JP3436997B2 - 紙揃え機に於ける風入れ装置 - Google Patents

紙揃え機に於ける風入れ装置

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JP3436997B2
JP3436997B2 JP32299794A JP32299794A JP3436997B2 JP 3436997 B2 JP3436997 B2 JP 3436997B2 JP 32299794 A JP32299794 A JP 32299794A JP 32299794 A JP32299794 A JP 32299794A JP 3436997 B2 JP3436997 B2 JP 3436997B2
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真 平松
直幸 西岡
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印刷、製本等の工程に於
て、積み上げた白紙、刷本等の積層紙に空気を自動的に
噴射して、積層紙間に空気を導入する事が可能な、紙揃
え機に於ける風入れ装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、印刷工程、製本工程等に於て、上
下方向に積み上げた白紙、刷本等の積層紙を紙揃え機で
突き揃える事が行われている。そして、この突き揃え作
業を行う準備作業として、積層紙間に空気を入れ、積層
した紙相互の摩擦を小さくする事が行われている。従来
の空気入れ方法は、作業者が積層紙の両端を掴み、手で
捻りながらしごき、紙と紙との間に空気を入れていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
空気入れの方法は、経験が必要で且つ個人差もでる重労
働であり、これが作業者に大きな負担を掛け、手間が掛
かるものであった。また、紙の両端を手で捻りながらし
ごくだけであるから、空気が十分に入られない欠点を有
していた。また、積層紙の端面を指で直接しごいて行う
ため、紙の摩擦によって作業者の指が創傷する危険を有
し、労働環境を悪いものとしていた。
【0004】本発明は上述の如き課題を解決しようとす
るものであって、印刷、製本等の工程に於て、紙揃え機
の上に積み上げた白紙、刷本等の積層紙の積層端面に、
適量の空気を自動的に入れる事ができ、作業者に負担を
掛けず、安全で簡便な紙揃え作業を可能にしようとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の如き課題
を解決するため、支持基台に傾斜可能に接続した紙載置
台に振動を加え、紙載置台の上面に載置した紙の二辺を
突き揃え可能とした紙揃え機に於て、紙載置台上の積層
紙の積層端面に臨ませて配置し、積層紙の存在を検知可
能なセンサー機構と、このセンサー機構の検知信号を感
知し積層紙の積層端面と平行に上下移動可能な支持体
と、この支持体に接続しセンサー機構の検知信号を感知
して共動可能とするとともにこのセンサー機構の検知信
号により、積層紙の積層端面に加圧空気を噴射可能なエ
アーノズルと、このエアーノズルの加圧空気の噴射停止
時に、突き揃えた積層紙の上端面を押圧可能な紙ズレ防
止用の押圧クランプとから成るものである。
【0006】また、センサー機構は、積層紙の積層端面
を検知する事によりエアーノズルから加圧空気の噴射を
可能とする上部センサーと、上部センサーから一定の間
隔を介して下側に配置し、積層端面の上端縁を検知する
事によりエアーノズルの加圧空気の噴射を停止可能とす
る下部センサーとから構成したものであっても良い。
【0007】
【作用】上述の如く構成したものに於て、白紙、刷本等
の紙を突き揃えるには、紙揃え機の支持基台に接続した
紙載置台の上面に積層紙を載置する。そして、この紙載
