JP3438748B2 - サーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法 - Google Patents
サーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーボモータ制御装置
に設けられた発電制動(以下DBという)回路の異常を
検出するサーボ制御装置の発電制動異常検出回路に関す
る。 【0002】 【従来の技術】DB回路が異常になると、モータはフリ
ーラン停止する。本出願人の平成5年4月27日の特許
願(特願平5−101086、特開平6−31528
7)「サーボモータ制御方法」によると、緊急停止が指
示されたときのサーボモータ回転数より、緊急停止を受
けたサーボモータの惰走量を算出し、算出した惰走量内
でサーボモータが緊急停止しない場合にはDB回路異常
とみなしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが従来技術で
は、DB回路が異常になりフリーラン停止した時しか分
からないので、例えばDB回路に過電流が流れて、ダイ
オードや抵抗が破損しているという問題があった。そこ
で本発明は、DB回路が不動作になる前に異常を検出す
ることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、サーボモータの発電制動の異常を検出す
るサーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法におい
て、発電制動動作中に発電制動回路に流れる電流の位相
とその位相における電流の大きさを検出し、発電制動動
作期間あたりの発電制動回路の容量を演算し、前記電流
の大きさが最大電流を超えるかまたは前記容量が最大容
量を超えると前記発電制動回路の異常を検出する。 【0005】 【作用】上記手段により、DB動作中、DB回路に流れ
る電流、容量を確認しているので、過電流や過負荷によ
るDB回路の破損等を防ぐことができる。 【0006】 【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図1に示して
説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す図、図
2は動作を示すフローチャートである。図1において、
1はダイオードブリッジ、2はメインコンデンサ、3は
トランジスタ、4はマイクロコンピュータ、5はベース
ドライブ回路、6は電流検出回路、7はDB回路、8は
サーボモータである。1AはDB用リレー、1aはリレ
ー1Aの接点、RはDB用抵抗、Dはダイオード整流器
である。DB動作時マイクロコンピュータ4はベースド
ライブ回路5にトランジスタ3のシャ断指令を送出する
とともに、DB用リレー1Aを励磁させDB回路のリレ
ー1Aの接点1aを閉じさせる。モータ8のエネルギー
はダイオード整流器Dを経てDB抵抗Rで消費される。
以上のように構成されたサーボモータ制御装置のDB異
常検出回路で、その動作を図2のフローチャートを用い
て説明する。まずステップ1にて、DB動作状態かどう
か判別する。ステップ2ではDB停止動作中、DB電流
は図3のようにDB回路7に流れるので、電流の位相と
大きさよりDB回路に流れる電流iを検出する。例え
ば、図3において1から2の間ではU相の電流、2から
3の間では、W相の電流、3から4の間ではV相の電流
を採用する。これは各区間で最大の電流の大きさをもつ
相を選定するからである。ステップ3では、容量Pを次
式(1)により演算する。 P=∫i2 Rdt/ΔT〔W〕 (1) ただし、iはDB電流、RはDB抵抗、ΔTはDB動作
時間である。積分区間は前述の採用された電流に対応す
る区間をとる。次にステップ4では、DB電流が最大電
流imax を超えていないか判別する。超えていればDB
異常と判断し、超えていなければ次のステップへ移る。
最大電流imax はDB回路7のダイオードや抵抗が破損
しない電流値である。DB電流が最大電流を超えていな
い場合、すなわち、ステップ5では容量が最大容量P
max を超えていないか判断する。超えていれば、DB回
路異常と判断する。最大容量Pmax はDB回路の抵抗や
ダイオードの許容損失に設定すればよい。このようにし
てDB回路に異常な電流が流れていないかを確認する。 【0007】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、D
B回路動作中、DB回路に流れる電流、容量を確認して
いるので、過電流や、過負荷によるDB回路の破損等を
未然に防止することができる。
に設けられた発電制動(以下DBという)回路の異常を
検出するサーボ制御装置の発電制動異常検出回路に関す
る。 【0002】 【従来の技術】DB回路が異常になると、モータはフリ
ーラン停止する。本出願人の平成5年4月27日の特許
願(特願平5−101086、特開平6−31528
7)「サーボモータ制御方法」によると、緊急停止が指
示されたときのサーボモータ回転数より、緊急停止を受
けたサーボモータの惰走量を算出し、算出した惰走量内
でサーボモータが緊急停止しない場合にはDB回路異常
とみなしていた。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところが従来技術で
は、DB回路が異常になりフリーラン停止した時しか分
からないので、例えばDB回路に過電流が流れて、ダイ
オードや抵抗が破損しているという問題があった。そこ
で本発明は、DB回路が不動作になる前に異常を検出す
ることを目的とする。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、サーボモータの発電制動の異常を検出す
るサーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法におい
て、発電制動動作中に発電制動回路に流れる電流の位相
とその位相における電流の大きさを検出し、発電制動動
作期間あたりの発電制動回路の容量を演算し、前記電流
の大きさが最大電流を超えるかまたは前記容量が最大容
量を超えると前記発電制動回路の異常を検出する。 【0005】 【作用】上記手段により、DB動作中、DB回路に流れ
る電流、容量を確認しているので、過電流や過負荷によ
るDB回路の破損等を防ぐことができる。 【0006】 【実施例】以下、本発明の具体的実施例を図1に示して
説明する。図1は本発明の一実施例の構成を示す図、図
2は動作を示すフローチャートである。図1において、
1はダイオードブリッジ、2はメインコンデンサ、3は
トランジスタ、4はマイクロコンピュータ、5はベース
ドライブ回路、6は電流検出回路、7はDB回路、8は
サーボモータである。1AはDB用リレー、1aはリレ
ー1Aの接点、RはDB用抵抗、Dはダイオード整流器
である。DB動作時マイクロコンピュータ4はベースド
ライブ回路5にトランジスタ3のシャ断指令を送出する
とともに、DB用リレー1Aを励磁させDB回路のリレ
