JP3437860B2 - 衣料の洗浄方法 - Google Patents
衣料の洗浄方法Info
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- C11D3/373—Macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing silicones
- C11D3/3738—Alkoxylated silicones
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、衣料の洗浄方法、特に
リネン向けランドリー分野における連続縦型内胴回転式
洗浄機を用いた衣料の洗浄方法に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の連続縦型内胴回転式洗浄機は、一
般的に３〜６槽の洗浄槽を有している。衣料は最前部の
洗浄槽に投入され所定時間縦型撹拌洗浄された後、次の
洗浄槽へと送られる。この洗浄槽でも同様の洗浄が行わ
れ、最終的には最終洗浄槽での洗浄終了後、すすぎ槽へ
と送られて行く。一方、洗剤液は最後部の洗浄槽に添加
され、順次前部の洗浄槽へと送られて行き最終的に最前
部の洗浄槽から排出されていた。つまり洗剤液は各洗浄
槽とも共通で使用されていたため充分な洗浄性能を発現
できないといった欠点があった。しかし、近年になり各
洗浄槽が独立した連続縦型内胴回転式洗浄機が登場して
きた。本洗浄機は洗剤を各槽毎に投入、排出出来るとい
う利点があり、従来の洗浄機に比較して洗浄性能の向上
が期待できるが、本洗浄機に適した洗浄方法がいまだ確
立していないのが現状である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、少なくとも
２つの独立した洗浄槽を有する連続縦型内胴回転式洗浄
機を用いた衣料の洗浄において、優れた洗浄性能を発現
する効率的な洗浄方法を提供することを目的とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は、連続縦型内胴
回転式洗浄機を用いた衣料の洗浄において、液体洗剤に
特定のシリコーンを使用することにより透明均一かつ低
泡性の液体洗剤が得られ、しかもこのと液体洗浄助剤と
を別々の洗浄槽で又は一緒にして同じ洗浄槽で使用する
と、効率的な洗浄が達成しえるとの知見に基づいてなさ
れたのである。すなわち、本発明は、少なくとも２つ独
立した洗浄槽を有し、１の洗浄槽で衣料を洗浄した後、
該洗浄槽内の洗浄液を排出し、衣料を次の洗浄槽に移動
して再度洗浄する連続縦型内胴回転式洗浄機を用いた衣
料の洗浄方法であって、（Ａ）オキシエチレン・オキシ
プロピレン共重合体付加型シリコーンオイルと界面活性
剤とを含有とする液体洗剤、と（Ｂ）キレート剤及び／
又はアルカリ剤を主成分とする液体洗浄助剤とを洗浄槽
に添加して衣料を洗浄することを特徴とする衣料の洗浄
方法を提供する。 【０００５】本発明の液体洗剤（Ａ）において使用され
るオキシエチレン・オキシプロピレン共重合体付加型シ
リコーンオイルは、ジメチルシロキサンにオキシエチレ
ン・オキシプロピレン共重合体を付加させたものであ
り、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製のSH
3748、SH3749、SH8700や日本ユニカー株式会社製のL-76
02、L-7604などが挙げられる。他の水溶性シリコーンオ
イルでは泡コントロール効果が不十分であるため泡がク
ッションの役割を果たすので洗浄時の機械力が低下し、
洗浄力が向上せず好ましくない。本発明に用いられるオ
キシエチレン・オキシプロピレン共重合体付加型シリコ
ーンオイルの配合量は０．０１〜１０重量％（以下、％
と略称する）、好ましくは０．１〜５％であり、０．０
１％以下では泡コントロール効果が不十分となり、１０
％を越えて配合しても効果は向上は期待できない。 【０００６】本発明の液体洗剤（Ａ）に用いられる界面
活性剤は特に限定されるものではなく、非イオン性界面
活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を単
独または２種類以上を組合せて用いることが可能であ
る。本発明に用いられる界面活性剤の量は３〜５０％、
好ましくは５〜３０％であり、３％以下では洗浄力が不
十分となり、５０％を越えて配合しても効果の向上は期
待できない。 【０００７】本発明で用いられるノニオン界面活性剤と
しては次のものが挙げられる。 １）炭素数８〜１８の１級または２級アルコールにエチ
レンオキサイド（ＥＯ）および／またはプロピレンオキ