置台を、積層紙の突き揃え方向を下側に配置して傾斜す
る。また、この傾斜と同時に、紙載置台に振動を加え、
紙揃え作業を行う。
【0008】また、この紙揃え作業と並行して、積層紙
への空気入れ作業を行う事が可能である。この空気の導
入方法は、紙載置台に積層紙を載置する事により、この
積層紙の存在をセンサー機構が感知する。そして、この
センサー機構の検知信号を受けて、エアーノズルは、積
層紙の積層端面に加圧空気を噴射する。
【0009】また、この加圧空気の噴射と同時に、支持
体は、センサー機構の検知信号を感知して上方向に移動
する。この結果、エアーノズルは、積層紙の積層端面と
平行に上昇しながら、積層端面に加圧空気を噴射する。
また、空気入れ作業は、積層紙の突き揃え作業と並行し
て行われるから、加圧空気の噴射によって、紙載置台の
積層紙は、積層紙間に空気が入り、紙相互の摩擦が小さ
くなって、積層紙の二辺を容易に突き揃える事が可能と
なる。
【0010】エアーノズルの上昇と同時に、支持体は、
積層紙の積層端面に平行してセンサー機構を上方向へ移
動する。また、センサー機構は、上方向への移動に伴い
積層紙の上端縁を感知すると、積層紙が存在しないもの
と判断する。その結果、エアーノズルは、加圧空気の噴
射を停止する。また、同時に、支持体は移動を停止す
る。ここで、押圧クランプで積層紙の上端面を押圧し、
突き揃えた積層紙を紙載置台に仮固定する。
【0011】また、紙揃え作業を継続して行うには、突
き揃えた積層紙の上面に、新たな積層紙を積み重ねて載
置する。この場合、突き揃えた積層紙は、押圧クランプ
で上端面を押圧されているから、新しい積層紙を載置し
ても、紙ズレを生じる事がない。また、新しい積層紙を
載置すると、押圧クランプは、突き揃えた積層紙の上端
面を開放する。同時に、センサー機構は、新しい積層紙
の存在を感知し、この検知信号を発する。そのため、エ
アーノズルは、前記の如く、新しい積層紙の積層端面に
も加圧空気を噴射しながら、積層端面と平行に上昇する
事が可能となる。また、エアーノズルは、センサー機構
が新しい積層紙の上端縁を感知した場合に、加圧空気の
噴射を停止し、上方向への移動も停止する。
【0012】このように、本発明は、白紙、刷本等の積
層紙の二辺を突き揃える作業を行いつつ、紙載置台に載
置した積層紙の積層端面に加圧空気を自動的に噴射し
て、積層紙間に適量の空気を入れる事ができる。
【0013】そのため、作業者は、従来方法の如く、重
い積層紙の両端を掴み、紙の両端面を手で捻りながらし
ごいたりする必要がなく、手間を掛けず、作業者の負担
を大幅に軽減して、簡便に空気入れ作業を行う事が可能
となる。また、作業者は、空気入れ作業を直接行う必要
がないから、紙の摩擦による指の創傷等を防止でき、労
働環境を改善し安全な作業を可能にする。
【0014】また、センサー機構を、上部センサーと、
上部センサーから一定の間隔を介して下側に配置する下
部センサーとから構成すれば、上部センサーで積層紙の
積層端面を検知した場合に、エアーノズルは加圧空気を
噴射する事が可能となる。また、下部センサーで積層端
面の上端縁を検知した場合に、エアーノズルは加圧空気
の噴射を停止する事が可能となる。そのため、センサー
機構は、誤操作を生じる事が少なく、エアーノズルによ
る加圧空気の噴射を確実に制御する事が可能となる。
【0015】
【実施例】本発明は、前述の如く、製本、印刷等の工程
に於て、積み重ねた白紙、刷本等の積層紙間に空気入れ
作業を可能とする風入れ装置と、積層紙の二辺を突き揃
え可能な紙揃え機とから構成するものであって、紙揃え
機を、図面に於て説明すれば、(1)は紙載置台で、図5
に示す如く、床面に設置した支持基台(2)の上端に傾斜
可能に接続する。この接続方法および傾斜機構(図示せ
ず)は、実公平6−8123号公報記載の方法、その他
従来公知の方法によって形成する事が可能である。
