JP3433132B2 - 無線基地局 - Google Patents

無線基地局

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JP3433132B2
JP3433132B2 JP9287699A JP9287699A JP3433132B2 JP 3433132 B2 JP3433132 B2 JP 3433132B2 JP 9287699 A JP9287699 A JP 9287699A JP 9287699 A JP9287699 A JP 9287699A JP 3433132 B2 JP3433132 B2 JP 3433132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、接続の経路を切替
える無線基地局に関する。
【0002】
【従来の技術】移動体通信システムにおいては、各地に
設置された複数の無線基地局がISDN等の電話網に接
続されており、移動局との無線回線と電話網とを中継す
ることによって移動局間の通信を可能にしている。図1
0は、移動体通信システムの概略構成を示す図である。
【0003】同図において移動体通信システムは、IS
DN等の電話網の構成要素である交換機1、2及び移動
局の位置管理等を行う制御局3、無線回線と電話網とを
中継する無線基地局4、5、移動局6、7から構成され
る。移動局7が移動局6と通信しようとする場合、1)
移動局7は無線基地局5に呼設定信号を送信する。2)
無線基地局5は、移動局7に呼設定確認信号を返信し
て、交換機2に呼設定信号を転送する。3)交換機2
は、移動体通信システムの制御局3に移動局6の位置を
問い合わせ、その結果、移動局6の位置情報を得る。こ
こにおいて位置情報は移動局6が無線基地局4、交換機
1を介して制御局3に位置登録している無線基地局4の
識別番号(CS−ID)によって示される。4)交換機
2は、位置情報に基づいて無線基地局4が接続されてい
る交換機1に呼設定信号を転送する。5)交換機1は、
呼設定信号を無線基地局4に転送する。6)無線基地局
4は、移動局4に呼設定信号を転送する。このような手
順によって呼設定信号が移動局7から移動局6に送信さ
れて呼設定が成立し、移動局6が応答すると、移動局7
−無線基地局5−交換機2−交換機1−無線基地局4−
移動局6−の通信経路が設定され、移動局7と移動局6
とが通信を開始する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来技術
の移動体通信システムにおいては、2つの移動局が同一
無線基地局の配下で相互に通信を行う場合、例えば図示
するように移動局7と移動局6’とが無線基地局5のエ
リア内に存在して相互に通信を行う場合、その通信経路
は、移動局7−無線基地局5−交換機2−無線基地局5
−移動局6’となる。この通信経路においては、無線基
地局5と交換機2との間を往復する通信経路が無駄であ
る。この無駄な通信経路のために交換機2は無駄にトラ
フィックを占有されることになるという問題がある。
【0005】上記問題に鑑みて本発明は、交換機におい
て無駄にトラフィックを占有されるという問題を解消し
て電話網におけるトラフィック量を低減する無線基地局
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するた
め、本発明の無線基地局は、移動局を無線で接続する無
線インタフェースと電話網インタフェースとを有し、無
線接続された移動局を電話網に接続する無線基地局であ
って、発呼側移動局とそれに対応する着呼側移動局とが
自局のエリア内に存在するか否かの判定を行う判定手段
と、前記判定手段より存在すると判定された場合に、当
該2つの移動局の無線回線を無線インタフェースを介し
て相互に接続する接続手段とを備える。
【0007】また前記判定手段は、無線接続された移動
局毎に発呼側移動局の番号と着呼側移動局の番号とを対
応付けたレコードを記憶する呼管理テーブルと、無線接
続された移動局又は電話網より通知される呼制御情報を
基に呼管理テーブルを更新する更新手段とを備え、前記
呼管理テーブルのレコード間で発呼側移動局の番号が一
致し、かつ、着呼側移動局の番号が一致する2つのレコ
ードを検出することにより前記判定を行うよう構成され
る。
【0008】また前記呼制御情報は、エリア内の移動局
からの発呼要求、エリア内の移動局に対する着呼要求、
又はハンドオーバするためにエリア内に移動してきた移
動局からの再発呼要求であることを特徴とする。さらに
前記判定手段は、前記更新手段により呼管理テーブルが
更新されたとき判定を行うよう構成される。
【0009】本無線基地局は、移動局を無線で接続する
無線インタフェースと電話網インタフェースとを有し、
無線接続された移動局を電話網に接続する無線基地局で
あって、無線接続している2つの移動局が相互に通信し
ているか否かを判定する判定手段と、相互に通信してい
ると判定された場合、当該2つの移動局の無線回線を無
線インタフェースを介して相互に接続し、電話網との接
続を切断する接続手段とを備える。
【0010】本無線基地局は、移動局を無線で接続する
無線インターフェースと電話網インタフェースとを有
し、無線接続された移動局を公衆網に接続する無線基地
局であって、移動局からの発呼要求を受けたとき、発呼
要求にて指定された着呼側の移動局が本無線基地局の無
線エリア内に存在するか否かを判定する判定手段と、存
在すると判定された場合、当該発呼側の移動局の無線回