サイド（ＰＯ）を平均７〜１８モル付加したポリオキシ
アルキレンアルキルまたはアルケニルエーテル、 ２）炭素数６〜２２の脂肪酸にエチレンオキサイド（Ｅ
Ｏ）および／またはプロピレンオキサイド（ＰＯ）を平
均７〜１８モル付加したポリオキシアルキレンアルキル
またはアルケニル脂肪酸またはその低級アルキルエステ
ル、 ３）平均炭素数６〜１２のアルキル基を有し、エチレン
オキサイドを平均１〜２０モル付加したポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、 ４）炭素数１０〜２２のエチレンオキサイドを付加して
もよいモノまたはジアルカノールアミド、 ５）炭素数８−２０のアルキルポリグリコシド、 ６）平均炭素数１０〜２０の脂肪酸と蔗糖とのエステ
ル、 ７）平均炭素数１０〜２０脂肪酸グリセリンモノエステ
ル、 ８）炭素数１０から２０のアルキル基またはアルケニル
基を有するアルキルアミンオキサイド、 ９）プロピレンオキサイドとプロピレングリコールとの
縮合物にエチレンオキサイドを付加したもの（プルロニ
ック型界面活性剤）、 １０）プロピレンオキサイドとエチレンジアミンとの反
応生成物にエチレンオキサイドを付加したもの（テトロ
ニック型界面活性剤）、 これらのアルキルまたはアルケニル基は直鎖または分岐
鎖の何れであっても良い。このうち上記１）及び２）の
ノニオン界面活性剤が好ましい。 【０００８】本発明で用いられるアニオン界面活性剤と
しては次のものが挙げられる。 １）炭素数８〜１６のアルキル基を有する直鎖または分
岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、 ２）炭素数１０〜２０のアルキル硫酸塩もしくはアルケ
ニル硫酸塩、 ３）炭素数１０〜２０のオレフィンスルホン酸塩、 ４）炭素数１０〜２０のアルカンスルホン酸塩、 ５）炭素数１０〜２０のアルカンカルボン酸塩、 ６）炭素数１０〜２０の直鎖または分岐鎖のアルキル基
もしくはアルケニル基を有し、平均0.５〜８モルのエチ
レンオキサイドあるいはプロピレンオキサイドあるいは
ブチレンオキサイドあるいはエチレンオキサイド／プロ
ピレンオキサイド＝０．１／９．９〜９．９／０．１の
比で付加したアルキルエ−テル硫酸塩またはアルケニル
エーテル硫酸塩、 ７）炭素数１０〜２０の直鎖または分岐鎖のアルキル基
もしくはアルケニル基を有し、平均０．５〜８モルのエ
チレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイドあるい
はブチレンオキサイドあるいはエチレンオキサイド／プ
ロピレンオキサイド＝０．１／９．９〜９．９／０．１
の比で付加したアルキルエ−テルカルボン酸塩またはア
ルケニルエーテルカルボン酸塩、 ８）炭素数１０〜２０のアルキルグリセリルエーテルス
ルホン酸塩のようなアルキル多価アルコールエーテル硫
酸塩、 ９）炭素数８〜２０の飽和あるいは不飽和α−スルホ脂
肪酸塩またはそのメチル、エチルまたはプロピルエステ
ル、 １０）アミノ酸型界面活性剤、 １１）アシルザルコシン酸塩等のＮ−アシルアミノ酸型
界面活性剤、 １２）アルキルまたはアルケニル酸性リン酸エステルま
たはリン酸エステル、 １３）脂肪酸塩、 このうち上記１）、３）及び６）のアニオン界面活性剤
が好ましい。これらアニオン界面活性剤の塩としてはナ
トリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、アルカノー
ルアミン塩などが用いられる。 【０００９】本発明で用いられる両性界面活性剤として
は次のものが挙げられる。 （１）Ｎ，Ｎージメチル−Ｎ−ヘキサデシル−Ｎ−カル
ボキシメチルアンモニウムベタイン等のアンモニウムベ
タイン、（２）Ｎ，Ｎージメチル−Ｎ−ヘキサデシル−
Ｎ−スルホプロピレンアンモニウムベタイン等のスルホ
ベタイン、（３）３ー（ドデシルーアミノ）ープロパン
ー１ースルホン酸ナトリウム等のスルホアミノ酸、
（４）３ー（ドデシルーアミノ）ープロピオン酸ナトリ
ウム等のアミノ酸型界面活性剤である。 【００１０】本発明における液体洗剤（Ａ）には、必要
に応じ更に以下の成分を配合することができる。 １）ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリル酸塩などの再汚染防止剤。 ２）短鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、低級アルコー
ル、多価アルコール等のハイドロトロープ剤。 ３）ＴＡＥＤ、テトラアセチルグルコース、アルカノイ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルカノイル安息香酸塩等の
