JP3437986B2 - セミアクティブ制御用ダンパおよび制御システム - Google Patents

セミアクティブ制御用ダンパおよび制御システム

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JP3437986B2
JP3437986B2 JP24222594A JP24222594A JP3437986B2 JP 3437986 B2 JP3437986 B2 JP 3437986B2 JP 24222594 A JP24222594 A JP 24222594A JP 24222594 A JP24222594 A JP 24222594A JP 3437986 B2 JP3437986 B2 JP 3437986B2
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damping
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治彦 川崎
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2300/00Indexing codes relating to the type of vehicle
    • B60G2300/10Railway vehicles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2300/00Indexing codes relating to the type of vehicle
    • B60G2300/45Rolling frame vehicles

Landscapes

  • Vehicle Body Suspensions (AREA)
  • Fluid-Damping Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、鉄道車両の車体に発
生する横振れや地震発生時のビルディングの横振れ等を
制振するセミアクティブ制御用ダンパ、および当該ダン
パを使用した制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動車等にあっては、車体に生
じる上下振動を単に減衰して吸収するだけでは充分な乗
心地を得られないとの理由から、より一層の乗心地の向
上を図るために車体の挙動を検出して積極的に正しい姿
勢に補正する所謂アクティブ制御の減衰力可変ダンパが
用いられるようになってきた。
【0003】しかし、このようなアクティブ制御の減衰
力可変ダンパは、パワー源であるポンプや特殊の制御バ
ルブ類を必要とし、しかも、それらを制御するコントロ
ーラ自体も複雑となるので高価につくばかりか、パワー
源をもっているがために誤動作を起こした場合に却って
乗心地を害することになる。
【0004】そこで、昨今にあっては、パワー源を用い
ることなく車体振動の振幅や周波数に応動して減衰力制
御を行う所謂セミアクティブ制御の減衰力可変ダンパが
注目されるようになってきた。
【0005】このセミアクティブ制御の減衰力可変ダン
パは、ハード面およびソフト面の両面でシンプルなかた
ちになるので、運行上およびメンテナンスの上で使い易
いという利点を有する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、その反面、こ
のようなセミアクティブ制御の減衰力可変ダンパを例え
ば鉄道車両やビルディング等の横振れ防止用としてその
まま適用しようとした場合には、自動車と相違して制振
側のマスが極めて大きいために下記のような問題点を生
じる。
【0007】すなわち、振動発生側が制振側と同方向に
より速い速度で振れ動いたときにもダンパが動作して減
衰力を発生することから、振動発生側が制振側を押して
当該制振側の横振れを抑えることなく却って増長するよ
うに作用する。
【0008】また、そればかりでなく、何等かの理由で
減衰力の可変制御が不能になったときに制振側の慣性で
ダンパがストローク端まで急激に作動し、当該ストロー
ク端で大きな衝撃力を発生することになる。
【0009】したがって、この発明の目的は、鉄道車両
やビルディング等のような制振側のマスが極めて大きい
ものであっても、これを効果的に制振することのできる
セミアクティブ制御用ダンパ、および当該ダンパを使用
した制御システムを提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そして、上記した目的
