JPS6245698A

JPS6245698A - 自動食器洗浄機用液状洗剤

Info

Publication number: JPS6245698A
Application number: JP18613485A
Authority: JP
Inventors: 健一伊藤; 千里雄森田; 祐子阿部
Original assignee: NIITAKA KAGAKU KOGYO KK
Current assignee: NIITAKA KAGAKU KOGYO KK
Priority date: 1985-08-23
Filing date: 1985-08-23
Publication date: 1987-02-27
Also published as: JPH0352799B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、陶器、プラスチックなど多様な素材の食器等
用の液状洗剤、特に自動洗浄機に適用できる洗剤の組成
に関する。

［従来の技術］従来、この種の液状洗剤としては、リン酸塩のほか、ケ
イ酸塩及びその池のアルカリ成分を必須の成分として配
合するものが多い。この従来の洗剤に於いて、その溶解
性及び溶液安定性、さらに良好な洗浄力を得るため水酸
化すＩ・リウム又は／及び水酸［ヒカリウムなどの苛性
アルカリが含有せられる。

［発明が解決しようとする問題点］従来の洗剤では、一般に、苛性アルカリは５重量０６以
上で通常２０〜３０重量％の割合で配合されることが多
く、この苛性アルカリさらにはゲイ酸塩の配合は、洗浄
操作時に於いてその洗浄水のＰＨ値を高くする原因とな
る。

この洗浄水に於ける高ＰＨ値は公害源ともなり、また水
酸化すトリウム又は水酸化カリウムのいずれかが５重量
％濃度以上の含有量となるとき医薬円外劇物の該５品と
もなり、従ってその取り汲いには危険が伴いさらにその
取り扱いに法的制限が加えられることになる。

本発明の目的は、取つ汲い操作に際し危険が伴わず、ま
た取り扱い上の法的制限がなく、また比較的低ＰＨ値で
の用法が可能であり、しかも溶液安定性があり、かつ洗
浄力の優れた洗剤を提供することにある。

［問題点を解決するための手段］本発明は、従来の液状洗剤に於ける含有量の苛性アルカ
リを減量する場合に炭酸カリウムを配合することによっ
て、その洗剤のアルカリ性状を持続的に維持し得るとい
う知見に基づいてなされ、前記した目的を達成するため
、自動食器洗浄機用液状洗剤につき、次の組成を採用し
た。

即ち、食器等洗浄用の液状洗剤に於いて、炭酸カリウム
を５〜５０重量％、また水酸化カリウムを５％重量未満
又は／′及び水酸化ナトリウムを５重足％未満の量含有
してなる組成を特徴とする。

この発明に係る洗剤に於いては、前記の構成必須成分以
外の含有成分として、ｌ・リポリリン酸ナトリウム、ピ
ロリン酸カリウム等の縮合リン酸塩、リン酸塩、二１−
リロ三酢酸ナトリウム、クエン酸、エヂトンジアミン四
酢酸すｌ・リウム、その他ポリカルボン酸塩などを洗浄
成分、金属イオン封鎖剤若しくはＰ　Ｈ桜街剤として配
合することができ、さらに、分散剤としてゲイ酸塩、ま
た漂泊剤として次亜塩素酸すｌ・リウム又は塩素化イン
シアヌル酸塩等を配合することができる。

［作　　用　　］次に本発明の１を用を従来例との比較に於いて説明す゛
る。

先ず、＆１来の洗剤の成分表を第１表に示す。

く第１表〉なお、上表の数置単位は重量％である。

玉揚の第１表に示すＮＯ，ｌ〜Ｎａ、　４の各洗剤を夫
々次の自動洗浄機１に使用した。

自動洗浄機１は第１図にて示すように、洗浄機本体２を
備え、この本体２の左右両サイドには受台３．４が延設
されている。

また、本体２上の側壁には、受台３（Ｉｌｌにシャッタ
ー６により開閉される入口開口５を有し、また受台４側
にシャンク−８により開閉される出口間ロアを有する。

また、本体２の洗浄室２ａ内には、各受台３．４面に沿
って中央位置にローラ台９を備え、その下部は貯槽Ｉ１
１として形成されている。この貯槽ｌＯには、上口が排
出口である排水管１１か立設され、またその側壁上には
電気１云導度センサー１２が設けられている。１３はこ
のセンサー１２の制御器である。

また、受台４の下方には洗剤タンク１４が配置され、こ
のタンク１４０部に挿入されたチューブ１５は注入口１
７を備えるコネクタ１６に連結されている。またこのコ
ネクタ１６には、途中に電磁弁１９を配した水道管１８
が連結されている。また、受台３の下方には給湯器２０
が配設され、この給湯器２０からは、洗浄室２ａ内であ
って、貯槽ＩＯの上方位置に至端口が配位された給湯管
２１が設けられている。この給湯管２１から湯水が貯槽
ｌＯ内に給入されるが、同時に電磁弁１　＋）が開いて
水が水道管１８から流出され、この流出作用によりタン
ク１４から洗剤がチューブ１５、注入口１７を介して注
入されることによって洗剤溶液Ａとして貯留される。こ
の溶液Ａ濃度はセンサー１２によって制御され、またそ
の温度は貯槽１ｏ内底部に設けられたヒーター２８によ
り定温に維持される。

また、本体２内には、下端の吸入口２２が上記貯留され
ている洗剤溶液Ａ中にあるように導管２３及びこれから
分岐した導管２４が配されておりこれらの導管には一連
にポンプ２７が連結されている。、導管２３はローラ９
台の下方に水平状態で配設された洗浄用ノズル２５に、
導管２４はローラ台９の上方に水平状態で配設された洗
浄用ノズル２６に連結されている。これらの洗浄用ノズ
ル２５２６はポンプ２７の駆動により導管２３．２４を
夫゛々介して洗剤溶ｉ１　Ａを噴出させる。この噴出液
により洗浄用ノズル２５．２６は夫々回転するように構
成されている。

また、給湯器２０からは導管３０、ポンプ３１を介して
洗浄室２ａ内に及ぶ導管３２．３３に夫々連結され、こ
れらの導管３２．１３に夫々連結され、洗浄用ノズル２
５．２６に対し夫々同芯的に配設されたすすぎ用ノズル
３４．３５を有する。これらのすずぎ用ノズル３４．３
５も噴出湯水により回転するように構成されている。

次に、−ト記した洗浄！１の本体２内にはラック３６か
被洗浄食器４１・・・を上載してローラ台９上に配送さ
れてくる。

このランク３６は、第２図に示すように、周壁をなす枠
部３７ｆ！：有し、この枠部３７下縁には多数の前孔３
９・・・を有し、係止柱４０・・を適宜立設して有する
前受部３８力弓長設されている。被洗浄食器４１・・・
は、１系止柱４０・・・により夫々係止される状態で網
受部３８上に載置される。

また、後記する洗浄試験に用いな被洗浄食器４１である
ガラスコツプを第３図に示す、このガラスコツプ４１に
は、その口部１２近傍の外周面上に沿って口紅４４が帯
状に塗りｒｌはてあり、またその内壁面４（上にマーガ
リン２重ｊ１部、小麦粉１重量部、脱脂粉乳１重量部役
び天ぷら油１重量部を混合し、て調整した人工汚垢４５
を０．５０〜０゜５５ｇ薄層状で均一に塗布しである。

次に、上記した形態の被洗浄食器４１に対する洗浄操ｆ
ｔについて説明する。

貯槽ｌＯ内に初期洗剤溶液Ａを洗剤１５０ｇに対して７
）Ｃ７５１の割合で調製して貯留しておく。

先ず、この溶液Ａの液温を６０±２°Ｃに維持し、ポン
プ２７を駆動させて４５秒間洗浄用ノズル２５及び２６
から噴出液Ｂとして噴出させ洗浄し、次いで給湯器２０
に於いて水温を７０±３°Ｃに維持し、ポンプ３１を駆
動させ１５秒間すずぎ用ノズル３４及び３５から約８１
の噴出湯水Ｃとして噴出させすすぐ。

噴出液Ｂは貯槽ｌＯに還流して溶液Ａの水量が保持され
るが、噴出湯液Ｃはこの貯槽１ｏ内に流入してその液量
を増加させる。この増量分に相当する液量は排水管１１
内にオーバーフローして排出される。この結果、第１回
目の洗浄、すすぎ操作が終了した段階では、貯槽１０内
の洗浄溶液Ａはより希釈されたものとなる。このように
釈された。洗剤溶液はＩｉα次次回の洗浄揉（七に同円
される。

上記した洗浄操１を法を前記第１表の各洗剤（Ｎ０１〜
Ｎ０４）に適用した場合の前記したガラスコツプ４１に
対する洗浄効果を第２表に示した。

く　　　第　　　２　　　表　　〉（記号等の説明）ｉ）人工汚垢及び口紅に対する洗浄度 ○・・・汚れが全く付いていない。

△・・・汚れが少し付いている。

×・・・汚れか多く付いている。

ｉｉ）ウォータースポットの残留の程度○・・・残留か
ほとんどない。

△・・・残留が少しある。

×・・・残留が全面に多くある。

１ｉｉ）Ｐ　Ｈ値は、貯槽ｌＯでの洗剤溶液の値を測定
したものである。

ｉｖ）実施口は、前記調製されたーの洗剤溶液Ａについ
て実施された洗浄操（ｔＥの回数順位を示す。

次に、本発明に係る洗剤につき、前記説明した洗浄操作
法に適用した場合の前記ガラスコツプ４１に対する洗浄
効果を説明する。

この洗浄試験に使用する本発明に係る洗剤の構成例（Ｎ
α５〜Ｎｎ、１１）を次の第３表に示す。

なお、上表の数値単位は重量？≦である。

これらの洗剤（Ｎｏ、　５〜Ｎ（Ｌｌｌ）を適用した場
合の洗浄効果を次の第４表に示した。

なお、この第４表にて用いた記号等は第２表についての
ものと同じ意義を有する。

本発明に係る洗剤に於いて、第３表から判るように、苛
性アルカリである水酸化ナトリウム及び水酸化カリウム
の実質含有量がいずれも５重量％未満、即ち、水酸化ナ
トリウムの実質含有量についてはＮｏ、ＩＱの洗剤では
４．９重量％またＮＯ，ｉｌの洗剤では２．４５重量％
であり、また水酸化カリウムの実質含有量については血
５〜Ｎｗ　９及びＮＯ，ｌｌの洗剤にていずれも４．８
重量％である。

従って、本発明の洗剤は医薬州外劇物に該当するもので
なく、また第４表にて示される結果から比較的低いＰＨ
値にて使用することが可能である。また第２表と第４表
とを比較することによって、洗浄操作の実施口、及び洗
浄度、口紅の処理度、スポットの発生度について、洗浄
度合が極めて高いことが判る。

また、上記した洗浄試験に於いて、本発明に係る洗剤（
Ｎｏ、　５〜Ｎｏ、　１１　＞の溶解性及び溶液安定性
は、各実施口について極めて良好であった。

また、本発明に係る洗剤は長期間の貯蔵に際してもその
液状及び透明性状を保持する。次の第５表には、本発明
の洗剤（Ｎｏ、　５〜Ｎｎ、　ｌ　Ｉ　）自体について
、その長期間（１０日以上）の貯蔵安定性を従来例（Ｎ
ＩＬ１〜Ｎ１Ｌ４）との比較に於いて示した。

玉揚の第５表に示すように、本発明に係る洗剤は比較的
に貯蔵安定性が優れていることを確認することができ、
また特に水酸化カリウムが含有されるものについては一
１θ℃の温度条件下に於いても長期間に亘って安定的に
貯蔵することが可能である。

また、本発明に係る洗剤の必須成分である炭酸カリウム
の含有量が５重量％以下となるとき、洗剤のアルカリ度
が低下して洗浄力が悪くなり、さらにその水溶液の電気
伝導度が低下して自動食器洗浄機に於ける洗剤溶液濃度
の自動調Ｂ？が困難となるし、またその含有量が５０重
重量以上となるとき、溶液安定性が悪くなる。

［実施例］（実施例１〉＋０００１容量の受槽内に、先ず、水を６００　ｋｇ給
入し、次いで、４８％水酸化カリウム１００ｋｇ　、無
水炭酸カリウム２００　ｋｇ、及びニトリロ三酢酸ソー
ダ（−水和″！ＩＪＩＪ）　　１００ｋｇを順に加えて
混合撹拌し、Ｉ　Ｏ００ｋｇの洗剤を得た。この液状洗
剤は透明状を呈した。

（実施例２）＋０００１容量の受槽内に、先ず、水を５７０ｋｇ給入
し、次いて、４８°、；水酸化カリウム　ｌ　ＯＯｋｇ
、無水炭酸カリウム２００ｋｇ、無水ピロリン酸カリウ
ム１００ｋｇ及びニトリロ三酢酸ソーダ（−水和物）３
０ｋｇを順に加えて混合攪拌し、１０００ｋｇの洗剤を
得た。この液状洗剤は透明性状を呈した。

（実施例３）１０００１容呈の受槽内に、先ず、水を５７１）ｋｇ給
入し、次いで、４８？６水酸化カリウム　１００　ｋｇ
、無水炭酸カリウム２００ｋｇ　、無水トリポリリン酸
ソーダ１００ｋｇ及びニトリロ三酢酸ソーダ（−水和７
％）３０ｋｇを順に加えて混合攪拌し、］　００１）ｋ
ｇの洗剤を得た。この液状洗剤は透明性状を呈した。

（実施例４）１０００　！容量の受槽内に、先ず、水を５００　ｋｇ
給入し、次いで、４８°≦水酸化カリウム　ｌｏＯｋｇ
、無水炭酸カリウム２　＋］　Ｏｋｇ、無水ピロリン酸
カリウム　１００　ｋｇ及び１３°６次亜塩素酸ソーダ
ｌ　ＯＯｋｇを順に加えて混合撹拌し、＋００旧くｇの
洗剤を得た。この液状洗剤は透明性状を呈した。

（実施例５）１０００１容量の受槽内に、水を５００　ｋｇ給入し、
次いで、４８％水酸化カリウム１０１３ｋｇ、無水炭酸
カリウム２００　ｋｇ、無水トリポリリン酸ソーダ１０
０ｋｇ及び１３％次亜塩素酸ソーダ１００　ｋｇを順に
加えて混合攪拌し、１００１）　ｋｇの洗剤を得た。こ
の液状洗剤は透明性状を呈した。

（実施例６）＋０００１容量の受槽内に、水を６００ｋｇ給入し、次
いで、４９２５水酸ｆヒナトリウム１００　ｋｇ、無水
炭酸カリウム２１１　Ｉｆ　ｋｇ及び二Ｉ・リロ三酢酸
ソーダく一水和物）　　１００ｋｇを順に加えて混合攪
拌し、１０００ｋｇの洗剤を得た。この液状洗剤は透明
性状を呈した。

（実施例７〉１０００１容量の受槽内に、水を５２０ｋｇ給入し、次
いで、４９％水酸化すＩ−リウム５０ｋｇ、４８％水酸
化カリウム　１００ｋｇ、無水炭酸カリウム２００　ｋ
ｇ、無水トリポリリン酸ソーダ１００ｋｇ及びニトリロ
三酢酸ソーダ（−水和物）３０ｋｇを順に加えて混合攪
拌し、＋　００１Ｊ　ｋｇの洗剤を得な。この液状洗剤
は透明性状を呈した。

上記した実施例１〜実施例７の洗剤は１　ｋｇ〜１００
ｋｇ　（通常２５ｋｇ　）の量で分注され市販品とされ
る。

［発明の効果］上述したように、本発明は、洗剤の配合成分である苛性
アルカリの量を医薬用外ｆｔ１ｌ物に該当しない量に減
量したことにより、その取り汲い上の法的制限もなく、
また用法上比較的低Ｐ　ｌ（値にて高い洗浄効果を発揮
するので、洗浄操作が安全となり、また公害源となる虞
も少なくなる等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図・・・自動食器洗浄機の縦断面正面図、第２図・
・・ラックの斜視図、第３図・・・被洗浄食器の中央縦
断面斜視図。図面符号の説明１・・・洗浄機、２・・・洗浄機本体、２ａ・・・洗浄
室１０・・・貯槽、１２・・・電気伝導度センサー、２
５．２６・・・洗浄用ノズル、３４．３５川すすぎ用ノ
ズル、３６・・・ラック、Ａ・・・洗浄溶液、Ｂ・・・
洗浄溶液の噴出液Ｃ・・・すすぎ湯水噴出液。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）食器等洗浄用の液状洗剤に於いて、炭酸カリウム
を５〜５０重量％、また水酸化カリウムを５重量％未満
又は／及び水酸化ナトリウムを５重量％未満の量含有し
てなる組成を特徴とする自動食器洗浄機用液状洗剤。
（２）水酸化カリウムを必須的に含有する場合の特許請
求の範囲第１項記載の自動食器洗浄機用液状洗剤。