を設け、また前記ケーブル側コネ
クタのハウジング底面の前記プリント板側コネクタの穴
を介し前記プリント板のスルーホール対応する位置にハ
ウジングの一部を切り出し加工して下方に弾性力を有す
る舌状のランスを設けこのランスが前記プリント板側コ
ネクタの穴を介し前記プリント板のスルーホールに落ち
込み前記ケーブル側コネクタが容易に抜けないように抜
け止め機能を果すことを特徴とするケーブル用コネクタ
の抜け止め構造。 - 【請求項２】 前記プリント板は、スルーホールの内壁
にアース面を形成しこのアース面はプリント板のアース
層に接続されていることを特徴とする請求項１記載のケ
ーブル用コネクタの抜け止め構造。 - 【請求項３】 前記プリント板は、スルーホールの内壁
にアース面が形成されこのアース面はプリント板の回路
アースとは独立した専用のアースパターンに接続され外
部へ引出されることを特徴とする請求項１記載のケーブ
ル用コネクタの抜け止め構造。 - 【請求項４】 前記プリント板側コネクタは、前記プリ
ント板のスルーホールに対応する位置に設けた穴の代わ
りにハウジングの一部を切り出し加工して弾性力を有す
る舌状のアース接触片を形成しこのアース接触片は前記
プリント板のアースパターンあるいはアース層に接続さ
れていることを特徴とする請求項２あるいは３記載のケ
ーブル用コネクタの抜け止め構造。 - 【請求項５】 前記プリント板のスルーホールは、複数
箇所設けられその配置を一直線上に配置せずに一個毎に
ずらすように（千鳥模様）配置することを特徴とする請
求項１，２，３あるいは４記載のケーブル用コネクタの
抜け止め構造。 - 【請求項６】 前記プリント板側コネクタおよび前記ケ
ーブル側コネクタのそれぞれのハウジングは材料にりん
青銅を用いることを特徴とする請求項１，２，３，４あ
るいは５記載のケーブル用コネクタの抜け止め構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000361855A JP3439453B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | ケーブル用コネクタの抜け止め構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000361855A JP3439453B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | ケーブル用コネクタの抜け止め構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002164122A JP2002164122A (ja) | 2002-06-07 |
| JP3439453B2 true JP3439453B2 (ja) | 2003-08-25 |
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ID=18833228
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2000361855A Expired - Fee Related JP3439453B2 (ja) | 2000-11-28 | 2000-11-28 | ケーブル用コネクタの抜け止め構造 |
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| JP (1) | JP3439453B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101933199A (zh) * | 2007-11-29 | 2010-12-29 | 莫列斯公司 | 具有多个接触点的线对板连接器 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3035407U (ja) | 1995-07-17 | 1997-03-18 | アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライジズ・インコーポレーテッド | 接地シールドを有するｉｃカードコネクタ |
-
2000
- 2000-11-28 JP JP2000361855A patent/JP3439453B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3035407U (ja) | 1995-07-17 | 1997-03-18 | アイティーティー・マニュファクチャリング・エンタープライジズ・インコーポレーテッド | 接地シールドを有するｉｃカードコネクタ |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101933199A (zh) * | 2007-11-29 | 2010-12-29 | 莫列斯公司 | 具有多个接触点的线对板连接器 |
| CN101933199B (zh) * | 2007-11-29 | 2013-04-17 | 莫列斯公司 | 具有多个接触点的线对板连接器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002164122A (ja) | 2002-06-07 |
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