JP3439175B2 - 杭とその埋設方法 - Google Patents

杭とその埋設方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物の基礎工事
等に使用される杭とその埋設方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、鋼管系あるいはコンクリート系の
既製杭の施工方法は、環境保全の見地から、杭工事につ
きものであった騒音や振動を極力抑えた工法が多く採用
されている。例えば、杭の中空部を利用した中堀工法,
ウォータージェットを利用した工法,あるいはアースオ
ーガ等で掘削した縦孔内へセメントミルクなどの地盤固
化材を注入し、そこへ杭を挿入して定着させるセメント
ミルク工法等が知られている。
【0003】ところで、杭に作用する外力、すなわち押
し込み荷重・水平荷重・引き抜き荷重に抗する杭の支持
機能は、杭の先端支持力及び周面摩擦力から成り立って
いる。中でも周面摩擦力が杭の支持機能に大きく寄与す
るが、鋼管系の杭では外形がストレート形状である上
に、杭周面が滑らか故に地盤との摩擦力が小さく、かな
りの凹凸を有する場所打ちコンクリート杭と比較して支
持機能が劣る傾向にある。そこで鋼管杭の施工において
は、セメントミルク等の地盤固化材を用いて杭周囲の地
盤をソイル化することにより杭周面摩擦力の増強を図る
セメントミルク工法が多く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た鋼管杭とコンクリート杭との周面摩擦力の差は、上記
のような手段を講じても補填し得るものではない。加え
て、地盤固化材と混練し固化した土壌(以下固化体とい
う)に設置された鋼管杭に前述した外力が作用すると、
杭と固化体との物性の違いに起因する応力集中が起こ
り、固化体は大きく変形して杭周囲の地盤に均一な応力
の伝達がなされないといった問題点があった。そこで本
発明は上記の問題点に鑑み、先端支持力及び周面摩擦力
に優れ、強固な支持機能を発揮する杭、及びその埋設方
法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明の杭は、鋼管製筒状体の側面に、そ
の筒状体中心軸に直交する水平面内で外方へ張り出す第
1の鍔部を、筒状体全長にわたって多段に設けると共
に、筒状体の中心軸上の貫通孔の一端又は両端に、中心
軸方向に張り出す第2の鍔部を設け、前記第1の鍔部
を、地盤支持層に達する筒状体先端部では筒状体の径に
略等しい間隔で設け、中間部分では筒状体の径の略2倍
の間隔で設け、更にフーチングを取り付ける基端部は重
ねるように設けて構成される。このように構成すること
で、第1の鍔部により杭周面摩擦力が飛躍的に向上する
と共にフーチングは強固に固定される。また、第2の鍔
部により優れた先端支持力を発揮する。また、請求項2
の発明は、請求項1の構成に加えて、筒状体の基端部・
中央部及び先端部の外周面に、第1の鍔部より外方へ突
出させた突起体を配設したものである。このようにすれ
ば、突起体により杭周囲に十分な厚みの地盤固化材が確
保され、硬化後は強固な支持機能を恒久的に維持でき
る。
【0006】請求項3の発明の杭の埋設方法は、掘削手
段にて縦孔を削孔し、前記掘削手段の先端から地盤固化
材を吐出しつつ、その地盤固化材と前記縦孔底部の土壌
とを混練し、その混練した土壌を上昇させて前記縦孔内
の土壌をすべて前記地盤固化材に置換した後、その縦孔
に請求項1又は2に記載の杭を挿入することを特徴とす
る。また、請求項4の発明の杭の埋設方法は、掘削手段
にて縦孔を削孔するとともに、その縦孔内壁の崩落を防
止する安定液を縦孔内に充満させ、その縦孔に請求項1
又は2に記載の杭を挿入した後、地盤固化材を前記杭の
先端から流出させ、前記縦孔と杭との間に充填させてい
くことを特徴とする。このように杭を埋設することで、
硬化した地盤固化材を第1及び第2鍔部が拘束するの
で、強固な支持機能を発揮する。特に、突起体を設けた
杭の場合、杭周囲に十分な厚さの地盤固化材が確保さ
れ、その硬化後は、杭に作用する外力が硬化した地盤固
化材全体に均等に伝えられる。このため、物性の違いに
起因する応力集中が起こり難く、強固な支持機能を恒久
的に維持できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の杭の一例を図面を
