JP3432412B2 - 車両用走行スケジュール作成システム - Google Patents

車両用走行スケジュール作成システム

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JP3432412B2
JP3432412B2 JP06824998A JP6824998A JP3432412B2 JP 3432412 B2 JP3432412 B2 JP 3432412B2 JP 06824998 A JP06824998 A JP 06824998A JP 6824998 A JP6824998 A JP 6824998A JP 3432412 B2 JP3432412 B2 JP 3432412B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用走行スケジ
ュールを作成する車両用走行スケジュール作成システ
ム、特に迅速に走行スケジュールを作成できる車両用走
行スケジュール作成システムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、車両と情報処理センタとの間
で、移動体通信システムを利用したデータ通信が行われ
ている。この移動体通信システムを利用したものとし
て、情報処理センタによる走行スケジュールに従った経
路案内がある。
【0003】この経路案内を行う際、利用者は、車両走
行前に走行スケジュールを作成する必要がある。また、
車両走行中に交通状況の変化等が生じた場合、走行スケ
ジュールを変更する必要がある。経路案内のための走行
スケジュールを適切に作成することができると共に、交
通状況の変化等が生じた場合にはスケジュールの変更を
適切に行うことができる技術として、以下に示す従来技
術がある。
【0004】図35は、従来の特開平8−24196号
公報による車両用スケジュール設定処理システムの構成
を示す図である。
【0005】車両には、車両位置(緯度及び経度等)を
検出する車両位置検出部31と、走行スケジュール作成
のために必要なスケジュール条件や、各種の情報を入力
する入力部32と、種々の地図データが格納されている
地図データベース33と、各種の設定や案内、地図デー
タ等の情報を表示する表示部34と、車両位置等の各種
情報を送信する車両送信部35と、後述する情報処理セ
ンタから送信された各種情報を受信する車両受信部36
と、車両の各部を制御する車両制御部37と、が搭載さ
れている。
【0006】情報処理センタは、車両から送信された各
種の情報を受信する情報処理センタ受信部38と、送信
された車両位置に基づいて車両走行状況を監視する車両
監視部39と、上記車両位置と走行スケジュールとの照
合を行い、車両位置に対して進行方向等を示す経路誘導
情報を生成する経路誘導情報生成部40と、車両から送
信されたスケジュール条件に基づいて、走行スケジュー
ルの候補となる候補スケジュール情報を生成するスケジ
ュール情報生成部41と、を有する。
【0007】また、情報処理センタは、上記車両監視部
により車両の走行状況の変化が監視された場合、後述す
る交通状況システムからの交通情報に基づいて、実行中
の走行スケジュールへの影響度を評価すると共に、後述
する天気状況提供システムからの天気状況に関する情報
に基づいて、天気状況の変化がある場合には実行中の走
行スケジュールへの影響度を評価する影響度評価部42
と、候補スケジュール情報等の各種の情報を送信する情
報処理センタ送信部43と、情報処理センタの各部を制
御する情報処理センタ制御部44と、を有する。
【0008】なお、情報処理センタ制御部には、現在の
交通状況に関する情報を提供する交通状況提供システム
(図示せず)と、各施設等に関する情報を提供する観光
情報提供システム(図示せず)と、現在の天気状況に関
する情報を提供する天気状況提供システム(図示せず)
と、が接続されている。
【0009】このように構成された車両用スケジュール
設定システムの動作について、車両走行前のスケジュー
ル作成動作と、車両走行中におけるスケジュール変更動
作と、に分けて説明する。
【0010】1)車両走行前のスケジュール作成動作 利用者がスケジュール作成に必要なスケジュール条件
(利用者目的、エリア、日程等)を入力部32を用いて
入力すると、上記スケジュール条件は車両制御部37、
車両送信部35を介して、情報処理センタへ送られる。
【0011】情報処理センタ制御部44は、上記スケジ
ュール条件を情報処理センタ受信部38から、スケジュ
ール情報生成部41へ送る。スケジュール情報生成部4
1は、上記スケジュール条件に宿泊条件やサービス店の
予約条件が含まれている場合には、それらに空きがある
かを調べ、空きがあると判断される場合に、その空きが
ある宿泊施設やサービス店を用いてプランを作成する。
その後、その作成したプランのうち上記スケジュール条
件に合致するものを候補スケジュール情報を複数選択す
る(同公報段落番号0021参照)。そして、複数の候
補スケジュール情報は、情報処理センタ制御部44、情
報処理センタ送信部43を介して、車両へ送られる。
【0012】車両制御部37は、送信された複数の候補
スケジュール情報を表示部34に表示させ、走行スケジ
ュールにすべき候補スケジュール情報を選択するように
指示する旨を表示させる。利用者は表示部34に表示さ
れた複数の候補スケジュール情報から所望の候補スケジ
ュール情報を選択する旨を入力部32により入力する。
この結果、選択された候補スケジュール情報は、走行ス
ケジュールとして、車両制御部37、車両送信部35を
介して、情報処理センタに送信される。上記走行スケジ
ュールは、情報処理センタ受信部38を介して、情報処
理センタ制御部44へ送られる。
【0013】2)スケジュール実行中におけるスケジュ
ールの変更動作 上述の1)のようにして、走行スケジュールが作成され
た後、車両が走行を開始すると、車両位置検出部31は
一定時間毎に車両位置を検出する。そして、車両制御部
37は地図データベース33から上記車両位置と対応す
る地図データを読み出すと共に、上記地図データを表示
部34に表示させて、車両位置を地図上の位置として表
示部34に表示させる。また、車両制御部37は、車両
が上記走行スケジュールに基づいた走行を開始した旨を
示す開始情報を車両送信部を介して情報処理センタに送
る。
【0014】情報処理センタでは、開始情報を情報処理
センタ受信部38を介して、情報処理センタ制御部44
が受信すると、上記制御部44は各部に対して各動作を
行わせる。即ち、情報処理センタ制御部44は、車両監
視部39に、一定時間毎に送信されてくる車両位置に基
づいて、車両の走行状況の監視を開始させる。
【0015】また、情報処理センタ制御部44は、経路
誘導情報生成部40に、車両位置と走行スケジュールと
を照合させ、車両が現在位置からの進行すべき方向を示
す経路誘導情報を生成させる。この経路誘導情報は、情
報処理センタ制御部44、情報処理センタ送信部43を
介して、車両に送信される。上記経路誘導情報が車両受
信部36を介して、車両制御部37に送られると、車両
制御部37は、上記経路誘導情報に基づいて、車両現在
位置に対して進行すべき方向を示す矢印表示等を表示部
34に表示させる。なお、表示部34には、利用者が作
成した走行スケジュールも表示される。
【0016】そして、上述のようにスケジュール実行中
において、車両走行状況が変化したり、天気状況が変化
した場合、以下のようにして、走行スケジュールが変更
される。
【0017】(3)車両走行状況が変化した場合 車両監視部39により監視される車両走行状況に変化が
ある場合、情報処理センタ制御部44は交通状況システ
ムにアクセスし、このアクセス情報を影響度評価部42
に送る。影響度評価部42は、上記アクセス情報に基づ
いて、現在の交通状況が走行スケジュールに影響あるか
否かを評価する。
【0018】影響度評価部42が影響ありと評価した場
合、情報処理センタ制御部44は上記評価結果を情報処
理センタ送信部43から車両に送信する。車両では、上
記評価結果が車両受信部36を介して車両制御部37に
送られる。車両制御部37は、上記評価結果に基づい
て、表示部34にスケジュールの見直しを進める旨を示
す表示を表示させる。利用者がスケジュールの見直しを
行う旨を示す見直し指示情報を入力部32により入力す
ると、この見直し指示情報は車両制御部37、車両送信
部35を介して、情報処理センタに送られる。情報処理
センタ制御部44は、上記見直し指示情報に基づいて、
スケジュール情報生成部41に現在の交通状況に合致す
る複数の代替スケジュール情報を生成させる。この代替
スケジュール情報は、情報処理センタ制御部44、情報
処理センタ送信部43を介して、車両に送信される。車
両制御部37は、送信された複数の代替スケジュール情
報を表示部34に表示させ、走行スケジュールにする代
替スケジュールを選択するように指示する旨を表示させ
る。利用者は表示部34に表示された複数の代替スケジ
ュール情報から所望の代替スケジュール情報を選択する
旨を入力部32により入力する。この結果、選択された
代替スケジュール情報は、走行スケジュールとして、車
両制御部37、車両送信部35を介して、情報処理セン
タに送信される。
【0019】(4)天気状況が変化した場合 情報処理センタ制御部44は、天気状況提供システムか
ら提供される天気状況を一定時間間隔で取り込む。そし
て、天気状況提供システムにより提供される天気状況に
変化がある場合、情報処理センタ制御部44はこの天気
状況を影響度評価部42に送る。影響度評価部42は、
上記天気状況に基づいて、現在の天気状況が走行スケジ
ュールに影響あるか否かを評価する。
【0020】そして、影響度評価部42が影響ありと評
価した場合、情報処理センタ制御部44は上記評価結果
を情報処理センタ送信部43から車両に送信する。車両
では、上記評価結果が車両受信部36を介して車両制御
部37に送られる。車両制御部37は、上記評価結果に
基づいて、表示部34にスケジュールの見直しを進める
旨を表示させる。利用者がスケジュールの見直しを行う
旨を示す見直し指示情報を入力部32により入力する
と、この見直し指示情報は車両制御部37、車両送信部
35を介して、情報処理センタに送られる。情報処理セ
ンタ制御部44は、上記見直し指示情報に基づいて、ス
ケジュール情報生成部41に現在の天気状況に合致する
複数の代替スケジュール情報を生成させる。以降の動作
は、上述の(3)の動作と同様である。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来技術には、以下に示す問題点があった。即ち、従来
技術は、入力されたスケジュール条件のうち宿泊条件等
のみをいわばキー情報としてプランを生成しており、入
力されたスケジュール条件のすべてをキー情報としてプ
ランを生成するものではなく、例えば利用者目的などの
抽象的条件はプラン生成の際のキー情報として活用され
ていなかった。
【0022】このため、従来技術では、最初のプラン生
成の段階では利用者が必要とする経由施設だけを検索す
ることができず、入力されたスケジュール条件に対して
検索される複数の経由施設には利用者が必要としない経
由施設も多く含まれるおそれがあった。この場合、経由
施設の組み合わせを生成するのに時間がかかってしま
い、迅速に走行スケジュールを作成することができな
い。また、プランを生成した後、それらがキー情報とし
て用いなかったスケジュール条件(例えば利用者目的)
も満足するものであるかどうかを改めて調べ直す必要が
あった。
【0023】また、従来技術においては、スケジュール
実行中において、走行スケジュールに含まれる経由施設
が急に利用できなくなってしまった場合、走行スケジュ
ールを適切に変更させることができなかった。また、利
用者の都合等により作成済みの走行スケジュールと異な
る走行をする必要が生じた場合、走行スケジュールを適
切に変更することができなかった。
【0024】また、一般的に、複数の車両(利用者の車
両である自車両及び他車両)が共に待ち合わせをして、
共通の施設に行く場合や、複数の車両が同一(又はほぼ
同一)の走行スケジュールに従って車両を走行する場合
がある。このような場合、予め、各車両の走行スケジュ
ールが相互に整合が取れるように作成される場合には問
題ないが、実際には以下のような場合が存在する。即
ち、例えば、各車両の走行スケジュールにおいて、共通
の施設での待ち合わせ時刻が相互に異なって作成されて
いたり、共通の施設が異なって作成されてしまう場合が
ある。このような場合、利用者の車両である自車両の走
行スケジュールは、他車両の走行スケジュールと整合を
とる必要がある。
【0025】また、他車両が走行スケジュールを変更す
るような場合(例えば、共通の施設での待ち合わせ時刻
を変更するような場合)があり、このようなときには、
利用者の車両である自車両の走行スケジュールは、変更
された他車両の走行スケジュールと整合をとる必要があ
る。
【0026】しかし、従来技術では、自車両の走行スケ
ジュールと他車両の走行スケジュールとの間の整合をと
ることができなかった。
【0027】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたものであり、その第1の目的は、迅速に走行ス
ケジュールを作成することができる車両用走行スケジュ
ール作成システムを提供することにある。
【0028】本発明の第2の目的は、走行スケジュール
実行中において、走行スケジュールに含まれる経由施設
が急に利用できなくなってしまった場合や利用者の都合
等により作成済みの走行スケジュールと異なる走行をす
る必要が生じた場合において、スケジュールを適切に変
更させることができる車両用走行スケジュール作成シス
テムを提供することにある。
【0029】本発明の第3の目的は、必要に応じて、自
車両の走行スケジュールと他車両の走行スケジュールと
の間の整合をとることができる車両用走行スケジュール
作成システムを提供することにある。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明に係る車両用走行スケジュール作成シス
テムは、利用者が走行スケジュール作成のために必要な
スケジュール条件を入力する入力手段と、この入力手段
により入力されたスケジュール条件を送信する車両送信
手段と、送信されてきた情報を表示する表示手段と、が
搭載された車両の走行スケジュールを作成する車両用走
行スケジュール作成システムであって、送信された前記
スケジュール条件を、予め記憶された変換テーブルに基
づき、走行スケジュールの生成元となる情報に変換する
条件変換手段と、この条件変換手段により変換された情
報に基づいて、走行スケジュールを作成するスケジュー
ル作成手段と、このスケジュール作成手段により作成さ
れた走行スケジュールを前記車両に送信するセンタ送信
手段と、を有する情報処理センタと、を有し、前記入力
手段によって入力するスケジュール条件は、利用者目的
および経由施設種を含み、前記条件変換手段における変
換テーブルは、利用者目的を経由施設種に変換する変換
テーブルを含む、ものである。
【0031】
【0032】
【0033】第4の発明に係る車両用走行スケジュール
作成システムは、第1、2又は3のの発明のうち、いず
れか1つの発明において、前記入力手段には、複数のス
ケジュール条件が入力されると共に、これらのスケジュ
ール条件にそれぞれ対応して走行スケジュールに含める
優先度が入力され、前記車両送信手段は、前記入力手段
により入力された各スケジュール条件と、これらに対応
する優先度と、を送信し、情報処理センタは、送信され
た各スケジュール条件のうち、各スケジュール条件に対
応する優先度を考慮してスケジュール条件を選択する選
択手段を有し、前記条件変換手段は、前記選択手段によ
り選択されたスケジュール条件を、走行スケジュールに
含める情報に変換し、前記スケジュール作成手段は、前
記条件変換手段により変換された情報に基づいて、走行
スケジュールを作成するものである。
【0034】第5の発明に係る車両用走行スケジュール
作成システムは、第1、2又は3の発明のうち、いずれ
か1つの発明において、前記入力手段には、走行スケジ
ュールに含める複数の候補経由施設が予め入力され、前
記車両には、前記入力手段により予め入力された複数の
候補経由施設を記憶する経由施設記憶手段が搭載され、
