JP3436967B2 - 回路ブロック制御装置 - Google Patents

回路ブロック制御装置

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JP3436967B2
JP3436967B2 JP00278694A JP278694A JP3436967B2 JP 3436967 B2 JP3436967 B2 JP 3436967B2 JP 00278694 A JP00278694 A JP 00278694A JP 278694 A JP278694 A JP 278694A JP 3436967 B2 JP3436967 B2 JP 3436967B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、論理回路やアナログ回
路あるいはマイクロコンピュータ等の回路ブロックを複
数設けた回路ブロック制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】クロック発振器を設け、このクロック発
振器からのクロックをロジック回路と共に外部回路にも
供給するものでは、ロジック回路の処理スピードを上げ
るにはクロック発振器からのクロックの周波数を上げれ
ばよいが、このようにすると外部回路の処理スピードも
上げる必要があり、実際は困難である。
【0003】このため、図5に示すように、クロック発
振器1からのクロックを外部回路2に直接供給すると共
に、回路ブロック3を有する内部回路4に周波数逓倍回
路5を設けてクロック発振器1からのクロックを逓倍
し、その逓倍したクロックを回路ブロック3に供給して
回路ブロック3のみを高速化するものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図5のものでは、回路
ブロック3のみを高速化でき、外部回路2については何
等変更する必要がないので、既存の外部回路がそのまま
使用できるという利点がある。
【0005】しかし論理回路等の回路ブロックでは動作
周波数が高くなると、消費電力が増加し、外部回路の電
源をそのまま使用する限りにおいては、発熱の関係から
周波数の増大に限界がある。すなわち、発熱により回路
ブロックの温度が上昇すると、動作不良あるいは素子の
破損を引き起こす。放熱板等を装着して熱を逃がす対策
もあるが、回路ブロックが大規模な集積回路等では限界
がある。
【0006】このため、外部回路も含めた全ての回路を
低い電源電圧で動作するように作り直すことが考えられ
る。このようにすれば、W=I×Vで決まる発熱量に対
してVが下がるので、発熱量が低下する。
【0007】しかし、これでは既存の回路をそのまま流
用できないという問題がある。
【0008】そこで、本発明は、発熱量を低下して複数
の回路ブロックを高速で動作することができるとともに
各回路ブロックの集積度を高めることができ、しかも外
部回路として既存の回路を使用することができる回路ブ
ロック制御装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明は、直流電圧源に
直列に接続した演算機能を有するn(n≧2)個の回路
ブロックと、この各回路ブロックの電圧印加端子にそれ
ぞれ並列に接続されたn個のコンデンサと、各回路ブロ
ックに印加する直流電圧をそれぞれ検出するn個の電圧
検出回路と、各回路ブロック間の信号の基準電位を同一
基準電位に変換する基準電位変換回路と、この基準電位
変換回路により変換した基準電位に対する信号レベルを
外部回路の信号レベルに変換する信号レベル変換回路
と、各電圧検出回路が直流電圧源の電圧のn分の1の電
圧よりも低いか高い電圧を検出したとき、低い電圧を検
出した回路ブロックに対しては演算機能を低める制御を
行ない、高い電圧を検出した回路ブロックに対しては演
算機能を高める制御を行なう判断回路を設けたものであ
る。
【0010】また、本発明は、直流電圧源に直列に接続
