JP3432970B2 - 自動二輪車のシートロック装置 - Google Patents

自動二輪車のシートロック装置

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JP3432970B2
JP3432970B2 JP26190695A JP26190695A JP3432970B2 JP 3432970 B2 JP3432970 B2 JP 3432970B2 JP 26190695 A JP26190695 A JP 26190695A JP 26190695 A JP26190695 A JP 26190695A JP 3432970 B2 JP3432970 B2 JP 3432970B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のシー
トロック機構に関し、特にキーシリンダの配置構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車では、車体フレームの上部に
シートをヒンジにより上下揺動可能に支持し、シート下
方に該部分を覆うサイドカバーを配設するとともに、上
記シートを車体フレーム上に固定するためのシートロッ
ク装置を備える場合がある。このようなシートロック装
置として、従来、サイドカバーにキー孔を形成し、該サ
イドカバーの内方にキーシリンダを配置するとともに車
体フレームに固定し、該キーシリンダのキー挿入孔を上
記キー孔から外方に突出させたり、あるいは上記キーシ
リンダをサイドカバーの下方の車体フレームに固定した
りするのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシートロック装置では、サイドカバーの外面にキー
シリンダのキー挿入孔が露出する構造であるから、外観
の向上を図る上で好ましくなく、またキーシリンダとサ
イドカバーのキー孔との位置合わせにずれが生じ易く、
この点からも外観が低いという問題がある。なお、上記
ずれが生じるのは以下の理由によるものと考えられる。
即ち、キーシリンダはサイドカバー側面視の略中央に配
置される場合が多いが、サイドカバーのフレームへの取
り付けは、側面視の外縁近傍部分をフレームに固定する
ことにより行なわれ、このようにキーシリンダ取付位置
と、サイドカバーのフレームへ固定位置とが離れている
ために、上記ずれが生じ易い。
【0004】また、上記従来のサイドカバー下方の車体
フレームにキーシリンダを固定する構造では、盗難や悪
戯を防止するために上記キーシリンダを別カバーにより
覆う必要があり、コストが上昇するという問題がある。
さらに上記キーシリンダとシートロックシリンダとを連
結する作動用ワイヤケーブルが長くなり配索が複雑にな
るという問題もある。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、外観の向上を図るとともに、別カバーによる
コスト上昇を回避でき、かつ作動用ワイヤケーブルの配
索を簡略化できる自動二輪車のシートロック機構を提供
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
の上部にシートを上下揺動可能に、又は着脱可能に搭載
し、該シートの下方でかつ車体の左,右側部をサイドカ
バーで覆った自動二輪車の、上記シートを搭載位置にロ
ックするロックシリンダと、該ロックシリンダを作動さ
せるキーシリンダとを備えたシートロック装置におい
て、上記サイドカバーの左又は右側部分に、車両後方に
臨む後方壁と該後方壁の車幅方向内側に位置する底部か
ら車両後側ほど徐々に外側に位置するよう傾斜する傾斜
壁とを有する凹部を形成し、上記後方壁にダクト開口を
形成し、該ダクト開口の内方にキーシリンダを配置し、
該キーシリンダのキー挿入孔を上記ダクト開口から後方
に臨ませたことを特徴としている。
【0007】請求項2の発明は、請求項1において、上
記凹部の内方に上記ダクト開口を覆うダクトカバーを配
設し、該ダクトカバーの内方に上記キーシリンダを配置
し、該キーシリンダのキー挿入孔を、該ダクトカバーの
シリンダ挿通孔から上記凹部のダクト開口側に突出させ
たことを特徴としている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図に基づいて説明する。図1ないし図37は、本発明の
一実施形態による自動二輪車のシートロック装置を説明
するための図であり、図1は自動二輪車の左側面図、図
2,図3はそれぞれ車輪の側面図,断面図、図4〜図6
はカウリングの左側面図、図7〜図12はそれぞれカウ
リング合わせ部の断面図、図13はリヤフレームの左側
面図、図14,図15はリヤフェンダの断面図、図16
はリヤフェンダの平面図、図17,図18はテールブラ
ケットの平面図,左側面図、図19,図20はリヤフェ
ンダの断面正面図、図21,図22はサブタンクの取り
付け状態を示す図、図23,図24はリヤハーネスガイ
ド部の平面図,断面図、図25はサイドカバーの後方か
ら見た斜視図、図26はダクト開口部分の断面底面図、
図27はリヤフレームの斜視図、図28,図29はダク
トカバーの装着状態を示す図、図30,図31はそれぞ
れシートロック機構の断面正面図,断面側面図、図32
はメインシート底壁の断面図、図33はタンデムシート
底壁の底面図、図34〜図37はそれぞれタンデムシー
ト底壁の断面図である。ここで、本実施形態でいう左
右,前後とはシートに搭乗した状態で見た左右,前後を
いう。
【0009】図において、1は本実施形態の自動二輪車
であり、これの車体フレーム2はエンジンユニット4を
懸架支持するクレードル型のメインフレーム3の後端に
車体後方に延びるリヤフレーム5を接続した概略構造の
もので、上記メインフレーム3の上部には燃料タンク6
が搭載されており、上記リヤフレーム5の上部には運転
者用メインシート7及び後部乗員用タンデムシート8が
搭載されている。上記メインフレーム3の前端にはヘッ
ドパイプ(図示せず)によりフロントフォーク9が枢支
されており、該フロントフォーク9の上端部には操向ハ
ンドル10が固定されており、下端部には前輪11が軸
支されている。また上記メインフレーム3の後端下部に
はピボット軸12を介してリヤアーム13が上下揺動可
能に連結されており、該リヤアーム13の後端に後輪1
4が軸支されている。
【0010】上記前輪11,後輪14は、ハブ部15a
及びリム部15bと、該両者の間に回転方向に間隔を開
けて架設された複数本の中空状スポーク部15cとを鋳
造により一体形成し、上記リム部15bの外周にタイヤ
16を装着して構成されている。
【0011】上記スポーク部15cのリム部側に位置す
る外端部は壁15dにより閉塞されており、該壁15d
は直径方向に対して周方向に傾斜した構造となってい
る。またスポーク部15cの側壁の外端部,内端部には
それぞれ内外を連通する水抜き孔17a〜17cが形成
されており、このうち1つの水抜き孔17aは上記壁1
5dの傾斜面下端のコーナ部に形成されている。
【0012】このようにスポーク部15cの外端を壁1
5dにより閉塞するとともに周方向に傾斜させ、該傾斜
下部のコーナ部に水抜き孔17aを形成したので、スポ
ーク部15c内に侵入した水等を効率よく、かつ確実に
排水することが可能となる。これにより表面処理前工程
におけるバリ取りショット玉排除を容易に行うことがで
き、また塗装前洗浄液の水抜きを素早く行うことがで
き、サイクルタイムの短縮及びコストの低減が図れる。
さらに走行時の排水においても確実に行うことができ
る。
【0013】上記スポーク部15cの内周面15eに
は、軸方向に延びかつ周方向に交互に厚肉部と薄肉部と
からなる凹凸部18が形成されている。この凹凸部18
の厚肉部は全周に渡り一定(例えば4mm) であるのに対
し、薄肉部は、鋳造時に下側の鋳型により形成される部
分が上側の鋳型により形成される部分より薄く( 例えば
上側3.5 mm, 下側 3.0mm )設定されている。
【0014】このように凹凸部18の薄肉部の肉圧を設
定する際に、鋳造時に湯圧が高い下側の薄肉部を湯圧の
低い上側より薄く設定したので、湯の廻りを確保しなが
ら軽量化を図ることができる。
【0015】上記車体フレーム2の前部には樹脂製のカ
ウリング20が配設されている。該カウリング20は、
上記操向ハンドル10の前部を囲むアッパカバー21
と、メインフレーム3の前部及び左右側部を囲むカウリ
ング本体22と、該メインフレーム3の下部を囲むアン
ダカバー23とからなる3分割構造のものである。
【0016】上記アッパカバー21の下縁21aの車体
内側にはカウリング本体22の上縁22aが対向してお
り、該下縁21a,上縁22aはボルト24により締め
付け固定されている(図12参照)。上記カウリング本
体22の上縁22aには段部22bが車幅方向内側に屈
曲形成されている。この段部22bに上記アッパカバー
21の下縁21aの下端面が当接しており、これにより
上記アッパカバー21とカウリング本体22との合わせ
面は面一となっている(図11,12参照)。
【0017】上記カウリング本体22の下縁22cの車
体内側にはアンダカバー23の上縁23aが対向してお
り、該下縁22c,上縁23aの後端部同士はボルト2
4により締め付け固定されている。該カウリング本体2
2の下縁22cにはこれの長手方向後半部を切り欠いて
なる切欠き部22dが形成されている。また上記アンダ
カバー23の上縁23aにはこれの長手方向前半部及び
後端部を除く中央部分を切り欠いてなる切欠き部23b
が形成されており、該両切欠き部22d,23bにより
カウリング本体22とアンダカバー23との合わせ部に
細長いスリット状の開口部25が形成されている。
【0018】上記カウリング本体22の下縁22cの前
半部には、アンダカバー23に対して段差をなすように
車幅方向内側に折り曲げ成形してなる折曲げ部22eが
形成されており、該折曲げ部22eの端面22fと上記
アンダカバー23の上縁23aとの間には僅かな隙間t
が設けられている(図7,8参照)。また上記カウリン
グ本体22の下縁22cには大略逆U字状の突起部26
が一体形成されており、該突起部26の下端部には嵌合
段部26aが切り欠き形成されている。上記アンダカバ
ー23の上縁23aの前半部には上記突起部26の段部
26aに嵌合する係合スリット27が凹設されており、
これによりカウリング本体22,アンダカバー23間の
位置決めを行うとともに、上記隙間をtに規制してい
る。
【0019】上記リヤフレーム5は、図13及び図27
に示すように、左, 右の縦ブラケット5a,5aの上端
に後方に延びるシートレール5b,5bの前端を接続す
るとともに、下端にアンダレール5c,5cの前端を接
続し、各アンダレール5cの後端をシートレール5bの
後端部下面に接続して構成されている。この左, 右のシ
ートレール5b,5bの前端部同士,中央部同士,後端
部同士はそれぞれクロスメンバ5d,5f,5gで接続
されており、また上記シートレール5bとアンダレール
5cとはガセット66で接続されている。上記左, 右の
アンダレール5cの下面には後部乗員用フートレスト取
り付けブラケット5eが接続されている。
【0020】上記リヤフレーム5の左, 右側部には上記
メインシート7及びタンデムシート8の下方側部を囲む
左, 右のサイドカバー29,29が、また該サイドカバ
ー29内には上記後輪14の上方を覆うリヤフェンダ3
0が配設されている。このリヤフェンダ30は、後輪1
4に沿って上方に湾曲する底壁30aと、後輪14の
左, 右側方を覆う側壁30b,30bと、上記底壁30
aの後半部に立設された左, 右の縦壁30c,30cと
を一体形成した概略構造のものであり、該縦壁30c及
び底壁30aとこれの上方を覆うタンデムシート8との
空間が収納部(収納空間)31となっている。
【0021】上記底壁30aの前端にはバッテリ32を
収納するバッテリボックス33が一体に接続形成されて
おり、該ボックス33は上記メインシート7の下方に位
置している。このバッテリボックス33の左, 右側壁3
3bには厚肉のブラケット部34が一体に膨出形成され
ており、該ブラケット部34はシートレール5bにボル
ト34aで締め固定されている。このバッテリボックス
33の左, 右側部にはそれぞれスタータリレー35,リ
ヤブレーキのリザーブタンク36が配設されている。こ
のリザーブタンク36はバッテリボックス33の右側壁
33bに一体形成された取り付け座にボルト締め固定さ
れており、該リザーブタンク36のキャップ36aは上
記ブラケット部34の底面に近接している。このように
リザーブタンク36をリヤフェンダ30に直接固定した
ので、別部品を介しての取り付けを不要にでき部品点数
の削減を図ることができる。またリザーブタンク36の
キャップ36aをブラケット部34の底面に近接させて
配置したので、該キャップ36aをそのまま外すことは
できず、悪戯等を防止できる。
【0022】上記バッテリボックス33の前壁33aの
左側端部には上記エンジンユニット4のリレー37,3
8が車体前後方向に互い違いにかつ上下方向に重なるよ
うに配置されている。該前側リレー37は上記前壁33
aに一体に突出形成された鉤状の取り付け部39に取付
けられており、後側リレー36は前壁33aの上部に直
接固定されている。このように各リレー37,38を前
後方向に互い違いに配置したので、狭いスペースを有効
利用して配置できるとともに、リヤフェンダ30を射出
成形する際の型抜きを可能にできスライド型を不要にで
きる。
【0023】また上記リヤフェンダ30の左側壁30b
の上記バッテリボックス33より後側部分の外面にはリ
ヤサスペンションのサブタンク40が金属製リングバン
ド41により締め付け固定されている。該サブタンク4
0の固定部分は、上記側壁30bの外面に円弧状の取り
付け座42を凹設し、該取り付け座42の後部周縁を下
方に屈曲させて遮蔽部43を形成し、該遮蔽部43で屈
曲により生じた開口42bを囲むとともに、上記取り付
け座42の後端縁にバンド抜け防止用のストッパ部42
aを屈曲形成して構成されている。
【0024】そして上記サブタンク40は、これをリン
グバンド41を装着した状態で、該バンド41が上記ス
トッパ部42aの下側に位置するように取り付け座42
上に配置し、該リングバンド41をそのまま締め付ける
ことにより固定されている。これによりリングバンド4
1を一旦開いた状態で巻回するという手間のかかる作業
を不要にでき、またサブタンク40をリヤフェンダ30
に直接固定したので、別部品を介しての取り付けを不要
にして部品点数を削減できる。また上記遮蔽部43で取
り付け座42の切欠き開口を覆ったので、後輪14等か
らの跳ね水の侵入を防止できる。
【0025】上記リヤフェンダ30の左側の縦壁30c
の前部にはワイヤハーネス45を挿通支持するガイド部
46が一体形成されている。このガイド部46は、縦壁
30cの一部を車体内側に折り曲げ成形し、該屈曲部3
0c´の外側にリブ部47を一体に起立形成して構成さ
れており、このガイド部46によりハーネス45の位置
決め及び支持が確実となり、また別部品によるクランプ
部材を不要にできる。
【0026】上記リヤフェンダ30の左, 右の縦壁30
cの後端には厚肉のブラケット部48が一体に膨出形成
されており、該ブラケット部48は上記シートレール5
bの後端にボルト48aで締め固定されている。また、
該シートレール5bの車体後方には間隔をあけてテール
ライト50が配設されており、該テールライト50は上
記サイドカバー29の後端面に形成された開口に装着さ
れている。このテールライト50は、大略碗状の本体部
50aの後面開口にレンズ50bを嵌装し、該本体部5
0aの左, 右に一対のソケット51を挿入固定し、各ソ
ケット51にランプバルブ52を着脱可能に挿着して構
成されている。
【0027】上記テールライト50の取り付け構造につ
いて説明する。上記左, 右のブラケット部48の後部に
は車幅方向に延び、かつシートレール5bとテールライ
ト50との略中間に位置するように台形状の支持ボス部
55がリヤフェンダ30に一体に突出形成されている。
該支持ボス部55の下端は底壁30aに一体に接続形成
されている。この支持ボス部55の上面55aはシート
レール5bの上面とテールライト50下面を結ぶ線より
僅かに上方に位置しており、該上面55aには平坦をな
す支持面55bが形成されている。
【0028】上記支持ボス部55にはテールブラケット
56が配置されている。このテールブラケット56は、
図17,図18に示すように、左, 右の側壁56aの上
端間に大略三角形状の天壁56bを一体形成し、各側壁
56aの後端にフランジ部56cを屈曲形成するととも
に、該各側壁56aの下端に取り付け座56dを屈曲形
成して構成されている。この取り付け座56dの下面に
は、上記支持面55bに沿って平坦をなす当接面57が
形成されている。また上記天壁56b,フランジ部56
c,及び取り付け座56dにはそれぞれ取付け孔58が
形成されている。なお、59は軽量化を図るための大径
孔である。
【0029】そして上記支持ボス部55の支持面55b
には、上記取り付け座56dの当接面57が面接してお
り、両者55,56dはボルト59aにより締め付け固
定されている。また上記天壁56bの各取付け孔58に
はボルト59bが挿入されており、該ボルト59bはダ
ンデムシート後方の上面を覆うテールカウル29aの内
壁に形成されたボス部(図示せず)に締結されている。
さらに上記左, 右のフランジ部56cには上記テールラ
イト50の本体部50aがボルト締め固定されている。
【0030】上記左, 右のサイドカバー29は樹脂製の
もので、上記リヤフレーム5にボルト締め固定されてい
る。この各サイドカバー29の上記タンデムシート8の
下方部分には、車体後方に開口する縦長楕円状のダクト
開口60が形成されており、該ダクト開口60はサイド
カバー29内部と外部とを連通するとともに外観上の意
匠効果を高めるためのものである。このダクト開口60
は、上記サイドカバー29に、平面視で車体後方に臨む
後方壁61aと、該後方壁61aの内側部61bから車
体後方に向かって徐々に外側に膨出する傾斜面61cと
を有する凹部62を形成し、上記後方壁61aに楕円穴
を形成してなるものである。
【0031】また上記サイドカバー29内にはダクト開
口60を内側から目隠しするためのダクトカバー63が
配設されており、該ダクトカバー63の周縁とダクト開
口60の周縁との間には空気通路となる隙間aが設けら
れている。なお、上述のように、ダクト開口60は意匠
効果を高めるものであるため、隙間aを設けず、サイド
カバー内外の連通機能をもたないものであってもよい。
【0032】車両右側のダクトカバー63は、図27に
示すように、カバー本体63aに2本の角柱状脚部63
b,63cを一体形成した構造のもので、前側の脚部6
3cの先端面には位置決め突起65aが、一側縁には係
合爪65bがそれぞれ一体形成されている。また後側の
脚部63bの先端には左, 右一対の挟持片64,64が
一体形成されている。そして上記ダクトカバー63は、
上記リヤフレーム5のガセット66に穿設された位置決
め孔66aに前側の脚部63cの突起65aを挿入する
とともに係合爪bをガセット66の側縁に嵌合させて位
置決め固定し(図29参照)、この状態で後側の脚部6
3bの挟持片64をアンダレール5cに嵌合させること
により固定されている(図28)。
【0033】上記メインシート7,及びタンデムシート
8は別体のもので、各シート7,8はそれぞれ底板7
0,71の上面に不図示のクッションを配設するととも
にこれを表皮で覆った構造のものである。上記メインシ