【0016】また、紙載置台(1)は、図5に示す如く、
下面に振動モーター等の振動発生機(3)を固定し、上面
に載置した積層紙(4)の振動を可能とする。また、紙載
置台(1)は、図4に示す如く、上面に複数の玉弁(5)を
形成する。この玉弁(5)は、配管、チューブ等を介し
て、図5に示すブロワー等の加圧装置(6)と接続する。
このように形成すると、紙載置台(1)に載置した積層紙
(4)の重量を玉弁(5)が感知して開弁し、この玉弁(5)
から加圧空気を噴射する事が可能である。そのため、積
層紙(4)は、下面から加圧空気を受けて、紙載置台(1)
の上面から浮上する事ができ、突き揃えた積層紙(4)の
移送作業を容易とする。
【0017】また、紙載置台(1)の側面の一辺には、図
4に示す如く、積層紙(4)の側面に突当可能な側部突当
板(7)を回動可能に接続する。この側部突当板(7)は、
紙載置台(1)に対して垂直に回動可能とする。また、紙
載置台(1)は、図4に示す如く、両側の二辺に側部突当
板(7)を形成すれば、使用状態に応じてどちらか一方に
積層紙(4)を突き揃える事ができ、作業性を向上する事
が可能である。
【0018】また、紙載置台(1)は、側部突当板(7)を
設けた一辺と交差して背面側に、図4、図5に示す如
く、後部突当板(8)を形成する。この後部突当板(8)
は、紙載置台(1)に対して垂直に配置する。
【0019】また、紙載置台(1)は、図5に示す如く、
L字型の支持腕(10)を下面に接続し、この支持腕(1
0)の上部に、空気抜き機構(11)を回動可能に接続す
る。この空気抜き機構(11)は、ローラー部(13)を設
け、このローラー部(13)を、紙載置台(1)に載置した
積層紙(4)の上端面(12)と平行に回動する事が可能と
成るように設置している。このローラー部(13)は、原
動機の軸芯に巻き回した無端状のチェーン等に接続し、
紙載置台(1)と平行な前後方向に移動可能とする。この
ように形成すると、空気抜き機構(11)は、積層紙(4)
の上端面(12)をローラー部(13)で押圧して、突き揃
えた積層紙(4)間から空気を抜く事が可能となる。
【0020】以上は、紙揃え機(14)の構成を示すもの
であって、従来公知の技術によって構成する事が可能な
ものである。次に、風入れ装置(15)の構成を図面に於
て説明する。この風入れ装置(15)は、図4、図5に示
す如く、前記紙載置台(1)の背面側に一定の間隔を介し
て一対配置する。この風入れ装置(15)の主な構成は、
図3に示す如く、紙載置台(1)の積層紙(4)の存在を検
知可能なセンサー機構(16)と、積層紙(4)の積層端面
(17)と平行に上下移動可能な支持体(18)と、積層端
面(17)に加圧空気を噴射可能なエアーノズル(20)
と、突き揃えた積層紙(4)の上端面(12)を押圧して紙
ズレを防止する押圧クランプ(21)とから構成する。
【0021】支持体(18)は、図3に示す如く、油圧シ
リンダー、空気圧シリンダー等の上下動手段(22)に底
面を接続し、積層紙(4)の積層端面(17)と平行に上下
方向の移動を可能とする。また、上下動手段(22)は、
前記L字型の支持腕(10)にブラケット等を介して底部
を接続する。また、上下動手段(22)は、エアーハイド
ロコンバーターを介してコンプレッサー等の圧縮機と接
続すれば、安定した速度調整や確実な中間停止が可能と
なり、高精度の制御が可能となる。
【0022】また、支持体(18)は、積層紙(4)と対向
する位置にセンサー機構(16)を接続する。このセンサ
ー機構(16)は、積層紙(4)の積層端面(17)を検知可
能な上部センサー(23)と、上部センサー(23)から一
定の間隔を介して下側に配置する下部センサー(24)と
を形成する。また、上部センサー(23)および下部セン
サー(24)を、反射式のファイバーセンサーにより形成
すれば、簡便な設置が可能となるとともに積層端面(1
