JP3432086B2 - 包装装置及びロールフィルムの供給装置 - Google Patents
包装装置及びロールフィルムの供給装置Info
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- JP3432086B2 JP3432086B2 JP24600396A JP24600396A JP3432086B2 JP 3432086 B2 JP3432086 B2 JP 3432086B2 JP 24600396 A JP24600396 A JP 24600396A JP 24600396 A JP24600396 A JP 24600396A JP 3432086 B2 JP3432086 B2 JP 3432086B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、横型ピロー包装装置及
びこの種包装装置に用いられるロールフィルムの供給装
置に関する。
びこの種包装装置に用いられるロールフィルムの供給装
置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ロールフィルムから製袋機によっ
て連続的に筒状にしながら、コンベアで運ばれてきた被
包装物を包み込み、その筒の合せ目を縦シーラーで熱シ
ールした後、エンドシーラー（横シーラー）で熱シール
と同時に切離しを行って包装を完了する横型ピロー包装
装置が知られている。上記の包装装置は包装工程がシン
プルで食品、工業部品等の包装に多く用いられており、
被包装物に応じて種々の構造が採られている。製袋機及
び縦シーラーと縦シーラーにフィルムを供給する供給機
構との下流に、縦シール後のフィルム筒をエンドシーラ
ーに送るための案内コンベアを設けた装置が提案されて
おり、一般に上記形態の装置では、縦シール後のフィル
ム筒を案内コンベアにスムーズに受け渡すため、供給機
構の送り速度を案内コンベアより高速にしていた。
て連続的に筒状にしながら、コンベアで運ばれてきた被
包装物を包み込み、その筒の合せ目を縦シーラーで熱シ
ールした後、エンドシーラー（横シーラー）で熱シール
と同時に切離しを行って包装を完了する横型ピロー包装
装置が知られている。上記の包装装置は包装工程がシン
プルで食品、工業部品等の包装に多く用いられており、
被包装物に応じて種々の構造が採られている。製袋機及
び縦シーラーと縦シーラーにフィルムを供給する供給機
構との下流に、縦シール後のフィルム筒をエンドシーラ
ーに送るための案内コンベアを設けた装置が提案されて
おり、一般に上記形態の装置では、縦シール後のフィル
ム筒を案内コンベアにスムーズに受け渡すため、供給機
構の送り速度を案内コンベアより高速にしていた。
【０００３】しかしながら、上記の場合は、フィルムの
縦シール及びエンドシールの部分に皺が発生しやすいと
いう問題があった。また、フィルム筒が下方で合わされ
て縦シール（熱シール）された直後に、該シール部が熱
をもった状態で折畳まれて案内コンベアに乗り上げるこ
とによっても縦シール部に皺が発生した。
縦シール及びエンドシールの部分に皺が発生しやすいと
いう問題があった。また、フィルム筒が下方で合わされ
て縦シール（熱シール）された直後に、該シール部が熱
をもった状態で折畳まれて案内コンベアに乗り上げるこ
とによっても縦シール部に皺が発生した。
【０００４】一方、この種包装装置の上流側には、複数
のロールフィルムを待機させ、これらを自動接続して順
次繰り出すための供給装置が設けられる。一般に、ロー
ルフィルムは長尺にロールされたものを輪切りにして
（例えば３つに輪切りにして）提供される。長尺のロー
ルでは中央部で大径となり、左右の端部で小径となりや
すく、上記例示のようにこれを３分割した場合には、中
央部から得られたロールは均一な径となるが、両端部か
ら得られたロールは左右端部の径が歪なものとなりやす
い。したがって、前記供給装置により径が歪なロールフ
ィルムからフィルムを繰り出す場合は、左右何れかに偏
った方向にフィルムが繰り出され（つまり蛇行する）、
これにより前方の包装装置の動作に支障を来たす場合が
あった。上記の問題は、一部供給装置に設けられたフィ
ルム繰り出し方向の自動修正装置では修正しきれないも
のであった。
のロールフィルムを待機させ、これらを自動接続して順
次繰り出すための供給装置が設けられる。一般に、ロー
ルフィルムは長尺にロールされたものを輪切りにして
（例えば３つに輪切りにして）提供される。長尺のロー
ルでは中央部で大径となり、左右の端部で小径となりや
すく、上記例示のようにこれを３分割した場合には、中
央部から得られたロールは均一な径となるが、両端部か
ら得られたロールは左右端部の径が歪なものとなりやす
い。したがって、前記供給装置により径が歪なロールフ
ィルムからフィルムを繰り出す場合は、左右何れかに偏
った方向にフィルムが繰り出され（つまり蛇行する）、
これにより前方の包装装置の動作に支障を来たす場合が
あった。上記の問題は、一部供給装置に設けられたフィ
ルム繰り出し方向の自動修正装置では修正しきれないも
のであった。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑み、シール部の皺の発生を極力回避して包装し得る
包装装置の提供を第１の目的とする。また、本発明は、
左右端部の径が歪なロールフィルムを使用する場合に
も、フィルムを安定に繰り出し得るロールフィルムの供
給装置の提供を第２の目的とする。
に鑑み、シール部の皺の発生を極力回避して包装し得る
包装装置の提供を第１の目的とする。また、本発明は、
左右端部の径が歪なロールフィルムを使用する場合に
も、フィルムを安定に繰り出し得るロールフィルムの供
給装置の提供を第２の目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記第１の目
的を達成するものとして、フィルムを連続的に筒状にす
るための製袋機と、該フィルム筒の合せ目をシールする
ための縦シーラーと、該フィルム筒を該縦シーラーに供
給するための供給機構と、該フィルム筒を該縦シーラー
からエンドシーラーに送るための案内コンベアとを含む
横型ピロー包装装置において、該案内コンベアを該供給
機構と別駆動にて、該供給機構の送り速度と等しい速度
乃至若干低い速度で駆動するための駆動制御装置を設け
たことを特徴とする包装装置、を提供する。また、上記
の横型ピロー包装装置において、該縦シーラーの下流側
でかつ該案内コンベアの上流側に、該フィルム筒の縦シ
ール部にエアーを噴き付けるためのエアー噴付装置を設
けたことを特徴とする包装装置、を別の態様として提供
する。更に、上記第２の目的を達成するものとして、ロ
ールフィルムを回転可能に軸支するための支持軸を少な
くとも２本以上備え、これらに軸支されたロールフィル
ムの１つを包装装置に繰り出すと共に他を待機させ、上
記繰り出されているフィルムがなくなると、その後端に
該待機させたフィルムの１つの先端を接続しこれを繰り
出すように構成されたロールフィルムの供給装置におい
て、上記支持軸の各々につき、その長さ方向において該
ロールフィルムを軸支する位置を変えるための位置変更
装置を設けたことを特徴とするロールフィルムの供給装
置、を提供する。
的を達成するものとして、フィルムを連続的に筒状にす
るための製袋機と、該フィルム筒の合せ目をシールする
ための縦シーラーと、該フィルム筒を該縦シーラーに供
給するための供給機構と、該フィルム筒を該縦シーラー
からエンドシーラーに送るための案内コンベアとを含む
横型ピロー包装装置において、該案内コンベアを該供給
機構と別駆動にて、該供給機構の送り速度と等しい速度
乃至若干低い速度で駆動するための駆動制御装置を設け
たことを特徴とする包装装置、を提供する。また、上記
の横型ピロー包装装置において、該縦シーラーの下流側
でかつ該案内コンベアの上流側に、該フィルム筒の縦シ
ール部にエアーを噴き付けるためのエアー噴付装置を設
けたことを特徴とする包装装置、を別の態様として提供
する。更に、上記第２の目的を達成するものとして、ロ
ールフィルムを回転可能に軸支するための支持軸を少な
くとも２本以上備え、これらに軸支されたロールフィル
ムの１つを包装装置に繰り出すと共に他を待機させ、上
記繰り出されているフィルムがなくなると、その後端に
該待機させたフィルムの１つの先端を接続しこれを繰り
出すように構成されたロールフィルムの供給装置におい
て、上記支持軸の各々につき、その長さ方向において該
ロールフィルムを軸支する位置を変えるための位置変更
装置を設けたことを特徴とするロールフィルムの供給装
置、を提供する。
【０００７】
【発明の実施の形態】続いて、本発明について更に詳細
に説明する。図１は本発明の包装装置の一実施例を示す
フロー図であり、図２はロールフィルムの供給装置の一
実施例を示す平面図である。尚、フィルム及び被包装物
の送り方向は図示の矢印方向となる。
に説明する。図１は本発明の包装装置の一実施例を示す
フロー図であり、図２はロールフィルムの供給装置の一
実施例を示す平面図である。尚、フィルム及び被包装物
の送り方向は図示の矢印方向となる。
【０００８】供給装置２は、位置変更装置４０と自動接
続装置１０を有し各々次の構成からなる。即ち、図２に
示すように、位置変更装置４０において１及び１′はポ
リエチレン、ビニル等の熱シール可能なロールフィルム
であり、各々支持軸３、３′に回転可能に軸支されてい
る。また、上記支持軸３、３′の一方の端部はフレーム
６０、６０′に固定され、フレーム６０、６０′の各々
には、上記支持軸の固定部を挟む水平方向の両側の位置
（該固定部と上下してもよい）に、内壁に雌螺子の切ら
れた２つの孔７０、７１及び７０′、７１′が設けられ
る。上記の孔７０、７１及び７０′、７１′には、上記
雄螺子に対応する雄螺子の切られたスクリューボルト５
０、５１及び５０′、５１′が通され、各ボルトにはギ
ヤ４、４４及び４′、４４′が固定される。一方、ハン
ドル６、６′の端部にギア７、７′（ギヤ４等の下端よ
り下部に位置する）が備えられ、ギア７、４及び４４に
チェーン８が掛け渡され、ギア７′、４′及び４４′に
チェーン８′が掛け渡される。以上の各部材は適当な支
持板８０で軸部分を回転自在に支えられる。以上の構造
により位置変更装置４０が構成され、これによると、ハ
ンドル６、６′の各々を回転させ、フレーム６０、６
０′をスライドさせて、支持軸３、３′の各々につき、
その長さ方向においてロールフィルムを軸支する位置を
変え得る。
続装置１０を有し各々次の構成からなる。即ち、図２に
示すように、位置変更装置４０において１及び１′はポ
リエチレン、ビニル等の熱シール可能なロールフィルム
であり、各々支持軸３、３′に回転可能に軸支されてい
る。また、上記支持軸３、３′の一方の端部はフレーム
６０、６０′に固定され、フレーム６０、６０′の各々
には、上記支持軸の固定部を挟む水平方向の両側の位置
（該固定部と上下してもよい）に、内壁に雌螺子の切ら
れた２つの孔７０、７１及び７０′、７１′が設けられ
る。上記の孔７０、７１及び７０′、７１′には、上記
雄螺子に対応する雄螺子の切られたスクリューボルト５
０、５１及び５０′、５１′が通され、各ボルトにはギ
ヤ４、４４及び４′、４４′が固定される。一方、ハン
ドル６、６′の端部にギア７、７′（ギヤ４等の下端よ
り下部に位置する）が備えられ、ギア７、４及び４４に
チェーン８が掛け渡され、ギア７′、４′及び４４′に
チェーン８′が掛け渡される。以上の各部材は適当な支
持板８０で軸部分を回転自在に支えられる。以上の構造
により位置変更装置４０が構成され、これによると、ハ
ンドル６、６′の各々を回転させ、フレーム６０、６
０′をスライドさせて、支持軸３、３′の各々につき、
その長さ方向においてロールフィルムを軸支する位置を
変え得る。
【０００９】１０は、ロールフィルム１、１′の何れか
を包装装置１００に繰り出すと共に他を待機させ、上記
繰り出されているフィルムがなくなると、その後端に該
待機させたフィルムの１つの先端を接続しこれを繰り出
すように構成されたフィルム自動接続装置である。
を包装装置１００に繰り出すと共に他を待機させ、上記
繰り出されているフィルムがなくなると、その後端に該
待機させたフィルムの１つの先端を接続しこれを繰り出
すように構成されたフィルム自動接続装置である。
【００１０】包装装置１００は次の構成からなる。１１
はフィルム繰出しローラ、１２、１２′はガイドロー
ラ、１３はフィルムを連続的に筒状にするための製袋機
で、各々記載の順で設けられる。また、１４は、左右に
対をなす熱シール部材をフィルムの移動に合わせ間欠的
に進退当接させ、上記製袋機１３で形成されたフィルム
筒の合せ目（下方）をシールするための縦シーラーで、
その前後に左右に対をなすフィルム送りローラ１５、１
６が設けられる。１７は、被包装物Ａを位置決めするア
タッチメント（図示せず）を一定間隔に備えた供給コン
ベアである。上記のフィルム繰出しローラ１１及びフィ
ルム送りローラ１５、１６は、同期状態でフィルムを送
るように駆動され、これにより、フィルムが製袋機１３
に供給されると共に、製袋機１３で形成されたフィルム
筒が縦シーラー１４に供給され、この場合にローラ１
５、１６によりフィルム筒の合せ目が挟圧状態で直線方
向に送られ、この間に縦シーラー１４で縦シールが行わ
れる。つまり、ローラ１１、１５、１６がフィルム筒を
縦シーラー１４に供給するための供給機構となる。ま
た、被包装物Ａは上記フィルムの供給と同期して移動す
る供給コンベア１７により、フィルム筒の内側にまで運
ばれる。
はフィルム繰出しローラ、１２、１２′はガイドロー
ラ、１３はフィルムを連続的に筒状にするための製袋機
で、各々記載の順で設けられる。また、１４は、左右に
対をなす熱シール部材をフィルムの移動に合わせ間欠的
に進退当接させ、上記製袋機１３で形成されたフィルム
筒の合せ目（下方）をシールするための縦シーラーで、
その前後に左右に対をなすフィルム送りローラ１５、１
６が設けられる。１７は、被包装物Ａを位置決めするア
タッチメント（図示せず）を一定間隔に備えた供給コン
ベアである。上記のフィルム繰出しローラ１１及びフィ
ルム送りローラ１５、１６は、同期状態でフィルムを送
るように駆動され、これにより、フィルムが製袋機１３
に供給されると共に、製袋機１３で形成されたフィルム
筒が縦シーラー１４に供給され、この場合にローラ１
５、１６によりフィルム筒の合せ目が挟圧状態で直線方
向に送られ、この間に縦シーラー１４で縦シールが行わ
れる。つまり、ローラ１１、１５、１６がフィルム筒を
縦シーラー１４に供給するための供給機構となる。ま
た、被包装物Ａは上記フィルムの供給と同期して移動す
る供給コンベア１７により、フィルム筒の内側にまで運
ばれる。
【００１１】１８は、縦シーラー１４の下流側でかつ案
内コンベア１９の上流側に設けられた、フィルム筒の縦
シール部にエアーを噴き付けて冷却するためのエアー噴
付装置である。エアー噴付装置１８の構造は特に限定さ
れず、エアー噴付ノズル等とすればよい。
内コンベア１９の上流側に設けられた、フィルム筒の縦
シール部にエアーを噴き付けて冷却するためのエアー噴
付装置である。エアー噴付装置１８の構造は特に限定さ
れず、エアー噴付ノズル等とすればよい。
【００１２】１９は、フィルム筒を縦シーラー１４から
エンドシーラー２０に送るためのベルトコンベア形式等
の案内コンベアで、前記供給機構と別駆動にて、インバ
ーター制御等により駆動速度を微調節するための駆動制
御装置２１によって駆動される。
エンドシーラー２０に送るためのベルトコンベア形式等
の案内コンベアで、前記供給機構と別駆動にて、インバ
ーター制御等により駆動速度を微調節するための駆動制
御装置２１によって駆動される。
【００１３】エンドシーラー２０は、上下のシール部材
を間欠的に当接してシールと同時に切離しを行うもの
で、上記案内コンベア１９及び排出コンベア２２の移動
と同期して動作される。排出コンベア２２は、案内コン
ベア１９からフィルム筒を受け取ってエンドシーラー２
０に供給すると共にシール・切離し後の包装品を次工程
に排出するためのバーコンベア等で、案内コンベア１９
の移動と同期して駆動される。
を間欠的に当接してシールと同時に切離しを行うもの
で、上記案内コンベア１９及び排出コンベア２２の移動
と同期して動作される。排出コンベア２２は、案内コン
ベア１９からフィルム筒を受け取ってエンドシーラー２
