JP3436892B2 - ポリオレフィン系成形品用防眩塗料組成物 - Google Patents

ポリオレフィン系成形品用防眩塗料組成物

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JP3436892B2 JP04327899A JP4327899A JP3436892B2 JP 3436892 B2 JP3436892 B2 JP 3436892B2 JP 04327899 A JP04327899 A JP 04327899A JP 4327899 A JP4327899 A JP 4327899A JP 3436892 B2 JP3436892 B2 JP 3436892B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,自動車用インストルメントパネ
ル等の内装品に塗布するためのポリオレフィン系成形品
用防眩塗料組成物に関する。
【0002】
【従来技術】自動車のエアバッグ一体インストルメント
パネルは,図2に示すごとく,パネル本体91(図2
(a))とエアバッグドア92(図2(b))とからな
り,両者は別部材である。図2(a)に示すごとく,パ
ネル本体91の開口部911には,エアバッグドア92
が嵌合されている。
【0003】パネル本体91には,強度が要求されるた
め,硬質材料であるポリプロピレン樹脂(以下,PPと
いう。)が用いられている。一方,エアバッグドア92
には,エアバッグ膨張時に展開性が要求されるため,軟
質材料であるポリオレフィン系熱可塑性エラストマー
(以下,TPOという。)が用いられている。そして,
図2(c)に示すごとく,パネル本体91及びエアバッ
グドア92には,それぞれ塗膜910,920が形成さ
れていることが多い。
【0004】
【解決するための課題】しかしながら,パネル本体91
とエアバッグドア92に対して別々に塗膜910,92
0を形成すると,塗装工程が2工程以上必要となり製造
コストがかかる。また,異種材料からなるパネル本体9
1とエアバッグドア92に対して,異種材料の塗膜91
0,920により塗装した場合には,塗料の違いにより
質感,色の深み,目視により色ズレなどに違いが生じ
る。
【0005】また,エアバッグドア92は,展開時には
素材変形及び素材経時変化による伸縮が起こるため,塗
膜にはエアバッグドアの変形に追従するための柔軟性が
要求される。また,塗膜自身も低温屈曲性や熱劣化後屈
曲性を有するため,その際にエアバッグドア及びパネル
本体に対して付着性を保持するためにも,塗膜の柔軟性
が要求される。
【0006】そのため,パネル本体91及びエアバッグ
ドア92を覆う塗膜910,920は,パネル本体91
及びエアバッグドア92に対する付着性だけでなく,そ
れ自身の柔軟性が必要である。一方,2液ウレタン塗料
を使用した場合には,TPOからなるエアバッグドアへ
の付着性と柔軟性は得られるが,PPからなるパネル本
体への付着が困難である。そのため,PPに対する付着
性を改善するため,プライマーを使用する必要があり,
コスト高となってしまう。よって,2液ウレタン塗料で
は,作業面とコスト面の点で不利である。
【0007】そこで,作業面とコスト面で有利な,1液
ワンコート塗料を用いることが要求される。PPに対し
ては,既に1液ワンコート塗料が使用されているが,こ
の塗料ではガラス転移点に問題があり柔軟性が得られな
い。例えば,エアバッグ展開時の塗膜飛散を起こし,T
POの経時変形に塗膜が追従できず割れなどが発生す
る。逆に,柔軟性だけを求め低ガラス転移点の樹脂を基
体とした,1液ワンコート塗料を用いた場合には,PP
への付着性及び,耐油脂性,耐薬品性などの塗膜物性に
欠点が生じる。
【0008】また,インストルメントパネル用防眩塗料
は,防眩効果を狙い光沢値を1.0以下に落とすことが
必要である。かかる防眩塗料としては,PPに硬質ポリ
ウレタンビーズを添加した1液防眩塗料がある。しか
し,柔軟性の観点から柔軟樹脂などへの樹脂成分の変更
