JP3437105B2 - 灰 皿 - Google Patents

灰 皿

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JP3437105B2
JP3437105B2 JP37074598A JP37074598A JP3437105B2 JP 3437105 B2 JP3437105 B2 JP 3437105B2 JP 37074598 A JP37074598 A JP 37074598A JP 37074598 A JP37074598 A JP 37074598A JP 3437105 B2 JP3437105 B2 JP 3437105B2
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純 平井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設置部位に外箱を
埋設し、該外箱内に灰皿本体を抜き差し可能に装着して
成る灰皿に関する。ここで設置部位とは、例えば、車両
用座席の肘掛け等が該当する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用座席に備え付けられた灰皿
としては、例えば、図14〜図16に模式的に示すよう
なものが知られている。かかる灰皿1は、車両用座席の
肘掛け(図示せず)に埋設される外箱2と、灰皿本体3
と、バネ部材4とから構成されていた。
【0003】外箱2内の底面部にバネ部材4は固着され
ており、灰皿本体3を下方より押し上げて、ガタつきを
防止するようになっている。また、灰皿本体3の後端に
は、上方へ延びるストッパ片3aが設けられている。こ
のストッパ片3aが、外箱2内の上面部途中にある一段
高い当接面2aに当たることで、外箱2内から灰皿本体
3が抜け落ちるのが防止されていた。
【0004】一方、外箱2内から灰皿本体3を引き出し
た使用状態で、灰皿本体3を、バネ部材4の付勢力に抗
して下方へ押圧すると、前記ストッパ片3aが当接面2
aを回避する。この時、外箱2内から灰皿本体3を完全
に抜き出すことができる。車室内の清掃時には、灰皿本
体3を完全に抜き出してから吸い殻等を捨てるようにな
っていた。なお、灰皿本体3の材質には、弾性変形がほ
とんどないフェノール樹脂が採用されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような従来の灰皿1では、バネ部材4が縮んだ際、ス
トッパ片3aが当接面2aから回避できる高さを稼ぐた
め、外箱2の高さが灰皿本体3に比べてかなり大きくな
っていた。従って、灰皿1の実質的な配置スペースが大
きくなり、肘掛けという限られたスペース内での装着性
がよくないという取付上の問題があった。
【0006】また、外箱2の容量に比べて、本来重要な
灰皿本体3の容量が小さくなるため、灰皿1全体におい
て無駄な空間が多く、その分だけガタが発生しやすくな
ると共に、省スペース化の要請にも反するという問題も
あった。また、別途バネ部材4が必要であったため、部
品点数が多くなり、外箱2内にバネ部材4を固着すると
いった組み付け工数も増大し、コストアップの要因とな
っていた。
【0007】更にまた、灰皿本体3のストッパ片3aは
1個だけであり、当接面2aに当たった際に荷重が集中
しやすく、しかもストッパ片3aを含む灰皿本体3は、
弾性変形が殆どないフェノール樹脂で成形されていた。
そのため、ストッパ片3aが壊れやすいという実用上の
問題もあった。
【0008】本発明は、以上のような従来技術が有する
問題点に着目してなされたもので、部品点数が削減され
ると共に全体構成が簡易化されて、製造コストを低減す
ることができ、また、無駄な空間がなく限られたスペー
スの有効活用に適し、更に、弾性変形により壊れにく
く、簡易かつ迅速に外箱内から灰皿本体を抜き出すこと
が可能な灰皿を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ための本発明の要旨とするところは、以下の各項に存す
る。 [1]設置部位に外箱(11)を埋設し、該外箱(1
1)内に灰皿本体(20)を抜き差し可能に装着して成
る灰皿(10)において、前記外箱(11)に、前記灰
皿本体(20)を抜き差しする開口部(15)を開設
し、該外箱(11)の両側壁(13,13)に、互いに
係合する係合部(26)および被係合部の何れか一方を
設け、前記灰皿本体(20)は弾性変形可能な材質で、
前記外箱(11)内部にほぼ合致する大きさに成形し、
該灰皿本体(20)の両側壁(23,23)に、前記係
合部(26)および被係合部(17)の何れか他方を設
け、前記係合部(26)が被係合部(17)に係合して
いる通常時、前記灰皿本体(20)は外箱(11)に対
する抜き差し方向に案内されると共に外箱(11)から
抜け落ちるのが防止され、前記灰皿本体(20)の両側
壁(23,23)を互いに近接するよう押圧して弾性変
形させた時、前記係合部(26)は被係合部(17)か
ら外れることを特徴とする灰皿(10)。
【0010】[2]前記係合部(26)は突起から成
り、前記被係合部(17)は、前記突起(26)が嵌合
した状態で案内され、灰皿本体(20)を抜き差しする
ストローク分だけ少なくとも延びる長溝孔から成ること
を特徴とする[1]記載の灰皿(10)。
【0011】[3]前記係合部である突起(26)の前
後端側に基準面より漸次突出するテーパ(26a,26
b,)を付けたことを特徴とする[2]記載の灰皿(1
0)。
【0012】[4]前記外箱(11)の内壁および灰皿
本体(20)の外壁の少なくとも一方に、他方の壁面に
摺動可能に対接する押さえ部(27,28,29)を設
けたことを特徴とする[1],[2]または[3]記載
の灰皿(10)。
【0013】[5]前記外箱(11)の底内壁および灰
皿本体(20)の底外壁の少なくとも一方に、灰皿本体
(20)の抜き差し方向に延びて他方の壁面に部分的に
摺接するレール部(18)を設けたことを特徴とする
[1],[2],[3]または[4]記載の灰皿(1
0)。
【0014】次に前述した解決手段に基づく作用を説明
する。本発明に係る灰皿(10)によれば、灰皿本体
(20)は外箱(11)内部にほぼ合致する大きさであ
るため、灰皿(10)全体において無駄な空間がなく、
ガタも発生しにくくなる。また、従来のバネ部材も不要
であり、部品点数が削減されて全体構成も簡易化され
る。このような灰皿(10)は、例えば、限られたスペ
ースしかない車両用座席(100)の肘掛け(110)
にも、容易に設置することが可能となる。
【0015】通常時には係合部(26)が被係合部(1
7)に係合しており、灰皿本体(20)は外箱(11)
に対する抜き差し方向に案内されると共に、外箱(1
1)から抜け落ちるのが防止される。ここで係合部(2
6)、被係合部(17)は、それぞれ外箱(11)また
は灰皿本体(20)の両側壁(13,23)にあるた
め、係合部(26)等にかかる荷重は、少なくとも両側
2箇所に分散されることになる。
【0016】灰皿本体(20)を外箱(11)から引き
出した使用状態で、灰皿本体(20)の両側壁(23,
23)を互いに近接するよう押圧して弾性変形させる
と、係合部(26)は被係合部(17)から外れる。そ
れにより、灰皿本体(20)を外箱(11)から容易に
抜き出すことができる。
【0017】具体的には前記係合部(26)を突起と
し、前記被係合部(17)を、前記突起(26)が嵌合
した状態で案内され、灰皿本体(20)を抜き差しする
ストローク分だけ少なくとも延びた長溝孔とすれば、非
常に簡易な構成となり容易に成形することができる。
【0018】ここで突起(26)の大きさ(長溝孔(1
7)に対する嵌合深さ)は、灰皿本体(20)を弾性変
形させた際に、長溝孔(17)から比較的容易に外れる
程度である必要があり、灰皿本体(20)の弾性との兼
ね合いで適宜設定するとよい。詳しく言えば、一般に灰
皿本体(20)が弾性に乏しい場合は、突起(26)を
小さくしなければ、灰皿本体(20)を抜き出しにくく
なり、逆に灰皿本体(20)が弾性に富む場合は、突起
(26)を大きくしなければ、通常時でも灰皿本体(2
0)が抜け落ちやすくなってしまう。
【0019】また、前記突起(26)の前後端側に基準
面より漸次突出するテーパ(26a,26b)を付けれ
ば、突起(26)の大きさが弾性との兼ね合いで比較的
大きな場合でも、外箱(11)に対する灰皿本体(2
0)の抜き出し、および差し入れ作業が容易となる。
【0020】また、前記外箱(11)の内壁および灰皿
本体(20)の外壁の少なくとも一方に、他方の壁面に
摺動可能に対接する押さえ部(27,28,29)を設
ければ、より確実にガタ付きを防止することができる。
【0021】更にまた、前記外箱(11)の底内壁およ
び灰皿本体(20)の底外壁の少なくとも一方に、灰皿
本体(20)の抜き差し方向に延びて他方の壁面に部分
的に摺接するレール部(18)を設ければ、灰皿本体
(20)を抜き差しする際の摺動抵抗が少なくなり、灰
皿本体(20)を動かしやすくなる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づき本発明を代表
する各種実施の形態を説明する。図1〜図13は本発明
の実施の形態を示している。図1に示すように、本実施
の形態に係る灰皿10は、外箱11内に灰皿本体20を
抜き差し可能に装着して成る。以下、外箱11を車両用
座席100の肘掛け(設置部位)110に埋設した場合
を例に説明する。
【0023】先ず車両用座席100は、図3に示すよう
に、二人ないし三人掛けの座ブトン101の後端側に背
ズリ102を傾動可能に支持して成り、鉄道車両に装備
されるものである。座ブトン101の両側には、それぞ
れ肘掛け110が配設されている。図2に示すように、
肘掛け110の前端部に、外箱11は前後方向に延びる
状態で埋設されており、その前端にある開口部15より
灰皿本体20を抜き差しできるようになっている。
【0024】図4〜図7に示すように、外箱11は、長
手方向に延びる角筒型に成形されており、適当な合成樹
脂や金属等で成形するとよい。詳しく言うと、矩形状に
延びる底面壁12の両側に、同じく矩形状の両側壁1
3,13が垂直に連なり、両側壁13,13の上端縁間
は上面壁14で囲まれている。また、外箱11の前端側
は開口部15として開設されているが、外箱11の後端
側は後面壁16により塞がれている。
【0025】両側壁13,13の上端側には、前後に直
線状に延びる長溝孔(被係合部)17が穿設されてい
る。長溝孔17は、後述する灰皿本体20の突起(係合
部)26が嵌合した状態で案内される部位であり、図1
に示すように、灰皿本体20を抜き差しするストローク
分だけ少なくとも延びている。
【0026】また、底面壁12の内面側(底内壁)に
は、前記開口部15より灰皿本体20を抜き差しする方
向に延びる一対のレール部18,18が突条として設け
られている。各レール部18は、灰皿本体20の底面壁
22の外面側(他方の壁面)に部分的に摺接すること
で、外箱11の摺動性を良くするための部位である。な
お、底面壁12の外面前端側には、ねじ止めする取付用
ブラケット19が突設されている。
【0027】図8〜図13に示すように、灰皿本体20
は、実質的に灰皿としての用を成すものであり、弾性変
形可能な材質で、前記外箱11の内部にほぼ合致する大
きさのトレー状に成形されている。ここで弾性変形可能
な材質とは、具体的には例えばナイロン樹脂等が適す
る。
【0028】詳しく言うと、矩形状に延びる底面壁22
の両側に、同じく矩形状の両側壁23,23が垂直に連
なり、両側壁23,23の上端縁間は大きく開口してい
る。また、灰皿本体20の前端側には、前面壁24の他
に、指を引っかけられる取手21が設けられている。ま
た、灰皿本体20の後端側には、後ろ上方に立ち上がる
後面壁25が設けられている。
【0029】両側壁23,23の後方寄り上端側には、
前記外箱11の長溝孔17に移動可能に嵌合する突起
(係合部)26が突設されている。図12に特に示すよ
うに、突起26の前後端側には、それぞれ基準面(側壁
23の外面)より漸次突出するテーパ26a,26bが
付けられている。
【0030】前記突起26が長溝孔17に係合している
通常時、灰皿本体20は前記外箱20に対する抜き差し
方向に案内されると共に、外箱20から抜け落ちるのが
防止される。一方、灰皿本体20の両側壁23,23を
互いに近接するよう押圧して弾性変形させると、前記突
起26は長溝孔17から簡単に外れるように設定されて
いる。
【0031】また、両側壁23,23の外面側(外壁)
には、前記外箱11の両側壁13,13の内面側(内
壁)に摺動可能に対接する押さえ部27,28,29が
3箇所に設けられている。これらの押さえ部27,2
8,29は、外箱11に対する灰皿本体20のガタ付き
を防止するための部位である。
【0032】側壁23の前端側にある押さえ部27は、
その下端より上端へと後ろ上方に延びており、対接面の
後ろ側にはテーパ27aが付けられている。側壁23の
後端側にある押さえ部29も、その下端より上端へと後
ろ上方に延びており、対接面の後ろ側にはテーパ29a
が付けられている。
【0033】真ん中にある押さえ部28も、その下端よ
り上端へと後ろ上方に延びているが、テーパは付けられ
ていない。押さえ部28と押さえ部29は、その間に前
記突起26を挟み込むように配置されている。
【0034】次に作用を説明する。本実施の形態に係る
灰皿10によれば、図1に示すように、灰皿本体20が
外箱11内部にほぼ合致する大きさであるため、灰皿1
0全体において、特に高さおよび横幅方向における無駄
な空間がなく、ガタも発生しにくくなる。
【0035】特に、灰皿本体20の両側壁23,23の
外面側には、外箱11の両側壁13,13の内面側に摺
動可能に対接する押さえ部27,28,29があるた
め、より確実に外箱11に対する灰皿本体20のガタ付
きを防止することができる。
【0036】また、実質的に灰皿としての用を成す灰皿
本体20の容量に対して、外箱11の容量を近づけるこ
とができる。従って、灰皿本体20の一定容量を確保し
つつ、なるべく灰皿10全体を小型化することが可能と
なり、省スペース化の要請に応じることができる。
【0037】更に、灰皿本体20はその材質上ある程度
は弾性変形が可能であり、この灰皿本体20自体の弾性
変形を利用して、灰皿本体20を外箱11に対して容易
に着脱することが可能となる。そのため、従来例にある
バネ部材4(図14参照)が不要となり、部品点数が削
減されて全体構成を簡易化することができる。
【0038】図1に示すように、通常時には灰皿本体2
0の突起26が外箱11の長溝孔17に係合しており、
灰皿本体20は外箱11に対する抜き差し方向に案内さ
れる。従って、灰皿本体20を円滑に引き出したり押し
入れたりすることができる。特に、外箱11の底面壁1
2の内面側には、一対のレール部18,18があるた
め、灰皿本体20を抜き差しする際の摺動抵抗が少なく
なり、灰皿本体20を動かしやすくなる。
【0039】灰皿本体20を外箱11より引き出すと、
突起26が長溝孔17の前端に当接するため、灰皿本体
20を引き出した使用状態において、灰皿本体20が抜
け落ちるのが防止される。ここで長溝孔17、突起26
は、それぞれ外箱11、灰皿本体20の両側壁13,2
3にあるため、これらの係合時にかかる荷重は、灰皿1
0の少なくとも両側2箇所に分散されて耐久性も高ま
る。
【0040】前述したように、灰皿本体20を外箱11
から引き出した使用状態では、車両用座席100の着座
者は、灰皿本体20内に吸い殻を落とすことができる。
また、灰皿本体20を使用しない時は、灰皿本体20を
外箱11内に押し込んだ収納状態としておけばよい。
【0041】灰皿本体20を外箱11から引き出した使
用状態で、灰皿本体20の両側壁23,23を互いに近
接するよう押圧して弾性変形させると、突起26は長溝
孔17から外れる。このように容易に、灰皿本体20を
外箱11から容易に抜き出して、清掃することができ
る。
【0042】灰皿本体20を外箱11内に戻す場合は、
灰皿本体20を外箱11内に押し込むようにすれば、灰
皿本体20にある押さえ部27〜29のテーパ27a〜
29aにより、スムーズに灰皿本体20を外箱11内に
押し入れることができる。
【0043】この時、突起26は外箱11の両側壁1
3,13より内側に押されるので、両側壁23,23は
互いに近接するように自然と弾性変形する。そのまま灰
皿本体20を押し込むと、突起26は、そのテーパ26
bから長溝孔17内にスムーズに嵌合でき、灰皿本体2
0は元の状態に復帰する。以上のように、灰皿本体20
は、外箱11に対して簡易かつ迅速に着脱することがで
きる。
【0044】なお、本発明に係る灰皿は、前述した実施
の形態に限定されるものではなく、車両用座席100の
肘掛け110のみならず、他の様々な形態の座席や設置
部位に適用することができる。また、前記実施の形態で
は、係合部が図示した形状の突起26であり、被係合部
が長溝孔17であるが、これらの形態は、互いに係合し
合う構造であれば、他の形状のものであってもかまわな
い。
【0045】また、前記灰皿10では、外箱11の両側
壁13,13に長溝孔17を設け、灰皿本体20の両側
壁23,23に突起26を設けているが、逆の態様とし
て、灰皿本体20の両側壁23,23に長溝孔を設け、
外箱11の両側壁13,13に突起を設けるようにして
もよい。かかる場合、外箱11の方も突起がある部位に
て、ある程度弾性変形するように設計するとよい。
【0046】また、前記レール部18は、外箱11の底
面壁12の内面側ではなく、これと対向する灰皿本体2
0の底面壁22の外面側に設けるようにしてもよい。ま
た、押さえ部27,28,29の数や配置は図示したも
のに限定されるわけではなく、押さえ部27,28,2
9を前記外箱11の両側壁13,13の内面側に設ける
ようにしてもよい。
【0047】
【発明の効果】本発明に係る灰皿によれば、係合部が被
係合部に係合している通常時、灰皿本体は外箱に対する
抜き差し方向に案内されると共に外箱から抜け落ちるの
が防止され、灰皿本体の両側壁を互いに近接するよう押
圧して弾性変形させた時、係合部は被係合部から外れる
ように構成したから、従来例のバネ部材が不要となり、
部品点数が削減されると共に全体構成が簡易化されて、
製造コストを低減することができる。また、無駄な空間
をなくすことが可能となり、限られたスペースの有効活
用に適する。更に、弾性変形することにより壊れにく
く、簡易かつ迅速に外箱内から灰皿本体を抜き出すこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る灰皿を示す側面図で
ある。
【図2】本発明の実施の形態に係る灰皿を設置した肘掛
けを示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る灰皿を設置した肘掛
けのある車両用座席を示す側面図である。
【図4】本発明の実施の形態に係る灰皿を構成する外箱
を示す側面図である。
【図5】本発明の実施の形態に係る灰皿を構成する外箱
を示す平面図である。
【図6】図4のVI−VI線断面図である。
【図7】図5のVII−VII線断面図である。
【図8】本発明の実施の形態に係る灰皿を構成する灰皿
本体を示す側面図である。
【図9】本発明の実施の形態に係る灰皿を構成する灰皿
本体を示す平面図である。
【図10】本発明の実施の形態に係る灰皿を構成する灰
皿本体を示す正面図である。
【図11】図8のXI−XI線端面図である。
【図12】図8のXII−XII線拡大断面図である。
【図13】図9のXIII−XIII線断面図である。
【図14】従来の灰皿を模式的に示す4面図である。
【図15】従来の灰皿を構成する外箱を模式的に示す4
面図である。
【図16】従来の灰皿を構成する灰皿本体を模式的に示
す4面図である。
【符号の説明】
10…灰皿 11…外箱 12…底面壁 13…側壁 14…上面壁 15…開口部 17…長溝孔 18…レール部 19…取付用ブラケット 20…灰皿本体 21…取手 22…底面壁 23…側壁 24…前面壁 25…後面壁 26…突起 26a…テーパ 26b…テーパ 27…押さえ部 27a…テーパ 28…押さえ部 29…押さえ部 29a…テーパ 100…車両用座席 101…座ブトン 102…背ズリ 110…肘掛け
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−258671(JP,A) 特開 平8−216759(JP,A) 特開 平7−117548(JP,A) 特開 平7−4155(JP,A) 特開 昭61−81245(JP,A) 実開 平4−131535(JP,U) 実開 昭61−60699(JP,U) 実開 平6−39569(JP,U) 実開 平6−29925(JP,U) 実開 平2−110542(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A24F 19/00 B60N 3/08

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】設置部位に外箱を埋設し、該外箱内に灰皿
    本体を抜き差し可能に装着して成る灰皿において、 前記外箱に、前記灰皿本体を抜き差しする開口部を開設
    し、該外箱の両側壁に、互いに係合する係合部および被
    係合部の何れか一方を設け、 前記灰皿本体は弾性変形可能な材質で、前記外箱内部に
    ほぼ合致する大きさに成形し、該灰皿本体の両側壁に、
    前記係合部および被係合部の何れか他方を設け、 前記係合部が被係合部に係合している通常時、前記灰皿
    本体は外箱に対する抜き差し方向に案内されると共に外
    箱から抜け落ちるのが防止され、前記灰皿本体の両側壁
    を互いに近接するよう押圧して弾性変形させた時、前記
    係合部は被係合部から外れることを特徴とする灰皿。
  2. 【請求項2】前記係合部は突起から成り、前記被係合部
    は、前記突起が嵌合した状態で案内され、灰皿本体を抜
    き差しするストローク分だけ少なくとも延びる長溝孔か
    ら成ることを特徴とする請求項1記載の灰皿。
  3. 【請求項3】前記係合部である突起の前後端側に基準面
    より漸次突出するテーパを付けたことを特徴とする請求
    項2記載の灰皿。
  4. 【請求項4】前記外箱の内壁および灰皿本体の外壁の少
    なくとも一方に、他方の壁面に摺動可能に対接する押さ
    え部を設けたことを特徴とする請求項1,2または3記
    載の灰皿。
  5. 【請求項5】前記外箱の底内壁および灰皿本体の底外壁
    の少なくとも一方に、灰皿本体の抜き差し方向に延びて
    他方の壁面に部分的に摺接するレール部を設けたことを
    特徴とする請求項1,2,3または4記載の灰皿。
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