JP3437106B2 - 研磨廃液からAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方法および混合無機粉末 - Google Patents

研磨廃液からAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方法および混合無機粉末

Info

Publication number
JP3437106B2
JP3437106B2 JP01283299A JP1283299A JP3437106B2 JP 3437106 B2 JP3437106 B2 JP 3437106B2 JP 01283299 A JP01283299 A JP 01283299A JP 1283299 A JP1283299 A JP 1283299A JP 3437106 B2 JP3437106 B2 JP 3437106B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
zrsio4
inorganic powder
al2o3
mixed inorganic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP01283299A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000210648A (ja
Inventor
孝則 落合
勢津夫 谷
次伸 重永
規至 馬渡
宏光 多木
Original Assignee
三倉物産株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三倉物産株式会社 filed Critical 三倉物産株式会社
Priority to JP01283299A priority Critical patent/JP3437106B2/ja
Publication of JP2000210648A publication Critical patent/JP2000210648A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3437106B2 publication Critical patent/JP3437106B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Separation Of Solids By Using Liquids Or Pneumatic Power (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、Al2O3成分と
ZrSiO4成分を主体とするシリコンウエハ研磨廃液
からファインセラミックス用の原材料として利用できる
Al2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作
成方法および混合無機粉末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にシリコンウエハ研磨後の廃液は、
どろどろの固形分としての研磨剤であり、アルミナ(A
l2O3)及びジルコン(ZrSiO4)成分から成
り、粒子の形状は研磨剤特有の鋭角状を有している。ま
た、他の不純物は研磨機からの鉄(Fe)と、ウエハか
らの珪素(Si)が含まれている。この廃液の処理とし
ては、従来、大型の沈降槽をいくつも用いて固液分離
し、上澄み液は濾過後再使用し、固形分は廃棄処分して
いた。しかし、このような処理では、有効資源の無駄で
あるばかりでなく、環境保全上にも問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
点を解決するもので、Al2O3成分とZrSiO4成
分の混合物を主体とする研磨剤でシリコンウエハ研磨後
の廃液を処理して粉末粒子の形状が塊形状を有するAl
2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方
法に関するもので、得られた原料は高純度で安定したフ
ァインセラミックス用の原材料として利用できる無機粉
末である。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係るシリコンウエハ研磨剤廃液の処理方法は、
Al2O3成分とZrSiO4成分を主体とするシリコ
ンウエハ研磨廃液をフィルターで無機成分と溶液に固液
分離し、前記Al2O3成分とZrSiO4成分の固形
分を水に分散させ篩いにより粗い異物を除去し、その
後、湿式分級機により無機成分と珪素に分離し、再度、
