JP3437713B2 - 映像バスによる映像監視制御システム及びその端末制御装置 - Google Patents

映像バスによる映像監視制御システム及びその端末制御装置

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JP3437713B2
JP3437713B2 JP12636396A JP12636396A JP3437713B2 JP 3437713 B2 JP3437713 B2 JP 3437713B2 JP 12636396 A JP12636396 A JP 12636396A JP 12636396 A JP12636396 A JP 12636396A JP 3437713 B2 JP3437713 B2 JP 3437713B2
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真人 千野
和広 五月女
健一 堀端
吉人 坂東
和浩 佐藤
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Shimizu Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各監視区域に1又
は複数の監視カメラを設置し、この監視カメラをセンタ
ーにて制御し多点を監視する映像バスによる映像監視制
御システム及びその端末制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような映像監視制御システム
においては、図7に示すようなものが提案されていた
(特公平6−95680号)。すなわち、監視区域には
カメラとカメラを制御するカメラ制御装置とから構成さ
れる端末ユニットを複数(U11〜Unn)備える。そ
して、これら端末ユニットU11〜Unnを数ユニット
毎に区分してブロックB1〜Bnを構成し、例えば、各
監視区域毎に設置する。各ブロックB1〜Bnに対して
ひとつのチャンネル(ブロックB1にはチャンネルch
1、ブロックBnにはチャンネルchn)を固定的に割
付ける。一方、センターには端末側から送出された映像
を表示するためのモニタ等を設け、これら端末側とセン
ターの各部を1本の同軸ケーブルを介して接続する。
【0003】そして、センターから端末側に対し、映像
を送出させたい端末ユニットのアドレスデータを含む映
像送出指示信号を制御チャンネルch0で送出する。端
末側の各端末ユニットU11〜Unnでは、センターよ
り送出された映像送出指示信号のアドレスデータが自己
のアドレスと一致するか否か判断する。そして一致する
場合で、かつ映像送出の指示信号が含まれている場合に
は、カメラの映像信号を自己の属するブロックに予め割
り当てられたチャンネルch1〜chnでセンターに送
出していた。このような従来の方法によれば、複数の端
末ユニットでチャンネルを共用できるので、チャンネル
数以上の端末ユニットの接続された同軸ケーブルを有効
に利用した映像監視システムが構築できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のこ
のような映像監視システムにおいては、単に各ブロック
B1〜Bnに対してひとつのチャンネルを固定的に割付
けていたので、1つのブロックからは1つのチャンネル
を介してのみ映像の送出が可能であり、1つのブロック
内の複数の端末ユニットからは同時に映像を送出するこ
とができないという問題があった。例えばブロックB1
の監視区域内で火災が発生し、このブロックB1内の端
末ユニットU11と端末ユニットU1nからの映像を同
時に見たい場合でも、ブロックB1にはチャンネルch
1しか割付けられていないため、端末ユニットU11と
端末ユニットU1nから同時に映像を送出することはで
きなかった。即ち、同一のブロック内に設けられている
2以上のカメラからの映像をセンターで監視できず、カ
メラが設けられているにも関わらず、その映像を監視で
きないという問題があった。
【0005】またセンターと端末側の各部とを単に1本
の同軸ケーブルを介して接続していたので、同軸ケーブ
ルの断線等により通信障害が発生した場合には、センタ
ーと端末側とが完全に分断されていまい、映像監視等が
全く行えないという問題があった。このことは映像監視
システムの信頼性を低下させる要因となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような従来の映像バ
スによる映像監視制御システムにおける問題点を解決す
るために前記請求項1に記載の本発明は、各監視区域
に、監視区域を撮像するカメラと該カメラの撮像状態等
を制御する端末制御装置とからなる端末ユニットを1又
は複数設置し、センターには端末側より送出された映像
信号を復調する復調器と該復調器により復調された映像
信号を表示するモニタとからなる表示ユニットを備え、
該センターと端末ユニットとを周波数多重化された多チ
ャンネル伝送路を構成する共通の同軸ケーブルからなる
主幹線を介して接続した映像バスによる映像監視制御シ
ステムにおいて、センターに前記表示ユニットを複数設
けると共に、各表示ユニットに対して自己が復調・表示
すべき映像信号のチャンネルを割付け、センターの制御
部は映像を送出させたい端末ユニットに属する端末制御
装置に対し、この端末ユニットから送出される映像信号
を復調・表示させたい前記表示ユニットに割付けられて
いるチャンネルを示すチャンネルデータを含む送出許可
信号を生成して送出し、前記送出許可信号を受信した端
末ユニットの端末制御装置は、自己の制御するカメラの
撮像した映像信号を前記チャンネルデータで示されたチ
ャンネルでセンターに送出することを特徴として構成さ
れている。従って、端末制御装置から送出された映像信
号はそのチャンネルの割付けられた表示ユニットのモニ
タにて表示されるので、例えば任意の複数の端末ユニッ
ト、例えば同じ監視区域内に設置されている複数の端末
ユニットに対して、異なるチャンネルを許可する送出許
可信号を送出すれば、任意の複数の端末ユニットに設け
られているカメラからの映像信号が異なるチャンネルで
送出されて、センターのモニタで複数のカメラの映像を
同時に監視できる。
【0007】さらに前記請求項2に記載の本発明は、前
記請求項1に記載の本発明において、センターの前記各
表示ユニットは、制御対象となる端末ユニットのカメラ
の設置場所を示す文字データを出力するキャラクタ発生
器を備え、前記モニタは、前記端末ユニットから送出さ
れた映像信号に、キャラクタ発生器より出力された端末
ユニットのカメラの設置場所を示す文字データをオンス
クリーン表示することを特徴として構成されている。従
って、オンスクリーン表示された文字データを見れば、
そのモニタの映像がどのカメラからの映像か容易に判断
できる。
【0008】さらにまた前記請求項3に記載の本発明
は、前記請求項1又は2に記載の本発明において、前記
各端末ユニットの端末制御装置は、接続された火災感知
器や防犯検出器等のセキュリティセンサからの検出信号
を入力するための検出信号入力部を備え、端末制御装置
は前記検出信号入力部に検出信号が入力された場合に自
己のアドレスデータを含む異常検出信号を生成してセン
ターへ送出し、センターの前記制御部は、端末側より送
出された異常検出信号を検出した場合に、該異常検出信
号から端末制御装置のアドレスデータを抽出し、該端末
制御装置のアドレスデータと該端末制御装置から送出さ
れる映像信号を復調・表示させたい表示ユニットに割付
けられているチャンネルを示すチャンネルデータとを含
む送出許可信号を生成して端末側に送出することを特徴
として構成されている。従って、異常区域の端末ユニッ
トからの映像信号がセンターで自動的に表示される。
【0009】しかも前記請求項4に記載の本発明は、前
記請求項3に記載の本発明において、センターの制御部
は、端末側より送出された異常検出信号を検出した場合
に、異常検出信号から端末制御装置のアドレスデータを
抽出すると共に、予め設定された手順により異常検出信
号を送出した端末制御装置の周辺の端末制御装置のアド
レスデータを抽出し、該周辺の端末制御装置のアドレス
データと異常検出信号を送出した端末制御装置に許可し
た表示ユニット以外の表示ユニットに割付けられている
チャンネルを示すチャンネルデータとを含む送出指示信
号を生成して端末側に送出することを特徴として構成さ
れている。従って、異常のある端末制御装置の周辺の端
末制御装置からの映像信号を自動的に表示することがで
きる。
【0010】しかもまた前記請求項5に記載の本発明
は、前記請求項1乃至4に記載の本発明において、セン
ターは、任意の制御信号を入力するための操作部を備
え、センターの制御部は、前記操作部を介して映像信号
を送出させたい端末ユニットが選択された場合に、選択
された端末ユニットに属する端末制御装置のアドレスデ
ータと前記複数の表示ユニットのうちの任意の表示ユニ
ットに割付けられているチャンネルを示すチャンネルデ
ータとを含む送出許可信号を生成して端末側に送出する
ことを特徴として構成されている。従って、センター側
の操作によって、任意の端末ユニットからの映像信号を
表示することができる。
【0011】さらに前記請求項6に記載の本発明は、前
記請求項1乃至5に記載の本発明において、前記各端末
ユニットは、接続された制御機器に対して制御信号を出
力するための制御信号出力部を備え、センターに任意の
制御信号を入力するための操作部を備え、センターの制
御部は、前記操作部を介して制御したい制御機器及び制
御内容が選択された場合に、選択された制御機器を管轄
する前記端末制御装置のアドレスデータと前記操作部を
介して入力された制御内容を示す制御コマンドとを含む
制御指示信号を生成して端末側に送出し、前記制御指示
信号を受信した端末ユニットの端末制御装置は、制御機
器を制御するための制御信号を前記制御信号出力部より
出力することを特徴として構成されている。従って、セ
ンター側の操作によって、端末ユニットの制御機器を制
御することができる。
【0012】さらにまた前記請求項7に記載の本発明
は、前記請求項1乃至6に記載の本発明において、前記
センターは、火災報知システム、防犯システム、ビル管
理システム等から出力される情報を入力する情報入力部
