JP3435321B2 - トランスファプレスの絞り成形方法並びにトランスファプレス - Google Patents

トランスファプレスの絞り成形方法並びにトランスファプレス

Info

Publication number
JP3435321B2
JP3435321B2 JP27216997A JP27216997A JP3435321B2 JP 3435321 B2 JP3435321 B2 JP 3435321B2 JP 27216997 A JP27216997 A JP 27216997A JP 27216997 A JP27216997 A JP 27216997A JP 3435321 B2 JP3435321 B2 JP 3435321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
work
punch
transfer
slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27216997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1190547A (ja
Inventor
裕典 山河
幸太朗 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Asahi Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP27216997A priority Critical patent/JP3435321B2/ja
Publication of JPH1190547A publication Critical patent/JPH1190547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3435321B2 publication Critical patent/JP3435321B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はトランスファプレス
の絞り成形方法及びトランスファプレスに関するもの
で、さらに詳しくは成形ラインを同一ラインでなく多層
ラインとした絞り成形方法であり、また各成形工程のパ
ンチとダイ及びトランスファスライドを多層に配してプ
レス加工されたワークを前成形工程より下位置の次成形
工程へ移送しプレス加工するトランスファプレスに係る
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術では、例えば特開平07−2
90299号で開示されている図1のダイセットが取り
付けられているボルスタ及びスライドの部分を示すトラ
ンスファプレスの正面図のように、複数個のダイホルダ
6とパンチホルダ8はそれぞれ下台5と上台7に水平横
一列に等間隔に配置されている。即ち機体のフレーム1
の下位置で一体のボルスタ上面1aには下ダイセット4
Aが取り付けられている。そして下ダイセット4Aの上
端取付面を水平に形成して下台5にはそれぞれ図示しな
いダイを保持するダイホルダ6が水平横一列に等間隔に
配置されている。また機体のフレーム1の両側板の案内
2,2に沿って図示しないスライド駆動機構により所定
ストローク上下往復動可能に設けられたスライド3下面
には上台7が取り付けられている。
【0003】上ダイセット4Bの下端取付面を水平に形
成した上台7にはそれぞれ図示しないパンチを保持する
パンチホルダ8がそれぞれのダイホルダ6に対向して水
平横一列に配置されている。さらに下ダイセット4Aと
上ダイセット4Bとの間にスライド3の上下往復動と関
連して隣接する各成形工程間を水平往復動可能に形成さ
れた直線状の図示しないトランスファスライド及びフィ
ンガを備えるトランスファスライド機構が設けられてい
る。
【0004】前工程から移送されたワークを上方からパ
ンチでダイ内に押圧してプレス加工した後、このワーク
を下方から図示しないノックアウトパンチによって上方
に押圧して上昇するパンチとで挟持しながらダイ外の上
方に押し出し、その加工ワークをトランスファスライド
のフィンガによって受け取り把持し同じライン上の次工
程のダイ上方に移送し、次工程のパンチでダイ内に押圧
してプレス加工するトランスファプレスが知られてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、加工されるワークは1成形工程内において、上方
からパンチでダイ内に押圧され絞り加工やしごき加工が
なされ、加工後に加工下端位置からワークはダイ上方に
向かってダイ内周面を摺接しながら移動すべくノックア
ウトパンチで押圧されるので、金型内の移動が往復とな
り摺接移動量の増大に伴って金型内の発熱量が過大にな
り易く、パンチやダイの早期摩耗や焼付きを生じるとい
う問題があった。また早期摩耗や焼付きの問題を解決す
るために絞り率やしごき率を減少させると、成形工程数
を増加しなければならず、生産コストが高価になるとい
う問題があった。また、ダイ内の発熱量を抑止するため
にプレススライドの速度を遅くすると生産能率が低下す
るという問題があった。
【0006】本発明は従来の技術を有するこのような問
題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、
ダイ内の発熱量が過大になり易い成形工程において絞り
またはしごきパンチで加工されたワークを加工後引続き
そのパンチで同方向に押圧して加工ワークをダイ外下方
に押し出し、ダイ内面とワークとの摺接移動量を半減し
て金型内の発熱量を抑止できる加工方法並びにこの加工
方法を実施できるトランスファプレスを提供しようとす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに請求項1の本発明は、ダイとパンチを組とする成形
