JP3437896B2 - 往復走行車両 - Google Patents

往復走行車両

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康信 白石
学 柴田
康典 掛林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、例えば、シールド
トンネル工事等に使用され、壁倣い操向方式又は誘導線
操向方式等により所定のルートに沿って無人走行する資
材運搬用の往復走行車両に好適な往復走行車両に係り、
特に、往動時及び復動時の何れにおいても安定した走行
を行うことができるように工夫した往復走行車両に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、シールドトンネル工事を行なう
場合には、資材、例えば、円周壁を構成するセグメント
を運搬するために、壁倣い操向方式等の無人走行車両が
使用される。この種の走行車両は、例えば、図5に示す
ような構成になっている。まず、先頭に位置する動力車
101があり、この動力車101は、駆動輪に動力を伝
えるモータ等の動力手段103を備えている。上記動力
車101の後方には3基の被牽引車両105が連結器1
06によって連結されている。又、上記動力車101と
被牽引車両105は、夫々前後左右に4個の車輪107
を備えている。そして、このような構成をなす走行車両
によって、資材としてのセグメント等を所望の場所迄運
搬するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
構成によると次のような問題があった。例えば、トンネ
ルの周壁を構成するセグメントを運搬する場合を考えて
みると、周壁は複数のユニットにより構成されることに
なり、その1ユニットの周壁は例えば12個のセグメン
トより構成される。一方、走行車両は、既に説明したよ
うに、動力車101及び被牽引車両105を併せて合計
4基から構成されていて、夫々に1個のセグメントを収
容可能な構成になっている。よって、上記12個のセグ
メントを運搬しようとすると、1回に4個であるから、
3回往復する必要がある。
【0004】その際、往動する場合には、動力車101
によって牽引されていくので、特に問題が生ずることは
ないが、復動する場合には最後尾の被牽引車両105を
先頭にして、最後尾に位置することになる動力車101
によって押しながら走行することになり、走行が不安定
になってしまうという問題があった。尚、このような不
安定状態は、軌道車の場合は軌道による拘束があるか
ら、それほど問題にならないが、上記無人走行車両のよ
うに無軌道の状態で走行する往復走行車両の場合に顕著
となるため、この対策が要望されていた。
【0005】本発明は従来のものの上記課題(問題点)
を解決するもので、往路時はもとより、復路時において
も安定した走行を行なうことができる往復走行車両を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本願発明による往復走行車両は、車体の前後夫々に
一対の車輪を備えた車両を複数台連結し、少なくとも両
端の車両には動力手段を備え、全ての車両にステアリン
グ制御手段を設け、進行方向に向かって2番目から最後
尾までの車両夫々が先頭車両の操舵角度を各車両の有す
る記憶装置に記憶して行き、前記2番目から最後尾まで
の車両夫々は先頭車の位置に達した際、その位置におけ
る前記記憶装置に記憶されている先頭車両の操舵角度に
一致させるように対応する前記ステアリング制御手段を
動作させるように構成した。
【0007】この場合、先頭車両に続く各車両の操舵
は、進行方向において一対の前輪のみステアリング制御
を行い、後輪の向きは車体の前後方向に固定するように
することができる。 また、先頭車両に続く各車両の操舵
は、進行方向において各一対の前後輪ともステアリング
制御を行うようにすることもできる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図4を参照して、
本発明の一実施の形態を説明する。図1に示すように、
まず、先頭車両としての動力車1があり、該動力車1は
先頭車両として先頭に配置されている。この動力車1
は、駆動輪に動力を与えるモータ等の動力手段3を備え
ると共に、車体の前後左右に4個の車輪5を備えてい
る。又、上記動力車1は、ステアリング操舵部7、7を
備えている。上記動力車1には、2基の中間車両として
の被牽引車両9−1、9−2が連結されている。これら
各被牽引車両9−1、9−2は夫々車体の前後左右に4
個の車輪11を備えると共に、ステアリング操舵部1
3、13を備えている。又、上記2基の被牽引車両9−
1、9−2には後方車両としての別の動力車2が連結さ
れている。この動力車2は、動力手段17を備えると共
に、車体の前後左右に4個の車輪19を備えている。