ート7の底板70の下面前部には係合フック70aが形
成されており、該メインシート7は、上記係合フック7
0aを前側クロスメンバ5dに係合するとともに、該シ
ート7の後部を後述するシートロック装置によりロック
することによりリヤフレーム5上に着脱可能に装着され
ている。また上記底板70の前,後部にはシートレール
5bに当接するダンパ部材73が装着されている。
【0034】また上記タンデムシート8の底板71の後
部には後側クロスメンバ5gに係合する係合フック71
aが一体形成されており、該タンデムシート8は、上記
係合フック71aを後側クロスメンバ5gに係合すると
ともに、その前端部をシートロック装置により上記メイ
ンシート7の後端部と同時にロックすることによりリヤ
フレーム5上に着脱可能に装着れれている。また上記底
板71の前,後部にはシートレール5b,後側クロスメ
ンバ5gに当接するダンパ部材74が装着されている。
【0035】なお、上記メインシート7は前端部を中心
にして、またタンデムシート8は後端部を中心にして上
下揺動可能に装着してもよい。この場合には、例えばメ
インシート7については、該メインシート7の底板と上
記前側クロスメンバ5dとの間にヒンジを配設すれば良
い。なお、図13中72は燃料タンク後部をフレームに
対して揺動可能にマウントするヒンジである。
【0036】次にシートロック装置について説明する。
本実施形態のシートロック装置75は上記メインシート
7及びタンデムシート8を同時にロックするように構成
されており、またロック,アンロック操作を行うキーシ
リンダは上記サイドカバー29の凹部62の内方に配設
されている。
【0037】上記リヤフレーム5の中央クロスメンバ5
fの車幅方向中央部には長孔76が形成されており、該
長孔76の右側部,及びクロスメンバ5fの左, 右両端
部にはそれぞれ位置決め孔77a〜77cが形成されて
いる。また該クロスメンバ5fの下面にはロックシリン
ダ77がボルト締め固定されており、該ロックシリンダ
77には上記長孔76の下方にて横断するロックバー7
8が進退可能に挿着されている。上記ロックシリンダ7
7は操作ケーブル(図示せず)を介して後述するキーシ
リンダ80に接続されている。
【0038】上記メインシート7の底板70の後端部の
上記クロスメンバ5fに対向する部分には、該メインシ
ート7の装着時に上記長孔76内に進入するL字状の係
合板81がボルト締め固定されており、該係合板81の
下端部には上記ロックバー78が係脱する係合孔81a
が形成されている。上記係合板81の右側部には上記位
置決め孔77aに係合する球面を有する突起部82が膨
出形成されている。また上記底板70の左, 右両端部に
は押圧部83,83が膨出形成されており、各押圧部8
3は上記左, 右の位置決め孔77b,77cに臨んでい
る。上記クロスメンバ5dと底板70との間には該底板
70を上方に付勢するコイルスプリング84が底板70
側に取り付けて配設されており、これはメインシート7
を少し浮き上がらせることによりアンロック状態になっ
ていることを操作者に知らせるためのものである。
【0039】上記タンデムシート8の底板71の前縁の
左, 右両端部には、前方に斜め下方に舌状に延びる被押
圧板85,85がボルト締め固定されており、各被押圧
板85の前端部下面には上記位置決め孔77b,77c
に係合する凸部86がダンパ87を介在させて装着され
ている。このようにシートロック時にはタンデムシート
8の被押圧板85をクロスメンバ5f上面にメインシー
ト7の押圧部83で押圧することにより両シート7,8
を同時にロックするようになっている。
【0040】そして上記シートロック装置75の上記ロ
ックシリンダ77をロック,アンロックさせるためのキ
ーシリンダ80は、上述の左側ダクト開口60のダクト
カバー63の内方に配置されている。このキーシリンダ
80のシリンダ部80aはブラケット88を介してリヤ
フレーム5のアンダレール5cにボルト締め固定され、
キー挿入部80bの挿入孔80cが上記ダクト開口60
から後方に臨んでいる。
【0041】また上記ダクトカバー63にはキー挿通孔
63dが形成されており、該挿通孔63d内には上記キ
ー挿入部80bが位置している。このキー挿入部80b
の挿入孔80cは挿通孔63dから若干外方に突出して
おり、かつダクト開口60面より内方に位置している。
これにより上記挿入孔80cは側方から見ると凹部62
内に隠れている。
【0042】ここで上記、左側のダクトカバー63はキ
ーシリンダ80用のブラケット88を介してフレームに
取り付けられているので、該キーシリンダ80とダクト
カバー63との位置合わせは容易である。一方、ダクト
カバー63とサイドカバー29との位置合わせにずれが
生じたとしても、該ダクトカバー63はサイドカバー2
9の内方に隠れているので、上記ずれはそれほど問題に
ならない。
【0043】次にロック部材の収納構造について説明す
る。本実施形態のロック装置90は、金属パイプをU字
状に折り曲げ成形してなるロック部材91と直方体状の
ロック本体92とから構成されている。上記ロック部材
91は、左,右一対のバー部91aと、該両バー部91
a,91aの一端部同士を接続するUターン部91bと
を有し、上記各バー部91aの他端部にはロック部91
cが形成されている。
【0044】上記ロック本体92は、上記ロック部材9
1のロック部91cが挿入される挿入孔92a,92a
と、ロック部材91を施錠,解錠するキー挿入孔92b
と、該キー挿入孔92bを開閉する蓋93とを有してい
る。
【0045】上記ロック本体92は、上記リヤフェンダ
30の底壁30aの、上記バッテリボックス33と収納
部31との間に配置されている。この底壁30aのロッ
ク本体92の前側及び後側にはそれぞれフック94がボ
ルト締め固定されており、該ロック本体92はフック9
4にリング状ゴムバンド95を架け渡すことにより固定
されている。
【0046】そして上記ロック部材91は上記タンデム
シート8の底板71と上記リヤフェンダ30とで形成さ
れた収納空間内に収納されている。該ロック部材91の
バー部91aは、上記底板71の下面に一体形成された
支持片96,及び押圧片97(バー部保持部)により車
両前後方向に移動可能に、かつ車幅方向及び上下方向に
固定して保持され、また上記Uターン部91bは略C字
状のクランプ98(Uターン部保持部)により前方及び
後方への移動が規制されて保持されている。
【0047】即ち、上記支持片96は上記底板71の車
幅方向中央部に左, 右一対ずつ3組U字状に形成されて
おり、該各支持片96の内周面は上記ロック部材91が
挿通する大きさに設定されている。該各支持片96によ
り上記ロック部材91の下面が支持されている。
【0048】上記押圧片97は中央の支持片96と後部
の支持片96との間に切り起こして形成されており、該
押圧片97は上記ロック部材91の上面を押圧してい
る。これにより上記ロック部材91は支持片96と押圧
片97とで挟持されており、かつ前後方向に挿入,引き
出し可能となっている。
【0049】また、上記クランプ98は上記底板71の
車幅方向中央部の前縁に配設されており、該クランプ9
8はこれに一体形成されたクリップ98aを底板71に
嵌合させることにより固定されている。従って、該クラ
ンプ98は、シート収容空間のメインシート7を取り外
したときに外方に臨む前端開口部に位置している。
【0050】次に本実施形態の作用効果について説明す
る。本実施形態のカウリング20の合わせ構造によれ
ば、カウリング本体22の下縁22cをアンダカバー2
3の上縁23aに重ね合わせるとともに、該カウリング
本体22の下縁22cをアンダカバー23に対して段差
をなすように内側に折り曲げ形成し、該折曲げ部22e
の端面22fとアンダカバー22の上縁23aとの間に
所定隙間tを設けたので、カウリング本体22とアンダ
カバー23との間に取り付け誤差が生じても目立ち難
く、従来の面一に合わせる場合に比べてずれ,ガタ,浮
き上がりによる外観の悪化を回避できる。
【0051】例えば、図7において、カウリング本体2
2の下縁22cとアンダカバー23の上縁23aとが図
示上下方向にずれた場合、あるいは上記隙間tが大きく
なったり小さくなったりした場合でも、これらの誤差は
外観上ほとんど不明であり、従って外観悪化の原因とな
り難い。またカウリング本体22とアンダカバー23と
の合わせ部は車両の中でも低い位置にあり、これと共に
カウリング本体22側に折曲げ部22eを設けたことに
より上記合わせ部は車幅方向内側に奥まって位置し、よ
り一層見え難くなるため、更に外観悪化の原因になり難
い。また上記カウリング本体22の下縁22cとアンダ
カバー23との間に隙間tを設けたので、樹脂同士の干
渉による粉ふきを防止できる。
【0052】上記カウリング本体22の下縁22c,及
びアンダカバー23の上縁23aにそれぞれ切欠き部2
2d,23bを形成し、これにより両者の合わせ部に開
口部25を形成したので、該開口25部分の合わせ精度
を緩和でき、この点からも外観の悪化を回避できる。
【0053】本実施形態のテールライト50の取り付け
構造によれば、リヤフェンダ30に台形状の支持ボス部
55を一体形成し、該ボス部55をシートレール5dと
テールライト50との中間部分に突出させ、該支持ボス
部55の上面55aにテールブラケット56を介して上
記テールライト50を取り付け固定したので、従来のシ
ートレールを延長する場合の重量増大を回避できるとと
もに、ブラケットを延長する場合の大型化を回避でき、
軽量化,小型化に対応できる。
【0054】上記テールブラケット56の左, 右のフラ
ンジ部56d,56dに平坦な当接面57を形成すると
ともに、支持ボス部55の上面55aに平坦な支持面5
5bを形成し、当接面57を支持面55b上に接触させ
てボルト締め固定したので、テールブラケット56を精