したn(n≧2)個の回路ブロックと、この各回路ブロ
ックの電圧印加端子にそれぞれ並列に接続されたn個の
コンデンサと、各回路ブロックに印加する直流電圧をそ
れぞれ検出するn個の電圧検出回路と、各回路ブロック
間の信号の基準電位を同一基準電位に変換する基準電位
変換回路と、この基準電位変換回路により変換した基準
電位に対する信号レベルを外部回路の信号レベルに変換
する信号レベル変換回路と、各回路ブロックの直流電圧
印加端子間にそれぞれ限流素子を介して接続したn個の
スイッチ素子と、各電圧検出回路が、それぞれ対応する
回路ブロックに印加する直流電圧が直流電圧源の電圧の
n分の1の電圧よりも高くなったことを検出すると、対
応する回路ブロックへの直流電圧印加端子に接続した
イッチ素子をオン動作するか、又は、各電圧検出回路
、それぞれ対応する回路ブロックに印加する直流電圧
直流電圧源の電圧のn分の1の電圧よりも低くなった
ことを検出すると、対応する回路ブロックへの直流電圧
印加端子に接続したスイッチ素子以外の他のスイッチ素
子をオン動作する判断回路を設けたものである。
【0011】また、本発明は、直流電圧源に直列に接続
した個の回路ブロックと、この各回路ブロックの電圧
印加端子にそれぞれ並列に接続された2個のコンデンサ
と、各回路ブロックに印加する直流電圧をそれぞれ検出
する個の電圧検出回路と、各回路ブロック間の信号の
基準電位を同一基準電位に変換する基準電位変換回路
と、この基準電位変換回路により変換した基準電位に対
する信号レベルを外部回路の信号レベルに変換する信号
レベル変換回路と、一方の回路ブロックの直流電圧印加
端子間に接続された、双方向絶縁型コンバータを構成す
るトランスの第1巻線と第1スイッチ素子との直列回路
と、他方の回路ブロックの直流電圧印加端子間に接続さ
れた、第1巻線と磁気的に結合したトランスの第2巻線
と第2スイッチ素子との直列回路と、各電圧検出回路が
直流電圧源の電圧の分の1の電圧よりも高い電圧を検
すると対応するスイッチ素子をスイッチング動作し、
又は、各電圧検出回路が直流電圧源の電圧の分の1の
電圧よりも低い電圧を検出すると対応するスイッチ素子
以外の他のスイッチ素子をスイッチング動作する判断回
路を設けたものである。また、本発明は、直流電圧源に
直列に接続した2個の回路ブロックと、この各回路ブロ
ックの電圧印加端子にそれぞれ並列に接続された2個の
コンデンサと、各回路ブロックに印加する直流電圧をそ
れぞれ検出する2個の電圧検出回路と、各回路ブロック
間の信号の基準電位を同一基準電位に変換する基準電位
変換回路と、この基準電位変換回路により変換した基準
電位に対する信号レベルを外部回路の信号レベルに変換
する信号レベル変換回路と、一方の回路ブロックの直流
電圧印加端子間に接続された、第1の絶縁型コンバータ
を構成する第1のトランスの第1巻線と第1のスイッチ
素子との直列回路並びに第2の絶縁型コンバータを構成
する第2のトランスの第1巻線と第1のダイオードとの
直列回路と、他方の回路ブロックの直流電圧印加端子間
に接続された、第1のトランスの第1巻線と磁気的に結
合した第1のトランスの第2巻線と第2のダイオードと
の直列回路並びに第2のトランスの第1巻線と磁気的に
結合した第2のトランスの第2巻線と第2のスイッチ素
子との直列回路と、各電圧検出回路が直流電圧源の電圧
の2分の1の電圧よりも高い電圧を検出すると対応する
スイッチ素子をスイッチング動 作し、又は、各電圧検出
回路が前記直流電圧源の電圧の2分の1の電圧よりも低
い電圧を検出すると対応するスイッチ素子以外の他のス
イッチ素子をスイッチング動作する判断回路を設けたも
のである。
【0012】
【作用】発明においては、ある電圧検出回路が直流電
圧源の電圧のn分の1の電圧よりも低い電圧を検出する
と、判断回路は低い電圧を検出した電圧検出回路に対応
する回路ブロックの演算機能を低め回路インピーダンス
を高くする。また、ある電圧検出回路が直流電圧源の電