前記車両送信手段は、前記入力手段によりスケジュール
条件が入力された場合、前記スケジュール条件と共に、
前記経由施設記憶手段に記憶された複数の候補経由施設
を送信し、前記スケジュール作成手段は、前記条件変換
手段により変換された情報と、送信された複数の候補経
由施設のうち少なくとも1つ以上の候補経由施設と、に
基づいて、走行スケジュールを作成するものである。
【0035】第6の発明に係る車両用走行スケジュール
作成システムは、第1、2、3、4又は5の発明のう
ち、いずれか1つの発明において、前記車両には、走行
スケジュールに関連する関連情報をアクセスする関連情
報アクセス手段が搭載され、前記車両送信手段は、前記
関連情報アクセス手段によりアクセスされた関連情報を
送信し、前記情報処理センタは、送信された関連情報に
基づいて、作成済みの走行スケジュールに含まれる経由
施設に関する情報である施設情報の変化を監視する関連
情報監視手段と、この関連情報監視手段により監視され
た前記施設情報の変化が前記走行スケジュールに影響を
与えるか否かを評価する影響評価手段と、を有し、前記
スケジュール作成手段は、前記影響評価手段による評価
結果に基づいて、前記走行スケジュールを変更するもの
である。
【0036】第7の発明に係る車両用走行スケジュール
作成システムは、第6の発明において、前記情報処理セ
ンタは、代替経由施設を検索する代替施設検索手段を有
し、前記影響評価手段が、前記施設情報の変化が前記走
行スケジュールに影響を与えると評価した場合、前記セ
ンタ送信手段は、前記走行スケジュールの変更を行う旨
を示す変更情報を前記車両に送信し、前記車両送信手段
は、前記変更情報に基づいて、前記経由施設記憶手段に
記憶された複数の候補経由施設を送信し、前記代替施設
検索手段は、前記施設情報の施設に対して利用者目的が
同じである代替経由施設を、送信された複数の候補経由
施設から検索し、前記スケジュール作成手段は、前記代
替施設検索手段により検索された代替施設に基づいて、
前記走行スケジュールの変更を行うものである。
【0037】第8の発明に係る車両用走行スケジュール
作成システムは、第6又は7の発明において、前記車両
には、車両の位置を検出する位置検出手段が搭載され、
前記車両送信手段は、前記車両位置を送信し、前記情報
処理センタは、送信された車両位置と、走行スケジュー
ル実行中における利用者の車両が現在走行すべき予定経
路と、を比較し、前記車両の前記予定経路からの逸脱状
況を監視する位置逸脱監視手段を有し、前記影響評価手
段は、前記位置逸脱監視手段により監視された前記逸脱
状況が前記走行スケジュールに影響を与えるか否かを評
価し、前記スケジュール作成手段は、前記影響評価手段
による評価結果に基づいて、前記走行スケジュールを変
更するものである。
【0038】第9の発明に係る車両用走行スケジュール
作成システムは、第8の発明において、前記影響評価手
段が、前記逸脱状況が前記走行スケジュールに影響を与
えると評価した場合、前記センタ送信手段は、前記走行
スケジュールの変更を行う旨を示す変更情報を前記車両
に送信し、前記車両送信手段は、前記変更情報に基づい
て、前記経由施設記憶手段に記憶された複数の候補経由
施設を送信し、前記代替施設検索手段は、前記逸脱状況
に基づいて、送信された複数の候補経由施設から代替施
設を検索し、前記スケジュール作成手段は、前記代替施
設検索手段により検索された代替施設に基づいて、前記
走行スケジュールの変更を行うものである。
【0039】第10の発明に係る車両用走行スケジュー
ル作成システムは、第1、2、3、4又は5の発明のう
ち、いずれか1つの発明において、前記入力手段には、
利用者の車両である自車両の走行スケジュールと所定車
両の走行スケジュールとを整合させる旨を示す整合情報
が入力され、前記車両送信手段は、前記整合情報を送信
し、情報処理センタは、送信された整合情報に基づい
て、前記所定車両の走行スケジュールと、自車両の走行
スケジュールと、を比較するスケジュール比較手段を有
し、前記スケジュール作成手段は、前記スケジュール比
較手段による比較結果に基づいて、自車両の走行スケジ
ュールを変更するものである。
【0040】第11の発明に係る車両用走行スケジュー
ル作成システムは、第10の発明において、前記所定車
両の走行スケジュールが変更された場合、前記スケジュ
ール作成手段は、変更された前記所定車両の走行スケジ
ュールと整合をとるように、自車両の走行スケジュール
を変更するものである。
【0041】の発明に係る車両用走行スケジュール作
成システムは、利用者が走行スケジュール作成のために
必要なスケジュール条件を入力する入力手段と、入力さ
れた前記スケジュール条件を、予め記憶された変換テー
ブルに基づき、走行スケジュールの生成元となる情報に
変換する条件変換手段と、この条件変換手段により変換
された情報に基づいて、走行スケジュールを作成するス
ケジュール作成手段と、 このスケジュール作成手段に
より作成された走行スケジュールに基づいて情報を表示
する表示手段と、を有し、前記入力手段によって入力す
るスケジュール条件は、利用者目的とを含み、前記条件
変換手段における変換テーブルは、利用者目的を経由施
設種に変換する変換テーブルを含む、ものである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
好適な実施の形態について説明する。
【0043】実施の形態1. (1−1)車両用走行スケジュール作成システム(以
下、単に、作成システムという)の構成 図1は、実施の形態1である作成システムの構成を示す
ブロック図である。
【0044】車両には、走行スケジュール作成のために
必要なスケジュール条件(利用者目的や経由施設種)や
各種の情報を入力する入力部1と、入力における案内、
後述する情報処理センタから送信されてきた情報や各種
の情報を表示する表示部2と、上記入力部1により入力
されたスケジュール条件等の各種情報を送信する車両送
信部3と、後述する情報処理センタから送信された各種
の情報を受信する車両受信部4と、車両に搭載された各
部を制御する車両制御部5と、が搭載されている。
【0045】情報処理センタは、車両から送信されたス
ケジュール条件等の各種の情報を受信する情報処理セン
タ受信部6と、送信されたスケジュール条件を走行スケ
ジュールに含める情報に変換する条件変換部7と、この
条件変換部7により変換された情報に基づいて、走行ス
ケジュールを作成する走行スケジュール作成部8と、こ
のスケジュール作成部8により作成された走行スケジュ
ールや各種の情報を車両に送信する情報処理センタ送信
部9と、情報処理センタの各部を制御する情報処理セン
タ制御部10と、を有する。
【0046】条件変換部7は、送信された経由施設種を
経由施設に変換すると共に、送信された利用者目的を経
由施設に変換する。
【0047】なお、条件変換部7には、変換テーブル記
憶部(図示せず)が接続されている。この変換テーブル
記憶部には、複数のスケジュール条件と、走行スケジュ
ールに含める複数の情報と、がそれぞれ対応づけられた
複数の変換テーブルが記憶されている。これらの変換テ
ーブルは、利用者毎に用意されており、各変換テーブル
はそれぞれ利用者(例えば、利用者のID情報)と対応
づけられている。そして、変換テーブル内においては、
各スケジュール条件が、それぞれ、利用者が必要とする
情報(走行スケジュールに含める情報)に対応づけられ
ている。また、各変換テーブルは地域毎に用意されてお
り、それぞれ地域とも対応づけられている。
【0048】そして、条件変換部7は、送信されたスケ
ジュール条件を、変換テーブルに基づいて、スケジュー
ルに含める情報に変換する。
【0049】(1−2)作成システムの動作 実施の形態1である作成システムの動作、即ち、作成シ
ステムによる走行スケジュールの作成動作について図2
に示すフローチャート図を用いて説明する。
【0050】先ず、ステップS101で、利用者は、走
行スケジュール作成のために必要なスケジュール条件や
各種の情報を入力部1により入力する。
【0051】(1−2−1)入力部1による入力動作 このステップS101における入力動作について以下に
詳細に説明する。
【0052】スケジュール条件とは、走行スケジュール
作成のために必要な情報のことである。例えば、スケジ
ュール条件には、経由施設種及び利用者目的がある。利
用者目的とは、経由施設や経由施設種を利用する目的を
示すものであり、例えば、経由施設種「レストラン」の
利用者目的は昼食であり、経由施設「S寺」の利用者目
的は寺院参拝、経由施設種「デパート」の利用者目的は
買い物である。
【0053】また、経由施設種とは、経由施設の種類を
示したものであり、例えば、博物館、キャンプ場、レス
トラン等である。なお、経由施設とは、利用者が立ち寄
るために、スケジュールに含める具体的な施設のことで
ある。上記各経由施設種(博物館、キャンプ場、レスト
ラン)に対する経由施設の一例を示すと、それぞれ、N
博物館、Bキャンプ場、Aレストランとなる。
【0054】例えば、利用者は、利用者目的として、
「買い物」、「昼食」を入力し、経由施設種として、
「博物館」を入力することができる。この際、利用者は
買い物を行う時間帯X1、昼食をとる時間帯X2、博物
館で博物鑑賞を行う時間帯X3も、それぞれ、利用者目
的「買い物」、利用者目的「昼食」、経由施設種「博物
館」に対応させて、入力部1により入力する。また、利
用者は、買い物を行う地域を示す地域情報Y1、昼食を
行う地域を示す地域情報Y2、博物館の対象地域を示す
地域情報Y3も、それぞれ、利用者目的「買い物」、利
用者目的「昼食」、経由施設種「博物館」に対応させ
て、入力部1により入力する。そして、利用者は自分の
ID情報も入力部1により入力する。
【0055】次に、ステップS102では、入力部1に
より入力された各情報が、車両制御部5を介して、車両
送信部3により情報処理センタに送信される。この結
果、情報処理センタでは、送信された各情報が情報処理
センタ受信部6、情報処理センタ制御部10を介して、
条件変換部7に送られる。
【0056】ステップS103では、条件変換部7は、
送られた各情報に基づいて、送られたスケジュール条件
を走行スケジュールに含める情報に変換する。
【0057】(1−2−2)条件変換部7の動作 この条件変換部7による変換動作について、ステップS
101で入力された各スケジュール条件(買い物、昼
食、博物館)を用いて、以下に具体的に説明する。
【0058】条件変換部7は、利用者目的「買い物」に
対応する地域情報を調べ、この地域情報Y1に対応する
変換テーブルのうち、利用者のID情報と対応する変換
テーブルを変換テーブル記憶部から読み出す。この際、
変換テーブル記憶部から2つの変換テーブル(第1種変
換テーブル、第2種変換テーブル)が読み出される。
【0059】なお、変換テーブル記憶部には、上述した
ように、複数の第1種変換テーブル、複数の第2種変換
テーブルが記憶されており、これらはそれぞれ、利用者
ID情報及び地域情報と対応づけられている。
【0060】これらの2つの変換テーブルの一例を図3
(a),(b)に示す。図3(a)に示す第1種変換テ
ーブルでは、各利用者目的と各経由施設種とがそれぞれ
対応づけられている。図3(b)に示す第2種変換テー
ブルでは、各経由施設種と各経由施設とがそれぞれ対応
づけられている。なお、第2種変換テーブルにおいて
は、各経由施設に対応する位置情報(緯度、経度)も示
されている。
【0061】そして、条件変換部7は、変換テーブルを
用いて、利用者目的(買い物、昼食)及び経由施設種
(博物館)を以下のように経由施設に変換する。
【0062】条件変換部7は、第1種変換テーブルに基
づいて、利用者目的「買い物」を、経由施設種「デパー
ト」に変換する。そして、条件変換部7は、第2変換テ
ーブルに基づいて、上記経由施設種「デパート」を経由
施設「Wデパート」に変換する。
【0063】また、条件変換部7は、利用者目的「昼
食」に対応する地域情報を調べ、この地域情報Y2に対
応する複数の第1種変換テーブル及び第2種変換テーブ
ルのうち、利用者のID情報と対応する第1種変換テー
ブル及び第2種変換テーブルを変換テーブル記憶部から
読み出す。
【0064】なお、地域情報Y1と地域情報Y2が同一
のときは、既に読み出されている第1種変換テーブル及
び第2種変換テーブルを使用する。以下、既に読み出さ
れている変換テーブルと同一の変換テーブルを条件変換
部7が使用するときは、再度変換テーブル記憶部から読
み出す必要がない。
【0065】そして、条件変換部7は、第1種変換テー
ブルに基づいて、利用者目的「昼食」を、経由施設種
「レストラン」に変換する。そして、条件変換部7は、
第2種変換テーブルに基づいて、上記経由施設種「レス
トラン」を経由施設「Aレストラン」に変換する。
【0066】また、条件変換部7は、経由施設種「博物
館」に対応する地域情報を調べ、この地域情報Y3に対
応する第1種変換テーブル及び第2種変換テーブルのう
ち、利用者のID情報と対応する第1種変換テーブル及
び第2種変換テーブルを変換テーブル記憶部から読み出
す。そして、条件変換部7は、第2種変換テーブルに基
づいて、上記経由施設種「博物館」を経由施設「N博物
館」に変換する。また、条件変換部7は、第1種変換テ
ーブルに基づいて、上記経由施設種「博物館」を利用者
目的「博物鑑賞」に変換する。
【0067】ステップS104では、条件変換部7によ
り変換された情報等が情報処理センタ制御部10を介し
て、スケジュール作成部8へ送られる。
【0068】例えば、ステップS103にて条件変換部
7により変換された情報(Wデパート、Aレストラン、
N博物館)と、利用者目的(買い物)とこれに対応する
時間帯X1、利用者目的(昼食)とこれに対応する時間
帯X2、利用者目的(博物鑑賞)とこれに対応する時間
帯X3と、が情報処理センタ制御部10を介して、スケ
ジュール作成部8へ送られる。
【0069】ステップS105では、スケジュール作成
部8は、送られた各情報に基づいて、走行スケジュール
を作成する。
【0070】この作成動作についてステップS104で
送られた各情報(Wデパート、Aレストラン等)を用い
て以下に説明する。
【0071】走行スケジュール作成部8は、条件変換部
7により変換された情報(Wデパート、Aレストラン、
N博物館)と、利用者目的(買い物)とこれに対応する
時間帯X1、利用者目的(昼食)とこれに対応する時間
帯X2、利用者目的(博物鑑賞)とこれに対応する時間
帯X3と、に基づいて、走行スケジュールを作成する。
作成された走行スケジュールを図4に示す。図4に示す
走行スケジュールにおいては、各時間帯と、各経由施設
と、各利用者目的と、がそれぞれ対応づけられている。
また、走行スケジュールは利用者のID情報と対応づけ
られる。
【0072】なお、図4に示されている経由施設(自
宅)とその利用者目的(出発、時間帯S1)及び利用者
目的(帰着、時間帯S2)は、そのまま入力部1により
入力することで、車両から情報処理センタに送られ、ス
ケジュール作成部8に送られる。スケジュール作成部8
は、上述した条件変換部7により変換された各情報と共
に、経由施設(自宅)とその利用者目的(出発、時間帯
S1)及び利用者目的(帰着、時間帯S2)を走行スケ
ジュールに含ませる。
【0073】ステップS106では、上記走行スケジュ
ールは情報処理センタ制御部10、情報処理センタ送信
部9を介して、車両に送信される。
【0074】ステップS107では、送信された走行ス
ケジュールが車両受信部4、車両制御部5を介して、表
示部2に送られる。表示部2では、走行スケジュールが
表示される。これにより、利用者は作成された走行スケ
ジュールを知ることができる。
【0075】本実施の形態においては、入力部1により
入力されたスケジュール条件(利用者目的、経由施設
種)をスケジュールに含める情報(経由施設)に変換さ
せる条件変換部7を有する。そして、条件変換部7は、
スケジュール条件を利用者が必要とする情報のみに変換
することができるので、従来技術のように、スケジュー
ル条件に対して検索される情報が多くなってしまうこと
がない。従って、スケジュール作成部8は、条件変換部
7により変換された情報に基づいて、迅速に走行スケジ
ュールを作成することができる。
【0076】なお、走行スケジュールに含める情報とし
て、本実施の形態では、経由施設、時間帯、利用者目的
としているが、走行経路を含ませることもできる。
【0077】この走行経路を走行スケジュールに含ませ
る方法としては、例えば、利用者が入力部1により、走
行経路とその利用する時間帯を入力することで、走行ス
ケジュールに含ませることができる。即ち、走行経路と
その時間帯は、情報処理センタに送られ、スケジュール
作成部8は、条件変換部7により変換された各情報等
と、上記走行経路及びその時間帯と、に基づいて走行ス
ケジュールを作成する。
【0078】また、走行経路をスケジュールに含ませる
方法としては、以下に示す方法もある。即ち、利用者
は、スケジュール条件として、走行経路種(高速道路、
国道、県道等)を入力すると、走行経路種が条件変換部
7に送られる。そして、条件変換部7は、上記走行経路
種を走行経路(N高速道路、国道Y号線等)に変換する
ことができる。条件変換部7により変換された走行経路
及び経路施設に基づいて、スケジュール作成部8は走行
スケジュールを作成する。この際、変換テーブル記憶部
には、複数の走行経路種と複数の走行経路とが対応づけ
られた複数の変換テーブルが記憶されている必要があ
る。
【0079】実施の形態2. (2−1)作成システムの構成 図5は、実施の形態2である作成システムの構成を示す
図である。実施の形態2である作成システムにおいて、
実施の形態1である作成システムと異なる点は、入力部
1の機能、車両送信部3の機能、条件変換部7の機能、
スケジュール作成部8の機能、が異なると共に、情報処
理センタが選択部11を有する点にある。以下、実施の
形態1と異なる点について説明する。なお、図5におい
て、図1と同一物には同一符号を付して、同一の機能に
ついてはその説明を省略する。これ(同一物に対して同
一符号を付すことと同一機能の説明の省略)について
は、以下に示す実施の形態3以降でも同様とする。
【0080】入力部1には、複数のスケジュール条件
(利用者目的、経由施設種)が入力されると共に、これ
らのスケジュール条件にそれぞれ対応して走行スケジュ
ールに含める優先度が入力される。
【0081】入力される優先度について以下に説明す
る。入力される優先度は、例えば、5段階(一般的に
は、N段階、Nは整数)で表すことができ、優先度が高
いスケジュール条件ほど、その変換される情報を走行ス
ケジュールに含める確率を高くするように設定できる。
例えば、優先度5のスケジュール条件から変換される情
報は、確実にスケジュールに含めるように設定できる。
【0082】車両送信部3は、入力部1により入力され
た各スケジュール条件と、これらに対応する優先度と、
を送信する。
【0083】情報処理センタは、送信された各スケジュ
ール条件のうち、各スケジュール条件に対応する優先度
を考慮してスケジュール条件を選択する選択部11を有
する。
【0084】条件変換部7は、選択部11により選択さ
れたスケジュール条件を、走行スケジュールに含める情
報(経由施設)に変換する。
【0085】スケジュール作成部8は、条件変換部7に
より変換された情報(経由施設)に基づいて、走行スケ
ジュールを作成する。
【0086】(2−2)作成システムの動作 作成システムの動作、即ち、走行スケジュールを作成す
る動作について図6、図7に示すフローチャート図を用
いて説明する。
【0087】先ず、ステップS201で、利用者は、複
数のスケジュール条件とこれらに対応する優先度とを入
力部1により入力する。この際、利用者は、各走行スケ
ジュール条件に対応する時間帯及び地域情報と、利用者
のID情報と、を入力部1により入力する。 (2−2−1)入力部1による入力動作 利用者は例えば、入力部1により以下のような入力を行
うことができる。
【0088】複数の利用者目的及びこれらに対応する優
先度として、昼食(優先度5)、土産(優先度4)、軽
食(優先度2)を入力部1により入力する。なお、利用
者は昼食に対応する時間帯X11、土産に対応する時間
帯X12、軽食に対応する時間帯X13も入力部1によ
り入力する。また、利用者は、昼食を行う地域を示す地
域情報Y11、土産を買う地域を示す地域情報Y12、
軽食を行う地域を示す地域情報Y13も入力部1により
入力する。
【0089】複数の経由施設種及びこれらに対応する優
先度として、博物館(優先度5)、公園(優先度3)を
入力部1により入力する。なお、利用者は博物館に対応
する時間帯X14、公園に対応する時間帯X15も入力
する。また、利用者は、博物館の存在する地域を示す地
域情報Y14、公園の対象地域である地域情報Y15も
入力する。
【0090】ステップS202では、車両制御部5は、
入力部1により入力された各スケジュール条件のうち、
優先度5が付与されたスケジュール条件とその時間帯を
表示部2に表示させる。
【0091】例えば、表示部2には、ステップS201
で入力部1により入力された各スケジュール条件(昼
食、土産、軽食、博物館、公園)のうち、優先度5が付
与されたスケジュール条件(昼食、博物館)をそれぞれ
の時間帯X11、時間帯X14と対応させて表示され
る。
【0092】ステップS203では、利用者は、スケジ
ュール実行において経由施設の立ち寄りのために割くこ
とができる時間である施設立ち寄り時間Zを入力部1に
より入力する。
【0093】例えば、ステップS202で表示部2に表
示されたスケジュール条件(昼食、博物館)とその時間
帯X11,X14を見て、利用者はスケジュールに余裕
があるか否かを判断する。そして、余裕があると判断し
たら、昼食にかける時間と博物館に立ち寄る時間との合
計時間より多い時間を施設立ち寄り時間Zとすることが
できる。余裕がないと判断したら、利用者は上記合計時
間を施設立ち寄り時間とすることができる。
【0094】ステップS204では、入力部1により入
力された各情報が、車両制御部5を介して、車両送信部
3により情報処理センタに送信される。
【0095】ステップS205では、情報処理センタで
は、送信された各情報が情報処理センタ受信部6、情報
処理センタ制御部10を介して、選択部11に送られ
る。
【0096】ステップS206では、選択部11は、送
られた各スケジュール条件のうち、各スケジュール条件
に対応する優先度を考慮してスケジュール条件を選択す
る。
【0097】(2−2−2)選択部11による選択動作 この選択部11による選択動作について、ステップS2
01及びステップS203で入力された各情報(昼食
(優先度5)、土産(優先度4)、軽食(優先度2)、
博物館(優先度5)、公園(優先度3)、施設立ち寄り
時間Z)を用いて、以下に詳細に説明する。
【0098】選択部11は、送られた各利用者目的(昼
食、土産、軽食)及び経由施設種(博物館、公園)のう
ち、これらに対応する優先度をそれぞれ調べて、最も高
い優先度(優先度5)が付与された利用者目的(昼食)
と経由施設種(博物館)を選択する。利用者は走行スケ
ジュールに必ず含めたい情報と対応するスケジュール条
件に対して、優先度5を与えることにより、所望の情報
を走行スケジュールに含ませることができる。
【0099】そして、選択部11は、昼食の時間帯X1
1から算出される昼食時間と、博物館の時間帯X5から
算出される博物館に立ち寄る時間と、の合計時間を算出
し、この合計時間と、施設立ち寄り時間Zと、の差の時
間を算出する。
【0100】そして、選択部11は、上記差の時間と、
優先度4の利用者目的「土産」の時間帯X12から算出
される時間と、を比較して、時間帯X12の時間が上記
差の時間内にあるか否かを判定する。なお、この判定
は、利用者の必要に応じて、例えば、5分から15分以
内のオーバーであったら、許容させるようにできる。
【0101】時間帯X12の時間が上記差の時間内にな
い場合には、選択部11は、優先度4以下のスケジュー
ル条件は選択しない。時間帯X12の時間が上記差の時
間内にある場合には、選択部11は、優先度4の利用者
目的(土産)を選択する。
【0102】この場合、例えば、時間帯X12の時間が
上記差の時間内にあるとして、選択部11は、優先度4
の利用者目的(土産)を選択する。
【0103】そして、選択部11は、施設立ち寄り時間
Zと、昼食の時間帯X11の時間、博物館の時間帯X1
4の時間及び土産の時間帯X12の時間の合計時間と、
の差の時間を算出する。選択部11は、上記差の時間
と、優先度3の経由施設種(公園)の時間帯X15の時
間と、を比較して、時間帯X15の時間が上記差の時間
内にあるか否かを判定する。
【0104】時間帯X15の時間が上記差の時間内にな
い場合には、優先度3以下のスケジュール条件は選択し
ない。時間帯X15の時間が上記差の時間内にある場合
には、優先度3の経由施設種(公園)を選択する。
【0105】この場合、例えば、時間帯X15の時間が
上記差の時間内にないとして、選択部11は、優先度3
以下のスケジュール条件は選択しない。
【0106】このようにして、選択部11は、各スケジ
ュール条件(利用者目的(昼食、土産、軽食)、経由施
設種(博物館、公園))のうち、これらに対応する優先
度を考慮して利用者目的(昼食、土産)及び経由施設種
(博物館)を選択する。
【0107】なお、優先度が同一のスケジュール条件が
2つ以上あるときは、その旨を車両に送信して、利用者
に対して、いずれのスケジュール条件を選択するかを指
示させるようにしてもよい。
【0108】ステップS207では、選択部11により
選択された各スケジュール条件と、これらに対応する時
間帯及び地域情報と、利用者ID情報と、が条件変換部
7へ送られる。
【0109】ステップS208では、条件変換部7は、
送られた各情報に基づいて、選択部11により選択され
た各スケジュール条件を走行スケジュールに含める情報
に変換する。
【0110】条件変換部7による変換動作について、ス
テップS206で選択された各スケジュール条件(利用
者目的(昼食、土産)、利用者目的(博物館))を用い
て、説明する。
【0111】(条件変換部7の動作)ステップS208
においても、(1−2−2)のステップS103で説明
した動作が行われるので、その詳細な説明は省略する。
【0112】条件変換部7は、利用者目的(昼食)を、
経由施設(Aレストラン)に変換する。条件変換部7
は、利用者目的(土産)を、経由施設(G土産店)に変
換する。条件変換部7は、経由施設種(博物館)を、経
由施設種(N博物館)に変換すると共に、利用者目的
(博物鑑賞)に変換する。
【0113】ステップS209では、条件変換部7によ
り変換された各情報や、各種情報がスケジュール作成部
8へ送られる。
【0114】例えば、ステップS208で条件変換部7
により変換された各情報(Aレストラン、N博物館、G
土産店)と、昼食に対応する時間帯X11、博物鑑賞に
対応する時間帯X14、土産に対応する時間帯X12
と、が情報処理センタ制御部10を介して、スケジュー
ル作成部8へ送られる。
【0115】ステップS210では、スケジュール作成
部8は、ステップS209で送られた各情報に基づい
て、走行スケジュールを作成する。
【0116】ステップS211では、上記走行スケジュ
ールは情報処理センタ制御部10、情報処理センタ送信
部9を介して、車両に送信される。
【0117】ステップS212では、送信された走行ス
ケジュールが車両受信部4、車両制御部5を介して、表
示部2に送られる。表示部2では、走行スケジュールが
表示される。
【0118】本実施の形態では、入力部1により、複数
のスケジュール条件とこれらに対応するスケジュールに
含める優先度とを入力することができる。そして、選択
部11は、各スケジュール条件のうち対応する優先度を
考慮してスケジュール条件を選択する。例えば、選択部
11は、優先度が高いスケジュール条件を必ず選択す
る。これにより、所望のスケジュール条件から変換され
る情報を走行スケジュールに確実に含めることができ
る。そして、優先度が低いスケジュール条件を選択して
もスケジュール実行に無理がない場合には、選択部11
は、優先度が低いスケジュール条件を選択する。そし
て、優先度が低いスケジュール条件を選択すると、スケ
ジュール実行に無理があるときは、選択部11は、優先
度が低いスケジュール条件を選択しない。
【0119】従って、本実施の形態では、複数のスケジ
ュール条件が入力されても、作成される走行スケジュー
ルの実行には無理がなくなると共に、所望のスケジュー
ル条件から変換される情報を走行スケジュールに確実に
含めることができる。
【0120】実施の形態3.実施の形態3である作成シ
ステムにおいて、実施の形態2である作成システムと異
なる点は、入力部1の機能、車両送信部3の機能、選択
部11の機能、スケジュール作成部8の機能、が異なる
点にある。
【0121】(3−1)作成システムの構成 入力部1には、複数の経由施設が入力されると共に、こ
れらの経由施設にそれぞれ対応して走行スケジュールに
含める優先度が入力される。
【0122】車両送信部3は、入力部1により入力され
た各経由施設と、これらに対応する優先度と、を送信す
る。
【0123】選択部11は、送信された各スケジュール
条件及び各経由施設のうち、これらのスケジュール条件
及び経由施設に対応する優先度を考慮して、スケジュー
ル条件及び経由施設のうち少なくとも一方を選択する選
択部11を有する。
【0124】スケジュール作成部8は、条件変換部7に
より変換された情報(経由施設)と、選択部11により
選択された経由施設に基づいて、走行スケジュールを作
成する。
【0125】(3−2)作成システムの動作 作成システムの動作、即ち、走行スケジュールを作成す
る動作について図8に示すフローチャート図を用いて説
明する。
【0126】先ず、ステップS301で、利用者は、複
数のスケジュール条件とこれらに対応する優先度とを入
力部1により入力すると共に、走行スケジュールに含め
る候補の複数の経由施設とこれらに対応する優先度とを
入力部1により入力する。
【0127】この優先度は、実施の形態2と同様に、例
えば、5段階で表される。この際、利用者は各走行スケ
ジュール条件に対応する時間帯及び地域情報と、各経由
施設に対応する時間帯及び利用者目的と、を入力部1に
より入力する。また、利用者は、利用者のID情報も入
力部1により入力する。
【0128】(3−2−1)入力部1による入力動作 利用者は例えば、入力部1により以下のような入力を行
うことができる。
【0129】複数の利用者目的及びこれらに対応する優
先度として、昼食(優先度5)、土産(優先度2)、軽
食(優先度2)を入力部1により入力する。この場合に
おける入力部1により入力された利用者目的とその優先
度とを図9(a)に示す。なお、利用者は昼食に対応す
る時間帯X21、土産に対応する時間帯X22、軽食に
対応する時間帯X23も入力する。また、利用者は、昼
食を行う地域を示す地域情報Y21、土産を買う地域を
示す地域情報Y22、軽食を行う地域を示す地域情報Y
23も入力する。
【0130】複数の経由施設種及びこれらに対応する優
先度として、博物館(優先度5)、公園(優先度3)を
入力部1により入力する。この場合における入力部1に
より入力された経由施設種とその優先度とを図9(b)
に示す。なお、利用者は博物館に対応する時間帯X2
4、公園に対応する時間帯X25も入力する。また、利
用者は、博物館の対象地域を示す地域情報Y24、公園
の対象地域である地域情報Y25も入力する。
【0131】複数の経由施設及びこれらに対応する優先
度として、H寺(優先度5)、Y神社(優先度4)を入
力部1により入力する。この場合における入力部1によ
り入力された経由施設とその優先度とを図9(c)に示
す。なお、利用者はH寺に対応する利用者目的(寺参
拝)及び時間帯X26、Y神社に対応する利用者目的
(神社参拝)及び時間帯X27も入力部1により入力す
る。ステップS302では、車両制御部5は、入力部1
により入力された各スケジュール条件及び各経由施設の
うち、優先度5が付与されたスケジュール条件及びその
時間帯、優先度5が付与された経由施設及びその時間帯
を表示部2に表示させる。
【0132】例えば、表示部2には、ステップS301
で入力部1により入力された各スケジュール条件及び各
経由施設(昼食、土産、軽食、博物館、公園、H寺、Y
神社)のうち、優先度5が付与されたスケジュール条件
(昼食、博物館)及び経由施設(H寺)がそれぞれの時
間帯X21、時間帯X24、時間帯X26と対応して表
示される。
【0133】ステップS303では、利用者は、入力部
1により、スケジュール実行において経由施設の立ち寄
りのために割くことができる時間である施設立ち寄り時
間Zを入力する。
【0134】例えば、ステップS302で表示部2に表
示されたスケジュール条件(昼食、博物館)とその時間
帯X21,X24、経由施設(H寺)とその時間帯X2
6を見て、利用者はスケジュールに余裕があるか否かを
判断する。そして、利用者は、余裕があると判断した
ら、昼食にかける時間と博物館に立ち寄る時間とH寺に
立ち寄る時間との合計時間より多い時間を施設立ち寄り
時間Zとすることができる。また、利用者は、余裕がな
いと判断したら、上記合計時間を施設立ち寄り時間Zと
することができる。
【0135】ステップS304では、入力部1により入
力された各情報が、車両制御部5を介して、車両送信部
3により情報処理センタに送信される。
【0136】ステップS305では、情報処理センタで
は、送信された各情報が情報処理センタ受信部6、情報
処理センタ制御部10を介して、選択部11に送られ
る。
【0137】ステップS306では、選択部11は、送
信された各スケジュール条件及び各経由施設のうち、こ
れらのスケジュール条件及び経由施設に対応する優先度
を考慮して、スケジュール条件及び経由施設のうち少な
くとも一方を選択する。
【0138】(3−2−2)選択部11による選択動作 この選択部11による選択動作について、ステップS3
01及びステップS303で入力された各情報(昼食
(優先度5)、土産(優先度2)、軽食(優先度2)、
博物館(優先度5)、公園(優先度3)、H寺(優先度
5)、Y神社(優先度4)、施設立ち寄り時間Z)を用
いて、以下に詳細に説明する。
【0139】選択部11は、送られた各利用者目的(昼
食、土産、軽食)、経由施設種(博物館、公園)及び経
由施設(H寺、Y神社)のうち、これらに対応する優先
度をそれぞれ調べて、最も高い優先度(優先度5)が付
与された利用者目的(昼食)と経由施設種(博物館)と
経由施設(H寺)を選択する。
【0140】そして、選択部11は、施設立ち寄り時間
Zと、昼食の時間帯X21の時間、博物館の時間帯X2
4の時間及びH寺の時間帯X26の時間の合計時間と、
の差の時間を算出する。そして、選択部11は、上記差
の時間と、優先度4の経由施設種(Y神社)の時間帯X
27の時間と、を比較して、時間帯X27の時間が上記
差の時間内にあるか否かを判定する。時間帯X27の時
間が上記差の時間内にない場合には、選択部11は、優
先度4以下のスケジュール条件及び経由施設は選択しな
い。時間帯X27の時間が上記差の時間内にある場合に
は、選択部11は、優先度4の経由施設(Y神社)を選
択する。
【0141】この場合、時間帯X27の時間が上記差の
時間内にあるとして、選択部11は、優先度4の経由施
設(Y神社)を選択する。
【0142】そして、選択部11は、施設立ち寄り時間
Zと、昼食の時間帯X21の時間、博物館の時間帯X2
4の時間、H寺の時間帯X26の時間及びY神社の時間
帯X27の時間の合計時間と、の差の時間を算出する。
そして、選択部11は、上記差の時間と、優先度3の経
由施設(公園)の時間帯X25の時間と、を比較して、
上記時間帯X25の時間が上記差の時間内にあるか否か
を判定する。
【0143】時間帯X25の時間が上記差の時間内にな
い場合には、選択部11は、優先度3以下のスケジュー
ル条件及び経由施設は選択しない。時間帯X25の時間
が上記差の時間内にある場合には、選択部11は、優先
度3の経由施設種(公園)を選択する。
【0144】この場合、時間帯X25の時間が上記差の
時間内にないとして、選択部11は、優先度3以下のス
ケジュール条件及び経由施設を選択しない。
【0145】このようにして、選択部11は、各スケジ
ュール条件(利用者目的(昼食、土産、軽食)、各経由
施設種(博物館、公園))と、各経由施設(H寺、Y神
社)のうち、これらに対応する優先度を考慮して、スケ
ジュール条件を利用者目的(昼食)、経由施設種(博物
館)に選択すると共に、スケジュールに含める経由施設
をH寺、Y神社に選択する。
【0146】ステップS307では、選択部11により
選択された各スケジュール条件と、これらに対応する時
間帯及び地域情報と、利用者ID情報と、が条件変換部
7へ送られる。また、選択部11により選択された各経
由施設と、これらに対応する時間帯及び利用者目的と、
がスケジュール作成部8へ送られる。
【0147】ステップS308では、条件変換部7は、
送られた各情報に基づいて、選択部11により選択され
た各スケジュール条件を走行スケジュールに含める情報
に変換する。
【0148】(3−2−3)条件変換部7の動作 条件変換部7による変換動作について、ステップS30
6で選択された各スケジュール条件(利用者目的(昼
食)、経由施設種(博物館))を用いて、説明する。
【0149】ステップS308においても、(1−2−
2)のステップS103で説明した動作が行われるの
で、その詳細な説明は省略する。
【0150】条件変換部7は、利用者目的(昼食)を、
経由施設(Aレストラン)に変換する。条件変換部7
は、経由施設種(博物館)を、経由施設(N博物館)に
変換すると共に、利用者目的(博物鑑賞)に変換する。
【0151】ステップS309では、条件変換部7によ
り変換された各情報がスケジュール作成部8へ送られ
る。
【0152】例えば、ステップS306で条件変換部7
により変換された各情報(Aレストラン、N博物館)
と、昼食に対応する時間帯X21、博物館に対応する時
間帯X23と、が情報処理センタ制御部10を介して、
スケジュール作成部8へ送られる。
【0153】ステップS310では、ステップS309
で送られた各情報(条件変換部7により変換された各情
報及びこれらに対応する時間帯)と、ステップS307
で送られた各経由施設及びこれらに対応する利用者目的
及び時間帯と、に基づいて、スケジュール作成部8は走
行スケジュールを作成する。
【0154】例えば、条件変換部7により変換された各
情報(利用者目的(昼食)に対応するAレストランとそ
の時間帯X21、経由施設種(博物館)に対応するN博
物館とその利用者目的(博物鑑賞)及び時間帯X24)
と、選択部11により選択された各情報(経由施設(H
寺)とその利用者目的(寺参拝)及び時間帯X26、経
由施設(Y神社)とその利用者目的(神社参拝)及び時
間帯X27)に基づいて、スケジュール作成部8は、走
行スケジュールを作成する。作成された走行スケジュー
ルを図10に示す。
【0155】以降の動作は、ステップS211以降の動
作と同一である。
【0156】本実施の形態では、入力部1により、複数
のスケジュール条件とこれらに対応するスケジュールに
含める優先度と、複数の経由施設とこれらに対応するス
ケジュールに含める優先度と、を入力することができ
る。このため、スケジュール条件と共に経由施設を入力
することができ、優先度に基づいて、直接入力した経由
施設も走行スケジュールに含めることができる。
【0157】なお、例えば、経由施設種(レストラン)
に対して高い優先度が付与されて入力部1により入力さ
れ、経由施設としてAレストランに対して高い優先度が
付与されて入力部1により入力された場合、経由施設種
(レストラン)がAレストランに変換される場合があ
る。このような場合、Aレストランが同じスケジュール
に含まれてしまうことがある。このようなときには、作
成システムは以下のような動作を行うことが可能であ
る。
【0158】例えば、図11に示すような経由施設及び
経由施設種が情報処理センタに送信されたとする。情報
処理センタ制御部10は、条件変換部7に上記経由施設
種(レストラン)を経由施設に変換させる。例えば、条
件変換部7は、上記経由施設種(レストラン)をAレス
トランに変換したとする。そして、情報処理センタ制御
部10は、Aレストランが同じスケジュールに2つ含ま
れる旨を示す情報を車両に送信する。車両では、利用者
が、送信された情報に基づいて、経由施設種(レストラ
ン)又は経由施設(Aレストラン)のうち、いずれかを
スケジュールに含めない旨を示す情報を入力して、情報
処理センタに送信することができる。これにより、同じ
スケジュールに同一の経由施設が2つ含まれてしまうこ
とを防止できる。また、利用者目的が異なる(例えば、
一方は昼食目的、他方は夕食目的)場合には、経由施設
種(レストラン)、経由施設(Aレストラン)のいずれ
もスケジュールに含めるようにもできる。
【0159】また、本実施の形態では、変換テーブルに
おいて、スケジュール条件に対して、1つの経由施設だ
けでなく、予約の必要な経由施設と予約の必要のない経
由施設とを対応させることができる。また、変換テーブ
ルにおいて、スケジュール条件に対して、複数の経由施
設を、その利用の際にかかる金額と共に、対応させるこ
とができる。また、変換テーブルにおいて、スケジュー
ル条件に対して、複数の経由施設を、利用者の自宅から
の距離と共に、対応させることができる。また、変換テ
ーブルにおいて、スケジュール条件に対して、複数の経
由施設を、その収容人数と共に、対応させることができ
る。
【0160】上述のように変換テーブルを設定すれば、
利用者はスケジュール条件に対応させて、例えば、利用
者の自宅からの距離を入力すれば、条件変換部7は、上
記距離を考慮して、スケジュール条件を経由施設に変換
することができ、自宅からの距離を考慮したスケジュー
ルを作成することができる。
【0161】実施の形態4.本実施の形態においては、
スケジュールに含める複数の候補経由施設をスケジュー
ル作成時以外のときでも、入力部1により入力すること
ができ、上記複数の候補経由施設を経由施設記憶部12
に記憶させることができる。そして、スケジュール作成
時には、入力されたスケジュール条件や経由施設と共
に、経由施設記憶部12に記憶された複数の候補経由施
設も、情報処理センタに送られる。そして、上記複数の
候補経由施設も、スケジュールに含める候補にすること
ができる。
【0162】(4−1)作成システムの構成 図12は、実施の形態4である作成システムの構成を示
す図である。実施の形態4である作成システムにおい
て、実施の形態3である作成システムと異なる点は、車
両には、経由施設記憶部12が搭載されている点と、入
力部1の機能、車両送信部3の機能、スケジュール作成
部8の機能、が異なる点にある。以下、実施の形態3と
異なる点について説明する。
【0163】入力部1には、走行スケジュールに含める
複数の候補経由施設が予め入力される。
【0164】車両には、入力部1により予め入力された
複数の候補経由施設を記憶する経由施設記憶部12が搭
載される。
【0165】車両送信部3は、入力部1によりスケジュ
ール条件等が入力された場合、上記スケジュール条件等
と共に、経由施設記憶部12に記憶された複数の候補経
由施設を送信する。
【0166】スケジュール作成部8は、条件変換部7に
より変換された情報等と、送信された複数の候補経由施
設のうち少なくとも1つ以上の候補経由施設と、に基づ
いて、走行スケジュールを作成する。
【0167】(4−2)作成システムの動作 作成システムの動作について、(4−2−1)候補経由
施設の記憶動作と、(4−2−2)スケジュール作成動
作と、に分けて説明する。
【0168】(4−2−1)候補経由施設の記憶動作 候補経由施設の記憶動作について、図13に示すフロー
チャート図を用いて説明する。
【0169】ステップS401で、利用者は、走行スケ
ジュールに含める複数の候補経由施設等を入力部1によ
り予め入力する。
【0170】この際、利用者は、スケジュール作成時以
外の任意のときに、候補経由施設を入力することができ
る。例えば、利用者は、日常の車両走行中に、思い立っ
たときに候補経由施設を入力することができる。また、
例えば、車両が泊りがけの旅行にいっているときに、翌
日や翌々日のスケジュールに含めたい候補経由施設を入
力部1により入力することもできる。
【0171】また、入力部1により、候補経由施設に対
応する優先度を入力することができる。そして、候補経
由施設と対応する時間帯及び利用者目的も入力部1によ
り入力する。
【0172】例えば、入力の例として、F動物園(優先
度5、時間帯X30)、G書店(優先度3、時間帯X3
1)が入力部1により予め入力される。なお、利用者目
的として、F動物園に対しては「動物鑑賞」と、G書店
に対しては「本の買い物」と、が入力される。
【0173】そして、ステップS402では、入力部1
により入力された複数の候補経由施設、これらに対応す
る優先度、時間帯及び利用者目的が車両制御部5を介し
て、経由施設記憶部12に記憶される。
【0174】例えば、ステップS401で、F動物園
(優先度5、時間帯30、利用者目的(動物鑑賞))、
G書店(優先度3、時間帯X31、利用者目的(本の買
い物))が入力された場合、経由施設記憶部12に記憶
された内容を図14に示す。なお、図14においては、
時間帯、利用者目的を図示していない。
【0175】(4−2−2)スケジュール作成動作 (4−2−1)のようにして、複数の候補経由施設が記
憶された後、作成システムによるスケジュール作成動作
について図15、図16に示すフローチャート図を用い
て説明する。
【0176】ステップS411では、利用者が走行スケ
ジュール作成に必要な情報を入力する旨を示す情報を入
力部1により入力する。この情報は車両制御部5に送ら
れる。
【0177】ステップS412では、車両制御部5は、
経由施設記憶部12に記憶された各情報を読み出して、
表示部2に表示させる。
【0178】例えば、表示部2には、ステップS402
で経由施設記憶部12に記憶された各情報(F動物園
(優先度5、時間帯X31、利用者目的(動物鑑
賞))、G書店(優先度3、時間帯X32、利用者目的
(本の買い物))が表示される。
【0179】ステップS413では、利用者は、表示部
2に表示された各情報を考慮して、複数のスケジュール
条件と、これらに対応する時間帯及び地域情報と、複数
の経由施設と、これらに対応する時間帯及び利用者目的
と、を入力部1により入力する。また、利用者は自分の
ID情報を入力部1により入力する。
【0180】(入力動作)例えば、利用者は、入力部1
により以下のような情報を入力できる。
【0181】複数の利用者目的及びこれらに対応する優
先度として、昼食(優先度5)、土産(優先度2)が入
力部1により入力される。なお、利用者は昼食に対応す
る時間帯X33、土産に対応する時間帯X34も入力す
る。また、利用者は、昼食を行う地域を示す地域情報Y
31、土産を買う場所を示す地域を示す地域情報Y32
も入力する。
【0182】複数(この場合は1つ)の経由施設種及び
これらに対応する優先度として、博物館(優先度5)が
入力部1により入力される。なお、利用者は博物館に対
応する時間帯X35も入力する。また、利用者は、博物
館の存在する地域を示す地域情報Y33も入力する。
【0183】複数(この場合は1つ)の経由施設及びこ
れらに対応する優先度として、H寺(優先度5)が入力
部1により入力される。なお、利用者はH寺に対応する
時間帯X36及び利用者目的(寺参拝)も入力する。
【0184】ステップS414では、車両制御部5は、
入力部1により入力された各スケジュール条件及び各経
由施設と、経由施設記憶部12に記憶された各候補経由
施設と、のうち、優先度5が付与されたスケジュール条
件及びその時間帯、優先度5が付与された経由施設及び
その時間帯を表示部2に表示させる。
【0185】例えば、表示部2には、ステップS413
で入力部1により入力された各スケジュール条件及び各
経由施設(昼食、土産、博物館、H寺)と、経由施設記
憶部12に記憶された各候補経由施設(F動物園、G書
店)と、のうち、優先度5が付与されたスケジュール条
件(昼食、博物館)及び経由施設(H寺、F動物園)
が、それぞれの時間帯X33、時間帯X35、時間帯X
36、時間帯X31と対応して表示される。
【0186】ステップS415では、利用者は、入力部
1により、スケジュール実行において経由施設の立ち寄
りのために割くことができる時間である施設立ち寄り時
間Zを入力する。
【0187】例えば、ステップS414で表示部2に表
示されたスケジュール条件(昼食、博物館)とその時間
帯X33,X35、経由施設(H寺)とその時間帯X3
6、F動物園とその時間帯X31を見て、利用者はスケ
ジュールに余裕があるか否かを判断する。そして、余裕
があると判断したら、利用者は昼食にかける時間と博物
館に立ち寄る時間とH寺に立ち寄る時間とF動物園に立
ち寄る時間との合計時間より多い時間を施設立ち寄り時
間Zとすることができる。余裕がないと判断したら、利
用者は上記合計時間を施設立ち寄り時間とすることがで
きる。
【0188】ステップS416では、入力部1により入
力された各情報と、経由施設記憶部12に記憶された各
情報と、が車両制御部5を介して、車両送信部3により
情報処理センタに送信される。
【0189】ステップS417では、情報処理センタに
おいては、送信された各情報が情報処理センタ受信部
6、情報処理センタ制御部10を介して、選択部11に
送られる。
【0190】ステップS418では、選択部11は、送
信された各スケジュール条件及び各経由施設のうち、こ
れらに対応する優先度を考慮して、スケジュール条件及
び経由施設のうち少なくとも一方を選択する。
【0191】(選択部11の動作)この選択部11によ
る選択動作について、ステップS402で経由施設記憶
部12に記憶された各情報(F動物園(優先度5)、G
書店(優先度3))と、ステップS413及びステップ
S415で入力された各情報(昼食(優先度5)、土産
(優先度2)、博物館(優先度5)、H寺(優先度
5)、施設立ち寄り時間Z)を用いて、以下に詳細に説
明する。
【0192】選択部11は、送られた各利用者目的(昼
食、土産)、経由施設種(博物館)及び経由施設(H
寺、F動物園、G書店)のうち、これらに対応する優先
度をそれぞれ調べて、最も高い優先度(優先度5)が付
与された利用者目的(昼食)と経由施設種(博物館)と
経由施設(H寺、F動物園)を選択する。
【0193】そして、選択部11は、施設立ち寄り時間
Zと、昼食の時間帯X33の時間、博物館の時間帯X3
5の時間及びH寺の時間帯X36の時間とF動物園の時
間帯X31の時間の合計時間と、の差の時間を算出す
る。そして、選択部11は、上記差の時間と、優先度3
の経由施設(G書店)の時間帯X32の時間と、を比較
して、時間帯X32の時間が上記差の時間内にあるか否
かを判定する。時間帯X32の時間が上記差の時間内に
ない場合には、選択部11は、優先度3以下のスケジュ
ール条件及び経由施設は選択しない。時間帯X32の時
間が上記差の時間内にある場合には、選択部11は、優
先度3の経由施設(G書店)を選択する。
【0194】この場合、時間帯X32の時間が上記差の
時間内にないとして、選択部11は、優先度3の経由施
設(G書店)を選択しない。
【0195】このようにして、選択部11は、各スケジ
ュール条件(利用者目的(昼食、土産)、経由施設種
(博物館))と、各経由施設(H寺、F動物園、G書
店)のうち、これらに対応する優先度を考慮してスケジ
ュール条件を利用者目的(昼食)、経由施設種(博物
館)に選択すると共に、スケジュールに含める経由施設
をH寺、F動物園に選択する。
【0196】ステップS419では、選択部11により
選択された各スケジュール条件と、これらに対応する時
間帯及び地域情報と、利用者ID情報と、が条件変換部
7へ送られる。また、選択部11により選択された各経
由施設と、これらに対応する時間帯及び利用者目的と、
がスケジュール作成部8へ送られる。
【0197】ステップS420では、条件変換部7は、
送られた各情報に基づいて、選択部11により選択され
た各スケジュール条件を走行スケジュールに含める情報
に変換する。
【0198】(条件変換部7による変換動作)条件変換
部7による変換動作について、ステップS418で選択
された各スケジュール条件(利用者目的(昼食)、経由
施設種(博物館))を用いて、説明する。
【0199】(1−2−2)のステップS103で説明
した動作がステップS420でも行われるので、その詳
細な説明は省略する。
【0200】条件変換部7は、利用者目的(昼食)を、
経由施設(Aレストラン)に変換する。条件変換部7
は、経由施設種(博物館)を、経由施設種(N博物館)
に変換すると共に、利用者目的(博物鑑賞)に変換す
る。
【0201】ステップS421では、条件変換部7によ
り変換された各情報等がスケジュール作成部8へ送られ
る。
【0202】例えば、ステップS420で条件変換部7
により変換された各情報(Aレストラン、N博物館)
と、昼食に対応する時間帯X33、博物鑑賞に対応する
時間帯X35と、が情報処理センタ制御部10を介し
て、スケジュール作成部8へ送られる。
【0203】ステップS422では、ステップS421
で送られた各情報(条件変換部7により変換された各情
報及びこれらに対応する時間帯、利用者目的)と、ステ
ップS419で送られた各経由施設及びこれらに対応す
る時間帯及び利用者目的と、に基づいて、スケジュール
作成部8は走行スケジュールを作成する。
【0204】例えば、条件変換部7により変換された各
情報(利用者目的(昼食)に対応するAレストランとそ
の時間帯X33、経由施設種(博物館)に対応するN博
物館及び利用者目的(博物鑑賞)とその時間帯X35)
と、選択部11により選択された各情報(経由施設(H
寺)とその時間帯X36及び利用者目的(寺参拝)、経
由施設(F動物園)とその時間帯X31及び利用者目的
(動物鑑賞))に基づいて、スケジュール作成部8は、
走行スケジュールを作成する。作成された走行スケジュ
ールを図17に示す。
【0205】以降の動作は、ステップS211以降の動
作と同一である。
【0206】本実施の形態では、車両に経由施設記憶部
12が搭載されている。そして、入力部1によりスケジ
ュール作成時以外の任意のタイミングで、候補経由施設
を入力すると、上記経由施設記憶部12に記憶される。
そして、スケジュール作成時において、上記経由施設記
憶部12に記憶された各候補経由施設は、スケジュール
に含める経由施設の候補とできる。このため、スケジュ
ール作成時に限らず、利用者が思いついたときには、ス
ケジュールに含める候補の経由施設を入力することがで
きる。
【0207】なお、経由施設記憶部12に記憶された各
候補経由施設については、走行スケジュール作成のため
に使用された(又は作成候補として使用された)後は、
走行スケジュールの変更の際に必要な代替用経由施設と
なる。これについては、後述する実施の形態5で説明す
る。
【0208】実施の形態5.実施の形態1から4までに
おける作成システムは、車両走行前において、走行スケ
ジュールを作成するものであったが、実施の形態5にお
ける作成システムは、作成した走行スケジュールに含ま
れる経由施設が急に利用できなくなった場合、適切に走
行スケジュールを変更することができる。
【0209】(5−1)作成システムの構成 図18は、実施の形態5である作成システムの構成を示
す図である。実施の形態5である作成システムにおい
て、実施の形態4である作成システムと異なる点を以下
に示す。
【0210】車両には、車両の位置(緯度及び経度等)
を検出する車両位置検出部13と、種々の地図データが
格納されている地図データベース14と、走行スケジュ
ールに関連する関連情報をアクセスする関連情報アクセ
ス部15と、が搭載されている。
【0211】情報処理センタは、送信された車両位置に
基づいて車両走行状況を監視する車両監視部16と、車
両位置と走行スケジュールとの照合を行い、車両位置に
対して進行方向等を示す経路誘導情報を生成する経路誘
導情報生成部18と、情報処理センタ制御部10に接続
され、複数の走行経路や複数の経由施設の位置データ
(緯度、経路等)が格納されている位置データベース
(図示せず)と、を有する。
【0212】また、情報処理センタは、送信された関連
情報に基づいて、作成済みの走行スケジュールに含まれ
る経由施設に関する情報である施設情報の変化を監視す
る関連情報監視部19と、関連情報監視部19により監
視された施設情報の変化が走行スケジュールに影響を与
えるか否かを評価する影響評価部20と、この影響評価
部20が上記施設情報の変化が走行スケジュールに影響
を与えると評価した場合、代替経由施設を検索する代替
施設検索部21と、を有する。
【0213】また、本実施の形態においては、以下の各
部の機能が異なる。
【0214】車両送信部3は、車両位置検出部13によ
り検出された車両位置と、上記関連情報アクセス部15
によりアクセスされた関連情報と、を送信する。
【0215】スケジュール作成部8は、影響評価部20
による評価結果に基づいて、走行スケジュールを変更す
る。
【0216】(5−1−2)施設情報の変化が走行スケ
ジュールに影響を与えるときの各部の機能 影響評価部20が、関連情報監視部19により監視され
た施設情報の変化が走行スケジュールに影響を与えると
評価した場合における各部の機能を以下に説明する。
【0217】情報処理センタ送信部9は、走行スケジュ
ールの変更を行う旨を示す変更情報を車両に送信する。
【0218】車両送信部3は、送信された変更情報に基
づいて、経由施設記憶部12に記憶された複数の候補経
由施設を送信する。この候補経由施設とは、後述する代
替用候補経由施設のことである。
【0219】代替施設検索部21は、施設情報の施設に
対して利用者目的が同じである代替経由施設を、送信さ
れた複数の候補経由施設(代替用候補経由施設)から検
索する。
【0220】スケジュール作成部8は、代替施設検索部
21により検索された代替施設に基づいて、走行スケジ
ュールの変更を行う。
【0221】(5−2)作成システムの動作 実施の形態5である作成システムの動作について、(5
−2−1)候補経由施設(代替用候補経由施設)の記憶
動作と、(5−2−2)走行スケジュール実行動作と、
に分けて説明する。
【0222】(5−2−1)候補経由施設(代替用候補
経由施設)の記憶動作 実施の形態5である候補経由施設(代替用候補経由施
設)の記憶動作について図19に示すフローチャート図
を用いて以下に説明する。
【0223】ステップS501では、利用者は、走行ス
ケジュールに含める複数の候補経由施設(代替用候補経
由施設)を入力部1により予め入力する。
【0224】この際、利用者は、走行スケジュールの変
更時のみに使用される候補経由施設である代替用候補経
由施設を複数入力することができる。そして、例えば、
代替用候補経由施設として、X動物園、Y動物園、T博
物館、P公園...等のように、任意の経由施設を入力
することができる。そして、代替用候補経由施設に対応
する利用者目的も入力する。例えば、X動物園、Y動物
園に対しては、「動物鑑賞」、T博物館に対しては、
「博物鑑賞」のように利用者目的を入力部1により入力
する。
【0225】なお、代替用候補経由施設を入力部1によ
り入力するときは、代替施設用である旨も入力する。こ
れにより、経由施設記憶部12に記憶された各候補経由
施設は、それぞれ、代替用であるか否かを車両制御部5
等が識別することが可能となる。
【0226】また、実施の形態4で経由施設記憶部12
に記憶された各候補経由施設は、走行スケジュールの作
成のために使用された(又は作成の候補として使用され
た)後、代替用候補経由施設になる。この場合、各候補
経由施設に付与された時間帯の情報は削除される。これ
により、経由施設記憶部12に記憶された候補経由施設
は、全て、代替用候補経由施設にすることができる。
【0227】そして、ステップS502では、入力部1
により入力された代替用候補経由施設と、これらに対応
する利用者目的と、が経由施設記憶部12に記憶され
る。
【0228】そして、スケジュール作成動作は、図1
5、16に示した実施の形態4の動作と同様である。
【0229】(5−2−2)走行スケジュール実行動作 走行スケジュールを作成した後、走行スケジュールを実
行する動作について、(1)経路案内動作と、(2)走
行スケジュール変更動作と、に分けて説明する。
【0230】(1)走行スケジュールに従った経路案内
動作 走行スケジュールに従った経路案内動作について以下に
説明する。
【0231】車両において、表示部2には、作成済みの
スケジュールが表示される。そして、車両が走行を開始
すると、車両位置検出部13は一定時間毎に車両位置を
検出する。そして、車両制御部5は地図データベース1
4から上記車両位置と対応する地図データを読み出すと
共に、上記地図データを表示部2に表示させて、車両位
置を地図上の位置として表示部2に表示させる。また、
車両制御部5は、車両が上記走行スケジュールに基づい
た走行を開始した旨を示す開始情報を車両送信部3を介
して情報処理センタに送る。この際、開始情報には、利
用者のID情報も含まれている。
【0232】情報処理センタでは、開始情報を情報処理
センタ受信部6を介して、情報処理センタ制御部10が
受信すると、上記制御部は各部に対して各動作を行わせ
る。即ち、情報処理センタ制御部10は、車両監視部1
6に、一定時間毎に送信されてくる車両位置に基づい
て、車両の走行状況の監視を開始させる。
【0233】また、情報処理センタ制御部10は、上記
利用者のID情報と対応する走行スケジュールを経路誘
導情報生成部18へ送る。経路誘導情報生成部18は、
車両位置と走行スケジュールとを照合させ、車両が現在
位置からの進行すべき方向を示す経路誘導情報を生成す
る。この経路誘導情報は、情報処理センタ制御部10、
情報処理センタ送信部9を介して、車両に送信される。
上記経路誘導情報が車両受信部4を介して、車両制御部
5に送られると、車両制御部5は、上記経路誘導情報に
基づいて、車両現在位置に対して進行すべき方向を示す
矢印表示等を表示部2に表示させる。
【0234】(2)スケジュール変更動作 (1)に示した経路案内動作と並行して、スケジュール
変更動作が行われる。以下、図20、21に示すフロー
チャート図を用いて、スケジュール変更動作について説
明する。利用者は、図22に示す走行スケジュールに従
って車両を走行しているとする。
【0235】ステップS511で、車両では、関連情報
アクセス部15が、走行スケジュールに関連する情報を
アクセスする。
【0236】このアクセス動作について以下に説明す
る。利用者は、必要に応じて、入力部1により、走行ス
ケジュールに関連する情報をアクセスする旨を入力す
る。この結果、車両制御部5は関連情報アクセス部15
に走行スケジュールに関連する情報をアクセスさせる。
即ち、関連情報アクセス部15は、走行スケジュールに
含まれた各経由施設の施設情報(T本舗の施設情報、H
寺の施設情報、Bレストランの施設情報、N博物館の施
設情報、Y神社の施設情報)を、例えば施設情報提供セ
ンタにアクセスする。この施設情報提供センタは、複数
の施設の情報(現在の利用状況等)を提供する。
【0237】なお、関連情報アクセス部15は、既に立
ち寄った経由施設の施設情報はアクセスしない。ここで
は、車両はまだいずれの経由施設にも立ち寄っていない
とする。
【0238】ステップS512で、関連情報アクセス部
15によりアクセスされた各施設情報(T本舗の施設情
報、H寺の施設情報、Bレストランの施設情報、N博物
館の施設情報、Y神社の施設情報)が車両制御部5、車
両送信部3を介して、情報処理センタに送られる。
【0239】ステップS513では、送信された各施設
情報が情報処理センタ受信部6、情報処理センタ制御部
10を介して、関連情報監視部19へ送られる。
【0240】ステップS514では、関連情報監視部1
9は、今回送信された各施設情報のうち、前回送信され
た各施設情報と比較して、変化があった施設情報がある
か否かを判定する。
【0241】変化があった施設情報がない場合、ステッ
プS511以降の動作が再度行われる。変化があった施
設情報が存在する場合、ステップS515の動作が行わ
れる。
【0242】例えば、Bレストランの施設情報に変化が
あったとする。この施設情報の例を図23に示す。この
場合は、ステップS515の動作が行われる。
【0243】ステップS515では、関連情報監視部1
9は、情報処理センタ制御部10を介して、変化があっ
た施設情報(Bレストランの施設情報)を影響評価部2
0へ送る。また、情報処理センタ制御部10は、現在実
行中の走行スケジュールを影響評価部20へ送る。
【0244】ステップS516では、影響評価部20
は、施設情報の変化が走行スケジュールの実行に影響を
与えるか否かを評価する。
【0245】影響を与えないと影響評価部20が評価し
た場合、ステップS511以降の動作が行われる。影響
を与えると影響評価部20が評価した場合、ステップS
517の動作が行われる。
【0246】影響評価部20による評価動作を以下に示
す。経由施設の利用が不可能になってしまったような施
設情報の変化の場合(利用は可能であるが、入場するの
に時間がかかるような場合も含む)、影響評価部20
は、走行スケジュールに影響を与えると評価する。混雑
傾向にあるが、走行スケジュール通りの利用が可能であ
るような施設情報の変化の場合、影響評価部20は、走
行スケジュールに影響を与えないと評価する。
【0247】例えば、ステップS515で示したよう
に、影響評価部20に送られた各施設情報のうち、Bレ
ストランの施設情報が示す施設状況が「空席あり」から
「満席」に変化した場合(図23参照)、影響評価部2
0は、走行スケジュールに影響を与えると評価する。
【0248】ステップS517では、影響評価部20
は、走行スケジュールの変更を行う旨を示す変更情報を
情報処理センタ制御部10へ送る。また、影響評価部2
0は、変更する方がよいと評価した施設情報の経由施設
及びその利用者目的を代替施設検索部21へ送る。
【0249】例えば、走行スケジュールに含まれる各経
由施設の施設情報のうち、Bレストランの施設情報が満
席になってしまい、利用不可能となった場合、影響評価
部20は、Bレストラン及びその利用者目的(昼食)を
代替施設検索部21へ送る。
【0250】ステップS518では、変更情報が、情報
処理センタ制御部10及び情報処理センタ送信部9を介
して、車両に送信される。
【0251】ステップS519では、送信された変更情
報が、車両受信部4を介して、車両制御部5へ送られ
る。
【0252】ステップ520では、車両制御部5は、経
由施設記憶部12に記憶された各代替用候補経由施設及
びその利用者目的を読み出す。
【0253】ステップS521では、車両制御部5は、
各代替用候補経由施設とこれらに対応する利用者目的を
車両送信部3を介して、情報処理センタへ送る。
【0254】ステップS522では、送信された各情報
が情報処理センタ受信部6、情報処理センタ制御部10
を介して、代替施設検索部21へ送られる。
【0255】ステップS523では、代替施設検索部2
1は、変化があった施設情報の経由施設と同じ利用者目
的の代替施設を、送信された各代替用候補経由施設から
検索する。
【0256】この代替施設検索部21が、Bレストラン
の代替施設を検索する動作について以下に説明する。
【0257】例えば、各代替用候補経由施設及びその利
用者目的として、Cレストラン(昼食)、B植物園(植
物鑑賞)、R公園(散策)、J美術館(絵画鑑賞)、F
書店(本の買い物)等が代替施設検索部21に送られた
とする。この場合、Bレストランと同一の利用者目的
(昼食)はCレストランであるので、代替施設検索部2
1は、Bレストランの代替施設として、Cレストランを
検索する。
【0258】なお、各代替用候補経由施設のうち、同一
の利用者目的が2つ以上あるときは、いずれかを選択す
るように指示する旨を車両に送信して、表示部2に表示
させて、利用者に選択させてもよい。
【0259】また、入力部1により各代替用候補経由施
設を入力するときに、代替検索用の優先度も合わせて入
力することもできる。これにより、例えば、Cレストラ
ン(検索用優先度5)、Rレストラン(検索用優先度
3)、Tレストラン(検索用優先度2)が代替施設検索
部21に送られた場合、代替施設検索部21は、Bレス
トランの代替施設として、検索用優先度を考慮してCレ
ストランを検索する。
【0260】ステップS524では、代替施設検索部2
1は、検索した代替施設及びその利用者目的を、情報処
理センタ制御部10を介して、スケジュール作成部8へ
送る。
【0261】ステップS525では、スケジュール作成
部8は、上記代替施設等に基づいて、走行スケジュール
を変更する。例えば、図22に示す走行スケジュールに
おいて、Bレストランの代わりに、代替施設検索部21
により検索されたCレストランが、Bレストランの時間
帯に含まれる。図22に示す走行スケジュールから変更
された走行スケジュールを図24に示す。
【0262】変更された走行スケジュールはステップS
211、ステップS212と同様にして車両に送信され
て、表示部2に表示される。また、変更された走行スケ
ジュールは経路誘導情報生成部18へ送られる。
【0263】本実施の形態においては、走行スケジュー
ル実行中において、走行スケジュールに含まれる経由施
設が急に利用できなくなった場合、利用できなくなった
経由施設と同じ利用者目的の代替施設を代替施設検索部
21により適切に検索できる。このため、利用者は、利
用者目的を確実に達成することができる。
【0264】なお、走行スケジュールに走行経路が含ま
れている場合、経由施設からCレストランへの走行経
路、Cレストランから経由施設への走行経路を代替施設
検索部21は、以下のようにして検索することができ
る。即ち、代替施設検索部21は、位置データベースに
格納された各情報に基づいて(即ち、Cレストランの位
置データと各走行経路の位置データとの比較に基づい
て)、代替走行経路を検索することができる。そして、
代替施設検索部21により検索された代替走行経路は走
行スケジュール作成部8に送られ、走行スケジュール作
成部8は、代替施設と共に、送られた代替走行経路に基
づいて、走行スケジュールを変更することができる。
【0265】実施の形態6.走行スケジュールの実行中
に利用者の都合等により、作成済みのスケジュールと異
なる走行が行われる場合がある。例えば、利用者の都合
等によりスケジュールに含まれている経由施設に行くこ
とを取りやめるような場合である。このようなとき、本
実施の形態では、現在の車両位置と、利用者の車両が現
在走行すべき予定走行経路と、が比較されて、車両の予
定走行経路からの逸脱状況が監視される。そして、本実
施の形態では、上記逸脱状況に基づいて、走行スケジュ
ールが適切に変更される。
【0266】(6−1)作成システムの構成 図25は、実施の形態6である作成システムの構成を示
す図である。実施の形態6である作成システムにおい
て、実施の形態5である作成システムと異なる点は、情
報処理センタが位置逸脱監視部22を有する点と、影響
評価部20の機能、スケジュール作成部8の機能が異な
る点と、にある。
【0267】位置逸脱監視部22は、送信された車両位
置と、走行スケジュール実行中における利用者の車両が
現在走行すべき予定走行経路と、を比較し、上記車両の
予定走行経路からの逸脱状況を監視する。
【0268】影響評価部20は、位置逸脱監視部22に
より監視された逸脱状況が走行スケジュールに影響を与
えるか否かを評価する。
【0269】スケジュール作成部8は、影響評価部20
による評価結果に基づいて、走行スケジュールを変更す
る。
【0270】(6−1−2)逸脱状況が走行スケジュー
ルに影響を与える場合における各部の機能 影響評価部20が、位置逸脱監視部22により監視され
た逸脱状況が走行スケジュールに影響を与えると評価し
た場合における各部の機能を以下に説明する。
【0271】情報処理センタ送信部9は、前記走行スケ
ジュールの変更を行う旨を示す変更情報を車両に送信す
る。
【0272】車両送信部3は、上記変更情報に基づい
て、経由施設記憶部12に記憶された複数の候補経由施
設(代替用候補経由施設)を送信する。
【0273】代替施設検索部21は、逸脱状況に基づい
て、送信された複数の候補経由施設(代替用候補経由施
設)から代替施設を検索する。
【0274】走行スケジュール作成部8は、代替施設検
索部21により検索された代替施設に基づいて、走行ス
ケジュールの変更を行う。
【0275】(6−2)作成システムの動作 実施の形態6である作成システムの動作について、候補
経由施設(代替用候補経由施設)の記憶動作及び走行ス
ケジュールの作成動作については、実施の形態5と同様
であるので、その説明を省略する。
【0276】以下、実施の形態6である作成システムに
よる走行スケジュールの変更動作について、図26、2
7に示すフローチャート図を用いて以下に説明する。本
実施の形態では、図28に示す走行スケジュールに従っ
て車両が走行しているとする。図28においては、各時
間帯と各経由施設と各利用者目的と各走行経路とがそれ
ぞれ対応づけられている。
【0277】ステップS601では、車両位置検出部1
3が車両の位置を検出する。この車両位置検出部13に
より検出された車両位置は、車両制御部5を介して、車
両送信部3へ送られる。
【0278】ステップS602では、車両送信部3は、
車両位置を送信する。
【0279】ステップS603では、送信された車両位
置が情報処理センタ受信部6、情報処理センタ制御部1
0を介して、位置逸脱監視部22へ送られる。
【0280】ステップS604では、位置逸脱監視部2
2は、送信された車両位置と、走行スケジュール実行中
における利用者の車両が現在走行すべき予定走行経路
と、を比較し、車両の走行経路からの逸脱状況を監視す
る。
【0281】以下、位置逸脱監視部22による監視動作
について説明する。
【0282】例えば、現在時刻が15:15であるとす
る。なお、時刻をカウントする時計部は、例えば、情報
処理センタ制御部10、車両制御部5に内蔵されている
とする。
【0283】図28に示すスケジュールによれば、現
在、車両は、N博物館からY神社に向かっており、走行
経路eを走行中のはずである。位置逸脱監視部22は、
位置データベースから走行経路eの位置データを読み出
し、現在の車両位置と、走行経路eの位置データと、を
比較する。そして、位置逸脱監視部22は、逸脱状況
(例えば、車両が走行経路eを走行しているか否かを示
す情報や、車両が走行経路eを走行していない場合、車
両位置が走行経路eからどれだけ離れているかを示す情
報)を監視する。なお、車両位置が走行経路からどれだ
け離れているかを示す情報は、車両位置と走行経路の各
位置との間の距離のうち、最短距離を示す情報とする。
【0284】ステップS605では、位置逸脱監視部2
2により監視された逸脱状況は、情報処理センタ制御部
10を介して、影響評価部20へ送られる。
【0285】ステップS606では、影響評価部20
は、現在の逸脱状況が走行スケジュールに影響を与える
か否かを評価する。
【0286】影響を与えないと影響評価部20により評
価された場合、ステップS601以降の動作が行われ
る。影響を与えると影響評価部20により評価された場
合、ステップS607の動作が行われる。
【0287】(影響評価部20による評価動作)以下、
影響評価部20による評価動作について説明する。
【0288】逸脱状況が、現在の車両位置が予定走行経
路の位置データ内にあると示している場合(即ち、車両
が予定走行経路を走行しているとき)には、影響評価部
20は影響を与えないと評価する。逸脱状況が、現在の
車両位置が予定走行経路の位置データ内にないと示して
いる場合には、影響評価部20は、以下の動作を行う。
即ち、影響評価部20は、現在の車両位置と、位置デー
タベースに格納された各走行経路の位置データと、を比
較して、車両が現在走行している走行経路を調べる。そ
して、影響評価部20は、送信されてくる複数の車両位
置に基づいて、車両進行方向を調べる。
【0289】そして、影響評価部20は、次の予定経由
施設の位置データと、現在走行中の走行経路と、現在の
車両進行方向と、に基づいて、逸脱状況がスケジュール
に影響を与えるか否かを評価する。
【0290】影響を与えないと評価された場合、ステッ
プS601以降の動作が行われる。例えば、現在の走行
経路は予定経路と異なるが、車両進行方向が次の経由施
設に向かっている場合には、影響評価部20は、走行ス
ケジュールに影響がないと評価する。
【0291】影響を与えると評価された場合、ステップ
S607の動作が行われる。走行経路が予定走行経路と
異なり、車両進行方向が次の経由施設に向かっていない
場合には、影響評価部20は、走行スケジュールに影響
があると評価する。
【0292】例えば、時刻15:15の時点で、図29
に示すように、車両がY神社に向かっておらず、予定走
行経路eでなく走行経路kを走行している場合、影響評
価部20は、走行スケジュールに影響があると評価す
る。
【0293】ステップS607では、影響評価部20
は、走行スケジュールの変更を行う旨を示す変更情報を
情報処理センタ制御部10へ送る。即ち、影響評価部2
0は、現在の車両進行方向に合うように走行スケジュー
ルを変更する旨及び現在の走行経路を情報処理センタ制
御部10へ送る。
【0294】ステップS608では、情報処理センタ制
御部10は、変更情報を情報処理センタ送信部9を介し
て、車両に送信する。
【0295】ステップS609では、送信された変更情
報が車両受信部4を介して、車両制御部5へ送られる。
【0296】ステップ610では、車両制御部5は、経
由施設記憶部12に記憶された各代替用候補経由施設及
びその利用者目的を読み出す。
【0297】ステップS611では、車両制御部5は、
各代替用候補経由施設等を車両送信部3を介して、情報
処理センタへ送る。
【0298】ステップS612では、送信された各情報
が情報処理センタ受信部6、情報処理センタ制御部10
へ送られる。
【0299】ステップS613では、情報処理センタ制
御部10は、送信された各代替用候補経由施設等を代替
施設検索部21へ送る。また、情報処理センタ制御部1
0は、現在の車両進行方向及び現在の走行経路に合う代
替施設を検索するように代替施設検索部21へ指示す
る。
【0300】ステップS614では、代替施設検索部2
1は、現在の走行経路及び現在の車両進行方向に基づい
て、代替施設を、送信された各代替用候補経由施設から
検索する。
【0301】この代替施設検索部21による検索動作に
ついて以下に詳細に説明する。
【0302】代替施設検索部21は、各代替用候補経由
施設の位置データと、現在の走行経路の位置データと、
現在進行方向と、に基づいて、代替施設を検索する。即
ち、代替施設検索部21は、現在の走行経路の位置デー
タと、現在進行方向と、から進行予定位置を算出する。
そして、この進行予定位置と、各代替用候補経由施設の
位置データと、を比較して、進行方向の途中にある代替
用候補経由施設を代替施設として検索する。
【0303】例えば、各代替用候補経由施設として、S
商店、Yデパート、Tレストラン、J本屋等がある場
合、代替施設検索部21は、これらの位置データと、現
在走行中の走行経路kの各進行予定位置データ(図29
に示す走行経路kの位置k1...kiの位置データ)
と、を比較する。そして、代替施設検索部21は、各進
行予定位置データに近い位置である経由施設を検索す
る。この場合では、例えば、S商店が検索される。
【0304】なお、進行予定位置と近い代替用候補経由
施設が2つ以上あるときは、いずれかを選択するように
指示する旨を車両に送信して、表示部2に表示させて、
利用者に選択させてもよい。
【0305】ステップS615では、代替施設検索部2
1は、検索した代替施設及びその利用者目的を、情報処
理センタ制御部10を介して、スケジュール作成部8へ
送る。
【0306】ステップS616では、スケジュール作成
部8は、経由施設の変更に伴う走行経路の変更を行う旨
を示す変更情報を情報処理センタ制御部10、情報処理
センタ送信部9を介して、車両に送る。
【0307】ステップS617では、車両制御部5は、
送られた変更情報に基づいて、表示部2に、走行経路の
変更を入力するように指示する旨を表示させる。
【0308】例えば、表示部2には、Y神社がS商店に
変更された旨を示す情報が表示され、S商店に関連する
走行経路e及び走行経路fを変更するように指示する旨
が表示される。
【0309】ステップS618では、利用者は、走行経
路の変更を入力する。
【0310】例えば、経由施設(Y神社)が経由施設
(S商店)に変更されたことを考慮して、利用者は、経
由施設(Y神社)と関連のあった走行経路e、走行経路
fをそれぞれ、走行経路k、走行経路jに変更する旨を
示す情報を入力部1により入力する。
【0311】この際、走行経路の時間帯の変更がある場
合には、その旨を入力部1により入力することができ
る。この走行経路の変更は、車両送信部3を介して、情
報処理センタに送られる。
【0312】また、スケジュール作成部8は、代替施設
検索部21にS商店と関連のある走行経路を検索させ
て、これらの走行経路を車両に送信し、利用者にこれら
の走行経路から所望の走行経路を選択させるようにして
もよい。
【0313】ステップS619では、走行経路の変更が
情報処理センタ受信部6、情報処理センタ制御部10を
介して、スケジュール作成部8へ送られる。
【0314】ステップS620では、スケジュール作成
部8は、代替施設及び走行経路の変更に基づいて、走行
スケジュールを変更する。
【0315】図28に示す走行スケジュールが上述のよ
うにして変更されたスケジュールを図30に示す。図3
0において、各経由施設のうち、Y神社がS商店に変更
される。また、図30においては、S商店への変更に伴
い、走行経路eが走行経路kに、走行経路fが走行経路
jに変更されている。
【0316】変更された走行スケジュールはステップS
211、ステップS212と同様にして車両に送信され
て、表示部2に表示される。また、変更された走行スケ
ジュールは経路誘導情報生成部18へ送られる。
【0317】本実施の形態においては、利用者の都合や
同乗者の都合等によりスケジュールに含まれている経由
施設に行くことを取りやめて、走行スケジュールに従っ
た走行を行わない場合、以下のようにスケジュールを適
切に変更することができる。即ち、位置逸脱監視部22
が現在の車両位置と、利用者の車両が現在走行すべき予
定走行経路と、を比較し、車両の走行スケジュールから
の逸脱状況を監視する。そして、この逸脱状況がスケジ
ュールに影響を与える可能性がある場合、スケジュール
作成部8は、走行スケジュールを適切に変更させること
ができる。例えば、代替施設検索部21は、経由施設記
憶部12に記憶された各候補経由施設から、逸脱状況に
基づいて、代替施設を検索する。そして、スケジュール
作成部8は、検索された代替施設に基づいて、スケジュ
ールを適切に変更することができる。
【0318】実施の形態7.本実施の形態では、複数の
車両(利用者の車両である自車両及び他車両)が共に待
ち合わせをして、共通の施設に行く場合、利用者の車両
である自車両の走行スケジュールと、他車両(以下、場
合によっては所定車両ともいう)の走行スケジュール
と、の整合をとることができる。
【0319】(7−1)作成システムの構成 図31は、実施の形態7である作成システムの構成を示
す図である。実施の形態7である作成システムが実施の
形態6である作成システムと異なる点は、情報処理セン
タはスケジュール比較部23を有する点と、入力部1の
機能、車両送信部3の機能、スケジュール作成部8の機
能、が異なる点にある。
【0320】入力部1には、利用者の車両である自車両
の走行スケジュールと所定車両の走行スケジュールとを
整合させる旨を示す整合情報が入力される。
【0321】車両送信部3は、上記整合情報を送信す
る。
【0322】スケジュール比較部23は、送信された整
合情報に基づいて、所定車両の走行スケジュールと、自
車両の走行スケジュールと、を比較する。
【0323】スケジュール作成部8は、スケジュール比
較部23による比較結果に基づいて、自車両の走行スケ
ジュールを変更する。
【0324】(7−2)作成システムの動作 利用者は、他人と共に同一時刻に待ち合わせを行って、
同一の経由施設を行くことを予め(スケジュール作成時
以前に)決めておく。そして、例えば、図32(a)に
示す走行スケジュールが実施の形態6と同様にして作成
され、作成された走行スケジュールは自車両の走行スケ
ジュールとなる。そして、実施の形態6である作成シス
テムは、自車両の走行スケジュールと、他人の車両であ
る所定車両の走行スケジュールと、の間に整合がとれて
いない場合、整合をとるように、自車両の走行スケジュ
ールを変更する。
【0325】この自車両の走行スケジュールの変更動作
について、図33に示すフローチャート図を用いて以下
に説明する。自車両の走行スケジュールは、図32
(a)に示す走行スケジュールであるとする。
【0326】ステップS701では、利用者は、自車両
の走行スケジュールと、他人の車両である所定車両の走
行スケジュールとを整合させる旨を示す整合情報を入力
部1により入力する。
【0327】このステップS701の動作について以下
に詳細に説明する。
【0328】例えば、利用者は、時刻10:00に待ち
合わせをして、上記他人と共に寺参拝、昼食、博物鑑賞
を一緒に行う場合、以下に示す整合情報を入力する。即
ち、利用者は、寺参拝に対応する経由施設及びその時間
帯、昼食に対応する経由施設及びその時間帯、博物鑑賞
に対応する経由施設及びその時間帯について、所定車両
のスケジュールと整合させる旨を示す整合情報を入力部
1により入力する。なお、利用者は、上記他人のID情
報及び利用者のID情報も入力する。
【0329】ステップS702では、入力部1により入
力された整合情報と、利用者及び他人のID情報と、が
車両制御部5及び車両送信部3を介して、情報処理セン
タに送られる。
【0330】ステップS703では、入力部1により入
力された各情報がセンタ受信部、センタ制御部を介し
て、スケジュール比較部23へ送られる。
【0331】ステップS704では、スケジュール比較
部23は、利用者及び他人のID情報に基づいて、自車
両の走行スケジュール及び所定車両の走行スケジュール
を情報処理センタ制御部10又は経路誘導情報生成部1
8から取り出す。
【0332】ステップS705では、スケジュール比較
部23は、送信された整合情報に基づいて、自車両の走
行スケジュールと、所定車両の走行スケジュールと、を
比較し、比較結果をスケジュール作成部8へ送る。
【0333】このステップS705の動作について以下
に詳細に説明する。
【0334】スケジュール比較部23は、整合情報(寺
参拝に対応する経由施設及びその時間帯、昼食に対応す
る経由施設及びその時間帯、博物鑑賞に対応する経由施
設及びその時間帯について、自車両のスケジュールを所
定車両のスケジュールと整合させる旨を示す情報)に基
づいて、図32(a)の自車両の走行スケジュールと、
図32(b)の所定車両の走行スケジュールと、を比較
する。比較の結果、寺参拝に対応する経由施設は、共
に、H寺で時間帯も一致しており、博物鑑賞に対応する
経由施設は共に、N博物館で時間帯も一致している。し
かし、昼食に対応する経由施設は、共に、時間帯は一致
しているが、経由施設がそれぞれ、自車両の走行スケジ
ュールではAレストラン、所定車両の走行スケジュール
ではBレストランと、異なっている。
【0335】スケジュール比較部23は、寺参拝に対応
する経由施設及びその時間帯、博物鑑賞に対応する経由
施設及びその時間帯、は一致しており、昼食に対応する
経由施設及びその時間帯は経由施設が自車両の走行スケ
ジュールではAレストラン、所定車両の走行スケジュー
ルではBレストランと相互に異なるという旨を示す比較
結果をスケジュール作成部8へ送る。
【0336】ステップS706では、スケジュール作成
部8は、スケジュール比較部23による比較結果に基づ
いて、自車両の走行スケジュールを変更する。
【0337】即ち、スケジュール作成部8は、上記比較
結果に基づいて、自車両の走行スケジュールに含まれる
Aレストラン(昼食に対応する経由施設)を所定車両の
走行スケジュールに整合させるように、Bレストランに
変更させる。変更された自車両の走行スケジュールを図
32(c)に示す。
【0338】ステップS707では、スケジュール作成
部8は、変更された自車両の走行スケジュールを情報処
理センタ制御部10、情報処理センタ送信部9を介し
て、自車両に送る。自車両では、上記走行スケジュール
が車両受信部4、車両制御部5を介して、表示部2に送
られ、表示部2に変更された走行スケジュールが表示さ
れる。
【0339】なお、本実施の形態においては、3台以上
の車両の走行スケジュールを整合させることもできる。
例えば、特定の車両の走行スケジュールを基準として、
他の車両の走行スケジュールを上記特定車両の走行スケ
ジュールに整合させるようにすることで、3台以上の車
両の走行スケジュールを整合させることが可能となる。
【0340】本実施の形態では、所定車両の走行スケジ
ュールと、自車両の走行スケジュールと、を整合させる
ことができるので、複数の車両で共に待ち合わせて共通
の施設に同行するときに、待ち合わせ時間や施設を整合
させることができる。このため、相互の待ち合わせ時間
がずれて時間を無駄にしたり、同行施設が異なってしま
い、同行できなかったりするような事態を避けることが
できる。
【0341】実施の形態8.実施の形態8である作成シ
ステムにおいて、実施の形態7である作成システムと異
なる点は、スケジュール作成部8の機能が異なる点にあ
る。
【0342】スケジュール作成部8は、所定車両の走行
スケジュールが変更された場合、変更された所定車両の
走行スケジュールと整合をとるように、自車両の走行ス
ケジュールを変更する。
【0343】(8−1)作成システムの動作 作成システムの動作について、実施の形態7のようにし
て、自車両の走行スケジュールと所定車両の走行スケジ
ュールとが整合するように、自車両の走行スケジュール
が変更された後、自車両が図32(c)の走行スケジュ
ールに従って走行を開始した場合を例にして説明する。
【0344】自車両は図32(c)に示す走行スケジュ
ールに従って、車両を走行する。
【0345】そして、所定車両が図32(b)に示す走
行スケジュールについて、H寺の時間帯を10:00−
11:00のところを11:00−12:00に、Bレ
ストランの時間帯を12:00−13:00のところを
13:00−14:00に、N博物館の時間帯を13:
30−14:30のところを14:30−15:30に
変更したとする。
【0346】この場合には、所定車両から情報処理セン
タへ図34(a)に示す変更情報が送られる。この変更
情報がスケジュール作成部8へ送られると、スケジュー
ル作成部8は、上記変更情報に基づいて、所定車両の走
行スケジュールを変更すると共に、自車両の走行スケジ
ュールも変更する。以下、作成システムによる自車両の
走行スケジュールの変更動作について、説明する。
【0347】先ず、スケジュール作成部8は、図34
(a)に示す変更情報に基づいて、自車両の走行スケジ
ュールのH寺の時間帯、Bレストランの時間帯、N博物
館の時間帯を所定車両の走行スケジュールに整合させ
る。そして、スケジュール作成部8は、H寺、Bレスト
ラン、N博物館の時間帯を変更する旨を示す変更予定情
報を情報処理センタ制御部10、情報処理センタ送信部
9を介して自車両に送信する。
【0348】また、スケジュール作成部8は、11:0
0以前の時間帯に何か経由施設を入れるか、Y神社の時
間帯をどうするか、について入力するように指示する旨
を示す指示情報を情報処理センタ制御部10、情報処理
センタ送信部9を介して自車両に送信する。この結果、
上記変更済み情報及び指示情報が車両受信部4、車両制
御部5に送られる。
【0349】次に、自車両では、車両制御部5は、変更
予定情報に基づいて、表示部2に、自車両の走行スケジ
ュールに含まれる各経由施設の時間帯を、所定車両の走
行スケジュールに整合させる予定である旨を表示させ
る。
【0350】即ち、車両制御部5は、自車両の走行スケ
ジュールについて、H寺の時間帯を10:00−11:
00のところを11:00−12:00に、Bレストラ
ンの時間帯を12:00−13:00のところを13:
00−14:00に、N博物館の時間帯を13:30−
14:30のところを14:30−15:30に変更さ
せる予定である旨を表示部2に表示させる。
【0351】また、車両制御部5は、指示情報に基づい
て、表示部2に、11:00以前の時間帯に何か経由施
設を入れる場合にはその旨を入力するように指示するこ
とを表示させると共に、Y神社の時間帯を変更させる場
合にはその旨を入力するように指示することを表示させ
る。
【0352】続いて、利用者は、表示部2の表示に従っ
て、各情報を入力部1により入力する。例えば、入力部
1により、11:00以前の時間帯である9:30−1
0:00にT本舗に行く旨を示す情報(利用者目的(軽
食)も含まれる)を入力すると共に、Y神社の時間帯を
15:30−16:30に変更する旨を示す情報を入力
する。
【0353】なお、本実施の形態では、11:00以前
の時間帯に入れる経由施設として、経由施設記憶部12
に記憶された各代替用候補経由施設を表示させ、これら
の経由施設のなかから、利用者が選択できるようにして
もよい。
【0354】そして、入力部1により入力された情報
は、情報処理センタ受信部6、制御部を介して、スケジ
ュール作成部8へ送られる。
【0355】そして、スケジュール作成部8は、送信さ
れた情報及び図34(a)に示す変更情報に基づいて、
自車両の走行スケジュールを変更する。変更された走行
スケジュールを図34(b)に示す。図34(b)にお
いては、図32(c)に示す走行スケジュールに対し
て、H寺、Bレストラン、N博物館の時間帯が変更され
ると共に、時間帯9:30−10:00にT本舗が含ま
れ、Y神社の時間帯が15:30−16:30に変更さ
れる。そして、変更された走行スケジュールは自車両に
送られ、表示部2に表示される。
【0356】本実施の形態では、整合をとるべき対象の
所定車両の走行スケジュールが変更された場合、スケジ
ュール作成部8は、上記変更された走行スケジュールと
整合をとるように自車両の走行スケジュールを変更させ
ることができる。このため、実施の形態7と比較して、
相互の待ち合わせ時間がずれて時間を無駄にしたり、同
行施設が異なってしまい、同行できなかったりするよう
な事態を一層確実に避けることができる。
【0357】なお、以上の説明においては、条件条件変
換部7やスケジュール作成部8を情報処理センタ側に設
けたが、情報処理センタ側に設けた各構成を車両に搭載
し、車両と情報処理センタとの間の通信を廃し、車両内
でスケジュール作成処理を完結してもよく、また、本発
明の要旨の範囲内で各処理ブロックを車両及び情報処理
センタ等に適宜配設してもよい。こうしても、走行スケ
ジュールを迅速に作成することができる。
【0358】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2、3
に記載の発明によれば、入力手段により入力されたスケ
ジュール条件(利用者目的、経由施設種)をスケジュー
ルに含める情報(経由施設)に変換させる条件変換手段
を有する。そして、条件変換手段は、スケジュール条件
を利用者が必要とする情報のみに変換することができる
ので、従来技術のように、スケジュール条件に対して検
索される情報が多くなってしまうことがない。従って、
スケジュール作成手段は、条件変換手段により変換され
た情報に基づいて、迅速に走行スケジュールを作成する
ことができる。
【0359】請求項4に記載の発明によれば、入力手段
により、複数のスケジュール条件とこれらに対応するス
ケジュールに含める優先度とを入力することができる。
そして、選択手段は、各スケジュール条件のうち対応す
る優先度を考慮してスケジュール条件を選択する。例え
ば、選択手段は、優先度が高いスケジュール条件を必ず
選択する。これにより、所望のスケジュール条件から変
換される情報を走行スケジュールに確実に含めることが
できる。そして、優先度が低いスケジュール条件を選択
してもスケジュール実行に無理がない場合には、選択手
段は、優先度が低いスケジュール条件を選択する。そし
て、優先度が低いスケジュール条件を選択すると、スケ
ジュール実行に無理があるときは、選択手段は、優先度
が低いスケジュール条件を選択しない。従って、複数の
スケジュール条件が入力されても、作成される走行スケ
ジュールの実行には無理がなくなると共に、所望のスケ
ジュール条件から変換される情報を走行スケジュールに
確実に含めることができる。
【0360】請求項5に記載の発明によれば、車両に経
由施設記憶手段が搭載されている。そして、入力手段に
よりスケジュール作成時以外の任意のタイミングで、候
補経由施設を入力すると、経由施設記憶手段に記憶され
る。そして、スケジュール作成時において、経由施設記
憶手段に記憶された各候補経由施設は、スケジュールに
含める経由施設の候補とできる。このため、スケジュー
ル作成時に限らず、利用者が思いついたときには、スケ
ジュールに含める候補の経由施設を入力することができ
る。
【0361】請求項6、7に記載の発明によれば、走行
スケジュール実行中において、走行スケジュールに含ま
れる経由施設が急に利用できなくなった場合、利用でき
なくなった経由施設と同じ利用者目的の代替施設を代替
施設検索手段により適切に検索できる。そして、スケジ
ュール作成手段は、代替施設検索手段により検索された
代替施設に基づいて、走行スケジュールを変更する。こ
のため、利用者は、利用者目的を、経由施設の混雑状況
等によらず、確実に達成することができる。
【0362】請求項8、9に記載の発明によれば、利用
者の都合等によりスケジュールに含まれている経由施設
に行くことを取りやめて、走行スケジュールに従った走
行を行わない場合、以下のようにスケジュールを適切に
変更することができる。即ち、位置逸脱監視手段が現在
の車両位置と、利用者の車両が現在走行すべき予定走行
経路と、を比較し、車両の走行スケジュールからの逸脱
状況を監視する。そして、この逸脱状況がスケジュール
に影響を与える可能性がある場合、スケジュール作成手
段は、走行スケジュールを適切に変更させることができ
る。
【0363】例えば、代替施設検索手段は、経由施設記
憶手段に記憶された各候補経由施設から、逸脱状況に基
づいて、代替施設を検索する。そして、スケジュール作
成手段は、検索された代替施設に基づいて、スケジュー
ルを適切に変更することができる。
【0364】請求項10に記載の発明によれば、所定車
両の走行スケジュールと、自車両の走行スケジュール
と、を整合させることができるので、複数の車両で共に
待ち合わせて共通の施設に同行するときに、待ち合わせ
時間や施設を整合させることができる。このため、相互
の待ち合わせ時間がずれて時間を無駄にしたり、同行施
設が異なってしまい、同行できなかったりするような事
態を避けることができる。
【0365】請求項11に記載の発明によれば、整合を
とるべき対象の所定車両の走行スケジュールが変更され
た場合、スケジュール作成手段は、上記変更された走行
スケジュールと整合をとるように自車両の走行スケジュ
ールを変更させることができる。このため、請求項10
に記載の発明と比較して、相互の待ち合わせ時間がずれ
て時間を無駄にしたり、同行施設が異なってしまい、同
行できなかったりするような事態を一層確実に避けるこ
とができる。
【0366】請求項12に記載の発明によれば、走行ス
ケジュールの作成に当たって生じる車両と情報処理セン
タとの通信を廃することができ、より簡易に走行スケジ
ュールを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1である作成システムの構成を示
す図である。
【図2】 実施の形態1である作成システムの動作を示
すフローチャート図である。
【図3】 実施の形態1である変換テーブルを示す図で
あり、(a)は、第1種変換テーブルを示す図であり、
(b)は、第2種変換テーブルを示す図である。
【図4】 実施の形態1である作成システムにより作成
された走行スケジュールの一例を示す図である。
【図5】 実施の形態2である作成システムの構成を示
す図である。
【図6】 実施の形態2である作成システムの動作を示
すフローチャート図である。
【図7】 同じく、実施の形態2である作成システムの
動作を示すフローチャート図である。
【図8】 実施の形態3である作成システムの動作を示
すフローチャート図である。
【図9】 実施の形態3である入力部により入力された
情報を示す図であり、(a)は、入力部により入力され
た利用者目的及びその優先度を示す図であり、(b)
は、入力部により入力された経由施設種及びその優先度
を示す図であり、(c)は、入力部により入力された経
由施設及びその優先度を示す図である。
【図10】 実施の形態3である作成システムにより作
成された走行スケジュールの一例を示す図である。
【図11】 実施の形態3において、情報処理センタに
送られた情報を示す図である。
【図12】 実施の形態4である作成システムの構成を
示す図である。
【図13】 実施の形態4である作成システムの動作を
示すフローチャート図である。
【図14】 実施の形態4である経由施設記憶部に記憶
された情報の一例を示す図である。
【図15】 実施の形態4である作成システムの動作を
示すフローチャート図である。
【図16】 同じく、実施の形態4である作成システム
の動作を示すフローチャート図である。
【図17】 実施の形態4である作成システムにより作
成された走行スケジュールの一例を示す図である。
【図18】 実施の形態5である作成システムの構成を
示す図である。
【図19】 実施の形態5である作成システムの動作を
示すフローチャート図である。
【図20】 同じく、実施の形態5である作成システム
の動作を示すフローチャート図である。
【図21】 同じく、実施の形態5である作成システム
の動作を示すフローチャート図である。
【図22】 実施の形態5において、変更前の走行スケ
ジュールを示す図である。
【図23】 実施の形態5において、変更前の走行スケ
ジュールに含まれる各経由施設のうち、変化があった経
由施設の施設情報の一例を示す図である。
【図24】 実施の形態5である作成システムにより変
更された走行スケジュールの一例を示す図である。
【図25】 実施の形態6である作成システムの構成を
示す図である。
【図26】 実施の形態6である作成システムの動作を
示すフローチャート図である。
【図27】 同じく、実施の形態6である作成システム
の動作を示すフローチャート図である。
【図28】 実施の形態6において、変更前の走行スケ
ジュールを示す図である。
【図29】 実施の形態6において、車両が予定走行経
路と異なる走行経路を走行した場合を示す模式図であ
る。
【図30】 実施の形態6である作成システムにより変
更された走行スケジュールの一例を示す図である。
【図31】 実施の形態7である作成システムの構成を
示す図である。
【図32】 走行スケジュールの一例を示す図であり、
(a)は、変更前の自車両の走行スケジュールの一例を
示す図であり、(b)は、所定車両の走行スケジュール
を示す図であり、(c)は、変更後における自車両の走
行スケジュールを示す図である。
【図33】 実施の形態7である作成システムの動作を
示すフローチャート図である。
【図34】 (a)は、所定車両の走行スケジュールに
関する変更を示す情報を示す図であり、(b)は、作成
システムによる変更動作後における自車両の走行スケジ
ュールを示す図である。
【図35】 従来の作成システムの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,32 入力部、2,34 表示部、3,35 車両
送信部、4,36 車両受信部、5,37 車両制御
部、6,38 情報処理センタ受信部、7 条件変換
部、8 スケジュール作成部、9,43 情報処理セン
タ送信部、10,44 情報処理センタ制御部、11
選択部、12 経由施設記憶部、13,31車両位置検
出部、14,33 地図データベース、15 関連情報
アクセス部、16,39 車両監視部、18,40 経
路誘導情報生成部、19 関連情報監視部、20 影響
評価部、21 代替施設検索部、22 位置逸脱監視
部、23 スケジュール比較部、41 スケジュール情
報生成部、42 影響度評価部。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−198439(JP,A) 特開 平9−319300(JP,A) 特開 平9−36798(JP,A) 特開 平9−61185(JP,A) 特開 平10−62183(JP,A) 特開 平6−36186(JP,A) 特開 平8−68650(JP,A) 特開 平9−50591(JP,A) 特開 平9−264750(JP,A) 特開 平9−81894(JP,A) 特開 平8−287394(JP,A) 特開 平8−241496(JP,A) 特開 平9−33274(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01C 21/00 G08G 1/00 - 1/16 G06F 17/60

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 利用者が走行スケジュール作成のために
    必要なスケジュール条件を入力する入力手段と、 この入力手段により入力されたスケジュール条件を送信
    する車両送信手段と、 送信されてきた情報を表示する表示手段と、が搭載され
    た車両の走行スケジュールを作成する車両用走行スケジ
    ュール作成システムであって、 送信された前記スケジュール条件を、予め記憶された変
    換テーブルに基づき、走行スケジュールの生成元となる
    情報に変換する条件変換手段と、 この条件変換手段により変換された情報に基づいて、走
    行スケジュールを作成するスケジュール作成手段と、 このスケジュール作成手段により作成された走行スケジ
    ュールを前記車両に送信するセンタ送信手段と、を有す
    る情報処理センタと、 を有し、 前記入力手段によって入力するスケジュール条件は、利
    用者目的および経由施設種を含み、 前記条件変換手段における変換テーブルは、利用者目的
    を経由施設種に変換する変換テーブルを含む、 ことを特徴とする車両用走行スケジュール作成システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記入力手段には、複数のスケジュール
    条件が入力されると共に、これらのスケジュール条件に
    それぞれ対応して走行スケジュールに含める優先度が入
    力され、 前記車両送信手段は、前記入力手段により入力された各
    スケジュール条件と、これらに対応する優先度と、を送
    信し、 情報処理センタは、送信された各スケジュール条件のう
    ち、各スケジュール条件に対応する優先度を考慮してス
    ケジュール条件を選択する選択手段を有し、 前記条件変換手段は、前記選択手段により選択されたス
    ケジュール条件を、走行スケジュールに含める情報に変
    換し、 前記スケジュール作成手段は、前記条件変換手段により
    変換された情報に基づいて、走行スケジュールを作成す
    ることを特徴とする請求項1に記載の車両用走行スケジ
    ュール作成システム。
  3. 【請求項3】 前記入力手段には、走行スケジュールに
    含める複数の候補経由施設が予め入力され、 前記車両には、前記入力手段により予め入力された複数
    の候補経由施設を記憶する経由施設記憶手段が搭載さ
    れ、 前記車両送信手段は、前記入力手段によりスケジュール
    条件が入力された場合、前記スケジュール条件と共に、
    前記経由施設記憶手段に記憶された複数の候補経由施設
    を送信し、 前記スケジュール作成手段は、前記条件変換手段により
    変換された情報と、送信された複数の候補経由施設のう
    ち少なくとも1つ以上の候補経由施設と、に基づいて、
    走行スケジュールを作成することを特徴とする請求項1
    又は2のいずれか1項に記載の車両用走行スケジュール
    作成システム。
  4. 【請求項4】 前記車両には、走行スケジュールに関連
    する関連情報をアクセスする関連情報アクセス手段が搭
    載され、 前記車両送信手段は、前記関連情報アクセス手段により
    アクセスされた関連情報を送信し、 前記情報処理センタは、送信された関連情報に基づい
    て、作成済みの走行スケジュールに含まれる経由施設に
    関する情報である施設情報の変化を監視する関連情報監
    視手段と、 この関連情報監視手段により監視された前記施設情報の
    変化が前記走行スケジュールに影響を与えるか否かを評
    価する影響評価手段と、を有し、 前記スケジュール作成手段は、前記影響評価手段による
    評価結果に基づいて、前記走行スケジュールを変更する
    ことを特徴とする請求項1、2又は3のうち、いずれか
    1項に記載の車両用走行スケジュール作成システム。
  5. 【請求項5】 前記情報処理センタは、代替経由施設を
    検索する代替施設検索手段を有し、 前記影響評価手段が、前記施設情報の変化が前記走行ス
    ケジュールに影響を与えると評価した場合、前記センタ
    送信手段は、前記走行スケジュールの変更を行う旨を示
    す変更情報を前記車両に送信し、 前記車両送信手段は、前記変更情報に基づいて、前記経
    由施設記憶手段に記憶された複数の候補経由施設を送信
    し、 前記代替施設検索手段は、前記施設情報の施設に対して
    利用者目的が同じである代替経由施設を、送信された複
    数の候補経由施設から検索し、 前記スケジュール作成手段は、前記代替施設検索手段に
    より検索された代替施設に基づいて、前記走行スケジュ
    ールの変更を行うことを特徴とする請求項に記載の車
    両用走行スケジュール作成装置。
  6. 【請求項6】 前記車両には、車両の位置を検出する位
    置検出手段が搭載され、 前記車両送信手段は、前記車両位置を送信し、 前記情報処理センタは、送信された車両位置と、走行ス
    ケジュール実行中における利用者の車両が現在走行すべ
    き予定経路と、を比較し、前記車両の前記予定経路から
    の逸脱状況を監視する位置逸脱監視手段を有し、 前記影響評価手段は、前記位置逸脱監視手段により監視
    された前記逸脱状況が前記走行スケジュールに影響を与
    えるか否かを評価し、 前記スケジュール作成手段は、前記影響評価手段による
    評価結果に基づいて、前記走行スケジュールを変更する
    ことを特徴とする請求項又はに記載の車両用走行ス
    ケジュール作成システム。
  7. 【請求項7】 前記影響評価手段が、前記逸脱状況が前
    記走行スケジュールに影響を与えると評価した場合、前
    記センタ送信手段は、前記走行スケジュールの変更を行
    う旨を示す変更情報を前記車両に送信し、 前記車両送信手段は、前記変更情報に基づいて、前記経
    由施設記憶手段に記憶された複数の候補経由施設を送信
    し、 前記代替施設検索手段は、前記逸脱状況に基づいて、送
    信された複数の候補経由施設から代替施設を検索し、 前記スケジュール作成手段は、前記代替施設検索手段に
    より検索された代替施設に基づいて、前記走行スケジュ
    ールの変更を行うことを特徴とする請求項に記載の車
    両用走行スケジュール作成装置。
  8. 【請求項8】 前記入力手段には、利用者の車両である
    自車両の走行スケジュールと所定車両の走行スケジュー
    ルとを整合させる旨を示す整合情報が入力され、 前記車両送信手段は、前記整合情報を送信し、 前記情報処理センタは、送信された整合情報に基づい
    て、前記所定車両の走行スケジュールと、自車両の走行
    スケジュールと、を比較するスケジュール比較手段を有
    し、 前記スケジュール作成手段は、前記スケジュール比較手
    段による比較結果に基づいて、自車両の走行スケジュー
    ルを変更することを特徴とする請求項1、2又は3のう
    ち、いずれか1項に記載の車両用走行スケジュール作成
    システム。
  9. 【請求項9】 前記所定車両の走行スケジュールが変更
    された場合、前記スケジュール作成手段は、変更された
    前記所定車両の走行スケジュールと整合をとるように、
    自車両の走行スケジュールを変更することを特徴とする
    請求項8に記載の車両用走行スケジュール作成システ
    ム。
  10. 【請求項10】 利用者が走行スケジュール作成のため
    に必要なスケジュール条件を入力する入力手段と、 入力された前記スケジュール条件を、予め記憶された変
    換テーブルに基づき、走行スケジュールの生成元となる
    情報に変換する条件変換手段と、 この条件変換手段により変換された情報に基づいて、走
    行スケジュールを作成するスケジュール作成手段と、 このスケジュール作成手段により作成された走行スケジ
    ュールに基づいて情報を表示する表示手段と、 を有し、 前記入力手段によって入力するスケジュール条件は、利
    用者目的と含み、 前記条件変換手段における変換テーブルは、利用者目的
    を経由施設種に変換する変換テーブルを含む、 ことを特徴とする車両用走行スケジュール作成システ
    ム。
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