JP3435013B2 - 記録媒体の再生記録装置 - Google Patents

記録媒体の再生記録装置

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JP3435013B2
JP3435013B2 JP08117897A JP8117897A JP3435013B2 JP 3435013 B2 JP3435013 B2 JP 3435013B2 JP 08117897 A JP08117897 A JP 08117897A JP 8117897 A JP8117897 A JP 8117897A JP 3435013 B2 JP3435013 B2 JP 3435013B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、ミニディスクなど
の記録媒体の再生記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図27は、従来の記録媒体の再生記録装
置1を示す平面図であり、図28はその側面図である。
再生記録装置1は記録媒体を保持する保持部材2を有
し、この保持部材2は、記録媒体が装着されて装置本体
3上に配置される第1位置と、装置本体から離反して記
録媒体の挿入排出が行われる第2位置とにわたって移動
可能に設けられる。保持部材2の移動は、カム8と、こ
のカム8に連動して動く連動部材5とによって行われ
る。すなわち、カム8を図28に示されるように第1方
向13へ角変位駆動すると、保持部材2の一側部に設け
られる駆動軸4を介して保持部材2が第1位置に向けて
移動する。この際、連動部材5を介して保持部材2の他
側部側も同時に第1位置に向けて移動する。逆にカム8
を第2方向14へ角変位駆動させると、駆動軸4を介し
て保持部材2は第2位置へ移動する。
【0003】このような保持部材2の両側部には、図2
8に示される中立位置12よりも第1位置寄りでは第1
位置に向けて付勢し、中立位置12よりも第2位置寄り
では第2位置に向けて付勢する反転ばね9が、保持部材
2の両側部にそれぞれ設けられ、さらに保持部材の第1
位置および第2位置は、保持部材の両側部に設けられる
位置規定部材15によって変位が阻止されて規定され
る。
【0004】したがって、カム8によって保持部材が中
立位置12よりも第1位置寄りに移動した場合には、保
持部材は第1位置に配置され、カム8によって中立位置
よりも第2位置寄りに保持部材が移動した場合には、保
持部材2は第2位置に配置される。
【0005】またカム8には、カムの半径方向外方に突
出する被検出部10が設けられ、装置本体3にはこのカ
ム8の被検出部10を検出する検出手段11が設けら
れ、検出手段11はカム8が第2方向14に角変位して
保持部材2が第2位置に配置されたときに検出する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の記録
媒体の再生記録装置1では、検出手段11は保持部材2
が第2位置にあるときのみしか検出できない。したがっ
て、保持部材2を第1位置から第2位置に移動させる場
合には、カム8を第2方向14に角変位駆動して検出手
段11によって被検出部10を検出して角変位駆動停止
させて行うが、保持部材2を第2位置から第1位置に移
動させる場合には、カム8を第1方向13に所定時間だ
けカム8を角変位駆動させて停止させて行うこととな
る。これによって、たとえば駆動源の負荷変動などによ
って第2位置から第1位置に移動するのに所定時間以上
経過した場合には、保持部材2は第1位置まで移動しな
いといった問題が生じ、またこのような問題を防ぐため
に前記所定時間を長くした場合には、保持部材2が第1
位置に配置された状態でカム8を駆動させるモータに不
所望な負荷が長時間かかってしまうという問題が生じ
る。
【0007】また再生記録装置1では、保持部材2を第
1位置および第2位置に付勢するための反転ばね9が設
けられるので、部品点数が多く構成が複雑になってしま
うという問題を有する。
【0008】本発明の目的は、記録媒体を保持する保持
部材を簡単な構成で確実に所定位置に移動させることが
できる記録媒体の再生記録装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、装置本体に設
けられるターンテーブル上に記録媒体が装着される第1
位置で記録媒体の再生/記録を行い、記録媒体がターン
テーブルから離反する第2位置で記録媒体を挿入排出可
能な状態にする記録媒体の再生記録装置において、記録
媒体を保持して第1位置と第2位置とにわたって移動
し、駆動軸を有する保持部材と、保持部材が第1位置お
よび第2位置に移動するときに駆動軸と当接し、駆動軸
を駆動する駆動カム面89と、保持部材が第1位置およ
び第2位置にあるときに駆動軸と当接するが、駆動軸を
駆動しない支持カム面90とを有するカムと、カムを正
転逆転可能に角変位駆動する駆動源と、駆動源を制御す
る制御手段とを含むことを特徴とする記録媒体の再生記
録装置である。本発明に従えば、記録媒体を保持する保
持部材は、駆動源によって正逆転可能に角変位駆動され
るカムの駆動カム面89に駆動軸が当接して再生/記録
を行う第1位置と、ターンテーブルから記録媒体を離反
する第2位置とに移動させる。このカムはさらに、支持
カム面90を有し、この支持カム面90に当接する駆動
軸は、保持部材が前述の第1および第2位置にあると
き、駆動されない。したがってカムが駆動源によって角
変位駆動されても、保持部材は正確に第1および第2位
置にそれぞれ移動した状態のままに保たれ、不所望に保
持部材が移動してしまうおそれはない。
【0010】また本発明は、装置本体に設けられるター
ンテーブル上に記録媒体が装着される第1位置で記録媒
体の再生/記録を行い、記録媒体がターンテーブルから
離反する第2位置で記録媒体を挿入排出可能な状態にす
る記録媒体の再生記録装置において、 (a)記録媒体を保持して第1位置と第2位置とにわた
って移動し、一側部に突設された駆動軸を有する保持部
材と、 (b)カム手段であって、駆動軸を保持部材の第1位置
および第2位置に対応した位置に駆動するカム33と、
連動部材40とを有し、カムは、駆動軸32を保持部材
の第1位置および第2位置に対応した位置に駆動する駆
動カム面89と、駆動カム面の半径方向外方端に連なっ
て周方向に延び、かつカムの角変位軸線を中心として円
弧状に形成される支持カム面90とを有するカム手段
と、 (c)カムを正転逆転可能に角変位駆動する駆動源と、 (d)駆動源を制御する制御手段とを含み、 (e)この連動部材40は、一対のアーム41,42を
有して全体の形状がほぼU字状に形成され、記録媒体の
挿入方向側の保持部材の背部および保持部材の両側部の
外方を囲み、両アームの基端部が、記録媒体の挿入方向
に垂直な揺動軸線まわりに揺動可能に設けられ、一方ア
ームが、前記駆動軸に、第1および第2位置への相対的
な変位が阻止され、かつアームの長手方向への変位が許
容された状態で連結され、他方アームが、保持部材の他
側部に、第1位置および第2位置への相対的な変位が阻
止され、かつアームの長手方向への変位が許容された状
態で連結され、 (f)保持部材の第2位置で、他方アームが第1位置か
ら離反する方向へ変位することを阻止する第1当接部6
1が装置本体の一側部に設けられ、第1当接部によって
他方アームの変位が阻止された状態で、カムは、駆動軸
が第1位置から離反する方向へさらに角変位して、連動
部材が弾性範囲内で変形し駆動軸が支持カム面に当接す