圧のn分の1の電圧よりも高い電圧を検出すると、判断
回路は高い電圧を検出した電圧検出回路に対応する回路
ブロックの演算機能を高め回路インピーダンスを低くす
る。
【0013】こうして各回路ブロックに印加する電圧は
それぞれn分の1の電圧に戻る。
【0014】また、各回路ブロック間の信号の基準電位
は基準電位変換回路により同一基準電位に変換され、さ
らに変換した基準電位に対する信号レベルは信号レベル
変換回路により外部回路の信号レベルに変換される。
【0015】また、本発明においては、ある電圧検出回
路が直流電圧源の電圧のn分の1の電圧よりも高い電圧
を検出すると、判断回路がそれを判断して対応するスイ
ッチ素子を短絡する。これにより電圧検出回路が高い電
圧を検出した回路ブロックに対して限流素子が並列に接
続することになり、インピーダンスが低下する。これに
より回路ブロックに印加する電圧は低下し、n分の1の
電圧に戻る。
【0016】
【0017】また、本発明においては、ある電圧検出回
路が直流電圧源の電圧の分の1の電圧よりも高い電圧
を検出すると、判断回路がそれを判断して対応する絶縁
型コンバータのスイッチ素子をスイッチング動作する。
これにより巻線に磁気エネルギーが蓄えられ、スイッチ
素子のオフ時に蓄えられた磁気エネルギーは磁気的に結
合した他の巻線に伝えられる。こうして電圧検出回路が
高い電圧を検出した回路ブロックに印加する電圧が低下
し、分の1の電圧に戻る。
【0018】又は、ある電圧検出回路が直流電圧源の電
圧の分の1の電圧よりも低い電圧を検出すると、判断
回路がそれを判断して対応する絶縁型コンバータのスイ
ッチ素子以外の他のスイッチ素子をスイッチング動作す
る。これにより他の絶縁型コンバータの巻線に磁気エネ
ルギーが蓄えられ、スイッチ素子のオフ時に蓄えられた
磁気エネルギーは電圧検出回路が低い電圧を検出した回
路ブロックに対応した絶縁型コンバータの巻線に伝えら
れる。こうして電圧検出回路が低い電圧を検出した回路
ブロックに印加する電圧が上昇し、分の1の電圧に戻
る。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0020】図1において、11は制御装置本体、12
はこの制御装置本体11と各種信号線13を介して接続
した外部回路である。
【0021】前記制御装置本体11には、演算機能を有
するA回路ブロック14とB回路ブロック15の2つの
回路ブロックを設け、この各回路ブロック14,15
を、例えば5Vの直流電圧源16に直列に接続してい
る。
【0022】前記各回路ブロック14,15にそれぞれ
電圧検出回路17,18を並列に接続している。
【0023】前記各電圧検出回路17,18は、各回路
ブロック14,15への印加電圧を検出し、その検出電
圧が直流電圧源16の電圧5Vの半分の2.5Vよりも
低下したり、上昇すると判断回路19に知らせるように
なっている。
【0024】前記A回路ブロック14は、ハイレベルが
5V、ローレベルが2.5Vであり、前記B回路ブロッ
ク15は、ハイレベルが2.5V、ローレベルが0V
で、互いに基準電位が異なるため、A回路ブロック14
に接続する各種信号線20とB回路ブロック15に接続
する各種信号線21との間に基準電位変換回路22を設
け、A回路ブロック14の基準電位をB回路ブロック1
5の基準電位に一致させるようになっている。
【0025】前記判断回路19は、電圧検出回路17,
18が電圧の低下を検出したときは、前記基準電位変換
回路22を介して該当する回路ブロックの演算機能を低
下させてインピーダンスを高め、また電圧検出回路1
7,18が電圧の上昇を検出したときは、前記基準電位
変換回路22を介して該当する回路ブロックの演算機能
を高めてインピーダンスを低下させる制御を行なう。
【0026】前記B回路ブロック15からの各種信号線
21前記外部回路12からの各種信号線13との間に信
号レベル変換回路23を設け、制御装置本体11内の信