は、この発明において、振動発生側と制振側との間に介
装されるストロークセンシングシリンダと、このストロ
ークセンシングシリンダのヘッド側室からロッド側室に
向う作動流体の流れのみを許容する流路と、サクション
バルブを通してヘッド側室に通じるリザーバと、ストロ
ークセンシングシリンダのロッド側室をリザーバに接続
する減衰力制御回路とを備え、当該減衰力制御回路に複
数の減衰力発生要素と緊急時用の減衰力発生要素および
アンロードバルブをそれぞれ並列に配置し、かつ、上記
複数の減衰力発生要素のうちの所定の減衰力発生要素に
開閉バルブを直列に介装し、当該開閉バルブのオン・オ
フ制御により上記複数の減衰力発生要素の使用を選択す
ると共に、緊急時用の減衰力発生要素とアンロードバル
ブの上流側には切換バルブを介装して、当該切換バルブ
のオン・オフ制御により緊急時用の減衰力発生要素とア
ンロードバルブの使用を選択するようにしたセミアクテ
ィブ制御用ダンパを用い、制御系の電源オン或いはスタ
ンバイ信号によって減衰力制御回路の切換バルブをアン
ロードバルブの選択位置に切り換える一方、ストローク
センシングシリンダで検出したダンパ信号と制振側の振
動状態を検知する検知手段からの制振側の速度信号に基
づいて、コンピュータにより減衰力制御回路の開閉バル
ブとアンロードバルブをそれぞれオン・オフ制御するこ
とによって達成される。
【0011】
【作 用】すなわち、上記した構成をとったことによ
り、ダンパ本体を構成するストロークセンシングシリン
ダは、ヘッド側室からロッド側室に向う作動流体の流れ
のみを許容する流路とサクションバルブの働きによっ
て、伸長および圧縮動作の何れにあっても、ロッド側室
の作動流体を減衰力制御回路からリザーバを通して循環
させる一方向流れのダンパとして作用する。
【0012】これにより、ストロークセンシングシリン
ダのピストンとピストンロッドの断面積比を2:1にと
ることにより、当該ストロークセンシングシリンダの伸
縮動作に伴って減衰力制御回路に押し出されてくる作動
流体の流量は、伸長側と圧縮側とで同じとなる 一方、セミアクティブ制御用ダンパにおける減衰力制御
回路の切換バルブは、使用開始と同時に電源オン或いは
制御スタンバイ信号でアンロードバルブを選択するオン
の位置に切り換えられる。
【0013】また、制振側の振れ方向に対応してストロ
ークセンシングシリンダが伸縮動作する通常の横振れ発
生時にあっては、当該ストロークセンシングシリンダか
らのダンパ信号と検知手段からの制振側の速度信号に基
づいて、コンピュータがアンロードバルブをオフの位置
に保つ。
【0014】かくして、コンピュータは、上記ストロー
クセンシングシリンダからのダンパ信号と検知手段から
の制振側の速度信号に基づいて開閉バルブのオン・オフ
操作の可否を判断し、減衰力発生要素の一部をオン・オ
フ制御することで減衰力制御回路の発生減衰力を制御し
て制振側の横振れを効果的に制振する。
【0015】しかも、上記において、ストロークセンシ
ングシリンダが作動端に達するような事態が生じると、
当該ストロークセンシングシリンダからのダンパ信号に
よってこれをコンピュータが判断し、開閉バルブをオン
・オフ制御して減衰力制御回路の発生減衰力を最大の状
態にすることにより、ストロークセンシングシリンダの
作動端での衝撃を緩和する。
【0016】それに対して、上記の制振作用時に振動発
生側が制振側と同方向により速い速度で振れたとする
と、ストロークセンシングシリンダの動作方向が逆転し
て振動発生側の振れが制振側の振れを増長するように作
用する。
【0017】しかし、この場合には、コンピュータが、
上記ストロークセンシングシリンダからのダンパ信号と
検知手段からの制振側の速度信号によりこれを判断して
アンロードバルブをオンの位置に切り換え、減衰力制御
回路をバイパス状態にして振動発生側の振れにより制振
側の横振れがさらに増長されるのを防止する。
【0018】また、異常事態の発生や電源のオフによる
制御不能時にあっては、切換バルブが減衰力発生要素の
一部を選択するオフの位置に自動的に復帰し、そのよう
な事態の発生に際しても、緊急用の減衰力発生要素を働
かせて所定の減衰力の発生を確保し、制振側の横振れを
制振することになるのである。
【0019】
【実施例】以下、添付図面に基づいてこの発明の実施例
を説明するに当り、ここでは説明の便宜上から、当該発
明を鉄道車両の横振れ制振用に適用した場合を例にとっ