固形分を水に分散させたのち、磁力で鉄分を除去し、そ
の後、900〜1550℃の温度範囲で熱処理を施こ
し、その後、粉砕することを備えた構成からなるもので
ある。これにより、従来研磨廃棄物として処理されてい
た使用済みの研磨剤をファインセラミックス用の原料と
して再生することが可能に成り、安価で新しいAl2O
3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末を提供するこ
とを目的としたものである。
【0005】この混合無機粉末は、アルミナ(Al2O
3)約60〜55%(以下重量%で示す)、ジルコン
(ZrSiO4) 約40〜45%、からなり、そのま
まファインセラミックス用の原料として利用できる程度
の純度を保持している。特にこれにアルミナ(Al2O
3)成分、ジルコン(ZrSiO4)成分、さらには他
の鉱化剤、酸化剤、焼成温度調整用助剤等の目的に応じ
た無機原料さらには粘土鉱物等を適宜加えて、任意の組
成比率にすることによって機械的機能、熱的機能、生
物、化学的機能、電気的機能等の広い範囲のファインセ
ラミックス用への用途が期待できる。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、Al2O3成分とZrSiO4成分の混合物を主体
とする研磨廃液をフィルターで無機成分と溶液に固液分
離し、前記Al2O3成分とZrSiO4成分の混合物
を主体とする固形分を水に分散させ篩いにより粗い異物
を除去し、その後、湿式分級機により無機成分と珪素に
分離し、再度、固形分を水に分散させたのち、磁力で鉄
分を除去し、その後、900〜1550℃の温度範囲で
熱処理を施こし、その後、粉砕することを備えた構成か
ら成るものである。尚、フィルターを用いることにより
研磨廃液中の研磨剤成分と溶液に固液分離することが可
能であり、Al2O3成分とZrSiO4成分の混合物
を主体とするファインセラミックス用の無機粉末として
の優れた作用効果をもつた原料粉末となる。次いでAl
2O3成分とZrSiO4成分の混合物を主体とする固
形分を水に分散させ篩を用いることにより粗い異物を除
去する作用効果を有する。次いで、湿式分級機を用いる
ことにより研磨剤粉末と珪素成分に分離する作用を有す
る。次いで再度、固形分を水に分散させたのち、磁力で
鉄分を除去し、その後、900〜1550℃の温度範囲
で熱処理を施こすことにより、純度が高く、混合無機粉
末の粒子形が塊形状を有するファインセラミックス用の
無機粉末を得る作用効果がある。次いで、粉砕すること
によって、さらに混合無機粉末の粒子形が均一な塊形状
に成り、そして安定した粒度粉末を有する作用効果があ
る。
【0007】本発明の請求項2に記載の発明は、Al2
O3成分とZrSiO4成分の混合物を主体とするシリ
コンウエハ研磨廃液をフィルターで無機成分と溶液に固
液分離し、前記Al2O3成分とZrSiO4成分の混
合物を主体とする固形分を水に分散させ篩いにより粗い
異物を除去し、その後、湿式分級機により無機成分と珪
素に分離し、再度、固形分を水に分散させたのち、磁力
で鉄分を除去し、その後、900〜1550℃の温度範
囲で熱処理を施こし、その後、粉砕することを備えた構
成から成るものである。尚、フィルターを用いることに
より研磨廃液中の研磨剤成分と溶液に固液分離すること
が可能であり、Al2O3成分とZrSiO4成分の混
合物を主体とするファインセラミックス用の無機粉末と
しての優れた作用効果をもつた原料粉末となる。 次いで
Al2O3成分とZrSiO4成分の混合物を主体とす
る固形分を水に分散させ篩を用いることにより粗い異物
を除去する作用効果を有する。 次いで、湿式分級機を用
いることにより研磨剤粉末と珪素成分に分離する作用を
有する。 次いで再度、固形分を水に分散させたのち、磁
力で鉄分を除去し、その後、900〜1550℃の温度
範囲で熱処理を施こすことにより、純度が高く、混合無
機粉末の粒子形が塊形状を有するファインセラミックス
用の無機粉末を得る作用効果がある。 次いで、粉砕処理
を施こすことによって、混合無機粉末の粒子形が均一な
塊形状を有する。尚、混合無機粉末の粒子形が塊形状を
有することにより、ファインセラミックス用の原料とし
て混合および成形が容易になる作用効果がある。
【0008】以下、本発明の実施の形態について図1、
図2、図3、図4、(表1)、(表2)を用いて説明す
る。図1は本発明に係るシリコンウエハ研磨廃液の処理
方法を詳述する。 図1において、シリコンウエハ研磨
後の廃液(研磨廃液)は、通常、水溶性の潤滑油と、研
磨剤としてのAl2O3成分及びZrSiO4成分と、