7)の正確な位置検出を可能とする。
【0023】また、センサー機構(16)は、上下動手段
(22)に接続し、支持体(18)の移動制御を可能とす
る。例えば、上方に配置した上部センサー(23)が積層
紙(4)の積層端面(17)を検知した場合、この検知信号
を感知して、上下動手段(22)は、支持体(18)を上方
向に移動可能とする。また、下方に配置した下部センサ
ー(24)が積層紙(4)の上端縁(25)を感知した場合、
上下動手段(22)は支持体(18)を停止させる事が可能
である。このように、センサー機構(16)は、上部セン
サー(23)と下部センサー(24)とを形成する事によ
り、誤作動によるトラブルが少なく、確実な制御を可能
にする。
【0024】また、支持体(18)は、図3に示す如く、
積層紙(4)の積層端面(17)に対向する位置にエアーノ
ズル(20)を形成する。このエアーノズル(20)は、コ
ンプレッサー、ブロワー等の加圧手段とチューブ等を介
して接続し、上部センサー(23)の検知信号によって、
積層端面(17)に加圧空気を噴射可能とする。また、こ
の加圧空気の噴射と同時に、エアーノズル(20)は、支
持体(18)と共動して上方向に移動可能とする。また、
エアーノズル(20)は、下部センサー(24)が積層紙
(4)の上端縁(25)を感知した場合、下部センサー(2
4)からの検知信号が停止され、加圧空気の噴射を停止
可能とする。また、エアーノズル(20)は、下部センサ
ー(24)と同一の高さで形成すれば、積層紙(4)の上端
縁(25)と同じ高さに停止する事が可能となる。
【0025】また、エアーノズル(20)は、タイマー等
を接続すれば、下部センサー(24)からの検知信号が停
止された場合も、タイマーが作動して、加圧空気を一定
の時間延長して噴射する事が可能となる。また、エアー
ノズル(20)は、タイマーの設定によって、噴射時間を
調整する事は勿論可能なものである。また、支持体(1
8)は、下部センサー(24)が積層紙(4)の上端面(1
2)を感知しても、直ちに停止する事なく、上下方向に
移動可能に形成すれば、上記タイマーによって作動する
エアーノズル(20)を、同時に上下方向に移動する事が
できる。そのため、エアーノズル(20)は、積層紙(4)
の積層端面(17)に加圧空気を複数回噴射する事がで
き、更に、確実な空気入れ作業を行う事が可能となる。
【0026】また、突き揃えた積層紙(4)の紙ズレを防
止する押圧クランプ(21)を形成する。この押圧クラン
プ(21)は、図3に示す如く、油圧シリンダー、空気圧
シリンダー等の上下駆動手段(26)と接続し、新しい積
層紙(4)を載置する場合、突き揃えた積層紙(4)の上端
面(12)を押圧する事が可能である。また、押圧クラン
プ(21)は、一側にコロ(27)を回動可能に軸支し、こ
のコロ(27)の外周面を、上下駆動手段(26)に接続し
て垂直に立ち上げたスライドガイド(28)に接触する。
このように形成すると、押圧クランプ(21)は、外力が
加わった場合も、ブレ等を生じにくく、積層紙(4)を確
実に押圧する事が可能となる。
【0027】上述の如く構成したものに於て、白紙、刷
本等の紙を突き揃えるには、紙揃え機(14)の紙載置台
(1)の上面に積層紙(4a)を載置する。そして、この紙
載置台(1)を積層紙(4)の突き揃え方向を下側に配置し
て傾斜する。また、この傾斜と同時に、振動発生機(3)
を作動し、紙載置台(1)に振動を加えれば、積層紙(4)
は、側部突当板(7)および後部突当板(8)に二辺が突き
当たり、紙揃え作業を行う事ができる。
【0028】また、この紙揃え作業と並行して、積層紙
(4a)間に空気を入れる作業が行われる。この空気作業
は、紙載置台(1)に積層紙(4a)を載置する事によっ
て、センサー機構(16)の上部センサー(23)が、図
6、図7に示す如く、積層紙(4a)の積層端面(17a)