工程が等間隔に複数工程配置されていて、パンチの上下
往復動と関連的に工程間を往復動するトランファスライ
ドによりワークが成形工程間を順次移送されプレス加工
されて行くトランスファプレスの絞り成形方法におい
て、フランジ部を有しないワークの絞りまたはしごき成
形工程のダイはワークが通過可能な貫通孔を有し、パン
チはワークをダイ外下方に押し出すための貫通する構成
として、絞りまたはしごき成形したワークをパンチの引
き続く下降によりダイを貫通して下方に押し出し一段下
位置の次成形工程への移送ライン上に位置決めし、この
押し出されたワークを次成形工程に移送して加工するも
のである。フランジ部を有しない絞りまたはしごきの成
形工程ではワークをダイより下方に押し出せるパンチを
用いてワークを成形加工後引き続いて下方に押し出し、
押し出されたワークを下位置の次成形工程位置に移送し
てプレス加工を行うものであるので、ワークのダイ内で
の摺接量が半減しダイ,パンチの発熱量が過大となるこ
とを防止し摩耗を減少して寿命を長くできる。
【0008】請求項2の発明は、複数個のダイがそれぞ
れ等間隔の各成形工程位置に取着可能な下ダイセット
と、複数個のパンチが前記複数個のダイとそれぞれ対向
して取着可能な上ダイセットと、各成形工程位置のワー
クを把持可能な複数対のフィンガが前記複数個のダイの
間隔と等間隔に係着され該複数対のフィンガがプレスス
ライドの上下往復動と関連的に隣接する各成形工程間を
往復動可能に設けられたトランスファスライド機構とを
備え、各成形工程のパンチとダイによってプレス加工さ
れたワークを把持し次の成形工程に移送してプレス加工
するトランスファプレスであって、前成形工程のダイ下
端とその次成形工程のダイ上端との距離が少なくとも前
成形工程でプレス加工されたワークの高さよりも大きく
なるように次成形工程のダイを下方位置に取着可能な下
ダイセットと、該下ダイセットに取着された複数個のダ
イと対向するそれぞれのパンチがそれぞれのダイを貫通
するように取着可能で且つ前記パンチがワークをダイ外
下方に押し出すストロークを有する上ダイセットと、前
記前成形工程でプレス加工されパンチによってダイ外下
方に押し出されたワークをフィンガによって受け取り把
持し次成形工程のダイ上方に移送可能なトランスファス
ライド機構とを含み、前記前成形工程のワークをパンチ
でダイ内に押圧してプレス加工し継続的に押圧して加工
されたワークをダイ外の下方に押し出し、該ワークをフ
ィンガによって受け取り把持し次成形工程のダイ上方に
移送し、次成形工程に移送された前記ワークを次成形工
程のパンチで次成形工程のダイ内に押圧してプレス加工
するようにしたものである。
【0009】前成形工程で加工されたワークはパンチの
引き続く下降によりダイ下方の移送ライン上に押し出さ
れる。トランスフスライドのフィンガがこのワークを把
持し下位置となる次成形工程位置に移送される。したが
ってワークのダイ内での摺接量が半減し摩擦による発熱
量が過大になることを抑止できる。
【0010】請求項3の発明は、下ダイセットのダイが
順次下り段差で配置され、上ダイセットのパンチが対向
するダイに対応して順次下り段差で配置され多層形とさ
れてなるものである。
【0011】請求項4の発明は、上端面がダイの上面位
置で位置決めされ、プレス加工時に対向するパンチと協
動してワークを挟持し、ダイ外の下方に押し出されたワ
ークの次成形工程への移送ラインに上端面が位置決めさ
れる挟持桿と、該挟持桿を常時上方に付勢するばねと、
前記挟持桿を上下二位置に位置決めする手段とを備える
ものである。
【0012】位置決め手段で挟持桿がダイと同一高さに
位置決めされている状態で、ダイ上にワークが移送さ
れ、パンチが下降し成形加工に入ると、ワークはパンチ
と挟持杆とで底部を挟持された状態で、絞りまたはしご
き加工される。その後引き続くパンチの下降でワークは
ダイを通過して下側に押し出される。ワークとともに押
し下げられた挟持桿は位置決め手段によってその上面が
次成形工程への移送ラインと同一高さに止められワーク
は移送ライン上に位置される。パンチと挟持桿によって
ワークの底部を上下で挟持状態で成形加工されるので底
部を平らに成形できる。そしてワークの押し出された下
位置が一定してフィンガによる把持が確実となる。
【0013】請求項5の発明は、トランスファスライド
は各層を受け持つように分割されているものである。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のトランスファプレスの構
成の概略を示す説明図である図2、上下ダイセット及び
その関連部分を示す説明図である図3、図3の第1,第
2成形工程部分のダイ,パンチ回りを拡大して示す図
4、図3の第3から第6成形工程部分のダイ,パンチ回
りを拡大して示す図5、スライドの上死点での第2成形
工程の中心断面を示す説明図である図6、スライドの下
死点での第2成形工程の中心断面を示す説明図である図
7、スライドの下死点での第5成形工程の中心断面を示
す説明図である図8、上より2層目のトランスファスラ
イド及びフィンガを示す説明図である図9、各部のタイ
ミングを示す図10にもとづいて説明する。
【0015】先ずトランスファプレスの大略の構造につ
いて説明する。床上に設置された脚11上にオイルパン
12を介してフレーム13が立設されている。フレーム
13はボルスタ25が一体に設けられた下フレーム13
Aと上下のダイセットが入る開口部を有しクラウン状の
上フレーム13Bからなる。下フレーム13Aのボルス
タ25の上面25aには多層の下ダイセットの下台26
が取り付けられている。
【0016】上フレーム13Bの両内側垂直内面には上
下方向に案内面が形成されていて、スライド14が上下
移動可能に取り付けられている。また上フレーム13B
の上部には軸受によって第1カム軸16が回転可能に軸
受されており、そのフレーム外の右端には大歯車17が
固着され、フレーム外の左端には動力伝達用の傘歯車1
8が固着されている。そして第1カム軸16のフレーム
内の両フレーム寄りにそれぞれカム19,19が固着さ
れている。大歯車17は図示しない中間歯車を介して上
フレーム13B側面に設けられたフライホイールを兼ね
るプーリ21と連結され、ベルト22によって連結され
るプーリを有する上フレーム上面に設けたモータ23よ
り回転が伝達される。
【0017】スライド14には第1カム軸のカム19,
19をそれぞれ上下より挟持するカムフオロア24,2
4が設けられており、スライド14は第1カム軸16の
回転によって上下往復動される。そしてスライド14の
下死点は後述するパンチ下端がそれぞれの移送ラインと
一致し、上死点は一番深い絞りパンチがダイ及びフィン
ガから抜け出る位置となる。スライド14の平らな下面
には複数の段差を有する多層形の上ダイセットの上台2
7が固着されている。
【0018】下ダイセットと上ダイセットとの間にはト
ランスファスライド機構が介在されている。下フレーム
13Aには第1〜第6成形工程位置に対応した位置にカ
ムを取り付けた第2カム軸28がフレーム13Aに設け
た軸受によって回転可能に水平に軸承されている。そし
て第2カム軸28の左端には傘歯車29が取り付けられ
ている。フレーム13A,13Bの同じ側の側面に突設
したブラケット31,31に伝達軸32が垂直方向で回
転可能に軸承されており、上端に第1カム軸16の傘歯
車18と噛み合う傘歯車33,下端に第2カム軸28の
傘歯車39と噛み合う傘歯車34が取り付けられてい
て、第1カム軸16の回転が第2カム軸28に同期的に
伝達されるようになっている。伝達軸32にトランスフ
ァスライドを各工程の1ピッチ往復動させる円板カム3
6と第1成形工程の絞りパンチ43Aをスライド14と
関連的に駆動する溝カム37が取り付けられている。
【0019】次いで本発明の特徴をなす部分を詳細に説
明する。本実施例は第1乃至第6成形工程とトリミング
材排出工程とからなり、第1成形工程は素材からブラン
クを抜き初絞り加工する抜き絞り加工,第2乃至第4成
形工程はフランジ部のない絞り・しごき加工、第5成形
工程はフランジ部成形加工、第6成形工程はフランジ部
のトリミング加工よりなる。下ダイセット26の下台2
6A,26B,26C,26D,26Eは図2、図3,
図6で明らかなように各段差毎に順次長くなり特に下台
26B,26C,26Dは一工程分ずつ長くなる直方体
をなし、段差を形成するように多層に積層されたもので
ある。
【0020】下ダイセットの下台に対向する上ダイセッ
トの上台27の下面は第1成形工程,第2成形工程,第
3成形工程,第4成形工程のパンチホルダ取付面27a
1,27a2,27a3,27a4と順次下位置に向か
う階段状に形成されている。第5成形工程,第6成形工
程のパンチホルダ取付面は第4成形工程と同一面をなし
ている。
【0021】図3,図4に示すように多層とされた下ダ
イセットの第1成形工程の最上段の下台26Aに取り付
けられているダイホルダには抜きダイ51、及びその下
側で同心に絞りダイ52Aが重ねて納められている。そ
して抜きダイ51,絞りダイ52A及びダイホルダ,下
台26Aはワークを下方に押し出すための貫通孔を有し
ている。この第1成形工程への帯状材Wの搬入方向は紙
面に直角方向で抜きダイ51の上面が搬入面(搬送ライ
ン)WLである。絞りダイ52Aの下に位置する多層に
積層したそれぞれ直方体の下台26A,26B,26
C,26D,26E及びボルスタ25には絞りダイ52
Aの絞り径より小さく、後述の絞りパンチ43Aの径よ
り大径の挟持桿53Aが上下移動可能に挿通される貫通
穴が絞りダイ52Aと同心に穿孔されている。
【0022】挟持桿53Aは、頭部につづく小径部がボ
ルスタ25を貫通して下方に延在し、下端部にねじが刻
設されていて、後述のカムによって作動するL形レバー
(図7参照)端が上面に当接する座金54Aが挿通され
座金位置を調整するダブルナット56Aが螺合されてい
る。そしてボルスタ25下面に固着のばね受け57Aと
挟持桿53Aの頭部との間には圧縮ばね58Aが介装さ
れていて挟持桿53Aを常時上方に付勢している。
【0023】下台26Aに対向する上ダイセットの上台
27下面の第1成形工程のパンチ取付面27a1には、
図4に示すように段付中心孔を穿孔した抜きパンチ41
を取り換え可能に固着したパンチホルダ42Aが取り付
けられている。そして抜きパンチ41の中心の小径孔に
は絞りパンチ43Aの小径軸部が摺動可能に挿通され、
パンチホルダ42Aを貫通した上端部には側面に開口す
る連結凹部を有する連結具44が取り付けられている。
この連結凹部にはフレーム13Bに突設した支軸46に
枢支されたレバー47の一端の球状端が隙間なく係合さ
れている。
【0024】そしてレバー47の他端のカムフオロアは
伝達軸32の取り付けた溝カム37のカム溝に隙間なく
係合している。したがって絞りパンチ43Aはスライド
14と関連的な動きをなし、抜きパンチ41で素材が抜
かれたあと絞りパンチ43Aが絞り成形を始め、スライ
ドの下死点のタイミング中に絞りパンチ43Aも下死点
となるストロークとタイミングが合わされる。そして絞
りパンチ43Aは上昇端では抜きパンチ41の中心孔の
大径部に収容されるようになっている。
【0025】第2成形工程の絞り・しごきダイ52Bは
2層目の下台26Bのダイホルダに設けられ前工程の絞
りダイ52Aより小径の絞り孔を有し貫通孔が穿孔され
ている。そして絞り・しごきダイ52Bの上面は第1成
形工程の加工ワークがダイ52A外下方に押し出された
下端位置の下面(移送ライン)と同一面をなし、第1成