を備え、前記制御部は、該情報入力部から入力される情
報に基づいて、監視すべきカメラを制御する端末制御装
置のアドレスデータを抽出し、該端末制御装置のアドレ
スデータと該端末制御装置から送出される映像信号を復
調・表示させたい表示ユニットに割付けられているチャ
ンネルを示すチャンネルデータとを含む送出許可信号を
生成して端末側に送出することを特徴として構成されて
いる。従って、火災報知システム等からのセータに基づ
いて、監視すべき端末制御装置からの映像をセンターに
おいて自動的に表示することができる。
【0013】しかも前記請求項8に記載の本発明は、前
記請求項1乃至7に記載の本発明において、各監視区域
は、スピーカと、センターから送出される音声信号を受
信し該スピーカに出力すると共に前記端末制御装置の制
御部からの制御信号により該スピーカとの接続、増幅率
の調整等の制御を行うスピーカ制御装置を備え、前記セ
ンターは、マイクと、該マイクから入力された音声信号
を端末側に送出すると共に前記センターの制御部からの
制御信号により起動する音声送出部を備え、該制御部
は、音声信号出力時に、前記音声送出部に起動制御信号
を出力すると共に、選択された端末制御装置に対し、該
端末制御装置に接続されたスピーカ制御装置にスピーカ
との接続を制御させる制御指示信号を送出し、該制御指
示信号を受信した端末制御装置の制御部は、センターか
ら送出された制御指示信号の制御内容に基づいて、前記
スピーカ制御装置に、スピーカとの接続を制御する制御
信号を前記制御信号出力部を介して出力することを特徴
として構成されている。従って、センター側から送出さ
れる音声を、監視区域の任意のスピーカから出力させる
ことができる。
【0014】しかもまた前記請求項9に記載の本発明
は、前記請求項1乃至8に記載の本発明において、セン
ターと端末ユニットとを同軸ケーブルからなるバックア
ップ用幹線を介して接続し、センターに主幹線とバック
アップ用幹線を切替接続する幹線切替部を設け、センタ
ーの制御部は、主幹線において障害が発生したと判断し
た場合に、幹線切替部を制御して幹線を主幹線からバッ
クアップ用幹線に切替接続することを特徴として構成さ
れている。従って主幹線に障害が発生した場合には自動
的にバックアップ用幹線に切替接続され継続して映像監
視ができる。
【0015】さらに前記請求項10に記載の本発明は、
前記請求項9に記載の本発明において、センターの制御
部は、端末ユニットへのポーリングによる所定回数の呼
出しに対しても応答がなかった場合に、障害が発生した
と判断することを特徴として構成されている。従って、
障害の発生を自動的に確実に判断できる。
【0016】前記請求項11に記載の本発明は、前記請
求項9又は10に記載の本発明において、センターの制
御部は、主幹線において障害が発生したと判断して幹線
を主幹線からバックアップ用幹線に切替接続した場合
に、バックアップ用幹線を介して端末ユニットへデータ
の要求を行い、要求に対する端末ユニットからの応答に
異常がなければ主幹線に障害が発生したと判断し、異常
があれば端末ユニットに障害が発生したと判断して、こ
の旨を任意の手段を介して報知することを特徴として構
成されている。従って、主幹線か端末ユニットのいずれ
かに異常が生じればその旨が即座に表示され適確に対応
を行うことができる。
【0017】前記請求項12に記載の本発明は、各監視
区域に、監視区域を撮像するカメラと該カメラの撮像状
態等を制御する端末制御装置とからなる端末ユニットを
1又は複数設置し、センターに端末側より送出された映
像信号を復調する復調器と該復調器により復調された映
像信号を表示するモニタとからなる表示ユニットを備
え、該各端末ユニットとセンターとを周波数多重化され
た多チャンネル伝送路を構成する共通の同軸ケーブルか
らなる主幹線を介して接続した映像バスによる映像監視
制御システムにおいて、前記端末制御装置は、カメラの
撮像した映像信号を設定されたチャンネルの周波数で変
調して送出する周波数可変型変調器と、複数の前記表示
ユニットのうちセンターが映像信号を復調・表示させた
い表示ユニットに割付けられているチャンネルを示す
ャンネルデータを含む送出許可信号を前記センターから
受信した場合に、前記周波数可変型変調器の変調周波数
を該チャンネルデータで示されたチャンネルに設定する
よう制御する制御部とを備えたことを特徴として構成さ
れている。
【0018】前記請求項13に記載の本発明は、前記請
求項12に記載の本発明において、前記端末制御装置
は、監視区域内に設置されている火災感知器や防犯検出
器等のセキュリティセンサからの検出信号を入力するた
めの検出信号入力部を備え、制御部は、該検出信号入力
部に検出信号が入力した場合に自己のアドレスデータを
含む異常検出信号をセンターに送出することを特徴とし
て構成されている。
【0019】前記請求項14に記載の本発明は、前記請
求項12又は13に記載の本発明において、前記端末制
御装置は、監視区域内に設置されている照明装置、カメ
ラ等の制御機器を制御する制御信号を出力するための制
御信号出力部を備え、前記制御部は、センターから送出
された制御指示信号を受信した場合に、制御コマンドを
解析し、解析された制御内容に基づいた制御信号を該制
御信号出力部を介して制御機器に出力することを特徴と
して構成されている。
【0020】前記請求項15に記載の本発明は、前記請
求項14に記載の本発明において、各監視区域に、スピ
ーカと該スピーカを制御するためのスピーカ制御装置を
備え、前記端末制御装置の制御部は、センターから送出
された制御指示信号の制御内容に基づいて、該スピーカ
制御装置に対し、前記スピーカとの接続またはスピーカ
へ出力される音声信号の音量調整等の制御信号を前記制
御信号出力部を介して出力することを特徴として構成さ
れている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本実施例の全
体の構成を示すブロック図、図2は図1の端末ユニット
のブロック図である。これら各図において本実施形態
は、監視区域には複数の端末ユニットU11〜Unnが
備えられており、これら端末ユニットU11〜Unnが
数ユニット毎に区分されてブロックB1〜Bnが構成さ
れ各監視区域毎に設置されている。例えば、各ブロック
は各階毎に設定されている。一方、センターには端末側
から送出された映像信号を復調・表示等するための複数
の表示ユニットH1〜Hnと、これら表示ユニットH1
〜Hn等を制御する制御部24等が備えられている。こ
れら各端末ユニットとセンターとは、周波数多重化され
た多チャンネル伝送路を構成する同軸ケーブルからなる
主幹線1を介して接続されている。
【0022】まず端末側の構成を詳細に説明する。ブロ
ックB1〜Bnの各端末ユニットU11〜Unnは互い
にほぼ同様に構成されている。代表例として、端末ユニ
ットU11のブロック図を図2に示す。この端末ユニッ
トU11には複数のカメラC1〜Cn、これらカメラC
1〜Cn等を制御するための端末制御装置V11、スピ
ーカ4及びこのスピーカ4を制御するためのスピーカ制
御装置3が備えられている。
【0023】各カメラC1〜Cnは、監視区域内に設置
されて任意の映像を撮像するためのものであり、そのズ
ーム、絞り等(以下、単に「撮像状態」とする)が外部
からの制御信号によって制御され得るものである。ま
た、この各カメラC1〜Cnはそれぞれ雲台を介して建
屋に設置されており、この雲台が外部からの制御信号に
よって制御されることにより、カメラのパンやチルト
(以下、単に「撮像位置」とする)が制御され得る。
【0024】これら複数のカメラC1〜Cn等を制御す
る前記端末制御装置V11は、制御部2、周波数可変型
変調器5、カメラ制御部6、RFモデム7、アドレス設
定部8、検出信号入力部9、制御信号出力部10を備え
る。制御部2は、端末側制御装置V11内の各部を制御
するものであり、センターから送出された各種信号の解
析・実行や、センターに送出すべき信号の生成等を行
う。周波数可変型変調器5(以下、単に「可変型変調器
5」とする)は、カメラC1〜Cnの映像信号を高周波
信号に変調して主幹線1を介してセンターに送出する。
この可変型変調器5は映像信号の送出周波数を任意に変
えることができるもので、少なくともセンターの表示ユ
ニットH1〜Hnの数と同数種類の周波数に切り替え可
能である。この周波数の切り替えは制御部2からの制御
信号に基づいて行われる。また可変型変調器5は、制御
部2からの制御信号により、起動又は停止が行われる。
【0025】またカメラ制御部6は、制御部2からの制
御信号に基づいて、カメラC1〜Cnに対してその撮像
状態を制御するための制御信号を送出すると共に、カメ
ラC1〜Cnの内から1つのカメラを選択し、可変型変
調器5と接続する。RFモデム7は、センターから送ら
れてきた制御信号を復調して制御部2に送出する一方、
制御部2から出力された制御信号を高周波信号に変調し
て主幹線1を介してセンターに送出する。アドレス設定
部8は、端末制御装置V11に固有のアドレスを設定す
るためのものである。このアドレス設定部8に設定され
たアドレスは、制御部2により適宜呼び出され設定され
る。
【0026】検出信号入力部9は、監視区域内の任意の
箇所に設置した防犯センサ、火災センサ、非常押釦等の
セキュリティセンサを接続し、その出力信号が入力され
る。この検出信号入力部9に入力された信号は、制御部
2に送出される。制御信号出力部10は、監視区域内の
任意の複数箇所に設置した照明装置、カメラC1〜Cn
の雲台、スピーカ制御装置3のアンプ19(後述する)
等の制御機器を接続し、これらの制御機器に対して制御
信号を出力する。この制御信号の出力は制御部2により
指示される。
【0027】スピーカ4は、監視区域内の任意箇所に設
置されるもので、センターから送出される緊急放送等を
監視区域内に流す。このスピーカ4を制御するスピーカ
制御装置3は、音声受信器17、ゲインコントロール1
8(以下、単に「GC18」とする)、アンプ19及び
スイッチ20を備える。この音声受信器17は、センタ
ーから主幹線1を介して送出された音声信号を受信して
GC18に出力する。このGC18は音声受信器17か
ら出力された音声信号の音量を調整し、アンプ19に出
力する。このアンプ19は、GC18から出力された音
