JP3437056B2 - 防水コネクタのシール構造 - Google Patents

防水コネクタのシール構造

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JP3437056B2 JP17850697A JP17850697A JP3437056B2 JP 3437056 B2 JP3437056 B2 JP 3437056B2 JP 17850697 A JP17850697 A JP 17850697A JP 17850697 A JP17850697 A JP 17850697A JP 3437056 B2 JP3437056 B2 JP 3437056B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気コネクタ、特に
自動車等に使用する防水コネクタのシール構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から防水コネクタのシール構造に関
しては種々なものが知られている。従来の一例として、
図7に示したような防水コネクタのシール構造を説明す
る(特開平6ー203909号公報参照)。従来の防水
コネクタのシール構造50は、ハウジング51とリアホ
ルダ61とを備えている。ハウジング51は前半部52
と、約上半分が切除された後半部53とを有し、前半部
52の前面である嵌合面54から中間面55には3個の
図示されていない接続端子を収容する端子収容室56が
形成されている。後半部53の前方部分には端子収容室
56に対応した上向きのU字状溝58が形成されたゴム
等のエラストマの第1防水部材57が設けられている。
なお、各第1防水部材57のU字状溝58は電線の外径
より小さく設定されており、各U字状溝58は半円より
少し深く形成されている。
【0003】次に、リアホルダ61は、ハウジング51
の後半部53上方に配置される相補形状である。断面が
略櫛歯状に形成された熱可塑性プラスチックのケース部
62と3個のエラストマの第2防水部材63を有する。
各第2防水部材63は後半部64および前半部65より
成り、後半部64は下方に突出し、その下端はハウジン
グ51の後半部53の後方底面59に接触すると共に、
電線の長手方向に下向きのU字状溝66が形成されてい
る。このU字状溝66は下向きである点を除きハウジン
グ51の第1防水部材57のU字状溝58と同様の寸法
形状である。
【0004】上記構成の防水コネクタのシール構造50
においては、電線が接続された図示されていない接続端
子をハウジング51の前半部52の端子収容室56内に
挿入保持すると、電線は第1防水部材57のU字状溝5
8を介して後方へ延びる。この状態でリアホルダ61を
嵌め込むと、電線はリアホルダ61の第2防水部材63
の後半部64の下向きのU字状溝66を介して後方へ延
びる。この部分の電線は防水部材により完全には包囲さ
れないが、第2防水部材63と第1防水部材57の接合
面、即ち第2防水部材63の前端面と第1防水部材57
の後端面とにより電線の外周が完全に包囲されるから良
好な防水効果が得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の防水コネクタのシール構造50においては、電線が
装着された接続端子をハウジング51の端子収容室56
内に挿入しても、作業上電線は後抜け方向に引っ張られ
ていることが多いのでハウジング51の中間面55から
様々な方向へ向いた状態となっている。そこで、電線を
第1防水部材57のU字状溝58へ沿うように整列させ
てからリアホルダ61をハウジング51の後半部53に
被せて係合させなければならない。よって、作業性が悪
く工数がかかってしまうという問題があった。また、電
線の整列を忘れたり、整列が不完全でU字状溝58から
ズレたときにハウジング51とリアホルダ61とを係合
させると、電線と第1、第2防水部材57、63との密
接状態が不完全になり防水効果が損なわれるという問題
があった。
【0006】本発明の目的は、上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、電線を完全に整列させなくても防水効