ることを特徴とする記録媒体の再生記録装置である。
【0011】本発明に従えば、駆動軸が駆動カム面上に
ある場合には、カムを角変位させることによって駆動軸
が駆動カム面に沿って案内されて保持部材は第1位置ま
たは第2位置に移動される。保持部材が第1位置および
第2位置まで達したときさらにカムが角変位すると、駆
動軸は円弧状の支持カム面上に案内される。この支持カ
ム面は角変位軸線を中心とする円弧状に形成されるの
で、駆動軸がこの支持カム面上にある場合には保持部材
は移動せず、第1位置または第2位置に配置されること
となる。このような支持カム面によって保持部材を第1
位置および第2位置に正確に配置することができる。
【0012】連動部材によって保持部材はその一端部だ
けでなく、他端部も駆動させられるので、保持部材は第
1位置および第2位置に確実に移動して正確に配置され
る。また連動部材は弾発性を有する材料から成るので、
他方アームが第1当接部に当接した状態でカムがさらに
角変位することによって駆動軸は駆動カム面から支持カ
ム面に案内され、この支持カム面に駆動軸は弾発的に当
接する。したがって保持部材は第1位置に両側部が位置
決めされ、これによって保持部材は第1位置に正確に配
置される。このように駆動軸がカムの支持カム面に弾発
的に当接した状態で、カムを逆方向に角変位させると、
駆動軸は支持カム面から駆動カム面に確実に案内され
て、保持部材を第1位置から第2位置に確実に移動させ
ることができる。また連動部材の弾性力を利用すること
によって、従来技術のように反転ばねを用いることなく
簡単な構成で保持部材を弾発的に第1当接部に当接させ
て保持部材を第2位置に正確に配置することができる。
【0013】また本発明は、装置本体は、保持部材の第
1位置で保持部材に当接し、保持部材が第2位置から離
反する方向へ変位することを阻止して第1位置を規定す
る第1位置規定部材を有し、第1位置規定部材が保持部
材に当接した状態で、カムは、駆動軸が第2位置から離
反する方向へさらに角変位して、連動部材が弾性範囲内
で変形し駆動軸が支持カム面に当接することを特徴とす
る。本発明に従えば、第1位置規定部材が保持部材に当
接した状態で、カムをさらに角変位させることによって
駆動軸は駆動カム面から支持カム面に案内されて保持部
材は第2位置に正確に配置される。この状態からカムを
逆方向に角変位駆動させると、駆動軸は支持カム面に弾
発的に当接しているので、駆動軸は支持カム面から確実
に駆動カム面に案内され、保持部材を第2位置から第1
位置に移動させることができる。また連動部材の弾性力
によって保持部材は第1位置規定部材に弾発的に当接す
るので、簡単な構成で正確に第1位置に位置決めされ
る。
【0014】また本発明は、第1当接部61および駆動
軸32よりも排出方向側の装置本体の前記一側部および
他側部には、保持部材の第2位置で保持部材にそれぞれ
当接し、保持部材が第1位置から離反する方向への変位
を阻止する第2および第3当接部62,63が設けられ
ることを特徴とする。本発明に従えば、装置本体には第
2および第3当接部62,63が設けられるので、保持
部材が第2位置に移動したとき保持部材はカムの支持カ
ム面および第1〜第3当接部61〜63に当接して、正
確に第2位置に配置される。
【0015】また本発明は、一方アームおよび他方アー
ムには、保持部材の第2位置で保持部材にそれぞれ当接
し、保持部材が第1位置から離反する方向への変位を阻
止する第4当接部63aの受け部99、および第5当接
部64が、それぞれ設けられることを特徴とする。本発
明に従えば、第4および第5当接部63a,64が設け
られるので、保持部材を第2位置に移動させたとき、保
持部材はカムの支持カム面、第1〜第4および第5当接
部の働きによって正確に第2位置に配置される。
【0016】また本発明は、装置本体に設けられるター
ンテーブル上に記録媒体が装着される第1位置で記録媒
体の再生/記録を行い、記録媒体がターンテーブルから
離反する第2位置で記録媒体を挿入排出可能な状態にす
る記録媒体の再生記録装置において、記録媒体を保持し
て第1位置と第2位置とにわたって移動し、一側部に突
設された駆動軸を有する保持部材と、駆動軸を保持部材
の第1位置および第2位置に対応した位置に駆動するカ
ムを有するカム手段と、カムに一体的に設けられ、周方
向に間隔をあけて配置され、保持部材の第1位置および
第2位置にそれぞれ対応する一対の被検出部と、各被検
出部を検出する検出手段と、カムを正転逆転可能に角変
位駆動する駆動源と、駆動源を制御する制御手段とを含
み、カムには、保持部材が第1位置にあるとき駆動軸に
当接し、保持部材が第2位置から離反する方向への移動
に対応するカムの角変位を阻止する第1角変位阻止部8
7が形成され、かつ保持部材が第2位置にあるとき駆動
軸に当接し、保持部材の第1位置から離反する方向への
移動に対応するカムの角変位を阻止する第2角変位阻止
部88が形成され、制御手段は、動作初期時に、保持部
材が第1位置および第2位置のいずれか一方位置に移動
するように駆動源を一方側に駆動させてカムを一方側に
角変位させ、検出手段が保持部材の一方位置に対応する
一方側の被検出部を検出した場合に、駆動源を他方側に
駆動させてカムを他方側に角変位させ、検出手段が再び
被検出部を検出した場合に駆動源を停止させ、駆動源を
一方側に駆動してから予め定める一定時間経過後、検出
手段が被検出部を検出しない場合に、駆動源を他方側に
駆動させてカムを他方側に角変位させ、検出手段が被検
出部を検出した場合に駆動源を停止させ、前記予め定め
る一定時間は、少なくとも、カムの他方側への角変位を
阻止する第1または第2角変位阻止部に駆動軸が当接す
るカムの角変位位置から、駆動源によってカムを一方側
に角変位させて検出手段が他方側の被検出部を検出しな
くなるまでに要する時間に選ばれ、検出手段は、被検出
部を検出して制御手段に一方論理値を出力した後、駆動
軸に第1または第2変位阻止部が当接するまでさらにカ
ムが角変位したとしても一方論理値を制御手段に継続し
て出力することを特徴とする記録媒体の再生記録装置で
ある。本発明に従えば、駆動源によってカムを角変位駆
動することによって、駆動軸を介して保持部材が第1位
置および第2位置に移動される。このカムには保持部材
の第1位置および第2位置に対応した一対の被検出部が
一体的に設けられ、この被検出部は検出手段によって検
出されるので、保持部材が第1位置または第2位置に移
動したときに、このことを確実に検出することができ
る。保持部材が最初、たとえば他方位置にある場合に
は、制御手段によって一方位置に向って保持部材は移動
させられ、検出手段が被検出部を検出したとき、制御手
段は保持部材が他方位置に達したと判断し、駆動源を他
方側に駆動させて保持部材を他方位置に移動させる。検
出手段が再び被検出部を検出した場合には、保持部材が
他方位置に達したと判断し、制御手段は駆動源を停止さ
せる。また、保持部材が最初第1位置と第2位置の間の
途中位置にある場合にも、制御手段によって保持部材は
一方位置に移動させられ、検出手段が被検出部を検出し
たとき制御手段は保持部材が一方位置に達したと判断
し、駆動源を他方側に駆動させる。検出手段が再び被検
出部を検出した場合に、制御手段は保持部材が他方位置
に達したと判断し、駆動源を停止させる。また保持部材
が最初、一方位置にある場合にも同様に、制御手段によ
って保持部材は一方位置に移動させられるが、駆動軸が
第1または第2角変位阻止部に当接するとカムは停止し
た状態となる。このような状態であっても、検出手段は
一方論理値を制御手段に継続して出力しているので、検
出手段は被検出部を検出しない状態が続く。駆動源を一
方側に駆動してからこのような状態が予め定める一定時
間経過したとき、制御手段は保持部材が一方位置にある
ものと判断し、駆動源を他方側に駆動させ、保持部材を
他方位置に移動させる。検出手段が被検出部を検出する
と、保持部材が他方位置に配置されたものと判断し、制
御手段は駆動源を停止させる。このようにして、制御手
段が動作初期時に保持部材の位置を確定できない場合で
あっても、保持部部材を一方位置に移動させた後、他方
位置に移動させるように制御することによって確実に保
持部材を他方位置に配置させ、このことを検出手段によ
って確実に検出することができる。また予め定める一定
時間は、上述のように選ばれるので、カムが最初角変位
阻止部に当接して、最も他方側に角変位していたとして
も、制御手段はこのことを確実に判断することができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】図1は本発明の実施の一形態であ
るミニディスク(以下「MD」と略記する)22の再生
記録装置21を示す平面図であり、図2はこの再生記録
装置21を備えるMD装置20を示す断面図である。M
D22は光学的および磁気的に記録可能であり、光学的
に再生可能な記録媒体である。MD装置20は、MD2
2などの記録媒体を収納するマガジン23と昇降装置2
4とこれらを収納するハウジング25とを備えて構成さ
れる。ハウジング25は、前面壁26にMD22を挿入
または排出するための挿入口27が設けられている。
【0018】昇降装置24が挿排口27と合致する図示
の位置にあるとき、外部にあるMD22を挿排口27に
約1/3挿入すると、MD22は昇降装置24に設けら
れている第1搬送手段によって昇降装置24内に取込ま
れる。また第1搬送手段は、MD22を挿排口27から
約2/3排出することができる。
【0019】マガジン23は、上下方向に積層された複
数、たとえば4つのトレイ28a〜28dを含んで構成
され、各トレイ28a〜28dの内部はMD22を収納
する空間となっている。マガジン23の下方には再生記
録装置21が設けられている。再生記録装置21は、M
D22の再生または記録のうちの少なくともいずれか一
方を行うことができる。
【0020】昇降装置24は、前記各トレイ28a〜2
8dおよび再生記録装置21の挿入排出位置にある保持
部材29に合致する位置に昇降手段によって昇降可能で
ある。昇降装置24が各トレイ28a〜28dのいずれ
かに合致する位置にあるとき、または再生記録装置21
の挿入排出位置にある保持部材29に合致する位置にあ
るとき、第2搬送手段によって昇降装置24内にあるM
D22を各トレイ28a〜28dもしくは保持部材29
のいずれかに挿入し、または各トレイ28a〜28dも
しくは保持部材29内のMD22を昇降装置4内に排出
することができる。
【0021】保持部材29は図1で実線で示され、MD
22の挿入排出可能な状態にある第2位置と、図1に仮
想線で示され再生記録装置21のターンテーブル30上
にMD22が装着される第1位置とにわたって移動可能
に設けられる。
【0022】図3は再生記録装置21の右側面図であ
り、図4は再生記録装置21の左側面図であり、図1を
参照して再生記録装置21の構成を説明する。再生記録
装置21は、基本的に装置本体31と、MD22を保持
する保持部材29と、カム33と連動部材40とを有す
るカム手段とから構成される。保持部材29は、第2位
置で、ターンテーブル30の回転軸線39に垂直な挿入
方向AにMD22が挿入され、この挿入方向Aとは反対
方向の排出方向BにMD22が排出される。保持部材2
9の一側部(図2における右方)46には一側方に突出
して駆動軸32が設けられる。この駆動軸32は、保持
部材29の一側部に対向して設けられる装置本体31の
一側壁50に形成される案内溝66に挿通され、この駆
動軸32は、前記一側壁50に角変位自在に設けられる
カム33に案内されて、保持部材29を第1位置から第
2位置にわたって移動させる。
【0023】カム33は、歯車34と第1および第2被
検出部53,54とを有する。カム33は、減速歯車5
6を介して駆動源であるモータ55によって正転逆転可
能に角変位駆動される。モータ55は、モータ55の出
力軸76に固定されるウォーム77を介して減速歯車5
6のウォームホイール78に噛合する。ウォームホイー
ル78に固定される歯車79は、歯車80aに噛合し、
歯車80aに固定される小径の歯車80bがカム33に
固定される歯車34に噛合する。このようにウォーム7
7を介してカム33は駆動されるので、保持部材29の
自重によって保持部材29が下降し、モータ55が逆転
することが防がれる。
【0024】第1および第2被検出部53,54は遮光
性材料から成り、各被検出部53,54間には周方向に
わたって延びる切欠き67が設けられる。これらの第1
および第2被検出部53,54を検出する検出手段37
は、カム33の軸線方向一方側で固定位置に配置された
発光素子35と、切欠き67を介する光を受光し、カム
33の軸線方向他方側の固定位置に配置される受光素子
36とを有し、装置本体31に設けられる。
【0025】連動部材40は、保持部材29の一側部4
6と装置本体31の一側壁50との間に配置される一方
アーム41と、保持部材29の他側部47の外方に配置
され、一方アーム41よりも長尺の他方アーム42と、
一方アーム41と他方アーム42の基端部を連結する連
結部材43とから構成され、全体の形状がほぼU字状に
形成され、弾発性を有する材料から成る。一方アーム4
1および他方アーム42の基端部にはそれぞれMD22
の挿入方向Aに垂直な揺動軸線を有する揺動軸44,4
5がそれぞれ固定される。これらの揺動軸44,45が
装置本体31に角変位自在に支持される。一方アーム4
1の遊端部は保持部材29の一側部に突設される駆動軸
32に連結され、他方アーム42の先端部は、保持部材
29の他側部47に外方に突設される第1案内軸68に
連結される。したがってモータ55を正転させてカム3
3を矢符C(図3における反時計まわり)に角変位駆動
させると、駆動軸32、連動部材40および第1案内軸
68を介して保持部材29は第1位置に向けて下降し、
モータ55を逆転させてカム33を矢符D(図3におけ
る時計まわり)に角変位駆動させると、駆動軸32、連
動部材40および第1案内軸68を介して保持部材29
は第2位置に向けて上昇する。
【0026】保持部材29が第1位置に移動したとき、
保持部材29を載置する装置本体31の載置台60は、
保持部材29が第1位置にあるときに保持部材29に当
接して保持部材29が第2位置から離反する方向へ変位
することを阻止し、第1位置を規定する第1位置規定部
材として機能する。この載置台60には、MD22を保
持した保持部材29が第1位置に配置されたとき、MD
22のカートリッジ70の凹孔に挿入され、MD22の
回転および排出方向Bへの変位を阻止する回り止め部材
57,58が設けられる。
【0027】図5は、MD22が再生記録装置21のタ
ーンテーブル30に装着された状態を示す断面図であ
る。MD22は、中空の矩形板状のカートリッジ70
と、このカートリッジ70内に収納される円板状のディ
スク71とから成り、このディスク71に記録内容が記
録される。ディスク71の中央部には、強磁性材料から
成る吸着盤73が設けられ、ターンテーブル30内には
MD22がターンテーブル30に装着されたときに前記
吸着盤73に磁気吸着する永久磁石片72が収納され
る。またこのターンテーブル30には、半径方向外方に
弾発的に突出する突起74が複数設けられる。このよう
な構成によって、MD22を保持した保持部材29が第
2位置から第1位置に移動すると、ディスク71の吸着
盤73がターンテーブル30の永久磁石片72に磁気吸
着されるとともに、突起74がディスク71の内周面に
弾発的に当接してディスク71はターンテーブル30に
確実に装着される。このときディスク71はカートリッ
ジ70内で浮いた状態となり、これによってディスク7
1は円滑に回転駆動される。このディスク71の記録内
容は、カートリッジ70の開口75からピックアップ3
8によって読取られる。
【0028】図6は、カム33を示す正面図である。カ
ム33は、減速歯車56に噛合する歯車34と、第1お
よび第2被検出部53,54と一体的に形成される。カ
ム33と歯車34と第1および第2被検出部53,54
は合成樹脂による成型によって一体に形成されてもよ
く、個別的に製造して一体に形成してもよい。
【0029】装置本体31の一側壁50に外方に突出し
て固定される角変位軸81にカム33は連結され、角変
位軸線86まわりに角変位自在に設けられる。このカム
33は、外周面から角変位軸線86に向けて延び、駆動
軸32を案内する駆動カム面89を有し、この駆動カム
面89は駆動軸32を、保持部材29の第1位置に対応
した位置に案内する第1カム面82と、駆動軸32を保
持部材29の第2位置に対応した位置に案内する第2駆
動カム面83とから成る。この駆動カム面89の外方端
にはカム33の角変位軸線86を中心とし、円弧状に形
成される支持カム面90が駆動カム面89に連なって形
成される。この支持カム面90は、保持部材29が第1
位置にあるとき駆動軸が当接し、保持部材29が第1位
置から離反する方向、すなわち上昇するのを阻止する第
1支持面84と、保持部材29が第2位置にあるとき駆
動軸32に当接し、保持部材29が第2位置から離反す
る方向、すなわち下降するのを阻止する第2支持面85
とを有する。これらの各支持面84,85はそれぞれ角
変位軸線86を中心とする円弧状に形成されるので、駆
動軸32が各支持面84,85に当接した状態にある場
合には、カム33が角変位したとしても駆動軸32はそ
の位置が変位せず、保持部材29は第1位置または第2
位置に保持される。
【0030】第1支持面84の周方向外方端には、カム
33の半径方向外方に立上がり、駆動軸32が第1支持
面84に当接した状態でカム33が第1方向Cに角変位
した場合にその角変位を阻止する第1変位阻止部87が
形成され、これと同様に第1支持面85の周方向外方端
には駆動軸32が第2支持面85に当接した状態でカム
33が第2方向Dに角変位したときにその角変位を阻止
する第2変位阻止部88が形成される。
【0031】図7は保持部材29の平面図であり、図8
は保持部材29の右側面図であり、図9は保持部材29
の左側面図である。保持部材29は底板65を有し、こ
の底板65上を挿入方向AにMD22が挿入され、排出
方向BにMD22が排出される。この際、一側部46お
よび他側部47は、断面形状が略コ字状に形成されるの
で、これらの一側部および他側部にMD22は案内され
て挿入および排出が行われる。また保持部材29の挿入
方向A側の背面部48は、底板65から上方に立上が
り、MD22が挿入されたときに当接して位置決めを行
う。底板65には、保持部材29が第1位置に配置され
たとき装置本体31の各回り止め部材57,58が挿通
する透孔91,92が形成される。また底板65の排出
方向B側端部111の他側部47側は、保持部材29が
第2位置に移動したとき、後述する変位阻止部107の
第2当接部62が当接して係止される係止部110とし
て機能する。
【0032】保持部材29の他側部47の中央よりもや
や排出方向B側には、外側方に突出する第1軸68が設
けられ、一側部46には前記第1軸68よりも排出方向
B側に外側方に突出する第2軸93が設けられる。この
一側部46の中央よりもやや挿入方向A側には駆動軸3
2が外側方に突出して設けられ、さらにこの一側部46
の挿入方向A側には、底板65から切欠かれて外側方に
折り返される第4当接部63aが形成される。また他側
部47のほぼ中央部には、外側方に突出する第3軸94
が設けられる。
【0033】図10は連動部材40の平面図であり、図
11は一方アーム41の正面図であり、図12は他方ア
ーム42の正面図である。連動部材40は、弾発性を有
する材料、たとえば鋼板などから成り、長尺の鋼板を屈
曲させて形成される。一方アーム41の基端部には外側
方に突出する揺動軸44が設けられ、遊端部には、アー
ムに沿って延び、保持部材29の第2軸93が嵌まり込
んで連結される連結溝97が設けられ、この連結溝97
と第2軸93とによって一方アーム41と保持部材29
とは第1および第2位置への相対的な変位、すなわち図
11の上下方向への変位が阻止され、アームの長手方向
への変位が許容された状態で連結され、これによって一
方アーム41の遊端部と保持部材29の一側部46とは
一体的に動く。これと同様に他方アーム42の遊端部に
は、アームに沿って延びる連結溝98が形成され、この
連結溝98に保持部材29の第1軸68が嵌まり込んで
保持部材29と他方アーム42とは、第1および第2位
置への相対的な変位、すなわち図12の上下方向への変
位が阻止され、アームの長手方向への変位が許容された
状態で連結され、これによって他方アーム42の遊端部
と保持部材29の他側部47とは一体的に動く。
【0034】一方アーム41の下部には、保持部材29
が第2位置に移動したときに保持部材29の第4当接部
63aが当接して保持部材29がさらに上方に変位する
ことを阻止する第4当接部63aの受け部99が形成さ
れる。
【0035】他方アーム42の基端部には、外側方に突
出する揺動軸45が設けられ、中間部には、保持部材2
9の第3軸94が挿通される挿通孔100が形成され、
この挿通孔100の上方には、保持部材29が第2位置
に移動したときに当接して保持部材29の上方への変位
を阻止する第5当接部64が設けられる。
【0036】図13は、装置本体31の一側壁50を示
す正面図である。一側壁50の排出方向B側端部には、
保持部材29の移動方向に沿って上下に延びる案内溝1
06が形成され、この案内溝106に保持部材29の第
2軸93が挿通され、第2軸93はこの案内溝106に
沿って上下に案内される。この案内溝106の上方に
は、保持部材29が第2位置に移動したとき第2軸93
に当接して保持部材29がさらに上方へ変位することを
阻止する第3当接部63が設けられる。
【0037】一側壁50の中間部には、駆動軸32が挿
通されて駆動軸32を上下方向に案内し、駆動軸32の
挿入排出方向A,Bへの変位を阻止する案内溝66が形
成される。この案内溝66近傍には、カム33の揺動軸
81が外側方に突出して設けられ、一側壁50の挿入方
向A側端部には、連動部材40の揺動軸44が挿通され
る挿通孔105が形成される。
【0038】図14は装置本体31の他側壁51を示す
正面図である。他側壁51の排出方向B側端部には、上
方に立上がり、先端部が挿入方向A側に屈曲する変位阻
止部107が形成され、この変位阻止部107の屈曲す
る先端部は、保持部材29が第2位置に移動したとき、
保持部材29の底板65の係止部110に当接して保持
部材29が第2位置よりも上方へ変位することを阻止す
る第2当接部62として機能する。またこの他側壁51
の中間部には、上下方向に延び、保持部材29の第1軸
68が挿通され、第1軸68の挿入排出方向A,Bへの
