JP3437080B2 - 充填剤の注入方法および注入装置 - Google Patents

充填剤の注入方法および注入装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エポキシ樹脂等の
充填剤を例えばコネクタに注入する際に好適な充填剤の
注入方法と注入装置に関し、さらに詳しくは使用環境が
厳しく液密(水密および油密)が要求される自動車用コ
ネクタの製造工程に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】現在の自動車は各種電子機器を搭載し、
電子機器間の接続にコネクタが用いられている。コネク
タの種類は使用目的に対応して多種にわたるが、以下に
図8および図9を参照して従来のコネクタの一例を説明
する。コネクタ51は、合成樹脂製のハウジング52内
に段差状に形成された2段の凹部53A,53B内に複
数の外部接続端子54A,54Bを2列に配列するとと
もに、外部接続端子54A,54Bに挟まれるようにし
て、こじり防止リブ55を設けた構成になっている。こ
じり防止リブ55の一方の側面には、突出長の短い突起
56が所定間隔で設けられ、他方の側面には突出長の長
い突起57が所定間隔で設けられている。突起56,5
7は、図示を省略した相手方コネクタを凹部53内に挿
入して接続する際、また抜き取る際のこじりを防止する
とともに、誤った方向の挿入、すなわち誤接続を防止す
るものである。ハウジング52の外側には、相手方コネ
クタの一端に係止して抜け出しを防止する係止部58が
一体に設けられている。
【0003】ハウジング52の内部は、図9に示したよ
うに段差を有する凹部53A,53Bに形成され、底部
から植立するように外部接続端子54A,54Bやこじ
り防止リブ55が設けられている。コネクタ51の製造
に際しては、図9に示した段階から凹部53Bにシール
剤として作用するエポキシ樹脂等の充填剤を注入(ポッ
ティング)して固化させ、外部接続端子54A,54B
とハウジング52とを一体化する。この結果、ハウジン
グ52内のシール性が向上して液密になるとともに、外
部接続端子54A,54Bの強化も図られる。
【0004】充填剤を注入する場合、円筒状のノズル5
9を図8にPで示す四箇所から、図9に示すようにレベ
ルLのやや下方まで差し込み、図示を省略した充填剤を
矢印Aに示すように凹部53B内に注入する。そして、
所定量の充填剤を注入した後、ノズル59を上方に引き
上げる一方、注入した充填剤を固化させる。この結果、
外部接続端子54A,54Bの基部、換言すれば凹部5
3B内に介在している部分は、充填剤によりハウジング
52と一体に固化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記のように、凹部5
3Bへの充填剤を注入し固化させることによって、ハウ
ジング52のシール性が確保されるので、コネクタ51
の液密性や外部接続端子54A,54Bの強度向上が図
られる。しかし、従来の充填剤の注入方法は、外部接続
端子54A,54Bが配列され、こじり防止リブ55が
形成された狭い凹部53A内に四本ものノズル59を挿
入するので、ノズル59と外部接続端子54A,54B
やこじり防止部材55との間に十分な距離を設定できな
い。このため、充填剤注入後にノズル59を引き抜く場
合、充填剤が外部接続端子54A,54Bの側面や、ハ
ウジング52の内壁面等に付着して固化してしまうこと
があった。
【0006】外部接続端子54A,54Bには相手方コ
ネクタの接続端子が接続されるのであるから、充填剤が
付着し固化したままであると接触不良の一因になる。ま
た、ハウジング52の内壁面に充填剤が付着し固化した
ままであると、凹部53A内に相手方コネクタを嵌合し
にくくなる。このように、従来のコネクタ51にあって
は、製造工程における充填剤の不所望な付着に起因し
て、接触不良や嵌合不良等の事故が発生しやすいという
問題があった。
【0007】なお、前記問題点を解消するものとして、
実開昭62−49877号公報に開示された「コネクタ
用ハウジング」がある。その構成は、相手方コネクタを
嵌合する嵌合口内に電気接続子を収容したハウジングの