声信号を増幅し、スピーカ4に送出する。このアンプ1
9の増幅率は制御信号出力部10からの制御信号により
任意に制御される。また、スイッチ20は、アンプ19
とスピーカ4との接続、切離しを行うもので、制御部2
の制御信号出力部10を介しての制御信号により制御さ
れる。
【0028】次にセンターの構成を詳細に説明する。図
1において、端末側から送出された映像信号を復調・表
示等するための複数の表示ユニットH1〜Hnは、互い
にほぼ同様に構成されている。代表例として表示ユニッ
トH1について説明する。この表示ユニットH1は、復
調器F1、キャラクタ発生器K1、モニタM1を備え
る。この復調器F1は端末側より送出された映像信号を
復調し、キャラクタ発生器K1に出力する。このキャラ
クタ発生器K1は、復調器F1より出力された映像信号
に、制御部24より出力される文字データを発生して重
ね合わせ、モニタM1に出力するものである。モニタM
1はキャラクタラ発生器K1より出力された映像信号と
文字データをオンスクリーンで表示する。この表示例を
図11に示す(詳細は後述する)。
【0029】ここで、このように構成された各表示ユニ
ットH1〜Hnに対しては、自己が復調・表示すべき信
号のチャンネルが予め固定的に割付られている。具体的
には、各表示ユニットH1〜Hnの前記復調器F1〜F
nに対し、自己が復調すべき映像信号のチャンネル(周
波数)を予め設定してある。例えば復調器F1にはチャ
ンネルch1(周波数f1)の映像信号を復調するよう
に設定し、復調器Fnにはチャンネルchn(周波数f
n)の映像信号を復調するように設定してある。従っ
て、復調器F1を備えた表示ユニットH1ではチャンネ
ルch1の映像信号のみが復調・表示される。
【0030】またセンターにはさらに制御部24、RF
モデム23、モニタ25、キャラクタテーブル26、防
災情報入力部27、操作部28、マイク29、音声送出
部30が備えられている。制御部24は、センターの各
部を制御するためのものであり、端末側に送出すべき各
種の信号を生成し、また端末側からの応答信号を解析す
る。RFモデム23は、制御部24から出力された制御
信号を高周波信号に変調して主幹線1を介して端末側に
送出する一方、端末側から送出された応答信号を復調し
て制御部24に出力する。
【0031】モニタ25は、制御部24から出力された
端末側の撮像状況等を表示する。この表示例を図12に
示す(詳細は後述する)。 キャラクタテーブル26は、各端末ユニットU11〜U
nnに属する各カメラの設置場所を表わす文字データを
格納する。このキャラクタテーブル26に格納された設
置場所データは制御部24により任意に呼び出される。
情報入力部27は、このシステムとは別に建物に設けら
れる火災報知システム、防犯システム、ビル管理システ
ム等を監視制御する監視制御盤から出力される情報を入
力し、制御部24に出力するものである。この実施例に
あっては、火災報知システム、防犯システムを監視制御
する防災監視盤31からの防災情報を入力し、制御部2
4に出力する。防災監視盤31は、監視区域に設けられ
た火災感知器や防犯検出器等のセキュリティセンサを接
続し、そのセキュリティセンサの状態を監視している。
この防災監視盤31は、セキュリティセンサからの火災
信号や侵入者検出信号等の異常検出信号を検出すると、
防災情報入力部27に対し、異常検出信号の内容及び異
常検出信号を出力したセキュリティセンサの設置されて
いる監視区域等に関する防災情報を出力する。
【0032】操作部28は任意の指示情報(主として映
像の送出許可の情報)を入力するもので、モニタ25上
にて指示情報を入力できるようにマウス等のポインティ
ングデバイスが用いられる。マイク29は任意の音声信
号(主として避難用等の緊急放送の音声信号)を入力す
るためのものであり、このマイク29を介して入力され
た音声信号は、音声送出部30より主幹線1Bを介して
監視区域へ送出される。
【0033】このように構成したセンターと端末側とを
接続する主幹線1は、少なくともn+3のチャンネルc
h1〜ch(n+3)の周波数多重化された信号を伝送
できるものである。チャンネルch1〜chn(周波数
f1〜fn)は前記したように表示ユニットH1〜Hn
に対して割付られたチャンネルであり、端末側の各端末
ユニットU11〜Unnからセンターに映像信号を送出
するためのチャンネルである。チャンネルch(n+
1)(周波数f(n+1))は、センターの制御部24
にて生成した制御信号を端末側に送出するチャンネルで
ある。チャンネルch(n+2)(周波数f(n+
2))は、端末側からセンターへ応答信号を伝送するチ
ャンネルである。また、チャンネルch(n+3)(周
波数f(n+3))は、センターから端末側に出力する
音声信号を送出するチャンネルである。
【0034】以下、本実施形態の監視動作をポーリング
/セレクティング動作を詳細に示す図8のタイムチャー
ト、端末制御装置の制御部の動作を示す図9のフローチ
ャートを参照して説明する。本動作は、通常動作、異常
時動作、マニュアル動作の3つに大別される。まず通常
動作について説明する。初期の前提として、端末側の各
端末ブロックB1〜Bnには、それぞれ異なるチャンネ
ルch1〜chnが仮定的に割付けられている(このチ
ャンネルを初期チャンネルとする)。 この前提の下、まずセンターでは高速でポーリングを行
うことにより、端末側の各端末ユニットU11〜Unn
に接続しているセキュリティセンサからの入力状態を検
出している。
【0035】つまりセンターから端末側の各端末ユニッ
トU11〜Unnに対してセキュリティセンサからの入
力状態を問い合わせる呼出信号を順次送出し、この呼出
信号を受けた端末側の端末ユニットU11〜Unnは自
己に接続されているセキュリティセンサからの入力状態
を知らせるための応答信号をセンターに返送する。なお
図8のタイムチャートを使った説明にはブロックB1の
端末ユニットU11〜U1nに対するポーリング信号の
関係のみを示したが、このポーリングによる呼出しは全
てのブロックB1〜Bnの全ての端末ユニットU11〜
Unnに対して行われる。
【0036】また、このような高速でのポーリングに加
えて、低速でのセレクティングにより端末ユニットU1
1〜Unnのカメラからの映像信号の切り替え制御が行
われている。すなわちブロックB1においては端末ユニ
ットU11〜U1nが順次センターへ映像信号を送出
し、ブロックBnにおいては端末ユニットUn1〜Un
nが順次センターへ映像信号を送出するような制御が行
われる。通常時、各ブロックから送出される映像信号
は、ブロック毎に異なるチャンネルでセンターへ送出さ
れる。
【0037】このような高速でのポーリングによる呼出
しと低速でのセレクティングによる切り替え制御とを図
8のタイムチャートを用いてより具体的に説明すれば、
センターの制御部24により先ず端末ユニットU11に
対して制御信号SG1が送出される。この監視信号SG
1としては、例えば端末ユニットU11のアドレスデー
タa1、映像信号の送出を許可する制御コマンドb1,
チェックサムcを含むものである。ここで制御コマンド
b1とは、端末ユニットU11の端末制御装置V11の
可変型変調器5を端末ユニットU11の属する端末ブロ
ックB1の初期チャンネルch1に設定すると共に、可
変型変調器5を起動させる制御コマンドである。なお本
実施例のように1つの端末制御装置V11に対して複数
のカメラC1〜Cnが接続されている場合には、制御信
号SG1には1つのカメラを指定するカメラ指定信号が
含まれる。
【0038】一方、各端末ユニットU11〜Unnで
は、常にセンターからの信号の送出を待っており(図
9、ステップS2)、制御信号SG1が入力されるとこ
の制御信号SG1に含まれるアドレスデータa1が自己
のアドレス設定部8に設定されたアドレスと一致するか
否かを判断する(図9、ステップS3)。そしてアドレ
スが一致する場合にはこの制御信号SG1に含まれるコ
マンドデータb1を解析し(図9、ステップS4)、こ
のコマンドデータb1が制御コマンドであるか否かを判
断する(図9、ステップS5)。
【0039】ここで、端末ユニットU11に送出された
制御信号のコマンドデータb1は上記のように映像信号
の送出許可を指示するものであるため、映像信号の送出
を開始する(図9、ステップS6)。つまり端末制御装
置V11の制御部2が可変型変調器5の変調周波数をチ
ャンネルch1の周波数に設定すると共に、可変型変調
器5を起動するよう制御する。これにより、まず端末ユ
ニットU11のカメラC1〜Cnいずれかからの映像信
号がチャンネルch1の周波数で変調されて、センター
に送出される。センターではチャンネルch1が割り付
けられた表示ユニットH1により復調・表示される。こ
の表示例を図11に示す。
【0040】センターは、この切り替え制御のための制
御信号SG1の送出後の所定時間後、次の端末ユニット
U12への呼出信号SG2を生成する。この端末ユニッ
トU12はまだ切り替え制御対象でないため、この端末
ユニットU12への呼出信号は、例えば端末ユニットU
12のアドレスデータa2、呼出コマンドデータb,チ
ェックサムcを含むものである。この呼出信号SG2を
受けた端末側の端末ユニットU12では、図9のステッ
プS1〜S5を行ない、制御信号SG1でないと判断し
た際には、ポーリングによる呼出信号と判断して、自己
の検出信号入力部9における検出信号の入力状態を読込
み(図9、ステップS7)、この検出信号の入力状態を
示すデータと自己のアドレス設定部8に設定されたアド
レスとを含む返送データ(図8、SG3)を作成し(図
9、ステップS8)、センターへ出力する(図9、ステ
ップS9)。
【0041】この返送データSG3を受けたセンターの
制御部24は、返送データSG3に含まれる検出信号の
入力状態を示すデータを解析し、特に異常がない場合に
は次の端末ユニット12への呼出信号を生成する。この
ように各端末ユニットU11〜U1nに対して順次の高
速でのポーリング(以下、このポーリングを「1サイク
ルのポーリング」とする)による呼出しが行われること
により、ブロックB1の検出信号がセンターにて監視さ
れる。
【0042】また低速でのセレクティングによるカメラ
からの映像信号の切り替え制御では、端末ユニットU1