果が損なわれず、作業性が良好で、信頼性の高い防水コ
ネクタのシール構造を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる上記課題
は、下記1)乃至6)項によって解決することができ
る。 1)電線端部を接続された接続端子が挿入保持される端
子収容室を有するハウジングが電線外周を閉鎖して防水
構造を形成する防水コネクタのシール構造において、前
記ハウジングの一周壁にゴム栓が装着されたホルダを嵌
挿可能な開口部を備えると共に、前記ハウジングの底壁
にパッキンが配置され、該ハウジング後端側に端子挿入
孔を有するリアホルダが配置されていることを特徴とす
る防水コネクタのシール構造。
【0008】前記構成の防水コネクタのシール構造によ
ると、前記ハウジングの一周壁にゴム栓が装着されたホ
ルダを嵌挿可能な開口部を備えると共に、ハウジングの
底壁にパッキンが配置され、該ハウジング後端側に端子
挿入孔を有するリアホルダが配置されている。従って、
ゴム栓が装着されたホルダがハウジングの開口部に装着
されると、接続端子に接続された電線は前記ゴム栓とハ
ウジングの底壁に配置されたパッキンとに挟持されるか
ら電線外周は弾性体で覆われ、水等の浸入を確実に防止
することができる。よって、信頼性の高い防水コネクタ
のシール構造を得ることができる。
【0009】また、ハウジング後端側に端子挿入孔を有
するリアホルダが配置されているので、電線は端子挿入
孔にガイドされているので外力によって異常に曲げられ
ることはなく、隣接した電線同士がパッキン上で重なり
合うこともない。よって、特に電線を整列させる作業が
不要となると共に、防水性が損なわれることはないから
作業性の向上を図ることができると共に信頼性の高い防
水コネクタのシール構造を得ることができる。
【0010】2)前記ハウジングが前記底壁の両側壁の
外側に溝を介して前記リヤホルダを嵌合させるための案
内板を備えると共に、前記開口部端に前記ホルダを係止
するための第1係合受部を備えていることを特徴とする
上記1)項記載の防水コネクタのシール構造。前記構成
の防水コネクタのシール構造によると、前記ハウジング
が底壁の両側壁の外側に溝を介してリヤホルダを嵌合さ
せるための案内板を備えているので、リヤホルダの嵌合
作業が確実かつ容易になると共に、ホルダを係止するた
めの第1係合受部を備えているので、ホルダを確実にハ
ウジングに係合させることができる。
【0011】3)前記ホルダが前記リアホルダの一周壁
上にヒンジを介して一体成形されていると共に、下面に
前記ゴム栓を係止するための係止ヒレを備え、後端縁に
前記リアホルダに係止される第2係合部と、前端縁に前
記ハウジングとの係合用の第1係合部を備えていること
を特徴とする上記1)項記載の防水コネクタのシール構
造。前記構成の防水コネクタのシール構造によると、前
記ホルダがリアホルダの一周壁上にヒンジを介して一体
成形されていると共に、下面にゴム栓を係止するための
係止ヒレを備えているので、ゴム栓を確実にホルダに係
止することができ、ホルダの開口部への嵌挿作業も確実
かつ容易に行うことができる。また、前記ホルダの後端
縁にリアホルダに係止される第2係合部と、前端縁にハ
ウジングとの係合用の第1係合部を備えているので、ホ
ルダを確実にリアホルダ及びハウジングに係合させるこ
とができると共に、ホルダの係合に伴ってゴム栓をパッ
キンに押圧して電線を確実かつ容易に挟持でき、高い防
水性を確保することができる。また、ホルダはリアホル
ダとハウジングにより四方を囲まれているため、異物の
衝突等の外力をシール部分が直接受けることがなく、安
定したシール性能を確保することができる。
【0012】4)前記パッキンが前記ハウジングの前記
両側壁および前記底壁を嵌挿する貫通孔を備えているこ
とを特徴とする上記1)項記載の防水コネクタのシール
構造。前記構成の防水コネクタのシール構造によると、
前記パッキンがハウジングの両側壁および底壁を嵌挿す
る貫通孔を備えているので、パッキンはハウジングの底
壁および側壁に確実に挿着でき、かつ安定して保持さ