を行うと,ビーズの凝集及び凝固が生じ,塗膜の艶や平
滑性に欠点が生じる。
【0009】また防眩塗料としては,シリカ,珪藻土,
アルミナ,炭酸カルシウム,炭酸マグネシウム,アクリ
ル樹脂微粉末などの,一般的な無機または有機の艶消し
顔料が用いられる。これらの内,シリカが,PP用1液
ワンコート塗料に多く用いられている。しかし,シリカ
を含む塗膜は,爪で摩擦すると簡単に白い痕跡が残る。
また,塗膜表面が白くボケる,光沢ムラになりやすいな
どの欠点がある。また,人間の手で触れたときなどに油
脂汚染を受け塗膜が劣化したり,また摩擦色落性,揮発
油性などに欠点がある。
【0010】本発明はかかる従来の問題点に鑑み,1液
型の防眩塗料であって,成形品に対する付着性及び柔軟
性を併有し,かつ防眩効果に優れ,油脂汚染防止性,低
温屈曲性,耐傷付性,耐色落摩耗性などの優れた塗膜物
性を持つ,ポリオレフィン系成形品用防眩塗料組成物を
提供しようとするものである。
【0011】
【課題の解決手段】本発明は,請求項1記載のように,
ガラス転移点の異なる少なくとも3種類のグラフト重合
樹脂を混合してなるとともに,上記少なくとも3種類の
グラフト重合樹脂のうち少なくとも2種類は,アクリル
樹脂成分と塩素化ポリオレフィン樹脂成分とをグラフト
重合させた樹脂A,Bであり,かつ,上記少なくとも3
種類のグラフト重合樹脂のうち少なくとも1種類は,ア
クリル樹脂成分とポリウレタン樹脂成分とをグラフト重
合させた樹脂Cであるポリオレフィン系成形品用防眩塗
料組成物であって,上記少なくとも2種類の樹脂A,B
の一方の樹脂Aはオレフィン部の塩素量が20〜30
%,樹脂Aの塩素化ポリオレフィン樹脂成分含有量が8
〜12%(重量比を意味する。以下,同様。),分子量
が7万〜9万,塩素化ポリオレフィン変性後のガラス転
移点が70〜90℃である塩素化ポリオレフィングラフ
トアクリル樹脂であり,他方の樹脂Bはオレフィン部の
塩素量が20〜30%,樹脂Bの塩素化ポリオレフィン
樹脂成分含有量が20〜30%,分子量が3万〜4万,
塩素化ポリオレフィン変性後のガラス転移点が60〜8
0℃である塩素化ポリオレフィングラフトアクリル樹脂
であり,かつ上記少なくとも1種類の樹脂Cは,アクリ
ル樹脂成分が5〜30%,分子量が2万〜4万,ガラス
転移点が−60〜−20℃であるアクリルグラフトポリ
ウレタン樹脂であり,更に,上記樹脂Aと上記樹脂Bと
上記樹脂Cとの混合比率(重量比を意味する。以下,同
様)は45〜75:9〜25:5〜30であることを特
徴とするポリオレフィン系成形品用防眩塗料組成物であ
る。
【0012】本発明の作用につき説明する。本発明の塗
料組成物は,上記組成からなる樹脂A及び樹脂Bを含有
するため,硬い性質と軟らかい性質を併せもった強靭な
塗膜を形成することができ,ポリオレフィン系成形品へ
の付着性,柔軟性に優れている。また,硬度,油脂汚染
防止性,低温屈曲性,耐傷付性,耐色落摩耗性などの優
れた塗膜物性を発揮できる。更に,本発明の塗料組成物
は,樹脂Cを含み,その中で硬質のポリウレタン樹脂粉
末が防眩剤として機能するため,従来以上の性能を有す
る防眩塗料を得ることができる。また,本発明の組成物
は,上記の優れた性質を有する1液型塗料を調製できる
ため,塗装工程数の減少を図ることができ,製造コスト
を安価にでき,作業性にも優れている。
【0013】また,ガラス転移点の異なる少なくとも2
種類の塩素化ポリオレフィングラフトアクリル樹脂と少
なくとも1種類のアクリルグラフトポリウレタン樹脂と
を混合することにより防眩塗料組成物を調製している。
そのため,柔軟性に優れた塗膜を形成できる。また,2
種類の塩素化ポリオレフィングラフトアクリル樹脂A,
Bは上記の塩素含有量であるため,ポリオレフィン系成
形品に対する付着性及び塗膜物性に優れている。
【0014】本発明の詳細について説明する。本発明に
おいて,上記少なくとも2種類の樹脂A,Bの一方の樹
脂Aはオレフィン部の塩素量が20〜30%,樹脂Aの
塩素化ポリオレフィン樹脂成分含有量が8〜12%,分
子量が7万〜9万,塩素化ポリオレフィン変性後のガラ
ス転移点が70〜90℃である塩素化ポリオレフィング
ラフトアクリル樹脂であり,他方の樹脂Bはオレフィン
部の塩素量が20〜30%,樹脂Bの塩素化ポリオレフ
ィン樹脂成分含有量が20〜30%,分子量が3万〜4
万,塩素化ポリオレフィン変性後のガラス転移点が60
〜80℃である塩素化ポリオレフィングラフトアクリル
樹脂であり,かつ上記少なくとも1種類の樹脂Cは,ア
クリル樹脂成分が5〜30%,分子量が2万〜4万,ガ
ラス転移点が−60〜−20℃であるアクリルグラフト
ポリウレタン樹脂である。
【0015】上記樹脂Aにおいて,オレフィン部の塩素
含有量が20%未満の場合には,塗料の保存安定性が著
しく悪化するおそれがある。一方,30%を超える場合
には,PP材やTPO材への付着性が低下するおそれが
ある。上記樹脂Aにおいて,塩素化ポリオレフィン樹脂
成分含有量が8%未満の場合には,塗料の保存安定性が
悪化するおそれがある。一方,12%を超える場合に
は,PP材やTPO材への付着性が低下するおそれがあ
る。
【0016】また,上記樹脂Aの分子量が7万未満の場
合には,油脂汚染防止性及び耐溶剤性が低下するおそれ
があり,9万を超える場合には塗膜の可とう性が低下す
るおそれがある。上記樹脂Aのガラス転移点が70℃未
満の場合には,塗膜の耐傷付性が低下するおそれがあ
り,90℃を超える場合には,塗膜の耐衝撃性が極端に
低下するおそれがある。
【0017】また,上記樹脂Bにおいて,オレフィン部
の塩素含有量が20%未満の場合には塗料の安定性が低
下するおそれがあり,30%を超える場合にはPP材及
びTPO材への付着性及び油脂汚染防止性が低下するお
それがある。上記樹脂Bにおいて,塩素化ポリオレフィ
ン樹脂成分含有量が20%未満の場合には塗料の安定性
が低下するおそれがあり,30%を超える場合にはPP
材及びTPO材への付着性及び油脂汚染防止性が低下す
るおそれがある。
【0018】上記樹脂Bの分子量が3万未満の場合には
油脂汚染防止性が低下するおそれがあり,4万を超える
場合には塗膜の耐衝撃性が低下するおそれがある。上記
樹脂Bのガラス転移点が60℃未満の場合には塗膜の耐
傷付性が低下するおそれがあり,80℃を超える場合に
は塗膜の可とう性が低下するおそれがある。
【0019】上記樹脂Cにおいて,アクリル樹脂成分が
5%未満の場合には塗料の安定性が低下し,30%を超
える場合には耐油脂汚染性が低下するおそれがある。上
記樹脂Cの分子量が2万未満の場合には,低温屈曲性が
低下するおそれがある。4万を超える場合には,塗料の
安定性が低下するおそれがある。上記樹脂Cのガラス転
移点が−60℃未満の場合には,耐油脂汚染性が低下す
るおそれがあり,−20℃を超える場合には低温屈曲性
が低下するおそれがある。
【0020】また,樹脂A,B,Cのアクリル樹脂成分
は10%以上であることが好ましい。これにより,ガラ
ス転移点が互いに異なる樹脂A,B,Cの相溶性が向上
し,樹脂の分離現象が生じることを防止できる。特に,
後述のようにポリウレタンビーズを混合する場合には,
ポリウレタンビーズの凝集及びそれに伴う凝固現象が誘
発され,塗料の安定性が悪くなるおそれがある。そのた
め,かかる現象を防止するためにも,上記のごとく樹脂
A,B,Cのアクリル樹脂成分は10%以上であること
が好ましい。
【0021】また,本発明において,上記樹脂Aと上記
樹脂Bと上記樹脂Cとの混合比率は45〜75:9〜2
5:5〜30である。樹脂B,25に対する樹脂Aの混
合比率が45未満の場合,または樹脂C,30に対する
樹脂Aの混合比率が45未満の場合には,塗膜の耐傷付
性並びにPP材及びTPO材への付着性が低下するおそ
れがある。一方,樹脂B,9に対する樹脂Aの混合比率
が75を超える場合,または樹脂C,5に対する樹脂A
の混合比率が75を超える場合には,油脂汚染防止性が
著しく低下するおそれがある。樹脂A,75に対する樹
脂Bの混合比率が9未満の場合,または樹脂C,30に
対する樹脂Bの混合比率が9未満の場合には,油脂汚染