1から端末ユニットU12への切り替え制御が行われ
る。すなわち次のセレクティングタイミングにおいて、
制御部24は端末ユニットU11に送出する信号とし
て、端末ユニットU11のアドレスデータa1、映像信
号の送出停止を指示する制御コマンドb2,チェックサ
ムcを含む制御信号(図8、SG4)を生成し、送出す
る。ここで、映像信号の送出停止を指示する制御コマン
ドb2とは、端末ユニットU11の端末制御装置V11
の可変型変調器5を停止させる制御コマンドである。こ
の監視信号SG4を受けた端末ユニットU11では、図
9のステップS1〜S6の動作を行い、端末制御装置V
11の可変型変調器5を停止させる。
【0043】そして次に制御部24は、端末ユニットU
12に送出する制御信号として、端末ユニットU12の
アドレスデータa2、映像信号の送出許可を指示する制
御コマンドb2,チェックサムcを含む制御信号(図
8、SG5)を生成し、送出する。ここで、映像信号の
送出許可を指示する制御コマンドb2とは、端末制御装
置V12の可変型変調器5を初期チャンネルch1に設
定すると共に、可変型変調器5を起動させる制御コマン
ドb1である。この制御信号を受けた端末ユニットU1
2では、図9のステップS1〜S6の動作を行い、端末
制御装置V12の可変型変調器5を起動させる。
【0044】通常時、このように各端末ユニットU11
〜U1nに対して順次、低速(例えば2〜3秒毎)での
切り替え制御が行われることにより、ブロックB1の各
端末ユニットU11〜U1nからチャンネルch1の周
波数で変調されて送出された映像信号が、センターの表
示ユニットH1のモニタM1にて所定時間間隔で順次表
示され、ブロックB1の監視区域の映像を監視できる。
また、ブロックB2の各端末ユニットU21〜U2nか
らは、チャンネルch2の周波数で変調されて送出され
た映像信号がセンターの表示ユニットH2のモニタM2
に所定時間間隔で順次表示され、ブロックB2の監視区
域の映像を監視できる。ブロックB3〜Bnにあっても
映像信号を変調するチャンネル周波数が変わるのみで、
それ以外は同様の動作が行われる。上記のように、高速
でのポーリングでの呼出しによるブロックB1〜Bnの
検出信号の監視と、低速でのカメラの切り替え制御によ
るブロックB1〜Bnの映像による監視が組み合わされ
て、本実施例における通常動作が行われる。
【0045】ここで、上記の説明においては1ポーリン
グサイクル毎に端末ユニットU11〜U1nを1回切り
替え制御(セレクティング)する例を示したが、1ポー
リングサイクルに要する時間は端末ユニットの数によっ
て異なるものであり、この時間にこだわらず適宜のタイ
ミングで切り替え制御するようにしてもよい。また、上
記実施例は、端末制御装置にセキュリティセンサが接続
されているため、センターよりポーリングによる呼出し
を行っているが、セキュリティセンサが接続されない場
合にあっては、ポーリングは行わずセレクティングによ
る切替え制御のみを行うようにしても良い。また、セキ
ュリティセンサが接続されていない場合にあっても、シ
ステムのチェックを兼ねて定期的にポーリングによる呼
出しを行って、カメラC1〜Cnのどのカメラが選択さ
れているかを示すカメラ選択情報や可変型変調器5に設
定されているチャンネル情報を通知させるようにしても
良い。また端末ユニットU11〜Unnの切り替え制御
のため、各端末ユニットU11〜U1nの端末制御装置
V11〜V1nの可変型変調器5を起動・停止させるよ
うにしたが、例えば、可変型変調器5と主幹線1との間
にスイッチを設け、このスイッチを端末制御装置からの
制御でON/OFFさせることにより端末ユニットU1
1〜Unnを切り替えてもよい。また送出許可信号は、
可変型変調器5にチャンネルを設定するためのチャンネ
ルデータと起動させるための制御コマンドとを含んでい
るものであったが、チャンネルの変更がない場合は、起
動するための制御コマンドのみとしても良い。この場
合、可変型変調器5は前に設定されているチャンネルで
映像信号を変調するようになる。
【0046】ここで、制御部24のキャラクタテーブル
26には、図13に示すような、各端末ユニットU11
〜Unnのアドレスデータに対応したキャラクタコード
アドレスを格納させる。一方、キャラクタ発生器K1〜
Knは、図14に示すようなキャラクタコードアドレス
に対応したキャラクタデータ(文字データ)を格納した
テーブルを備え、その機能としては制御部24から入力
されたキャラクタコードアドレスに対応して文字データ
(キャラクタデータ)を発生させる。
【0047】そして、センターの制御部24は、端末側
に送出許可信号を送出する際に、この送出許可信号に含
まれる端末ユニットのアドレスデータに対応するキャラ
クタコードアドレスをキャラクタテーブル26から抽出
する。そしてこのキャラクタコードアドレスを制御対象
となる端末ユニットU11〜Unnからの映像信号を復
調・表示する表示ユニットH1〜Hnのキャラクタ発生
器K1〜Knに対し出力する。例えば端末ユニットU1
1に送出許可信号を送出する場合には、図13に示す端
末ユニットU11のアドレスデータ「0001」に対応
するキャラクタコードアドレス「11011」を抽出し
て、この端末ユニットU11のカメラの映像信号を復調
・表示する表示ユニットH1のキャラクタ発生器K1に
送出する。このキャラクタコードアドレス「1101
1」を送出されたキャラクタ発生器K1は、このキャラ
クタコードアドレスに基づいて図14に示すテーブルか
ら文字データ「コンコース入口」を抽出して発生させ、
映像信号に重ね合わせ自己の属する表示ユニットH1の
モニタM1に出力する。このことで文字データ「コンコ
ース入口」はモニタM1にて映像信号にオンスクリーン
表示される。
【0048】なおキャラクタの発生に関する他の実施形
態を説明する。通常動作において、センターの制御部2
4は、端末側に送出許可信号を送出する場合に、制御対
象となる端末ユニットU11〜Unnのアドレスデータ
を制御対象となる端末ユニットU11〜Unnからの映
像信号を復調・表示する表示ユニットH1〜Hnのキャ
ラクタ発生器K1〜Knに対し出力する。例えば端末ユ
ニットU11に送出許可信号を送出する場合には、端末
ユニットU11のアドレスデータ「0001」を端末ユ
ニットU11の映像信号を復調・表示する表示ユニット
H1のキャラクタ発生器K1に送出する。
【0049】このアドレスデータ「0001」を送出さ
れたキャラクタ発生器K1は、図15に示すような端末
ユニットアドレスとキャラクタデータ(文字データ)と
の対応を示したテーブルから、アドレスデータ「000
1」に対応した文字データ「コンコース入口」を抽出
し、映像信号と重ね合わせ自己の属する表示ユニットH
1のモニタM1に出力する。その結果モニタM1には、
キャラクタ発生器K1より出力された文字データ「コン
コース入口」が端末ユニットU11から送出された映像
信号にオンスクリーン表示される。この表示例を図11
に示す。このことにより、モニタM1に映し出されてい
る映像が端末ユニットU11のカメラから送出されたも
のであることが識別可能となる。このような方法によれ
ば、制御部24の負担が軽減されると共に、表示時間が
早くなる。
【0050】次に異常時動作について説明する。端末側
の端末ユニットU11の端末制御装置V11に接続され
るセキュリティセンサにて異常が検出されたものとす
る。このセキュリティセンサからの検出信号は端末制御
装置V11の検出信号入力部9に入力される。検出信号
入力部9に検出信号が入力された端末制御装置V11
は、検出信号と自己のアドレスデータとを含む異常検出
信号を生成する。この異常検出信号はセンターからのポ
ーリングによる呼出しに対する応答信号としてセンター
へ返送される。
【0051】検出信号を送出された制御部24は、まず
通常動作で行っていたポーリングを停止する。次に、制
御部24は、現在センターへ映像信号を送出している端
末ユニットU11〜Unnに対して、この端末ユニット
のアドレスデータ、映像信号の送出停止を指示する制御
コマンド,チェックサムを含む制御信号を生成し、送出
する。これにより通常動作でのセレクティングによる映
像送出が停止する。そして制御部24は、検出信号を送
出した端末ユニットU11からの映像がセンターで表示
されるように端末側に対してセレクティングを行い映像
信号の送出許可を指示する。すなわち送出された異常検
出信号から端末ユニットU11のアドレスデータを抽出
し、この端末ユニットU11のアドレスデータとこの端
末ユニットU11から送出された映像信号を復調・表示
させたい表示ユニットH1に割付けられているチャンネ
ルを示すチャンネルデータとを含む送出許可信号を生成
して端末側に送出する。この送出許可信号を受けた端末
側の端末ユニットU11は、この送出許可信号を通常の
制御信号の受信時と同様の動作で処理する。すなわち端
末制御装置V11の可変型変調器5が起動されると共に
チャンネルch1が設定され、カメラC1〜Cnのいず
れかの映像信号がセンターの表示ユニットH1に表示さ
れる。制御部24は、このセレクティング後、端末ユニ
ットU12から高速でのポーリングを開始する。
【0052】またセンターでは、検出信号を送出した端
末ユニットU11の周辺の端末ユニットの映像信号をも
センターで表示されるように、端末側に対して映像信号
の送出許可を指示することもできる。すなわちセンター
の制御部24は、端末側より送出された異常検出信号か
ら端末制御装置V11のアドレスデータを抽出した時点
で、予め設定された手順により異常検出信号を送出した
端末制御装置V11の周辺の端末制御装置のアドレスデ
ータを抽出する。ここで予め設定された手順とは、例え
ば異常検出信号を送出した端末制御装置V11の両隣及
び上下階に配置された端末制御装置を選択するような手
順であり、センターの操作部28を介して任意に設定・
変更される。
【0053】このように異常検出信号を送出した端末制
御装置V11の周辺の端末制御装置のアドレスデータが
制御部24により抽出された後、さらに制御部24は抽
出した端末制御装置のアドレスデータと異常検出信号を
送出した端末制御装置に指示した表示ユニットH1以外
の表示ユニット(H2〜Hnのいずれか)を選択する。