れ、作業中もズレることがないので、一層信頼性の高い
防水コネクタのシール構造を得ることができる。
【0013】5)前記リアホルダが一周壁に前記ホルダ
の第2係合部を係止する第2係合受部を備えると共に、
前記ハウジングの前記両側壁および前記案内板を嵌挿す
る保持孔が対向する両後部側壁に設けられていることを
特徴とする上記1)項記載の防水コネクタのシール構
造。前記構成の防水コネクタのシール構造によると、リ
アホルダが一周壁にホルダの第2係合部を係止する第2
係合受部を備えているので、ホルダを確実に開口部に係
合することができる。また、前記リアホルダにハウジン
グの両側壁および案内板を嵌挿する保持孔が対向する両
後部側壁に設けられているので、ハウジングに係止され
るリアホルダが確実かつ容易に係止され、電線を確実に
位置決めできる。よって、パッキンとゴム栓で挟持され
る電線外周部の防水性が安定し、一層信頼性の高い防水
コネクタのシール構造を得ることができる。
【0014】6)前記ゴム栓および前記パッキンがジェ
ル状の軟質弾性材からなることを特徴とする上記1)項
記載の防水コネクタのシール構造。前記構成の防水コネ
クタのシール構造によると、ゴム栓およびパッキンがジ
ェル状の軟質弾性材からなっているので、ゴム栓および
パッキンが電線の外周部に隙間なく接触するので高い防
水性を得ることができ、一層信頼性の高い防水コネクタ
のシール構造を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の防水コネクタのシ
ール構造の一実施の形態例を図1乃至図6に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の防水コネクタのシール構
造の一実施の形態例を示す分解斜視図、図2は図1にお
けるホルダの係合前の状態を示す斜視図、図3は図1に
おけるハウジングにパッキンが装着された状態を示す斜
視図、図4は図2におけ断面図、図5は図2におけホル
ダを係合した状態を示す断面図、図6は図5におけるホ
ルダの係合状態を示す部分断面図である。
【0016】図1乃至図6に示すように本実施形態の防
水コネクタのシール構造1は、電線W端部を接続された
接続端子が挿入保持される端子収容室3を有するハウジ
ング2が電線W外周を閉鎖することでシール構造を形成
する。ハウジング2の一周壁にゴム栓31が装着された
ホルダ21を嵌挿可能な開口部4を備えると共に、ハウ
ジング2の底壁5にパッキン33が配置され、該ハウジ
ング2後端側には端子挿入孔12を有するリアホルダ1
1が配置されている。また、ハウジング2が底壁5の両
側壁6の外側に溝7を介してリヤホルダ11を嵌合させ
るための案内板8を備えると共に、開口部4の端縁にホ
ルダ21を係止するための突板状の第1係合受部9を備
えている。
【0017】また、ホルダ21がリアホルダ11の一周
壁上にヒンジ22を介して一体成形されていると共に、
下面にゴム栓31を係止するための係止ヒレ23を備
え、後端縁にはリアホルダ11に係止される突起状の第
2係合部24と、前端にハウジング2との係合用の突板
状の第1係合部25を備えている。さらに、パッキン3
3にはハウジング2の底壁5および両側壁6を嵌挿する
ための貫通孔34、35が設けられている。
【0018】さらに、上記リアホルダ11が一周壁とし
ての上壁に上記ホルダ21の第2係合部24を係止する
突起状の第2係合受部13をそなえると共に、ハウジン
グ2の両側壁6および案内板8を嵌挿する保持孔15、
16が対向する両後部側壁14に設けられている。ま
た、上記ゴム栓31および上記パッキン33はジェル状
の軟質弾性材からなっていて、電線Wの外周に容易にフ
ィットするようになっている。なお、ゴム栓31には上
記係止ヒレ23に係止されるためのスリット32が切ら
れている。また、リアホルダ11をハウジング2に係止
させるために、後部側壁14の後部には上記保持孔16
に達する係止溝17が設けられていて、ハウジング2の
案内板8の外面に設けられた係止突起10に係止される
ようになっている。
【0019】上記構成の防水コネクタのシール構造1に
