JP2553430Y2 - 電気接続子 - Google Patents

電気接続子

Info

Publication number
JP2553430Y2
JP2553430Y2 JP6853191U JP6853191U JP2553430Y2 JP 2553430 Y2 JP2553430 Y2 JP 2553430Y2 JP 6853191 U JP6853191 U JP 6853191U JP 6853191 U JP6853191 U JP 6853191U JP 2553430 Y2 JP2553430 Y2 JP 2553430Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead wire
fitting portion
round pin
conductor piece
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP6853191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0515339U (ja
Inventor
由夫 横溝
隆 秋山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Tanshi Co Ltd
Original Assignee
Nippon Tanshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Tanshi Co Ltd filed Critical Nippon Tanshi Co Ltd
Priority to JP6853191U priority Critical patent/JP2553430Y2/ja
Publication of JPH0515339U publication Critical patent/JPH0515339U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2553430Y2 publication Critical patent/JP2553430Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、丸ピンの接続方向に対
して直交する方向にリード線を引き出すことができる電
気接続子に関する。
【0002】
【従来の技術】図6に、従来から知られるこの種の電気
接続子の例を示す。この図で、丸ピンコンタクト21
(以下丸ピン21という)は、例えば基板などに取り付
けられ、この丸ピン21に電気接続子22が接続され
る。この接続子22には、丸ピン21が差し込まれる嵌
合部23に、丸ピン21の接続方向とは直交する方向に
リード線24を引き出すためのリード線圧着部25が設
けられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような従来の電気
接続子22では、図7に平面図を示すように嵌合部23
に長手方向に亙って隙間26があるため、この嵌合部2
3に丸ピン21が入り込こむときに嵌合部23全体が拡
がりやすく、丸ピン21が嵌合された後でも、リード線
24に図中、矢印方向の力が加わると、嵌合部22がこ
じられて拡がり、接触不良を生じるようになる。
【0004】本考案は、このような従来の技術が有する
課題を解決するために提案されたものであり、嵌合部の
拡がりによる接触不良を防止できる電気接続子を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本考案は、丸ピンコンタクトが接続される筒状の嵌合
部を有し、この嵌合部には丸ピンコンタクトの差し込み
方向に対して直交する方向にリード線を引き出すための
リード線圧着部が設けられている電気接続子において、
一端側にリード線圧着部が設けられた導体片を筒状に丸
め込んで上記嵌合部を形成すると共に、この嵌合部には
上記導体片の他端先端縁がこの導体片の一端側内周壁に
重なり合うオーバーラップ部を設けた構成としてある。
【0006】また本考案による電気接続子は、一端側に
リード線圧着部が設けられた導体片を筒状に丸め込んで
上記嵌合部を形成すると共に、この導体片の他端先端部
に係止片を形成し、上記嵌合部の導体片の一端側筒壁に
はこの係止片が挿通される係合孔を穿設し、上記嵌合部
に丸ピンコンタクトが差し込まれたときに、上記係止片
がこの係合孔に係合される構成となっている。
【0007】また本考案による電気接続子は、上記嵌合
部に、内周側に突出する圧接部を丸ピンコンタクトの差
し込み方向に形成した構成となっている。
【0008】
【作用】上述した請求項1に対応する構成によれば、リ
ード線に負荷が掛かって嵌合部がこじられ、嵌合部を押
し拡げるような力が働いたとしても、オーバーラップ部
が設けられていることで、嵌合部が押し拡げられるのを
防止できる。
【0009】又請求項2に対応する構成によれば、嵌合
部がリード線方向にこじられる場合だけでなく、リード
線とは直交する方向にこじられたとしても、導体片先端
の係止片が係合孔に係合しているため、嵌合部が押し拡
げられようするのを防止できる。
【0010】又請求項3に対応する構成によれば、圧接
部が内周壁に突設されているので、嵌合部に丸ピンコン
タクトが嵌合されたときに、適切な接触圧を確保するこ
とができる。
【0011】
【実施例】以下、本考案による電気接続子の具体的な実
施例を図面に基づき詳細に説明する。図1に、この接続
子の一実施例を示す。この図で、例えば基板1に取り付
けられる丸ピンコンタクト2(以下、丸ピン2という)
には、電気接続子3の嵌合部4が嵌め込まれ、丸ピン2
の挿入方向に直交する方向にリード線5を引き出すため
のリード線圧着部6がこの嵌合部4の側部に取り付けら
れている。この接続子3の嵌合部4は、図2に示すよう
に導体片を丸め込んで筒状に形成され、この導体片の先
端縁7はリード線圧着部6の基部側の立上がり部8に内
周側から重なり合っている。すなわち平板状の筒壁部9
の一側から立ち上がる立ち上がり部8からリード線圧着
部6が延びており、この筒壁部9の他側から丸ピン2を
抱え込めるように丸め込まれた導体片の先端縁7が立ち
上がり部8の内周壁にオーバーラップしている。また平
板状の筒壁部9の中央部には、内周側に突出する圧接部
10が長手方向に突設されている。
【0012】このように構成される電気接続子3では、
嵌合部4がリード線圧着部6の基部側内周壁でオーバー
ラップしているため、リード線5に上下方向(図1中、
矢印方向)の力が掛かって、嵌合部4を横方向(図2
中、x方向)にこじるような力が働き、導体片の先端縁
7を外側に押し拡げようとしても、このオーバーラップ
部11が設けられていることで、先端縁7が立ち上がり
部8に当たって嵌合部4が必要以上に拡がるのが防止さ
れる。これにより丸ピン2の接触不良の発生を防げる。
また内側に突出する圧接部10が設けられているので、
丸ピン2と嵌合部4間に適切な接触圧を確保することが
でき、電気導通性を良好に保持できる。
【0013】次に、図3に示す他の実施例を説明する。
この実施例の電気接続子12では、嵌合部13の平板部
14の一側に突き出た突出部15からリード線圧着部1
6が延びており、この平板部14の他側から延びる導体
片が筒状に丸め込まれ、この導体片の先端部に係止片1
7が形成されている。平板部14の一側には、係止片1
7が挿入されるスリット状の係合孔18が穿設されてお
り、この係合孔18の外側には係止片17の係止部17
aが嵌まり込む凹部18aが連続して形成されている。
また平板部14の中央部には、内周側に突出する圧接部
19が長手方向に形成されている。
【0014】この構成による電気接続子12では、嵌合
前は図4(a),(b)に示す状態にあるが、嵌合部1
3に丸ピン2が嵌まり込むと図5(a),(b)に示す
ように係止部17aが凹部18aに係止される。これに
より圧着部16に太いリード線20が接続され、このリ
ード線20にねじり方向の力が働くので、嵌合部13に
矢印X方向の力だけでなく平板部14に直交する矢印Y
方向の力が働き、嵌合部13が押し開かれようとして
も、係止片17によって阻止され、丸ピン2の接触不良
が防止される。また圧接部19が設けられているので、
丸ピン2と嵌合部13間に適切な接触圧を確保すること
ができる。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、リ
ード線に力が加わって嵌合部がこじられても、嵌合部が
押し拡げられるのを防止できるため、丸ピンと嵌合部間
に接触不良が発生せず、常に良好な接続状態を保持する
ことができ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電気接続子の一実施例を示す斜視
図である。
【図2】図1の電気接続子の平面図である。
【図3】他の実施例の電気接続子を示す斜視図である。
【図4】図3の電気接続子への丸ピンの嵌合前の状態を
示し、(a)はこの電気接続子の側面図であり、(b)
はこの電気接続子の平面図である。
【図5】図3の電気接続子への丸ピンの嵌合後の状態を
示し、(a)はこの電気接続子の側面図であり、(b)
はこの電気接続子の平面図である。
【図6】従来の電気接続子を示す斜視図である。
【図7】従来の電気接続子の平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 丸ピン 3,12 電気接続子 4,13 嵌合部 5,20 リード線 6,16 リード線圧着部 7 導体片の先端縁 8 立上がり部 9 平板状の筒壁部 10,19 圧接部 11 オーバーラップ部 14 平板部 15 突出部 16 リード線圧着部 17 係止片 17a 係止部 18 係合部 18a 凹部

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸ピンコンタクトが接続される筒状の
    嵌合部を有し、この嵌合部には丸ピンコンタクトの差し
    込み方向に対して直交する方向にリード線を引き出すた
    めのリード線圧着部が設けられている電気接続子におい
    て、 一端側にリード線圧着部が設けられた導体片を筒状に丸
    め込んで上記嵌合部を形成すると共に、この嵌合部には
    上記導体片の他端先端縁がこの導体片の一端側内周壁に
    重なり合うオーバーラップ部を設けたことを特徴とする
    電気接続子。
  2. 【請求項2】 丸ピンコンタクトが接続される筒状の
    嵌合部を有し、この嵌合部には丸ピンコンタクトの差し
    込み方向に対して直交する方向にリード線を引き出すた
    めのリード線圧着部が設けられている電気接続子におい
    て、 一端側にリード線圧着部が設けられた導体片を筒状に丸
    め込んで上記嵌合部を形成すると共に、この導体片の他
    端先端部には係止片を形成し、上記嵌合部の導体片の一
    端側筒壁にはこの係止片が挿通される係合孔を穿設し、
    上記嵌合部に丸ピンコンタクトが差し込まれたときに、
    上記係止片がこの係合孔に係合されることを特徴とする
    電気接続子。
  3. 【請求項3】 上記嵌合部に、内周側に突出する圧接
    部を丸ピンコンタクトの差し込み方向に形成したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気接続
    子。
JP6853191U 1991-08-02 1991-08-02 電気接続子 Expired - Lifetime JP2553430Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6853191U JP2553430Y2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 電気接続子

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6853191U JP2553430Y2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 電気接続子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0515339U JPH0515339U (ja) 1993-02-26
JP2553430Y2 true JP2553430Y2 (ja) 1997-11-05

Family

ID=13376413

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6853191U Expired - Lifetime JP2553430Y2 (ja) 1991-08-02 1991-08-02 電気接続子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2553430Y2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2544604Y2 (ja) * 1993-07-30 1997-08-20 板垣 義範 ゴルフバッグ
US6276947B1 (en) * 1999-08-04 2001-08-21 Illinois Tool Works U-crimp
WO2013145521A1 (ja) * 2012-03-28 2013-10-03 日本航空電子工業株式会社 電線対基板コネクタ
EP3853950A1 (en) * 2018-09-18 2021-07-28 Arçelik Anonim Sirketi A motor suitable for quick connection

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0515339U (ja) 1993-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7048582B2 (en) Female terminal fitting and connector provided therewith
CN100553051C (zh) 连接器
JP3167106B2 (ja) 端子金具の組付け構造
JPS6217826B2 (ja)
JPH08171943A (ja) 電気導体のためのウェッジコネクタ
JP2553430Y2 (ja) 電気接続子
EP1689052B1 (en) A terminal fitting and method of forming it
JP2024058620A (ja) 端子、コネクタ、およびコネクタアセンブリ
JP3807646B2 (ja) 端子のへたり防止構造
US6450831B2 (en) Terminal fitting with crimping pieces and portions for restricting wire movement
JP2581789Y2 (ja) 接続端子
JP2575030Y2 (ja) 圧接コネクタ
JPS63461U (ja)
JP2503071Y2 (ja) 電気コネクタ構造
JPH0332055Y2 (ja)
JPS6010300Y2 (ja) フレキシブルプリント配線板ロツク機構付コネクタ用コンタクト
JPH0226140Y2 (ja)
JPH0226141Y2 (ja)
JPS6214605Y2 (ja)
JP3584882B2 (ja) 端子金具及び端子金具の製造方法
JP2507136Y2 (ja) 電気コネクタ構造
JPH0339887Y2 (ja)
JP2507940Y2 (ja) 電気コネクタ構造
JPH0727587Y2 (ja) コネクタ
JPH0728700Y2 (ja) 複合型コネクタ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970513

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term