て説明することにする。
【0020】図1において、振動発生側である台車1と
制振側である車体2の間には、この発明によるセミアク
ティブ制御用ダンパ3と通常のダンパ4(これも、この
発明によるセミアクティブ制御用ダンパで構成してもよ
い)が互いに対向して水平に配置してある。
【0021】また、制振側の車体2には、当該車体2の
振動状態を検知する加速度計或いは速度計等からなる検
知器5が設けてある。
【0022】上記セミアクティブ制御用ダンパ3は、図
2に示すように、ストロークセンシングシリンダ6とリ
ザーバ7および減衰力制御回路8とからなっている。
【0023】ストロークセンシングシリンダ6は、シリ
ンダ9の内部を摺動自在のピストン10でヘッド側室1
1とロッド側室12とに区画し、かつ、ピストン10か
らは外部に向ってピストンロッド13が延びている。
【0024】ピスドンロッド13には、多数のスケール
メモリ14が等間隔で一列に埋め込んであり、これらス
ケールメモリ14と対向してシリンダ9に変位センサ1
5を取り付けてある。
【0025】ヘッド側室11は、サクションバルブ16
をもつ吸込流路17を通してリザーバ7に通じており、
また、ヘッド側室11とロッド側室12は、ピストン1
0に設けたチェックバルブ18をもつ流路19で連通し
ている。
【0026】上記チェックバルブ18は、ヘッド側室1
1からロッド側室12に向う作動流体の流れのみを許容
するように配設してあり、かつ、ロッド側室12がフィ
ルタ20から減衰力制御回路8を通してリザーバ7に通
じている。
【0027】減衰力制御回路8は、並列に接続した減衰
力発生要素である高圧リリーフバルブ21と絞り22、
開閉バルブ23でオン・オフ制御される絞り24、緊急
時用の減衰力発生要素である低圧リリーフバルブ27と
絞り28、および常閉のアンロードバルブ29を備えて
いる。
【0028】また、減衰力制御回路8には、上記低圧リ
リーフバルブ27と絞り28、およびアンロードバルブ
29の流路を選択的に断続する切換バルブ30が直列に
配置してあり、この切換バルブ30を通して低圧リリー
フバルブ27と絞り28およびアンロードバルブ29を
選択的に並列接続するようになっていると共に、当該切
換バルブ30は、使用開始と同時にオンの位置に切り換
えられてアンロードバルブ29を選択するように構成し
てある。
【0029】以上により、台車1の横振れによって車体
2に横方向への振れが生じ、これら台車1と車体2の間
に相対変位が生じたとすると、当該台車1と車体2の振
れ方向に対応してこれら台車1と車体2との間に介装し
たストロークセンシングシリンダ6が伸縮動作する。
【0030】ストロークセンシングシリンダ6が伸長動
作すると、リザーバ7内の作動流体をサクションバルブ
16から吸込流路17を通してヘッド側室11に吸い込
みつつ、ピストン10に設けたチェックバルブ18を閉
じてロッド側室12内の作動流体を減衰力制御回路8に
向いフィルタ20を通して押し出す。
【0031】反対に、ストロークセンシングシリンダ6
が圧縮動作した場合には、サクションバルブ16が閉じ
てヘッド側室11内の作動流体をピストン10に設けた
流路19からチェックバルブ18を開いてロッド側室1
2に流し、ロッド側室12からピストンロッド13の侵
入体積分に相当する量の作動流体をフィルタ20を通し
て減衰力制御回路8に押し出す。
【0032】それ故に、減衰力制御回路8に向って押し
出される作動流体の流量は、シリンダ9の断面積をA,
ピストンロッド13の断面積をa,ストロークセンシン
グシリンダ6のストロークをLとすると、伸長動作時に
は「(A−a)×L」また圧縮動作時には「a×L」と
なる。
【0033】このことから、シリンダ9の断面積Aとピ
ストンロッド13の断面積aとの比を「A:a=2:
1」に選ぶことによって、伸長動作時と圧縮動作時に減
衰力制御回路8に向って押し出される作動流体の流量を
同じにもできるし、また、上記の比を変えることによっ
て流量比を任意に選定することもできる。
【0034】上記と並行して、減衰力制御回路8におけ
るの切換バルブ30は、使用開始と同時に電源オン或い
は制御スタンバイ信号でコンピュータ32からバルブド
ライバ回路34を通して出力される切換信号Zでアンロ
ードバルブ29を選択するオンの位置に切り換えられ
る。
【0035】一方、ストロークセンシングシリンダ6に
設けた変位センサ15は、ピストンロッド13のスケー
ルメモリ14と協同してシリンダ9とピストンロッド1
3の相対変位をディジタルのダンパ信号Sとして検出す
る。
【0036】上記したダンパ信号Sは、コンピュータ信
号変換用のセンサ信号処理回路31でプラスのダンパ変
位信号W1(伸長側)とマイナスのダンパ変位信号W2
(圧縮側)、およびこれらダンパ変位信号W1,W2に
基づいて算出したプラスのダンパ速度信号V1(伸長
側)とナイナスのダンパ速度信号V2(圧縮側)に処理
されたのちコンピュータ32に入力される。
【0037】また、車体2に設けた検知器5は、図1に
示すように、当該車体2の振れを車体信号Tとして検出
し、この車体信号Tもまた、コンピュータ信号変換用の
処理回路33でプラスの車体速度信号U1(左方の振
れ)とマイナスの車体速度信号U2(右側への振れ)に
処理されたのちにコンピュータ32に入力される。
【0038】なお、検知器5が速度計である場合には、
上記のようにして処理回路33によりプラスの車体速度
信号U1とマイナスの車体速度信号U2に処理される
が、加速度計であった場合には、処理回路33で加速度
を一旦速度に変換してからプラスの車体速度信号U1と
マイナスの車体速度信号U2に処理される。
【0039】再び図2に戻って、コンピュータ32は、
車体2側の検知器5から送られてくる車体速度信号U
1,U2と、ストロークセンシングシリンダ6から送ら
れてくるダンパ速度信号V1,V2とダンパ変位信号W
1,W2とに基づいて制御論理を演算する。
【0040】この場合、ダンパ速度信号V1,V2と車
体速度信号U1,U2は、振動発生側の台車1と制振側
の車体2のそれぞれの振れ方向と、併せて、それに伴う
ストロークセンシングシリンダ6の伸縮速度を表わす信
号としてコンピュータ32により判断され、また、ダン
パ変位信号W1,W2は、ストロークセンシングシリン
ダ6の伸縮位置を表わす信号としてコンピュータ32に
より判断される。
【0041】これにより、コンピュータ32は、上記し
た各信号に基づいて制御論理を演算し、バルブドライバ
回路34を通してその結果を切換信号X,Yとして出力
し、これら切換信号X,Yにより開閉バルブ23とアン
ロードバルブ29をオン・オフ制御する。
【0042】かくして、上記したセミアクティブ制御用
のダンパシステムは以下のようにして動作する。
【0043】[制御動作開始時]電源或いは制御スタ
ンバイのオン操作でコンピュータ32から切換バルブ3
0に切換信号Zが出力され、当該切換バルブ30をオン
の位置にしてアンロードバルブ29を選択する側(図2
で下側ポジション)に切り換える。
【0044】そして、この状態は、電源或いは制御スタ
ンバイを切り換えてオフにしない限り、或いは、異常事
態の発生によってそれらがオフにならない限りそのまま
の状態に保たれる。
【0045】[車体2が左側に振れた時]上記の状態
において、走行中に車体2が左側に振れたとすると、検
知器5から処理回路33を通してプラスの車体速度信号
U1がコンピュータ32に入力される。
【0046】ここで、台車1が車体2よりも遅い速度で
左側に振れているか、或いは、車体2とは逆に右側に振
れたとすると、ストロークセンシングシリンダ6は伸長
側に動作して内部の作動流体を減衰力制御回路8に押し
出す。
【0047】そして、変位センサ15からは、センサ信
号処理回路31を通してコンピュータ32にプラスのダ
ンパ変位信号W1と同じくプラスのダンパ速度信号V1
が入力される。
【0048】これにより、コンピュータ32は、これら
検知器5からのプラスの車体速度信号U1と変位センサ
15からのプラスのダンパ変位信号W1とに基づいて車
体2が左側に振れかつストロークセンシングシリンダ6
が伸長側に動作していることを判断し、切換信号Yを発
することなくアンロードバルブ25をオフの位置に保
つ。
【0049】また、上記と併せて、コンピュータ32
は、変位センサ15からのプラスのダンパ速度信号V1
と検知器5からのプラスの車体速度信号U1に基づいて
そのときのストロークセンシングシリンダ6の伸長速度
を判定する。
【0050】そして、この伸長速度から最適値に最も近
い減衰力値を演算してこれに合うように開閉バルブ23
に対する切換信号Xの出力をオン・オフ制御し、減衰力
制御回路8の発生減衰力を制御して車体2の左方への横
振れを効果的に抑える。
【0051】すなわち、高減衰力を必要としない場合に
は、コンピュータ32から開閉バルブ23に切換信号X
を送って当該開閉バルブ23をオンの位置(図2で下側
ポジション)に切り換える。
【0052】これにより、ストロークセンシングシリン
ダ6から減衰力制御回路8に押し出された作動流体は絞
り22,24を通してリザーバ7に流れ、減衰力制御回
路8は低減衰力を発生して車体2の横振れを抑える。
【0053】それに対して、高減衰力を必要とする場合
には、コンピュータ32から切換信号Xを出力すること
なく開閉バルブ23をオフの位置(図2で上側ポジショ
ン)に保つ。
【0054】したがって、この場合には、ストロークセ
ンシングシリンダ6から減衰力制御回路8に押し出され
た作動流体が、高圧リリーフバルブ21の制御下で絞り
22のみを通してリザーバ7に流れ、減衰力制御回路8
は高減衰力を発生して車体2の横振れを抑える。
【0055】しかも、上記において、ストロークセンシ
ングシリンダ6が伸長端に達するような事態が生じた場
合には、変位センサ15からのプラスのダンパ変位信号
W1に基づいてこれをコンピュータ32が判断する。
【0056】そして、伸長端近傍に達した時点から切換
信号Xを出力することなく或いはそれを断って開閉バル
ブを23をオフの位置にし、減衰力制御回路8の発生減
衰力を最大値に保って伸長端での衝撃を緩和する。
【0057】このようにして、減衰力制御回路8は、ス
トロークセンシングシリンダ6の伸長速度の大小に応じ
て低減衰力と高減衰力を発生しつつ車体2の振れを効果
的に抑えて少なくするのである。
【0058】また、車体2が左側に振れているときに、
例えば、台車1がレールの狂い等によって車体2の左方
への横振れ速度よりも速い速度で左方に振れたとする
と、ストロークセンシングシリンダ6が圧縮動作して当
該ストロークセンシングシリンダ6のヘッド側室11に
も減衰力制御回路8の発生減衰力に応じた流体圧力が発
生する。
【0059】このヘッド側室11に発生した流体圧力
は、ピストンロッド13の存在によって生じるヘッド側
室11とロッド側室12の受圧面積差によりストローク
センシングシリンダ6を伸長方向に押す力として作用
し、車体2をさらに大きく左方に振ることになるので当
該流体圧力を生じないようにする必要がある。
【0060】そこで、この場合には、検知器5からコン
ピュータ32に送られてくるプラスの車体速度信号U1
とストロークセンシングシリンダ6の圧縮動作によって
変位センサ15から送られてくるマイナスのダンパ速度
信号V2に基づき、これをコンピュータ32が判断して
アンロードバルブ29に切換信号Yを出力する。
【0061】これにより、アンロードバルブ29がオン
の位置(図2で下側ポジション)に切り換えられて減衰
力制御回路8がアンロード状態となり、ヘッド側室11
の作動流体がピストン10のチェックバルブ18からロ
ッド側室12およびアンロード状態となった減衰力制御
回路8を通してリザーバ7に逃げる。
【0062】したがって、ストロークセンシングシリン
ダ6のヘッド側室11には流体圧力が発生しないことに
なるので、当該ストロークセンシングシリンダ6が車体
2をさらに大きく左方に振るのを阻止する。
【0063】[車体2が右側に振れた時]上記とは反
対に車体2が右側に振れたとすると、検知器5からマイ
ナスの車体速度信号U2がコンピュータ32に入力され
る。
【0064】ここで、台車1が車体2よりも遅い速度で
左側に振れているか、或いは、車体2とは逆に左側に振
れたとすると、ストロークセンシングシリンダ6は吸込
流路17のチェックバルブ16を閉じつつ圧縮側に動作
して、ヘッド側室11内の作動流体を流路19からロッ
ド側室12を通して減衰力制御回路8に押し出す。
【0065】そして、変位センサ15からは、マイナス
のダンパ速度信号V2とマイナスのダンパ変位信号W2
がコンピュータ32に入力される。
【0066】コンピュータ32は、検知器5から送られ
てくるマイナスの車体速度信号U2と変位センサ15か
らのマイナスのダンパ速度信号V2とに基づき、車体2
が右側に振れ、かつ、ストロークセンシングシリンダ6
が圧縮側に動作していることを判断し、切換信号Yを発
することなくアンロードバルブ25をオフの位置に保
つ。
【0067】一方、コンピュータ32は、先の車体2が
左側に振れた場合と同様に、変位センサ15からのマイ
ナスのダンパ速度信号V2と検知器5からのマイナスの
車体速度信号U2に基づいて最適値に最も近い減衰力値
を演算し、これに合うように開閉バルブ23に対する切
換信号Xの出力をオン・オフ制御して減衰力制御回路8
の発生減衰力を制御し、車体2の右方への横振れを効果
的に抑える。
【0068】すなわち、高減衰力を必要としない場合に
は、コンピュータ32から開閉バルブ23に切換信号X
を送って当該開閉バルブ23をオンの位置に切り換え、
減衰力制御回路8に押し出されてきた作動流体を絞り2
2,24からリザーバ7に流し、低減衰力を発生して車
体2の横振れを抑える。
【0069】それに対して、高減衰力を必要とする場合
には、コンピュータ32から切換信号Xを出力すること
なく開閉バルブ23をオフの位置に保ち、減衰力制御回
路8に押し出されてきた作動流体を高圧リリーフバルブ
21の制御下で絞り22のみを通してリザーバ7に流
し、高減衰力を発生して車体2の横振れを抑える。
【0070】しかも、上記にあっても、ストロークセン
シングシリンダ6が圧縮端に達するような事態が生じる
と、変位センサ15からのナイナスのダンパ変位信号W
2に基づいてこれをコンピュータ32が判断し、圧縮端
近傍に達した時点から開閉バルブを23をオフの位置に
して減衰力制御回路8の発生減衰力を最大値に保ち、ス
トロークセンシングシリンダ6の圧縮端での衝撃を緩和
する。
【0071】このようにして、減衰力制御回路8は、ス
トロークセンシングシリンダ6の圧縮速度の大小に応じ
て低減衰力と高減衰力を発生しつつ車体2の振れを効果
的に抑えて少なくする。
【0072】また、上記においても、台車1がレールの
狂い等により車体2の右方への横振れ速度よりも速い速
度で右方に振れたとすると、ストロークセンシングシリ
ンダ6は伸長動作してロッド側室12に減衰力制御回路
8の発生減衰力に応じた流体圧力が発生する。
【0073】このロッド側室12に発生した流体圧力
は、ストロークセンシングシリンダ6を圧縮方向に押す
力として作用し、車体2の右方への振れを増長すること
になるので当該流体圧力を生じないようにする必要があ
る。
【0074】しかし、この場合にあっても、車体2は右
方に振れ動いているために、検知器5からコンピュータ
32に送られてくるマイナスの車体速度信号U2とスト
ロークセンシングシリンダ6の伸長動作により変位セン
サ15から送られてくるプラスのダンパ速度信号V1に
基づき、コンピュータ32がアンロードバルブ29に切
換信号Yを出力する。
【0075】そして、この切換信号Yによりアンロード
バルブ29をオンの位置に切り換えて減衰力制御回路8
をアンロード状態にし、ロッド側室12の作動流体をリ
ザーバ7に逃がして車体2がさらに大きく右方に振られ
るのを阻止する。
【0076】[電源のオフや異常事態の発生による制
御不能時]この場合にあっても、車体2の左右方向への
振れに伴ってストロークセンシングシリンダ6が伸縮動
作を繰り返すことになるので、当該ストロークセンシン
グシリンダ6から減衰力制御回路8に向って作動流体が
押し出される。
【0077】しかし、電源のオフ時にあっては、それと
同時にコンピュータ32からの切換信号X,Y,Zも断
たれることになるので、開閉バルブ23とアンロードバ
ルブ29および切換バルブ30が自動的に図2のオフの
位置に切り換わる。
【0078】これにより、ストロークセンシングシリン
ダ6から減衰力制御回路8に押し出されてきた作動流体
は絞り22,28を通してリザーバ7に流れ、絞り28
と低圧リリーフバルブ27の働きによって所定の減衰力
を発生しつつ通常のダンパとして動作し、車体2の左右
方向への振れを制振する。
【0079】また、制御時において、例えば、制御系に
異常事態が発生してアンロードバルブ29がオンの状態
に切り換わったり、或いはアンロードバルブ29がオン
の位置からオフの位置に復帰できなくなったとする。
【0080】しかし、この場合にあっても、アンロード
バルブ29は切換バルブ30と直列状態を保って減衰力
制御回路8に介装されおり、しかも、制御系の異常時に
は自動的に切換バルブ30がオフの位置状態に戻る。
【0081】したがって、切換バルブ30が低圧リリー
フバルブ27と絞り28を選択することになるので、減
衰力制御回路8がアンロード状態になることなく低圧リ
リーフバルブ27と絞り28で減衰力を確保する。
【0082】図3は、図2の変形例を示すもので、この
実施例にあっては絞り22を開閉バルブ23と絞り24
の間に結んである。
【0083】このものによっても、開閉バルブ23がオ
フの位置にあるときには、ストロークセンシングシリン
ダ6から押し出された作動流体が絞り22から絞り24
を通して直列に流れる。
【0084】一方、開閉バルブ23がオンの位置に切り
換わると、絞り22を通る流路と並列に開閉バルブ23
を通るバイパス流路がかたちづくられ、当該バイパス流
路によって絞り22の前後の作動流体圧力が同圧になる
ために、ストロークセンシングシリンダ6から押し出さ
れた作動流体は開閉バルブ23と絞り24を通して流れ
る。
【0085】その結果、図2の実施例の場合と同様に、
開閉バルブ23のオン・オフ制御によって減衰力制御回
路8での発生減衰力を高低に切り換えることができる。
【0086】図4は、この発明の他の実施例を示すもの
であって、当該実施例にあっては、先の図2の実施例に
おける減衰力制御回路8に開閉バルブ23と絞り24と
同様の開閉バルブ25と絞り26をさらに付け加えて並
列に介装してある。
【0087】これにより、前述の図2の場合と同様にし
て、車体2側の検知器5からの車体速度信号U1,U2
と変位センサ15からのダンパ速度信号V1,V2とに
基づいてコンピュータ32により開閉バルブ23,25
を選択的に或いは併せて切換制御することにより、減衰
力制御回路8での発生減衰力を多段に切り換えてきめ細
かい制御を行うことが可能になる。
【0088】なお、上記開閉バルブ25と絞り26は、
図示するまでもなく図3の実施例にもそのまま適用し得
ることは勿論であり、かつ、このような開閉バルブと絞
りを同様にしてさらに多段に設けてやることにより、よ
りきめ細かい制御を行い得ることは言うまでもない。
【0089】また、上記した各実施例にあっては、スト
ロークセンシングシリンダ6としてスケールメモリ14
をピストンロッド13に直に埋め込んで設け、かつ、チ
ェックバルブ18をもつ流路19をピストン10に内蔵
した場合を例にとって説明してきたが、これらは、スト
ロークセンシングシリンダ6に外装して設けても何等差
し支えはない。
【0090】さらに、これまでの実施例にあっては、鉄
道車両にこの発明を適用した場合を例にとって説明して
きたが、これをビルディングの制振装置に適用して地震
や強風により発生する振動を制振することもできるのは
勿論である。
【0091】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1の発明によ
れば、制振器であるダンパ本体としてストロークセンシ
ングシリンダを用いたことにより、当該ストロークセン
シングシリンダからのダンパ信号を用いて減衰力制御回
路の発生減衰力を直接制御することができ、したがっ
て、減衰力制御回路の発生減衰力を常に適切に制御して
効果的に制振側の振動を抑えることができる。
【0092】また、減衰力発生要素の一つとアンロード
バルブの使用を選択する切換バルブを用い、制御時にこ
の切換バルブをオンの位置に切り換えてアンロードバル
ブを選択するようにしてやることにより、振動発生側が
制振側と同方向により速い速度で振れて制振側の振れを
増長するような事態が生じたとしても、そのときにはア
ンロードバルブをオンの位置に切り換えて減衰力制御回
路をアンロード状態にしてやることにより、振動発生側
の振れによって制振側の振れが増長されるのを防止する
ことができる。
【0093】しかも、上記アンロードバルブと切換バル
ブは減衰力制御回路に対して直列に介装してあるので、
制御系の異常事態による電源オフやアンロードバルブの
オフ位置への復帰ができなくなったような場合にあって
も、上記切換バルブをオフの位置に切り換えて緊急時用
の減衰力発生要素を選択してやることにより、減衰力制
御回路の発生減衰力を当該緊急時用の減衰力発生要素で
確保してフェイルセーフ効果を発揮することができる。
【0094】請求項2の発明によれば、ストロークセン
シングシリンダからのダンパ変位信号とダンパ速度信
号、および制振側に設けた検知手段からの制振側の速度
信号とを用いてコンピュータにより減衰力制御回路の開
閉バルブとアンロードバルブとを切換制御するようにし
たことにより、上記した効果を適切にかつ自動的に発揮
することが可能になるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるセミアクティブ制御用ダンパシ
ステムの一実施例を示すブロック図である。
【図2】同上のダンパシステムに使用するセミアクティ
ブ制御用ダンパの構成例を示す回路図である。
【図3】同上の変形例を示す回路図である。