防止性が著しく低下するおそれがある。一方,樹脂A,
45に対する樹脂Bの混合比率が25を超える場合,ま
たは樹脂C,5に対する樹脂Bの混合比率が25を超え
る場合には,塗膜の耐傷付性並びにPP材及びTPO材
への付着性が低下するおそれがある。樹脂A,75に対
する樹脂Cの混合比が5未満の場合,または樹脂B,2
5に対する樹脂Cの混合比が5未満の場合には,低温屈
曲性が低下するおそれがある。一方,樹脂A,45に対
する樹脂Cの混合比が30を超える場合,または樹脂
B,9に対する樹脂Cの混合比が30を超える場合に
は,耐油脂汚染性が低下するおそれがある。
【0022】また,樹脂A及び樹脂Bの合計量に対する
樹脂Cの含有量は10〜30%であることが好ましい。
10%未満の場合には低温屈曲性が低下するおそれがあ
り,30%を超える場合には油脂汚染性が低下するおそ
れがある。
【0023】請求項記載のように,上記防眩塗料は,
ウレタン結合を有するポリエステルウレタン樹脂をビー
ズ化の前段階で合成した硬質ポリウレタンビーズを混合
してなることが好ましい。
【0024】硬質ポリウレタンビーズは硬度が高い。よ
って,より多量に防眩塗料に添加することができる。し
たがって,塗膜の硬度を下げることなく,光沢値を下げ
て防眩効果を発揮できる。また,塗膜厚み20μm程度
で艶消し効果を発揮できる。また,異種材料に対して塗
装した場合にも,両部材の境界を隠し,また質感差を無
くすことができ,隠蔽効果に優れている。更に,硬質ポ
リウレタンビーズは,硬度が高く,油脂により膨潤し難
いため,塗膜の油脂汚染防止性を向上させることもでき
る。
【0025】上記硬質ポリウレタンビーズは,塗料組成
物の中に安定して分散していることが好ましい。これに
より,上記硬質ポリウレタンビーズ添加による優れた効
果をより一層有効に発揮できる。ここで,上記「安定し
て分散している」とは,硬質ポリウレタンビーズが相互
に凝集せずに分散している状態をいい,かかる状態を得
るには,油変性アルキッド樹脂による分散性の改良を行
う必要がある。
【0026】上記硬質ポリウレタン粉末は,平均粒子径
が8〜12μmで,ガラス転移点(Tg)が60〜90
℃であることが好ましい。かかる硬質ポリウレタン粉末
は硬度が高いため,塗料組成物への添加により塗膜の硬
度を下げることなく光沢値を下げることができる。ま
た,油脂により膨潤し難いため,塗膜の樹脂汚染を防止
することも出来る。なお,平均粒子径が8μm未満若し
くは12μmを超える場合,またはガラス転移点が60
℃未満若しくは90℃を超える場合には上記光沢値の低
下及び塗膜汚染を防止する効果が低下するおそれがあ
る。
【0027】上記ガラス転移点を調整するに当たって
は,たとえば,アクリル樹脂成分として,ガラス転移点
の高いモノマーを用いることが好ましい。これにより,
塗膜に硬さを付与し,優れた油脂汚染防止作用を得るこ
とができる。上記ガラス転移点の高いモノマーとして
は,例えば,メタクリル酸メチル,アクリル酸,スチレ
ンなどを用いることができる。
【0028】本発明の防眩塗料組成物は,たとえば,自
動車のエアバッグドア付きインストルメントパネル部
材,家庭電気製品のスピーカーボックスやオーディオラ
ック,家具の机,いす,サイドボードの意匠部材,また
は内壁材の内屈曲性を有する部材などに用いることがで
きる。
【0029】
【発明の実施の形態】実施形態例1 本発明の実施形態例にかかるポリオレフィン系成形品用
防眩塗料について,図1を用いて説明する。本例のポリ
オレフィン系成形品用防眩塗料組成物は,ガラス転移点
の異なる3種類のグラフト重合樹脂を混合してなる。3
種類のグラフト重合樹脂のうち少なくとも2種類は,ア
クリル樹脂成分と塩素化ポリオレフィン樹脂成分とをグ
ラフト重合させた樹脂A,Bであり,かつ,少なくとも
3種類のグラフト重合樹脂のうち少なくとも1種類は,
アクリル樹脂成分とポリウレタン樹脂成分とをグラフト
重合させた樹脂Cである。
【0030】上記樹脂Aはオレフィン部の塩素量が20
〜30%,樹脂Aの塩素化ポリオレフィン樹脂成分含有
