JP3436040B2 - 限流コイル内蔵コンデンサ - Google Patents

限流コイル内蔵コンデンサ

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JP3436040B2
JP3436040B2 JP02646997A JP2646997A JP3436040B2 JP 3436040 B2 JP3436040 B2 JP 3436040B2 JP 02646997 A JP02646997 A JP 02646997A JP 2646997 A JP2646997 A JP 2646997A JP 3436040 B2 JP3436040 B2 JP 3436040B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、各種電気回路に用
いられる限流コイルを内蔵したコンデンサに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、コンデンサ等の各種電気部品にお
いては、品質向上、小型化、コストダウン等の様々な改
善が図られており、ケース内に限流コイルを、いっしょ
に内蔵したコンデンサ(以下、限流コイル内蔵コンデン
サという)においても同様である。 【0003】従来、限流コイル内蔵コンデンサは、図5
に示すように、合成樹脂で成型した外装ケース13の中
にコンデンサ素子11と限流コイル12を直列結線して
いっしょに収納し、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂14を充
填した構造が一般的である。この時、特に通電時の限流
コイル12の発熱がコンデンサ素子11に及ぼす熱影響
が大きい場合には、コンデンサ素子11と限流コイル1
2とを距離Lだけ離して配置して、限流コイル12の発
熱の影響を緩和させるものであった。図中15はコンデ
ンサ素子11と限流コイル12より、それぞれ導出した
リード線である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】上記構成のコンデンサ
では、通電中の限流コイル12からの発熱がコンデンサ
素子11へ及ぼす熱影響を考慮しなければならない。す
なわち、限流コイル12の発熱がコンデンサ素子11に
及ぼす熱影響を緩和させるため、コンデンサ素子11と
限流コイル12を適当な距離Lだけ離して配置しなけれ
ばならない。 【0005】特に、コンデンサ素子11と限流コイル1
2を、エポキシ樹脂等の絶縁樹脂14を充填して、いっ
しょに内蔵してなる限流コイル内蔵コンデンサでは、コ
ンデンサ素子11と限流コイル12との間に介在する絶
縁樹脂14の熱伝導率は空気と比較して数十〜数百倍と
非常に高いために、コンデンサ素子11と限流コイル1
2との間の距離Lを大きくして配置しなければならな
い。 【0006】このため、外装ケース13による限流コイ
ル内蔵コンデンサ全体の外形寸法が大きくなる上に、コ
ンデンサ素子11と限流コイル12との間に多くの絶縁
樹脂14(あるいは距離Lを確保するための絶縁物)を
要することとなり、材料コスト高の原因となっていた。 【0007】本発明は、コンデンサの信頼性を維持しな
がら、外形寸法を小型化し、安価な限流コイル内蔵コン
デンサを提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような課題
を解決するものであり、限流コイルとコンデンサ素子を
内蔵した外装ケースのコンデンサ収納部分とコイル収納
部分との間に空隙を設けた構造のものである。 【0009】上記空隙により、コンデンサ収納部分とコ
イル収納部分が距離をおいて区画され、かつ空隙中の空
気により断熱作用が働き、上記両収納部分を近づけられ
て外装ケースを小型にすることができる。 【0010】 【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態は、
装ケースにコンデンサ素子と限流コイルを内蔵し、かつ
絶縁樹脂を充填せしめ、この外装ケースのコンデンサ収
納部分とコイル収納部分との間に空隙を設けたものであ
る。 【0011】コンデンサ素子と限流コイルをそれぞれの
収納部分に収納するだけで、通電中の限流コイルの発熱
がコンデンサ素子に及ぼす熱影響を緩和させる空隙を容
易に設けることができる。 【0012】本発明の第2の実施の形態は、外装ケース
にコンデンサ素子と限流コイルを内蔵し、かつ絶縁樹脂
を充填せしめ、この外装ケースのコンデンサ収納部分と
コイル収納部分との間に空隙を設けたものである。 【0013】絶縁樹脂の充填工程において、コンデンサ
収納部分あるいはコイル収納部分のどちらか一方に絶縁
樹脂を注入するだけで、注入された絶縁樹脂が通路を通
って他方の収納部分に流入するので、絶縁樹脂の充填工
程を簡略化できる。 【0014】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態1について、図1、図2を参照しながら説明する。1
はコンデンサ素子、2はコンデンサ素子1に直列に結線
10した限流コイル、3は合成樹脂で成形した外装ケー
スで、結線10の通路9となる部分を残して3面開放し
た空隙7により区画したコンデンサ収納部分6とコイル
収納部分8に、それぞれコンデンサ素子1、限流コイル
2を内蔵し、さらに絶縁樹脂4を充填して構成される。
リード線5はコンデンサ素子1と限流コイル2から、そ
れぞれ導出している。そして、このリード線は限流コイ
ル内蔵コンデンサの電極引き出し方法の一例であり、端
子金具等他の方法を用いてもよい。 【0015】上記構成において、通電時にコンデンサ素
子1の静電容量及び印加電圧によりコンデンサ電流が限
流コイル2を流れるが、限流コイル2の発熱は流れる電
流の2乗に比例して大きくなり、特にコンデンサ電流が
大きくなる場合、限流コイル2の発熱がコンデンサ素子
1に伝わりコンデンサ特性に影響を及ぼすために、限流
コイル2の発熱の影響を緩和する必要がある。 【0016】しかるに本発明では外方に通じた空隙7が
外装ケース3に形成され、この空隙7の空気の熱伝導率
は絶縁樹脂4等の材料と比較して数十〜数百分の一と非
常に低く、省スペースな空隙7により、効率良く限流コ
イル2の発熱の影響を緩和させることができる。 【0017】そして、この外装ケース3にコンデンサ収
納部分6とコイル収納部分8があり、その間に適当な空
隙7を予め設けた構造とすることにより、コンデンサ素
子1と限流コイル2をそれぞれの収納部分に収納するだ
けで、空隙7を容易に確保することができる。したがっ
て、外装ケース3の全体寸法を従来より小さくでき、小
型化できる。また、空隙7によって絶縁樹脂の硬化も従
来より早くなる。 【0018】(実施の形態2)図3、図4は本発明の実
施形態2を示すもので、実施形態1と同一構成で、かつ
同一作用を有する部分には同一符号を付して詳細な説明
を省略し、異なる部分を中心に説明する。外装ケース3
はコンデンサ収納部分6とコイル収納部分8との間に、
コンデンサ素子1と限流コイル2との結線10を配置す
る通路であって、かつ注入樹脂の流れる通路9aを、外
装ケース3の内底面から、開放した上面までにわたっ
て、かつ中央部分に形成すると共に、これにより上記収
納部分6,8の間における通路9aの外方両側には図3
で明らかな3面開放の空隙7a,7aが形成される。 【0019】上記構成において、外装ケース3に、結線
しておいたコンデンサ素子1と限流コイル2を所定置に
内蔵し、続いて絶縁樹脂4の充填工程において、コンデ
ンサ収納部分6か、コイル収納部分8のどちらか一方に
絶縁樹脂4を注入すると、注入された絶縁樹脂4が、外
装ケース3に入った量の変化とともに通路9aの底から
徐々に上方へ移動しながら通り、他方の収納部分へ流入
するので、コンデンサ収納部分6とコイル収納部分8の
両方の絶縁樹脂の充填を一度に行うことができる。これ
により、コンデンサ収納部分6とコイル収納部分8のそ
れぞれに絶縁樹脂を充填する煩雑さが解消され、従来と
同様に一度の注入により絶縁樹脂の充填を行うことがで
きる。 【0020】また、絶縁樹脂4は通路9aの両側にある
空隙7a,7aによって、従来よりも冷却が促進され硬
化が早くなる。もちろん、実施形態1と同様に外装ケー
ス3の小型化もできる。さらに、空隙7aを通路9aの
両側に設けたが、片側だけでもよく、そして通路9aは
中央部から、どちらか一方に片寄った配置にしてもよい
ことはもちろんである。 【0021】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、絶縁樹脂の充填作業が容易になり、その工程
を簡略化することができるとともに、通電中の限流コイ
ルの発熱がコンデンサ素子に及ぼす熱影響を緩和させ、
コンデンサの信頼性を維持しながら、外形寸法を小型化
し、安価な限流コイル内蔵コンデンサを提供することが
できる。 【0022】
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の限流コイル内蔵コンデンサにおける実
施の形態1を示す縦断面図 【図2】同限流コイル内蔵コンデンサを示す外観斜視図 【図3】本発明の限流コイル内蔵コンデンサにおける実
施の形態2を示す外観斜視図 【図4】同限流コイル内蔵コンデンサにおける図3のA
−A線の縦断面図 【図5】従来の限流コイル内蔵コンデンサを示す縦断面
図 【符号の説明】 1 コンデンサ素子 2 限流コイル 3 外装ケース 4 絶縁樹脂 6 コンデンサ収納部分 7,7a 空隙 8 コイル収納部分 9,9a 通路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01G 4/40

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 開放面を有する外装ケースにコンデンサ
    素子と限流コイルを内蔵し、かつ絶縁樹脂を充填した限
    流コイル内蔵コンデンサであって、前記外装ケースは、
    コンデンサ収納部分とコイル収納部分との間に、前記絶
    縁樹脂を前記外装ケース上部の開放面から底面にわたっ
    て充填した通路を中央部分に有し、さらに前記通路を挟
    んで両側に、かつ前記コンデンサ収納部分とコイル収納
    部分との間に外方へ通じる空隙を設けた限流コイル内蔵
    コンデンサ。
JP02646997A 1997-02-10 1997-02-10 限流コイル内蔵コンデンサ Expired - Fee Related JP3436040B2 (ja)

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