JP3434696B2 - 油圧弁のプラグ構造 - Google Patents

油圧弁のプラグ構造

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動変速機などの油
圧回路に用いられる油圧弁の一端側を封止するプラグの
構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、自動変速機の油圧回路において、
図1のような構造の油圧弁が用いられている。この油圧
弁は、バルブボデー1に形成されたバルブ穴2にスプー
ル弁体3が摺動自在に案内され、バルブ穴2の一端部が
プラグ4で封止されている。弁体3とプラグ4との間に
はスプリング5が配置されている。スプリング5の反発
力によってプラグ4が脱落するのを防止するため、バル
ブ穴2に対して交差方向に設けられたキー挿入穴6にキ
ー7を挿入し、キー7の先端部をプラグ4の周溝4aに
係合させることで、プラグ4を抜け止めしている。ま
た、上記プラグ4にはスプリング5の一端を係止する突
起部4bが突設されている。上記キー7は、バルブボデ
ー1の側面に配置されたプレート8によって脱落防止さ
れている。 【0003】上記のような構造の油圧弁の場合、プラグ
4はスプリング5の一端を突起部4bで支えるため、所
定のスプリング特性を得ようとすれば、油圧弁の全長が
長くなるという問題がある。そこで、全長をできるだけ
短くするため、プラグ4の他端部4cを薄肉としている
が、これでもさほど短くできないだけでなく、キー挿入
穴6の肉厚Dが十分に取れないという不具合を招く。ま
た、上記プラグ4では、周溝4aから突起部4bまでの
距離S1 に比べて周溝4aから他端部4cまでの距離S
2 が短いため、プラグ4をバルブ穴2に対して逆方向に
組み付けてしまう(以下、逆組と呼ぶ)恐れがある。も
し、プラグ4を逆組すると、スプリング特性が設定値か
ら大きくずれてしまう。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】そこで、図2のように
プラグ9の両端部にスプリング5の一端を嵌合保持する
座ぐり穴9aを設け、バルブ長を短くしたものが提案さ
れている。この場合には、プラグ9を逆組しても支障が
ないように、左右対称形状としている。ところが、上記
のようにプラグ9の両端部に座ぐり穴9aを設けると、
プラグ9を組み付ける際に作業者の手が痛くなり、作業
がやりにくいという問題がある。その理由は、プラグ9
を組み付ける際、スプリング5の反発力に抗してプラグ
9を押し込む必要があるため、その反発力のために座ぐ
り穴9aの縁部が作業者の指に食い込むからである。 【0005】そこで、本発明の目的は、組付作業が容易
で、逆組の心配がなく、しかもバルブ長を小さくできる
油圧弁のプラグ構造を提供することにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、バルブボデーに弁体を摺動自在に案内す
るバルブ穴が設けられ、このバルブ穴の一端部がプラグ
で封止されるとともに、弁体とプラグとの間にスプリン
グが配置され、上記バルブ穴に対して交差方向に設けた
挿入穴から挿入された係止部材をプラグの中間部に設け
られた周溝に係合させることで、プラグを抜け止めして
なる油圧弁において、上記プラグの一端部には中実部が
設けられ、他端部にはスプリングの一端を嵌合保持する
座ぐり穴が設けられ、プラグの座ぐり穴の開口端面から
周溝までの距離L1 をプラグの中実部端面から周溝まで
の距離L2 より短くするとともに、上記プラグの他端部
側を先にバルブ穴に挿入した場合には係止部材をプラグ
の周溝に係合可能で、かつ上記プラグの一端部側を先に
バルブ穴に挿入した場合には挿入穴がプラグの中実部で
閉じられて係止部材をプラグの周溝に係合不可となるよ
うに、上記周溝と上記挿入穴との位置関係を設定した
とを特徴とする油圧弁のプラグ構造を提供する。 【0007】座ぐり穴を設けた端部を先方にしてプラグ
をバルブ穴に挿入すると、スプリングの反発力により作
業者の指には負担がかかる。ところが、作業者の指はプ
ラグの中実部を押すことになるので、指にかかる負担が
小さく、簡単に挿入できる。所定位置まで押し込んだ状
態で、バルブ穴に対して交差方向の挿入穴より係止部材
を挿入してプラグの周溝に係合させることにより、プラ
グは抜け止めされる。一方、中実部側を先方にしてプラ
グをバルブ穴に挿入した場合には、作業者は座ぐり穴側
を押すことになる。この場合には、スプリングの反発力
により座ぐり穴の縁部が作業者の指に食い込んで、作業
しにくいだけでなく、もし最終位置までプラグを押し込
んでも、プラグの座ぐり穴の開口端面から周溝までの距
離L1 がプラグの中実部端面から周溝までの距離L2
り短く、かつ周溝と挿入穴との位置関係が所定の関係に
設定されているので、挿入穴がプラグの中実部で閉じら
れ、係止部材をプラグの周溝に係合させることができ
ず、組み込みできない。つまり、逆組を確実に防止でき
る。 【0008】 【発明の実施の形態】図3は本発明にかかるプラグを用
いた油圧弁の一部を示す。図において、10はバルブボ
デー、11はバルブ穴であり、このバルブ穴11にはス
プール弁体12が摺動自在に挿入されている。バルブ穴
11の一端部がプラグ13で封止されており、弁体12
とプラグ13との間にはスプリング14が配置されてい
る。 【0009】プラグ13の中間部には周溝13aが形成
され、一端部には中実部13bが設けられ、他端部には
スプリング14の一端を嵌合保持する座ぐり穴13cが
設けられている。この座ぐり穴13cの開口端面から周
溝13aまでの距離L1 は中実部13bの端面から周溝
13aまでの距離L2 より短い。 【0010】バルブボデー10には、バルブ穴11に対
して交差方向にキー挿入穴15が形成され、このキー挿
入穴15にはキー16が挿入され、キー16の先端部を
プラグ13の周溝13aに係合させることで、プラグ1
3を抜け止めしている。バルブボデー10の下面側には
キー16の脱落を防止するプレート17が配置されてい
る。この実施例では、キー挿入穴15からバルブボデー
10端面までの肉厚Dをプラグ13の中実部13bの長
さ以上に確保される。 【0011】ここで、上記構成の油圧弁を組み立てる方
法を説明する。まず、バルブ穴11に弁体12を挿入
し、ついでプラグ13をその座ぐり穴13cにスプリン
グ14の一端を嵌合させて、バルブ穴11に挿入する。
プラグ13を奥部付近まで押し込むと、プラグ13には
スプリング14の反発力が作用するが、プラグ13の中
実部13bを押せばよいので、作業者の指にかかる負担
が少ない。そして、中実部13bの端面がバルブボデー
10の端面とほぼ面一となった位置まで押し込んだ状態
で、キー挿入穴15にキー16を挿入すれば、キー16
の先端部がプラグ13の周溝13aに係合する。ここ
で、プラグ13への押圧力を解除すれば、スプリング1
4の反発力によってキー16はキー挿入穴15の内縁と
プラグ13の周溝13aの側面とで挟まれ、プラグ13
を抜け止めできる。その後、バルブボデー10にプレー
ト17を装着すれば、キー16も抜け止めされる。 【0012】ところで、上記は正規の組立方法であり、
作業者が誤ってプラグ13を逆向きで組み込む恐れがあ
る。この場合には、図4のように中実部13bが座ぐり
穴13cより先にバルブ穴11に挿入され、中実部13
bでスプリング14を支えることになる。そのため、プ
ラグ13にかかるスプリング14の反発力を座ぐり穴1
3cの縁部で受けることになり、作業者の指にかかる負
担が大きく、痛い。たとえ、図4のようにプラグ13を
奥部まで押し込めても、キー挿入穴15を中実部13b
が閉じているため、キー挿入穴15にキー16を挿入し
てもプラグ13の周溝13aに係合できない。したがっ
て、プラグ13を抜け止めできず、作業者は逆組である
ことを容易に認識できる。 【0013】上記実施例では、係止部材として直棒状の
キーを用いたが、これに限るものではなく、例えば実開
平4−97173号公報に記載のような周溝の軸部を跨
ぐように嵌合する保持部を有するキーを用いてもよい
し、ピンをバルブ穴に対して交差方向に圧入等により固
定し、ピンの一部を周溝に係合させることで抜け止めし
てもよい。いずれの場合も、キーを抜け止めするプレー
トが不要となる。プラグの一端側に設けられる中実部の
端面は、実施例のような平坦面である必要はないが、作
業者が押圧した時に指にかかる負担が小さい形状であれ
ばよい。また、スプリングを配置したポートは油圧が作
用するポートであってもよいし、ドレーンポートであっ
てもよい。 【0014】 【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、プラグの一端部に中実部を設け、他端部にスプ
リングの一端を嵌合保持する座ぐり穴を設けたので、組
付時に作業者の指にかかる負担を中実部で受けることが
でき、組付作業が容易になるとともに、座ぐり穴でスプ
リングを支えるので、バルブ長さを短くでき、スペース
を小さくできる。また、プラグの座ぐり穴の開口端面か
ら周溝までの距離L1 をプラグの中実部端面から周溝ま
での距離L2 より短くし、かつ周溝と挿入穴との位置関
係を所定の関係に設定したので、逆組時に挿入穴がプラ
グの中実部で閉じられ、係止部材をプラグの周溝に係合
させることができず、逆組であることを容易に知ること
ができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】従来のプラグを有する油圧弁の一例の断面図で
ある。 【図2】従来の他のプラグを有する油圧弁の一部断面図
である。 【図3】本発明にかかるプラグを備えた油圧弁の一部断
面図である。 【図4】図3の油圧弁のプラグを逆組した状態の一部断
面図である。 【符号の説明】 10 バルブボデー 11 バルブ穴 12 弁体 13 プラグ 13a 周溝 13b 中実部 13c 座ぐり穴 15 キー挿入穴 16 キー 17 プレート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 3/314 F16K 27/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】バルブボデーに弁体を摺動自在に案内する
    バルブ穴が設けられ、このバルブ穴の一端部がプラグで
    封止されるとともに、弁体とプラグとの間にスプリング
    が配置され、上記バルブ穴に対して交差方向に設けた挿
    入穴から挿入された係止部材をプラグの中間部に設けら
    れた周溝に係合させることで、プラグを抜け止めしてな
    る油圧弁において、 上記プラグの一端部には中実部が設けられ、他端部には
    スプリングの一端を嵌合保持する座ぐり穴が設けられ、
    プラグの座ぐり穴の開口端面から周溝までの距離L1
    プラグの中実部端面から周溝までの距離L2 より短く
    るとともに、 上記プラグの他端部側を先にバルブ穴に挿入した場合に
    は係止部材をプラグの周溝に係合可能で、かつ上記プラ
    グの一端部側を先にバルブ穴に挿入した場合には挿入穴
    がプラグの中実部で閉じられて係止部材をプラグの周溝
    に係合不可となるように、上記周溝と上記挿入穴との位
    置関係を設定した ことを特徴とする油圧弁のプラグ構
    造。
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