度よく位置決め固定できる。即ち、リヤフェンダ30,
テールブラケット56は樹脂一体成形品であることか
ら、フレームにブラケットを溶接する場合に比較して寸
法誤差を小さくでき、それだけ取り付け精度を向上でき
る。
【0055】また上記テールブラケット56の当接面5
7を支持面55b上に左, 右の2点でボルト締めするこ
とによりテールライト50を取り付けるようにしたの
で、例えば側方からボルトを挿入して固定する場合にテ
ールライトが自重により回動するような問題を回避で
き、組付け性を改善できる。
【0056】本実施形態におけるシートロック装置75
によれば、左, 右のサイドカバー29に後方に臨む後方
壁61aと、該後方壁61aの底部61bから後方に向
かって膨出する傾斜壁61cとを形成し、上記後方壁6
1aに形成されたダクト開口60の内方に上記シートロ
ック装置75のキーシリンダ80を配置するとともに、
該キーシリンダ80のキー挿入孔80cを後方に臨ませ
たので、該キー挿入孔80cはダクト開口60内の奥ま
った箇所に隠れて見え難く、それだけ外観を向上でき
る。この場合、傾斜壁に沿うように斜め後方からキー挿
入孔80cにアクセスできるので、奥まった箇所にあ
り、外部から見え難くいにもかかわらず操作性は良好で
ある。さらにまた、キー挿入孔80cは上記開口60の
中でも車幅方向外寄り位置しているので、傾斜壁からの
距離が確保されておりキーを握る指が入り易く、この点
からも操作性が良好である。
【0057】また上記サイドカバー29のダクト開口6
0内にキーシリンダ80を配置したので、該サイドカバ
ー29がキーシリンダ80を壊す等の悪戯防止のための
覆いとなり、別カバーを不要にでき、それだけコストを
低減できる。またキーシリンダ80をロック部材77に
近づけて配置でき、操作ケーブルの配索を簡略化でき
る。さらに上記ダクト開口60をダクトカバー63で覆
うとともに、キーシリンダ80の挿入孔80cをダクト
開口60の内方に位置させたので外観の向上を図ること
ができるとともに、上記悪戯等をより一層確実に防止で
きる。
【0058】本実施形態の車輪ロック部材収納構造によ
れば、メインシート7を取り外すことにより、ロック部
材91を収納空間の前端開口から前後方向に出し入れで
きるので、タンデムシート8を取り外す必要がなく、従
ってタンデムシート8上に荷物を搭載している場合に、
該荷物をそのままにしてロック部材91の収納,取り出
しが可能である。またUターン部91bを支持するクリ
ップ98はロック部材収容空間31の前端開口部に位置
しているので、該Uターン部91bの保持が容易であ
る。
【0059】またタンデムシート8の底板71に、上記
ロック部材91の下面を支持する支持片96と上面を押
圧する押圧片97とを一体形成したので、シート下面の
空きスペース有効利用して収納でき、従来のリヤフェン
ダ底部に収納する場合に比べて収納スペースの縮小を防
止できとともに他の収納物への傷付きを回避でき、さら
にはリヤフェンダの強度要求を緩和できる。また別部品
によるロック部材の保持が不要となるので、コストを低
減できる。
【0060】さらに上記メインシート7,及びタンデム
シート8を1つのシートロック装置75で同時にロック
したので、ロック構造を簡略化してコストを低減できる
とともに、両シート7,8下方の両方に収納スペースを
確保できる。
【0061】なお、上記収納構造では、支持片96をU
字状に形成し、押圧片97を切り起こして形成したが、
本発明のロック部材保持構造はこれに限られるものでは
ない。例えば、図36,図37に示すように、支持部9
6の下部にスリット96aを形成し、ロック部材91を
下方から嵌め込むようにしてもよく、また円弧状の押圧
片97aを形成して下方への付勢力を持たせることによ
り、該押圧片97aで押圧するようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る自動
二輪車のシートロック装置によれば、サイドカバーの
左,又は右側部分に、車両後方に臨む後方壁と該後方壁
の底部から車両後方に外側に傾斜する傾斜壁とを有する
凹部を形成し、上記後方壁にダクト開口を形成するとと
もに、該ダクト開口の内方にキーシリンダを配置し、該
キーシリンダのキー挿入孔を上記ダクト開口から後方に
臨ませたので、上記ダクト開口の奥まった箇所にキーシ
リンダのキー挿入孔を位置させ、外方から見え難くする
ことができ、それだけ外観を向上できる効果があり、ま
たキーシリンダの位置合わせを不要にできるので、この
点からも外観を向上できる効果がある。また上記ダクト
開口の内方にキーシリンダを配置したので、別カバーを
不要にしながら悪戯の防止を図ることができ、コストを
低減できるとともに、キーシリンダをロックシリンダに
近づけて配置でき、それだけ作動用ワイヤケーブル等を
短くできる効果がある。
【0063】請求項2の発明では、上記ダクト開口を覆
うダクトカバーを配設し、該ダクトカバーの内方に上記