研磨機からの研磨屑の鉄分と、シリコンウエハからの珪
素と、その他の微量成分を含むどろどろの液体である。
本発明では、この研磨廃液をフィルター1で固液分離す
る。フィルター1は気孔径5μmの濾材の、真空式ドラ
ムフィルタ−を用い、研磨剤成分と溶液に分離した。
【0009】次いで、固形分を分散槽2内で水と混合
し、撹拌し、希釈分散する。その後、篩3を用い粗い異
物を除去する。次いで 希釈された分散液は、ポンプ4
を介して湿式分級機5に掛け研磨剤成分と珪素成分に分
離する。これは、粒度分布が、平均粒径12μm程度で
ある研磨剤成分と、平均粒径が1μm以下である珪素と
を比重により分離することができる。分離された珪素は
水とともに抜き取られ排水処理機6へと送られる。次い
で、3500〜10000ガウス程度の磁力を有する永
久磁石を用いた除鉄機7に通し鉄分を除去する。
【0010】その後、電気炉8を用い温度900〜15
50℃の温度範囲で熱処理を施こし粒子形状を塊形状に
すると共に安定したAl2O3成分とZrSiO4成分
の混合無機粉末を得る。尚、熱処理温度が900℃以下
では安定した塊状の粒子形を得ることが困難になり、ま
た1550℃以上では粒子が硬くなり粉末として取り扱
いが困難に成るため好ましくない。尚、粒子形状が塊形
状を有することによって、他の添加物との反応が良くな
るものであつた。その後、粉砕機9としてボ−ルミルを
用い粉砕し粒度の均一化と塊形状の粒子形を持った再生
無機粉末原料を得ることが出来る。その成分は、アルミ
ナ約55〜60%、ジルコン約40〜45%が含まれて
おり、得られた無機粉末は、ファインセラミックス用の
原料としてそのまま利用できる程の純度を有する。ま
た、得られたアルミナ成分とジルコン成分の混合物に、
新しいアルミナ成分あるいはジルコン成分を適宜加えて
アルミナ成分及びジルコン成分の組成比率を変化させる
ことも可能であり、さらには、他の鉱化剤、酸化剤、焼
成温度調整用助剤等の目的に応じた無機原料さらには粘
土鉱物を添加することによって機械的機能、熱的機能、
生物、化学的機能、電気的機能等の広い範囲のファイン
セラミックスを作ることが可能である。尚、Al2O3
成分とZrSiO4成分の混合無機粉末およびファイン
セラミックスに用いた場合の特長は、1.耐熱性温度が
非常に高い、2.比重が大きい、3.耐衝撃性に強い、
4.ビッカ−ス硬度が高い、5.抗折力が高い、6.公
害成分が含まれていない、7.他の無機成分との反応性
が良い等、数多くの特長をもつており、目的に応じたフ
ァインセラミックス用の原材料として利用することが出
来る。
【0011】
【実施例1】次に、本発明の具体例を説明する。本実施
例におけるシリコンウエハ研磨廃液の処理方法について
説明する。まず、シリコンウエハ研磨後の廃液200リ
ットルを、真空式ドラムフィルター1として、商品名P
Cセパレータ(カネボウ製)を用い真空度は600〜6
40mmHg、濾材には平均気孔径5.0μmのものを
使用し研磨剤成分と溶液に固液分離した、尚、ドラム上
に付着した固形分はスクレバーで掻きとった。固形分は
約14.0kg、含水率は14%で、色は灰色、平均粒
径12.0μmであった。固液分離した固形分は分散槽
2内で、粘度を下げるため約100リットルの水を注入
し希釈分散した。その後、400メッシュのナイロン製
の篩3を用い粗い試料の破片等の異物を除去した。次い
で、ポンプ4を介して湿式分級機5として商品名スーパ
ークリーン(村田工業製)に掛け研磨剤成分と珪素成分
に分離した。
【0012】次いで、研磨剤に含まれている鉄成分の除
去として、商品名マグクリーン(カネテック製)の除鉄
機7で、磁力約3500ガウスの永久磁石を用いた除鉄
機に2回通し鉄分を除去したところ、鉄分1.4kgが
除去された。(鉄分の除去率は約99.5%であった) その後、エレマ発熱体を用いた電気炉8で900〜15
50℃の温度範囲で熱処理を施こすことにより塊状の粒
子形を有するAl2O3成分とZrSiO4成分の混合
無機粉末を得た。その後、粉砕機9としてアルミナ磁器
内張りのボ−ルミル(大島鉄工製)を用いジルコニア玉
石と共に混合粉砕し、均一性に富んだ粒度と塊状の粒子
形を持った無機粉末を得た。
【0013】上記実施例で得られた混合無機粉末を、F
P法により定量分析した。分析機器は蛍光X線分析装置
(島津製作所製SXF−1200)を用いた。試料はア
ルミリングを用いて全圧300トンで加圧成型し、蛍光
X線スペクトルを測定した。得られた蛍光X線スペクト
ルに基づく主な検出元素のFP法による推定定量分析結
果を表1に示す。含有量は、単純酸化物換算で示した。
【0014】
【表1】
【0015】また、X線回折、さらには粒子形状を顕微