もとに説明する。図1は本発明にかかる鋼管杭の斜視説
明図,図2(a)は図1に示す鋼管杭1の中心軸方向の
断面図、同図(b)はフーチングを杭上部(基端部)に
取り付けた状態を示す模式図、同図(c)は(a)にお
けるA部拡大図である。だたし、各図において杭の中間
部分は省略している。中心軸方向に貫通孔を有する鋼管
2の外周面に、鋼製で環状の第1の鍔部3,3・・が、
鋼管2の中心軸方向に直交する水平面内に取り付けられ
ている。第1の鍔部3は断面L字状で、一方の辺が鋼管
径Dの10%程度の翼部3aを形成するとともに、他方
の辺が鋼管取付部3bを形成している。その取り付け間
隔は、支持層Sに達する先端部においては鋼管径Dと等
しい間隔にて、中間部分では鋼管径Dの2倍程度の間隔
にて取り付けられ、またフーチング5を取り付ける鋼管
基端部においてはほとんど間隔を空けず重ねて取り付け
られている。さらに鋼管2の基端及び先端の内側にも、
鋼製環状の第2の鍔部4,4が取り付けられている。第
2の鍔部4は第1の鍔部3と同様に断面L字状で、一方
の辺が鋼管2の中心軸方向に張り出す翼部4aを形成す
るとともに他方の辺が鋼管取付部4bを形成している。
なお、第1及び第2の鍔部の鋼管への取り付け方法はア
ーク溶接その他の手段を講じることができる。
【0008】また、鋼管外周の基端部・中央部及び先端
部に、前述した第1の鍔部3,3・・より外方へ突出さ
せた半円状のスペーサー6,6・・が4つずつ計12
個、それぞれ同一円状にて互いに鋼管中心軸に対して9
0°角度をずらして配設されている。
【0009】次に、上記の如く形成された鋼管杭1の埋
設方法を図3乃至図5をもとに説明する。ここではセメ
ントミルク工法を併用する方法について述べる。図3
は、上記鋼管杭1の埋設方法を示す説明図であり、図4
は、鋼管杭1が縦孔中心に位置決めされ定着した状態を
示す説明図である。さらに図5は、図3(c)における
鋼管杭先端部のセメントミルクの流動状態を示す模式図
である。まず、掘削手段であるアースオーガ7にて施工
地盤に縦孔8を削孔しながら、その先端から地盤固化材
としてのセメントミルク10を吐出する(図3a)。地
盤中比較的硬質の支持層Sまで縦孔が到達したら、その
支持層付近にセメントミルク10を吐出しつつアースオ
ーガ7のスクリュー9を回転させることにより、縦孔底
部の土壌を混練してソイル化し軟泥化する。軟泥化した
土壌はセメントミルクに比べて比重が軽いので自ずと上
方へ押し上げられ、注入し続けるセメントミルクは比重
差により縦孔底部に沈下し、縦孔内は次第に純粋なセメ
ントミルク10に置換される。これを続けることにより
縦孔内の土壌をすべてセメントミルク10に置換する
(図3b)。
【0010】縦孔内を純粋なセメントミルク10で充満
させた後、クレーン等を用いて鋼管杭1を吊り上げ、縦
孔8にゆっくりと沈下させて鋼管杭1と縦孔8との間及
び杭内部にセメントミルク10を流入させ(図3c)、
縦孔内に定着させる(図3d)。その際、杭外周の基端
部,中央部,先端部にそれぞれ配設した12個のスペー
サー6,6・・により、鋼管杭1は縦孔中心に位置決め
される(図4)。そして所定時間経過後にセメントミル
ク10は硬化し、鋼管外周に取り付けられた第1の鍔部
3,3・・及び鋼管2の基端及び先端内側に取り付けら
れた第2の鍔部4,4が、固化したセメントミルク(以
下に固化体という)10aを完全に拘束する。
【0011】上記の方法により埋設された鋼管杭1は、
外方へ張り出す第1の鍔部3,3・・が設けられている
ので、杭に作用する押し込み荷重及び引き抜き荷重に抗
する杭周面摩擦力が飛躍的に向上する。また、杭基端部
のフーチング固定部位には第1の鍔部3,3・・が重ね
て取り付けられているので、フーチング5は杭基端部に
強固に固定される。さらに鋼管2の基端及び先端の内側
に、その中心軸方向へ張り出す第2の鍔部4,4が設け
られているので、縦孔8に鋼管杭1を沈設する過程でセ
メントミルク10が杭内部に流入し(図5)、形成され
た杭内部の固化体10aを第2の鍔部4,4が拘束す
る。これにより鋼管杭1は優れた先端支持力を発揮す
る。加えて、第1の鍔部3,3・・より外方へ突出する
突起体としてのスペーサー6,6・・が杭外周面の複数
箇所に配設されているので、杭周囲に充分な厚さのセメ
ントミルク10が確保され、その硬化後は、杭に作用す
る外力が固化体10a全体に均等に伝えられる。このた