号レベル(ローレベル=0V,ハイレベル=2.5V)
と外部回路12の信号レベル(ローレベル=0V,ハイ
レベル=5V)をそれぞれ相手回路に合わせて変換する
ようになっている。
【0027】前記各回路ブロック14,15の電圧印加
端子に、コンデンサ24,25を並列に接続している。
【0028】このような構成の実施例では、外部回路1
2からA回路ブロック14への信号は、信号レベル変換
回路23で0〜5Vの信号レベルが0〜2.5Vに変換
され、さらに基準電位変換回路22で0〜2.5Vの基
準電位が2.5〜5Vに変換されてA回路ブロック14
に入力する。また、A回路ブロック14から外部回路1
2への信号は、これと逆の基準電位変換及び信号レベル
変換を行なう。
【0029】また、外部回路12からB回路ブロック1
5への信号は、信号レベル変換回路23で0〜5Vの信
号レベルが0〜2.5Vに変換されてB回路ブロック1
4に入力する。また、B回路ブロック15から外部回路
12への信号は、これと逆の信号レベル変換を行なう。
【0030】また、A回路ブロック14からB回路ブロ
ック15への信号は、基準電位変換回路22で2.5〜
5Vの基準電位が0〜2.5Vに変換されてB回路ブロ
ック15に入力する。また、B回路ブロック15からA
回路ブロック14への信号は、これと逆の基準電位変換
を行なう。
【0031】そしてA回路ブロック14とB回路ブロッ
ク15との印加電圧のバランスが崩れ、例えばA回路ブ
ロック14の印加電圧が2.2V、B回路ブロック15
の印加電圧が2.8Vになると、電圧検出回路17が電
圧の低下を検出して判断回路19に知らせるとともに電
圧検出回路17が電圧の上昇を検出して判断回路19に
知らせる。
【0032】これにより判断回路19はA回路ブロック
14に対してその演算密度を低下させる演算命令を出力
し、また、B回路ブロック15に対してその演算密度を
高める演算命令を出力する。
【0033】これによりA回路ブロック14はインピー
ダンスが高まり消費電流が減少すると共に、B回路ブロ
ック15はインピーダンスが低下し消費電流が増大す
る。その結果、A回路ブロック14の印加電圧が上昇
し、B回路ブロック15の印加電圧が低下し、それぞれ
印加電圧が2.5Vに近付くことになる。
【0034】このように、外部回路12に印加する電圧
を5Vとしているので、既存の回路が使用できる。
【0035】また、制御装置本体11の各回路ブロック
14,15として2.5Vで動作するブロックを使用し
ているので、演算速度の高速化を図っても発熱量は従来
の半分となる。
【0036】従って、各回路ブロック14,15の高速
動作が可能となり、また各回路ブロック14,15の集
積度を高めることができる。また、放熱板やファン等が
不要あるいは著しく小形化できる。
【0037】しかも、各回路ブロック14,15に印加
する電圧を常に2.5Vになるように制御しているの
で、各回路ブロック14,15を安定して動作させるこ
とができる。
【0038】なお、A回路ブロック14とB回路ブロッ
ク15は全く同じ回路構成であっても、また異なる回路
構成であってもよい。全く同じ回路構成の場合は、各回
路ブロック14,15に対して判断回路19は自由に演
算命令を振り分けることができるが、異なる回路構成の
場合は、振り分けられる演算命令と、そうではない演算
命令があるので、判断回路19の判断基準が複雑にな
る。
【0039】次に本発明の他の実施例を図面を参照して
説明する。なお、前記実施例と同一の部分には同一の符
号を付して詳細な説明は省略する。
【0040】図2に示すものは、さらに、A回路ブロッ
ク14の直流電圧印加端子に抵抗素子等の限流素子26
を介してMOS−FET等のスイッチ素子27を並列に
接続し、またB回路ブロック15の直流電圧印加端子に
抵抗素子等の限流素子28を介してMOS−FET等の
スイッチ素子29を並列に接続している。
【0041】判断回路19′は、電圧検出回路17,1
8が電圧の上昇を検出したときは、電圧が上昇した回路