おいては、先ずパッキン33の貫通孔34、35にハウ
ジング2の底壁5および側壁6が挿入されると図3に示
したようにパッキン33はハウジング2に保持装着され
る。また、ホルダ21の裏側には係止ヒレ23とスリッ
ト32によりゴム栓31が係止され保持される。そし
て、図2に示すようにリアホルダ11の後部側壁14が
ハウジング2の案内板8に案内されながらハウジング2
方向に移動されると、係止溝17が係止突起10に係止
され、リアホルダ11のハウジング2への組付けが完了
する。ここまでの組付け作業は自動車等の組立工場では
なく、サブ組立体として予め部品工場で組み付けておく
ものである。
【0020】次に、電線Wが接続された図示されていな
い接続端子をリアホルダ11の端子挿入孔12から挿入
してハウジング2の端子収容室3内の図示されていない
ハウジングランスに係止させる。すると、図4に示すよ
うに電線Wは端子収容室3と端子挿入穴12に案内され
ているから、底壁5を覆うパッキン33上に略整列され
電線W同士が互いに重なり合うようなことはない。そこ
で、ホルダ21をヒンジ22を介して開口部4側に押圧
すると、図6に示すように第1、第2係合部24、25
はそれぞれ第1、第2係合受部9、13に係止されると
共に、電線Wはジェル状弾性体から成るパッキン33と
ゴム栓31に挟持されて外周部が完全に包囲されるから
外部からの水の浸入を確実に防止することができる。ま
た、ホルダ21はリアホルダ11とハウジング2により
四方を囲まれているため、異物の衝突等の外力をシール
部分が直接受けることがなく、安定したシール性能を確
保することができる。
【0021】上述した構成の本実施の形態例において
は、ハウジング2の一周壁にゴム栓31が装着されたホ
ルダ21を嵌挿可能な開口部4を備えると共に、ハウジ
ング2の底壁5にパッキン33が配置され、該ハウジン
グ2の後端側に端子挿入孔12を有するリアホルダ11
が配置されているので、ゴム栓31が装着されたホルダ
21がハウジング2の開口部4に装着されると、接続端
子に接続された電線Wはゴム栓31とハウジング2底壁
5に配置されたパッキン33とに挟持され、電線Wの外
周は弾性体で覆われるので水の浸入を確実に防止するこ
とができる。よって、信頼性の高い防水コネクタのシー
ル構造を得ることができる。
【0022】さらに、ハウジング2後端側に端子挿入孔
12を有するリアホルダ11が配置されているので、電
線Wは端子挿入孔12にガイドされているので外力によ
って異常に曲げられるようなことはなく、電線W同士が
パッキン33上で重なり合うようなこともない。よっ
て、特に電線を整列させる作業が不要になると共に、防
水性が損なわれることはないから作業性の向上と信頼性
の高いシール構造を得ることができる。
【0023】また、ゴム栓31およびパッキン33がジ
ェル状の軟質弾性材からなっていると、ゴム栓31およ
びパッキン33が挟持された電線の外周部に隙間無く接
触するから防水性は完璧であり、信頼性を一層向上する
ことができる。さらに、パッキン33がハウジング2の
両側壁6および底壁5を嵌挿する貫通孔35、34を備
えているので、パッキン33はハウジング2の底壁5お
よび側壁6に安定して保持されるから、作業中にもずれ
るようなことはない。よって、信頼性が向上される。
【0024】また、ホルダ21がリアホルダ11の一周
壁にヒンジ22を介して一体成形されていると共に、ゴ
ム栓31を係止するための係止ヒレ23を備えているの
で、ゴム栓31をパッキン33に押圧して電線Wを挟持
する作業が容易になり、作業性の向上を図ることができ
る。また、ホルダ21はリアホルダ11とハウジング2
により四方を囲まれているため、異物の衝突等の外力を
シール部分が直接受けることがなく、安定したシール性
能を確保することができる。さらに、リアホルダ11に
ハウジング2の両側壁6および案内板8を嵌挿する保持
孔15、16が対向する両後部側壁14に設けられてい
るので、リアホルダ11のハウジング2への嵌合作業を
確実かつ容易に行うことができる。よって、パッキン3
3とゴム栓31で挟持される電線W外周部の安定した防
水性が確保できるので信頼性の高い防水コネクタのシー
ル構造を得ることができる。
【0025】なお、本発明は上述した実施の形態例に限
定されるものでなく、適宜な変更を行うことにより他の
態様でも実施することができる。例えば、ジェル状のゴ
ム栓の硬度が高い場合には、ゴム栓下面に電線用の溝を
設けることもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の防水コネク
タのシール構造によれば、ハウジングの一周壁にゴム栓
が装着されたホルダを嵌挿可能な開口部を備えると共
に、ハウジング底壁にパッキンが配置され、ハウジング
後端側に端子挿入孔を有するリアホルダが配置されてい
る。従って、ゴム栓が装着されたホルダがハウジングの
開口部に装着されると、電線はゴム栓とハウジング底壁
に配置されたパッキンとに挟持されるから電線の外周は
弾性体で覆われ、水等の浸入を確実に防ぐことができ
る。よって、信頼性の高い防水コネクタのシール構造を
得ることができる。また、ハウジング後端側に端子挿入
孔を有するリアホルダが配置されているので、電線は端
子挿入孔にガイドされているから外力によって異常に曲
げられることはなく、隣接した電線同士がパッキン上で
重なり合うこともない。よって、特に電線を整列させる
作業が不要になると共に、防水性が損なわれることはな
いから作業性の向上を図ることができると共に信頼性の
高い防水コネクタのシール構造を得ることができる。
【0027】また、前記防水コネクタのシール構造にお
いて、ハウジングが底壁の両側壁の外側に溝を介してリ
ヤホルダを嵌合させるための案内板を備えると共に、開
口部端にホルダを係止するための第1係合受部を備えて
いる。従って、ハウジングが底壁の両側壁の外側に溝を
介してリヤホルダを嵌合させるための案内板を備えてい
るので、リヤホルダの嵌合作業が確実かつ容易になると
共に、ホルダを係止するための第1係合受部を備えてい
るので、ホルダを確実にハウジングに係合させることが
できる。
【0028】また、上記防水コネクタのシール構造にお
いて、ホルダがリアホルダの一周壁上にヒンジを介して
一体成形されていると共に、下面にゴム栓を係止するた
めの係止ヒレを備え、後端縁にリアホルダに係止される
第2係合部と、前端縁にハウジングとの係合用の第1係
合部を備えている。従って、ホルダがリアホルダの一周
壁上にヒンジを介して一体成形されていると共に下面に
ゴム栓を係止するための係止ヒレを備えているので、ゴ
ム栓を確実にホルダに係止することができると共に、ホ
ルダの開口部への嵌挿作業も確実かつ容易に行うことが
できる。また、前記ホルダの後端縁にリアホルダに係止
される第2係合部と、前端縁にハウジングとの係合用の
第1係合部を備えているので、ホルダを確実にリアホル
ダ及びハウジングに係合させることができると共に、ホ
ルダの係合に伴ってゴム栓をパッキンに押圧して電線を
確実かつ容易に挟持することができ、高い防水性を確保
することができる。また、ホルダはリアホルダとハウジ
ングにより四方を囲まれているため、異物の衝突等の外
力をシール部分が直接受けることがなく、安定したシー
ル性能を確保することができる。よって、作業性の向上
を図ることができると共に信頼性の高い防水コネクタの
シール構造を得ることができる。
【0029】また、上記防水コネクタのシール構造にお
いて、パッキンがハウジングの両側壁および底壁を嵌挿
する貫通孔を備えている。従って、パッキンはハウジン
グの底壁および側壁に確実に挿着でき、かつ安定して保
持され、作業中もズレることがない。よって、作業性の
向上を図ることができると共に一層信頼性の高い防水コ
ネクタのシール構造を得ることができる。
【0030】また、上記防水コネクタのシール構造にお
いて、リアホルダが一周壁にホルダの第2係合部を係止
する第2係合受部を備えると共に、ハウジングの両側壁
および案内板を嵌挿する保持孔が対向する両後部側壁に
設けられている。従って、リアホルダが一周壁にホルダ
の第2係合部を係止する第2係合受部を備えているの
で、ホルダを確実に開口部に係合することができる。ま
た、リアホルダにハウジングの両側壁および案内板を嵌