を感知する。そして、この上部センサー(23)の検知信
号を受けて、エアーノズル(20)は、加圧空気を噴射す
る。
【0029】また、この加圧空気の噴射と同時に、上下
動手段(22)は、上部センサー(23)の検知信号を感知
して、支持体(18)を上方向に移動する。その結果、エ
アーノズル(20)は、図1、図2の2点鎖線に示す如
く、積層紙(4a)の積層端面(17a)と平行に上昇しな
がら、積層端面(17a)に加圧空気を噴射する。また、
この空気入れ作業は、積層紙(4)の突き揃え作業と並行
して行われるから、加圧空気の噴射によって、紙載置台
(1)上の積層紙(4a)間に空気が入り、紙相互の摩擦が
小さくなって、積層紙(4a)の二辺を容易に突き揃える
事が可能となる。この加圧空気は、積層紙(4)間に空気
が入る程度の噴射力があれば良く、積層紙(4)の紙がバ
ラバラに飛散する程の強い噴射力は必要としない。
【0030】また、エアーノズル(20)の上昇と同時
に、支持体(18)は、センサー機構(16)を積層紙(4
a)の積層端面(17a)に平行して上方向へ移動する。
このセンサー機構(16)の下部センサー(24)は、図
1、図2に示す如く、上方向への移動に伴い、積層紙
(4a)の上端縁(25)を感知すると、積層紙(4a)が存
在しないものと判断し、支持体(18)は、一旦下降す
る。そして、上部センサー(23)が、積層紙(4a)の上
端縁(25)を感知した時点で、支持体(18)は再び上昇
し、下部センサー(24)が積層紙(4a)の上端縁(25)
を感知すると、支持体(18)は停止する。また、この支
持体(18)の上下動は複数回行う事が可能である。ま
た、この支持体(18)の移動中に於ても、エアーノズル
(20)は、タイマーの作動によって一定の時間加圧空気
を噴射する。そして、エアーノズル(20)の停止後、上
下駆動手段(26)を作動して、押圧クランプ(21)で積
層紙(4a)の上端面(12)を押圧し、突き揃えた積層紙
(4a)を紙載置台(1)に仮固定する。
【0031】また、紙揃え作業を継続して行うには、突
き揃えた積層紙(4a)の上面に、図8に示す如く、新た
な積層紙(4b)を積み重ねて載置する。この場合、突き
揃えた積層紙(4a)は、押圧クランプ(21)で上端面
(12)を押圧されているから、新たな積層紙(4b)を載
置しても、紙ズレを生じる事がない。また、新しい積層
紙(4b)を載置すると、上部センサー(23)は、新しい
積層紙(4b)の存在を感知し、上下駆動手段(26)を上
方向に作動させる。そのため、押圧クランプ(21)は、
図9、図10に示す如く、突き揃えた積層紙(4a)を開
放し、新しい積層紙(4b)の上端面よりも高く位置して
停止する。また、新しい積層紙(4b)を感知した上部セ
ンサー(23)は、同時にエアーノズル(20)に検知信号
を発する。そのため、エアーノズル(20)は、前記の如
く、新しい積層紙(4b)の積層端面(17b)にも加圧空
気を噴射しながら、積層端面(17b)に平行して上昇す
る。
【0032】また、エアーノズル(20)と共動する下部
センサー(24)は、新しい積層紙(4b)の上端縁(25)
を感知すると、積層紙(4b)が存在しないものと判断
し、支持体(18)は、一旦下降した後、上下動を繰り返
す。この支持体(18)の上下動は、エアーノズル(20)
が加圧空気の噴射を停止するまで行う。また、この時点
で、積層紙(4)の突き揃え作業を終了するには、振動発
生機(3)を停止する。また、押圧クランプ(21)を作動
して、積層紙(4)の上端面(12)を押圧し、積層紙(4)
を紙載置台(1)に仮固定する。そして、紙載置台(1)を
水平に配置する。
【0033】次に、突き揃えた積層紙(4)間から空気を
抜くには、空気抜き機構(11)を作動し、ローラー部
(13)で積層紙(4)の上端面(12)を、図5に示す如く
押圧移動して、積層紙(4)間に介在する空気を取り除