ブロックに対応するスイッチ素子をオン動作するように
なっている。
【0042】なお、直流電圧源16に外部回路12も接
続している。
【0043】この実施例においては、例えば電圧検出回
路17がA回路ブロック14への印加電圧の2.5Vを
越える上昇を検出すると、判断回路19′はスイッチ素
子27をオン動作させる。
【0044】これによりA回路ブロック14に限流素子
26が並列に接続されることになり、その結果、A回路
ブロック側の見掛上のインピーダンスが低下する。
【0045】こうしてA回路ブロック14に印加する電
圧は低下し、2.5Vに戻るようになる。
【0046】一方、B回路ブロック15は全体に印加す
る電圧が5Vであるから、A回路ブロック14に印加す
る電圧が上昇したときは逆に低下する。そしてA回路ブ
ロック14に印加する電圧が低下して2.5Vに戻る
と、B回路ブロック15に印加する電圧は逆に上昇して
2.5Vに戻るようになる。
【0047】そしてA回路ブロック側の見掛上のインピ
ーダンスがB回路ブロック15のインピーダンスに等し
ければ両回路ブロック14,15に印加する電圧はちょ
うど2.5Vになる。
【0048】このように本実施例においても、各回路ブ
ロック14,15を2.5Vで安定して動作できるの
で、前記実施例と同様の効果が得られる。
【0049】また、本実施例においては、前記実施例の
ように回路ブロックの演算密度、すなわち処理能力を低
下させること無く各回路ブロック14,15を安定して
動作できる。
【0050】なお、限流素子として抵抗を使用した場合
はW=I×I/Rの関係から発熱によるロスが発生する
が、これは回路ブロック内部の発熱ではないので回路動
作への影響はない。また、限流素子としてコイルやコン
デンサを利用したものを使用すれば発熱をなくすことが
できる。
【0051】図3に示すものは、図2の限流素子とスイ
ッチ素子との直列回路に代えて、双方向絶縁型フライバ
ックコンバータを使用している。
【0052】すなわち、A回路ブロック14の直流電圧
印加端子にフライバックトランス30の第1巻線30a
とMOS型トランジスタ31との直列回路を並列に接続
している。そしてMOS型トランジスタ31にそのトラ
ンジスタ31とは逆極性にしてダイオード32を並列に
接続している。
【0053】また、B回路ブロック15の直流電圧印加
端子に前記フライバックトランス30の第2巻線30b
とMOS型トランジスタ33との直列回路を並列に接続
している。そしてMOS型トランジスタ33にそのトラ
ンジスタ33とは逆極性にしてダイオード34を並列に
接続している。
【0054】判断回路19″は、電圧検出回路17,1
8が電圧の上昇を検出したときは、電圧が上昇した回路
ブロックに対応するトランジスタのゲートに適当な矩形
パルスを印加してスイッチング動作するようになってい
る。
【0055】この実施例においては、例えばA回路ブロ
ック14の印加電圧が2.5Vより低下し、B回路ブロ
ック15の印加電圧が2.5Vより上昇すると、電圧検
出回路18がB回路ブロック18の電圧上昇を検出して
判断回路19″に知らせる。
【0056】これにより判断回路19″はトランジスタ
33のゲートに適当な矩形パルスを印加してそのトラン
ジスタ33をスイッチング動作する。
【0057】トランジスタ33がオンすると、フライバ
ックトランス30の第2巻線30bに流れる電流が一定
の傾きで増加し磁気エネルギーを蓄積する。そしてトラ
ンジスタ33がオフすると、第2巻線30bに流れてい
た電流が瞬時的に停止し、第2巻線30bに蓄えられて
いた磁気エネルギーは磁気的に結合している第1巻線3
0aにダイオード32に電流を流す方向で電流が流れる
ことにより放出される。
【0058】これにより、コンデンサ24にエネルギー
が電荷の形で蓄えられる。こうしてA回路ブロック14
への印加電圧が上昇する。
【0059】一方、B回路ブロック15では、トランジ
スタ33に電流を流した分だけコンデンサ25の電荷が