線と着呼側の移動局の無線回線とを無線インタフェース
を介して相互に接続する接続手段とを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】<第1実施形態>以下に第1実施
形態における無線基地局について図面を用いて説明す
る。本実施形態における無線基地局は2つの移動局(例
えば、移動局8及び移動局9)が本無線基地局の配下に
存在して相互に通信を行う場合に、移動局8−本無線基
地局−交換機−本無線基地局−移動局9の通信経路によ
る通信から移動局8−本無線基地局−移動局9の通信経
路による通信経路に切替えて通信を行うよう構成されて
いる。
【0012】図1は、本実施形態における無線基地局の
構成を示すブロック図である。同図において無線基地局
は、アンテナ10、無線部20、TDMA/TDD(Tim
e Division Multiple Access/Time Division Duplex)処
理部30、ADPCM(adapted PCM for bandwidth com
pression)処理部40、電話網インターフェース50
(以下電話網I/F50と略す)、呼管理テーブル6
0、CPU70から構成される。
【0013】無線部20は、送受信アンプ(図外)、変
復調部(図外)等から構成され、4チャネルTDMA/
TDD方式によるπ/4QPSK変調信号の送受信を行
う。ここで4チャネルTDMA/TDD方式とは、5m
s毎のフレームを上り(移動局→無線基地局)4スロッ
ト、下り(無線基地局→移動局)4スロットの8つのス
ロットに分割し、各スロットに制御チャネル及び通信チ
ャネルを割り当てる方式である。本実施形態においては
この方式を用いて、1組の上り及び下りスロットに制御
チャネルを割当て、残りの3組の上り及び下りスロット
にそれぞれ通信チャネルを割り当てるものとする。これ
によって最大3つの移動局が無線基地局100を介して
同時に通信することができる。
【0014】TDMA/TDD処理部30は、上り及び
下り3スロットへの通信チャネルの割当てと、制御チャ
ネル及び通信チャネルの信号のフレームの分解及び組み
立てを行う。またTDMA/TDD処理部30は、後述
するADPCM処理部40が持つ複数のデコーダ及びエ
ンコーダに任意に通信チャネルを割り当てる機能と、電
話網I/F50が持つ任意のBチャネルに通信チャネルを
割り当てる機能とを有する。デコーダ及びエンコーダに
ついては後述することとする。
【0015】ADPCM処理部40は、TDMA/TD
D処理部30と電話網I/F50との間で、通信チャネル
毎かつ上り及び下りスロット毎に、無線回線で使用され
る32kbit/sADPCM信号(以下、32k信号と略す)と電
話網で使用される64kbit/sμlawPCM信号(以下、64
k信号と略す)との変換を行う。ここにおいて無線回線
とは無線基地局100とその配下の移動局との間の通信
経路を指す。電話網とは図10に図示したように交換
機、制御局等が接続されたISDN等のデジタル網を指
す。
【0016】ADPCM処理部40は、32k信号と6
4k信号とを変換することにより、各通信チャネルにお
ける無線回線と電話網とを接続する。ここにおいてこの
接続を通常接続と呼ぶ。また32k信号を64k信号に
変換することをデコード、64k信号を32k信号に変
換することをエンコードと呼ぶこととする。また本発明
に特有の機能として、ADPCM処理部40は、CPU
70によって発呼側移動局とそれに対応する着呼側移動
局とが自局(無線基地局100)のエリア内に存在する
と判定された場合に、発呼側移動局の無線回線と着呼側
移動局の無線回線とを相互に接続する機能を有する。こ
こにおいて発呼側移動局の無線回線と着呼側移動局の無
線回線とを相互に接続することを折り返し接続と呼ぶ。
【0017】電話網インターフェース部50は、DSU
(図外)及び電話回線制御部(図外)から構成される。
DSUは、4つのBチャネルと1つのDチャネルのイン
ターフェースを有する。4つのBチャネルは、TDMA
/TDD処理部30による割当てに従って任意の通信チ
ャネルに使用され、Dチャネルは、制御チャネルに使用
される。
【0018】呼管理テーブル60は、自局のエリア内の
無線接続された移動局毎に、つまり自局のエリア内の呼
毎に、呼情報を記憶する。ここにおいて呼とは、無線基
地局100の配下の移動局における通信を目的とする一
連の信号のやり取りを指すものとする。呼は、無線基地
局100に無線接続している移動局の数分存在する。ま
たここにおいて呼情報は、当該呼における発呼側移動局
と着呼側移動局との対応関係を示すための移動局の番
号、折り返し接続が可能であるか等を示すフラグ、当該
呼の呼設定要求時に無線基地局100が受信した呼設定
メッセージ等から構成される。呼管理テーブル60に記
憶される呼情報は、CPU70によって作成されて呼管
理テーブル60に書き込まれ、またCPU70によって
呼管理テーブル60から読み出される。呼情報は、自局
のエリア内の移動局が呼設定信号を送信してきたとき、
他エリアの移動局が電話網を介して自局に呼設定信号を
送信してきたとき、及び自局のエリア内にハンドオーバ
するために移動局が無線基地局100に呼設定信号(ハ
ンドオーバ)を送信してきたときに、無線基地局100
が移動局より受付ける呼設定メッセージに基づいて作成
される。
【0019】CPU70は、呼制御情報を送受信する呼
制御を行う。ここにおいて呼制御情報は、呼設定要求、
呼出、応答、解放等、2つの移動局が相互に通信を行う
際に、移動局間でやり取りされる一連の制御信号を指
す。これらの呼制御情報は、「第2世代コードレス電話
システム標準規格 RCR STD−28」に準拠する
ので詳しい説明は省略する。
【0020】またCPU70は、折り返し接続と通常接
続との切替えに応じて、電話網側に切断及び呼設定等の
呼制御情報を送信する。またCPU70は、送受信され
る呼制御情報に基づいて呼管理テーブル60の更新を行
う。ここで更新は、呼管理テーブル60中の情報の追
加、削除、更新である。
【0021】さらにCPU70は、呼管理テーブル60
中に記憶される任意の2つの移動局の呼情報を対照し
て、それらが折り返し接続が可能か否かを判定する。C
PU70は、可能と判定した場合には、ADPCM処理
部40に指示して折り返し接続を行わせる。 <ADPCM処理部40の詳細説明>図2は、ADPC
M処理部40の詳細な構成を示すブロック図である。
【0022】同図においてADPCM処理部40は、折
り返し接続を行うためのセレクタ415〜418、デコ
ードを行うデコーダ421〜424、エンコードを行う
エンコーダ425〜428、デコーダ421〜424に
対応するデコーダ入力端子(以下、DI端子と略す)4
01〜404及びデコーダ出力端子(以下、DO端子と
略す)431〜434、エンコーダ525〜428に対
応するエンコード入力端子(以下、EI端子と略す)4
35〜438及びエンコード出力端子(以下、EO端子
と略す)405〜408から構成される。
【0023】デコーダ421〜424は、通常接続の
際、DI端子401〜404より入力される32k信号
を64k信号にデコードしてDO端子431〜434へ
出力する。デコーダ421〜424に入力される32k
信号はそれぞれ、通信チャネルが割当てられた上りスロ
ットにおいて移動局より送信されてくる信号に相当す
る。
【0024】またデコーダ421〜424は、折り返し
接続の際、デコードを停止する。エンコーダ425〜4
28は、通常接続の際、EI端子435〜438より入
力される64k信号を32kに変換してセレクタ415
〜418を介してEO端子405〜408へ出力する。
エンコーダ425〜428から出力される32k信号は
それぞれ、通信チャネルが割り当てられた下りスロット
において移動局に送信する信号に相当する。
【0025】セレクタ415〜418は、通常接続の
際、エンコーダ425〜428より出力される64k信
号をEO端子405〜408へ出力し、折り返し接続の
際、DI端子401〜404よりセレクタ411〜41
4を介して入力される32k信号をEO端子405〜4
08へ出力する。通常接続においては、デコーダ421
〜424それぞれとエンコーダ425〜428それぞれ
とが対となって、各対それぞれ、すなわち「デコーダ4
21、エンコーダ425」、「デコーダ422、エンコ
ーダ426」、「デコーダ423、エンコーダ42
7」、「デコーダ424、エンコーダ428」に通信チ
ャネルが割り当てられる。例えば、2組の上り及び下り
スロットにおいて、エリア内の2つの移動局がそれぞれ
独立にエリア外の相手の移動局と通信する場合(この場
合2つの移動局それぞれに通信チャネルが割り当てられ
るので、通信チャネルは2つ存在することになるが、こ
の場合)、ADPCM処理部40は、4対の何れか2対
(例えば、「デコーダ421、エンコーダ425」及び
「デコーダ422、エンコーダ426」)それぞれに各
通信チャネルを割り当てる。
【0026】このようにしてADPCM処理部40は、
最大3つの通信チャネルを同時に処理することができ
る。一方、折り返し接続を行う場合、ADPCM処理部
40における通信チャネルの割当ては、以下のようにな
る。なお、ここにおいて発呼側移動局とその着呼側移動
局とがエリア内に存在し、それぞれの通信チャネルを発
呼側通信チャネル、着呼側通信チャネルとする。
【0027】この場合、発呼側通信チャネルの上りスロ
ットの32k信号がDI端子401より入力されると、
折り返し接続によってセレクタ415を介してEO端子
405より出力されるが、出力された32k信号は、着
呼側通信チャネルの下りスロットの信号としてTDMA
/TDD処理部30により処理されて着呼側移動局に送
信される。
【0028】同様にして着呼側通信チャネルの上りスロ
ットの32k信号がDI端子402より入力されると、
折り返し接続によってセレクタ416を介してEO端子
406より出力されるが、出力された32k信号は、発
呼側通信チャネルの下りスロットの信号としてTDMA
/TDD処理部30により処理されて発呼側移動局に送
信される。
【0029】このようにして折り返し接続の場合、一方
の移動局に対する1つの通信チャネルの上りスロットに
おける32k信号は、折り返して出力される際には、通
信相手の移動局に対する通信チャネルの下りスロットに
おける32k信号として処理される。これは通信相手の
移動局についても同様である。このようにして折り返し
接続の場合は、2つのEO端子より出力された信号は、
TDMA/TDD処理部30においてそれぞれ相手の下
りスロットの信号として処理される。
【0030】なお、デコーダ421〜424及びエンコ
ーダ425〜428は、それらの代わりに1つのプロセ
ッサによって構成してもよい。 <呼管理テーブル60の詳細説明>図3に呼管理テーブ
ル60の記憶内容例を示す。同図において、行301、
302、303は、それぞれ呼情報を示し、各呼情報
は、無線基地局100のエリア内の無線回線上の呼それ
ぞれに対応する。呼情報は、各列304〜310に示す
各種項目から構成される。
【0031】呼管理番号304は、無線基地局100の
エリア内の無線回線上の呼を識別するための番号を示
す。各呼情報を識別するための呼管理番号を示す。発番
号305は、各呼情報にかかる呼の発信元の移動局(発
呼側移動局)を識別するための番号を示す。ここで発番
号は、移動局の電話番号又はPS−ID等、移動局に予め割
り当てられた番号である。
【0032】着番号306は、各呼情報にかかる呼発信
元に対する着信先の移動局(着呼側移動局)を識別する
ための番号を示す。ここで着番号は、移動局の電話番号
又はPS-ID等、移動局に予め割り当てられた番号であ
る。ショートカットフラグ307は、呼にかかるエリア
内の移動局の無線回線について折り返し接続が可能か否
かを識別するためのフラグを示す。ショートカットフラ
グは、オンのとき当該呼が折り返し接続可能であること
を示し、オフのとき折り返し接続不可能であることを示
す。
【0033】発呼フラグ308は、呼にかかるエリア内
の移動局が発呼側移動局であるか否(着呼側移動局であ
る)かを識別するためのフラグを示す。発呼フラグは、
オンのとき当該呼にかかる移動局が発呼側移動局である
ことを示し、オフのとき着呼側移動局であることを示
す。通信先呼管理番号309は、折り返し接続する場合
の相手の移動局に対応する呼管理番号を示す。折り返し
接続を行わない場合は無効となる。
【0034】データ310は、他の項目(304〜30
9)を作成する基となった呼設定メッセージを示す。こ
れらの項目のうち呼管理番号304、発番号305、着
番号306、発呼フラグ308、データ310は、自局
が呼設定要求を受付けたときにCPU70によって作成
されて呼管理テーブル60に書きこまれる。
【0035】ショートカットフラグ307は、呼設定要
求時に作成されて書き込まれる他、呼情報が更新される
度に、各呼情報におけるショートカットフラグが見なお
されて、変更がある場合には変更される。通信先呼管理
番号309は、折り返し接続を行う際または折り返し接
続を解除する際にCPU70によって書きこまれる。 <接続シーケンス>図4は、無線基地局100のエリア
内に存在する移動局8と移動局9とが相互に通信を行う
場合の接続シーケンスである。同図においては移動局8
が発呼側移動局、移動局9が着呼側移動局であるものと
する。
【0036】無線基地局100においてCPU70は、
移動局8より呼設定要求を受け付けると、呼設定要求中
に含まれる呼設定メッセージに基づいて呼情報を作成
し、呼管理テーブル60に追加する(S401、S40
2)。CPU70は、呼設定要求を受け付けた旨を示す
呼設定受付を移動局8に送信し、呼設定要求を電話網側
の交換機に転送する(S403、S404)。
【0037】CPU70は、電話網側の交換機より呼設
定受付を受信する(S405)。電話網側の交換機は、
転送されてきた呼設定メッセージ中の着番号を基に、制
御局に着番号の移動局9の位置情報を問い合わせ、その
結果、移動局9は、無線基地局100のエリアに存在す
る旨の返答を制御局より受ける。交換機は、CPU70
に呼設定要求を転送する(S406)。
【0038】CPU70は、交換機より転送されてきた
呼設定メッセージを基に呼情報を作成し、呼管理テーブ
ル60に追加する(S407)。CPU70は、移動局
9に着呼要求を送信してその結果、着呼応答が移動局9
より返信されると、呼設定受付を交換機に転送する(ス
テップ410)。CPU70は、呼管理テーブルを検索
し、各呼情報の呼について折り返し接続が可能か否かを
判定する(ステップ411)。この判定は、1つの呼情
報について、その発番号及び着番号を他の呼情報の発番
号及び着番号を対照して、その結果、発番号及び着番号
がともに同じである場合に、当該呼情報の呼は折り返し
接続が可能であると判定する。
【0039】ここにおいては移動局8の呼情報と移動局
9の呼情報とが折り返し接続が可能と判定され、それぞ
れのショートカットフラグがオンに設定される。CPU
70は、移動局9に呼設定要求を送信してその結果、呼
設定受付が返答される(S412、413)。移動局9
は、呼設定を受け付けると着信音を鳴らしてユーザに通
知するとともに、呼出中であることを示す呼出信号を無
線基地局100に送信する(ステップ414)。
【0040】CPU70は、交換機に呼出信号を転送す
ると、交換機からは移動局8に転送するための呼出信号
が転送されてくるので、CPU70は、移動局8に呼出
信号を転送する(S415、S416、S417)。ユ
ーザが応答すると、移動局9→無線基地局100→交換
機→無線基地局100→移動局8の経路で応答信号とそ
の返答である応答確認がやり取りされ(S418〜S4
25)、移動局8と移動局9とは先の経路を介しての通
信に移行する(S426)。
【0041】移動局8と移動局9との通信が確立する
と、CPU70は、呼管理テーブル60中のショートカ
ットフラグを参照して、折り返し接続の可能な呼を検出
し、折り返し接続の可能な2つの呼について折り返し接
続する(S428)。ここにおいては移動局8と移動局
9のそれぞれの呼が折り返し接続が可能であるので、A
DPCM処理部40に移動局8と移動局9の無線回線を
接続させる。次にCPU70は、交換機と切断処理を行
って、移動局8−無線基地局100−交換機の経路にお
ける無線基地局100と交換機との経路を切断する(S
430〜S432)。
【0042】先の切断の結果、交換機からは、交換機−
無線基地局100−移動局9の経路における交換機と無
線基地局100との間を切断する旨の切断信号が送信さ
れてくるので、無線基地局100は、交換機と無線基地
局100との間の経路を切断する(S433〜44
5)。その結果、移動局8と移動局9とは、移動局8−
無線基地局100−移動局9の経路により通信を行う
(S436)。
【0043】以上のようにしてCPU70は、移動局8
と移動局9とが無線基地局100のエリア内に存在する
場合には、双方の無線回線をADPCM処理部40にお
いて相互に接続し、電話網との接続を切断する。その結
果、移動局8と移動局9とは、電話網を介さずに、移動
局8−無線基地局100−移動局9の経路で通信を行う
ことができるので、電話網におけるトラフィック量を低
減することができる。 <切断シーケンス>図5は、無線基地局100のエリア
内に存在し、折り返し接続によって相互に通信を行って
いる移動局8と移動局9とが通信を終了して移動局8が
無線基地局100に切断信号を送信した場合の切断シー
ケンスを示す。
【0044】CPU70は、移動局8より切断信号を受
信すると、呼管理テーブル60中の呼情報を参照して当
該呼が折り返し接続しているか否かを判定する(S50
2、S503)。詳しくは、CPU70は、まず切断メ
ッセージ中の呼管理番号に対応する呼情報の通信先呼管
理番号の項目を参照する。この参照によりCPU70
は、当該呼が折り返し接続を行っているか通常接続を行
っているか、また折り返し接続を行っている場合にはど
の呼管理番号の呼が相手の呼であるかを判別する。判別
の結果、当該呼が通常接続を行っている場合には、CP
U70は、従来からの切断処理を行う。一方、判別の結
果、当該折り返し接続を行っている場合には、当該呼に
かかる移動局と相手の呼管理番号の呼にかかる移動局と
の間で切断処理を行う。
【0045】図5においては、移動局8に対応する呼情
報の通信先呼管理番号の項目には、移動局9の呼管理番
号が記載されているので、CPU70は、移動局8の呼
が移動局9の呼と折り返し接続を行っていると判別し、
移動局8と移動局9とに切断処理を行う。詳しくはCP
U70は、移動局8に切断信号に対応する解放信号を送
信して、移動局8より解放完了信号を受信する(S50
4、S505)。これによって移動局8と無線基地局1
00との無線回線が切断される。
【0046】またCPU70は、移動局9に切断信号を
送信して、移動局9より解放信号を受信すると、移動局
9に解放完了信号を送信する(S506〜508)。こ
れによって無線基地局100と移動局9との無線回線が
切断される。このようにしてCPU70は、折り返し接
続によって相互に接続している2つの移動局が切断を行
う場合においては、2つの移動局に対して切断処理を行
う。 <第2実施形態>以下に第2実施形態における無線基地
局について図面を用いて説明する。
【0047】第2実施形態における無線基地局(以下、
無線基地局200とする)は、CPU70の代わりにC
PU270を備え、その他の構成要素は、無線基地局1
00のものと同様である。無線基地局200は、CPU
270を備えることにより、図4に示した接続シーケン
スにおける折り返し接続を行うタイミングが無線基地局
100の場合とは異なっている。
【0048】図6は、無線基地局200のエリア内に存
在する移動局8と移動局9とが相互に通信を行う場合の
接続シーケンスである。同図においては移動局8が発呼
側移動局、移動局9が着呼側移動局であるものとする。
なお、図4と同じ番号(S401〜S413)について
は同じ手順であるので説明を省略する。CPU270
は、S413において移動局9より呼設定受付信号が返
信されると、呼管理テーブル60中のショートカットフ
ラグを参照して、折り返し接続の可能な呼を検出する。
ここでは移動局8と移動局9の呼情報のショートカット
フラグがオンになっていることからこれらの呼を検出す
る。
【0049】CPU270は、ADPCM処理部40に
移動局8と移動局9との無線回線を折り返し接続させる
(S614)。次にCPU270は、移動局8及び移動
局9の呼に対応する無線基地局200と交換機との間の
接続を切断する(S615〜S620)。一方、呼設定
受付信号を無線基地局200に送信した移動局9は、呼
出信号を無線基地局200を介して移動局8に送信する
(S621、S622)。
【0050】ユーザが移動局9に対してオフフックする
と、移動局9は、無線基地局200に応答信号を送信す
る(S623)。CPU270は、応答信号に対する応
答確認信号を移動局9に返信するとともに、応答信号を
移動局8に転送する(S624、S625)。移動局8
が無線基地局200に応答確認を返信すると、移動局8
−無線基地局200−移動局9の経路の折り返し接続に
よる通信が確立する(S627)。
【0051】このように図4の接続シーケンスにおいて
は、移動局8−無線基地局200−交換機−無線基地局
200−移動局9というように、一旦、交換機を介した
通信が確立した後に交換機と無線基地局200との間の
接続を切断して折り返し接続に切替えていたが、図6の
接続シーケンスにおいては、移動局8−無線基地局20
0−交換機−無線基地局200−移動局9において呼設
定が確立すると交換機と無線基地局200との間の接続
を切断し、その後、移動局9が呼出に対して応答すると
折り返し接続による通信が確立する。 <第3実施形態>以下に第3実施形態における無線基地
局について図面を用いて説明する。
【0052】第3実施形態における無線基地局(以下、
無線基地局300とする)は、CPU70の代わりにC
PU370を備え、その他の構成要素は無線基地局10
0と同様である。無線基地局300は、CPU370を
備えることにより、ハンドオーバの際、移動局がエリア
を移動した結果に応じて通常接続と折り返し接続とを切
替えるよう構成されている。
【0053】図7は、無線基地局300のエリア内の移
動局8と無線基地局301のエリア内の移動局9とが網
を介して相互に通信しており、その後、通信を継続した
まま、移動局9が無線基地局300のエリアにハンドオ
ーバしてきた場合の接続切替えシーケンスを示す。なお
ここにおいて無線基地局301の構成は無線基地局30
0と同様である。ただし、無線基地局301が有するC
PU及び呼管理テーブルを無線基地局300が有するC
PU370及び呼管理テーブル60と区別するためCP
U371及び呼管理テーブル61とする。
【0054】無線基地局300のエリア内の移動局8と
無線基地局301のエリア内の移動局9とが網を介して
通信を行っている最中に、移動局9が移動によってハン
ドオーバを行うために無線基地局301にハンドオーバ
要求を送信すると(S701、702)、CPU371
は、図8のフローチャートに示す処理を行う。詳しく
は、図8においてCPU371は、呼管理テーブル61
より移動局9の呼情報のショートカットフラグがオンで
あるかオフであるかを判定する(S801)。これはす
なわち、移動局9が折り返し接続による通信を行ってい
るか否かを判定している。
【0055】ここにおいてはショートカットフラグはオ
フとなっているので、CPU371は、通常のハンドオ
ーバ処理を行う。通常のハンドオーバ処理とは、ここに
おいてはCPU371が移動局9にハンドオーバ指示を
送信することである(S704)。CPU371は、移
動局9の呼情報を呼管理テーブル61から削除する(S
605)。
【0056】無線基地局301よりハンドオーバ指示を
受信した移動局9は、無線基地局300に対して呼設定
要求(ハンドオーバ)を送信する(S706)。CPU
370は、呼設定要求により送信されてきた呼設定メッ
セージに基づいて移動局9に対応する呼情報を作成して
呼管理テーブル60に追加する(S707)。
【0057】CPU370は、呼設定受付信号を移動局
9に送信する(S708)。CPU370は、呼管理テ
ーブル60を検索して、各呼情報にかかる呼が折り返し
接続が可能であるか否かを判定し、可能である呼の呼情
報についてはショートカットフラグをオンに設定する
(S709)。ここにおいては移動局9及び移動局8の
呼が折り返し接続可能と判定されて、それぞれのショー
トカットフラグがオンに設定される。
【0058】CPU370は、移動局9から送信されて
きた呼設定要求を交換機に転送する(S710)。CP
U370は、交換機より呼設定要求に対応する呼設定受
付信号が返信され、また応答信号が送信されてくると
(S710、S711)、交換機に応答確認信号を返信
し(S714)、移動局9に交換機からの応答信号を転
送する(S715)。
【0059】一方、無線基地局301においては、交換
機より交換機と無線基地局301との間の接続を切断す
るために切断信号が送信されてくるので、無線基地局3
01と交換機との間で切断処理を行い(S716、S7
18、S720)、無線基地局301と移動局9との間
の接続の切断処理を行う(S717、S719、S72
1)。
【0060】S715において移動局9が無線基地局3
00に応答確認信号を送信することによって移動局9−
無線基地局300−交換機−無線基地局300−移動局
8の接続経路による通信が確立される。CPU370
は、呼管理テーブル60中の呼情報を参照して(S72
3)、相互に折り返し接続の可能な2つの呼を検出し
て、検出されるとADPCM処理部40に折り返し接続
を行わせる(S724)。ここにおいては移動局8と移
動局9とが相互に折り返し接続が可能なので、これらの
呼の無線回線がADPCM処理部40において接続され
る。
【0061】CPU370は、移動局9の呼にかかる無
線基地局300と交換機との間の接続を切断する(S7
25〜S728)。これによってCPU370は、交換
機より移動局8の呼にかかる交換機と無線基地局300
との間の切断を支持する切断信号が送信されてくるの
で、その接続を切断する(S729〜S731) 以上の結果、移動局8と移動局9とは、折り返し接続に
より移動局8−無線基地局300−移動局9の接続経路
の通信が確立する(S732)。
【0062】図9は、移動局8と移動局9とが無線基地
局300の下で折り返し接続による通信を行っている最
中に移動局9が無線基地局301のエリアに移動した場
合の接続切替えシーケンスを示す。折り返し接続によっ
て移動局8と通信中の移動局9がハンドオーバを行うた
めに無線基地局300にハンドオーバ要求を送信すると
(S902)、無線基地局300のCPU370は、図
8の処理を行う。
【0063】詳しくは、CPU370は、移動局9の呼
情報におけるショートカットフラグがオンであるかオフ
であるかを判定する(S801)。これにより移動局9
にかかる呼が折り返し接続を行っているか否かを判定す
る。ここではオンと判定されるので次にCPU370
は、当該呼情報における発呼フラグがオンであるかオフ
であるかを判定する(S803)。これにより移動局9
が発呼側移動局であるか着呼側移動局であるかを判定す
る。
【0064】判定の結果、発呼フラグがオンであれば、
移動局9は発呼側移動局であるので、CPU370は、
移動局9の呼情報中の呼設定メッセージを用いて交換機
に呼設定要求を送信する。一方、判定の結果、発呼フラ
グがオフであれば、移動局9は着呼側移動局であるの
で、CPU370は、移動局9の呼情報中の通信先呼管
理番号に記録される呼管理番号を読出す。この呼管理番
号は、移動局9と通信中の移動局8の呼管理番号であ
る。CPU370は、読み出した呼管理番号に対応する
呼情報の呼設定メッセージを用いて交換機に呼設定要求
を送信する(S903)。S903における処理は、折
り返し接続による通信を行っていた2つの移動局のうち
発呼側移動局の呼設定メッセージを用いて呼設定要求を
送信することにより、無線基地局300と交換機とを接
続する。
【0065】無線基地局300と交換機との間でS90
4〜S911に示す呼制御信号をやり取りすることによ
って、移動局9−無線基地局300−交換機−無線基地
局300−移動局8の接続経路の通信が可能になると、
CPU370は、ADPCM処理部40に指示して移動
局8と移動局9との間の折り返し接続を解除させ、通常
接続に切替えさせる(S912)。この切替えにより移
動局9と移動局8との間においては、移動局9−無線基
地局300−交換機−無線基地局300−移動局8の接
続経路の通信が確立する(S913)。
【0066】CPU370は、移動局9にハンドオーバ
要求の返答であるハンドオーバ指示を送信して(S91
4)、移動局9の呼情報を呼管理テーブル60から削除
する(S915)。移動局9は、370よりハンドオー
バ指示が送信されてくると、無線基地局301にハンド
オーバするための呼設定要求を送信し(S916)、無
線基地局301との間で呼設定処理を行うことによっ
て、移動局9−無線基地局301−交換機−無線基地局
300−移動局8の接続経路による通信が確立される。
【0067】
【発明の効果】本発明の無線基地局は、移動局を無線で
接続する無線インタフェースと電話網インタフェースと
を有し、無線接続された移動局を電話網に接続する無線
基地局であって、発呼側移動局とそれに対応する着呼側
移動局とが自局のエリア内に存在するか否かの判定を行
う判定手段と、前記判定手段より存在すると判定された
場合に、当該2つの移動局の無線回線を無線インタフェ
ースを介して相互に接続する接続手段とを備える。
【0068】この構成によれば、無線基地局のエリア内
に存在する発呼側移動局とそれに対応する着呼側移動局
は、電話網を介すことなく、無線回線が相互に接続され
るので、電話網の交換機において無駄にトラフィックを
占有されることないので交換機における負荷が軽減さ
れ、これにより電話網におけるトラフィック量が低減さ
れるという効果がある。また、電話網に故障が発生した
場合においても発呼側移動局と着呼側移動局とは本無線
基地局を介して通信することができ、通信ができないと
いう呼損を生じることがないという効果がある。
【0069】また前記判定手段は、無線接続された移動
局毎に発呼側移動局の番号と着呼側移動局の番号とを対
応付けたレコードを記憶する呼管理テーブルと、無線接
続された移動局又は電話網より通知される呼制御情報を
基に呼管理テーブルを更新する更新手段とを備え、前記
呼管理テーブルのレコード間で発呼側移動局の番号が一
致し、かつ、着呼側移動局の番号が一致する2つのレコ
ードを検出することにより前記判定を行うよう構成され
る。
【0070】この構成によれば、呼管理テーブルは、従
来から無線基地局において使用されているものであるの
で、判定手段は、従来からの呼管理テーブルを有効に利
用して判定を行うことができるという効果がある。また
前記呼制御情報は、エリア内の移動局からの発呼要求、
エリア内の移動局に対する着呼要求、又はハンドオーバ
するためにエリア内に移動してきた移動局からの再発呼
要求であることを特徴とする。
【0071】さらに前記判定手段は、前記更新手段によ
り呼管理テーブルが更新されたとき判定を行うよう構成
される。本無線基地局は、移動局を無線で接続する無線
インタフェースと電話網インタフェースとを有し、無線
接続された移動局を電話網に接続する無線基地局であっ
て、無線接続している2つの移動局が相互に通信してい
るか否かを判定する判定手段と、相互に通信していると
判定された場合、当該2つの移動局の無線回線を無線イ
ンタフェースを介して相互に接続し、電話網との接続を
切断する接続手段とを備える。
【0072】この構成によれば、無線基地局のエリア内
に存在する発呼側移動局とそれに対応する着呼側移動局
は、電話網を介すことなく、無線回線が相互に接続され
るので、電話網の交換機において無駄にトラフィックを
占有されることないので交換機における負荷が軽減さ
れ、これにより電話網におけるトラフィック量が低減さ
れるという効果がある。また、電話網に故障が発生した
場合においても発呼側移動局と着呼側移動局とは本無線
基地局を介して通信することができ、通信ができないと
いう呼損を生じることがないという効果がある。
【0073】本無線基地局は、移動局を無線で接続する
無線インターフェースと電話網インタフェースとを有
し、無線接続された移動局を公衆網に接続する無線基地
局であって、移動局からの発呼要求を受けたとき、発呼
要求にて指定された着呼側の移動局が本無線基地局の無
線エリア内に存在するか否かを判定する判定手段と、存
在すると判定された場合、当該発呼側の移動局の無線回
線と着呼側の移動局の無線回線とを無線インタフェース
を介して相互に接続する接続手段とを備える。
【0074】この構成によれば、無線基地局のエリア内