漂白活性化剤。 ４）プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ
等の酵素。 ５）その他蛍光剤、香料、青味付与剤、ケーキング防止
剤、酸化防止剤等も必要に応じて配合することができ
る。 本発明における液体洗剤（Ａ）の残部は水である。本発
明における液体洗剤（Ａ）の粘度は、連続縦型内胴回転
式洗浄機で使用できる限り任意であるが、通常５００cp
以下（２５℃）であるのが望ましい。本発明の液体洗浄
助剤（Ｂ）に用いられるキレート剤としては、トリポリ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、オルトリン
酸ナトリウム等のリン酸塩系キレート剤；Ａ型ゼオライ
トで代表されるアルミノケイ酸塩；蓚酸、クエン酸等の
有機酸の塩等の多価カルボン酸系キレート剤；アスパラ
ギン酸、グルタミン酸塩等のアミノ酸塩又はその誘導
体、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩等の
アミノポリ酢酸塩等のアミノ多価カルボン酸系キレート
剤；エタンー１、１ージホスホン酸塩等のホスホン酸の
塩、２ーホスホノブタンー１、２ージカルボン酸等のホ
スホノカルボン酸塩等の有機ホスホン酸系キレート剤；
ポリアクリル酸、ポリアコニット酸、ポリアセタールカ
ルボン酸重合体等のカルボン酸系高分子キレート剤が挙
げられ、これらは１種類で用いてもよく、２種以上を組
合せて用いる事も可能である。 【００１１】本発明の液体洗浄助剤（Ｂ）に用いられる
アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属水酸化物；珪酸カリウム、珪酸ナト
リウム等のアルカリ金属珪酸塩；炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム
等のアルカリ金属炭酸塩；モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、等のアルカノールアミン類が挙げら
れ、これらは１種類で用いてもよく、２種以上を組合せ
て用いる事も可能である。これらのキレート剤又はアル
カリ剤は液体洗浄助剤（Ｂ）中にそれぞれ５〜４０％、
好ましくは１０〜４０％配合される、この場合キレート
剤とアルカリ剤の混合比率はキレート剤を多く配合する
ようにするのが好ましい。さらに好ましくは、液体洗浄
助剤（Ｂ）が（１）トリポリリン酸カリウム、ピロリン
酸カリウム及びリン酸カリウムからなる群から選択され
る１種または２種以上と（２）炭酸カリウム、珪酸カリ
ウム及び水酸化カリウムからなる群から選択される１種
または２種以上よりなり、成分（１）／成分（２）の重
量比が１／８以上であるのが好ましい。つまり、成分
（２）が欠如すると洗浄力が著しく低下するため好まし
くなく、また（１）成分が（２）成分に対して重量比で
１／８に満たない場合においても充分な洗浄効果が発現
せず好ましくない。尚、本発明における液体洗浄助剤
（Ｂ）の残部は水である。本発明における液体洗浄助剤
（Ｂ）の粘度は、連続縦型内胴回転式洗浄機で使用でき
る限り任意であるが、通常５００cp以下（２５℃）であ
るのが望ましい。 【００１２】本発明においては、液体洗剤（Ａ）と液体
洗浄助剤（Ｂ）とを、別々の洗浄槽又は同じ洗浄槽に添
加して衣料を洗浄する。この際、前の洗浄槽に液体洗浄
助剤（Ｂ）を添加し、後の洗浄槽に液体洗浄助剤（Ｂ）
を添加するか、又は液体洗剤（Ａ）と液体洗浄助剤
（Ｂ）と同じ洗浄槽に添加するのが好ましい。特に、前
の洗浄槽に液体洗浄助剤（Ｂ）を添加し、後の洗浄槽に
液体洗浄助剤（Ｂ）を添加すると効率的に洗浄すること
ができる。本発明において、液体洗剤（Ａ）や液体洗浄
助剤（Ｂ）の他に必要に応じて過酸化水素、過炭酸ナト
リウム、過ほう酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム等
の漂白剤、柔軟剤や糊剤等の仕上げ剤を洗浄力を低下さ
せない範囲で使用する事ができる。本発明の洗浄方法
を、洗浄槽が４槽ある場合の連続縦型内胴回転式洗浄機
を用いて行う場合を例にとって説明する。この場合、液
体洗剤（Ａ）と液体洗浄助剤（Ｂ）などは、例えば、以
下のようにして特定の洗浄槽に添加される。 【００１３】 【表１】 第１洗浄槽 第２洗浄槽 第３洗浄槽 第４洗浄槽 No１ （Ｂ） （Ａ） 水洗い 水洗い No２ （Ａ）と（Ｂ） 水洗い 水洗 水洗い No３ （Ｂ） 水洗い （Ａ）と（Ｂ） 水洗 No４ 水洗 （Ａ）と（Ｂ） 漂白剤 水洗い No５ （Ｂ） （Ａ） 柔軟剤 水洗い 【００１４】ここで、洗浄条件としては、例えば、２０