量が8〜12%,分子量が7万〜9万,塩素化ポリオレ
フィン変性後のガラス転移点が70〜90℃である塩素
化ポリオレフィングラフトアクリル樹脂である。樹脂B
はオレフィン部の塩素量が20〜30%,樹脂Bの塩素
化ポリオレフィン樹脂成分含有量が20〜30%,分子
量が3万〜4万,塩素化ポリオレフィン変性後のガラス
転移点が60〜80℃である塩素化ポリオレフィングラ
フトアクリル樹脂である。上記樹脂Cは,アクリル樹脂
成分が5〜30%,分子量が2万〜4万,ガラス転移点
が−60〜−20℃であるアクリルグラフトポリウレタ
ン樹脂である。
【0031】また,防眩塗料には,ウレタン結合を有す
るポリエステルウレタン樹脂を粉末化の前段階で合成し
た硬質ポリウレタン粉末が含まれている。この粉末は,
平均粒子径が8〜12μmで,ガラス転移点(Tg)が
60〜90℃である。
【0032】次に,本例の防眩塗料の製造方法について
説明する。 塩素化ポリオレフィングラフトアクリル樹脂Aの調製 冷却器,温度計,滴下ロート及び攪拌機を備えた4ツ口
フラスコに,トルエン60部及び塩素含有率27%の塩
素化ポリオレフィン(東洋化成工業(株)製;ハードレ
ン14LLB)の25%トルエン溶液40部を仕込み,
フラスコ内温を95℃に昇温した。次いで,メチルメタ
クリレート55部,i−ブチルメタクリレート16部,
スチレン10部,β−ヒドロキシプロピルメタクリレー
ト8部,メタクリル酸1部,ベンゾイルパーオキサイド
1部,アゾビスイソブチロニトリル1.2部の混合溶液
を3時間にわたって滴下した。1時間後,2時間後にア
ゾビスイソブチロニトリルをそれぞれ0.3部添加し,
更に2時間後にトルエンを10部添加し冷却し,加熱残
分50%,GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)によ
る重量平均分子量8万,TMA(熱機械分析)によるガ
ラス転移温度75℃の塩素化ポリオレフィングラフトア
クリル樹脂Aを得た。
【0033】塩素化ポリオレフィングラフトアクリル
樹脂Bの調製 冷却器,温度計,滴下ロート及び攪拌機を備えた4ツ口
フラスコに,トルエン15部及び塩素含有率27%の塩
素化ポリオレフィン(東洋化成工業(株)製;ハードレ
ン14LLB)の25%トルエン溶液100部を仕込
み,フラスコ内温を95℃に昇温した。次いで,メチル
メタクリレート49部,i−ブチルメタクリレート15
部,スチレン5部,β−ヒドロキシプロピルメタクリレ
ート5部,メタクリル酸1部,ベンゾイルパーオキサイ
ド1部,アゾビスイソブチロニトリル2.2部の混合溶
液を3時間にわたって滴下した。1時間後,2時間後に
アゾビスイソブチロニトリルをそれぞれ0.3部添加
し,更に2時間後にトルエンを10部添加し冷却し,加
熱残分50%,GPCによる重量平均分子量3万5千,
TMAによるガラス転移温度60℃の塩素化ポリオレフ
ィングラフトアクリル樹脂Bを得た。
【0034】アクリル変性ポリウレタン樹脂Cの調製 3種類のアクリル変性ポリウレタン樹脂C−1,C−
2,C−3を調製した。 i) アクリル変性ポリウレタン樹脂C−1 まず,攪拌機,還流冷却器,滴下漏斗及び温度計を取付
けた4ツ口フラスコの中にイソホロンジイソシアネート
100部を仕込み,90℃に加熱し,攪拌しながら溶融
したポリ(3−メチル−1,5−ペンチレン)アジペー
ト(クラレポリオールP2010,水酸基価56.1K
OHmg/g,(株)クラレ製)449.8部,2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート1.46部,メチルハイ
ドロキノン0.03部を約1時間で滴下した。内温を9
0℃に保ち4時間反応させた後,メチルエチルケトン2
75部,トルエン275部を添加し60℃で1時間攪拌
して希釈した。次に攪拌下イソホロンジアミン30.6
部,イソプロパノール167部の溶液を約1時間で溝下
した。さらにモノエタノールアミン4.81部を添加し
て末端を封鎖した。続いてメタクリル酸メチル125.