に存在する発呼側移動局とそれに対応する着呼側移動局
は、電話網を介すことなく、無線回線が相互に接続され
るので、電話網の交換機において無駄にトラフィックを
占有されることないので交換機における負荷が軽減さ
れ、これにより電話網におけるトラフィック量が低減さ
れるという効果がある。また、電話網に故障が発生した
場合においても発呼側移動局と着呼側移動局とは本無線
基地局を介して通信することができ、通信ができないと
いう呼損を生じることがないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態における無線基地局の構成を示すブ
ロック図である。
【図2】ADPCM処理部40の詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図3】呼管理テーブル60の記憶内容例を示す。
【図4】無線基地局100のエリア内に存在する移動局
8と移動局9とが相互に通信を行う場合の接続シーケン
スである。
【図5】無線基地局100のエリア内に存在し、折り返
し接続によって相互に通信を行っている移動局8と移動
局9とが通信を終了して移動局8が無線基地局100に
切断信号を送信した場合の切断シーケンスを示す。
【図6】無線基地局200のエリア内に存在する移動局
8と移動局9とが相互に通信を行う場合の接続シーケン
スである。
【図7】無線基地局300のエリア内の移動局8と無線
基地局301のエリア内の移動局9とが網を介して相互
に通信しており、その後、通信を継続したまま、移動局
9が無線基地局300のエリアにハンドオーバしてきた
場合の接続切替えシーケンスを示す。
【図8】CPU371がハンドオーバ要求を受信した場
合に処理するフローチャートである。
【図9】移動局8と移動局9とが無線基地局300の下
で折り返し接続による通信を行っている最中に移動局9
が無線基地局301のエリアに移動した場合の接続切替
えシーケンスを示す。
【図10】移動体通信システムの概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 アンテナ 20 無線部 30 TDMA/TDD処理部 40 ADPCM処理部 50 電話網I/F 60 呼管理テーブル 70 CPU

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動局を無線で接続する無線インタフェ
    ースと電話網インタフェースとを有し、無線接続された
    移動局を電話網に接続する無線基地局であって、無線接続された移動局毎に発呼側移動局の番号と着呼側
    移動局の番号とを対応付けたレコードを記憶する呼管理
    テーブルと、 前記呼管理テーブルのレコード間で発呼側移動局の番号
    が一致し、かつ、着呼側移動局の番号が一致する2つの
    レコードを検出することにより、 発呼側移動局とそれに
    対応する着呼側移動局とが自局のエリア内に存在するか
    否かの判定を行う判定手段と、 前記判定手段より存在すると判定された場合に、当該2
    つの移動局の無線回線を無線インタフェースを介して相
    互に接続する接続手段とを備えることを特徴とする無線
    基地局。
  2. 【請求項2】 前記判定手段は 線接続された移動局また電話網より通知される呼制御
    情報を基に前記呼管理テーブルを更新する更新手段を
    とを特徴とする請求項1記載の無線基地局。
  3. 【請求項3】 前記呼制御情報は、エリア内の移動局か
    らの発呼要求、エリア内の移動局に対する着呼要求、又
    はハンドオーバするためにエリア内に移動してきた移動
    局からの再発呼要求であることを特徴とする請求項2記
    載の無線基地局。
  4. 【請求項4】 前記判定手段は、 前記更新手段により呼管理テーブルが更新されたとき判
    定を行う ことを特徴とする請求項3記載の無線基地
    局。
  5. 【請求項5】 移動局を無線で接続する無線インタフェ
    ースと電話網インタフェースとを有し、無線接続された
    移動局を電話網に接続する無線基地局であって、 無線接続している2つの移動局が相互に通信しているか
    否かを判定する判定手段と、 相互に通信していると判定された場合、当該2つの移動
    局の無線回線を無線インタフェースを介して相互に接続
    し、電話網との接続を切断する接続手段とを備えること
    を特徴とする無線基地局。
  6. 【請求項6】 移動局を無線で接続する無線インタフェ
    ースと電話網インタフェースとを有し、無線接続された
    移動局を公衆網に接続する無線基地局であって、無線接続された移動局毎に発呼側移動局の番号と着呼側
    移動局の番号とを対応付けたレコードを記憶する呼管理
    テーブルと、 前記呼管理テーブルのレコード間で発呼側移動局の番号
    が一致し、かつ、着呼側移動局の番号が一致する2つの
    レコードを検出することにより、 移動局からの発呼要求
    を受けたとき、発呼要求にて指定された着呼側の移動局
    が本無線基地局の無線エリア内に存在するか否かを判定
    する判定手段と、 存在すると判定された場合、当該発呼側の移動局の無線
    回線と着呼側の移動局の無線回線とを無線インタフェー
    スを介して相互に接続する接続手段とを備えることを特
    徴とする無線基地局。
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