又、上記動力車2は、ステアリング操舵部21、21を
備えている。尚、先頭車両となる動力車1及び2には、
壁倣い操向手段又は誘導線操向手段等の無人走行を行う
ためのルート線操向手段を備えているものとする。又、
動力車1又は2と中間の被牽引車両9−1、9−2とは
連結器16により連結されているものとする。
【0009】上記被牽引車両9−1、9−2は同様な構
成であり、それらの底面側の構成をみると、図2に示す
ような構成になっている。ステアリング機構部23とス
テアリング固定リンク25が夫々設置されている。そし
て、ステアリング固定リンク25を機能させることによ
り、ステアリング操舵部13によるステアリング機能を
固定ステアリング状態とし、逆に、ステアリング固定リ
ンク25を機能させないで、ステアリング操舵部13に
よるステアリング機能を倣いステアリング状態とするこ
とができる。上記ステアリング機構部23とステリング
固定リンク25とステアリング操舵部13とによってス
テアリング制御手段を構成している。尚、動力車1、動
力車2についても、ステアリング制御手段としては、被
牽引車両9−1、9−2と同様の構成が設けられている
ものである。
【0010】以上の構成を基に、本発明の基本動作とな
る作用を、図1及び図2を用いて説明する。まず、二輪
操舵によって走行する場合から説明する。図1におい
て、進行方向を知らせる信号が、マイクロコンピュータ
等の外部制御装置等(図示せず)から各車両に送信さ
れ、同図中、左側に走行する場合には、左端に位置する
動力車1の動力手段3を作動させ、右端に位置する動力
車2の動力手段17をフリーな状態とする。逆に、図1
で右側に走行する場合には、右端に位置する動力車2の
動力手段17を作動し、左端に位置する動力車1の動力
手段3をフリーな状態とする。
【0011】次に、2基の被牽引車両9−1、9−2及
び進行方向後方に位置することになる動力車2(又は
1)において、後輪側の位相を0度に調整してロック状
態にし、固定ステアリング状態とする。これは、各ステ
アリング操舵部7、13、21によって0度に調整し、
図2に示すステアリング固定リンク25によってロック
するものである。一方、各被牽引車両9−1、9−2及
び後方車両となる動力車2(又は1)の前輪側は、この
ようなロック状態としないで、倣いステアリング状態と
する。従って、後続の各車両は、先頭車両となる動力車
1(又は2)の動力手段3(又は17)によって走行
し、この先頭車両1(又は2)の無人操向制御に追従す
るように各車両のステアリング操作を行い、走行するも
のである。
【0012】次に、本発明により図1に示す連結車両の
往復走行の制御の状況を、図3及び図4を用いて説明す
る。尚、図3、図4では簡単のため、図1の2基の被牽
引車両9−1、9−2を1基の被牽引車両9で代表して
示しているが、図1のように2基の被牽引車両9−1、
9−2を用いた場合においても、この動作は同等であ
る。まず、図3に示すように、図中右側に走行する場合
には、図1に示す動力車2の動力手段17によって走行
することになり、その際、後方に位置する被牽引車両9
の前輪側は倣いステアリング状態にあり、後輪側は固定
ステアリング状態になっている。又、後方に位置する動
力車1についても同様である。次に、図4に示すよう
に、走行方向が逆になった場合には、図1に示す動力車
1の動力手段3によって走行することになり、その際、
後方に位置する被牽引車両9の前輪側は倣いステアリン
グ状態にあり、後輪側は固定ステアリング状態になって
いる。又、後方に位置する動力車2についても同様であ
る。
【0013】次に、四輪操舵によって走行する場合につ
いて説明する。前述のように、図2に示す被牽引車両9
−1のステアリング制御手段は、先頭車両となる動力車
1及び2にも装備されているので、この場合には、先頭
に位置する動力車1(又は2)の前輪及び後輪のステア
リング機構23の操舵角度を図示しない記憶装置に記憶
する。そして、後方に位置する被牽引車両9及び動力車
2(又は1)についても、同一通過位置において上記記
憶されている動力車1(又は2)の操舵角度と同じ操舵
角度になるように制御しながら走行するようにすれば良
い。
【0014】尚、本発明は前記した実施の形態に限定さ
れるものではない。例えば、図面で示した上記の実施の
形態では、中間車両としての被牽引車両を設ける場合で
説明したが、先頭に位置し動力手段を備えた先頭車両
と、後方に位置し動力手段を備えた後方車両の2台の組
合せとし、先頭車両と後方車両の夫々の車両にステアリ
ング制御手段を設けるようにしても良い。又、中間車両
としての被牽引車両を設ける場合、その台数は、1台又
は2台の場合を例示したが、任意の台数に設定すること
ができる。又、動力手段、ステアリング制御手段の具体
的な構成としては、公知の様々な構成の適用が可能であ
る。例えば、図2に示す実施の形態では、機械的機構の
ものを示したが、これを電気的機構で構成し、各牽引車
両の後輪ステアリング機構が位相0度になる信号をステ
アリング操舵部に送り続けて電気的にステアリング機構
をロックする等の本発明の技術思想に沿っての各種の変
形が可能である。
【0015】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による往復走
行車両によると、次のような効果を奏することができ
る。 (1)先頭車両と後方車両の両方に動力手段を設けたの
で、夫々の動力手段を使用して往路には先頭車両を先頭
にして、復路には後方車両を先頭にして走行でき、又各
車両に設けられたステアリング制御手段を用いて無軌道
状態での走行の場合でも、先頭車両となる動力車の操舵
に追従して軌道状態の場合と同様な適切な操舵が可能に
なるので、倣いステアリング制御において安定した往復
走行を行うことができる。 (2)この場合、各車両の進行方向における後方の車輪
の向きを進行方向に固定するか、前輪同様倣いステアリ
ング状態とするかによって二輪操舵又は四輪操舵の何れ
かを選択し、二輪操舵、四輪操舵何れかにおいて進行方
向の先頭車両となる動力車の操舵に追従した倣いステア
リング運転を的確に行なうことができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図で往復走行車両
の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の一実施の形態を示す図で往復走行車両
の内の被牽引車両の底面側の構成を示す底面図である。
【図3】本発明の一実施の形態を示す図で作用を説明す
るための往路時の往復走行車両の走行時の底面図であ
る。
【図4】本発明の一実施の形態を示す図で作用を説明す
るための復路時の往復走行車両の走行時の底面図であ
る。
【図5】従来例を示す図で往復走行車両の構成を示す側
面図である。
【符号の説明】
1:動力車(先頭車両) 2:動力車(後方車両) 3、17:動力手段 7、13、21:ステアリング操舵部 9、9−1、9−2:被牽引車両(中間車両) 23:ステアリング機構 25:ステアリングロック機構(ステアリング固定リン
ク)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI // B62D 13/02 B62D 13/02 (72)発明者 掛林 康典 三重県伊勢市竹ケ鼻町100番地 神鋼電 機株式会社伊勢製作所内 (56)参考文献 特開 平6−107168(JP,A) 実開 昭50−57107(JP,U) 実開 昭61−183253(JP,U) 実開 平2−13875(JP,U) 特公 昭43−30337(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B61B 13/00 B61G 1/00 B62D 7/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の前後夫々に一対の車輪を備えた車
    両を複数台連結し、少なくとも両端の車両には動力手段
    を備え、全ての車両にステアリング制御手段を設け、
    行方向に向かって2番目から最後尾までの車両夫々が先
    頭車両の操舵角度を各車両の有する記憶装置に記憶して
    行き、前記2番目から最後尾までの車両夫々は先頭車の
    位置に達した際、その位置における前記記憶装置に記憶
    されている先頭車両の操舵角度に一致させるように対応
    する前記ステアリング制御手段を動作させることを特徴
    とする往復走行車両。
  2. 【請求項2】 先頭車両に続く各車両の操舵は、進行方
    向において一対の前輪のみステアリング制御を行い、後
    輪の向きは車体の前後方向に固定するようにしたことを
    特徴とする請求項1に記載の往復走行車両。
  3. 【請求項3】 先頭車両に続く各車両の操舵は、進行方
    向において各一対の前後輪ともステアリング制御を行う
    ようにしたことを特徴とする請求項1に記載の往復走行
    車両。
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JP4863363B2 (ja) * 2006-05-16 2012-01-25 北海道旅客鉄道株式会社 車両
JP6238052B2 (ja) * 2013-09-04 2017-11-29 清水建設株式会社 牽引台車
JP6802465B2 (ja) * 2017-01-24 2020-12-16 有限会社タケオカ自動車工芸 連結車両およびその走行方法
JP6903566B2 (ja) * 2017-12-25 2021-07-14 鹿島建設株式会社 工事用運搬車両の運行方法

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