め、物性の違いに起因する応力集中が起こりにくく、強
固な支持機能が恒久的に維持できる。
【0012】次に、上記鋼管杭1の他の埋設方法を図6
をもとに説明する。ここでは比較的大径の杭を埋設する
のに好適なアースドリル工法を併用する方法について述
べる。図6は上記鋼管杭1の埋設方法を示す説明図であ
り、掘削手段であるドリリングバケット11を用いて施
工地盤に縦孔12を削孔し、比較的硬質の支持層Sまで
縦孔が到達したら、縦孔内壁13の崩落を防止する安定
液14を縦孔内に注入して充満させた後(図6a)、鋼
管杭1を縦孔内にクレーン等で吊り込み沈設する(図6
b)。次いで、沈設した鋼管杭1の貫通孔にトレミー管
15を挿入し、これを通して杭底部から地盤固化材とし
てのセメントミルク16を流出し(図6c)、鋼管杭1
と縦孔12との間及び杭内部に充填させていくことによ
り、鋼管杭1をセメントミルク中に定着させる(図6
d)。そして所定時間後にセメントミルク16が固化
し、杭内外に設けられた第1の鍔部3,3・・及び第2
の鍔部4,4が固化したセメントミルク(固化体)16
aを完全に拘束する。
【0013】上記方法により埋設した鋼管杭1は、セメ
ントミルク工法にて埋設した場合と同様に強固な先端支
持力及び周面摩擦力を発揮するとともに、杭周囲に充分
な厚さの固化体16aが確保される。このため、杭に作
用する外力は固化体16a全体に均等に伝達されて応力
集中が起こりにくく、強固な支持機能を恒久的に維持す
ることができる。
【0014】なお、本発明の杭は上記の実施形態に何ら
限定されるものではなく、柱状体の形状・素材・大き
さ,第1・第2の鍔部の材質・形状・取り付け位置,突
起体の形状とその配置等、本発明の趣旨に逸脱しない範
囲で適宜変更できる。例えば、上記の実施形態では筒状
鋼管杭について説明したが、本発明はこれに限定せず、
図7(a)及び(b)に示す角柱型あるいはH鋼型など
効果的に鍔部を取り付け可能で杭として使用可能な形状
であれば任意である。またその素材についても任意であ
るが、特に、外殻を鋼管とし内殻をコンクリートとする
いわゆるSC杭とすれば、引き抜き荷重に強い鋼管の特
性と押し込み荷重に強いコンクリートの特性とを併せ持
ち、水平荷重に対しても高い靭性を発揮する強靭な杭と
なる。また杭周面に取り付ける第1・第2の鍔部にあっ
ては、上記実施形態にて説明した形状以外にも、例えば
断面T字状に形成してもよく、また図8に示すように半
周を1単位として若干上下にずらした投影真円の鍔部を
多段に設けた構成としてもよい。その配置間隔は任意で
あるが、実施形態に示すように杭基端部あるいは先端部
での設置間隔を密にすれば、杭とフーチング,あるいは
杭と支持層がより強固に一体化される点で望ましい。さ
らに翼部の幅も杭径Dの10%に限定するものではな
い。また突起体にあっては、実施形態に示す半円状のス
ペーサーの他に、くの字状に折り曲げた板金を杭外周面
に溶着する構成としてもよく、その設置数や配置も任意
である。
【0015】上記の如き種々の杭を地盤中に埋設する手
段にあっては、支持層に達する縦孔を削孔する掘削手
段,縦孔に上記杭を吊り込み沈設するクレーン,土壌を
混練する混練手段,地盤固化材を注入する注入手段等、
埋設する杭の大きさや材質,あるいは施工地盤の性状等
に応じて適宜選択可能である。また、地盤固化材にあっ
てはセメントミルク以外にもモルタルや生コンクリート
等を使用でき、その注入量も施工規模その他の諸条件に
応じて適宜設定可能である。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載の杭によれば、第1の鍔
部により杭周面摩擦力が飛躍的に向上すると共にフーチ
ングは強固に固定される。また、第2の鍔部により優れ
た先端支持力を発揮する。また、請求項2の発明によれ
ば、請求項1の効果に加えて、突起体により杭周囲に十
分な厚みの地盤固化材が確保され、硬化後は強固な支持
機能を恒久的に維持できる。
【0017】また請求項3及び4に記載の杭の埋設方法
によれば、硬化した地盤固化材を第1及び第2鍔部が拘
束するので、強固な支持機能を発揮する。特に請求項2
に記載の杭とした場合には、杭周囲に十分な厚さの地盤
固化材が確保され、その硬化後は、杭に作用する外力が
硬化した地盤固化材全体に均等に伝えられる。このた
め、物性の違いに起因する応力集中が起こり難く、強固