7部,メタクリル酸ブチル125.7部,メチルエチル
ケトン154部,トルエン154部を仕込み窒素気流
下,70℃に加熱してAIBN(正式物質名2,2’−
アゾビスイソブチロニトリル)7.5部を3分割して1
時間間隔で添加し,さらに10時間反応した。得られた
アクリル変性ウレタン樹脂C−1は樹脂固形分45%,
粘度3500mPa・s,重量平均分子量24000で
あり,また,アクリル樹脂成分は,樹脂固形分中30%
であり,ガラス転移点は−55℃であった。
【0035】ii) アクリル変性ウレタン樹脂C−2 まず,攪拌機,還流冷却器,滴下漏斗,温度計を取り付
けた4ツ口フラスコの中にイソホロンジイソシアネート
100部,2一メタクリロイルオキシエチルイソシアネ
ート1.15部,メチルハイドロキノン0.03部を仕
込み,90℃に加熱し,攪拌しながら溶融したポリブチ
レンアジペート(大日本インキ化学工業(株)製,ポリ
ライトOD−X−668,水酸基価56.1KOHmg
/g)449.8部を約1時間で滴下した。内温を90
℃に保ち4時間反応させた後,メチルエチルケトン27
5部,トルエン275部を添加し60℃で1時間攪拌し
て希釈した。次に攪拌下イソホロンジアミン30.6
部,イソプロパノール168部の溶液を約1時間で滴下
した。さらにモノエタノールアミン6.18部を添加し
て末端を封鎖した。続いてメタクリル酸メチル125.
9部,スチレン125.9部,メチルエチルケトン15
4部,トルエン154部を仕込み窒素気流下,70℃に
加熱してAIBN7.6部を3分割して1時間間隔で添
加し,さらに10時間反応した。得られたアクリル変性
ウレタン樹脂C−2は樹脂固形分45%,粘度5500
mPa・s,重量平均分子量30000であり,また,
アクリル樹脂成分は,樹脂固形分中40%であり,ガラ
ス転移点は−38℃であった。
【0036】iii) アクリル変性ウレタン樹脂C−3 まず,攪拌機,還流冷却器,滴下漏斗,温度計を取り付
けた4ツ口フラスコの中にポリカプロラクトンジオール
(プラクセルPLC220,水酸基価56.1KOHm
g/g,ダイセル化学工業(株)製)574.7部,2
−ヒドロキシエチルメタクリレート1.46部,1,4
−ブタンジオール21.3部,メチルハイドロキノン
0.03部,ジブチルチンジラウレート0.14部,メ
チルエチルケトン299部,トルエン299部を仕込
み,70℃に加熱し,撹枠しながらトリレンジイソシア
ネート100部,メチルエチルケトン50部,トルエン
50部の混合溶液を約1時間で滴下した。内温を70℃
に保ち4時間反応させた。続いてスチレン232.5
部,メタクリル酸メチル232.5部,メチルエチルケ
トン233部,トルエン233部を仕込み窒素気流下,
70℃に加熱してAIBN27.5部を3分割して1時
間間隔で添加し,さらに10時間反応した。得られたア
クリル変性ウレタン樹脂C−3は樹脂固形分50%,粘
度2500mPa・s,重量平均分子量26000であ
り,また,アクリル樹脂成分は,樹脂固形分中40%で
あり,ガラス転移点は−49℃であった。
【0037】硬質ポリウレタンビーズの製造 次に,上記硬質ポリウレタン粉末の製造方法につき説明
する。まず,ウレタンを硬質化するために,その素材で
あるポリエステルウレタン樹脂の分子量を高める。その
ため,マロン酸,コハク酸.グルタール酸,アジピン
酸,ピメリン酸,コルク酸,アゼライン酸,セバシン酸
等の脂肪族二塩基酸の少なくとも一種と,エチレングリ
コール,ジエチレングリコール,プロピレングリコー
ル,ジプロピレングリコール,ヘキサンジオール等の脂
肪族二価アルコールの少なくとも一種とを反応させ,分
子量500〜3000程度のポリエステルポリオールと
なす。
【0038】次いで,上記ポリエステルポリオールを更
に,上述した脂肪族二価アルコールの少なくとも一種
と,キシレンジイソシアネート,ジフェニルメタンジイ
ソシアネート,ヘキサメチレンジイソシアネート,イソ
ホロンジイソシアネート,トリレンジイソシアネート等
のジイソシアネート化合物の少なくとも一種とを用いて
鎖延長反応させる。これにより,分子量4000〜40
000程度のポリエステルウレタン樹脂を得ることがで
きる。
【0039】次に,攪拌機,還流冷却器及び滴下漏斗を
有する三つ首フラスコを使用し,攪拌しながら上記ポリ
エステルウレタン樹脂130.5gと,分散助剤の油変
性アルキッド樹脂(ヤシ油変性,油長40%)(フタル
キッド133−60;日立化成工業(株)製)10.5
gとを,分散媒のキシレン743.0gと共に約85℃
に加熱する。これにより,ポリエステルウレタン樹脂を