鏡観測した、その結果としてX線回折を図2に、また粒
子形状の顕微鏡観察結果を図3(a)に示した。(尚、
比較例として温度処理のしていない粉末を対比出来るよ
う図3(b)に、また、処理温度が900℃以下のもの
を図4(c)に、1550℃以上のものを図4(d)に
示した) また、解析条件としては X線回折:(株)島津製作所
製X線回折装置XD−1を用い、測定条件は下記のとお
りである。 X線管球 ターゲット :Cu 管電圧 :35 (kV) 管電流 :15 (mA) スリット 発散スリット :1(deg) 空気散乱防止スリット :1(deg) 検出スリット :0.30(mm)
【0016】顕微鏡観測:オリンパス株式会社製顕微鏡
を用い、倍率は×2000であった。
【0017】表1から明らかなように定量分析の結果、
得られたAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機
粉末は不純物が殆どなく、純度の高い粉末であることが
確認できた。また、図2のX線回折から明らかなように
混合無機粉末は、X線ピークパターンではコランダム結
晶のアルミナとジルコンのビ−クが明確に析出してお
り、Al2O3成分相とZrSiO4成分相の2相から
成っていることも確認できた。図3aの顕微鏡観測結果
から明らかなように粒子の形状が塊形状を有し、さらに
は均一化された粒度であることが確認できた。尚、比較
例として温度処理のしていない粉末は、図3bより明ら
かなように粒子形状が研磨剤特有の角張つた形状を示し
ていた。また、図4cより明らかなように880℃で処
理した粒子形状も、塊形状と角形状が混ざった形状を示
しており好ましくない、さらに図4dより明らかなよう
に1600℃で処理した粒子形状は粒子径状が大きく不
均一に成るため好ましくない。
【0018】
【実施例2】次いで、上記Al2O3成分とZrSiO
4成分の混合無機粉末を用い耐熱性のファインセラミッ
クスを試作した。実施例1で得られたAl2O3成分と
ZrSiO4成分の混合無機粉末と新しいAl2O3成
分粉末とZrSiO4成分粉末を用い表2の組成比率に
成るように、各々配合した。まず、7寸のアルミナ質製
のポットミルとジルコニア玉石を用い水と共に48時間
の湿式混合を行い、その後、乾燥し、さらに5%溶液の
PVA有機バインダーを5重量%(原料粉末100に対
し)添加し乾式成形用の粉末を作成した、その後、直径
8cm、厚み2cmの円盤を圧力1トンで成形した、その
後、カンタルヒーターの電気炉を用い表2の各温度で焼
成し耐熱性のファインセラミックスを作り、その後、諸
特性を測定した。
【0019】
【表2】
【0020】表2から明らかなように、再生品そのまま
のNO1試料では比重が4.18と高く、熱膨張係数
5.5と小さく、ビ−カス硬度1380、曲げ強度51
80と著しく高い物性特性を示し良好な耐熱性セラミッ
クスであった。また、NO2〜NO4迄の試料は新たら
しいAl2O3成分とZrSiO4成分を添加したもの
で、無添加のNO1試料とほとんど特性値が同一であつ
た。また、NO6の試料は焼結温度を低下させる目的で
LiO2の含有している天然の葉長石を20Wt%添加
したもので焼結温度が1400℃と著しく低下し、熱膨
張係数3.0と小さく、ビ−カス硬度1050、抗折力
4840と著しく良好な耐熱性セラミックスが得られ
た。また、NO7〜NO9迄の試料は酸化物や天然鉱物
等を添加したが、これらも良好な特性を示していた。
【0021】
【発明の効果】以上から明らかなように本発明によれ
ば、Al2O3成分とZrSiO4成分の混合物を主体
とするシリコンウエハ研磨廃液をフィルターで研磨剤成
分と溶液に固液分離し、Al2O3成分とZrSiO4
成分の混合物を主体とする固形分を水に分散させ篩いに
より粗い異物を除去し、その後、湿式分級機により研磨
剤と珪素に分離し、再度、固形分を水に分散させたの
ち、磁力で鉄分を除去し、その後、900〜1550℃
の温度範囲で熱処理を施こし、その後、粉砕処理した混
合無機粉末の作成方法によれば、従来研磨廃棄物として
処理されていた使用済みの研磨剤をファインセラミック
ス用の原料として再生することが可能に成り、安価で新
しいAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末
を得る効果がある。そして、得られた混合無機粉末は安
価で安定した品質の無機粉末であるという効果を有す
る。また、廃棄処理が必要な使用済み研磨剤廃棄物を大
幅に減少することが出来るため産業上多大な利点があ
り、環境保全技術としてもすぐれている、さらに廃棄物
処理に要するムダなコストを削減することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る研磨廃液からファインセラミック
ス用のAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉
末作成方法の一例を示す工程図である。
【図2】混合無機粉末のX線回折図。
【図3】混合無機粉末の顕微鏡写真(a) 未処理混合無機粉末(比較例)の顕微鏡写真(b)
【図4】880℃で温度処理した混合無機粉末の顕微鏡
写真(c) 1600℃で温度処理した混合無機粉末の顕微鏡写真
(d)
【符号の説明】
1……フィルター 2……分散槽 3……篩 4……ポンプ 5……湿式分級機 6……排水処理機 7……除鉄機 8……電気炉 9……粉砕機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多木 宏光 宮崎県宮崎市大字島之内7078番地2 (56)参考文献 特開2000−80348(JP,A) 特開 平11−47631(JP,A) 特開 平11−10540(JP,A) 特開 平4−315576(JP,A) 特開 平6−9261(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 - 5/00 B03B 7/00 B24B 53/00 - 57/04 C04B 35/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Al2O3成分とZrSiO4成分の混
    合物を主体とする研磨廃液をフィルターで無機成分と溶
    液に固液分離し、前記Al2O3成分とZrSiO4成
    分の混合物を主体とする固形分を水に分散させ篩いによ
    り粗い異物を除去し、その後、湿式分級機により無機成
    分と珪素に分離し、再度、固形分を水に分散させたの
    ち、磁力で鉄分を除去し、その後、900〜1550℃
    の温度範囲で熱処理を施こし、その後、粉砕することを
    特徴としたAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無
    機粉末の作成方法
  2. 【請求項2】 Al2O3成分とZrSiO4成分の混
    合物を主体とするシリコンウエハ研磨廃液をフィルター
    で無機成分と溶液に固液分離し、前記Al2O3成分と
    ZrSiO4成分の混合物を主体とする固形分を水に分
    散させ篩いにより粗い異物を除去し、その後、湿式分級
    機により無機成分と珪素に分離し、再度、固形分を水に
    分散させたのち、磁力で鉄分を除去し、その後、900
    〜1550℃の温度範囲で熱処理を施こし、その後、粉
    砕処理を施こしAl2O3成分とZrSiO4成分の混
    合無機粉末の粒子形が塊形状を有する事を特徴とした混
    合無機粉末
JP01283299A 1999-01-21 1999-01-21 研磨廃液からAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方法および混合無機粉末 Expired - Fee Related JP3437106B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01283299A JP3437106B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 研磨廃液からAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方法および混合無機粉末

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP01283299A JP3437106B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 研磨廃液からAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方法および混合無機粉末

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000210648A JP2000210648A (ja) 2000-08-02
JP3437106B2 true JP3437106B2 (ja) 2003-08-18

Family

ID=11816361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP01283299A Expired - Fee Related JP3437106B2 (ja) 1999-01-21 1999-01-21 研磨廃液からAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方法および混合無機粉末

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3437106B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5758655B2 (ja) * 2011-03-09 2015-08-05 国立大学法人 東京大学 酸化アルミニウムとジルコンを含むスラリー組成物から酸化アルミニウムとジルコンを分離する方法
TWI547552B (zh) * 2012-03-19 2016-09-01 福吉米股份有限公司 硏光加工用硏磨材及使用此之基板的製造方法
CN111185464B (zh) * 2020-02-04 2021-10-22 绵竹市金坤化工有限公司 一种回收氧化锆的方法及系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000210648A (ja) 2000-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR930004556B1 (ko) 알루미나를 주성분으로 하는 세라믹 연마 입자를 제조하기 위한 졸-겔 공정 및그것을 함유하는 연마제품
JP5842592B2 (ja) 使用済みマグネシアカーボンレンガの再利用方法
EP2846923B1 (en) Rare earth element compositions obtained from particulate material comprising kaolinite and methods for obtaining rare earth element compositions from particulate material comprising kaolinite
CN103663453A (zh) 碳化硅粉的制造方法
JP3280056B2 (ja) 焼結微晶質セラミック材料およびその製造方法
JP3437106B2 (ja) 研磨廃液からAl2O3成分とZrSiO4成分の混合無機粉末の作成方法および混合無機粉末
KR19980070608A (ko) 세라믹 재료 가공 방법
Prakash et al. Characterisation and removal of iron from fly ash of talcher area, Orissa, India
CN114206803A (zh) 耐磨性氧化铝质烧结体
JP2941749B2 (ja) ウエハ研磨廃液の処理方法及び回収された研磨剤を主成分とする焼結体
CN109180205A (zh) 一种铬铁矿耐火材料及其制备方法
Kim et al. Inclusion of gangue mineral and its mechanical separation from expanded graphite
KR101525543B1 (ko) 반도체 및 산업용 웨이퍼 절삭 및 연마에 사용된 폐연마재 재생방법
JP2000254543A (ja) 炭化珪素研磨剤の再生処理方法及び研磨剤
US3366445A (en) Mullite production
WO2019123833A1 (ja) 電融アルミナ粒、電融アルミナ粒の製造方法、砥石及び研磨布紙
JPH06340934A (ja) アルミナ含有鉱石からの磁性物質の除去法
JP7431486B2 (ja) 白色化フライアッシュの製造方法
KR100230597B1 (ko) 환원소성법을 이용하는 고령토로 부터 고백색도의 고급알루미늄 실리게이트 미분체의 제조방법
CN114031091B (zh) 利用机造砂尾料提取高岭土的方法
RU2241672C2 (ru) СПОСОБ ПОЛУЧЕНИЯ МАЛОЩЕЛОЧНОГО α-ГЛИНОЗЕМА
KR20040055218A (ko) 폐 반도체 슬러리로부터 고순도 탄화규소를 제조하는방법
Hoyer Production of Ultrafine, High-purity Ceramic Powders Using the US Bureau of Mines Developed Turbomill
JP4773709B2 (ja) 粉砕機用部材
JP2004175602A (ja) 酸化タンタルスラリー、酸化タンタル粉末およびそれらの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees