JP3434850B2 - チルト機構 - Google Patents

チルト機構

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JP3434850B2 JP14811493A JP14811493A JP3434850B2 JP 3434850 B2 JP3434850 B2 JP 3434850B2 JP 14811493 A JP14811493 A JP 14811493A JP 14811493 A JP14811493 A JP 14811493A JP 3434850 B2 JP3434850 B2 JP 3434850B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、本体とこの本体に相対
移動可能に設けられた表示板とを有する電子機器におい
て、本体と表示板との間に設けて、本体に表示板を折畳
み収納可能に相対回動させるチルト機構に関する。 【0002】 【従来の技術】本体とこの本体に相対移動可能に設けら
れた表示板とを有する電子機器としては、例えば、電子
手帳等のように、本体に表示板を相対回動させて重ねる
ようにして折畳み収納可能として、携帯に便利に構成さ
れたものが市販されている。本体に表示板を相対回動さ
せる機構としては、例えば、チルト機構を介して前記本
体と表示板とを相対回動可能に軸支して接続することに
より、本体に表示板を重ねるようにして折畳み収納可能
としている。以下、前記従来のチルト機構を、図5を参
照して説明する。図中符号1は本実施例のチルト機構、
2は前記チルト機構1を適用した本体、3は表示板、4
は固定ブラケット、5はシャフト、6はピン、7はカラ
ー、8は可動ブラケットである。 【0003】前記チルト機構1は、前記本体2に取り付
けられた固定ブラケット4と、該固定ブラケット4に回
動自在に嵌入することにより前記本体2と表示板3の間
に延在されたシャフト5と、前記固定ブラケット4の一
側に突設され、かつ前記シャフト5と平行に延在するピ
ン6と、前記シャフト5に軸支され、かつ内周面9が前
記ピン6の外面に常時圧接状態として設けられた筒状の
カラー7と、前記シャフト5に軸支されかつ前記カラー
7を前記固定ブラケット4方向に押圧する可動ブラケッ
ト8とを備えてなっている。 【0004】前記固定ブラケット4は、概略L字状の金
属製板材であって、一側が、シャフト支持フランジ10
として加工されている。前記シャフト支持フランジ10
には、前記シャフト5が嵌入孔10aを介して面方向垂
直方向に嵌入されるとともに、該嵌入孔10aの直径方
向上下に前記ピン6が対向配置されている。 【0005】前記シャフト5は、固定ブラケット4の板
状に形成されているシャフト支持フランジ10に回動自
在に設けられている。シャフト5には、前記シャフト支
持フランジ10とカラー7との間にロータ11が軸着さ
れている。前記ロータ11は、側面に軸方向に沿った前
記ピン6の嵌入溝12を有する樹脂製円柱状の部材であ
って、軸方向一側の端面が前記シャフト支持フランジ1
0に当接されている。また、ロータ11の側面の前記嵌
入溝12部分を除く部分は、ロータ11の回動時に前記
カラー7の内周面9に対して摺動するようになってい
る。なお、前記嵌入溝12は、ロータ11の断面方向直
径方向に対向配置されている。そして、ロータ11は、
それぞれの前記嵌入溝12に前記ピン6が嵌入された状
態で設けられている。 【0006】ロータ11の外側には、前記カラー7がロ
ータ11全体を覆うように設けられている。前記カラー
7は、弾力性を有する樹脂製円筒状の部材であって、ロ
ータ11の外側面に摺動しながら周方向に回動可能に構
成されている。カラー7の前記内周面9には、断面方向
直径方向で対向する位置で、前記ピン6が嵌入可能な係
合凹所13がシャフト5の軸方向に沿って形成されてい
る。前記カラー7は、前記ロータ11およびピン6に外
側から嵌入することにより、ピン6をロータ11との間
に圧着する。なお、カラー7の前記固定ブラケット4と
反対側には、前記可動ブラケット8が固定されて、一体
化されている。 【0007】前記シャフト支持フランジ10と可動ブラ
ケット8の間には、シャフト支持フランジ10と可動ブ
ラケット8の相対回動に伴って伸縮するバネ14が設け
られている。該バネ14は、コイルバネであって、カラ
ー7に、その外側に巻回することにより軸支されてい
る。 【0008】前記チルト機構1は、固定ブラケット4を
回動することにより、前記カラー7が固定ブラケット4
と一体的に回動して、ピン6と係合凹所13とが係脱す
る。前記ピン6と係合凹所13との係合時には、トルク
フリーの状態になっているが、係合を離脱するためのト
ルクが大きく、カラー7が安定に係止されるので、前記
ピン6と係合凹所13の係合位置を本体2と表示板3と
が閉塞する位置や、表示板3の最大開放位置にセットす
れば、これらの各位置に表示板3が安定に位置決めされ
る。一方、ピン6と係合凹所13とが係合していない場
合には、ピン6がカラー7とロータ11との間に挟持さ
れる。この際、カラー7は、ピン6が強く押し付けられ
るため、弾性変形してピン6との摩擦力を大きくする。
前記摩擦力は、本体2が表示板3に対して回動する際の
トルクとして作用するので、本体2に対して表示板3を
所定の停止位置以外においても、安定に停止させること
ができる。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
ようなチルト機構の場合、カラー7とロータ11との間
にピン6を挟持することにより回動のトルクを発生させ
る構成なので、ピン6とカラー7との接触面積を確保す
るために可動ブラケット8とシャフト支持フランジ10
との間の離間距離を確保する必要があり、軸方向の寸法
が大きくなるため、チルト機構1全体の小型化の障害と
なっていた。すなわち、ピン6およびカラー7の軸方向
の寸法を短くした場合には、ピン6と係合凹所13とが
係合可能な範囲であっても、カラー7がピン6からの押
圧力の支圧面積が小さいために、ピン6と係合凹所13
の係合時と非係合時のそれぞれにおいて発生するトルク
が不安定になったり、トルクが所望の大きさで発生しな
かったりする可能性がある。したがって、チルト機構1
は、ピン6からの押圧力の支持するカラー7の支圧面積
を確保するためにピン6およびカラー7の軸方向を長さ
を確保して、ピン6およびカラー7の接触面積を十分に
形成する必要があるのである。 【0010】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
ので、シャフトのトルクを樹脂製のロータおよび樹脂製
のカラーを介して可動ブラケットに伝達することによ
り、小型化や設計の自由度の向上が可能となりしかもロ
ック時に完全に閉塞が行なわれるチルト機構を提供する
ことを目的とするものである。 【0011】本発明では、本体に取り付けられた固定ブ
ラケットと、該固定ブラケットに回動自在に嵌入するこ
とにより前記本体と表示板との相対回動の軸線上に延在
されたシャフトと、該シャフトに回動自在に軸着するこ
とにより前記固定ブラケットに相対回動可能に設けら
れ、かつ前記表示板に固定された可動ブラケットとを備
えてなり、前記固定ブラケットの可動ブラケット側には
第1のカラーが前記シャフトに回動自在に嵌合された状
態で固定され、可動ブラケットの固定ブラケット側には
第2のカラーが前記シャフトに回動自在に嵌合された状
態で固定され、前記第1,第2のカラーはともに樹脂等
で弾性変形可能に形成されるとともに、前記第1のカラ
ーの前記第2のカラー側の軸方向端面および前記第2の
カラーの前記第1のカラー側の軸方向端面は、それぞ
れ、前記シャフトに対して垂直な摺動面に形成され、か
つ互いに相対回動可能に圧接され、前記第1のカラーの
摺動面には係合突起が設けられ、前記第2のカラーの摺
動面には前記係合突起と係合可能な係合凹所が設けられ
ており、前記本体と表示板とを閉塞した時に前記係合突
起と前記係合凹所が係合状態にあり、前記係合突起が、
前記第2のカラーの摺動面の係合凹所以外の部分に圧接
された状態では、第1のカラーと第2のカラーとの間の
摩擦力で、本体と表示板の相対角度を安定に保持可能で
ることを特徴とするチルト機構を、前記課題の解決手
段とした。 【0012】 【作用】本発明のチルト機構によれば、本体側に固定ブ
ラケットを取り付け、表示板側に可動ブラケットを軸支
しているので、本体に対して表示板を開閉させようとす
れば、表示板がシャフトを介して本体に対して回動す
る。表示板の回動に伴い、可動ブラケット及びカラーが
回動する。最大開放位置等、本体と表示板とが所定の開
角で位置決めされている状態或いは本体と表示板とを閉
塞した状態においては、カラーの係合凹所に係合突起が
係合している。この状態から、本体と表示板の間の開放
を行う場合、本体と表示板の間に互いに逆方向のトルク
を作用させることにより、係合凹所と係合突起とをカラ
ーの弾性変形により生じる摩擦力に抗してカラーが回動
した結果、係合突起が前記係合凹所より離脱し、以下、
係合突起がカラーの係合凹所以外の摺動面と接触した状
態で回動する。この際、各カラーが係合突起と摺動面と
の間を離間する方向に弾性変形される結果、係合突起と
摺動面との間の摩擦力が高まって、固定ブラケットと可
動ブラケットとの間に相対回動のトルクが発生する。前
記係合突起と係合凹所との係合の離脱後、前記係合突起
が再び係合凹所と係合すれば、前記対向するカラーは、
再び互いにトルクフリーの状態となる。前記係合突起と
係合凹所との係合時は、係合解除時のカラーの弾性変形
が大きく、回動の初期摩擦が大きいので、安定した位置
決めがなされる。 【0013】 【実施例】以下本発明の一実施例を、図1ないし図4を
参照して説明する。図中符号20は本実施例のチルト機
構、21は固定ブラケット、22はシャフト、23は可
動ブラケット、24は第1のカラー、25は第2のカラ
ー、26は係合突起、27は係合凹所である。なお、図
中、前記図5と同一の構成部分には同一の符号を付し、
その説明を簡略化する。 【0014】図1及び図2に示すように、前記チルト機
構20は、本体2と表示板3とが相対回動可能な電子機
器において、本体2と表示板3との間に設けられ、本体
2に表示板3を重ねるようにして折畳み収納可能とする
ものである。前記チルト機構20は、前記本体2に取り
付けられた固定ブラケット21と、該固定ブラケット2
1に回動自在に嵌入することにより前記本体2と表示板
3との相対回動の軸線上に延在されたシャフト22と、
該シャフト22に回動自在に軸着することにより前記固
定ブラケット21に相対回動可能に設けられ、かつ前記
表示板3に固定された可動ブラケット23とを備えてな
っている。 【0015】前記固定ブラケット21および可動ブラケ
ット23は、金属製であって、それぞれ、本体2または
表示板3に固定された部分から突出した形態のフランジ
28を介して、前記シャフト22に軸着されている。前
記固定ブラケット21のフランジ28の可動ブラケット
23側には、樹脂等で弾性変形可能に形成されたカラー
24が固定されている。また、前記可動ブラケット23
のフランジ28の固定ブラケット21側にも、樹脂等で
弾性変形可能に形成された第2のカラー25が固定され
ている。前記第1のカラー24および第2のカラー25
は、中央部にシャフト22の挿通孔が貫通している円筒
状の部材であって、前記シャフト22に軸着されてい
る。第1のカラー24の第2のカラー25側の軸方向端
面および第2のカラー25の第1のカラー24側の軸方
向端面は、平滑な摺動面29に形成されている。図1お
よび図2に示すように、固定ブラケット21および可動
ブラケット23は、それぞれフランジ28に、直径方向
対向する位置で切欠Kが形成され、この切欠Kに第1及
び第2のカラー24,25が、それぞれの外側に位置す
る軸方向端面に突設された爪30が係合されて一体回動
可能となっている。 【0016】図3に示すように、前記固定ブラケット2
1側の第1のカラー24の摺動面29には、可動ブラケ
ット23側に向かって係合突起26が摺動面29の直径
方向対向する位置で突設されている。一方、可動ブラケ
ット23側の第2のカラー25の摺動面29には、前記
係合突起26と係合可能な係合凹所27が摺動面29の
直径方向対向する位置で形成されている。前記係合突起
26と係合凹所27とは、前記シャフト22を中心とす
る回動の同一軌跡上に位置し、固定ブラケット21と可
動ブラケット23の相対回動によって、係脱するように
なっている。図2に示すように、係合突起26は、第1
のカラー24の半径に沿って細長く突出した膨出部であ
って、図3に示すように、周方向両端の側面が摺動面2
9から係合突起26の先端に向かって傾斜する斜面にな
っている。図3に示すように、前記係合凹所27は、前
記係合突起26が完全に嵌入可能な形状であって、第2
のカラー25の半径に沿って形成された凹所であって、
回動方向両端部が第2のカラー25の摺動面29から係
合凹所27の最深部に向かって緩やかに傾斜する斜面に
形成されている。前記係合突起26と係合凹所27との
係合位置は、本体2と表示板3とが最大開放状態(約1
80度)になる位置でセットされている。 【0017】以下、本実施例のチルト機構20の作用お
よび効果を説明する。前記チルト機構20は、固定ブラ
ケット21と可動ブラケット23とをシャフト22の軸
方向に適当な押圧力で押圧した状態でシャフト22に軸
支することにより、第1のカラー24と第2のカラー2
5とが圧接状態になっているので、本体2と表示板3と
を相対回動させれば、第1のカラー24と第2のカラー
25とが互いの摺動面29,29を接した状態で摺動し
つつ相対回動する。前記チルト機構20を用いた電子機
器においては、本体2と表示板3とが閉塞時には、係合
突起26が第2のカラー25の摺動面29の係合凹所2
7と係合した状態になっている。前記閉塞状態から、本
体2と表示板3を開放状態とするには、本体2と表示板
3を相対回動させるが、この際、係合突起26が第2の
カラー25の摺動面29の係合凹所27以外の部分に圧
接されて、その反力で第1のカラー24および第2のカ
ラー25が弾性変形する結果、摩擦力を生じて、本体2
と表示板3の相対回動のトルクとなっている。したがっ
て、前記回動中に回動を停止しても、本体2と表示板3
の間には十分な回動のトルクが作用しているので、本体
2と表示板3とが所定の相対角度を保持した状態で安定
して停止する。 【0018】前記本体2と表示板3とをさらに互いの角
を広げる方向に相対回動すれば、やがて、本体2と表示
板3の開角が180度の位置で、係合突起26が係合凹
所27に再係合し、安定に停止する。この際、第1のカ
ラー24と第2のカラー25の弾性変形はほぼ完全に解
除され、トルクフリーの状態になっている。本体2と表
示板3とは、前記180度に開放した状態からさらに開
角を広げる方向に開放することもできる。また、本体2
と表示板3とを前記180度に開放した状態から相対回
動する場合は、前記係合突起26と係合凹所27との係
合を解除する際に第1のカラー24と第2のカラー25
とが大きく弾性変形して、特に大きいトルクを要する。
したがって、前記180度開放状態においては、本体2
と表示板3の相対位置が安定に保持されて、電気機器の
使用時の安定に寄与する。本体2と表示板3とを前記1
80度開放状態から閉塞するには、前記係合突起26と
係合凹所27との係合を解除するトルクを加えて、本体
2と表示板3とを互いに開角を縮める方向に回動する。 【0019】前記チルト機構20によれば、第1のカラ
ー24と第2のカラー25の互いの摺動面29,29間
に生じる摩擦力が前記本体2と表示板3の回動トルクと
して作用するので、第1のカラー24および第2のカラ
ー25の軸方向寸法を小さくできるから、固定ブラケッ
ト21と可動ブラケット23との間の離間距離を短縮す
ることができるとともに、前記係合突起26も小型に形
成することが可能であり、全体を小型化することができ
る。また、前記チルト機構20は、部品点数の減少が可
能で、しかも、構成が単純なので、低コストである上、
製造能率も向上することができる。 【0020】なお、前記係合突起26の設置数は、前記
2箇所以外であってもよい。一方、前記係合凹所27の
設置数も、前記2箇所以外であってもよい。また、係合
突起26と係合凹所27の係合位置は、開角180度以
外の位置にセットしてもよい。さらに、係合凹所27の
数が2以上の場合、本体2と表示板3との相対回動にお
いて、係合突起26との係合回数を複数回に増加するこ
とも可能である。また、係合突起26を第2のカラー2
5に設けてもよく、係合凹所27を第1のカラー24に
設けてもよい。前記係合突起26と係合凹所27の形状
は、前記以外であってもよい。また、係合突起26と係
合凹所27とは、係合可能な形状であれば互いに完全に
嵌合し合う形状でなくてもよい。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、本発明のチルト機
構によれば、本体に取り付けられた固定ブラケットと、
該固定ブラケットに回動自在に嵌入することにより前記
本体と表示板との相対回動の軸線上に延在されたシャフ
トと、該シャフトに回動自在に軸着することにより前記
固定ブラケットに相対回動可能に設けられ、かつ前記表
示板に固定された可動ブラケットとを備えてなり、前記
固定ブラケットの可動ブラケット側には第1のカラーが
前記シャフトに回動自在に嵌合された状態で固定され、
可動ブラケットの固定ブラケット側には第2のカラーが
前記シャフトに回動自在に嵌合された状態で固定され、
前記第1,第2のカラーはともに樹脂等で弾性変形可能
に形成されるとともに、前記第1のカラーの前記第2の
カラー側の軸方向端面および前記第2のカラーの前記第
1のカラー側の軸方向端面は、それぞれ、前記シャフト
に対して垂直な摺動面に形成され、かつ互いに相対回動
自在に圧接され、前記第1のカラーの摺動面には係合突
起が設けられ、前記第2のカラーの摺動面には前記係合
突起と係合可能な係合凹所が設けられていることを特徴
とするから、第1のカラーと第2のカラーの互いの摺動
面間に生じる摩擦力が前記本体と表示板の回動トルクと
して作用するので、第1,第2のカラーの軸方向寸法を
小さくでき、固定ブラケットと可動ブラケットとの間の
離間距離を短縮し、かつ前記係合突起も小型に形成する
ことが可能であり、全体を小型化することができる上、
部品点数の減少が可能で、しかも、構成が単純なので、
低コストである上、製造能率が向上するといった優れた
効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す全体正面図である。 【図2】前記図1の全体側面図である。 【図3】前記図1の係合突起と係合凹所との係合を示す
拡大図である。 【図4】図1および図2記載のチルト機構を適用した電
子機器を示す全体図である。 【図5】従来のチルト機構を示す図である。 【符号の説明】 2 本体 3 表示板 20 チルト機構 21 固定ブラケット 22 シャフト 23 可動ブラケット 24 第1のカラー 25 第2のカラー 26 係合突起 27 係合凹所 29 摺動面
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16C 11/10

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 本体とこの本体に相対移動可能に設けら
    れた表示板とを有する電子機器において、本体と表示板
    との間に設けて、本体に表示板を折畳み収納可能に相対
    回動させるチルト機構であって、 前記本体に取り付けられた固定ブラケットと、該固定ブ
    ラケットに回動自在に嵌入することにより前記本体と表
    示板との相対回動の軸線上に延在されたシャフトと、該
    シャフトに回動自在に軸着することにより前記固定ブラ
    ケットに相対回動可能に設けられ、かつ前記表示板に固
    定された可動ブラケットとを備えてなり、前記固定ブラ
    ケットの可動ブラケット側には第1のカラーが前記シャ
    フトに回動自在に嵌合された状態で固定され、可動ブラ
    ケットの固定ブラケット側には第2のカラーが前記シャ
    フトに回動自在に嵌合された状態で固定され、前記第
    1,第2のカラーはともに樹脂等で弾性変形可能に形成
    されるとともに、前記第1のカラーの前記第2のカラー
    側の軸方向端面および前記第2のカラーの前記第1のカ
    ラー側の軸方向端面は、それぞれ、前記シャフトに対し
    て垂直な摺動面に形成され、かつ互いに相対回動可能に
    圧接され、前記第1のカラーの摺動面には係合突起が設
    けられ、前記第2のカラーの摺動面には前記係合突起と
    係合可能な係合凹所が設けられており、前記本体と表示
    板とを閉塞した時に前記係合突起と前記係合凹所が係合
    状態にあり、前記係合突起が、前記第2のカラーの摺動
    面の係合凹所以外の部分に圧接された状態では、第1の
    カラーと第2のカラーとの間の摩擦力で、本体と表示板
    の相対角度を安定に保持可能であることを特徴とするチ
    ルト機構。
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