００リットルの洗浄槽に対して、２０〜５０Kgの衣料、
液体洗浄助剤（Ｂ）１００〜１０００ｇ又は液体洗剤
（Ａ）１００〜１０００ｇ及び水１００〜１０００Kgを
入れ、通常３０〜７０℃で、２０〜４０分間洗浄する。
ここで、洗浄槽中の洗浄液中の界面活性剤の濃度が０．
０１〜０．１％となるようにするのがよく、又洗浄槽中
の洗浄液中のキレート剤、アルカリ剤又は両者の合計濃
度が０．０２〜０．５％となるようにするのがよい。本
発明の洗浄機においては、洗浄槽に上記洗浄助剤液と衣
料又は上記洗浄液と衣料などを入れた後、洗浄槽が縦方
向に回転することによって洗浄が行われる。通常、回転
数は１５〜４０ｒｐｍ程度である。連続縦型内胴回転式
洗浄機における洗浄槽の数は少なくとも２つ以上あれば
よく、通常２〜６であるが、これ以上でもよい。尚、連
続縦型内胴回転式洗浄機の洗浄槽を用いた洗浄工程の前
に、衣料の浸漬や水での予備洗浄工程を設けることがで
きる。又、洗浄槽を用いた洗浄工程の後に、濯ぎ工程や
糊つけ工程や乾燥工程を設けることができる。 【００１５】 【発明の効果】本発明によれば、独立した洗浄槽を有す
る連続縦型内胴回転式洗浄機を用いた衣料の洗浄におい
て、良好な洗浄性能を得ることが可能となり、これは特
にランドリー用衣料洗浄方法として好適である。つぎに
実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は以下の実
施例によって限定されるものではない。 【００１６】 【実施例】 実施例１ 表−１に示す組成（重量％）を有する各種液体洗剤Ａ１
〜Ａ８と表−２に示す各種液体洗浄助剤Ｂ１〜Ｂ３を調
整して表−１に示すように組み合わせて衣料を洗浄し、
性能を以下の方法により評価した。結果を表−３に示
す。 【表２】 表−１（液体洗剤Ａの
組成） Ａ１ Ａ２ Ａ３ Ａ４ Ａ５ Ａ６ Ａ７ Ａ８ 非イオン界面活性剤 *1 １０ １０ １０ １０ １０ １０ １０ １０ アミノ酢酸ベタイン *2 ５ ５ ５ ５ ５ ５ ５ ５ シリコーンＳＨ3748 *3 １ − − − − − − − シリコーンＳＨ3749 *3 − 0.5 − − − − − − シリコーンＳＨ8700 *3 − − 0.5 − − − − − シリコーンＬ-7602 *4 − − − １ − − − − シリコーンＬ-7604 *4 − − − − 0.5 − − − シリコーンＳＨ3746 *5 − − − − − − １ − シリコーンＳＨ3771 *5 − − − − − − − 0.5 精製水 バ ラ ン ス *1 トリデシルアルコールにエチレンオキシド１２モル
とプロピレンオキシド３モルを付加させたもの *2 ドデシルジメチルアミノ酢酸ベタイン *3 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製オキ
シエチレン・オキシプロピレン共重合体付加型シリコー
ン *4 日本ユニカー株式会社製オキシエチレン・オキシプ
ロピレン共重合体付加型シリコーン *5 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製オキ
シエチレン共重合体付加型シリコーン 【００１７】 【表３】 表−２（液体洗浄助剤
Ｂの組成） Ｂ１ Ｂ２ Ｂ３ 珪酸カリウム ２０ １０ − 炭酸カリウム − １５ ３０ 水酸化カリウム ４ − ５ 水酸化ナトリウム − − １ ピロ燐酸カリウム ２０ ４ ５ エチレンジアミン４酢酸ナトリウム − ２０ − ニトリロ三酢酸カリウム − − ２５ 精製水 バ ラ ン ス 【００１８】 【表４】 表−３ １槽目 ２槽目 ３槽目 ４槽目 洗浄力 EMPA No.101 EMPA No.104 １ Ｂ１ Ａ１ 水洗 水洗 ７５ ６５ ２ Ｂ１ Ａ２ 水洗 水洗 ７３ ６３ ３ Ｂ１ Ａ３ 水洗 水洗 ７３ ６４ ４ Ｂ２ 水洗 Ａ４ 水洗 ６９ ５８ ５ Ｂ３ 水洗 Ａ５ 水洗 ７０ ５９ ６＊ Ｂ１ Ａ６ 水洗 水洗 ５９ ４８ ７＊ Ｂ２ Ａ７ 水洗 水洗 ６０ ５１ ８＊ Ｂ３ 水洗 Ａ８ 水洗 ５６ ４５ No.５〜８は比較例である。表中、水洗は水道水のみ４
０Ｋｇを入れて洗浄した。
リネン向けランドリー分野における連続縦型内胴回転式
洗浄機を用いた衣料の洗浄方法に関する。 【０００２】 【従来の技術】従来の連続縦型内胴回転式洗浄機は、一
般的に３〜６槽の洗浄槽を有している。衣料は最前部の
洗浄槽に投入され所定時間縦型撹拌洗浄された後、次の
洗浄槽へと送られる。この洗浄槽でも同様の洗浄が行わ
れ、最終的には最終洗浄槽での洗浄終了後、すすぎ槽へ
と送られて行く。一方、洗剤液は最後部の洗浄槽に添加
され、順次前部の洗浄槽へと送られて行き最終的に最前
部の洗浄槽から排出されていた。つまり洗剤液は各洗浄
槽とも共通で使用されていたため充分な洗浄性能を発現
できないといった欠点があった。しかし、近年になり各
洗浄槽が独立した連続縦型内胴回転式洗浄機が登場して
きた。本洗浄機は洗剤を各槽毎に投入、排出出来るとい
う利点があり、従来の洗浄機に比較して洗浄性能の向上
が期待できるが、本洗浄機に適した洗浄方法がいまだ確
立していないのが現状である。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、少なくとも
２つの独立した洗浄槽を有する連続縦型内胴回転式洗浄
機を用いた衣料の洗浄において、優れた洗浄性能を発現
する効率的な洗浄方法を提供することを目的とする。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明は、連続縦型内胴
回転式洗浄機を用いた衣料の洗浄において、液体洗剤に
特定のシリコーンを使用することにより透明均一かつ低
泡性の液体洗剤が得られ、しかもこのと液体洗浄助剤と
を別々の洗浄槽で又は一緒にして同じ洗浄槽で使用する
と、効率的な洗浄が達成しえるとの知見に基づいてなさ
れたのである。すなわち、本発明は、少なくとも２つ独
立した洗浄槽を有し、１の洗浄槽で衣料を洗浄した後、
該洗浄槽内の洗浄液を排出し、衣料を次の洗浄槽に移動
して再度洗浄する連続縦型内胴回転式洗浄機を用いた衣
料の洗浄方法であって、（Ａ）オキシエチレン・オキシ
プロピレン共重合体付加型シリコーンオイルと界面活性
剤とを含有とする液体洗剤、と（Ｂ）キレート剤及び／
又はアルカリ剤を主成分とする液体洗浄助剤とを洗浄槽
に添加して衣料を洗浄することを特徴とする衣料の洗浄
方法を提供する。 【０００５】本発明の液体洗剤（Ａ）において使用され
るオキシエチレン・オキシプロピレン共重合体付加型シ
リコーンオイルは、ジメチルシロキサンにオキシエチレ
ン・オキシプロピレン共重合体を付加させたものであ
り、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製のSH
3748、SH3749、SH8700や日本ユニカー株式会社製のL-76
02、L-7604などが挙げられる。他の水溶性シリコーンオ
イルでは泡コントロール効果が不十分であるため泡がク
ッションの役割を果たすので洗浄時の機械力が低下し、
洗浄力が向上せず好ましくない。本発明に用いられるオ
キシエチレン・オキシプロピレン共重合体付加型シリコ
ーンオイルの配合量は０．０１〜１０重量％（以下、％
と略称する）、好ましくは０．１〜５％であり、０．０
１％以下では泡コントロール効果が不十分となり、１０
％を越えて配合しても効果は向上は期待できない。 【０００６】本発明の液体洗剤（Ａ）に用いられる界面
活性剤は特に限定されるものではなく、非イオン性界面
活性剤、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤等を単
独または２種類以上を組合せて用いることが可能であ
る。本発明に用いられる界面活性剤の量は３〜５０％、
好ましくは５〜３０％であり、３％以下では洗浄力が不
十分となり、５０％を越えて配合しても効果の向上は期
待できない。 【０００７】本発明で用いられるノニオン界面活性剤と
しては次のものが挙げられる。 １）炭素数８〜１８の１級または２級アルコールにエチ
レンオキサイド（ＥＯ）および／またはプロピレンオキ
サイド（ＰＯ）を平均７〜１８モル付加したポリオキシ
アルキレンアルキルまたはアルケニルエーテル、 ２）炭素数６〜２２の脂肪酸にエチレンオキサイド（Ｅ
Ｏ）および／またはプロピレンオキサイド（ＰＯ）を平
均７〜１８モル付加したポリオキシアルキレンアルキル
またはアルケニル脂肪酸またはその低級アルキルエステ
ル、 ３）平均炭素数６〜１２のアルキル基を有し、エチレン
オキサイドを平均１〜２０モル付加したポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテル、 ４）炭素数１０〜２２のエチレンオキサイドを付加して
もよいモノまたはジアルカノールアミド、 ５）炭素数８−２０のアルキルポリグリコシド、 ６）平均炭素数１０〜２０の脂肪酸と蔗糖とのエステ
ル、 ７）平均炭素数１０〜２０脂肪酸グリセリンモノエステ
ル、 ８）炭素数１０から２０のアルキル基またはアルケニル
基を有するアルキルアミンオキサイド、 ９）プロピレンオキサイドとプロピレングリコールとの
縮合物にエチレンオキサイドを付加したもの（プルロニ
ック型界面活性剤）、 １０）プロピレンオキサイドとエチレンジアミンとの反
応生成物にエチレンオキサイドを付加したもの（テトロ