形工程の下台26A下面との距離は第1成形工程での加
工ワークの高さ以上で後述のトランスファフィンガ62
Aが介装できる段差を有する。絞り・しごきダイ52B
の下に位置する下台26B,26C,26D,26E及
びボルスタ25には絞り・しごきダイ52Bと同心の貫
通孔が穿設されていて、第1成形工程の挟持桿53Aと
同様に後述のカム,L形レバーで作動され、下端に座金
54Bを挿通し、ダブルナット56Bを螺合する挟持桿
53Bが挿通され、ボルスタ下面のばね受け57Bに受
けられたばね58Bによって常時上方へ付勢されてい
る。絞り・しごきダイ52Bに対向する上台27のパン
チホルダ42Bの取付面27a2は第1成形工程の取付
面27a1に対し下段に形成されており、絞り・しごき
パンチ43Aより小径の絞り・しごきパンチ43Bが取
り付けられたパンチホルダ42Bが固着されている。
【0026】第3成形工程の絞り・しごきダイ52Cは
3層目の下台26cのダイホルダに取り付けられてお
り、絞り・しごきダイ52Bより小径の絞り孔を有し貫
通孔が穿孔されている。そして絞り・しごきダイ52C
の上面は第2成形工程の加工ワークがダイ外下方に押し
出された下端位置の下面(移送ライン)と同一面をなし
ている。第2成形工程の下台26Bの下面にぬすみを削
設することによって加工ワークの高さより大きな段差の
空間としてトランスファスライドの介装を許容してい
る。絞り・しごきダイ52Cの下に位置する下台26
C,26D,26E及びボルスタ25には、絞り・しご
きダイ52Cと同心の貫通孔が穿設されていて、第2成
形工程の挟持桿53Bと同様にカム,L形レバーで作動
され、下端に座金54cを挿通し、ダブルナット56B
を螺合する挟持桿53Cが挿通され、ボルスタ下面のば
ね受け57cで受けられたばね58cによって常時上方
に付勢されている。絞り・しごきダイ52Cに対向する
上台27のパンチホルダ42Cの取付面27a3は第2
成形工程の取付面27a2に対し下段に形成されてお
り、絞り・しごきパンチ43Bより小径の絞り・しごき
パンチ43Cが取り付けられたパンチホルダ42Cが固
着されている。
【0027】第4成形工程の絞り・しごきダイ52Dは
4層目の下台26Dのダイホルダに設けられ、絞り・し
ごきダイ52Cより小径の絞り孔を有し貫通孔が穿孔さ
ている。そして絞り・しごきダイ52Dの上面は第3成
形工程の加工ワークがダイ外下方に押し出された下端位
置の下面(移送ライン)と同一面をなしている。そして
第3成形工程の下台26Cの下面にぬすみを削設するこ
とによってフランジなしの加工ワークの高さより大きな
段差の空間としてトランスファスライドの介装を許容し
ている。絞り・しごきダイ52Dの下の位置にある下台
26D,26E及びボルスタ25には絞り・しごき52
Dと同心の貫通孔が穿設されていて、第3成形工程の挟
持桿53Cと同様にカム,L形レバーで作動され、下端
に座金54Dを挿通し、ダブルナット56Dを螺合する
挟持桿53Dが挿通され、ボルスタ下面のばね受け57
Dで受けられたばね58Dによって常時上方に付勢され
ている。絞り・しごきダイ52Dに対向する上台27の
パンチホルダ42Dの取付面27a4は第3成形工程の
取付面26a3に対し下段に形成されており、絞り・し
ごきパンチ43Cより小径の絞り・しごきパンチ43D
が取り付けられたパンチホルダ42Dが固着されてい
る。
【0028】第5成形工程は加工ワークの開口部にフラ
ンジ部を形成するフランジ成形加工であって成形ダイ5
2Eは5層目の下台26Eのダイホルダに設けられ、開
口部にフランジ部を形成する入口がテーパで絞り・しご
きダイ52Dと同じか僅かに小径の絞り孔を有し貫通孔
が穿孔されている。そして成形ダイ52Eの上面は第4
成形工程の加工ワークがダイ外下方に押し出された下端
位置の下面(移送ライン)と同一面をなしている。第4
成形工程の下台26Dの下面にぬすみを削設することに
よってフランジなしの加工ワークの高さより大きな段差
の空間としてトランスファスライドの介装を許容してい
る。成形ダイ52Eの下位置の下台26E,ボルスタ2
5には成形ダイ52Eと同心の貫通孔が穿設されてい
て、下端に上昇端位置を調整して規定するダブルナット
54Eを螺合するノックアウトパンチ53Eが挿通され
ており、ボルスタ25の下面のばね受57Eで受けられ
るばね58Eにより常時上方に付勢されている。ノック
アウトパンチは後述のカム,レバーにより衝撃的に押し
上げられる。成形ダイ52Eに対応する上台27のパン
チホルダ42Eの取付面27a4は第3成形工程の取付
面と同一面であってフランジ成形,しごき成形の段付パ
ンチ43Eを有するパンチホルダ42Eが固着されてい
る。
【0029】第6成形工程はフランジ部のトリミング成
形であって、トリミングダイ52Fは5層目の下台26
Eのダイホルダに設けられ、トリミングした加工ワーク
を下方に放出する貫通孔が下台26E,ボルスタ25に
設けられている。トリミングされた加工ワークはシュー
トにより機内の図示しない収容箱に集められる。トリミ
ングダイ52Fの上面はフランジ成形ダイ52Eと同一
面である。トリミングダイ52Fに対向する上台27の
取付面は第5成形工程の取付面と同一面27a4であっ
てトリミングパンチ43Fを有するパンチポルダ42F
が固着されている。
【0030】第7工程はトリミングされたフランジ部を
排出する工程であって、パンチホルダ42Fに取り付け
られたフランジ排出棒43Gが後述のフィンガで把持さ
れたフランジを排出する。フランジは排出シュート59
により図示しない機外の箱に納められる。
【0031】次に第1成形工程乃至第5成形工程の挟持
桿53A,53B,53C,53D及び第6成形工程の
ノックアウトパンチ53Eの駆動機構について説明す
る。
【0032】スライド14駆動の第1カム軸16の傘歯
車18と傘歯車33が噛合された伝達軸32の傘歯車3
4と噛合された傘歯車29でスライドの上下往復動と同
期的に回転駆動される第2カム軸28に各成形工程位置
に対応してそれぞれカム及びL形レバーが設けられてい
る。即ち、第1成形工程位置では第2カム軸28に挟持
桿53Aを上・下の2位置に移動位置決めするためのカ
ム71Aが成形タイミングに一致させる角度に固定され
ている。ボルスタ25にはブラケット72A(図示せず
図6参照以下同じ)が設けられていて、L形レバー73
A(図示せず図6参照以下同じ)が枢支されている。L
形レバー73Aの一端は挟持桿53Aの下端の座金54
Aの上面と係合し、他端はカムフオロア74A(図示せ
ず図6参照以下同じ)を介してカム71Aに当接されて
いる。したがってカム71Aの回転により回動するL形
レバー73Aで挟持桿53Aは上下の2位置に位置決め
される。
【0033】第2成形工程位置では第2カム軸28に図
6に示すように同様なスライドの上下動に関連する角度
にカム71Bが固定されていている。ボルスタ25に設
けたブラケット72BにL形レバー73Bが枢支され、
カム71Bの変位がカムフオロア74Bを介して挟持桿
53Bに伝達され挟持桿は上位置(図6)、下位置(図
7)の2位置に位置決められる。
【0034】第3成形工程位置では同様なスライドの上
下動に関連する角度に第2カム軸28にカム71Cが固
着されている。そしてボルスタ25に設けたブラケット
72Cに枢支されたL形レバー73Cによりカムフオロ
ア74Cを介してカム71Cの変位が挟持桿53Cに伝
達され挟持桿は上下の2位置に位置決めされる。
【0035】第4成形工程位置では同様なスライドの上
下動に関連する角度に第2カム軸28にカム71Dが固
着されている。そしてボルスタ25に設けたブラケット
72Dに枢支されたL形レバー73Dによりカムフオロ
ア74Dを介してカム71Dの変位が挟持桿53Dに伝
達され挟持桿は上下の2位置に位置決めされる。
【0036】第5成形工程位置では第2カム軸28にカ
ム71Eが固着され、また図8に示すようにボルスタ2
5に設けたブラケット72Eにレバー73Eの一端が枢
支されている。このレバー73Eには水平位置で挟持桿
53Eの下端と対向する位置に突き上げ棒76が取り付
けられており、カムフオロア74Eがカム71Eに当接
するようになっている。したがってスライド14の上昇
に対応するカム71Eの回転でレバー73Eがはね上げ
られ、ノックアウトパンチ53Eが急激に上昇させられ
て成形ダイ52Eに嵌入している加工ワークを上方へ押
し出すものである。
【0037】第1成形工程から第7工程迄の加工ワーク
を移送するフィンガ付のトランスファスライドについて
説明する。
【0038】本発明の特徴であるフランジなしの絞り・
しごき加工においては、加工ワークを引き続くパンチの
下降によってダイの外方下側に押し出し位置決めされた
ワークは、移送ラインの同一面上に位置する次成形工程
のダイの上面へ、フィンガで把持され1ピッチの往復運
動によって移送される。したがってトランスファスライ
ドも多層に、本例では下台と同じく4層に形成されてい
るものであって、トランスファスライド本体61には下
層側に、1層目〜3層目の間は一工程間距離分長さが順
次長く、4層目はさらに後続工程分を加算した長さで4
層のスライドバーが設けられている。勿論各工程間の距
離は普通のトランスファプレスと同様に等ピッチに設け
られていることは言うまでもない。
【0039】フレーム13Aの側方に伝達軸32を貫通
させた状態で取り付けられたブラケット60の上面には
トランスファ方向の水平案内が形成されていて、その上
面にトランスファスライド本体61が摺動可能に載置さ
れている。このトランスファスライド本体は伝達軸32
に取り付けたカム板36を180°離れた2個のカムフ
オロア62が挟持していて、スライド14の上下往復動
に同期する伝達軸32の回転によって成形工程間の1ピ
ッチ相当量往復運動される。
【0040】トランスファスライド本体61には4層に
配置された下台に対応して4層に分岐されている。即ち
第1成形工程と第2成形工程間でワークを移送する1層
目のトランスファスライドは下台26Bの案内溝で案内
された平行な2本のスライドバーが61A,61A(図
6参照)が第1層を形成しその先端部にワークを把持可
能に対向する2個のフィンガ62A,62Aが開閉可能
に支持されており、ばね63,63により常時把持方向
に付勢されている。そしてフィンガ62A,62Aの上
端には図示してないがパンチが抜けるときワークをかき
落とす爪が設けられている。なおばね63,63の力を
大きくして強く挟持することでも対応できる。
【0041】同様に第2成形工程と第3成形工程間でワ
ークを移送する2層目のトランスファスライドは図9に
示すように下台26Cの案内溝で案内された平行な2本
のスライドバー61B,61Bが第2層を形成し、その
先端部にワークを把持可能に対向する2個のフィンガ6
2B,62Bが開閉可能に支持されており、ばね63,
63により常時把持方向に付勢されている。そしてフィ
ンガ62B,62Bの上端には図示してないがパンチが
抜けるときワークをかき落とす爪が設けられている。
【0042】また同様に第3成形工程と第4成形工程間
でワークを移送する3層目のトランスファスライドは下
台26Dの案内溝で案内された平行な2本のスライドバ
ー61C,61Cが第3層を形成し、その先端部にワー
クを把持可能に対向する2個のフィンガ62C,62C
が開閉可能に支持されており、ばね63,63により常
時把持方向に付勢されている。そしてフィンガ62C,
62Cの上端には図示してないがパンチが抜けるときワ
ークをかき落とす爪が設けられている。
【0043】また同様に第4成形工程から第7工程間で
ワークを移送する4層目のトランスファスライドは下台
26Eの案内溝で案内された平行な2本のスライドバー
61D,61Dが第4層を形成し、その先端部から順に
トランスファピッチと同ピッチ間隔にワークを把持可能
に対向するそれぞれ対をなす3組のフィンガ62F,6
2F;62E,62E;62D,62Dがそれぞれ開閉
可能に支持されている。そしてそれぞればねによりワー
ク把持方向に常時付勢されている。またフィンガ62D
の上端には図示してないがパンチが抜けるときワークを
かき落とす爪が設けられている。
【0044】このような構成になる本発明の作用をスラ
イド14の上死点時の第1カム軸16の角度を0°とす
る各部材のタイミングを示す図10にもとづき説明す
る。
【0045】今第2成形工程〜第7工程迄のダイの上に
加工すべきワークが移送されて挟持桿,ノックアウトパ
ンチは上位置にあって、上端は移送ラインにあるものと
する。第1カム軸16の回転でカム19によりスライド
14が下降を始める。これに先立ち第1成形工程への材
料送りが始められており、第1カム軸16の角度60°
の位置で材料Wは抜きダイ51上に搬入を終わる。スラ
イド14の下降に伴い同タイミングで第1成形工程では
先ず素材Wから抜きパンチ41によりブランクが打ち抜
かれる。同タイミングで第2,第3,第4成形工程では
絞り・しごきパンチ43B,43C,43Dによりワー
クはそれぞれの挟持桿53B,53C,53Dとにより
挟持されながら絞り・しごき成形が始められる。また同
タイミングで第5成形工程ではワークは成形パンチ43
Eによりノックアウトパンチ53Eで挟持されながらフ
ランジ成形が始められる。
【0046】スライド14の下降途中の第1カム軸16
の角度90°の位置で溝カム37によりレバー47を介
して絞りパンチ43Aが下降を始める。第1カム軸16
が角度100°を過ぎてワーク移送前進位置にあったト
ランスファスライド61A,61B,61C,61Dは
戻り始める。スライド14の引続く下降によって第2〜
第4成形工程ではワークはダイを貫通してダイ外下方に
押し出され、第1カム軸16の角度120°の位置でス
ライド14は下死点となり、ワークはそれぞれ第2層〜
第4層の移送ライン上に並び、それぞれのカム71B,
71C,71Dで下位置に位置決めされた挟持桿53
A,53B,53C,53Dで受けられる。第1成形工
程の絞りパンチ43Aは少し遅れてブランクの絞り成形
を始める。ワークは絞りパンチ43Aと挟持桿53Aと
で挟持されながら、絞り成形が行われる。
【0047】第1成形工程の絞りパンチ43Aは第1カ
ム軸16の角度160°の点で下死点となり下位置に位
置決めされた挟持桿53Aで受けられ他のワークととも
にそれぞれの移送ライン上に位置される。第5成形工程
のフランジ成形パンチ43Eはスライドの下死点でフラ
ンジ部の成形が終わりワークはフランジ成形ダイ52E
内に留まり下方へ押し出されない。第1カム軸16の角
度180°の時点でスライド14は下死点を過ぎ上昇に
転じる。トランスファスライドも第1カム軸16の角度
195°で完全に戻り、それぞれのフィンガ62A,6
2B,62C,62D,62Eはワークを把持し終わ
る。絞りパンチ43Aも溝カム37によりダイミングを
同じくしてスライドに取り付けられた絞り・しごきパン
チ43B,43C,43D,43Eとタイミングを同じ
くして上昇し加工ワークから離れる。このときそれぞれ
のフィンガは上部の爪によってワークを引っかけている
のでパンチについて上昇しようとするワークをかき落と
し移送ライン上に留める。
【0048】ノックアウトパンチ53Eもスライド14
の上昇と同じタイミングで上昇しフランジ成形ダイ52
E内に滞留するワークに強く当接して上方に押し出す。
それぞれのパンチが加工ワークから抜き出た時点で第1
成形工程への材料の搬入が開始され第1カム軸16の角
度285°の時点でトランスファスライドのスライド6
1A,61B,61C,61Dは、移送を開始、1ピッ
チ前進して加工ワークを次工程のダイ上面に位置決めす
る。すべての挟持桿53A,53B,53C,53Dは
ばね,カムの作動により上昇を開始し挟持桿53A,5
3B,53C,53Dは上位置の移送ラインと一線に位
置決めされる。
【0049】
【発明の効果】本発明は上述のように構成したので以下
の効果を奏する。本発明はフランジなしの絞りまたはし
ごき成形において、ワーク加工のあと引続くパンチの下
降で加工ワークをダイ外下方に押し出すようにして、従
来行われていた加工終了時ワークをダイ内に留めてお
き、ワーク取りだし時ダイ内から上方に押し出していた
ことによるダイ内壁とワークとの二度にわたる摺接を半
減したので、金型内の発熱量を抑えることができて、パ
ンチやダイの早期摩耗及び焼付き現象を防止して長寿化
が可能となった。また発熱量が抑えられるので、成形工
数を増加して過大な発熱の防止対策をすることが必要な
くなった。さらにプレススライドの速度を落とすという
発熱の防止対策も必要がなくなってプレススライドの速
度を上げることが可能となり、生産量の増大によりコス
トの低減に寄与することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来技術のトランスファプレスのスライド,上
ダイセット,下ダイセット部分を示す正面説明図であ
る。
【図2】トランスファプレスの構成の概略を示す説明図
である。
【図3】上下ダイセット及びその関連部分を示す説明図
である。
【図4】第1,第2成形工程部分の拡大説明図である。
【図5】第3乃至第6成形工程及び第7工程部分の拡大
説明図である。
【図6】スライドの上死点での第2成形工程の中心断面
説明図である。
【図7】スライドの下死点での第2成形工程の中心断面
説明図である。
【図8】スライドの下死点での第5成形工程の中心断面
説明図である。
【図9】上より2層目のトランスファスライドを示すa
はその平面図、bはaのA−A線断面拡大図である。
【図10】各作動部のダイミングを示す図である。
【符号の説明】
13 フレーム 14 スライド 16 第1カム軸 25 ボルスタ 26 下台 27 上台 28 第2カム軸 32 伝達軸 41 抜きパンチ 42A,42B,42C,42D,42E,42F パ
ンチホルダ 43A 絞りパンチ 43B,43C,43D 絞り・しごきパンチ 43E フランジ成形パンチ 43F トリミングパンチ 51 抜きダイ 52A 絞りダイ 52B,52C,52D 絞り・しごきダイ 52E フランジ成形ダイ 52F トリミングダイ 53A,53B,53C,53D 挟持桿 53E ノックアウトパンチ 71A,71B,71C,71D,71E カム 73A,73B,73C,73D L形レバー 73E レバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−38272(JP,A) 特開 昭61−88926(JP,A) 特開 昭64−6511(JP,A) 特開 昭60−47336(JP,A) 特開 平8−155699(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21D 22/00 - 26/14 B21D 43/05 B30B 13/00 B30B 15/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイとパンチを組とする成形工程が等間
    隔に複数工程配置されていて、パンチの上下往復動と関
    連的に工程間を往復動するトランファスライドによりワ
    ークが成形工程間を順次移送されプレス加工されて行く
    トランスファプレスの絞り成形方法において、フランジ
    部を有しないワークの絞りまたはしごき成形工程のダイ
    はワークが通過可能な貫通孔を有し、パンチはワークを
    ダイ外下方に押し出すための貫通する構成として、絞り
    またはしごき成形したワークをパンチの引き続く下降に
    よりダイを貫通して下方に押し出し一段下位置の次成形
    工程への移送ライン上に位置決めし、この押し出された
    ワークを次成形工程に移送して加工することを特徴とす
    るトランスファプレスの絞り加工方法。
  2. 【請求項2】 複数個のダイがそれぞれ等間隔の各成形
    工程位置に取着可能な下ダイセットと、複数個のパンチ
    が前記複数個のダイとそれぞれ対向して取着可能な上ダ
    イセットと、各成形工程位置のワークを把持可能な複数
    対のフィンガが前記複数個のダイの間隔と等間隔に係着
    され該複数対のフィンガがプレススライドの上下往復動
    と関連的に隣接する各成形工程間を往復動可能に設けら
    れたトランスファスライド機構とを備え、各成形工程の
    パンチとダイによってプレス加工されたワークを把持し
    次の成形工程に移送してプレス加工するトランスファプ
    レスであって、前成形工程のダイ下端とその次成形工程
    のダイ上端との距離が少なくとも前成形工程でプレス加
    工されたワークの高さよりも大きくなるように次成形工
    程のダイを下方位置に取着可能な下ダイセットと、該下
    ダイセットに取着された複数個のダイと対向するそれぞ
    れのパンチがそれぞれのダイを貫通するように取着可能
    で且つ前記パンチがワークをダイ外下方に押し出すスト
    ロークを有する上ダイセットと、前記前成形工程でプレ
    ス加工されパンチによってダイ外下方に押し出されたワ
    ークをフィンガによって受け取り把持し次成形工程のダ
    イ上方に移送可能なトランスファスライド機構とを含
    み、前記前成形工程のワークをパンチでダイ内に押圧し
    てプレス加工し継続的に押圧して加工されたワークをダ
    イ外の下方に押し出し、該ワークをフィンガによって受
    け取り把持し次成形工程のダイ上方に移送し、次成形工
    程に移送された前記ワークを次成形工程のパンチで次成
    形工程のダイ内に押圧してプレス加工するようにしたこ
    とを特徴とするトランスファプレス。
  3. 【請求項3】 下ダイセットのダイが順次下り段差で配
    置され、上ダイセットのパンチが対向するダイに対応し
    て順次下り段差で配置され多層形とされてなる請求項2
    記載のトランスファプレス。
  4. 【請求項4】 上端面がダイの上面位置で位置決めさ
    れ、プレス加工時に対向するパンチと協動してワークを
    挟持し、ダイ外の下方に押し出されたワークの次成形工
    程への移送ラインに上端面が位置決めされる挟持桿と、
    該挟持桿を常時上方に付勢するばねと、前記挟持桿を上
    下二位置に位置決めする手段とを備えるものである請求
    項2または3のいずれか1項に記載のトランスファプレ
    ス。
  5. 【請求項5】 トランスファスライドは各層を受け持つ
    ように分割されている請求項2,3または4のいずれか
    1項に記載のトランスファプレス。
JP27216997A 1997-09-18 1997-09-18 トランスファプレスの絞り成形方法並びにトランスファプレス Expired - Lifetime JP3435321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27216997A JP3435321B2 (ja) 1997-09-18 1997-09-18 トランスファプレスの絞り成形方法並びにトランスファプレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27216997A JP3435321B2 (ja) 1997-09-18 1997-09-18 トランスファプレスの絞り成形方法並びにトランスファプレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1190547A JPH1190547A (ja) 1999-04-06
JP3435321B2 true JP3435321B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=17510043

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27216997A Expired - Lifetime JP3435321B2 (ja) 1997-09-18 1997-09-18 トランスファプレスの絞り成形方法並びにトランスファプレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3435321B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102178570B1 (ko) * 2019-07-31 2020-11-13 아사히 세이키 고교 가부시키가이샤 프레스 장치

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100527487B1 (ko) 2003-12-11 2005-11-09 현대자동차주식회사 프레스 라인의 패널 이송용 위치 결정장치
KR100768695B1 (ko) 2006-06-14 2007-10-19 로얄금속공업 주식회사 다용도 프레스 장치
KR100785685B1 (ko) 2006-06-20 2007-12-14 이효진 계단식 드로잉장치
CN104527122B (zh) * 2014-12-03 2015-12-02 海南大学 变螺旋式香蕉茎杆联合固体成型机
CN104396468B (zh) * 2014-12-04 2016-02-24 海南大学 粉碎挤水式香蕉茎秆固体成型原料输送机
JP6544831B2 (ja) * 2016-10-21 2019-07-17 旭精機工業株式会社 プレス機
CN107262580B (zh) * 2017-06-27 2023-09-22 深圳市科达利实业股份有限公司 一种拉深方法及拉深装置
CN110252890A (zh) * 2019-07-18 2019-09-20 西安工业大学 集成式汽车散热器加水口多工位传递模
CN112958684B (zh) * 2021-02-02 2022-02-11 余姚市恒辉仪表有限公司 一种压力表表壳拉伸设备以及使用该设备的生产工艺
JP7210124B1 (ja) * 2022-03-30 2023-01-23 旭精機工業株式会社 プレス機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102178570B1 (ko) * 2019-07-31 2020-11-13 아사히 세이키 고교 가부시키가이샤 프레스 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1190547A (ja) 1999-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3435321B2 (ja) トランスファプレスの絞り成形方法並びにトランスファプレス
RU2076011C1 (ru) Прессовый агрегат с несколькими прессами для получения деталей из листового металла (варианты)
US4287748A (en) Rotary transfer press apparatus
JPH11156452A (ja) 多段絞り加工方法及び多段絞りプレス機械
JP2007229738A (ja) プレス加工装置及びプレス加工方法
CN213856542U (zh) 一种金属电子元件片冲压器
JPS5837080B2 (ja) ポンチ延長機構を有する多数ステ−シヨントランスフア−プレス
CN219616528U (zh) 一种汽车钣金制件连续冲压模具
CN109435213B (zh) 一种多层材料热合定型机及其多层材料热合定型工艺
JP3868765B2 (ja) トランスファプレス機
CA2029688C (en) Method and apparatus for manufacturing sheets
JP2021098211A (ja) 熱交換器用フィン製造用金型装置
RU2537339C2 (ru) Пресс
JP2020189296A (ja) プレス機及びプレス成形方法
JP2002254200A (ja) 連続加工装置
CN114951440A (zh) 一种模内机械手送料的顺送模
JP2005081415A (ja) 逐次加圧プレス装置および逐次加圧プレス方法
JPS6315047B2 (ja)
CN111659814A (zh) 一种合金金属板材冲压处理方法
US3180123A (en) Work transfer mechanism for forging presses and the like
US3793972A (en) Method and apparatus for feeding a sheet metal web
CN215786086U (zh) 一种防变形冲孔装置
KR101285035B1 (ko) 빌드업 제품들을 제조하기 위한 방법 및 공구
JP3704033B2 (ja) トランスファスライドにおけるワーク送り量調整装置
CN104971971B (zh) 波纹板制造设备

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term