減るので、印加電圧が低下する。
【0060】こうしてB回路ブロック15への印加電圧
が減少した分だけA回路ブロック14への印加電圧は上
昇することになり、両回路ブロック14,15への印加
電圧は2.5Vに保持される。
【0061】このように本実施例においても、各回路ブ
ロック14,15を2.5Vで安定して動作できるの
で、前記各実施例と同様の効果が得られる。
【0062】また、本実施例においては、エネルギーが
有効に活用されるので、分圧補正により消費される電
力、すなわち電力損失はフライバックコンバータを構成
する各素子が理想素子であればゼロであり、従って発熱
はしない。
【0063】なお、各回路ブロック14,15の分圧比
は1:1なので、各巻線30a,30bの巻数比は1:
1が望ましい。
【0064】図4に示すものは、図3に示すものが双方
向絶縁型フライバックコンバータを使用したのに対し、
通常の絶縁型フライバックコンバータを2個使用して構
成している。
【0065】すなわち、A回路ブロック14の直流電圧
印加端子に第1のフライバックトランス35の第1巻線
35aとMOS型トランジスタ36との直列回路を並列
に接続するとともに、第2のフライバックトランス37
の第1巻線37aとダイオード38との直列回路を並列
に接続している。
【0066】また、B回路ブロック15の直流電圧印加
端子に前記第1のフライバックトランス35の第2巻線
35bとダイオード39との直列回路を並列に接続する
とともに、前記第2のフライバックトランス37の第2
巻線37bとMOS型トランジスタ40との直列回路を
並列に接続している。
【0067】なお、前記各ダイオード38,39は直流
電圧源16から印加する電圧に対して逆極性となるよう
に接続している。
【0068】判断回路19″は、電圧検出回路17,1
8が電圧の上昇を検出したときは、電圧が上昇した回路
ブロックに対応するトランジスタのゲートに適当な矩形
パルスを印加してスイッチング動作するようになってい
る。
【0069】この実施例においては、例えばA回路ブロ
ック14の印加電圧が2.5Vより上昇すると、電圧検
出回路17がA回路ブロック17の電圧上昇を検出して
判断回路19″に知らせる。
【0070】これにより判断回路19″は、トランジス
タ36のゲートに適当な矩形パルスを印加してそのトラ
ンジスタ36をスイッチング動作する。
【0071】トランジスタ36がオンすると、フライバ
ックトランス35の第1巻線35aに流れる電流が一定
の傾きで増加し磁気エネルギーを蓄積する。そしてトラ
ンジスタ36がオフすると、第1巻線35aに流れてい
た電流が瞬時的に停止し、第1巻線35aに蓄えられて
いた磁気エネルギーは磁気的に結合している第2巻線3
5bにダイオード39に電流を流す方向で電流が流れる
ことにより放出される。
【0072】これにより、コンデンサ25にエネルギー
が電荷の形で蓄えられる。こうしてB回路ブロック15
への印加電圧が上昇する。
【0073】一方、A回路ブロック14では、トランジ
スタ36に電流を流した分だけコンデンサ24の電荷が
減るので、印加電圧が低下する。
【0074】こうしてA回路ブロック14への印加電圧
が減少した分だけB回路ブロック15への印加電圧は上
昇することになり、両回路ブロック14,15への印加
電圧は2.5Vに保持される。
【0075】また、B回路ブロック15の印加電圧が
2.5Vより上昇すると、電圧検出回路18がB回路ブ
ロック15の電圧上昇を検出して判断回路19″に知ら
せる。
【0076】これにより判断回路19″は、トランジス
タ40のゲートに適当な矩形パルスを印加してそのトラ
ンジスタ40をスイッチング動作する。
【0077】トランジスタ40がオンすると、フライバ
ックトランス37の第2巻線37bに流れる電流が一定
の傾きで増加し磁気エネルギーを蓄積する。そしてトラ
ンジスタ40がオフすると、第2巻線37bに流れてい
た電流が瞬時的に停止し、第2巻線37bに蓄えられて