側壁に、前記嵌合口と連通して嵌合口の底面側の電気接
続子の基部にシール剤を注入するシール剤注入部を形成
したものである。前記コネクタ用ハウジングによれば、
狭い嵌合口からノズルを挿入したり引き上げたりする必
要はなく、前記問題点を解消することができる。しか
し、前記シール剤注入口は、ハウジングの外側面に突出
して形成されるので、ハウジングが大型になる。現在の
技術的動向の一つに電子部品の小型軽量化があり、前記
構成は実装密度の低下など、新たな問題を発生させる。
【0008】本発明は前記問題点を解消するものであ
り、その目的はコネクタ等のハウジング内に充填剤を注
入する際に、コネクタを構成する部材への充填剤の付着
防止やシール性の向上等を図り得る充填剤の注入方法お
よび充填剤の注入装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、下記(1)〜(4)に記載した充填剤の注入方法お
よび注入装置によって達成される。 (1) 相手方コネクタに接続される外部接続端子を設
けた筒状のハウジング内に充填剤を注入する際に、前記
ハウジングに嵌合される形状に形成され、注入手段を適
正な注入位置に保持する注入補助治具を前記注入手段に
装着し、前記注入手段に装着された前記注入補助治具を
前記ハウジングに嵌合して充填剤を注入することを特徴
とする充填剤の注入方法。 (2) 相手方コネクタに接続される外部接続端子を設
けた筒状のハウジング内に充填剤を注入する注入手段
と、前記ハウジングに嵌合される形状に形成され、前記
注入手段を適正な注入位置に保持するとともに保持され
た前記注入手段を前記ハウジングの内壁面および前記ハ
ウジング内に設けられた各種部材に対して離間させる隔
壁を形成する注入補助治具とを有することを特徴とする
充填剤の注入装置。 (3) 前記注入補助治具は、前記ハウジング内に嵌合
および抜き取り自在に寸法設定され、前記各種部材を挿
通させる挿通孔と、前記注入手段を適正な注入位置に保
持して位置決めする挿通孔とを備えていることを特徴と
する請求項2記載の充填剤の注入装置。 (4) 前記注入補助治具の各種部材を挿通させる挿通
孔は、ハウジング内に設けられる前記外部接続端子およ
びこじり防止リブを挿通させる挿通孔であることを特徴
とする請求項3記載の充填剤の注入装置。
【0010】前記(1)記載の充填剤の注入方法は、ハ
ウジング内にシール用のエポキシ樹脂等の充填剤を注入
する際に、ハウジング内に嵌合される注入補助治具をノ
ズル等の注入手段に装着して一体化した状態でハウジン
グ内に嵌合し、注入補助治具を所定位置まで嵌合した後
に充填剤を注入する。注入補助治具は、ハウジングに嵌
合されたときに注入手段を適正な注入位置に保持するの
で、注入された充填剤はハウジング内面やハウジング内
の各種部材の不所望の部分に付着することがない。ま
た、前記(2)記載の充填剤の注入装置は、ハウジング
内にシール用のエポキシ樹脂等の充填剤を注入するノズ
ル等の注入手段と、前記ハウジングに嵌合される形状に
形成され、前記注入手段をハウジング内壁や各種部材に
対して離間させる隔壁を形成する注入補助治具とを有す
る。注入手段は注入補助治具によりハウジング内壁や各
種部材と離間されることから、充填剤注入中や、充填剤
注入後に注入手段をハウジング内から抜き出すときに、
注入手段に付着した充填剤がハウジング内壁や各種部材
に付着することがない。また、前記(3)記載の充填剤
の注入装置は、注入補助治具がハウジングに嵌合および
抜き取り自在であり、ハウジング内の各種部材を挿通さ
せる挿通孔と、注入手段を適正な注入位置に保持して位
置決めする挿通孔を備えているので、注入手段がハウジ
ングに入るときやハウジングから出るときに、注入手段
がハウジング内面や各種部材に接することがなく、注入
手段に付着した充填剤がハウジング内面や各種部材に付
着することがない。また、前記(4)記載の充填剤の注
入装置は、注入補助治具の各種部材を挿通させる挿通孔
が、外部接続端子およびこじり防止リブを挿通させる挿
通孔であることから、注入に際して外部接続端子やこじ
り防止リブの不所望部に注入手段に付着した充填剤が付