０に供給すると共にシール・切離し後の包装品を次工程
に排出するためのバーコンベア等で、案内コンベア１９
の移動と同期して駆動される。
【００１４】次に、以上の構成からなる本発明の包装装
置及びロールフィルムの供給装置の作用を説明する。
置及びロールフィルムの供給装置の作用を説明する。
【００１５】先ず、位置変更装置４０よりロールフィル
ム１又は１′の何れかからフィルムを繰り出し、自動接
続装置１０を介して包装装置１００に供給する。この場
合における位置変更装置４０の作用は次の通りである。
即ち、前記長尺のロールを輪切りにした左右端部の径が
歪なロールフィルムでは左右何れかに偏った方向にフィ
ルムが供給され、例えば、左端部が大径で右端部が小径
のロールでは右側に偏って供給される。したがって、予
め利用するロールフィルムの左右端部の径の差による供
給方向の偏りの程度を求めておき、ロールフィルム１又
は１′を、各々支持軸３、３′にその長さ方向において
上記偏りの分だけずらせて軸支する。つまり、前記の例
の場合、ロールフィルムを供給する際右側に偏る幅Ｘだ
け予め左側にずらせて支持軸に軸支し、この位置よりフ
ィルムを繰り出せば、フィルムを安定な方向で包装装置
１００に供給し得る。
ム１又は１′の何れかからフィルムを繰り出し、自動接
続装置１０を介して包装装置１００に供給する。この場
合における位置変更装置４０の作用は次の通りである。
即ち、前記長尺のロールを輪切りにした左右端部の径が
歪なロールフィルムでは左右何れかに偏った方向にフィ
ルムが供給され、例えば、左端部が大径で右端部が小径
のロールでは右側に偏って供給される。したがって、予
め利用するロールフィルムの左右端部の径の差による供
給方向の偏りの程度を求めておき、ロールフィルム１又
は１′を、各々支持軸３、３′にその長さ方向において
上記偏りの分だけずらせて軸支する。つまり、前記の例
の場合、ロールフィルムを供給する際右側に偏る幅Ｘだ
け予め左側にずらせて支持軸に軸支し、この位置よりフ
ィルムを繰り出せば、フィルムを安定な方向で包装装置
１００に供給し得る。
【００１６】本発明の供給装置２によれば、位置変更装
置４０のハンドル６、６′を操作して、支持軸３、３′
の各々につきロールフィルム１、１′を軸支する位置を
前記のように変え得る。したがって、ロールフィルム
１、１′が左右端部の径が歪なものであっても、適宜こ
れらに応じた適当な位置で支持軸３、３′に軸支し得、
自動接続装置１０によりこれらのフィルムを順次接続し
て、絶えず安定な方向でフィルムを供給することが可能
となる。
置４０のハンドル６、６′を操作して、支持軸３、３′
の各々につきロールフィルム１、１′を軸支する位置を
前記のように変え得る。したがって、ロールフィルム
１、１′が左右端部の径が歪なものであっても、適宜こ
れらに応じた適当な位置で支持軸３、３′に軸支し得、
自動接続装置１０によりこれらのフィルムを順次接続し
て、絶えず安定な方向でフィルムを供給することが可能
となる。
【００１７】次に、自動接続装置１０を介して繰り出さ
れたフィルムは、フィルム繰出しローラ１１、ガイドロ
ーラ１２、１２′を通過させた後、製袋機１３に送ら
れ、更に供給コンベア１７により被包装物Ａが製袋機１
３に送られ、製袋機１３でフィルムが連続的に筒状にさ
れ、その内側に被包装物Ａが装填される。
れたフィルムは、フィルム繰出しローラ１１、ガイドロ
ーラ１２、１２′を通過させた後、製袋機１３に送ら
れ、更に供給コンベア１７により被包装物Ａが製袋機１
３に送られ、製袋機１３でフィルムが連続的に筒状にさ
れ、その内側に被包装物Ａが装填される。
【００１８】その後、製袋機１３で形成されたフィルム
筒は、ローラ１５、１６で送られながら、縦シーラー１
４で合せ目を縦シールされる。上記縦シール後のフィル
ム筒は縦シール部が折畳まれて案内コンベア１９へと送
られ、この間にエアー噴付装置１８により縦シール部に
エアーを噴き付けて縦シール部を冷却する。上記エアー
は室温状態のものでよく、例えば、先端の断面積が２７
ｍｍ2程度のエアー噴き付けノズルにより、圧力２．２
kgf／ｃｍ2程度でエアーを噴き付けることが望ましい。
エアーの噴き付けは縦シール部が折畳まれる前に行うの
がよい。上記の操作により縦シール部を冷却することに
より、縦シール部が折畳まれて案内コンベア１９に乗り
上げた際に同シール部に皺が発生することが好適に回避
される。
筒は、ローラ１５、１６で送られながら、縦シーラー１
４で合せ目を縦シールされる。上記縦シール後のフィル
ム筒は縦シール部が折畳まれて案内コンベア１９へと送
られ、この間にエアー噴付装置１８により縦シール部に
エアーを噴き付けて縦シール部を冷却する。上記エアー
は室温状態のものでよく、例えば、先端の断面積が２７
ｍｍ2程度のエアー噴き付けノズルにより、圧力２．２
kgf／ｃｍ2程度でエアーを噴き付けることが望ましい。
エアーの噴き付けは縦シール部が折畳まれる前に行うの
がよい。上記の操作により縦シール部を冷却することに
より、縦シール部が折畳まれて案内コンベア１９に乗り
上げた際に同シール部に皺が発生することが好適に回避
される。
【００１９】前記のように、フィルム繰出しローラ１１
及びフィルム送りローラ１５、１６からなる供給機構に
より、縦シーラー１４から案内コンベア１９へフィルム
筒が受け渡され、この場合に上記供給機構及び案内コン
ベア１９は次のように駆動される。即ち、案内コンベア
１９を供給機構と別駆動にて、駆動制御装置２１により
供給機構の送り速度と等しい速度乃至若干低い速度で駆
動する。つまり、前記のように、従来フィルム筒を案内
コンベア１９にスムーズに受け渡すため、供給機構の送
り速度を案内コンベア１９より高速にしていたが、本発
明者の知見によると、上記の場合はフィルムの縦シール
及びエンドシールの部分に皺が発生しやすく、反対に案
内コンベア１９の送り速度を供給機構と等しいかこれよ
り若干低い速度とすれば、上記皺の発生が好適に回避さ
れることが判明した。尚、上記の場合に、温度・湿度、
フィルムの種類及びフィルムの送り速度等の包装時の条
件により、供給機構の送り速度に対して案内コンベア１
９の送り速度を適宜微調節する必要がある。
及びフィルム送りローラ１５、１６からなる供給機構に
より、縦シーラー１４から案内コンベア１９へフィルム
筒が受け渡され、この場合に上記供給機構及び案内コン
ベア１９は次のように駆動される。即ち、案内コンベア
１９を供給機構と別駆動にて、駆動制御装置２１により
供給機構の送り速度と等しい速度乃至若干低い速度で駆
動する。つまり、前記のように、従来フィルム筒を案内
コンベア１９にスムーズに受け渡すため、供給機構の送
り速度を案内コンベア１９より高速にしていたが、本発
明者の知見によると、上記の場合はフィルムの縦シール
及びエンドシールの部分に皺が発生しやすく、反対に案
内コンベア１９の送り速度を供給機構と等しいかこれよ
り若干低い速度とすれば、上記皺の発生が好適に回避さ
れることが判明した。尚、上記の場合に、温度・湿度、
フィルムの種類及びフィルムの送り速度等の包装時の条
件により、供給機構の送り速度に対して案内コンベア１
９の送り速度を適宜微調節する必要がある。
【００２０】本発明では、案内コンベア１９の送り速度
を駆動制御装置２１によりインバーター制御等で精密に
調節でき、包装時の条件に応じて供給機構と等しいかこ
れより若干低い適切な速度に調節することによって、シ
ール部分の皺の発生を好適に回避し、かつフィルム筒を
案内コンベア１９にスムーズに受け渡すことが可能とな
る。
を駆動制御装置２１によりインバーター制御等で精密に
調節でき、包装時の条件に応じて供給機構と等しいかこ
れより若干低い適切な速度に調節することによって、シ
ール部分の皺の発生を好適に回避し、かつフィルム筒を
案内コンベア１９にスムーズに受け渡すことが可能とな
る。
【００２１】最後に、案内コンベア１９より排出コンベ
ア２２にフィルム筒が送られ、コンベア２２で移送の間
にエンドシーラー２０により横シール・切離しを行って
包装を完了し、その後排出コンベア２２により包装品を
次工程に排出する。
ア２２にフィルム筒が送られ、コンベア２２で移送の間
にエンドシーラー２０により横シール・切離しを行って
包装を完了し、その後排出コンベア２２により包装品を
次工程に排出する。
【００２２】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
の変形、応用がなし得ることはいうまでもない。
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々
の変形、応用がなし得ることはいうまでもない。
【００２３】
【発明の効果】本発明の第１の態様である案内コンベア
を供給機構と別駆動にて駆動するための駆動制御装置を
設けた包装装置によれば、上記制御装置によって案内コ
ンベアの送り速度を供給機構と等しい速度乃至若干低い
速度に調節して、シール部分の皺の発生を好適に回避す
ることが可能となる。
を供給機構と別駆動にて駆動するための駆動制御装置を
設けた包装装置によれば、上記制御装置によって案内コ
ンベアの送り速度を供給機構と等しい速度乃至若干低い
速度に調節して、シール部分の皺の発生を好適に回避す
ることが可能となる。
【００２４】また、第２の態様である縦シーラーの下流
側でかつ案内コンベアの上流側に、フィルム筒の縦シー
ル部にエアーを噴き付けるためのエアー噴付装置を設け
た包装装置によれば、縦シール部が折畳まれて案内コン
ベアに乗り上げた際に縦シール部に皺が発生することを
好適に回避することが可能となる。
側でかつ案内コンベアの上流側に、フィルム筒の縦シー
ル部にエアーを噴き付けるためのエアー噴付装置を設け
た包装装置によれば、縦シール部が折畳まれて案内コン
ベアに乗り上げた際に縦シール部に皺が発生することを
好適に回避することが可能となる。
【００２５】更に、第３の態様である支持軸の各々につ
き、その長さ方向においてロールフィルムを軸支する位
置を変えるための位置変更装置を設けたロールフィルム
の供給装置によれば、自動接続装置によりフィルムを順
次接続して、絶えず安定な方向でフィルムを供給するこ
とが可能となる。
き、その長さ方向においてロールフィルムを軸支する位
置を変えるための位置変更装置を設けたロールフィルム
の供給装置によれば、自動接続装置によりフィルムを順
次接続して、絶えず安定な方向でフィルムを供給するこ
とが可能となる。
【００２６】
【図１】本発明の包装装置の一実施例を示したフロー図
である。
である。
【図２】本発明のロールフィルムの供給装置の一実施例
を示した平面図である。
を示した平面図である。
１、１′ ロールフィルム ２ 供給装置 ３、
３′ 支持軸 ４、４′、７、７′、４４、４４′ ギア ６、６′
ハンドル ８、８′ チェーン １０ フィルム自動接続装置 １１ フィルム繰出しローラ １２、１２′ ガイド
ローラ １３ 製袋機 １４ 縦シーラー １５、１６ フ
ィルム送りローラ １７ 供給コンベア １８ エアー噴付装置 １９
案内コンベア ２０ エンドシーラー ２１ 駆動制御装置 ２２
排出コンベア ４０ 位置変更装置 ５０、５０′、５１、５１′
スクリューボルト ６０、６０′ フレーム ７０、７０′、７１、７
１′ 孔 ８０ 支持版 １００ 包装装置
３′ 支持軸 ４、４′、７、７′、４４、４４′ ギア ６、６′
ハンドル ８、８′ チェーン １０ フィルム自動接続装置 １１ フィルム繰出しローラ １２、１２′ ガイド
ローラ １３ 製袋機 １４ 縦シーラー １５、１６ フ
ィルム送りローラ １７ 供給コンベア １８ エアー噴付装置 １９
案内コンベア ２０ エンドシーラー ２１ 駆動制御装置 ２２
排出コンベア ４０ 位置変更装置 ５０、５０′、５１、５１′
スクリューボルト ６０、６０′ フレーム ７０、７０′、７１、７
１′ 孔 ８０ 支持版 １００ 包装装置
─────────────────────────────────────────────────────
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(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B65H 19/00 - 19/30
B65B 41/12
B65B 9/06
B65B 57/00
Claims (3)
- 【請求項１】 ロールフィルムを回転可能に軸支するた
めの支持軸を少なくとも２本以上備え、これらに軸支さ
れたロールフィルムの１つを包装装置に繰り出すと共に
他を待機させ、上記繰り出されているフィルムがなくな
ると、その後端に該待機させたフィルムの１つの先端を
接続しこれを繰り出すように構成されたロールフィルム
の供給装置において、 上記支持軸の各々につき、その長さ方向において該ロー
ルフィルムを軸支する位置を変え、該ロールフィルムの
左右端部の径が歪なものである場合に、該ロールフィル
ムを該径の差による供給方向の偏りを修正できる位置で
支持軸に軸支するための位置変更装置を設けたことを特
徴とするロールフィルムの供給装置。 - 【請求項２】 請求項１記載のロールフィルムの供給装
置より供給されるフィルムを連続的に筒状にするための
製袋機と、該フィルム筒の合せ目をシールするための縦
シーラーと、該フィルム筒を該縦シーラーに供給するた
めの供給機構と、該フィルム筒を該縦シーラーからエン
ドシーラーに送るための案内コンベアとを含む横型ピロ
ー包装装置において、該案内コンベアを該供給機構と別
駆動にて、該供給機構の送り速度と等しい速度乃至低い
速度で駆動するための駆動制御装置を設けたことを特徴
とする包装装置。 - 【請求項３】 上記の横型ピロー包装装置において、該
縦シーラーの下流側でかつ該案内コンベアの上流側に、
該フィルム筒の縦シール部にエアーを噴き付けるための
エアー噴付装置を設けたことを特徴とする請求項２記載
の包装装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24600396A JP3432086B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 包装装置及びロールフィルムの供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24600396A JP3432086B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 包装装置及びロールフィルムの供給装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1086903A JPH1086903A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3432086B2 true JP3432086B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=17142025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24600396A Expired - Fee Related JP3432086B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 包装装置及びロールフィルムの供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3432086B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN110422404B (zh) * | 2019-08-27 | 2024-07-02 | 武汉国灸科技开发有限公司 | 发热艾灸贴全自动模切封盖装置 |
| CN110435994A (zh) * | 2019-09-10 | 2019-11-12 | 温州海航机械有限公司 | 一种全自动无纺布包装机 |
-
1996
- 1996-09-18 JP JP24600396A patent/JP3432086B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1086903A (ja) | 1998-04-07 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |