JP3437924B2 - シングルレバー式湯水混合栓 - Google Patents

シングルレバー式湯水混合栓

Info

Publication number
JP3437924B2
JP3437924B2 JP05604798A JP5604798A JP3437924B2 JP 3437924 B2 JP3437924 B2 JP 3437924B2 JP 05604798 A JP05604798 A JP 05604798A JP 5604798 A JP5604798 A JP 5604798A JP 3437924 B2 JP3437924 B2 JP 3437924B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
lever
width
hot water
hot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP05604798A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11241380A (ja
Inventor
明 西岡
Original Assignee
株式会社三栄水栓製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社三栄水栓製作所 filed Critical 株式会社三栄水栓製作所
Priority to JP05604798A priority Critical patent/JP3437924B2/ja
Publication of JPH11241380A publication Critical patent/JPH11241380A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3437924B2 publication Critical patent/JP3437924B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Mechanically-Actuated Valves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シングルレバー式
湯水混合栓に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように、従来よりシングルレ
バー式湯水混合栓10の操作レバー11には、その左右
両側にそれぞれ湯および水を表わす赤および青に着色さ
れた表示部分12を形成している。使用者はこの表示部
分12を見ることで、操作レバー11を左右何れの方向
に回動させると混合水の温度を上げたり下げたりできる
のかを明確に知ることができる。つまり、混合水の温度
の変更を容易に行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した操
作レバー11の表示部分12はそれぞれの色の塗料を例
えばシルク印刷することで形成しているが、シルク印刷
を複雑な曲面に施すことは困難であるから、操作レバー
11の表示部分12を平面にする必要があり、操作レバ
ー11の形状がどうしても平面的にならざるを得なかっ
た。また、印刷により塗布された塗料は使用により擦れ
て薄くなりやがて消えるなどして、表示部分としての用
をなさないこともあった。
【0004】さらに、製作時にはシルク印刷のための特
別な工程を加えたり、印刷用の治具を取りそろえる必要
があり、製作コストの引き上げの原因にもなっていた。
シルク印刷を表示部分12の形状に合わせて形成するこ
とは極めて高度な技術を要することであり、印刷不良や
はみ出しが生じることもあった。
【0005】また、表示部分12をシールによって形成
することも考えられるが、その場合位置ずれが生じた
り、使用途中に剥がれてしまうこともあった。加えて、
シールによる表示部分12も平面である必要があるの
で、操作レバー11の形状が平面的になざるをえず、と
りわけ目が不自由な人には無用の長物であった。
【0006】本発明はこのような実情を考慮に入れてな
されたものであって、高度なデザインの曲面であっても
形成できると共に均一な品質を得ることができ製造コス
トを引き下げることができる表示部分を有するシングル
レバー式湯水混合栓を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のシン
グルレバー式湯水混合栓は、湯または水を表わす色に着
色されると共に立体的に成形された合成樹脂からなり、
操作レバーの三次曲面を備える上面部の左右両側にレバ
ーの長手方向に長く設けた二つの取付け部にそれぞれ挿
入される、このレバーの上面部の三次曲面に沿う曲面を
備えた二つのチップを設け、前記取付け部の開放端部に
は取付け部の幅よりも広い幅を有する段部を形成すると
共に、前記チップは前記取付け部の開放端部の段部の幅
と略同じ幅を有する上面部と、この上面部から垂下する
側面部と、この側面部に、前記取付け部の幅と略等しく
して垂直に設けられたリブとから構成されている。
【0008】上述のシングルレバー式湯水混合栓は、着
色された樹脂のチップによって湯側と水側を表示するの
で、チップの形状を任意に立体的に形成することができ
る。したがって、チップによる表示部をシングルレバー
の形状に合わせて任意に変形できるので、高度なデザイ
ンを可能とする。また、チップは型により別途成形され
るのでその形を均一にすることができ、製品によるばら
つきをなくすことができる。
【0009】また、前記湯を表わす色に着色されるチッ
プの表面に凸部を設けた場合には、使用者は暗闇であっ
ても、目が不自由な人であっても、湯側がどちら側であ
るかを知ることができ、使い勝手が良くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜7は本発明のシングルレバ
ー式湯水混合栓1の一例を示す全体図であり、これらの
図において、湯水混合栓1は例えばシンクSの近傍に配
設されるものであり、給湯管Bおよび給水管Wから供給
される湯および水を適宜混合する混合栓本体2と、混合
水Mを吐出する吐水口3と、混合栓本体2を操作する操
作レバー4とを有する。操作レバー4は矢印H,Cに示
す左右回動によって混合水Mの温度を調節し、上下回動
によって混合水Mの吐出量を調節する。
【0011】操作レバー4の上面部には、その左右両側
に予め例えば赤および青(湯および水を表わす色)に着
色された合成樹脂を成形してなるチップ5,6を挿入す
るための取付け部4a,4bを設けている。
【0012】図2〜4は前記取付け部4a,4bの構成
を示す断面を有する図であり、図5〜7はチップ5,6
の構成を示している。図2〜4に示すように、操作レバ
ー4は立体的な曲面を有する形状にデザインされてお
り、その上面部も三次曲面を形成し、この三次曲面の左
右両側にレバーの長手方向へ長い長溝状の取付け部4
a,4bを形成している。そして、取付け部4a,4b
の開放端部には取付け部4a,4bの幅dよりも幾らか
広い幅wを有する段部4c,4dを形成している。ま
た、4eは操作レバー4の中央部分に取り付けられる化
粧カバーである。
【0013】一方、図5〜図7に示すように、前記チッ