いた磁気エネルギーは磁気的に結合している第1巻線3
7aにダイオード38に電流を流す方向で電流が流れる
ことにより放出される。
【0078】これにより、コンデンサ24にエネルギー
が電荷の形で蓄えられる。こうしてA回路ブロック14
への印加電圧が上昇する。
【0079】一方、B回路ブロック15では、トランジ
スタ40に電流を流した分だけコンデンサ25の電荷が
減るので、印加電圧が低下する。
【0080】こうしてB回路ブロック15への印加電圧
が減少した分だけA回路ブロック14への印加電圧は上
昇することになり、両回路ブロック14,15への印加
電圧は2.5Vに保持される。
【0081】このように本実施例においても、図3の実
施例と同様の効果が得られる。
【0082】なお、図3及び図4の実施例では、フライ
バックコンバータを使用した実施例について述べたが必
ずしもこれに限定するものではなく、例えばフォワード
コンバータや共振型コンバータ等、絶縁型で電力変換作
用のあるものであればよい。
【0083】
【発明の効果】以上、本発明によれば、特定の集積回
路、例えばLSIやハイブリッド基板など集積度が高い
が1つの部品として扱えるものに有効で、現在使用して
いる部品を取り外して本発明の装置を使用すればチップ
面積や基板面積が略同等であるにも関わらず発熱量を1
/nに下げることができる。これにより集積回路を自己
発熱から守るために必要だった放熱板やファン等が不要
あるいは著しく小形化でき、また、複数の回路ブロック
を高速で動作することができるとともに各回路ブロック
の集積度を高めることができる。しかも外部回路として
既存の回路を使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図3】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図。
【図5】従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
11…制御装置本体 12…外部回路 14,15…回路ブロック 16…直流電圧源 17,18…電圧検出回路 19,19′,19″…判断回路 22…基準電位変換回路 23…信号レベル変換回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧源に直列に接続した演算機能を
    有するn(n≧2)個の回路ブロックと、この各回路ブ
    ロックの電圧印加端子にそれぞれ並列に接続されたn個
    のコンデンサと、前記各回路ブロックに印加する直流電
    圧をそれぞれ検出するn個の電圧検出回路と、前記各回
    路ブロック間の信号の基準電位を同一基準電位に変換す
    る基準電位変換回路と、この基準電位変換回路により変
    換した基準電位に対する信号レベルを外部回路の信号レ
    ベルに変換する信号レベル変換回路と、前記各電圧検出
    回路が前記直流電圧源の電圧のn分の1の電圧よりも低
    いか高い電圧を検出したとき、低い電圧を検出した回路
    ブロックに対しては演算機能を低める制御を行ない、高
    い電圧を検出した回路ブロックに対しては演算機能を高
    める制御を行なう判断回路を設けたことを特徴とする回
    路ブロック制御装置。
  2. 【請求項2】 直流電圧源に直列に接続したn(n≧
    2)個の回路ブロックと、この各回路ブロックの電圧印
    加端子にそれぞれ並列に接続されたn個のコンデンサ
    と、前記各回路ブロックに印加する直流電圧をそれぞれ
    検出するn個の電圧検出回路と、前記各回路ブロック間
    の信号の基準電位を同一基準電位に変換する基準電位変
    換回路と、この基準電位変換回路により変換した基準電
    位に対する信号レベルを外部回路の信号レベルに変換す
    る信号レベル変換回路と、前記各回路ブロックの直流電
    圧印加端子間にそれぞれ限流素子を介して接続したn個
    のスイッチ素子と、前記各電圧検出回路が、それぞれ対
    応する回路ブロックに印加する直流電圧が前記直流電圧
    源の電圧のn分の1の電圧よりも高くなったことを検出
    すると、対応する回路ブロックへの直流電圧印加端子に
    接続したスイッチ素子をオン動作するか、又は、前記各
    電圧検出回路が、それぞれ対応する回路ブロックに印加
    する直流電圧が前記直流電圧源の電圧のn分の1の電圧
    よりも低くなったことを検出すると、対応する回路ブロ
    ックへの直流電圧印加端子に接続したスイッチ素子以外
    の他のスイッチ素子をオン動作する判断回路を設けたこ
    とを特徴とする回路ブロック制御装置。
  3. 【請求項3】 直流電圧源に直列に接続した個の回路
    ブロックと、この各回路ブロックの電圧印加端子にそれ
    ぞれ並列に接続された2個のコンデンサと、 前記各回路
    ブロックに印加する直流電圧をそれぞれ検出する個の
    電圧検出回路と、前記各回路ブロック間の信号の基準電
    位を同一基準電位に変換する基準電位変換回路と、この
    基準電位変換回路により変換した基準電位に対する信号
    レベルを外部回路の信号レベルに変換する信号レベル変
    換回路と、一方の回路ブロックの直流電圧印加端子間に
    接続された、双方向絶縁型コンバータを構成するトラン
    スの第1巻線と第1スイッチ素子との直列回路と、他方
    の回路ブロックの直流電圧印加端子間に接続された、前
    記第1巻線と磁気的に結合した前記トランスの第2巻線
    と第2スイッチ素子との直列回路と、前記各電圧検出回
    路が前記直流電圧源の電圧の分の1の電圧よりも高い
    電圧を検出すると対応するスイッチ素子をスイッチング
    動作し、又は、前記各電圧検出回路が前記直流電圧源の
    電圧の分の1の電圧よりも低い電圧を検出すると対応
    るスイッチ素子以外の他のスイッチ素子をスイッチン
    グ動作する判断回路を設けたことを特徴とする回路ブロ
    ック制御装置。
  4. 【請求項4】 直流電圧源に直列に接続した2個の回路
    ブロックと、この各回路ブロックの電圧印加端子にそれ
    ぞれ並列に接続された2個のコンデンサと、前記各回路
    ブロックに印加する直流電圧をそれぞれ検出する2個の
    電圧検出回路と、前記各回路ブロック間の信号の基準電
    位を同一基準電位に変換する基準電位変換回路と、この
    基準電位変換回路により変換した基準電位に対する信号
    レベルを外部回路の信号レベルに変換する信号レベル変
    換回路と、一方の回路ブロックの直流電圧印加端子間に
    接続された、第1の絶縁型コンバータを構成する第1の
    トランスの第1巻線と第1のスイッチ素子との直列回路
    並びに第2の絶縁型コンバータを構成する第2のトラン
    スの第1巻線と第1のダイオードとの直列回路と、他方
    の回路ブロックの直流電圧印加端子間に接続された、前
    記第1のトランスの第1巻線と磁気的に結合した前記第
    1のトランスの第2巻線と第2のダイオードとの直列回
    路並びに前記第2のトランスの第1巻線と磁気的に結合
    した前記第2のトランスの第2巻線と第2のスイッチ素
    子との直列回路と、前記各電圧検出回路が前記直流電圧
    源の電圧の2分の1の電圧よりも高い電圧を検出すると
    対応するスイッチ素子をスイッチング動作し、又は、前
    記各電圧検出回路が前記直流電圧源の電圧の2分の1の
    電圧よりも低い電圧を検出すると対応するスイッチ素子
    以外の他のスイッチ素子をスイッチング動作する判断回
    路を設けたことを特徴とする回路ブロック制御装置。
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