【図4】同じく、他の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 振動発生側である台車 2 制振側である車体 3 セミアクティブ制御用ダンパ 5 制振側速度の検出手段である検知器 6 ストロークセンシングシリンダ 7 リザーバ 8 減衰力制御回路 11 ヘッド側室 12 ロッド側室 14 スケールメモリ 15 変位センサ 16 サクションバルブ 17 吸込通路 18 チェックバルブ 19 流路 21 減衰力発生要素である高圧リリーフバルブ 22,24,26,28 減衰力発生要素である絞り 23,25 開閉バルブ 27 減衰力発生要素である低圧リリーフバルブ 29 アンロードバルブ 30 切換バルブ 31 センサ信号処理回路 32 コンピュータ 33 処理回路 34 バルブドライバ回路 S ダンパ信号 T 制振側の横振れ信号 U1,U2 制振側の速度信号 V1,V2 ダンパの速度信号 W1,W2 ダンパの変位信号 X 開閉バルブに対する切換信号 Y アンロードバルブに対する切換信号 Z 切換バルブに対する切換信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 俊明 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界 貿易センタービル カヤバ工業株式会社 内 (72)発明者 中里 雅一 東京都港区浜松町二丁目4番1号 世界 貿易センタービル カヤバ工業株式会社 内 (56)参考文献 特開 昭62−34809(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 9/00 - 9/58 F16F 15/00 - 15/32 B60G 1/00 - 25/00 E04H 9/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動発生側と制振側との間に介装される
    ストロークセンシングシリンダと、このストロークセン
    シングシリンダのヘッド側室からロッド側室に向う作動
    流体の流れのみを許容する流路と、サクションバルブを
    通してヘッド側室に通じるリザーバと、ストロークセン
    シングシリンダのロッド側室をリザーバに接続する減衰
    力制御回路とを備え、当該減衰力制御回路に複数の減衰
    力発生要素と緊急時用の減衰力発生要素およびアンロー
    ドバルブをそれぞれ並列に配置し、かつ、上記複数の減
    衰力発生要素のうちの所定の減衰力発生要素に開閉バル
    ブを直列に介装し、当該開閉バルブのオン・オフ操作に
    より上記複数の減衰力発生要素の使用を選択すると共
    に、緊急時用の減衰力発生要素とアンロードバルブの上
    流側には切換バルブを介装して、当該切換バルブのオン
    ・オフ操作により緊急時用の減衰力発生要素とアンロー
    ドバルブの使用を選択することを特徴とするセミアクテ
    ィブ制御用ダンパ。
  2. 【請求項2】 振動発生側と制振側との間に介装される
    ストロークセンシングシリンダと、このストロークセン
    シングシリンダのヘッド側室からロッド側室に向う作動
    流体の流れのみを許容する流路と、サクションバルブを
    通してヘッド側室に通じるリザーバと、ストロークセン
    シングシリンダのロッド側室をリザーバに接続する減衰
    力制御回路とを備え、当該減衰力制御回路に複数の減衰
    力発生要素と緊急時用の減衰力発生要素およびアンロー
    ドバルブをそれぞれ並列に配置し、かつ、上記複数の減
    衰力発生要素のうちの所定の減衰力発生要素に開閉バル
    ブを直列に介装し、当該開閉バルブのオン・オフ制御に
    より上記複数の減衰力発生要素の使用を選択すると共
    に、緊急時用の減衰力発生要素とアンロードバルブの上
    流側には切換バルブを介装して、当該切換バルブのオン
    ・オフ制御により緊急時用の減衰力発生要素とアンロー
    ドバルブの使用を選択するようにしたセミアクティブ制
    御用ダンパを用い、制御系の電源オン或いはスタンバイ
    信号によって減衰力制御回路の切換バルブをアンロード
    バルブの選択位置に切り換える一方、ストロークセンシ
    ングシリンダで検出したダンパ信号と制振側の振動状態
    を検知する検知手段からの制振側の速度信号とに基づい
    て、コンピュータにより減衰力制御回路の開閉バルブと
    アンロードバルブをそれぞれオン・オフ制御することを
    特徴とするセミアクティブ制御用ダンパシステム。
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