分散させると共に油変性アルキッド樹脂を溶解する。
【0040】次に,イソシアネートとしてコロネードH
L(ヘキサメチレンジイソシアネート:日本ポリウレタ
ン工業(株)製)68.5g,反応触媒としてナフテン
酸亜鉛3.5g(金属含有量6%)及び硬化促進剤とし
てジブチル錫ジラウリレートの1%のキシレン溶液1
2.0gを加え,85℃にて2時間反応させる。
【0041】その後,反応停止剤としてプロピレングリ
コールモノメチルエーテル35.0gを加え,85℃に
て1時間維持し,未反応のイソシアネートを除去して,
8〜12μmの粒子径を有する硬質ポリウレタンビーズ
の懸濁液450gを得た。上記懸濁液を濾過することに
より,硬質ポリウレタンビーズを得た。
【0042】上記硬質ポリウレタン粉末は,例えば,特
公昭50−8116号に示されたポリウレタン粉末等の
従来品よりも架橋密度が大幅に高まり,水酸基価が約2
10〜220となった。
【0043】樹脂A68%,樹脂B17%,樹脂C1
5%を混合し,次いで樹脂A,B,Cの合計量100重
量部に対して硬質ポリウレタン粉末を45重量部添加し
た。樹脂Cは,C−1,C−2,C−3と3種類ある
が,これらは低温屈曲性の改質材として用いた。 以上により,本例の防眩塗料組成物を得た。
【0044】本例の防眩塗料を,自動車のエアバッグ付
きインストルメントパネルに塗装した。インストルメン
トパネルは,図1(a)に示すごとく,パネル本体1と
エアバッグドア2とからなり,両者は別部材である(図
2参照)。パネル本体1にはエアバッグドア2を嵌合す
るための開口部11が設けられており,該開口部11に
エアバッグドア2を嵌めその表面全体に本例の防眩塗料
を塗装し塗膜3とした。パネル本体1はPPからなり,
エアバッグドア2はTPOからなる。
【0045】図1(b)に示すごとく,エアバッグ5を
膨らませたときに,エアバッグドア2は,パネル本体1
の開口部11から外れ,それに伴いその表面を覆う塗膜
3も,パネル本体1を覆う塗膜3と切断され,エアバッ
グドア2に付着したままその変形に追従した。このと
き,塗膜の剥離,飛散はなかった。また,塗膜3は艶が
なく,パネル本体1とエアバッグドア2との質感の差異
をなくし,境界を隠蔽する効果が認められた。
【0046】次に,上記防眩塗料の各塗膜物性について
測定する。まず,上記防眩塗料を上記パネル本体1及び
エアバッグドア2と同様のポリプロピレン系及びTPO
成形品よりなる試験片に,塗膜厚さが約15〜20μm
になるよう塗装し,その後常温にて48時間乾燥した。
一方,同様に塗膜厚さが15〜20μmになるよう塗装
し,その後60℃雰囲気にて10分問乾燥した。上記塗
膜形成の際の乾燥条件は,従来の防眩塗料の使用の際の
乾燥条件とほぼ同一とした。
【0047】次に,塗膜物性の測定方法について説明す
る。まず,油脂汚染試験につき説明する。試験を行う塗
膜の表面に牛脂(試薬:関東化学(株)製)2g/10
0cmを塗布し,80℃雰囲気で強制対流のない電気
炉に一週間,上記試験片を放置した。このとき,牛脂の
揮散量を一定に維持するために,試膜片の上にネル(布
の一種)を載置した。上記放置の終了後,少量の中性洗
剤を用いて,上記試験片を充分水洗いし,その後,接着
テープ(セロハンテープ)による塗膜剥離試験及び摩擦
試験機による色落ち試験を行った。
【0048】上記塗膜剥離試験は,上記試験片の試験面
全体にセロハンテープを貼着し,その後該セロハンテー
プを引き剥がすことにより行った。一方,上記色落ち試
験は,5枚重ねのガーゼを摩擦子とし,該摩擦子を試験
片の表面にて荷重40.09kPa,ストローク100
mm,200往復させた。その後,上記摩擦子及び試験
片の表面をを肉眼観察し,その状況に応じて色落ち性1
級〜5級と判定した。
【0049】上記色落ち性の等級の基準は以下の通りで
ある。 『色落ち値5級』…色落ちなし。 『色藩ち性4級』…僅かに色落ちが認められるが,塗膜
表面の色調,光沢の変化は殆どない。 『色落ち性3級』…色落ちが認められる。 『色落ち性2級』…顕著な色落ちが認められる。 『色落ち性1級』…試験片の素地の露出が認められる。
【0050】また,上記塗膜剥離試験及び色落ち試験
を,塗膜の乾燥直後の試験片に対して行う乾布摩擦堅牢
試験を行った。また,上記塗膜の乾燥直後の試験片に対
し,JISZ8741規格に基づき60°グロス光沢値
を測定した。
【0051】上記各試験結果につき説明する。上記試験
片の何れも60°グロス光沢値は0.8であった。油脂
汚染試験における塗膜剥離試験については,両試験片共