ー1Aの接点1aを閉じさせる。モータ8のエネルギー
はダイオード整流器Dを経てDB抵抗Rで消費される。
以上のように構成されたサーボモータ制御装置のDB異
常検出回路で、その動作を図2のフローチャートを用い
て説明する。まずステップ1にて、DB動作状態かどう
か判別する。ステップ2ではDB停止動作中、DB電流
は図3のようにDB回路7に流れるので、電流の位相と
大きさよりDB回路に流れる電流iを検出する。例え
ば、図3において1から2の間ではU相の電流、2から
3の間では、W相の電流、3から4の間ではV相の電流
を採用する。これは各区間で最大の電流の大きさをもつ
相を選定するからである。ステップ3では、容量Pを次
式(1)により演算する。 P=∫i2 Rdt/ΔT〔W〕 (1) ただし、iはDB電流、RはDB抵抗、ΔTはDB動作
時間である。積分区間は前述の採用された電流に対応す
る区間をとる。次にステップ4では、DB電流が最大電
流imax を超えていないか判別する。超えていればDB
異常と判断し、超えていなければ次のステップへ移る。
最大電流imax はDB回路7のダイオードや抵抗が破損
しない電流値である。DB電流が最大電流を超えていな
い場合、すなわち、ステップ5では容量が最大容量P
max を超えていないか判断する。超えていれば、DB回
路異常と判断する。最大容量Pmax はDB回路の抵抗や
ダイオードの許容損失に設定すればよい。このようにし
てDB回路に異常な電流が流れていないかを確認する。 【0007】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、D
B回路動作中、DB回路に流れる電流、容量を確認して
いるので、過電流や、過負荷によるDB回路の破損等を
未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成図である。
【図2】本発明の動作フローチャートを示す図である。
【図3】DB動作時の各相電流波形を示す図である。
【符号の説明】
1 ダイオードブリッジ
2 メインコンデンサ
3 パワートランジスタ
4 マイクロコンピュータ
5 ベースドライブ回路
6 電流検出回路
7 DB回路
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平2−197294(JP,A)
特開 平2−299486(JP,A)
特開 平6−315287(JP,A)
特開 平6−315288(JP,A)
特開 平7−20190(JP,A)
特開 平7−322663(JP,A)
特開 平8−9667(JP,A)
特開 平8−19269(JP,A)
特開 平8−29470(JP,A)
実開 昭60−79299(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H02H 7/08 - 7/097
H02P 3/00 - 3/26
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 サーボモータの発電制動の異常を検出す
るサーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法におい
て、発電制動動作中に発電制動回路に流れる電流の位相
とその位相における電流の大きさを検出し、発電制動動
作期間あたりの発電制動回路の容量を演算し、前記電流
の大きさが最大電流を超えるかまたは前記容量が最大容
量を超えると前記発電制動回路の異常を検出することを
特徴とするサーボモータ制御装置の発電制動異常検出方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18631394A JP3438748B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | サーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18631394A JP3438748B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | サーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0833195A JPH0833195A (ja) | 1996-02-02 |
JP3438748B2 true JP3438748B2 (ja) | 2003-08-18 |
Family
ID=16186152
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18631394A Expired - Fee Related JP3438748B2 (ja) | 1994-07-14 | 1994-07-14 | サーボモータ制御装置の発電制動異常検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3438748B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4526612B2 (ja) * | 1999-02-25 | 2010-08-18 | 三菱電機株式会社 | サーボ装置 |
CN101207349B (zh) | 2006-12-22 | 2014-05-07 | 海德堡印刷机械股份公司 | 用于印刷机的安全的电制动装置 |
JP4361116B2 (ja) | 2008-01-09 | 2009-11-11 | ファナック株式会社 | ダイナミックブレーキ回路故障検出機能を備えたモータ駆動装置 |
JP5980969B2 (ja) | 2015-01-29 | 2016-08-31 | ファナック株式会社 | ダイナミックブレーキ回路故障検出機能を備えたモータ駆動装置 |
JP6200461B2 (ja) | 2015-07-14 | 2017-09-20 | ファナック株式会社 | ダイナミックブレーキ回路を有するモータ駆動装置 |
JP6193937B2 (ja) | 2015-08-27 | 2017-09-06 | ファナック株式会社 | 分流器の故障を検出する機能を有するモータ駆動装置 |
CN109358288A (zh) * | 2018-12-17 | 2019-02-19 | 南京埃斯顿自动化股份有限公司 | 一种伺服动态制动电路的故障检测方法 |
CN110333403B (zh) * | 2019-06-10 | 2021-09-14 | 重庆智能机器人研究院 | 一种电磁抱闸的异常检测装置及方法 |
-
1994
- 1994-07-14 JP JP18631394A patent/JP3438748B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0833195A (ja) | 1996-02-02 |
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