な支持機能を恒久的に維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる鋼管杭の一例を示す斜視説明図
である。
【図2】(a)は図1の縦断面図、(b)はフーチング
を鋼管杭基端部に取り付けた状態を示す模式図、(c)
は同図(a)におけるA部拡大図である。
【図3】図1の鋼管杭の第1の埋設方法を示す説明図で
あり、(a)はアースオーガを用いて縦孔を削孔する様
子、(b)は縦孔内の土壌をすべて純度の高いセメント
ミルクに置換した状態、(c)は同図(b)の縦孔に鋼
管杭を挿入する様子、(d)は鋼管杭が縦孔内に定着し
た状態をそれぞれ示す。
【図4】鋼管杭が縦孔中心に位置決めされ定着した状態
を示す説明図である。
【図5】図3(c)に示す杭先端部のセメントミルクの
流動状態を示す模式図である。
【図6】鋼管杭の第2の埋設方法を示す説明図であり、
(a)はドリリングバケットを用いて縦孔を削孔し安定
液を充満させた状態、(b)は縦孔に鋼管杭を挿入した
状態、(c)は挿入した鋼管杭の先端から地盤固化材を
注入する様子、(d)は縦孔と杭との間及び杭内部に地
盤固化材が充填された状態をそれぞれ示す。
【図7】本発明にかかる杭の他の実施形態の平面図及び
側面図であり、(a)は角柱型,(b)はH鋼型の杭を
それぞれ示す。
【図8】本発明にかかる杭の他の実施形態の平面図及び
側面図である。
【符号の説明】
1・・鋼管杭、2・・鋼管、3・・第1の鍔部、3a・
・翼部、3b・・鋼管取付辺、4・・第2の鍔部、4a
・・翼部、4b・・鋼管取付辺、5・・フーチング、6
・・スペーサー(突起体)、7・・アースオーガ(掘削
手段)、8・・縦孔、9・・スクリュー、10・・セメ
ントミルク(地盤固化材)、10a・・固化体、11・
・ドリリングバケット(掘削手段)、12・・縦孔、1
3・・縦孔内壁、14・・安定液、15・・トレミー
管、16・・セメントミルク(地盤固化材)、16a・
・固化体、S・・支持層。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−209323(JP,A) 特開 平6−280261(JP,A) 特開 平7−54338(JP,A) 特開 昭63−197718(JP,A) 特開 平8−209687(JP,A) 実開 昭51−148802(JP,U) 実開 昭55−101945(JP,U) 実開 昭53−125216(JP,U) 特公 平1−25848(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E02D 5/54 E02D 5/28 E02D 5/48 E02D 7/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管製筒状体の側面に、その筒状体中心
    軸に直交する水平面内で外方へ張り出す第1の鍔部を、
    筒状体全長にわたって多段に設けると共に、筒状体の中
    心軸上の貫通孔の一端又は両端に、中心軸方向に張り出
    す第2の鍔部を設け、 前記第1の鍔部を、地盤支持層に達する筒状体先端部で
    は筒状体の径に略等しい間隔で設け、中間部分では筒状
    体の径の略2倍の間隔で設け、更にフーチングを取り付
    ける基端部は重ねるように設けて成ることを特徴とする
  2. 【請求項2】 筒状体の基端部・中央部及び先端部の
    周面に、第1の鍔部より外方へ突出させた突起体を配設
    した請求項1記載の杭。
  3. 【請求項3】 掘削手段にて縦孔を削孔し、前記掘削手
    段の先端から地盤固化材を吐出しつつ、その地盤固化材
    と前記縦孔底部の土壌とを混練し、その混練した土壌を
    上昇させて前記縦孔内の土壌をすべて前記地盤固化材に
    置換した後、その縦孔に請求項1又は2に記載の杭を挿
    入することを特徴とする杭の埋設方法。
  4. 【請求項4】 掘削手段にて縦孔を削孔するとともに、
    その縦孔内壁の崩落を防止する安定液を縦孔内に充満さ
    せ、その縦孔に請求項1又は2に記載の杭を挿入した
    後、地盤固化材を前記杭の先端から流出させ、前記縦孔
    と杭との間に充填させていくことを特徴とする杭の埋設
    方法。
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