JP3432247B2 - 真空式下水道システムにおける下水管の分岐工法及びその分岐工法に使用する穿孔具 - Google Patents

真空式下水道システムにおける下水管の分岐工法及びその分岐工法に使用する穿孔具

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JP3432247B2 JP18811193A JP18811193A JP3432247B2 JP 3432247 B2 JP3432247 B2 JP 3432247B2 JP 18811193 A JP18811193 A JP 18811193A JP 18811193 A JP18811193 A JP 18811193A JP 3432247 B2 JP3432247 B2 JP 3432247B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空式下水道システム
における下水管の分岐工法及びその分岐工法に使用する
穿孔具に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、各家庭から排出された汚水など
を、内部が負圧状態になった下水管によって真空ポンプ
場に収集し、その真空ポンプ場から更に下水処理場へ圧
送する真空式下水道システム(特開平3−87432号
公報参照)が採用されるようになってきた。この真空式
下水道システムは、真空ポンプ場によって下水管の内部
圧力を調整することによって強制的に汚水を下水処理場
に導くので、自然勾配に沿って下水管を配管できると共
に、自然流下式の場合よりも小口径管で下水管を構成す
ることができるという利点を有している。そして、この
真空式下水道システムが採用されている地域において
は、今後、住宅の増設等に伴って下水管を分岐させる必
要が生じることが当然予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この分
岐作業を、自然流下式と同様の工法、つまり、特開昭6
3−219988号公報等に規制されているように、分
岐管継手のサドル部を下水本管(既存の下水管)に固定
した後、その下水本管の周壁に、分岐管継手の本体から
挿入した穿孔具によって孔を開け、それから、分岐管継
手の本体の口を栓で塞ぎ、分岐管継手の分岐部に下水枝
管(新設の下水管)を接続させるといった分岐工法で行
なうと、分岐管継手の本体の口から穿孔具を引き抜い
て、その口に栓をするまでの間に、大気が下水本管に開
けた孔から下水本管の内部に浸入するので、下水本管の
内部圧力が低下して汚水収集機能に支障を来すといった
問題が生じてしまう。
【0004】ところで、管の内部圧力を維持したまま分
岐作業を行なう工法は、ガス管の分岐作業においては公
知である。この工法は、例えば、特公昭57−4411
5号公報に記載されているように、分岐管継手の口から
穿孔具を引き抜いた後、その口から下水本管内に空気が
侵入しないように、穿孔具とプラグ取付具が一体になっ
た治具を使用し、その治具と分岐管継手との間を蛇腹体
で密封している。しかしながら、この工法では、穿孔具
とプラグ取付具とが一体になった複雑な構造の治具が必
要になるので、治具の製作費が高くなると共に治具を使
用するにあたって技術が必要になる。
【0005】本発明は、上記のような問題に着目し、真
空式下水道システムにおいて、汚水収集機能を低下させ
ることなく、複雑な構造の治具を用いずに下水管の分岐
工事を行なうことができる下水管の分岐工法を提供する
ことを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の真空式下水道システムにおける下水管の分
岐工法では、管状に形成された本体と、その本体の一端
に形成されていて下水枝管と接続される接続口と、前記
本体の他端に形成されていて下水本管の外周面に密着状
態で接合されるサドル部と、を備え、前記本体には、開
閉部材を、本体の内部空間を接続口側の空間とサドル部
側の空間とに遮断する閉位置と、前記接続口側の空間と
サドル部側の空間とを連通させる開位置と、の間で移動
可能に保持した保持部が形成されている分岐管継手と、
分岐管継手の接続口に挿入可能に形成されているカッ
ターと、このカッターを摺動可能に支持し、前記カッタ
ーが分岐管継手の接続口に挿入するべく分岐管継手に取
り付けられる支持部材と、前記カッターの外側に密閉空