挿する保持孔が対向する両後部側壁に設けられているの
で、ハウジングに係止されるリアホルダが確実かつ容易
に係止され、電線を確実に位置決めすることができる。
よって、パッキンとゴム栓で挟持される電線外周部の防
水性が安定し、一層信頼性の高い防水コネクタのシール
構造を得ることができる。
【0031】さらに、上記防水コネクタのシール構造に
おいて、ゴム栓およびパッキンがジェル状の軟質弾性材
からなっているので、ゴム栓およびパッキンが電線の外
周部に隙間なく接触するので高い防水性を得ることがで
き、一層信頼性の高い防水コネクタのシール構造を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水コネクタのシール構造の一実施の
形態例を示す分解斜視図である。
【図2】図1におけるホルダの係合前の状態を示す斜視
図である。
【図3】図1におけるハウジングにパッキンが装着され
た状態を示す斜視図である。
【図4】図2における断面図である。
【図5】図2におけホルダを係合した状態を示す断面図
である。
【図6】図5におけるホルダの係合状態を示す部分断面
図である。
【図7】従来の防水コネクタのシール構造の一例を示す
分解斜視図である。
【符号の説明】
1 防水コネクタのシール構造 2 ハウジング 3 端子収容室 4 開口部 5 底壁 6 側壁 7 溝 8 案内板 9 第1係合受部 11 リアホルダ 12 端子挿入孔 13 第2係合受部 14 後部側壁 15、16 保持孔 21 ホルダ 22 ヒンジ 23 係止ヒレ 24 第2係合部 25 第1係合部 31 ゴム栓 33 パッキン 34、35 貫通孔

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電線端部を接続された接続端子が挿入保
    持される端子収容室を有するハウジングが電線外周を閉
    鎖して防水構造を形成する防水コネクタのシール構造に
    おいて、 前記ハウジングの一周壁にゴム栓が装着されたホルダを
    嵌挿可能な開口部を備えると共に、前記ハウジングの底
    壁にパッキンが配置され、該ハウジング後端側に端子挿
    入孔を有するリアホルダが配置されていることを特徴と
    する防水コネクタのシール構造。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングが前記底壁の両側壁の外
    側に溝を介して前記リヤホルダを嵌合させるための案内
    板を備えると共に、前記開口部端に前記ホルダを係止す
    るための第1係合受部を備えていることを特徴とする請
    求項1記載の防水コネクタのシール構造。
  3. 【請求項3】 前記ホルダが前記リアホルダの一周壁上
    にヒンジを介して一体成形されていると共に、下面に前
    記ゴム栓を係止するための係止ヒレを備え、後端縁に前
    記リアホルダに係止される第2係合部と、前端縁に前記
    ハウジングとの係合用の第1係合部を備えていることを
    特徴とする請求項1記載の防水コネクタのシール構造。
  4. 【請求項4】 前記パッキンが前記ハウジングの前記両
    側壁および前記底壁を嵌挿する貫通孔を備えていること
    を特徴とする請求項1記載の防水コネクタのシール構
    造。
  5. 【請求項5】 前記リアホルダが一周壁に前記ホルダの
    第2係合部を係止する第2係合受部を備えると共に、前
    記ハウジングの前記両側壁および前記案内板を嵌挿する
    保持孔が対向する両後部側壁に設けられていることを特
    徴とする請求項1記載の防水コネクタのシール構造。
  6. 【請求項6】 前記ゴム栓および前記パッキンがジェル
    状の軟質弾性材からなることを特徴とする請求項1記載
    の防水コネクタのシール構造。
JP17850697A 1997-07-03 1997-07-03 防水コネクタのシール構造 Expired - Fee Related JP3437056B2 (ja)

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