着することがない。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、図1〜図6を参照して本発
明に係る充填剤の注入方法および充填剤の注入装置の第
1実施形態を説明する。図1はコネクタの外観構成を示
す斜視図、図2は相手方コネクタの挿入口を示す平面
図、図3および図4は注入装置の構成を示す一部切り欠
き斜視図、図5は充填剤の注入方法を示す要部の断面
図、図6はコネクタの構成を示す断面図である。なお、
本実施形態では、充填剤を注入するハウジングとしてコ
ネクタのハウジングが選択されているので、ハウジング
や注入装置の構成等について説明し、次いでハウジング
への充填剤の注入方法について説明する。
【0012】図1に示すコネクタ1は防水機能を有する
ものであり、合成樹脂により一体成型したハウジング2
には、図示を省略した相手方コネクタを嵌合して通電可
能に接続するための接続部3、相手方コネクタを係止す
るための係止部4等が設けられている。接続部3は、図
2に示すように開口側から見て長方形に形成されたハウ
ジング2A内の中央部に長手方向に沿ってこじり防止リ
ブ11を形成し、その両側に外部接続端子12A,12
Bを対向配列した構成になっている。ハウジング2A内
には、図5および図6に示すように2段の凹部17A,
17Bが形成され、凹部17Aには相手方コネクタが嵌
合され、凹部17Bにはシール剤であるエポキシ樹脂
(充填剤)等が充填される。凹部17Aを画成する壁面
は、相手方コネクタが嵌合されたときにシール面として
機能する。そして、凹部17Bに後述する充填剤31を
注入した後のコネクタ1が完成した状態では、図6に示
すように充填剤31から各外部接続端子12A,12B
が植立状に突出するようになる。
【0013】こじり防止リブ11の一方の側面には、突
出長の短い突起13が所定間隔で設けられ、他方の側面
には突出長の長い突起14が所定間隔で設けられてい
る。突起13,14は、図示を省略した相手方コネクタ
を凹部17A内に挿入して接続する際、誤った方向の挿
入、すなわち誤接続を防止するものである。
【0014】凹部17Bに充填剤31を注入する場合
は、図3および図4に示す充填剤の注入装置(以下、単
に注入装置と略称する)21が適用される。注入装置2
1は、合成樹脂を立方体に形成した注入補助治具21A
と、この注入補助治具21Aに位置決め固定される注入
手段(ディスペンサーノズル24に相当)とを備えてい
る。注入補助治具21Aの外形および寸法は、凹部17
A内に嵌合するように設定されている。注入補助治具2
1Aの中央部には、長手方向にこじり防止リブ11を挿
通させるリブ挿通孔22が形成され、その両側に外部接
続端子12A,12Bを挿通させる端子挿通孔23A,
23Bが形成されている。また、注入補助治具21Aの
4か所には、後述するディスペンサーノズル24を圧入
させるノズル挿通孔25が形成されている。
【0015】ノズル挿通孔25は、図3および図4に一
部切り欠きで示したように上下に貫通し、各ノズル挿通
孔25にディスペンサーノズル24を圧入することによ
り、ディスペンサーノズル24の下端に注入装置21が
固定される。この状態で、各ディスペンサーノズル24
に充填剤を供給すると、図4に矢印Bで示すように注入
装置21の下側面の4か所から充填剤が流出するように
なる。
【0016】ハウジング2Aの凹部17B内に充填剤を
注入する場合は、図5に想像線で示した注入装置21の
下側にハウジング2Aを位置決めし、矢印Cで示すよう
に注入装置21を下降させる。そして、図5に実線で示
すように注入装置21全体を凹部17A内に嵌合し、注
入装置21の下端が段差部17Cのやや上部に達した時
点で下降動作を停止させる。なお、前記位置決めから下
降、下降停止に至る嵌合動作は全て自動制御される。注
入装置21が下降停止に制御された状態では、凹部17
Bは空洞のままであり、ここに充填剤を注入する。ここ
で、充填剤注入時に凹部17B内の空気が、ハウジング
2A外に円滑に排出されるように、注入補助治具21A
に形成されたリブ挿通孔22や端子挿通孔23A,23
Bは、こじり防止リブ11や外部接触端子12A,12
Bよりわずかに大きく形成されている。したがって、凹
部17B内の空気は、こじり防止リブ11や外部接触端
子12A,12Bと挿通孔22,23A,23Bとの隙
間からハウジング2A外部に円滑に排出されるようにな
っている。
【0017】このように注入装置21と一体にディスペ
ンサーノズル24を凹部17A内に挿入した後、凹部1
7Bの容積を勘案して予め設定された量の充填剤31を
凹部17B内に注入する。充填剤31は、図5に矢印B
で示すようにディスペンサーノズル24から凹部17B
内に流入する。一定量の充填剤31を注入すると、凹部
17Bのほぼ全体、すなわち図5に点線Lで示す充填レ
ベルまでが充填剤31で満たされる。
【0018】注入装置21およびディスペンサーノズル
24は、一定量の充填剤31を注入した後は、自動的に
引き上げられ凹部17Aから抜き取られる。そして、凹
部17B内に充填された充填剤31を固化させることに
より、図6に示すように凹部17B全体が充填剤31に
よって埋められ、その表面から外部接続端子12A,1
2Bやこじり防止リブ11が凹部17A内に突出した形
態になり、外部接続端子12A,12Bの防水性、ぐら
つき防止などが確保される。
【0019】前記充填剤の注入方法および注入装置によ
れば、ディスペンサーノズル24と外部接続端子12
A,12Bの上部、さらにハウジング2Aの内壁面との
間に注入補助治具21Aが隔壁として介在する。しか
も、ディスペンサーノズル24の間隔は一定に保持さ
れ、振動等によりぶれる恐れは全くない。また、充填剤
31は、矢印Bで示したように下方に向かって流出され
るうえに、充填レベルLとの間には隙間が形成されてい
るので、充填剤31の注入時はもとより、注入した後も
注入装置21の下端に充填剤31が付着する恐れはな
い。したがって、充填剤31の注入時、或いは抜き取り
時のいずれにあっても、充填剤31が外部接続端子12
A,12Bやハウジング2Aの内壁面に付着するような
ことはない。このように、本実施形態によれば、従来の
充填剤の注入にともなう問題点を一挙に解消し得るでき
るだけでなく、ディスペンサーノズル24の保護も行わ
れる。
【0020】次に、図7を参照して本発明の第2実施形
態を説明する。なお、本実施形態と前記第1実施形態と
の相違点は、注入補助治具21Aに形成した挿通孔22
の形状を変えたことにある。本実施形態では、挿通孔2
2の寸法を長方形に簡略化して、こじり防止リブ11の
両側に形成した突起13,14の形状の如何に関わら
ず、注入補助治具21Aを凹部17A内に嵌合できるよ
うに構成した。注入補助治具21Aの外形寸法は、凹部
17Aの内径に合わされているので、この形状であって
も前記同様に凹部17A内に嵌合することができる。
【0021】この構成にあっても、ディスペンサーノズ
ル24と外部接続端子12A,12Bおよびハウジング
2Aの内壁面との間に隔壁が形成され、前記同様の効果
が得られる。そのうえ、注入補助治具21Aを成形する
金型も簡略化できるので、コスト低減を図ることがで
き、互換性も得られる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の充填剤の注入方法
によれば、相手方コネクタに接続される外部接続端子を
設けた筒状のハウジング内に充填剤を注入する際に、前
記ハウジングに嵌合される形状に形成され、注入手段を
適正な注入位置に保持する注入補助治具を前記注入手段
に装着し、前記注入手段に装着された前記注入補助治具
を前記ハウジングに嵌合して充填剤を注入することによ
り、注入された充填剤はハウジング内面やハウジング内
の各種部材の不所望の部分に付着することがない。した
がって、充填剤が不所望の部分に付着して固化すること
がなく、相手先コネクタとハウジングとが適正状態で嵌
合することができる。また、本発明の充填剤の注入装置
によれば、注入手段は注入補助治具によりハウジング内
壁や各種部材と離間されることから、充填剤注入中や、
充填剤注入後に注入手段をハウジング内から抜き出すと
きに、注入手段に付着した充填剤がハウジング内壁や各
種部材に付着することがない。したがって、充填剤が不
所望の部分に付着して固化することがなく、相手先コネ
クタとハウジングとが適正状態で嵌合することができ
る。また、注入補助治具がハウジングに嵌合および抜き
取り自在であり、ハウジング内の各種部材を挿通させる
挿通孔と、注入手段を適正な注入位置に保持して位置決
めする挿通孔を備えている構成とすることにより、注入
手段がハウジングに入るときやハウジングから出るとき
に、注入手段がハウジング内面や各種部材に接すること
がなく、注入手段に付着した充填剤がハウジング内面や
各種部材に付着することがない。また、前記(4)記載
の充填剤の注入装置は、注入補助治具の各種部材を挿通
させる挿通孔が、外部接続端子およびこじり防止リブを
挿通させる挿通孔である構成とすることにより、注入に
際して外部接続端子やこじり防止リブの不所望部に注入
手段に付着した充填剤が付着することがなく、相手先コ
ネクタとハウジングとの嵌合不良を防止できるととも
に、コネクタ接続時における外部接続端子の接触不良を
未然に防止することができ、製品の信頼性を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る充填剤の注入方法および注入装置
を適用するコネクタのハウジング構造を示す斜視図であ
る。
【図2】コネクタの形状を示す平面図である。
【図3】注入装置の構成を示す注入補助治具の拡大斜視
図である。
【図4】注入補助治具の構成を示す他の側面から見た拡
大斜視図である。
【図5】充填剤の充填方法を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図6】充填剤の充填状況を示す要部の拡大断面図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態を示す注入装置の拡大斜
視図である。
【図8】従来のコネクタの構成を示す平面図である。
【図9】従来のコネクタの構成を示す要部の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 コネクタ 2 ハウジング 2A 接続部のハウジング 3 接続部 11 こじり防止リブ 12A,12B 外部接続端子 17A,17B 凹部 21 注入装置 21A 注入補助治具 22 リブ挿通用の挿通孔 23A,23B 端子挿通用の挿通孔 24 ディスペンサーノズル 25 ノズル挿通孔 31 充填剤 B 充填剤の注入方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 43/00 H01R 13/52 301

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相手方コネクタに接続される外部接続端
    子を設けた筒状のハウジング内に充填剤を注入する際
    に、前記ハウジングに嵌合される形状に形成され、注入
    手段を適正な注入位置に保持する注入補助治具を前記注
    入手段に装着し、前記注入手段に装着された前記注入補
    助治具を前記ハウジングに嵌合して充填剤を注入するこ
    とを特徴とする充填剤の注入方法。
  2. 【請求項2】 相手方コネクタに接続される外部接続端
    子を設けた筒状のハウジング内に充填剤を注入する注入
    手段と、前記ハウジングに嵌合される形状に形成され、
    前記注入手段を適正な注入位置に保持するとともに保持
    された前記注入手段を前記ハウジングの内壁面および前
    記ハウジング内に設けられた各種部材に対して離間させ
    る隔壁を形成する注入補助治具とを有することを特徴と
    する充填剤の注入装置。
  3. 【請求項3】 前記注入補助治具は、前記ハウジング内
    に嵌合および抜き取り自在に寸法設定され、前記各種部
    材を挿通させる挿通孔と、前記注入手段を適正な注入位
    置に保持して位置決めする挿通孔とを備えていることを
    特徴とする請求項2記載の充填剤の注入装置。
  4. 【請求項4】 前記注入補助治具の各種部材を挿通させ
    る挿通孔は、ハウジング内に設けられる前記外部接続端
    子およびこじり防止リブを挿通させる挿通孔であること
    を特徴とする請求項3記載の充填剤の注入装置。
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