変位を阻止する案内溝108を有する変位阻止部材59
が設けられ、この変位阻止部材59の上部には、保持部
材29が第2位置に移動したとき、保持部材29の第1
軸68が当接して保持部材29が第2位置よりも上方へ
変位することを阻止する第1当接部61が設けられる。
他側壁51の挿入方向A側端部には、連動部材40の揺
動軸45が挿通される挿通孔109が形成される。
【0039】図15は、再生記録装置21の分解斜視図
である。なお図15では、モータ55および減速歯車5
6の図示を省略してある。保持部材29の一側部に設け
られる第2軸93は、装置本体31の一側壁50に形成
される案内溝106に挿通され、駆動軸32は、一方ア
ーム41の遊端部の連結溝97を介して一側壁50の案
内溝66に挿通される。保持部材29の第3当接部63
は、一方アーム41の受け部99の下方に配置される。
【0040】保持部材29の他端部47に設けられる第
1軸68は、他方アーム42の遊端部の連結溝98を介
して装置本体31の他側壁51の案内溝108に挿通さ
れ、第3軸94は、他方アーム42の挿通孔100に挿
通される。連動部材40の一方アーム41の揺動軸44
は、装置本体31の一側壁50の挿通孔105に挿通さ
れ、他方アーム42の揺動軸45は、装置本体31の他
側壁51の挿通孔109に挿通される。また他側壁51
の変位阻止部107の第2当接部62は、保持部材29
の底板65の係止部110上に配置される。カム33は
一側壁50に設けられる角変位軸81に角変位自在に軸
支された状態で、駆動軸32が駆動カム面89または支
持カム面90上に配置される。
【0041】図16〜図22は連動部材40とカム33
の関係を示す図であり、図23は検出手段37、カム3
3、連動部材40の捩れによるばね力およびモータ55
のタイミングチャートである。これらの図16〜図23
を参照して、保持部材29が第1位置から第2位置に移
動するときの状態を示す。まず時刻t0では、図16に
示されるように、カム33が第1方向Cに最も角変位
し、駆動軸32は第1支持面84に当接した状態で第1
変位阻止部87にも当接し、カム33がさらに第1方向
Cに角変位することを阻止している。このとき検出手段
37は、第1被検出部53によって光が遮断され、ハイ
レベルの一方論理値の検出出力を制御手段に出力してい
る。このとき連動部材40は、他方アーム42の遊端部
に形成される連結溝98の上部で第1軸68を第1位置
に押し付け、保持部材29の底板65は装置本体31の
載置台60上に当接して、保持部材29がさらに下方へ
変位することが阻止されている。このような状態でカム
33は駆動軸32を介して一方アーム41の遊端部を下
方に押し下げているので、連動部材43は図16に示さ
れるように一方アーム41の遊端部が下方に変位して捩
れた状態となっている。したがってこの連動部材40の
一方アーム41にはこの捩りを解消する向き、すなわち
駆動軸32を上方に押し上げる上向きのばね力が発生
し、これによって駆動軸32はカム33の第1支持面8
4に押し付けられた状態となる。このような状態から時
刻t1で、制御手段によってモータ55を正転させカム
33を第2方向Dに角変位駆動させると、駆動軸32が
カム33の第1支持面84上に当接した状態でカム33
は角変位する。駆動軸32が第1支持面84上にある場
合には、カム33が角変位したとしても案内溝66と第
1支持面84とによって駆動軸32の位置は変わらない
ので、連動部材40は図16に示される状態を保つ。こ
の状態でカム33がさらに第2方向Dに角変位すると、
時刻t2で検出手段37を第1被検出部53が通過して
検出手段37は切欠き67を介する光を受光し、ローレ
ベルの他方論理値の検出出力を制御手段に出力する。
【0042】さらにカム33が第2方向Dに角変位する
と、時刻t3で駆動軸32はカム33の駆動カム面89
に案内される。このとき駆動軸32は連動部材40の捩
りによって常に上向きにばね力が作用しているので、第
1支持面84から駆動カム面89の第1駆動カム面82
に確実に案内される。このときの状態は、図17に示さ
れる。
【0043】さらにカム33が第2方向Dに角変位する
と、駆動軸32は第1駆動カム面82に案内されて上方
に変位し、これとともに一方アーム41の遊端部も上方
に変位して連動部材40の捩りが解消され、時刻t4で
捩りが完全に解消されてばね力が0となる。このときの
状態は図18に示されてある。
【0044】この状態からさらにカム33が第2方向D
に角変位すると、駆動軸32はカム33の第1駆動カム
面82から第2駆動カム面83に乗り移り、この第2駆
動カム面83に案内されて駆動軸32は上方へ移動し、
これによって連動部材40は上方に揺動する。このとき
駆動軸32および他方アーム42の遊端部に連結される
第1軸68を介して保持部材29は上方に移動し、保持
部材29の底板65と装置本体31の載置台60とは離
反する。
【0045】このように保持部材29が上昇し、時刻t
5で保持部材29は第1位置と第2位置とのほぼ中央に
配置され、このときの状態を図19に示されてある。
【0046】さらにカム33が第2方向Dに角変位され
ると、カム33の第2駆動カム面83に駆動軸32が案
内されて、連動部材40は上方に揺動し、時刻t6で第
1軸68が変位阻止部材59の第1当接部61に当接す
る。このときの状態は図20に示されてある。
【0047】さらにカム33が第2方向Dに角変位する
と、他方アーム42の遊端部が第1当接部61に当接し
て上方への変位が阻止された状態で一方アーム41の遊
端部がカム33の第2駆動カム面83に案内されて上方
へ変位し、連動部材40は一方アーム41が他方アーム
42よりも上方に変位して捩れた状態となり、駆動軸3
2はこの捩れによるばね力が下向きに作用し、第2駆動
カム面83上に押し付けられた状態となる。
【0048】さらにカム33が第2方向Dに角変位する
と、時刻t7で駆動軸32は第2駆動カム面83から第
2支持面85に乗り移り、この状態は図21に示され
る。このとき駆動軸32には下向きにばね力が作用する
ので、確実に第2駆動カム面83から第2支持面85に
乗り移ることができる。
【0049】さらにカム33が第2方向Dに角変位する
と、駆動軸32は第2支持面85に当接し押し付けられ
た状態となるので、保持部材29が移動することなくカ
ム33は角変位する。このとき一方アーム41は変位し
ないので、連動部材40のばね力は一定となる。駆動軸
32がカム33の第2支持面85に乗り上げ、さらにカ
ム33が角変位して時刻t8に達すると、第2被検出部
54が検出手段37の間に介在されて、光が再び遮断さ
れ、これによって検出手段37はローレベルの検出出力
を制御手段に出力する。このときの状態は図22に示さ
れてある。制御手段はこの検出手段37の出力に応じて
モータ55の駆動を停止する。
【0050】このようにして保持部材29は第1位置か
ら第2位置に移動する。この状態からモータ55によっ
てさらにカム33が第2方向Dに角変位すると、カム3
3の第2変位阻止部88に駆動軸32が当接してカム3
3の角変位は阻止される。また保持部材29を第2位置
から第1位置に移動させる場合には、上述の手順の逆の
手順によって、第1位置に移動する。また検出手段37
の論理値は、ハイレベルとローレベルが逆であってもよ
い。
【0051】図24は、カム33の角変位角度と検出手
段37の検出出力、および駆動軸32、前端部110、
第2軸93、第1軸68、第3当接部63、第3軸94
との位置を示すリフト線図である。なおカム33が第1
方向Cに最も角変位し、駆動軸32に第1変位阻止部8
7が当接した状態のカム33の角変位角度を角度r0と
し、カム33が第2方向Dに最も角変位し、第2変位阻
止部88に駆動軸32が当接したときのカムの角変位角
度を角度r8とし、角度r0から角度r8までは約80
°である。カム33を角度r0から第2方向Dに角変位
させると、駆動軸32が支持カム面90上にある角度r
1まで検出手段37はハイレベルの検出出力を制御手段
に出力し、角度r1に達すると検出手段37はローレベ
ルの検出出力を制御手段に出力する。
【0052】さらに第2方向Dにカム33が角変位する
と、駆動軸32はカム33の駆動カム面89に案内さ
れ、連動部材40の捩りが解消され、角度r2で保持部
材29は第1位置に向けて上昇する。この際、一方アー
ム41よりも長尺の他方アーム42の遊端部は保持部材
29の一側部47で、中央部よりも排出方向B側に連結
されるので、保持部材29は底板65の後端部112を
装置本体31の載置台60に当接した状態で、底板65
の前端部111がまず持ち上がる。したがって、角度r
3でこの前端部111の係止部110が、変位阻止部1
07の第2当接部62に当接する。この状態でさらにカ
ム33が第2方向Dに角変位すると、保持部材29の後
端部112が装置本体31の載置台60から離反して持
ち上がる。これに引き続きさらにカム33が第2方向D
に角変位すると、保持部材29の一側部の前端部111
寄りに設けられる第2軸93が案内溝106の第3当接
部63に角度r4で当接する。さらにカム33が第2方
向Dに角変位すると、第1軸68が案内溝108の上方
の第1当接部61に角度r5で当接する。
【0053】さらにカム33が第2方向Dに角変位する
と、保持部材29の後端部112がさらに持ち上がり、
角度r6で第4当接部63aおよび第3軸94がそれぞ
れ一方アーム41の受け部99および他方アーム42の
挿通孔100の上方の第5当接部64に当接し、駆動軸
32は支持カム面90に乗り上げて保持部材29は第2
位置に達する。このようにして保持部材29は、駆動軸
32、停止部110、第2軸93、第1軸68、第3当
接部63および第3軸94の5点によって第2位置は規
定される。この際保持部材29は連動部材40の捩りに
よるばね力によって上向きにばね力が与えられ、さらに
保持部材29自身もある程度の弾発性を有するので、確
実に各点が当接して第2位置に正確に位置決めされる。
【0054】このように5点が当接した状態でさらにカ
ム33が第2方向Dに角変位すると、角度r7で検出手
段37は第2被検出部54を検出してローレベルの検出
出力を制御手段に出力する。さらにカム33が第2方向
Dに角変位すると、このローレベルの検出出力を保持し
た状態で駆動軸32が第2変位阻止部88に当接する角
度r8までカム33は角変位する。
【0055】このようにして、両方アーム41,42の
遊端部の排出方向B側の第2および第3当接部62,6
3と、各遊端部の挿入方向A側の第4当接部63aの受
け部99および第5当接部64に保持部材29の第4当
接部63aおよび第3軸94は当接し、それらの中間で
ある両アーム41,42の遊端部が上方に押し上げられ
るので、各当接部62,63,63a,64が弾発的に
当接して保持部材29は第2位置に正確に位置決めされ
る。
【0056】図25は、再生記録装置21の制御関係を
示すブロック図である。制御手段115には検出手段3
7およびタイマ116が接続され、検出手段37および
タイマからの出力に応じて制御手段115はモータ55
の正転、逆転および停止を制御する。
【0057】図26は、再生記録装置21の動作初期時
における動作を示すフローチャートである。電源が入れ
られたとき、検出手段37に第1または第2被検出部5
3,54が介在されていたときには検出手段37は保持
部材29が第1位置または第2位置のどちらにあったと
してもハイレベルの検出信号を制御手段に出力するの
で、制御手段115は保持部材29が第1位置および第
2位置のいずれにあるか判断することができない。した
がって動作初期時において、制御手段115は図26に
示される制御を行うことによって保持部材29をたとえ
ば第1位置に確実に配置し、それを検出手段37によっ
て検出することが可能である。次にこの制御動作を図2
6のフローチャートに沿って説明する。
【0058】まずMD装置20の電源が入れられると、
ステップa1で制御手段115は保持部材29が上方へ
移動するようにモータ55を正転させるとともに、タイ
マ116を起動させてステップa2へ進む。このステッ
プa2で検出手段37が光を受光して制御手段115に
ローレベルの信号が入力されるか否かが判断される。光
が遮断され、ハイレベルの信号が入力されると、ステッ
プa3に移り、モータ55を正転駆動させてから予め定
める一定時間T経過したか否かが判断される。一定時間
T経過しない場合はステップa4に進み、モータ55の
正転駆動を継続し、再びステップa2に進み、ローレベ
ルの信号が入力されるか否かが判断される。
【0059】保持部材29が最初第1位置に配置されて
いる場合には、検出手段37は光が遮断されてハイレベ
ルの信号を制御手段115に出力しているが、モータ5
5が正転し、カム33が第2方向Dに角変位すると検出
手段37は切欠き67を介して光を受光し、制御手段1
15はローレベルの信号が入力されてステップa5へ進
む。
【0060】ステップa5では検出手段37が光が遮断
されて、制御手段115にハイレベルの信号が入力され
るか否かが判断される。保持部材29が第1位置と第2
位置との間の途中位置にある場合には、検出手段37は
切欠き67を介して光を受光し、制御手段115はロー
レベルの信号が入力されるので、ステップa6に進みモ
ータの正転を継続させる。
【0061】保持部材29が第2位置まで移動し、検出
手段37に第2被検出部54が介在されて光が遮断され
て制御手段115にハイレベルの信号が入力されると、
ステップa7へ進み、制御手段115はモータ55を逆
転させて、カム33を第1方向Cに角変位させる。
【0062】次にステップa8では、制御手段115に
ローレベルの信号が入力されるか否かが判断され、保持
部材29が第2位置にあり、制御手段115にハイレベ
ルの信号が入力されている場合はステップa9に進み、
モータの逆転を継続する。カム33がさらに第1方向C
に角変位し、制御手段115にローレベルの信号が入力
されると、ステップa10に進む。
【0063】ステップa10では、制御手段115にハ
イレベルの信号が入力されるか否かが判断され、保持部
材29が第1位置と第2位置の途中位置にあり、制御手
段115にローレベルの信号が入力されている間はステ
ップa11に進みモータの逆転を継続する。カム33が
さらに第1方向Cへ角変位し、保持部材29が第1位置
に移動し、制御手段115にハイレベルの信号が入力さ
れるとステップa12に進み、制御手段115はモータ
55の駆動を停止させて初期動作が終了する。このよう
に制御動作を行うことによって、制御手段115は保持
部材29が確実に第2位置に配置されたことを検出手段
37からの信号によって確実に判断することができる。
【0064】保持部材29が最初第1位置と第2位置と
の間の途中位置にある場合には、電源が入れられると検
出手段37はすぐに光を受光して制御手段115にロー
レベルの信号が入力されるので、前述のステップa2か
らすぐにステップa3に進み、以下前述と同様の動作に
よって保持部材29は確実に第1位置に配置され、制御
手段115はこのことを確実に検出手段37からの信号
によって検出することができる。
【0065】また保持部材29が最初第2位置にある場
合にも同様に、ステップa1でモータ55を正転させる
とともにタイマ116を起動させ、ステップa2で制御
手段115にローレベルの信号が入力されるか否かが判
断される。このとき保持部材29は第2位置にあるの
で、制御手段115にはハイレベルの信号が入力されて
ステップa3に進み、一定時間T経過するか否かが判断
される。カム33が第2方向Dに角変位したとしても、
駆動軸32が第2変位阻止部88と当接してカム33の
第2方向Dへの角変位が阻止された状態となるので、制
御手段115にはハイレベルの信号が入力されたままの
状態となり、このような状態で予め定める一定時間T経
過することになる。予め定める一定時間Tが経過する
と、制御手段115は保持部材29が第2位置にあるも
のと判断し、前述のステップa7へ進み、以下前述と同
様にモータ55を逆転させて保持部材29を第1位置に
移動させる。このようにして制御手段115は保持部材
29を確実に第1位置に配置させ、このことを検出手段
37の信号によって検出することができる。
【0066】以上のように制御することによって、電源
が入れられたときに、保持部材29がどの位置にあった
としても、確実に保持部材29を第1位置に移動させ、
このことを検出手段37によって確実に検出することが
できる。
【0067】また、前述の予め定める一定時間Tは少な
くとも、駆動軸32が第1変位阻止部87に当接した状
態から、モータ55によってカム33を第1方向Dに角
変位させ、検出手段37が切欠き67を介して光を受光
して制御手段115にローレベルの信号が入力されるま
での間に要する時間に選ばれ、好ましくは保持部材29
が第1位置から第2位置まで移動するのに要する時間の
2倍程度に選ばれ、たとえば0.64s±64msに選
ばれる。このように予め定める一定時間Tを定めること
によって、ステップa3で保持部材29が第1位置にあ
るか第2位置にあるかを確実に判断することができる。
また動作初期時に第1位置に配置するのでなく、上述と
逆の動作を行うことによって第2位置に配置するように
制御してもよい。
【0068】また本実施形態では検出手段37は光学的
に第1および第2被検出部53,54を検出したけれど
も、第1および第2被検出部53,54を強磁性材料で
形成し、検出手段37をこの第1および第2被検出部5
3,54を検出するリードスイッチまたは半導体素子に
よって実現してもよい。または第1および第2被検出部
53,54を導電性材料で形成し、この第1および第2
被検出部53,54に接触する接触電極を備える検出手
段とし、両者の電気的導通を検出するように構成しても
よい。
【0069】また本実施形態では記録媒体はMDとした
が、記録媒体はMDに限らず、光学的に記録内容が再生
され、カートリッジを備えないたとえばコンパクトディ
スク(CD)であってもよい。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体を保持する保
持部材は、駆動源によって正逆転可能に角変位駆動され
るカムの駆動カム面89に駆動軸が当接して再生/記録
を行う第1位置と、ターンテーブルから記録媒体を離反
する第2位置とに移動させる。このカムはさらに、支持
カム面90を有し、この支持カム面90に当接する駆動
軸は、保持部材が前述の第1および第2位置にあると
き、駆動されない。したがってカムが駆動源によって角
変位駆動されても、保持部材は正確に第1および第2位
置にそれぞれ移動した状態のままに保たれ、不所望に保
持部材が移動してしまうおそれはない。
【0071】
【0072】本発明によれば、カムには駆動カム面に連
なる円弧状の支持カム面が設けられるので、駆動軸がこ
の支持カム面上にあるときにカムが角変位したとしても
保持部材は第1位置または第2位置に位置し、移動する
ことが防がれる。
【0073】駆動軸は連動部材によって弾発的に支持カ
ム面に当接するので、保持部材が第1方向へ移動するよ
うにカムを角変位させたとき、駆動軸は支持カム面から
確実に駆動カム面に案内される。
【0074】本発明によれば、保持部材が第1位置にあ
るとき連動部材によって駆動軸は弾発的にカムの支持カ
ム面と当接しているので、保持部材が第2位置に移動す
る向きにカムを角変位したとき、駆動軸を支持カム面か
ら確実に駆動カム面に案内される。
【0075】本発明によれば、装置本体には第2および
第3当接部62,63が設けられるので、保持部材が第
2位置に移動したとき、これらの当接部によって保持部
材が第2位置に正確に配置される。
【0076】本発明によれば、第4および第5当接部6
3a,64が設けられるので、保持部材が第2位置に移
動したとき、これらの第4および第5当接部の働きによ
って保持部材が第2位置に正確に配置される。
【0077】本発明によれば、カムには保持部材の第1
および第2位置に対応する一対の被検出部が設けられ、
検出手段はこれらの被検出部を検出するので、保持部材
が第1および第2位置にあることを確実に検出すること
ができる。本発明によれば、制御手段は動作初期時に、
保持部材を一方側に駆動させた後、カムを駆動源によっ
て逆転させて保持部材を他方側に駆動させるように制御
するので、保持部材が最初いずれの位置にあったとして
も確実に保持部材を他方位置に移動させ、このことを検
出手段によって確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態である再生記録装置20
の平面図である。
【図2】再生記録装置21を備えるMD装置20の断面
図である。
【図3】再生記録装置21の右側面図である。
【図4】再生記録装置21の左側面図である。
【図5】MD22がターンテーブル30に装着された状
態を示す断面図である。
【図6】カム33を示す正面図である。
【図7】保持部材29の平面図である。
【図8】保持部材29の右側面図である。
【図9】保持部材29の左側面図である。
【図10】連動部材40の平面図である。
【図11】一方アーム41の正面図である。
【図12】他方アーム42の正面図である。
【図13】装置本体31の一側壁50を示す正面図であ
る。
【図14】装置本体31の他側壁51を示す正面図であ
る。
【図15】再生記録装置21の分解斜視図である。
【図16】時刻t0での連動部材40とカム33との関
係を示す図である。
【図17】時刻t3での連動部材40とカム33との関
係を示す図である。
【図18】時刻t4での連動部材40とカム33との関
係を示す図である。
【図19】時刻t5での連動部材40とカム33との関
係を示す図である。
【図20】時刻t6での連動部材40とカム33との関
係を示す図である。
【図21】時刻t7での連動部材40とカム33との関
係を示す図である。
【図22】時刻t8での連動部材40とカム33との関
係を示す図である。
【図23】検出手段37、カム33、連動部材40の捩
れによるばね力およびモータ55のタイミングチャート
である。
【図24】カム33の角変位角度と検出手段37、およ
び駆動軸32、係止部110、第2軸93、第1軸6
8、第3当接部63、第3軸94とのリフト線図であ
る。
【図25】再生記録装置21の制御関係を示すブロック
図である。
【図26】再生記録装置21の動作初期時における動作
のフローチャートである。
【図27】従来の再生記録装置1の平面図である。
【図28】再生記録装置1の側面図である。
【符号の説明】
20 MD装置 21 再生記録装置 22 MD 29 保持部材 30 ターンテーブル 31 装置本体 32 駆動軸 33 カム 37 検出手段 40 連動部材 41 一方アーム 42 他方アーム41 46 保持部材29の一側部 47 保持部材29の他側部 50 装置本体31の一側壁 51 装置本体31の他側壁 53 第1被検出部 54 第2被検出部 55 モータ 60 載置台 61 第1当接部 62 第2当接部 63 第3当接部 64 第4当接部 67 切欠き 89 駆動カム面 90 支持カム面 115 制御手段 116 タイマ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体に設けられるターンテーブル上
    に記録媒体が装着される第1位置で記録媒体の再生/記
    録を行い、記録媒体がターンテーブルから離反する第2
    位置で記録媒体を挿入排出可能な状態にする記録媒体の
    再生記録装置において、 記録媒体を保持して第1位置と第2位置とにわたって移
    動し、駆動軸を有する保持部材と、 保持部材が第1位置および第2位置に移動するときに駆
    動軸と当接し、駆動軸を駆動する駆動カム面89と、保
    持部材が第1位置および第2位置にあるときに駆動軸と
    当接するが、駆動軸を駆動しない支持カム面90とを有
    するカムと、 カムを正転逆転可能に角変位駆動する駆動源と、 駆動源を制御する制御手段とを含むことを特徴とする記
    録媒体の再生記録装置。
  2. 【請求項2】 装置本体に設けられるターンテーブル上
    に記録媒体が装着される第1位置で記録媒体の再生/記
    録を行い、記録媒体がターンテーブルから離反する第2
    位置で記録媒体を挿入排出可能な状態にする記録媒体の
    再生記録装置において、 (a)記録媒体を保持して第1位置と第2位置とにわた
    って移動し、一側部に突設された駆動軸を有する保持部
    材と、 (b)カム手段であって、 駆動軸を保持部材の第1位置および第2位置に対応した
    位置に駆動するカム33と、 連動部材40とを有し、 カムは、 駆動軸32を保持部材の第1位置および第2位置に対応
    した位置に駆動する駆動カム面89と、 駆動カム面の半径方向外方端に連なって周方向に延び、
    かつカムの角変位軸線を中心として円弧状に形成される
    支持カム面90とを有するカム手段と、 (c)カムを正転逆転可能に角変位駆動する駆動源と、 (d)駆動源を制御する制御手段とを含み、 (e)この連動部材40は、一対のアーム41,42を
    有して全体の形状がほぼU字状に形成され、記録媒体の
    挿入方向側の保持部材の背部および保持部材の両側部の
    外方を囲み、両アームの基端部が、記録媒体の挿入方向
    に垂直な揺動軸線まわりに揺動可能に設けられ、 一方アームが、前記駆動軸に、第1および第2位置への
    相対的な変位が阻止され、かつアームの長手方向への変
    位が許容された状態で連結され、 他方アームが、保持部材の他側部に、第1位置および第
    2位置への相対的な変位が阻止され、かつアームの長手
    方向への変位が許容された状態で連結され、 (f)保持部材の第2位置で、他方アームが第1位置か
    ら離反する方向へ変位することを阻止する第1当接部6
    1が装置本体の一側部に設けられ、第1当接部によって
    他方アームの変位が阻止された状態で、カムは、駆動軸
    が第1位置から離反する方向へさらに角変位して、連動
    部材が弾性範囲内で変形し駆動軸が支持カム面に当接す
    ることを特徴とする記録媒体の再生記録装置。
  3. 【請求項3】 装置本体は、保持部材の第1位置で保持
    部材に当接し、保持部材が第2位置から離反する方向へ
    変位することを阻止して第1位置を規定する第1位置規
    定部材を有し、 第1位置規定部材が保持部材に当接した状態で、カム
    は、駆動軸が第2位置から離反する方向へさらに角変位
    して、連動部材が弾性範囲内で変形し駆動軸が支持カム
    面に当接することを特徴とする請求項2記載の記録媒体
    の再生記録装置。
  4. 【請求項4】 第1当接部61および駆動軸32よりも
    排出方向側の装置本体の前記一側部および他側部には、
    保持部材の第2位置で保持部材にそれぞれ当接し、保持
    部材が第1位置から離反する方向への変位を阻止する第
    2および第3当接部62,63が設けられることを特徴
    とする請求項2または3記載の記録媒体の再生記録装
    置。
  5. 【請求項5】 一方アームおよび他方アームには、保持
    部材の第2位置で保持部材にそれぞれ当接し、保持部材
    が第1位置から離反する方向への変位を阻止する第4当
    接部63aの受け部99、および第5当接部64が、そ
    れぞれ設けられることを特徴とする請求項2〜4のうち
    のいずれかに記載の記録媒体の再生記録装置。
  6. 【請求項6】 装置本体に設けられるターンテーブル上
    に記録媒体が装着される第1位置で記録媒体の再生/記
    録を行い、記録媒体がターンテーブルから離反する第2
    位置で記録媒体を挿入排出可能な状態にする記録媒体の
    再生記録装置において、 記録媒体を保持して第1位置と第2位置とにわたって移
    動し、一側部に突設された駆動軸を有する保持部材と、 駆動軸を保持部材の第1位置および第2位置に対応した
    位置に駆動するカムを有するカム手段と、 カムに一体的に設けられ、周方向に間隔をあけて配置さ
    れ、保持部材の第1位置および第2位置にそれぞれ対応
    する一対の被検出部と、 各被検出部を検出する検出手段と、 カムを正転逆転可能に角変位駆動する駆動源と、 駆動源を制御する制御手段とを含み、 カムには、 保持部材が第1位置にあるとき駆動軸に当接し、保持部
    材が第2位置から離反する方向への移動に対応するカム
    の角変位を阻止する第1角変位阻止部87が形成され、
    かつ 保持部材が第2位置にあるとき駆動軸に当接し、保持部
    材の第1位置から離反する方向への移動に対応するカム
    の角変位を阻止する第2角変位阻止部88が形成され、 制御手段は、動作初期時に、保持部材が第1位置および
    第2位置のいずれか一方位置に移動するように駆動源を
    一方側に駆動させてカムを一方側に角変位させ、検出手
    段が保持部材の一方位置に対応する一方側の被検出部を
    検出した場合に、駆動源を他方側に駆動させてカムを他
    方側に角変位させ、検出手段が再び被検出部を検出した
    場合に駆動源を停止させ、 駆動源を一方側に駆動してから予め定める一定時間経過
    後、検出手段が被検出部を検出しない場合に、駆動源を
    他方側に駆動させてカムを他方側に角変位させ、検出手
    段が被検出部を検出した場合に駆動源を停止させ、 前記予め定める一定時間は、少なくとも、カムの他方側
    への角変位を阻止する第1または第2角変位阻止部に駆
    動軸が当接するカムの角変位位置から、駆動源によって
    カムを一方側に角変位させて検出手段が他方側の被検出
    部を検出しなくなるまでに要する時間に選ばれ、 検出手段は、被検出部を検出して制御手段に一方論理値
    を出力した後、駆動軸に第1または第2変位阻止部が当
    接するまでさらにカムが角変位したとしても一方論理値
    を制御手段に継続して出力することを特徴とする記録媒
    体の再生記録装置。
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