そして選択した表示ユニットに割付けられているチャン
ネルを示すチャンネルデータと周辺の端末制御装置のア
ドレスデータとを含む送出許可信号を生成して端末側に
送出する。ここで表示ユニットの選択は、異常検出信号
を送出した端末制御装置用に割り当てた表示ユニットH
1以外であれば良いが、表示ユニットH1の近傍の表示
ユニットから順に選択されるように設定すれば、異常検
出信号を送出した端末制御装置V11の映像とその周辺
の端末制御装置の映像を近くで表示させることができ、
センターでの監視効率が向上する。このように異常時の
動作が行われることにより、端末側のセキュリティセン
サにて異常が検出された場合に、このセキュリティセン
サが接続される端末ユニットとその周辺の端末ユニット
からの映像がセンターで自動的に表示される。
【0054】また異常動作は、前記したように端末側の
端末ユニットU11の端末制御装置V11に接続される
セキュリティセンサにて異常が検出された場合以外に、
制御部24に、防災監視盤31から異常検出信号等の防
災情報が入力された場合にも行われる。すなわち制御部
24は、防災監視盤31より情報入力部27を介して異
常検出信号の内容及び異常検出信号を出力したセキュリ
ティセンサの設置されている監視区域等に関する防災情
報を入力されると、監視区域の情報から監視すべきカメ
ラを制御する端末制御装置V11〜Vnnのアドレスデ
ータを抽出し、抽出したアドレスデータと端末制御装置
V11〜Vnnから送出される映像信号を復調・表示さ
せたい表示ユニットU11〜Unnに割付けられている
チャンネルを示すチャンネルデータとを含む送出許可信
号を生成して端末側に送出する。抽出される端末制御装
置V11〜Vnnのアドレスデータは、異常が発生して
いる監視区域ブロック内の全てのアドレスデータでも良
いし、特定の端末制御装置V11〜Vnnのアドレスデ
ータでも良い。また、防災監視盤31からセキュリティ
センサの詳細な設置位置情報が出力されれば、細かい設
定ができる。また、防災監視盤31ではなく、ビル管理
システムを監視制御する監視制御盤から、監視制御盤に
接続される各種センサ等に関する検出信号の内容等の情
報が入力された場合にも同様の動作を行うことができ
る。
【0055】なお各端末ユニットU11〜Unnに備え
たカメラ配置はセンターのモニタ25により常に表示さ
れている。この表示例を図12に示す。この図12の表
示画面においては、画面中央に建屋の平面図が表示され
ており、重ねて各カメラとカメラの撮像エリアがシンボ
ル表示されている。また画面上部には現在表示している
場所名が表示されている。この表示画面においては、通
常動作中において映像信号を送出しているカメラには何
ら特別な表示はなされないが(図12、C1)、異常動
作中において映像信号を送出しているカメラは目立つよ
うに赤色の点滅状態で表示される(図12、C2)。こ
の表示の切換制御は制御部24により行われる。このよ
うにモニタ25にカメラ等の撮像状態を表示することに
より、異常区域を撮像しているカメラの配置や向き等を
容易に把握できる。
【0056】またこの異常動作中において、センターか
ら端末に任意の音量で緊急告知放送や避難誘導放送等の
緊急放送を行うことができる。まず操作部28の操作に
より、放送したいスピーカ4が設けられる端末ユニット
U11〜Unn(端末ユニットでなくスピーカ4が直接
選択できるようであればスピーカ4)を選択する。この
選択信号を検出した制御部24は、音声送出部30に起
動制御信号を出力して起動させると共に選択された端末
ユニットU11〜Unnの端末制御装置V11〜Vnn
に制御指示信号を送出する。この制御指示信号を受信し
た端末制御装置V11〜Vnnの制御部2は、センター
から送出された制御指示信号の制御内容に基づいて、ス
ピーカ制御装置3に、スピーカ4との接続及び又はスピ
ーカ4へ出力される音声信号の増幅率調整等の制御信号
を制御信号出力部10を介して出力する。この制御信号
を受けたスピーカ制御装置3のスイッチ20はスピーカ
4との接続を行い、アンプ19は、所定の増幅率に調整
する。
【0057】センターは、端末制御装置V11〜Vnn
からの異常検出信号を検出した場合に、対応する端末制
御装置V11〜Vnnにカメラの映像を送出させるため
の送出許可信号を送出するが、この時に一緒にこの端末
制御装置V11〜Vnnに制御指示信号を送出させるよ
うにしてもよい。その後の動作は、前記した動作と同様
である。この場合には、センターにて端末ユニットU1
1〜Unnを選択する作業を省略することができる。な
おこの場合において、送出許可信号と制御指示信号の送
出のタイミングは、別々でも良い。また、この端末制御
装置V11〜Vnnの周辺の端末制御装置V11〜Vn
nに制御指示信号を送出するようにしても良い。あるい
は、センターは、防災監視盤31からの防災情報を検出
した場合に、この防災情報に含まれれる監視区域の情報
に基づいて、その監視区域にある端末ユニットU11〜
Unnの端末制御装置V11〜Vnnに制御指示信号を
送出してもよい。その後の動作は、前記した動作と同様
である。このように制御された状態で、センターのマイ
ク29から音声信号が入力されると、この音声信号は音
声送出部30で高周波信号に変調されて、主幹線1を介
して送出される。そして、監視地域に送出された音声信
号は、音声受信器17で復調され、GC18で音量調整
され、アンプ19で増幅され、スイッチ20を介して、
スピーカ4より出力され、この監視区域に放送される。
なお、アンプ19による増幅率の調整は以下で説明する
マニュアル動作としてセンターにて制御される。
【0058】最後にマニュアル動作について説明する。
上記説明した通常動作中又は、異常動作中に端末側の任
意のカメラの映像を見たい場合には、センターの操作部
28(マウス)を介してモニタ25上に表示されている
マウスカーソル(図12、M1)を見たいカメラのシン
ボル上に動かし、マウスをクリックすることにより見た
いカメラを選択すると共に、表示したいユニットのナン
バー、例えばH1を入力する。
【0059】すると制御部24は、操作部28を介して
カメラが指示された場合に、このカメラの属する端末制
御装置V11〜Vnnのアドレスデータと入力された表
示ユニットに割付けられているチャンネルを示すチャン
ネルデータとを含む送出許可信号を生成して端末側に送
出する。送出許可信号が送出された端末側の端末制御装
置V11〜Vnnは、アドレスの一致が判断され、一致
する場合には制御コマンドが解析され、可変型変調器5
が起動され映像信号の送出を行う。この映像信号は表示
ユニットH1のモニタM1に表示される。また逆に、表
示させたいユニットをまず操作部24を介して選択又は
入力し、次にこの表示ユニットで見たいカメラを選択す
るようにしてもよい。更にまた、見たいカメラを選択す
るだけで、一番良いと考えられる表示ユニットが自動的
に選択されるようにしても良い。
【0060】このように操作部28を介してカメラを選
択等することにより、このカメラからの映像信号が表示
ユニットH1〜Hnのいずれかに表示される。また制御
部24は、モニタ25に表示されている建屋の平面図に
おいて、マニュアル動作中において映像信号を送出して
いるカメラを黄色等の目立つ色で表示する(図12、C
3)。このようにモニタ25にマニュアル動作中のカメ
ラの撮像状態等を表示することにより、このカメラのパ
ンやチルト等を容易に把握できる。
【0061】また本動作においては、動作中のカメラの
撮像状態や端末側に備えた各種の制御機器(スピーカ制
御装置3とスピーカ4との接続・切離しや、スピーカ4
へ出力される音声信号等)を制御できる。すなわち監視
者は、モニタ25の画面下部に表示されているメニュー
機能を用いて、モニタ25の画面を制御機器や制御可能
な内容等が表示されている画面に切り替える。そしてこ
の画面上において、制御したい制御機器とその内容を操
作部28を介して指示する。
【0062】このように制御機器及び制御内容が指示さ
れると、制御部24によって、指示された制御機器を管
轄する端末制御装置V11〜Vnnのアドレスデータが
抽出される。そして制御部24により、このアドレスデ
ータと操作部28を介して入力された制御内容を示す制
御コマンドとを含む制御指示信号が生成されて端末側に
送出される。
【0063】このように制御指示信号が送出された端末
制御装置V11〜Vnnは、アドレスの一致が判断さ
れ、一致する場合には制御コマンドを解析し、制御指示
信号のコマンドを実行する。具体的には自己の制御信号
出力部10を介して各制御機器等に制御信号を出力す
る。この制御結果はセンターのモニタ25に適宜表示す
ることもできる。このように本実施形態におけるマニュ
アル動作が行われる。上記のような構成により、本シス
テムにあっては、任意の複数の端末ユニット、例えば同
じ監視区域(ブロック)内に設置されている複数の端末
ユニットに対して異なるチャンネルを許可する送出許可
信号を送出すれば、任意の複数の端末ユニットに設けら
れているカメラからの映像信号が異なるチャンネルで送
出されるため、センターの複数のモニタで複数のカメ
ラ、例えば同じ監視区域(ブロック)内の複数のカメラ
の映像であっても同時に監視することができる。また、
表示ユニットの数は、端末ユニットの数に比べて十分少
なく設けられる。例えば、上記実施例のように監視区域
分、すなわち端末ユニットU11〜Unnを数ユニット
毎に区分したブロックB1〜Bnの数だけ設けられる。
このように端末ユニットの数に比べて十分少なく設けら
れた表示ユニットであっても、効率的に使用することで
任意の複数のカメラの映像を監視することができる。
【0064】次に、本発明の第二の実施形態について、
図3、4及び10を参照して説明する。この第二の実施
形態においては、図3、4に示すように、センターの各
部は、同軸ケーブルからなる幹線1Aを介して接続され
ている。また、通常時、各端末ユニットとセンターとは
同軸ケーブルからなる主幹線1Bを介して接続されてい
る。さらにこの主幹線1Bに併設して、同軸ケーブルか
らなるバックアップ用幹線1Cが配設されている。これ
ら主幹線1Bとバックアップ用幹線1Cとは、各々分岐
器1Fを介して分岐されており、この分岐された主幹線
1Bとバックアップ用幹線1Cの双方に各端末ユニット