に塗膜の剥離が認められなかった。また,油脂汚染試験
における色落ち試験は色落ち性4級以上であった。更
に,上記乾布摩擦堅牢試験においても,塗膜の剥離が認
められず,色落ち性4級以上であった。更に,試験片の
表面に塗膜表面の光沢が変化するほど傷もつかなかっ
た。以上により,両試験片における塗膜は,油脂汚染に
強く,傷付き難く,自動車用インストルメントパネルに
要求される防眩性を有していることが分かった。
【0052】
【発明の効果】本発明によれば,1液型の防眩塗料であ
って,成形品に対する付着性及び柔軟性を併有し,かつ
防眩効果に優れ,油脂汚染防止性,低温屈曲性,耐傷付
性,耐色落摩耗性などの優れた塗膜物性を持つ,ポリオ
レフィン系成形品用防眩塗料組成物を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1における,自動車のエアバッグ付
きインストルメントパネルの断面説明図(a),及びエ
アバッグドアが開裂したときの断面説明図(b)。
【図2】従来例における,自動車のエアバッグ付きイン
ストルメントパネルの平面説明図(a),及びエアバッ
グドアの平面説明図(b)及びその断面説明図(c)。
【符号の説明】
1...パネル本体, 11...開口部, 2...エアバッグドア, 3...塗膜, 5...エアバッグ,
フロントページの続き (72)発明者 北 崇 岡山県勝田郡勝央町太平台40番地 大橋 化学工業株式会社内 (72)発明者 有元 宏之 岡山県勝田郡勝央町太平台40番地 大橋 化学工業株式会社内 (72)発明者 福原 和弘 岡山県勝田郡勝央町太平台40番地 大橋 化学工業株式会社内 (72)発明者 宮本 圭一 岡山県勝田郡勝央町太平台40番地 大橋 化学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−194791(JP,A) 特開 平1−271463(JP,A) 特開 平10−298490(JP,A) 特開 平10−195370(JP,A) 特開 平7−292053(JP,A) 特開 平6−16746(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 5/00 - 201/10 C08J 7/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移点の異なる少なくとも3種類
    のグラフト重合樹脂を混合してなるとともに,上記少な
    くとも3種類のグラフト重合樹脂のうち少なくとも2種
    類は,アクリル樹脂成分と塩素化ポリオレフィン樹脂成
    分とをグラフト重合させた樹脂A,Bであり,かつ,上
    記少なくとも3種類のグラフト重合樹脂のうち少なくと
    も1種類は,アクリル樹脂成分とポリウレタン樹脂成分
    とをグラフト重合させた樹脂Cであるポリオレフィン系
    成形品用防眩塗料組成物であって, 上記少なくとも2種類の樹脂A,Bの一方の樹脂Aはオ
    レフィン部の塩素量が20〜30%,樹脂Aの塩素化ポ
    リオレフィン樹脂成分含有量が8〜12%(重量比を意
    味する。以下,同様。),分子量が7万〜9万,塩素化
    ポリオレフィン変性後のガラス転移点が70〜90℃で
    ある塩素化ポリオレフィングラフトアクリル樹脂であ
    り, 他方の樹脂Bはオレフィン部の塩素量が20〜30%,
    樹脂Bの塩素化ポリオレフィン樹脂成分含有量が20〜
    30%,分子量が3万〜4万,塩素化ポリオレフィン変
    性後のガラス転移点が60〜80℃である塩素化ポリオ
    レフィングラフトアクリル樹脂であり, かつ上記少なくとも1種類の樹脂Cは,アクリル樹脂成
    分が5〜30%,分子量が2万〜4万,ガラス転移点が
    −60〜−20℃であるアクリルグラフトポリウレタン
    樹脂であり, 更に,上記樹脂Aと上記樹脂Bと上記樹脂Cとの混合比
    率(重量比を意味する。以下,同様)は45〜75:9
    〜25:5〜30 であることを特徴とするポリオレフィ
    ン系成形品用防眩塗料組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記防眩塗料は,ウ
    レタン結合を有するポリエステルウレタン樹脂をビーズ
    化の前段階で合成した硬質ポリウレタンビーズを混合し
    てなることを特徴とするポリオレフィン系成形品用防眩
    塗料組成物。
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