ニック型界面活性剤）、 これらのアルキルまたはアルケニル基は直鎖または分岐
鎖の何れであっても良い。このうち上記１）及び２）の
ノニオン界面活性剤が好ましい。 【０００８】本発明で用いられるアニオン界面活性剤と
しては次のものが挙げられる。 １）炭素数８〜１６のアルキル基を有する直鎖または分
岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、 ２）炭素数１０〜２０のアルキル硫酸塩もしくはアルケ
ニル硫酸塩、 ３）炭素数１０〜２０のオレフィンスルホン酸塩、 ４）炭素数１０〜２０のアルカンスルホン酸塩、 ５）炭素数１０〜２０のアルカンカルボン酸塩、 ６）炭素数１０〜２０の直鎖または分岐鎖のアルキル基
もしくはアルケニル基を有し、平均0.５〜８モルのエチ
レンオキサイドあるいはプロピレンオキサイドあるいは
ブチレンオキサイドあるいはエチレンオキサイド／プロ
ピレンオキサイド＝０．１／９．９〜９．９／０．１の
比で付加したアルキルエ−テル硫酸塩またはアルケニル
エーテル硫酸塩、 ７）炭素数１０〜２０の直鎖または分岐鎖のアルキル基
もしくはアルケニル基を有し、平均０．５〜８モルのエ
チレンオキサイドあるいはプロピレンオキサイドあるい
はブチレンオキサイドあるいはエチレンオキサイド／プ
ロピレンオキサイド＝０．１／９．９〜９．９／０．１
の比で付加したアルキルエ−テルカルボン酸塩またはア
ルケニルエーテルカルボン酸塩、 ８）炭素数１０〜２０のアルキルグリセリルエーテルス
ルホン酸塩のようなアルキル多価アルコールエーテル硫
酸塩、 ９）炭素数８〜２０の飽和あるいは不飽和α−スルホ脂
肪酸塩またはそのメチル、エチルまたはプロピルエステ
ル、 １０）アミノ酸型界面活性剤、 １１）アシルザルコシン酸塩等のＮ−アシルアミノ酸型
界面活性剤、 １２）アルキルまたはアルケニル酸性リン酸エステルま
たはリン酸エステル、 １３）脂肪酸塩、 このうち上記１）、３）及び６）のアニオン界面活性剤
が好ましい。これらアニオン界面活性剤の塩としてはナ
トリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩、アルカノー
ルアミン塩などが用いられる。 【０００９】本発明で用いられる両性界面活性剤として
は次のものが挙げられる。 （１）Ｎ，Ｎージメチル−Ｎ−ヘキサデシル−Ｎ−カル
ボキシメチルアンモニウムベタイン等のアンモニウムベ
タイン、（２）Ｎ，Ｎージメチル−Ｎ−ヘキサデシル−
Ｎ−スルホプロピレンアンモニウムベタイン等のスルホ
ベタイン、（３）３ー（ドデシルーアミノ）ープロパン
ー１ースルホン酸ナトリウム等のスルホアミノ酸、
（４）３ー（ドデシルーアミノ）ープロピオン酸ナトリ
ウム等のアミノ酸型界面活性剤である。 【００１０】本発明における液体洗剤（Ａ）には、必要
に応じ更に以下の成分を配合することができる。 １）ポリエチレングリコール、ポリビニルアルコール、
ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、
ポリアクリル酸塩などの再汚染防止剤。 ２）短鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩、低級アルコー
ル、多価アルコール等のハイドロトロープ剤。 ３）ＴＡＥＤ、テトラアセチルグルコース、アルカノイ
ルベンゼンスルホン酸塩、アルカノイル安息香酸塩等の
漂白活性化剤。 ４）プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ、リパーゼ
等の酵素。 ５）その他蛍光剤、香料、青味付与剤、ケーキング防止
剤、酸化防止剤等も必要に応じて配合することができ
る。 本発明における液体洗剤（Ａ）の残部は水である。本発
明における液体洗剤（Ａ）の粘度は、連続縦型内胴回転
式洗浄機で使用できる限り任意であるが、通常５００cp
以下（２５℃）であるのが望ましい。本発明の液体洗浄
助剤（Ｂ）に用いられるキレート剤としては、トリポリ
リン酸ナトリウム、ピロリン酸ナトリウム、オルトリン
酸ナトリウム等のリン酸塩系キレート剤；Ａ型ゼオライ
トで代表されるアルミノケイ酸塩；蓚酸、クエン酸等の
有機酸の塩等の多価カルボン酸系キレート剤；アスパラ
ギン酸、グルタミン酸塩等のアミノ酸塩又はその誘導
体、ニトリロ三酢酸塩、エチレンジアミン四酢酸塩等の
アミノポリ酢酸塩等のアミノ多価カルボン酸系キレート
剤；エタンー１、１ージホスホン酸塩等のホスホン酸の
塩、２ーホスホノブタンー１、２ージカルボン酸等のホ
スホノカルボン酸塩等の有機ホスホン酸系キレート剤；
ポリアクリル酸、ポリアコニット酸、ポリアセタールカ
ルボン酸重合体等のカルボン酸系高分子キレート剤が挙
げられ、これらは１種類で用いてもよく、２種以上を組
合せて用いる事も可能である。 【００１１】本発明の液体洗浄助剤（Ｂ）に用いられる
アルカリ剤としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ム等のアルカリ金属水酸化物；珪酸カリウム、珪酸ナト
リウム等のアルカリ金属珪酸塩；炭酸ナトリウム、炭酸
カリウム、炭酸水素ナトリウム、セスキ炭酸ナトリウム
等のアルカリ金属炭酸塩；モノエタノールアミン、ジエ
タノールアミン、等のアルカノールアミン類が挙げら
れ、これらは１種類で用いてもよく、２種以上を組合せ
て用いる事も可能である。これらのキレート剤又はアル
カリ剤は液体洗浄助剤（Ｂ）中にそれぞれ５〜４０％、
好ましくは１０〜４０％配合される、この場合キレート
剤とアルカリ剤の混合比率はキレート剤を多く配合する
ようにするのが好ましい。さらに好ましくは、液体洗浄
助剤（Ｂ）が（１）トリポリリン酸カリウム、ピロリン
酸カリウム及びリン酸カリウムからなる群から選択され
る１種または２種以上と（２）炭酸カリウム、珪酸カリ
ウム及び水酸化カリウムからなる群から選択される１種
または２種以上よりなり、成分（１）／成分（２）の重
量比が１／８以上であるのが好ましい。つまり、成分
（２）が欠如すると洗浄力が著しく低下するため好まし
くなく、また（１）成分が（２）成分に対して重量比で
１／８に満たない場合においても充分な洗浄効果が発現
せず好ましくない。尚、本発明における液体洗浄助剤
（Ｂ）の残部は水である。本発明における液体洗浄助剤
（Ｂ）の粘度は、連続縦型内胴回転式洗浄機で使用でき
る限り任意であるが、通常５００cp以下（２５℃）であ
るのが望ましい。 【００１２】本発明においては、液体洗剤（Ａ）と液体
洗浄助剤（Ｂ）とを、別々の洗浄槽又は同じ洗浄槽に添
加して衣料を洗浄する。この際、前の洗浄槽に液体洗浄
助剤（Ｂ）を添加し、後の洗浄槽に液体洗浄助剤（Ｂ）
を添加するか、又は液体洗剤（Ａ）と液体洗浄助剤
（Ｂ）と同じ洗浄槽に添加するのが好ましい。特に、前
の洗浄槽に液体洗浄助剤（Ｂ）を添加し、後の洗浄槽に
液体洗浄助剤（Ｂ）を添加すると効率的に洗浄すること
ができる。本発明において、液体洗剤（Ａ）や液体洗浄
助剤（Ｂ）の他に必要に応じて過酸化水素、過炭酸ナト
リウム、過ほう酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム等
の漂白剤、柔軟剤や糊剤等の仕上げ剤を洗浄力を低下さ
せない範囲で使用する事ができる。本発明の洗浄方法
を、洗浄槽が４槽ある場合の連続縦型内胴回転式洗浄機
を用いて行う場合を例にとって説明する。この場合、液
体洗剤（Ａ）と液体洗浄助剤（Ｂ）などは、例えば、以
下のようにして特定の洗浄槽に添加される。 【００１３】 【表１】 第１洗浄槽 第２洗浄槽 第３洗浄槽 第４洗浄槽 No１ （Ｂ） （Ａ） 水洗い 水洗い No２ （Ａ）と（Ｂ） 水洗い 水洗 水洗い No３ （Ｂ） 水洗い （Ａ）と（Ｂ） 水洗 No４ 水洗 （Ａ）と（Ｂ） 漂白剤 水洗い No５ （Ｂ） （Ａ） 柔軟剤 水洗い 【００１４】ここで、洗浄条件としては、例えば、２０
００リットルの洗浄槽に対して、２０〜５０Kgの衣料、
液体洗浄助剤（Ｂ）１００〜１０００ｇ又は液体洗剤
（Ａ）１００〜１０００ｇ及び水１００〜１０００Kgを
入れ、通常３０〜７０℃で、２０〜４０分間洗浄する。
ここで、洗浄槽中の洗浄液中の界面活性剤の濃度が０．
０１〜０．１％となるようにするのがよく、又洗浄槽中
の洗浄液中のキレート剤、アルカリ剤又は両者の合計濃
度が０．０２〜０．５％となるようにするのがよい。本
発明の洗浄機においては、洗浄槽に上記洗浄助剤液と衣
料又は上記洗浄液と衣料などを入れた後、洗浄槽が縦方
向に回転することによって洗浄が行われる。通常、回転
数は１５〜４０ｒｐｍ程度である。連続縦型内胴回転式
洗浄機における洗浄槽の数は少なくとも２つ以上あれば
よく、通常２〜６であるが、これ以上でもよい。尚、連
続縦型内胴回転式洗浄機の洗浄槽を用いた洗浄工程の前
に、衣料の浸漬や水での予備洗浄工程を設けることがで
きる。又、洗浄槽を用いた洗浄工程の後に、濯ぎ工程や
糊つけ工程や乾燥工程を設けることができる。 【００１５】 【発明の効果】本発明によれば、独立した洗浄槽を有す
る連続縦型内胴回転式洗浄機を用いた衣料の洗浄におい
て、良好な洗浄性能を得ることが可能となり、これは特
にランドリー用衣料洗浄方法として好適である。つぎに
実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明は以下の実
施例によって限定されるものではない。 【００１６】 【実施例】 実施例１ 表−１に示す組成（重量％）を有する各種液体洗剤Ａ１
〜Ａ８と表−２に示す各種液体洗浄助剤Ｂ１〜Ｂ３を調
整して表−１に示すように組み合わせて衣料を洗浄し、
性能を以下の方法により評価した。結果を表−３に示
す。 【表２】 表−１（液体洗剤Ａの
組成） Ａ１ Ａ２ Ａ３ Ａ４ Ａ５ Ａ６ Ａ７ Ａ８ 非イオン界面活性剤 *1 １０ １０ １０ １０ １０ １０ １０ １０ アミノ酢酸ベタイン *2 ５ ５ ５ ５ ５ ５ ５ ５ シリコーンＳＨ3748 *3 １ − − − − − − − シリコーンＳＨ3749 *3 − 0.5 − − − − − − シリコーンＳＨ8700 *3 − − 0.5 − − − − − シリコーンＬ-7602 *4 − − − １ − − − − シリコーンＬ-7604 *4 − − − − 0.5 − − − シリコーンＳＨ3746 *5 − − − − − − １ − シリコーンＳＨ3771 *5 − − − − − − − 0.5 精製水 バ ラ ン ス *1 トリデシルアルコールにエチレンオキシド１２モル
とプロピレンオキシド３モルを付加させたもの *2 ドデシルジメチルアミノ酢酸ベタイン *3 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製オキ
シエチレン・オキシプロピレン共重合体付加型シリコー
ン *4 日本ユニカー株式会社製オキシエチレン・オキシプ
ロピレン共重合体付加型シリコーン *5 東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社製オキ
シエチレン共重合体付加型シリコーン 【００１７】 【表３】 表−２（液体洗浄助剤
Ｂの組成） Ｂ１ Ｂ２ Ｂ３ 珪酸カリウム ２０ １０ − 炭酸カリウム − １５ ３０ 水酸化カリウム ４ − ５ 水酸化ナトリウム − − １ ピロ燐酸カリウム ２０ ４ ５ エチレンジアミン４酢酸ナトリウム − ２０ − ニトリロ三酢酸カリウム − − ２５ 精製水 バ ラ ン ス 【００１８】 【表４】 表−３ １槽目 ２槽目 ３槽目 ４槽目 洗浄力 EMPA No.101 EMPA No.104 １ Ｂ１ Ａ１ 水洗 水洗 ７５ ６５ ２ Ｂ１ Ａ２ 水洗 水洗 ７３ ６３ ３ Ｂ１ Ａ３ 水洗 水洗 ７３ ６４ ４ Ｂ２ 水洗 Ａ４ 水洗 ６９ ５８ ５ Ｂ３ 水洗 Ａ５ 水洗 ７０ ５９ ６＊ Ｂ１ Ａ６ 水洗 水洗 ５９ ４８ ７＊ Ｂ２ Ａ７ 水洗 水洗 ６０ ５１ ８＊ Ｂ３ 水洗 Ａ８ 水洗 ５６ ４５ No.５〜８は比較例である。表中、水洗は水道水のみ４
０Ｋｇを入れて洗浄した。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 深野 和明
東京都墨田区本所１丁目３番７号 ライ
オン株式会社内
(56)参考文献 特開 昭57−115499（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−153300（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−271689（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−226908（ＪＰ，Ａ)
特開 平６−49486（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−70797（ＪＰ，Ａ)
特開 昭59−227997（ＪＰ，Ａ)
特開 昭62−45698（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−15300（ＪＰ，Ａ)
特開 平４−359096（ＪＰ，Ａ)
特開 平３−197596（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
C11D 1/00
D06F 39/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 少なくとも２つ独立した洗浄槽を有し、
１の洗浄槽で衣料を洗浄した後、該洗浄槽内の洗浄液を
排出し、衣料を次の洗浄槽に移動して再度洗浄する連続
縦型内胴回転式洗浄機を用いた衣料の洗浄方法であっ
て、（Ａ）オキシエチレン・オキシプロピレン共重合体
付加型シリコーンオイルと界面活性剤とを含有とする液
体洗剤、と（Ｂ）キレート剤及び／又はアルカリ剤を主
成分とする液体洗浄助剤とを洗浄槽に添加して衣料を洗
浄することを特徴とする衣料の洗浄方法。
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