プ6は青色の合成樹脂により一体成形された部材であっ
て、操作レバー4の上面部の曲面に沿う曲面を有し、前
記幅wとほゞ同じ幅w’を有する上面部6aと、この上
面部6aの幅方向一端から垂下する側面部6bと、この
側面部6bに垂直に設けられた2枚のリブ6cとからな
る。リブ6cが形成された部分のチップ6の厚みd’は
前記取付け部4bの幅dとほぼ等しくして、取付け部4
bに取り付けられたチップ6が容易に外れることがない
ようにしている。また、側面部6bおよびリブ6cの下
端の角には面取り部rを形成し、チップ6の取付け作業
を容易に行えるようにしている。
【0014】上述のように構成されたチップ6を取付け
部4bに嵌入することにより、チップ6の上面部6aが
前記段部4dに隙間なく嵌合し、この上面部6aが操作
レバー4の上面部の曲面に沿う面一となる。チップ5,
6はそれぞれ樹脂の型成形によって形成されるので、既
存の成形装置を用いて製造できる。さらに、その形状を
均一に揃えることが容易に可能となるだけでなく、複雑
な表示部の形状であっても任意に形成できるので、高度
にデザインされた操作レバー4に合わせて隙間なく嵌合
させることができる。また、チップ5,6を構成する樹
脂に予め着色されているので、従来のように色が剥げた
りずれたりすることが全くなく、常に明瞭な表示をする
ことが可能となる。
【0015】なお、チップ5はチップ6の対称の形状で
あるから部分6a,6b,6cに対応する部分に符号5
a,5b,5cを付すことにより、その詳細な説明を省
略する。チップ5がチップ6と異なる点は、湯を表わす
赤色に着色された樹脂によって形成されている点と、図
1,2に示すように、チップ5の上面部5a(表面)に
は樹脂を膨出して形成した凸部Dを形成している点であ
る。凸部Dを形成することにより、暗闇であっても目が
不自由な人であっても、操作レバー4の上面に形成され
たチップ5の凸部Dを触ることにより、湯側がどちらで
あるかを認知でき、操作性が良くなる。
【0016】図8は本発明のチップ6の変形例を示す図
である。なお、チップ5についても同様に変形可能であ
ることはあえて記載するまでもない。
【0017】図8において、チップ6はその上面部6a
の幅方向ほゞ中間位置から芯板6b’を垂下し、この芯
板6b’を補強するようにリブ6cを形成している。そ
して、リブ6cの下端部両側の角には面取り部rを形成
している。なお、図示は省略するが芯板6b’の下端部
両側の角にも面取り部rを形成している。
【0018】また、前記面取り部rの形状は円弧状に限
られるものではなく、破線に示すように斜めに切り取っ
たような形状にしてもよい。この面取り部rの変形は図
1〜7に示したチップ5,6においても可能である。
【0019】さらに、上述の例では、一例としてチップ
5,6の平面形状を縦長としているが、本発明はこれに
限られるものではない。すなわち、ほぼ円形状であって
も、横長形状であっても、形状は任意に選択可能であ
る。また、その色も赤色と青色に限られるものではな
く、湯と水を判断できる色であれば任意に選択可能であ
り、操作レバー4のデザインにあわせてパステルカラー
であってもメタリックであってもよい。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明のシングル
レバー式湯水混合栓は、予め着色された樹脂を成形した
チップによって湯側と水側を表示するので、チップを所
望の形状に立体的に成形できる。つまり、操作レバーの
デザインに合わせて表示部を任意に変形できるので、高
度で斬新なデザインを可能とする。そして、型成形され
るチップは形を均一にすることができて、ばらつきをな
くすことができる。また、前記湯を表わす色に着色され
るチップの表面に凸部を設けた場合には、使用者は暗闇
であっても、目が不自由な人であっても、湯側がどちら
側であるかを知ることができるので、使い勝手が良くな
る。しかも、取付け部の開放端部には取付け部の幅より
も広い幅を有する段部を形成すると共に、前記チップは
前記取付け部の開放端部の段部の幅と略同じ幅を有する
上面部と、この上面部から垂下する側面部と、この側面
部に、前記取付け部の幅と略等しくして垂直に設けられ
たリブとから構成されているから、取付け部に取り付け
たチップが容易に外れることがない。また、操作レバー
に併せて隙間なく嵌合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシングルレバー式湯水混合栓の一例を
示す全体図である。
【図2】前記シングルレバー式湯水混合栓の平面図であ
る。
【図3】図2に示した操作レバーのIII-III 断面図であ
る。
【図4】図2に示した操作レバーのIV-IV 断面図であ
る。
【図5】前記シングルレバー式湯水混合栓の表示部分に
用いるチップの構成を示す斜視図である。
【図6】前記チップの水平断面図である。
【図7】図6に示したチップのVII-VII 断面図である。
【図8】前記チップの変形例を示す縦断面図である。
【図9】従来のシングルレバー式湯水混合栓の操作レバ
ーの構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1…シングルレバー式湯水混合栓、2…混合栓本体、4
…操作ハンドル、4a,4b…取付け部、5,6…チッ
プ、B…給湯管、C,H…左右回動方向、D…凸部、M
…混合水、W…給水管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給湯管および給水管から供給される湯お
    よび水を混合して混合水を吐出する混合栓本体と、この
    混合栓本体に設けられて左右回動によって混合水の温度
    を調節し上下回動によって混合水の吐出量を調節する操
    作レバーを有するシングルレバー式湯水混合栓におい
    て、湯または水を表わす色に着色されると共に立体的に
    成形された合成樹脂からなり、操作レバーの三次曲面を
    備える上面部の左右両側にレバーの長手方向に長く設け
    た二つの取付け部にそれぞれ挿入される、このレバーの
    上面部の三次曲面に沿う曲面を備えた二つのチップを設
    、前記取付け部の開放端部には取付け部の幅よりも広
    い幅を有する段部を形成すると共に、前記チップは前記
    取付け部の開放端部の段部の幅と略同じ幅を有する上面
    部と、この上面部から垂下する側面部と、この側面部
    に、前記取付け部の幅と略等しくして垂直に設けられた
    リブとから構成されていることを特徴とするシングルレ
    バー式湯水混合栓。
  2. 【請求項2】 前記湯を表わす色に着色されるチップの
    表面に凸部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    シングルレバー式湯水混合栓。
JP05604798A 1998-02-20 1998-02-20 シングルレバー式湯水混合栓 Expired - Lifetime JP3437924B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05604798A JP3437924B2 (ja) 1998-02-20 1998-02-20 シングルレバー式湯水混合栓