く。この空気抜き作業によって、積層紙(4)は、紙相互
の摩擦が大きくなり、突き揃え状態を維持し易いものと
なる。
【0034】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成したものである
から、白紙、刷本等の積層紙の二辺を突き揃える作業と
並行して、紙載置台に載置した積層紙の積層端面に加圧
空気を自動的に噴射して、積層紙間に適量の空気を入れ
る事ができる。
【0035】そのため、作業者は、従来方法の如く、重
い積層紙の両端を掴んで、両端面を捻りながら、手でし
ごいたりする必要がなく、作業に手間を掛けず、負担を
大幅に軽減して、積層紙の空気を入れ作業を簡便に行う
事ができる。また、作業者は、空気入れ作業を直接行う
必要がないものであるから、紙の摩擦による指の創傷等
を防止でき、労働環境を改善し安全な作業を可能にする
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】風入れ機構の拡大側面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】風入れ機構の拡大斜視図である。
【図4】本実施例の紙揃え機の平面図である。
【図5】本実施例の紙揃え機の側面図である。
【図6】第1の積層紙を紙載置台に載置した状態を示す
風入れ装置の拡大側面図である。
【図7】図6のB−B線断面図である。
【図8】第1の積層紙に第2の積層紙を載置した状態を
示す風入れ装置の拡大側面図である。
【図9】第1の積層紙に第2の積層紙を載置して押圧ク
ランプを開放した状態を示す風入れ装置の拡大側面図で
ある。
【図10】図9のC−C線断面図である。
【符号の説明】
1 紙載置台 2 支持基台 4 積層紙 16 センサー機構 17 積層端面 18 支持体 20 エアーノズル 21 押圧クランプ 23 上部センサー 24 下部センサー 25 上端縁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−24662(JP,A) 特開 平6−183610(JP,A) 実開 昭57−165632(JP,U) 実開 平2−55622(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/48 320 B41F 21/12 B41F 33/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持基台に傾斜可能に接続した紙載置台
    に振動を加え、紙載置台の上面に載置した紙の二辺を突
    き揃え可能とした紙揃え機に於て、紙載置台上の積層紙
    の積層端面に臨ませて配置し、積層紙の存在を検知可能
    なセンサー機構と、このセンサー機構の検知信号を感知
    し積層紙の積層端面と平行に上下移動可能な支持体と、
    この支持体に接続しセンサー機構の検知信号を感知して
    共動可能とするとともにこのセンサー機構の検知信号に
    より、積層紙の積層端面に加圧空気を噴射可能なエアー
    ノズルと、このエアーノズルの加圧空気の噴射停止時
    に、突き揃えた積層紙の上端面を押圧可能な紙ズレ防止
    用の押圧クランプとから成る事を特徴とする紙揃え機に
    於ける風入れ装置。
  2. 【請求項2】 センサー機構は、積層紙の積層端面を検
    知する事によりエアーノズルから加圧空気の噴射を可能
    とする上部センサーと、上部センサーから一定の間隔を
    介して下側に配置し、積層端面の上端縁を検知する事に
    よりエアーノズルの加圧空気の噴射を停止可能とする下
    部センサーとから構成したものである事を特徴とする請
    求項1の紙揃え機に於ける風入れ装置。
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