キーシリンダを配置し、該キーシリンダのキー挿入孔を
ダクトカバーのシリンダ挿通孔からダクト開口側に突出
させたので、より一層確実に盗難や悪戯を防止できると
ともに、外観を向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の自動二輪車の左側面図である。
【図2】上記自動二輪車の車輪の側面図である。
【図3】上記車輪のスポーク部の断面図である。
【図4】上記実施形態のカウリング合わせ構造の側面図
である。
【図5】カウリング本体の側面図である。
【図6】アンダカバーの側面図である。
【図7】上記合わせ部の断面図である(図4のVII-VII
線断面図) 。
【図8】上記合わせ部の断面図である(図4のVIII-VII
I 線断面図) 。
【図9】上記合わせ部の断面図である(図4のIX-IX 線
断面図) 。
【図10】上記合わせ部の断面図である(図4のX−X
線断面図) 。
【図11】図5のXI-XI 線断面図である。
【図12】図5のXII-XII 線断面図である。
【図13】リヤフレームの左側面図である。
【図14】リヤフェンダの前半部の断面図である。
【図15】上記リヤフェンダの後半部の断面図である。
【図16】上記リヤフェンダの平面図である。
【図17】テールブラケットの平面図である。
【図18】テールブラケットの側面図である。
【図19】上記リヤフェンダのバッテリボックス部分の
断面正面図である。
【図20】上記リヤフェンダのサブタンク部分の断面正
面図である。
【図21】上記リヤフェンダのサブタンク部分の側面図
である。
【図22】上記サブタンクの取り付け状態を示す図であ
る。
【図23】上記リヤフェンダのガイド部を示す平面図で
ある。
【図24】上記ガイド部の断面正面図である。
【図25】サイドカバーの後方から見た斜視図である。
【図26】上記サイドカバーのダクト開口部分の断面外
面図である。
【図27】リヤフレームのダクトカバー取り付け状態を
示す図である。
【図28】上記ダクトカバー取り付け状態を示す平面図
である。
【図29】上記ダクトカバー取り付け状態を示す断面平
面図である。
【図30】上記実施形態のシートロック機構の断面正面
図である。
【図31】上記シートロック機構の断面側面図である。
【図32】メインシートの底壁の断面側面図である。
【図33】上記底壁の底面図である。
【図34】タンデムシートの底壁の断面側面図である。
【図35】上記底壁の保持機構部分の断面側面図であ
る。
【図36】上記保持機構の支持片の断面背面図である。
【図37】上記保持機構の押圧片の断面背面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 7,8 シート 29 サイドカバー 75 シートロック機構 60 ダクト開口 61a 後方壁 61b 底部 61c 傾斜面 62 凹部 63 ダクトカバー 80 キーシリンダ 80c キー挿入孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−199257(JP,A) 特開 平6−48339(JP,A) 特開 平5−155370(JP,A) 特開 平7−89472(JP,A) 実開 平2−120296(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62J 1/12 B62J 39/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の上部にシートを上下揺動可能に、
    又は着脱可能に搭載し、該シートの下方でかつ車体の
    左,右側部をサイドカバーで覆った自動二輪車の、上記
    シートを搭載位置にロックするロックシリンダと、該ロ
    ックシリンダを作動させるキーシリンダとを備えたシー
    トロック装置において、上記サイドカバーの左又は右側
    部分に、車両後方に臨む後方壁と該後方壁の車幅方向内
    側に位置する底部から車両後側ほど徐々に外側に位置す
    るよう傾斜する傾斜壁とを有する凹部を形成し、上記後
    方壁にダクト開口を形成し、該ダクト開口の内方にキー
    シリンダを配置し、該キーシリンダのキー挿入孔を上記
    ダクト開口から後方に臨ませたことを特徴とする自動二
    輪車のシートロック装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記凹部の内方に上
    記ダクト開口を覆うダクトカバーを配設し、該ダクトカ
    バーの内方に上記キーシリンダを配置し、該キーシリン
    ダのキー挿入孔を、該ダクトカバーのシリンダ挿通孔か
    ら上記凹部のダクト開口側に突出させたことを特徴とす
    る自動二輪車のシートロック装置。
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