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05604798A JP3437924B2 (ja) 1998-02-20 1998-02-20 シングルレバー式湯水混合栓

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11241380A JPH11241380A (ja) 1999-09-07
JP3437924B2 true JP3437924B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=13016182

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05604798A Expired - Lifetime JP3437924B2 (ja) 1998-02-20 1998-02-20 シングルレバー式湯水混合栓

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3437924B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016030911A (ja) * 2014-07-28 2016-03-07 憲生 多田 システムキッチン用水栓

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11241380A (ja) 1999-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN110630785B (zh) 具有一体式装饰的龙头
JP3437924B2 (ja) シングルレバー式湯水混合栓
CA2647660A1 (en) Kitchen bowl
JP3689303B2 (ja) シングルレバー式混合水栓
JP4876932B2 (ja) キッチンカウンタ
JP2002030709A (ja) 湯水表示部材およびその湯水表示部材を取り付けたレバーハンドル並びにそのレバーハンドルを備えるシングルレバー式湯水混合水栓
CN220667221U (zh) 一种多功能的拉手结构和门
JP2002356882A (ja) 水栓用ハンドル
JP2001012646A (ja) 水 栓
JP3544866B2 (ja) 樹脂成形品の製造方法および樹脂成形品
JPS5919176Y2 (ja) 水栓器具用表示体
KR200346012Y1 (ko) 염색제 혼합용구
JP2733603B2 (ja) シフトノブの製造方法
JP2000328818A (ja) 引き戸用引手
JPH08285126A (ja) 水栓のレバーハンドル
KR200238611Y1 (ko) 주전자 수주구의 개폐장치
JPS5824704Y2 (ja) 水栓具用ハンドル
US3858322A (en) Dental cap bridge lock
JPS5817970Y2 (ja) 水栓具用ハンドル
JPH0554669U (ja) 水栓具用表示体
JPS6148035B2 (ja)
GB2211729A (en) Waste outlet plug
JPS5848444Y2 (ja) 水栓具用表示体
JPH09239761A (ja) 模様入り人造大理石浴槽の成形方法
KR200429994Y1 (ko) 점자식별기능이 있는 수도꼭지

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030527

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140606

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term