JP3436864B2 - 離脱防止形管継手 - Google Patents

離脱防止形管継手

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    • F16L21/00Joints with sleeve or socket
    • F16L21/02Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings
    • F16L21/04Joints with sleeve or socket with elastic sealing rings between pipe and sleeve or between pipe and socket, e.g. with rolling or other prefabricated profiled rings in which sealing rings are compressed by axially-movable members

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は水道用、下水道、ガ
スなど地下に埋設する管路の離脱防止形管継手に係る。
【0002】
【従来の技術】地下に埋設する管路を形成する管の主体
は敷設時の施工性の優れたダクタイル鋳鉄管である。こ
の管は一方の管端を拡径した受口内へ他方の管端の挿口
を挿入し、両者の間隙へゴム輪を介装して管路の水密性
を維持し、管内の上水や下水、家庭用ガスなどの流体を
供給する管路の主要な役割を務めている。管路は地下に
埋設されているから、管と管との離脱防止が重要な要素
であり管の継手から漏水が起こって貴重な水資源を浪費
することがあってはならない。
【0003】現在、ダクタイル鋳鉄管に用いられている
継手の多くはK形、A形、T形などが規格化されてお
り、これらの管路は継手が伸縮、可撓性を具えているの
である程度の地震や軟弱地盤での地殻変動に順応する柔
構造管路である。しかし近年の耐震管路への要求が阪神
大震災を契機としてより一層高まるようになり、よりレ
ベルの高い耐震管用継手の開発が急がれた。この背景の
中で開発され実用化されたのがSII形継手である。
【0004】図10はダクタイル鋳鉄管用SII形継手の
構造を示した縦断正面図である。受口101と挿口10
2の間で構成される隙間部分に止水用のゴム輪103を
介装し、その外端面を押輪106を介してT頭ボルト1
07を締め付けて一定以上の止水面圧を維持する。受口
内面の環状溝にセットされたロックリング104は挿口
102先端の突起121と係合することにより地盤の変
動があっても挿口が受口から抜け出すことを防止する離
脱防止作用が働く。SII形継手はこの構造によって大き
な伸縮量と高い離脱防止性能を具えており、大きな地盤
変動に対して継手が伸縮、屈曲し、最終的に離脱を阻止
する機能が働くので、このような継手で構成される管路
を通称的に鎖構造管路とも呼んでいる。
【0005】また耐震用の管継手に係る従来技術として
は、その他にも様々の改善策が提示されており、とくに
敷設時の施工性を重視して開発されたスリップオンタイ
プ、すなわち無締結で鋳鉄管を継合して管路を形成する
敷設方式に使用する継手として実開平4−133090
号、実開平4−133091号、実開平4−13309
2号の各公報などが見出されるが、いずれもロックリン
グを嵌合し、挿口リングと係合して引き抜く外力に対抗
して離脱防止作用を発揮する発想自体については前記の
SII形継手とほぼ共通する要旨からなる。
【0006】一方、地中に設された水道水用などの管路
は、周知の通り直管だけで構成されているわけではな
く、必ず直管と異形管の組合わせによって道路などの屈
曲に追従した管路を形成するのが一般の原則である。地
震などの急激な縦揺れ・横揺れに対しては当然この揺動
に追随した管路の可変性が必須の要件である。しかし、
異形管と直管との管継手部分について言えば、離脱防止
と過度の入り込み防止が大きな前提となることは言うま
でもないが、単純に可撓性を大きく許容して耐震性を強
化する直管の思想をそのまま援用し、管継手の屈曲や伸
縮を自由に許容すると、却って管路全体の機能を喪失す
る逆効果もあり得ることに着目しなければならない。
【0007】異形管を含む管路の継手部分としては通
常、異形管部分を強固に一体化した離脱防止形管継手が
使用される。現在の主な離脱防止形管継手としては図1
1のKF形、図12のUF形継手があり、何れも受口、
挿口間に跨がってロックリング204,304を係合し
て相互の離脱を阻止する構成としている。また小口径用
として図13のように耐震性のあるSII形継手にライナ
ー400を併用し、伸縮を制限した継手も使用されてい
るが、これらの継手は離脱防止と不均等な外圧に対抗す
るため一体化構造を指向している反面、曲げ剛性が高
く、伸縮量がないため、地盤変動に対する順応性が通常
の一体化されない管路部分に比べ劣る傾向にあることは
否めない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】SII形やその他の直管
用の従来技術の継手では、耐震構造を重視して受口、挿
口の相互の挿通範囲内での移動を可能とし、管相互の位
置関係を変動する伸縮作用を具える事が最大の条件とな
る。しかし、反面この伸縮作用が災いして管路の敷設作
業において、継合した継手部の水圧試験を行なうために
は、管路を埋め戻して管の相対的位置を固定しないと、
フリーの状態では継手部分の相対的な位置関係が変動し
た伸縮が起こる可能性もあり、管路が蛇行したり軸線が
変動することもあり得るという課題がある。
【0009】一方異形管を含む管路では管路の屈曲に伴
う不平均力に対する防護を設定するという独自の課題が
ある。これに関して更に説明すると、図14に図解する
ように管路全体に水圧が作用した状態において、異形管
部Bに不平均力という管を外側に動かそうとする外力が
働く。この不平均力は下式で算出される。 P=2pAsin(θ/2) ただし、A:管断面積 p:水圧 この外力に対抗するためにコンクリートブロックによる
防護工が通常適用されているが、コンクリートブロック
が過大となるか、または複雑な管路の屈曲に対応してコ
ンクリートブロックの打設が不可能な場合には、一般に
離脱防止機構を具えた継手を使用し、異形管部の移動を
防ぐための継手部を剛結する。この際に剛結された継手
に作用する曲げモーメントに耐えるだけの曲げ剛性を有
することが異形管部に使用する継手に必要な条件とな
る。継手の限界曲げモーメント(曲げ剛性)が低けれ
ば、一体化(剛結)しなければならない距離が増えるた
め、管継手の屈曲性や伸縮を拘束した構造のものを多数
介装しなければならず、結局、前記のKF形やUF形の
ように剛性は高いものの地盤の変動に順応し易い耐震構
造を一層強化した管路を形成すべしとする社会的なニー
ズとは相反する方向に指向せざるを得ないという課題が
残る。
【0010】本発明は以上の課題を解決するため、直管
部分の地震など大きな地盤変動に順応できる、いわゆる
鎖構造管路では、管の接合後、埋め戻して管同士の位置
関係を固定しなくても水圧テストによって伸縮が起こる
ことのない程度の拘束力を具えて通常の管路圧にも対応
でき、使用中に地震など拘束力を超えた大きな引き抜き
力に対しては、管の移動によって外力を吸収緩和しつつ
最終的に離脱防止機能が働いて管路の通水を維持する離
脱防止形管継手の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る離脱防止形
管継手は、受口1と挿口2、両者間へ介装するゴム輪
、受口1の嵌合溝14に嵌合した離脱防止用のロック
リング4および挿し口2の端部22近くに周設した挿口
突起21を具え外力によって管相互の位置関係を変動す
る伸縮性を具えた基本構造において、受口1の内周面の
ロックリング4の嵌合位置よりも受口内端13に至る間
の一部または全長に亘り段差11を凹設し、該段差11
に可撓性の位置決めスペーサ5を内嵌し、該位置決めス
ペーサ5の内円周面側に前記挿口突起21が内嵌する嵌
合溝51を刻設し、該位置決めスペーサ5は挿口突起2
1と嵌合して管の接合後、管を埋め戻して管の相互の位
置を固定しなくても水圧テストでは伸縮が起こらない程
度の強度を具え、かつ、地震などの前記水圧テストを超
えるより大きな外力に対しては前記嵌合が外れて挿口突
起21とロックリング4が係止するまで相互の管移動を
可能として伸縮性を確保したことを構成上の特徴とす
る。
【0012】図1(A)は管路に通常の水圧が掛かった
使用状態を示し、管の受口1と挿口2とを継合したと
き、受口1のロックリング4の嵌合位置よりも継手内側
から最深部に亘って形成された段差11へ内嵌した位置
決めスペーサ5は、可撓性を利して挿口2の端部近くに
周設した嵌合溝51へ挿口突起21を嵌合しているため
埋め戻して管同士の相互の位置を固定せずに水圧テスト
の水圧を掛けても充分に対抗して相互の継合関係を不動
維持する。このため、直管同士の耐震継手の典型であ
るSII形や、その他の従来技術のように伸縮自在として
外力に耐えられる構造の継手を継合したとき、水圧テス
トを行なうために埋め戻しして管の相互の位置を固定す
る必要がなく、施工性が格段に向上する。一方、異形管
を管路に介装する場合の異形管に負荷する不平均力に対
しても、位置決めスペーサの可撓性が作用して均等な外
力となるように適度の変形を行なって調整する作用によ
って特に一体化を図らなくても均等に外力を受け止め
る。
【0013】図1(B)は大地震など大規模な地盤の変
動が直撃して挿口突起21と位置決めスペーサの嵌合溝
51との嵌合力を超えた引き抜き力が直撃し、位置決め
スペーサは座屈、変形、剪断など、種々の態様を起こし
嵌合が外れ、相対的な管の移動が起こった段階を示す
ものであり、管の移動はロックリング4と挿口突起21
とが突き当ると、これ以上の離脱を完全に阻止する作用
を発揮して耐震構造の機能を確実に維持する。この通常
時の拘束力と非常時の係止力が相俟って如何なる状況に
管路が直面しても離脱防止機能が働くので前記課題を解
決する。
【0014】
【発明の実施の形態】図2は本発明の実施形態を示す縦
断正面図であり、受口1内へ挿口2を挿入し受口内周面
と挿口外周面との間へ水封用のゴム輪3を介入し、ゴム
輪3の露出した外端面31を押圧する押輪6、この押輪
6と受口1のフランジ12とを締結するT頭ボルト7お
よびナット71によって基本的な構成を形成している。
なお、この実施形態では合成樹脂製のバックアップリン
グ32をゴム輪3の内端側へ挾在させてゴム輪の内端側
を保護している。バックアップリング32は樹脂製で円
周方向1箇所でバイヤスカットされ挿口外周面上に装着
される。また、挿口2の端部22近くに挿口突起21を
溶接などで全周に亘って固定している。
【0015】図3(A)(B)は位置決めスペーサ5の
好ましい実施形態を示した縦断正面図(A)と側面図で
あり、位置決めスペーサ5は一つ割53を具えた円筒体
で形成し、かつ、挿口突起21と嵌合して通常の水圧
ストに対して離脱防止作用を発揮するだけの強度を具え
た合成樹脂を材質として選ぶことを推奨する。適度の可
撓性と強度とを具えた材質としては周知のポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ナイロンなど水に不溶性で無害な
プラスチック類から選択する他、たとえば地震などの直
撃に遭遇したとき挿口突起との嵌合が外れる程度の強度
よりなり、かつ、耐食性も充分に保証できる金属材料と
してステンレス鋼などから自由に選択することもでき
る。その強度、可撓性、形状、寸法などは適宜継手部に
おける管内の水圧や管の口径、敷設した地盤の性質など
必要な要素を勘案して決定される。
【0016】図4は位置決めスペーサ5の外周面と受口
の段差11の内周面との間へ挾在させた弾性の芯出しゴ
ム52の縦断正面図を示し、山部と谷部の波形を描いて
凹凸を繰り返す外周面からなり、位置決めスペーサ5の
芯出し作用を務めて管内に均等に嵌入するための働きを
し、異形管など断面が必ずしも正確な円形で形成されて
いない箇所に対しても適度の弾性変形によって順応し、
位置決めスペーサが均等に嵌合して期待される機能が確
実に発揮できるように援助する役割を果す。
【0017】図5(A)〜(G)は本発明の実施形態の
離脱防止形管継手を使用して管路を継合するときの施工
手順を示すそれぞれの縦断正面図であり、 図(A):挿口2へゴム輪3、バックアップリング3
2、ロックリング4を預け、受口1の段差11内に位置
決めスペーサの位置が中心からずれないように芯出しゴ
ム52を装着する。 図(B):受口1に位置決めスペーサ5を取り付ける。 図(C):挿口2を受口1内に挿入する。位置決めスペ
ーサ5が挿口突起21の通過と共に変形して押し広げら
れるが、可撓性の材質よりなる位置決めスペーサの変形
が挿通を可能にする。 図(D):挿口突起21と位置決めスペーサ5の嵌合溝
51とが嵌合し、両者が通常時の水圧に対抗できる固定
関係が成立する。 図(E):ロックリング4を受口のロックリング用嵌合
溝14に装着する。 図(F):バックアップリング32を取り付ける。 図(G):ム輪3を押輪6を介してT頭ボルト7とナ
ット71によって締結し接合作業が完了する。
【0018】接合当初の理想的な位置関係は図5
(G)、または図1(A)でも示すように、伸び側、縮
み側をほぼ同じ程度の余裕を持たせ、ロックリング4か
ら挿口突起21までの距離L1と、挿口端部22から受
口内端13までの距離L2とをバランスさせ、位置決め
スペーサの嵌合溝51が挿口突起21と伸び側、縮み側
の何れに対しても余裕を保った位置で嵌合するように配
置するのが望ましい。
【0019】図6〜図9までは本発明のそれぞれ別の実
施形態を示す縦断正面図である。このうち、図6はロッ
クリング4Aから受口の内端13Aまでの全長に亘り位
置決めスペーサ5Aを隙間なく嵌入して曲げ剛性をさら
に向上させた構成である。なお、本図を含む以下の実施
形態では芯出しゴムの図示を省略しているが、適宜必要
に応じて介装すれば望ましいことはいうまでもない。図
7は図6とほぼ同じ発想から出ているが、挿口2Bを受
口1B内に挿入し、ロックリング4Bの側面と挿口突起
21B側面間の距離で形成する伸び側L1と、挿口端部
22Bと受口内端13B間の距離で形成する縮み側L2
とをほぼ等しくした標準位置に対し、位置決めスペーサ
5Bのうち、前記縮み側L2に嵌合する範囲の内径を管
の内径とほぼ同一水準となるように増肉し、かつ、挿口
の端部22Bとの接触面に防食ゴム54を介装したこと
を特徴とし、曲げ剛性の強化と可撓性の向上、および防
食機能のレベルアップも図った例である。
【0020】図8はロックリング4Cの嵌合位置から継
手内端13Cに至る段差11Cを内側ほど拡径する勾配
からなる截頭円錐面で形成し、該段差11Cへ円周方向
二つ割で嵌合溝51Cで前後方向にも二分割した位置決
めスペーサ5C1,5C2を嵌合した構成であり、挿口に
抜け出し力が作用すると位置決めスペーサ5Cが段差1
1Cの勾配面に添って抱持力が一層高まり抜き出し防止
力がさらに強化する作用が発揮される。また、図9の場
合には図8と同様に段差11Dを内側へ進むほど拡径す
る勾配面で形成し、さらにの前後二分割した位置決めス
ペーサ5Dの後端面がロックリング4Dの側面と直接押
圧し合って抜け出し力の反力を受圧する点が作用上の特
徴である。
【0021】
【発明の効果】直管の代表的な離脱防止形管継手として
S形、SII形などの伸縮性に富んだ継手でも埋め戻し前
の水圧テストが実施できるから、施工の手順が格段に改
善され検査能率が抜群に向上する。また万一、テストの
結果、漏水のあったときでも即座に検知できるし、まだ
埋め戻し前の露出した管路であるから速やかな補修が可
能であり、検査能率の向上は抜群の効果となって顕われ
る。
【0022】一方、都市部に急増する屈曲し錯綜した管
路に多用される異形管の一体化を容易に、かつ均等に維
持して不平均力に耐える堅牢な継手部を形成する上、さ
らに大地震、地盤沈下など過度の変動に遭遇したときで
もこれに順応して屈曲と伸縮を許容し、離脱防止機能も
併せ堅持するので、信頼性の高い離脱防止形管継手とし
て、特に都市部などの地震や災害に対してライフライン
を確保して市民の生活の根源を守る社会的効果は何物に
も替え難い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の通常時(A)と非常時
(B)の作用を示す縦断正面図である。
【図2】本発明の同じ実施形態の詳細を示す縦断正面図
である。
【図3】同じ実施形態のうち、位置決めスペーサの縦断
正面図(A)と側面図(B)を示す。
【図4】同じ実施形態のうち、芯出しゴムの縦断正面図
を示す。
【図5】(A)〜(G)で本発明の離脱防止形管継手の
接合手順を縦断正面図で示す。
【図6】本発明の別の実施形態を示す縦断正面図であ
る。
【図7】さらに別の実施形態を示す縦断正面図である。
【図8】さらに別の実施形態を示す縦断正面図である。
【図9】さらに別の実施形態を示す縦断正面図である。
【図10】従来技術のSII形継手の縦断正面図である。
【図11】従来技術のKF形継手の縦断正面図である。
【図12】従来技術のUF形継手の縦断正面図である。
【図13】従来技術のライナーを併用したSII形継手で
ある。
【図14】異形管独自の課題を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 受口 2 挿口 3 ゴム輪 4 ロックリング 5 位置決めスペーサ 6 押輪 7 T頭ボルト 11 段差 12 フランジ 13 内端 21 挿口突起 22 端部 31 外端面 32 バックアップリング 51 嵌合溝 52 芯出しゴム 54 防食ゴム 71 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 塩見 一郎 大阪府大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会社栗本鐵工所内 (56)参考文献 特開 昭57−83779(JP,A) 特開 昭53−106923(JP,A) 実開 平4−133090(JP,U) 実開 平4−133092(JP,U)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受口1と挿口2、両者間へ介装するゴム
    輪3、受口1の嵌合溝14に嵌合した離脱防止用のロッ
    クリング4および挿し口2の端部22近くに周設した挿
    口突起21を具え外力によって管相互の位置関係の変動
    を許容する伸縮性を具えた離脱防止形管継手において、
    受口1の内周面のロックリング4の嵌合位置より受口内
    端13に至る間の一部または全長に亘り段差11を凹設
    して可撓性の位置決めスペーサ5を内嵌し、該位置決め
    スペーサ5の内円周面側に前記挿口突起21が内嵌する
    嵌合溝51を刻設し、該位置決めスペーサ5は挿口突起
    21と嵌合して管の接合後、管を埋め戻して管の相互の
    位置を固定しなくても水圧テストでは伸縮が起こらない
    程度の強度を具え、かつ、地震などの前記水圧テストを
    超えるより大きな外力に対しては前記嵌合が外れて挿口
    突起21とロックリング4が係止するまで相互の管移動
    を可能として伸縮性を確保したことを特徴とする離脱防
    止形管継手。
  2. 【請求項2】 請求項1において、位置決めスペーサ5
    は一つ割の円筒体で形成し、該位置決めスペーサ5の外
    周面と受口の段差11の内周面との間へ、外周面が波形
    を描いて凹凸を繰り返す弾性の芯出しゴム52を挾在し
    たことを特徴とする離脱防止形管継手。
  3. 【請求項3】 請求項1乃至2の何れかにおいて、ロッ
    クリング4Aの側面から受口内端13Aに至る全長に亘
    って曲げ剛性を高めるために位置決めスペーサ5Aを隙
    間なく嵌入したことを特徴とする離脱防止形管継手。
  4. 【請求項4】 請求項3において、挿口2Bを受口1B
    内に挿入し、ロックリング4Bの側面と挿口突起21B
    側面間の距離で形成する伸び側L1 と、挿口端部22B
    と受口内端13B間の距離で形成する縮み側L2とをほ
    ぼ等しくした標準位置に対し、位置決めスペーサ5Bの
    うち、前記縮み側L2に嵌合する範囲の内径を管の内径
    とほぼ同一水準となるように増肉し、かつ、挿口の端部
    22Bとの接触面に防食ゴム54を介装したことを特徴
    とする離脱防止形管継手。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至2の何れかにおいて、ロッ
    クリング4Cの嵌合位置から継手内端13Cに至る段差
    11Cを内側ほど拡径する勾配からなる截頭円錐面で形
    成し、該段差11Cへ円周方向二つ割で嵌合溝51Cで
    前後方向にも二分割した位置決めスペーサ5C1,5C2
    を嵌合したことを特徴とする離脱防止形管継手。
  6. 【請求項6】 請求項5において、勾配面で形成した段
    差11Dへ嵌合する位置決めスペーサ5Dの後端がロッ
    クリング4Dの側面と圧接していることを特徴とする離
    脱防止形管継手。
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