が分配器1Eを介し接続されている。
【0065】ここでセンターには、幹線切替部Aが設け
られており、この幹線切替部Aを介して、主幹線1Bと
バックアップ用幹線1Cとが選択的にセンターの幹線1
Aに切替接続できるようにされている。この幹線切替部
Aは内部に共通端子と2つの選択端子とを備えており、
その共通端子には幹線1A、選択端子の一方には主幹線
1B、他方にはバックアップ用幹線1Cが接続されてい
る。そして、制御部24からの制御信号に基づいて、内
部の可動接点を動作させ、主幹線1Bかバックアップ用
幹線1Cのいずれか一方を幹線1Aに切替接続する。
【0066】次に、第二実施形態における幹線切替制御
について説明する。まず前述したように、ポーリング動
作においてセンターから端末側の各端末ユニットU11
〜Unnに対してセキュリティセンサからの入力状態等
を問い合わせる呼出信号が順次送出される(図10、ス
テップS10)。ここで各端末ユニットU11〜Unn
から応答信号が返送されてくれば、主幹線1Bや各端末
ユニットU11〜Unnには異常がないと判断できるの
で、そのままポーリング動作を継続する。その一方、各
端末ユニットU11〜Unnから応答信号が返送されて
こない場合には、念のため、予め設定したリトライ上限
数m回だけさらに呼出信号を送出し、実際に送出を繰返
した数であるリトライ数nがリトライ上限数m以上にな
っても応答信号が返送されてこない場合には主幹線1B
において障害が発生したと判断して(ステップS11、
S12)、センターの制御部24から幹線切替部Aに切
替信号を送出し、幹線1Aを主幹線1Bからバックアッ
プ用幹線1Cへ切替接続する制御を行う(ステップS1
3)。そして、再びセンターから端末側の各端末ユニッ
トU11〜Unnに対して呼出信号を送出する(ステッ
プS14)。
【0067】ここで図3に示すように、主幹線1Bの障
害点Zで断線が発生している場合には、端末ユニットU
11とは通信ができなくなるが主幹線1Bからバックア
ップ用幹線1Cへ切替えたことによって、このバックア
ップ用幹線1Cを介して端末ユニットU11から応答信
号が返送可能となる。従って、端末ユニットU11から
応答信号が返送されてくれば、主幹線1Bに障害があっ
たと判断できるので、制御部24からモニタ25等の任
意の表示手段に制御信号を発し、端末ユニットU11と
端末ユニットU12の間の主幹線1Bに障害があった旨
を表示する(ステップS15、S16)。
【0068】一方、端末ユニットU11から応答信号が
依然として返送されてこない場合には、念のため、予め
設定したリトライ上限数Y回だけさらに呼出信号を送出
し、実際に送出を繰返した数であるリトライ数Xがリト
ライ上限数Y以上になっても応答信号が返送されてこな
い場合には(ステップS15、S17)、主幹線1Bと
バックアップ用幹線1Cの双方に障害が生じる可能性が
低いことを考慮すれば、応答のない端末ユニットU11
自体に異常があったと判断できるので、制御部24から
モニタ25等に制御信号を発し、端末ユニットU11に
異常があった旨を表示する(ステップS18)。なお、
バックアップ用幹線1Cに障害が発生した可能性もある
ため、その旨を一緒に表示しても良い。このような幹線
切替制御によれば、主幹線1Bに障害が生じると自動的
にバックアップ用幹線1Cに切替接続されるため、継続
して映像監視ができる。
【0069】なおこれまで説明した実施形態において
は、幹線切替部Aをセンターに設ける場合について説明
したが、この幹線切替部Aをセンターでなく端末側の各
端末制御装置に設けてもほぼ同様の幹線切替制御を達成
できる。以下これを第三の実施として、図5、6を参照
して説明する。なお特に説明なき部分は前記の第二の実
施形態とほぼ同様である。この第三の実施形態において
は、図5に示すように、センターには幹線切替部Aは設
けられておらず、単にセンターの幹線1Aは分配器1E
を介して主幹線1Bとバックアップ用幹線1Cとの双方
に接続されている。一方、図6に示すように、端末制御
装置V11には幹線切替部Aが設けられており、制御部
2の制御信号に基づいて、端末制御装置V11内の幹線
1Dに対して主幹線1Bかバックアップ用幹線1Cのい
ずれかを切替接続できるようにされている。
【0070】このような構成における幹線切替制御につ
いて主幹線1Bの障害点Zで断線が発生した場合を例に
とって説明する。各端末ユニットU11〜Unnの各端
末制御装置V11〜Vnnの制御部2においては、ポー
リング動作としてセンターから送出されるべき呼出信号
が実際に自己に到着しているか否かを常時判断してい
る。端末ユニットU11の端末制御装置V11の制御部
2は所定時間以上、呼出信号が到着していないことを判
断すると、幹線切替部Aに切替信号を送出し、主幹線1
Bからバックアップ用幹線1Cへの切替制御を行う。そ
して、再びセンターからの呼出信号が到着しているか否
かを確認する。そして呼出信号の到着を確認できれば、
主幹線1Bに障害があったと判断できるので、主幹線1
Bに障害があった旨及びバックアップ用幹線1Cに切替
えた旨をバックアップ用幹線1Cを介してセンターへ知
らせ、この情報がセンターの任意の表示手段にて表示さ
れる。一方、バックアップ用幹線1Cに切替え後所定時
間呼出信号の到着が確認できなかった場合には、待機状
態となる。またセンターにおいては、ポーリング動作に
おいて端末ユニットU11の端末制御装置V11から一
定時間以上経っても応答信号が帰って来ない場合には、
端末ユニットV11と端末ユニットV12の間の主幹線
1B又はバックアップ用幹線1Cに障害が発生したか、
又は、端末ユニットに異常が発生したと判断して、制御
部24からモニタ25等の任意の表示手段に制御信号を
発し、その旨を表示する。
【0071】
【発明の効果】これまで説明したように前記請求項1に
記載の本発明は、センターに表示ユニットを複数設ける
と共に、各表示ユニットに対して自己が復調・表示すべ
き映像信号のチャンネルを割付け、センターの制御部は
映像を送出させたい端末ユニットに属する端末制御装置
に対し、この端末ユニットから送出される映像信号を復
調・表示させたい表示ユニットに割付けられているチャ
ンネルを示すチャンネルデータを含む送出許可信号を生
成して送出し、端末ユニットの端末制御装置は、カメラ
の映像信号をチャンネルデータで示されたチャンネルで
センターに送出することにより、任意の複数の端末ユニ
ット、例えば同じ監視区域内に設置されている複数の端
末ユニットに対して、異なるチャンネルを許可する送出
指示信号を送出すれば、任意の複数の端末ユニットに設
けられているカメラからの映像信号が異なるチャンネル
で送出されるため、同じ監視区域内の任意の複数の端末
ユニットの映像をもセンターのモニタで同時に監視で
き、少ないチャンネル数でも異常区域の集中監視を非常
に容易に行うことができる。
【0072】さらに前記請求項2に記載の本発明は、セ
ンターの各表示ユニットは、制御対象となる端末ユニッ
トのカメラの設置場所を示す文字データを出力するキャ
ラクタ発生器を備え、モニタには、端末ユニットから送
出された映像信号に、キャラクタ発生器より出力された
端末ユニットのカメラの設置場所を示す文字データをオ
ンスクリーン表示することにより、モニタでは文字デー
タを端末ユニットから送出された映像信号と共にオンス
クリーン表示でき、映像の送出地域を非常に容易に把握
できる。
【0073】さらにまた前記請求項3に記載の本発明
は、各端末ユニットの端末制御装置は、接続された火災
感知器や防犯検出器等のセキュリティセンサからの検出
信号を入力するための検出信号入力部を備え、端末制御
装置は検出信号入力部に検出信号が入力された場合に自
己のアドレスデータを含む異常検出信号を生成してセン
ターへ送出し、センターの制御部は、端末側より送出さ
れた異常検出信号を検出した場合に、該異常検出信号か
ら端末制御装置のアドレスデータを抽出し、該アドレス
データと映像信号を復調・表示させたい表示ユニットに
割付けられているチャンネルを示すチャンネルデータと
を含む送出許可信号を生成して端末側に送出することに
より、端末側より異常区域の端末ユニットの映像が送出
されセンターで自動的に表示できるので、異常区域の映
像を迅速に表示できる。
【0074】しかも前記請求項4に記載の本発明は、セ
ンターの制御部は、端末側より送出された異常検出信号
を検出した場合に、該異常検出信号から端末制御装置の
アドレスデータを抽出すると共に、予め設定された手順
により異常検出信号を送出した端末制御装置の周辺の端
末制御装置のアドレスデータを抽出し、該周辺の端末制
御装置のアドレスデータと異常検出信号を送出した端末
制御装置に許可した表示ユニット以外の表示ユニットに
割付けられているチャンネルを示すチャンネルデータと
を含む送出指示信号を生成して端末側に送出することに
より、異常検出信号を送出した端末ユニットの周囲の端
末ユニットからも映像信号が自動的に送出・表示される
ので、異常区域の集中監視を非常に容易にできる。
【0075】しかもまた前記請求項5に記載の本発明
は、センターは、任意の制御信号を入力するための操作
部を備え、センターの制御部は、操作部を介して映像信
号を送出させたい端末ユニットが選択された場合に、選
択された端末ユニットに属する端末制御装置のアドレス
データと複数の表示ユニットのうちの任意の表示ユニッ
トに割付けられているチャンネルを示すチャンネルデー
タとを含む送出許可信号を生成して端末側に送出するこ
とにより、任意に指示した端末ユニットから映像信号が
自動的に送出されてセンターで表示されるので、任意箇
所の映像を容易に表示できる。
【0076】さらに前記請求項6に記載の本発明は、各
端末ユニットは、接続された制御機器に対して制御信号
を出力するための制御信号出力部を備え、センターに任
意の制御信号を入力するための操作部を備え、センター
の制御部は、操作部を介して制御したい制御機器及び制
御内容が選択された場合に、選択された制御機器を管轄
する端末制御装置のアドレスデータと操作部を介して入
力された制御内容を示す制御コマンドとを含む制御指示
信号を生成して端末側に送出し、制御指示信号を受信し
た端末ユニットの端末制御装置は、制御機器を制御する
ための制御信号を制御信号出力部より出力することによ
り、制御したい制御機器に対し制御信号が自動的に出力
され、センターから容易に制御機器を制御することがで
きる。
【0077】さらにまた前記請求項7に記載の本発明
は、センターは、火災報知システム、防犯システム、ビ
ル管理システム等から出力される情報を入力する情報入
力部を備え、制御部は、該情報入力部から入力される情
報に基づいて、監視すべきカメラを制御する端末制御装
置のアドレスデータを抽出し、該端末制御装置のアドレ
スデータと該端末制御装置から送出される映像信号を復
調・表示させたい表示ユニットに割付けられているチャ
ンネルを示すチャンネルデータとを含む送出許可信号を
生成して端末側に送出することにより、別のシステムか
ら出力される情報に基づいて、異常検出信号等を出力し
たセキュリティセンサ等が設けられている周辺の端末制
御装置に送出許可信号を自動的に送出してセンターでカ
メラの映像を自動的に表示させることができ、一層迅速
な映像監視を行うことができる。
【0078】しかも前記請求項8に記載の本発明は、各
監視区域は、スピーカと、センターから送出される音声
信号を受信し該スピーカに出力すると共に端末制御装置
の制御部からの制御信号により、該スピーカとの接続、
増幅率の調整等の制御を行うスピーカ制御装置を備え、
センターは、マイクと、該マイクから入力された音声信
号を端末側に送出すると共にセンターの制御部からの制
御信号により起動する音声送出部を備え、該制御部は、
音声信号出力時に、音声送出部に起動制御信号を出力す
ると共に、選択された端末制御装置に対し、該端末制御
装置に接続されたスピーカ制御装置にスピーカとの接続
を制御させる制御指示信号を送出し、該制御指示信号を
受信した端末制御装置の制御部は、センターから送出さ
れた制御指示信号の制御内容に基づいて、スピーカ制御
装置に、スピーカとの接続を制御する制御信号を制御信
号出力部を介して出力することにより、センターのマイ
クから入力された音声信号が音声送出部を介して端末側
に送出され、監視区域に設置されたスピーカ制御装置で
受信されスピーカより出力されるので、センターから一
般放送、緊急告知放送あるいは避難誘導放送等を容易か
つ迅速に行うことができる。
【0079】しかもまた前記請求項9に記載の本発明
は、センターと端末ユニットとを同軸ケーブルからなる
バックアップ用幹線を介して接続し、センターに前記主
幹線とバックアップ用幹線を切替接続する幹線切替部を
設け、センターの制御部は、主幹線において障害が発生
したと判断した場合に、幹線切替部を制御して幹線を主
幹線からバックアップ用幹線に切替接続することによ
り、主幹線に障害が発生した場合にも、自動的にバック
アップ用幹線に切替接続できるので継続して映像監視が
でき、信頼性が向上する。
【0080】さらに前記請求項10に記載の本発明は、
センターの制御部は、端末ユニットへのポーリングによ
る所定回数の呼出しに対しても応答がなかった場合に、
障害が発生したと判断することにより、障害の発生を自
動的に確実に判断することができ、信頼性が向上する。
【0081】さらにまた前記請求項11に記載の本発明
は、センターの制御部は、主幹線において障害が発生し
たと判断して幹線を主幹線からバックアップ用幹線に切
替接続した場合に、バックアップ用幹線を介して端末ユ
ニットへデータの要求を行い、要求に対する端末ユニッ
トからの応答に異常がなければ主幹線に障害が発生した
と判断し、異常があれば端末ユニットに障害が発生した
と判断して、この旨を任意の手段を介して報知すること
により、主幹線か端末ユニットのいずれかに異常が生じ
ればその旨が即座に表示され、異常に対する早期の適確
な対応が可能となる。
【0082】しかも前記請求項12に記載の本発明は、
端末制御装置は、カメラの撮像した映像信号を設定され
たチャンネルの周波数で変調して送出する周波数可変型
変調器と、センターから送出されたチャンネルデータを
含む送出許可信号を受信した場合に、周波数可変型変調
器の変調周波数を該チャンネルデータで示されたチャン
ネルに設定するよう制御する制御部とを備えたことによ
り、センターから送出された送出許可信号のチャンネル
データで示されたチャンネルにてセンターへ映像を送出
することができ、センターの要求に応じた任意のチャン
ネルで映像を送出できるので、制御の自由度を向上させ
ることができる。
【0083】しかもまた前記請求項13に記載の本発明
は、端末制御装置は、監視区域内に設置されている火災
感知器や防犯検出器等のセキュリティセンサからの検出
信号を入力するための検出信号入力部を備え、制御部
は、該検出信号入力部に検出信号が入力した場合に自己
のアドレスデータを含む異常検出信号をセンターに送出
することにより、検出信号が入力されたことを自己のア
ドレスデータと共にセンターに知らせることができ、セ
ンターにおいての迅速な異常監視を可能にすることがで
きる。
【0084】さらに前記請求項14に記載の本発明は、
端末制御装置は、監視区域内に設置されている照明装
置、カメラ等の制御機器を制御する制御信号を出力する
ための制御信号出力部を備え、制御部は、センターから
送出された制御指示信号を受信した場合に、制御コマン
ドを解析し、解析された制御内容に基づいた制御信号を
該制御信号出力部を介して制御機器に出力することによ
り、この制御信号によって監視区域内の任意の制御機器
を制御でき、センターにおける監視区域内の制御機器の
容易な制御を可能とすることができる。
【0085】さらにまた前記請求項15に記載の本発明
は、各監視区域に、スピーカと該スピーカを制御するた
めのスピーカ制御装置を備え、端末制御装置の制御部
は、センターから送出された制御指示信号の制御内容に
基づいて、該スピーカ制御装置に対し、スピーカとの接
続またはスピーカへ出力される音声信号の音量調整等の
制御信号を制御信号出力部を介して出力することによ
り、この制御信号によって監視区域内の任意のスピーカ
を制御でき、センターにおける監視区域内のスピーカの
容易な制御を可能とし、一般放送、緊急告知放送あるい
は避難誘導放送を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の端末ユニットU11の拡大図である。
【図3】第二の実施形態における全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図4】図3の端末ユニットU11の拡大図である。
【図5】第三の実施形態に係る全体の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5の端末ユニットU11の拡大図である。
【図7】従来のカメラ監視方法の全体の構成を示すブロ
ック図である。
【図8】通常動作における各種信号を示す概念図であ
る。
【図9】通常動作における端末制御装置のフローチャー
トである。
【図10】幹線切替制御におけるセンターのフローチャ
ートである。
【図11】モニタM1における表示例である。
【図12】モニタ25における表示例である。
【図13】キャラクタテーブル26に格納されたキャラ
クタの例である。
【図14】キャラクタ発生器K1〜Knに格納されたキ
ャラクタの例である。
【図15】キャラクタ発生器K1〜Knに格納されたキ
ャラクタの他の例である。
【符号の説明】
B1〜Bn ブロック U11〜Unn 端末ユニット V11〜Vnn 端末制御装置 C1〜Cn カメラ H1〜Hn 表示ユニット F1〜Fn 復調器 K1〜Kn キャラクタ発生器 M1〜Mn モニタ Z 障害点 A 幹線切替部 1、1B 主幹線 1A、1D 幹線 1C バックアップ用幹線 1E 分配器 1F 分岐器 2 制御部 3 スピーカ制御装置 4 スピーカ 5 周波数可変型変調器 6 カメラ制御部 7、23 RFモデム 8 アドレス設定部 9 検出信号入力部 10 制御信号出力部 17 音声受信器 18 ゲインコントロール 19 アンプ 20 スイッチ 24 制御部 25 モニタ 26 キャラクタテーブル 27 情報入力部 28 操作部 29 マイク 30 音声送出部 31 防災監視盤
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04Q 9/00 311 H04L 11/00 321 (72)発明者 五月女 和広 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (72)発明者 堀端 健一 東京都品川区上大崎2丁目10番43号 ホ ーチキ株式会社内 (72)発明者 坂東 吉人 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 佐藤 和浩 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−178301(JP,A) 特開 平6−303587(JP,A) 特公 平6−95680(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/18 G08B 13/196 G08B 25/00 510 G08C 15/00 H04L 12/40 H04Q 9/00 311

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各監視区域に、監視区域を撮像するカメ
    ラと該カメラの撮像状態等を制御する端末制御装置とか
    らなる端末ユニットを1又は複数設置し、センターに端
    末側より送出された映像信号を復調する復調器と該復調
    器により復調された映像信号を表示するモニタとからな
    る表示ユニットを備え、該センターと端末ユニットとを
    周波数多重化された多チャンネル伝送路を構成する共通
    の同軸ケーブルからなる主幹線を介して接続した映像バ
    スによる映像監視制御システムにおいて、 センターに前記表示ユニットを複数設けると共に、各表
    示ユニットに対して自己が復調・表示すべき映像信号の
    チャンネルを割付け、センターの制御部は映像を送出さ
    せたい端末ユニットに属する端末制御装置に対し、この
    端末ユニットから送出される映像信号を復調・表示させ
    たい前記表示ユニットに割付けられているチャンネルを
    示すチャンネルデータを含む送出許可信号を生成して送
    出し、 前記送出許可信号を受信した端末ユニットの端末制御装
    置は、自己の制御するカメラの撮像した映像信号を前記
    チャンネルデータで示されたチャンネルでセンターに送
    出することを特徴とする映像バスによる映像監視制御シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 センターの前記各表示ユニットは、制御
    対象となる端末ユニットのカメラの設置場所を示す文字
    データを出力するキャラクタ発生器を備え、 前記モニタには、前記端末ユニットから送出された映像
    信号に、前記キャラクタ発生器より出力された端末ユニ
    ットのカメラの設置場所を示す文字データをオンスクリ
    ーン表示することを特徴とする前記請求項1に記載の映
    像バスによる映像監視制御システム。
  3. 【請求項3】 前記各端末ユニットの端末制御装置は、
    接続された火災感知器や防犯検出器等のセキュリティセ
    ンサからの検出信号を入力するための検出信号入力部を
    備え、 端末制御装置は前記検出信号入力部に検出信号が入力さ
    れた場合に自己のアドレスデータを含む異常検出信号を
    生成してセンターへ送出し、 センターの前記制御部は、端末側より送出された異常検
    出信号を検出した場合に、該異常検出信号から端末制御
    装置のアドレスデータを抽出し、該端末制御装置のアド
    レスデータと該端末制御装置から送出される映像信号を
    復調・表示させたい表示ユニットに割付けられているチ
    ャンネルを示すチャンネルデータとを含む送出許可信号
    を生成して端末側に送出することを特徴とする前記請求
    項1又は2に記載の映像バスによる映像監視制御システ
    ム。
  4. 【請求項4】 センターの前記制御部は、端末側より送
    出された異常検出信号を検出した場合に、該異常検出信
    号から端末制御装置のアドレスデータを抽出すると共
    に、予め設定された手順により異常検出信号を送出した
    端末制御装置の周辺の端末制御装置のアドレスデータを
    抽出し、該周辺の端末制御装置のアドレスデータと異常
    検出信号を送出した端末制御装置に許可した表示ユニッ
    ト以外の表示ユニットに割付けられているチャンネルを
    示すチャンネルデータとを含む送出指示信号を生成して
    端末側に送出することを特徴とする前記請求項3に記載
    の映像バスによる映像監視制御システム。
  5. 【請求項5】 センターは、任意の制御信号を入力する
    ための操作部を備え、 センターの制御部は、前記操作部を介して映像信号を送
    出させたい端末ユニットが選択された場合に、選択され
    た端末ユニットに属する端末制御装置のアドレスデータ
    と前記複数の表示ユニットのうちの任意の表示ユニット
    に割付けられているチャンネルを示すチャンネルデータ
    とを含む送出許可信号を生成して端末側に送出すること
    を特徴とする前記請求項1乃至4に記載の映像バスによ
    る映像監視制御システム。
  6. 【請求項6】 前記各端末ユニットは、接続された制御
    機器に対して制御信号を出力するための制御信号出力部
    を備え、 センターに任意の制御信号を入力するための操作部を備
    え、 センターの制御部は、前記操作部を介して制御したい制
    御機器及び制御内容が選択された場合に、選択された制
    御機器を管轄する前記端末制御装置のアドレスデータと
    前記操作部を介して入力された制御内容を示す制御コマ
    ンドとを含む制御指示信号を生成して端末側に送出し、 前記制御指示信号を受信した端末ユニットの端末制御装
    置は、制御機器を制御するための制御信号を前記制御信
    号出力部より出力することを特徴とする前記請求項1乃
    至5に記載の映像バスによる映像監視制御システム。
  7. 【請求項7】 前記センターは、 火災報知システム、防犯システム、ビル管理システム等
    から出力される情報を入力する情報入力部を備え、 前記制御部は、該情報入力部から入力される情報に基づ
    いて、監視すべきカメラを制御する端末制御装置のアド
    レスデータを抽出し、該端末制御装置のアドレスデータ
    と該端末制御装置から送出される映像信号を復調・表示
    させたい表示ユニットに割付けられているチャンネルを
    示すチャンネルデータとを含む送出許可信号を生成して
    端末側に送出することを特徴とする前記請求項1乃至6
    に記載の映像バスによる映像監視制御システム。
  8. 【請求項8】 各監視区域は、スピーカと、センターか
    ら送出される音声信号を受信し該スピーカに出力すると
    共に前記端末制御装置の制御部からの制御信号により、
    該スピーカとの接続、増幅率の調整等の制御を行うスピ
    ーカ制御装置を備え、 前記センターは、マイクと、該マイクから入力された音
    声信号を端末側に送出すると共に前記センターの制御部
    からの制御信号により起動する音声送出部を備え、 該制御部は、音声信号出力時に、前記音声送出部に起動
    制御信号を出力すると共に、選択された端末制御装置に
    対し、該端末制御装置に接続されたスピーカ制御装置に
    スピーカとの接続を制御させる制御指示信号を送出し、 該制御指示信号を受信した端末制御装置の制御部は、セ
    ンターから送出された制御指示信号の制御内容に基づい
    て、前記スピーカ制御装置に、前記スピーカとの接続を
    制御する制御信号を前記制御信号出力部を介して出力す
    ることを特徴とする前記請求項1乃至7に記載の映像バ
    スによる映像監視制御システム。
  9. 【請求項9】 前記センターと前記端末ユニットとを同
    軸ケーブルからなるバックアップ用幹線を介して接続
    し、 前記センターに前記主幹線と前記バックアップ用幹線を
    切替接続する幹線切替部を設け、前記センターの制御部
    は、主幹線において障害が発生したと判断した場合に、
    幹線切替部を制御して幹線を前記主幹線から前記バック
    アップ用幹線に切替接続することを特徴とする前記請求
    項1乃至8に記載の映像バスによる映像監視制御システ
    ム。
  10. 【請求項10】 前記センターの制御部は、前記端末ユ
    ニットへのポーリングによる所定回数の呼出しに対して
    も応答がなかった場合に、障害が発生したと判断するこ
    とを特徴とする前記請求項9記載の映像バスによる映像
    監視制御システム。
  11. 【請求項11】 前記センターの制御部は、前記主幹線
    において障害が発生したと判断して幹線を前記主幹線か
    ら前記バックアップ用幹線に切替接続した場合に、該バ
    ックアップ用幹線を介して前記端末ユニットへデータの
    要求を行い、該要求に対する端末ユニットからの応答に
    異常がなければ主幹線に障害が発生したと判断し、異常
    があれば端末ユニットに障害が発生したと判断して、こ
    の旨を任意の手段を介して報知することを特徴とする前
    記請求項9又は10に記載の映像バスによる映像監視制
    御システム。
  12. 【請求項12】 各監視区域に、監視区域を撮像するカ
    メラと該カメラの撮像状態等を制御する端末制御装置と
    からなる端末ユニットを1又は複数設置し、センターに
    端末側より送出された映像信号を復調する復調器と該復
    調器により復調された映像信号を表示するモニタとから
    なる表示ユニットを備え、該各端末ユニットとセンター
    とを周波数多重化された多チャンネル伝送路を構成する
    共通の同軸ケーブルからなる主幹線を介して接続した映
    像バスによる映像監視制御システムにおいて、 前記端末制御装置は、 カメラの撮像した映像信号を設定されたチャンネルの周
    波数で変調して送出する周波数可変型変調器と、複数の前記表示ユニットのうちセンターが映像信号を復
    調・表示させたい表示ユニットに割付けられているチャ
    ンネルを示す チャンネルデータを含む送出許可信号を
    記センターから受信した場合に、前記周波数可変型変調
    器の変調周波数を該チャンネルデータで示されたチャン
    ネルに設定するよう制御する制御部とを備えたことを特
    徴とする映像バスによる映像監視制御システムの端末制
    御装置。
  13. 【請求項13】 前記端末制御装置は、 監視区域内に設置されている火災感知器や防犯検出器等
    のセキュリティセンサからの検出信号を入力するための
    検出信号入力部を備え、 前記制御部は、該検出信号入力部に検出信号が入力した
    場合に自己のアドレスデータを含む異常検出信号をセン
    ターに送出することを特徴とする前記請求項12に記載
    の映像バスによる映像監視制御システムの端末制御装
    置。
  14. 【請求項14】 前記端末制御装置は、 監視区域内に設置されている照明装置、カメラ等の制御
    機器を制御する制御信号を出力するための制御信号出力
    部を備え、 前記制御部は、センターから送出された制御指示信号を
    受信した場合に、制御コマンドを解析し、解析された制
    御内容に基づいた制御信号を該制御信号出力部を介して
    制御機器に出力することを特徴とする前記請求項12又
    は13に記載の映像バスによる映像監視制御システムの
    端末制御装置。
  15. 【請求項15】 各監視区域に、スピーカと該スピーカ
    を制御するためのスピーカ制御装置を備え、 前記端末制御装置の制御部は、センターから送出された
    制御指示信号の制御内容に基づいて、該スピーカ制御装
    置に対し、前記スピーカとの接続またはスピーカへ出力
    される音声信号の音量調整等の制御信号を前記制御信号
    出力部を介して出力することを特徴とする前記請求項1
    4に記載の映像バスによる映像監視制御システムの端末
    制御装置。
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