間を形成するべく分岐管継手に気密状態で取り付けられ
る密閉カバーと、を備えている穿孔具と、を使用し、前
分岐管継手のサドル部が密着状態で接合され、かつ、
この分岐管継手に前記穿孔具の密閉カバーが気密状態で
取り付けられて穿孔具のカッターの外側に密閉空間が
形成され、さらに、前記分岐管継手の開閉部材が開位置
に配置されている状態で、前記カッターによって下水本
管を穿孔し、その次に、前記開閉部材を閉位置に配置さ
せてから前記穿孔具を分岐管継手から取り除き、それか
ら、前記分岐管継手の接続口に下水枝管を接続し、その
後、前記開閉部材を開位置に配置させて下水本管と下水
枝管を連通させるようにした。
【0007】即ち、下水本管に前記分岐管継手のサドル
部が密着状態で接合され、かつ、この分岐管継手に前記
穿孔具の密閉カバーが気密状態で取り付けられて前記穿
孔具のカッターの外側に密閉空間が形成され、さらに、
前記分岐管継手の開閉部材が開位置に配置されている状
態で、前記カッターによって下水本管を穿孔し、その次
に、前記開閉部材を閉位置に配置させてから前記穿孔具
を分岐管継手から取り除き、それから、前記分岐管継手
の接続口に下水枝管を接続し、その後、前記開閉部材を
開位置に配置させて下水本管と下水枝管を連通させるよ
うにした。
【0008】
【作用】下水管の分岐作業を行なう場合には、まず、下
水本管に分岐管継手のサドル部が密着状態で接合され、
かつ、この分岐管継手に穿孔具の密閉カバーが気密状態
で取り付けられていて前記穿孔具のカッターの外側に密
閉空間が形成され、さらに、前記分岐管継手の開閉部材
が開位置に配置されている状態で、前記穿孔具に設けら
れているカッターによって下水本管を穿孔する。
【0009】この時、カッターの外側に密閉空間が形成
されていることにより、下水本管を穿孔しても大気が下
水本管にほとんど侵入しないので、分岐管継手の内部圧
力が下水本管の内部圧力と同一になるだけで、下水本管
の内部圧力は下水本管を穿孔する前とほとんど変わらな
い。
【0010】次に、前記開閉部材を閉位置に配置させて
から前記穿孔具を分岐管継手から取り除く。
【0011】この時は、開閉部材によって分岐管継手の
本体の内部空間が接続口側の空間とサドル部側の空間と
に遮断されているので、穿孔具を分岐管継手から取り除
いても大気が下水本管にほとんど侵入せず、下水本管の
内部圧力は穿孔具を取り除く前とほとんど変わらない。
【0012】それから、前記分岐管継手の接続口に下水
枝管を接続する。この時、下水枝管は、真空弁を有する
桝まで完全に配管を済ませておく。
【0013】そして、前記開閉部材を開位置に配置させ
て下水本管と下水枝管とを連通させる。そうすると、下
水本管の内部圧力と下水枝管の内部圧力が同一になり、
各家庭から排出された汚水などを内部が負圧状態になっ
た下水枝管によって下水本管に導くことができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて詳述す
る。まず、図1ならびに図2に基づいて、本発明に使用
する分岐管継手の実施例の構成を説明する。
【0015】本実施例の分岐管継手1は、例えば、ポリ
エチレン、塩化ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂によって
射出成形により形成されており、図1に示すように、断
面が円形の管状に形成された本体11と、その本体11
の一端に形成されていて下水枝管P1と接続される接続
口12と、前記本体11の他端に形成されていて下水本
管P2の外周面に密着状態で接合されるサドル部13
と、を備えている。
【0016】また、この分岐管継手1は、接続口12の
内周部と前記サドル部13の内周部に導電線14,15
がそれぞれ埋設されており、各導電線14,15への通
電により、接続口12と下水枝管P1ならびにサドル部
13と下水本管P2を融着により接合できるようになっ
ている。
【0017】更に、この分岐管継手1は、前記本体11
の中央部に、図2に示すように、長方形の板材の一端部
に本体の内径とほぼ等しい口径の孔21を設けて形成さ
れた開閉部材2を、本体11の外に孔21が設けられて
本体11の内部空間を接続口12側の空間とサドル部1
3側の空間とに遮断する閉位置と、本体11と重なる位
置に孔2aが設けられて接続口12側の空間とサドル部
13側の空間とを連通させる開位置との間でスライド可
能に保持した保持部16が形成されている。
【0018】次に、図3ならびに図4に基づいて、本発
に使用する穿孔具の実施例の構成を説明する。
【0019】本実施例の穿孔具3は、図3に示すよう
に、分岐管継手1の本体11に挿入可能に形成されてい
るカッター(通常ホルソーと呼んでいる)32と、この
カッター32を回転ならびに摺動可能に支持し、前記カ
ッター32が分岐管継手1の接続口12に挿入するべく
分岐管継手1の本体11に取り付けられる支持部材33
と、前記カッター32の外側に密閉空間を形成するべく
分岐管継手1の接続口12に気密状態で取り付けられる
密閉カバー31と、で構成されている。
【0020】前記支持部材33は、図3及び図4に示す
ように、前記カッター32の軸32aを挿通させたベア
リング33cと、分岐管継手1の本体11の外周に沿っ
てボルト37とナット38で取り付け可能に形成された
ベース33aとを、逆L字形の枠体33bによって連結
させて構成されている。
【0021】前記密閉カバー31は、樹脂成形品であっ
て、前記分岐管継手1の接続口12の外側に嵌合可能な
形状に形成されており、前記支持部材33の内側に設け
られている。また、この密閉カバー31は、接続口12
の外周面に沿って設けられる筒状部31aの内周面に
は、接続口12の外周面と筒状部31aの内周面との間
を気密状態に保つ弾性リング34(例えばO−リング)
が設けられており、接続口12を塞いで設けられる天井
部31bの内面には、接続口12の端面と天井部31b
の内面との間を気密状態に保つ弾性シート35が設けら
れている。更に、前記天井部31bの中央部には、カッ
ター32の軸32aを挿通させた孔31cが形成されて
おり、この孔31cの内周面には、密閉カバー31とカ
ッター32の軸32aとの間を気密状態に保つ弾性リン
グ36が2本設けられている。
【0022】次に、図5〜図9に基づいて、本発明の実
施例の真空式下水管における分岐工法の実施例を説明す
る。
【0023】下水管の分岐作業を行なう場合には、ま
ず、図5に示すように、分岐管継手1のサドル部13を
融着により下水本管P2に密着状態で接合させる。それ
から、この接続口12の外側に穿孔具3の密閉カバー3
1を気密状態で取り付けることによって前記穿孔具3の
カッター32の外側に密閉空間を形成し、更に、前記穿
孔具3の支持部材33を分岐管継手1の本体11にボル
ト37とナット38で取り付ける。また、分岐管継手1
の開閉部材2は、開位置に配置させておく。
【0024】次に、図6に示すように、穿孔具3の支持
部材33に支持されているカッター32をモーター(図
示省略)で回転及び摺動させて下水本管P2を穿孔す
る。
【0025】この時、密閉カバー31によってカッター
32の外側に密閉空間が形成されていることにより、下
水本管P2を穿孔しても大気が下水本管P2にほとんど
侵入しないので、分岐管継手1の内部圧力が下水本管P
2の内部圧力と同一になるだけで、下水本管P2の内部
圧力は下水本管P2を穿孔する前とほとんど変わらな
い。
【0026】次に、図7に示すように、開閉部材2を閉
位置に配置させ、それから、穿孔具3を分岐管継手1か
ら取り除く。
【0027】この時は、開閉部材2によって分岐管継手
1の本体11の内部空間が接続口12側の空間とサドル
部13側の空間とに遮断されているので、穿孔具3を分
岐管継手1から取り除いても大気が下水本管P2にほと
んど侵入しないので、下水本管P2の内部圧力は穿孔具
3を取り除く前とほとんど変わらない。
【0028】次に、図8に示すように、下水枝管P1を
融着により分岐管継手1の接続口12に接続する。この
時、下水枝管P1は、真空弁を有する桝(図示省略)ま
で完全に配管を済ませておく。
【0029】そして、図9に示すように、開閉部材2を
開位置に配置させて下水本管P1と下水枝管P2とを連
通させる。そうすると、下水本管P2の内部圧力と下水
枝管P1の内部圧力が同一になり、各家庭から排出され
た汚水などを内部が負圧状態になった下水枝管P1によ
って下水本管P2に導くことができる。
【0030】つまり、本実施例の下水管の分岐工法にあ
っては、下水本管P2の内部圧力を維持したまま下水本
管P2と下水枝管P1とを接続することができるので、
汚水収集機能を低下させずに下水管の分岐作業ができ
る。しかも、この分岐工法で使用する分岐管継手1と穿
孔具3は、それぞれ簡単な構造のものなので、製作費が
特に高くなることはないし、使用にあたって特別な技術
も必要ない。
【0031】次に、図10に基づいて、他の実施例の穿
孔具について説明する。図10は、本実施例の穿孔具を
分岐管継手に取り付けた状態を示している。
【0032】本実施例の穿孔具6は、分岐管継手1の本
体11に挿入可能に形成されているカッター61と、こ
のカッター61を回転ならびに摺動可能に支持し、前記
カッター61が分岐管継手1の接続口12に挿入するべ
く分岐管継手1の接続口12に取り付けられる支持部材
62と、前記カッター61の外側に密閉空間を形成する
べく分岐管継手1の本体11に気密状態で取り付けられ
る密閉カバー63と、で構成されている。
【0033】前記支持部材62は、カッター61を駆動
するモーター(図示省略)が内蔵されているモーターケ
ース62aと、このモーターケース62aの外側に取り
付けられ、ボルトとナットにより分岐管継手1の接続口
12の外周に沿って取り付けられている枠体62bと、
を備えており、前記モーターケース62aの外側にはハ
ンドル62cが設けられている。
【0034】前記密閉カバー63は、長さ方向に伸縮す
る筒状の密封シート63aを複数の金属リング63bに
よって補強して形成したもので、前記密封シート63a
は、一端が、支持部材62のモーターケース62aの外
周に締め付けバンド7によって気密状態で取り付けら
れ、他端が、分岐管継手1の本体11の外周に締め付け
バンド7によって気密状態で取り付けられている。
【0035】すなわち、本実施例の穿孔具6は、上述の
ようにして下水管の分岐作業を行なう場合に、上記穿孔
具3と代用することができる。
【0036】なお、前記密封シート63aの材料は、低
密度ポリエチレン樹脂や軟質ポリ塩化ビニル樹脂、天然
ゴム、合成ゴムなどの柔軟性を有するものであれば何で
もよいが、中の状態を見るために、透明な材料にする
と、より好ましい。尚、穿孔後、本管と通じた真空圧の
ため、密封シートが収縮してカッター61に絡みついた
りしないように金属線などの金属リング63bで補強し
ている。また、締め付けバンド7は、強度上、金属製の
ものを使用することが好ましい。
【0037】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、長方形の板材の一端部に本体の内径とほぼ等しい口
径の孔21を設けて形成された開閉部材2が設けられて
いる分岐管継手を示したが、図11に示したように、球
体に孔41を貫通形成させた形状の開閉部材4や、図1
2に示したように、筒体に孔51を貫通形成させた形状
の開閉部材5を採用してもよい。また、実施例では、接
続口の内周部に導電線が埋設されている分岐管継手を使
用し、接続口と下水枝管とを融着接合させたが、接続口
の内周部に弾性リングが設けられている分岐管継手を使
用し、接続口と下水枝管との間を弾性リングで密閉させ
て嵌合接合してもよいし、接続口の内周部に何も設けら
れていない分岐管継手を使用し、バット融着により接続
口と下水枝管とを融着接合させてもよい。更に、分岐管
継手のサドル部を下水本管に取り付ける時も、分岐管継
手のサドル部と下水本管との間に弾性リングを設けて分
岐管継手のサドル部と下水本管とをバンドで締め付けて
もよいし、分岐管継手のサドル部の内周面と下水本管の
外周面とをバット融着により融着接合させてもよい。ま
た、サドル部と下水本管、接続口と枝管を接着剤接合さ
せてもよい。また、管の切断片の除去を容易にするため
に、ホルソーを2つ割り構造にしてもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の真空式
水管における分岐工法にあっては、下水本管の内部圧力
を維持したまま下水本管と下水枝管とを接続することが
できるので、汚水収集機能を低下させずに下水管の分岐
作業ができるという効果が得られる。しかも、この分岐
工法で使用する請求項1記載の分岐管継手と請求項2記
載の穿孔具は、それぞれ簡単な構造のものなので、製作
費が特に高くなることはないし、使用にあたって特別な
技術も必要ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の分岐管継手を示す部分断面図である。
【図2】前記分岐管継手の部品図である。
【図3】実施例の穿孔具を示す部分断面図である。
【図4】実施例の穿孔具を示す底面図である。
【図5】実施例の下水管の分岐工法を示す図で、下水本
管に分岐管継手を取り付けた状態を示している。
【図6】実施例の下水管の分岐工法を示す図で、穿孔具
で下水本管を穿孔した状態を示している。
【図7】実施例の下水管の分岐工法を示す図で、分岐管
継手から穿孔具を取り外した状態を示している。
【図8】実施例の下水管の分岐工法を示す図で、分岐管
継手に下水枝管を接続した状態を示している。
【図9】本実施例の下水管の分岐工法を示す図で、下水
本管と下水枝管を連通させた状態を示している。
【図10】他の実施例の穿孔具を分岐管継手に取り付け
た状態を示す断面図である。
【図11】分岐管継手の一部品の変形例である。
【図12】分岐管継手の一部品の変形例である。
【符号の説明】
1 分岐管継手 11 本体 12 接続口 13 サドル部 16 保持部 2 開閉部材 3 穿孔具 31 密閉カバー 32 カッター 33 支持部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管状に形成された本体と、その本体の一
    端に形成されていて下水枝管と接続される接続口と、前
    記本体の他端に形成されていて下水本管の外周面に密着
    状態で接合されるサドル部と、を備え、前記本体には、
    開閉部材を、本体の内部空間を接続口側の空間とサドル
    部側の空間とに遮断する閉位置と、前記接続口側の空間
    とサドル部側の空間とを連通させる開位置と、の間で移
    動可能に保持した保持部が形成されている分岐管継手と
    ともに、真空式下水道システムにおける下水管の分岐工
    法に使用する穿孔具であって、前記分岐管継手の接続口
    に挿入可能に形成されているカッターと、このカッター
    を摺動可能に支持し、前記カッターが分岐管継手の接続
    口に挿入するべく分岐管継手に取り付けられる支持部材
    と、前記カッターの外側に密閉空間を形成するべく分岐
    管継手に気密状態で取り付けられる密閉カバーとを備え
    ていることを特徴とする穿孔具。
  2. 【請求項2】 前記支持部材が、前記カッターの軸を挿
    通させたベアリングと、前記分岐管継手の本体の外周に
    沿ってボルトとナットで取り付け可能に形成されたベー
    スとを、逆L字形の枠体3によって連結させて構成され
    ているものからなることを特徴とする請求項1記載の穿
    孔具。
  3. 【請求項3】 前記密閉カバーが、前記分岐管継手の接
    続口の外側に嵌合可能な形状に形成されており、接続口
    の外周面に沿って設けられる筒状部の内周面には、接続
    口の外周面と筒状部の内周面との間を機密状態に保つ弾
    性リングが設けられており、接続口を塞いで設けられる
    天井部の内周面には、接続口の端面と天井部の内面との
    間を機密状態に保つ弾性シートが設けられており、天井
    部の中央部には、前記カッターの軸を挿通させた孔が形
    成されており、この孔の内周面には、機密カバーとカッ
    ターの軸との間を機密状態に保つ弾性リングが設けられ
    ているものからなる請求項1または請求項2記載の穿孔
    具。
  4. 【請求項4】 管状に形成された本体と、その本体の一
    端に形成されていて下水枝管と接続される接続口と、前
    記本体の他端に形成されていて下水本管の外周面に密着
    状態で接合されるサドル部と、を備え、前記本体には、
    開閉部材を、本体の内部空間を接続口側の空間とサドル
    部側の空間とに遮断する閉位置と、前記接続口側の空間
    とサドル部側の空間とを連通させる開位置と、の間で移
    動可能 に保持した保持部が形成されている分岐管継手
    と、請求項1乃至3のいずれか1項記載の穿孔具と、を
    使用し、前記分岐管継手のサドル部が密着状態で接合さ
    れ、かつ、この分岐管継手に前記穿孔具の密閉カバーが
    気密状態で取り付けられて穿孔具のカッターの外側に
    密閉空間が形成され、さらに、前記分岐管継手の開閉部
    材が開位置に配置されている状態で、前記カッターによ
    って下水本管を穿孔し、その次に、前記開閉部材を閉位
    置に配置させてから前記穿孔具を分岐管継手から取り除
    き、それから、前記分岐管継手の接続口に下水枝管を接
    続し、その後、前記開閉部材を開位置に配置させて下水
    本管と下水枝管を連通させることを特徴とする真空式下
    水道システムにおける下水管の分岐工法。
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