JP3431881B2 - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JP3431881B2
JP3431881B2 JP2000088567A JP2000088567A JP3431881B2 JP 3431881 B2 JP3431881 B2 JP 3431881B2 JP 2000088567 A JP2000088567 A JP 2000088567A JP 2000088567 A JP2000088567 A JP 2000088567A JP 3431881 B2 JP3431881 B2 JP 3431881B2
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process cartridge
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forming apparatus
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写媒体の搬送ロ
ーラを備えたプロセスカートリッジ、及び該搬送ローラ
と対になる搬送ローラを備えた画像形成装置の技術分野
に属するものである。
【0002】
【従来の技術】感光体上に形成した静電潜像に現像剤を
供給して可視像を形成し、該可視像を転写媒体に転写す
る画像形成装置においては、メンテナンスを容易にする
ために、現像プロセス部分を画像形成装置に対して着脱
自在なカートリッジとして構成する方法が用いられるこ
とがある。このようなカートリッジは、一般にプロセス
カートリッジと呼ばれる。
【0003】プロセスカートリッジを用いる場合には、
画像形成装置本体に対する着脱を容易にする必要がある
ため、様々な工夫が施されている。例えば、画像形成装
置においては、転写部に対して転写媒体を搬送する一対
の搬送ローラが備えられているが、これらの一対の搬送
ローラのうち、一方の搬送ローラをプロセスカートリッ
ジに保持させ、他方の搬送ローラを画像形成装置本体側
に備えた構成とすることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに構成した場合に問題となるのは、プロセスカートリ
ッジを画像形成装置本体に装着した時に、一対の用紙搬
送ローラを如何にして適切に圧接させるかということで
ある。
【0005】つまり、プロセスカートリッジを交換した
時に、一対の搬送ローラの互いの位置、角度、押圧力等
が変化してまうと、転写媒体を良好に搬送することがで
きなくなってしまう。
【0006】従って、従来は、転写媒体の搬送性を良好
に保つためには、前記一対の搬送ローラを画像形成装置
本体側に設けなければならず、例えばプロセスカートリ
ッジの略水平方向への移動に対する妨げとなっていた。
【0007】また、別の問題として、前記一対の搬送ロ
ーラを画像形成装置本体側に設ける構成では、搬送ロー
ラの圧接部周辺に紙粉が溜まり易く、その量が増える
と、当該圧接部を通過し、現像に悪影響を与える恐れが
あった。
【0008】しかしながら、前記プロセスカートリッジ
を画像形成装置の上方向から装着する方式を採用した装
置においては、前記一対の搬送ローラの圧接部周辺の紙
粉に対するメンテナンスは非常に困難であった。
【0009】そこで、本発明は、このような問題を解決
し、転写媒体の搬送性を良好に保ちつつ、一対の搬送ロ
ーラの一方をプロセスカートリッジ側に、他方を画像形
成装置本体側に設けることのできるプロセスカートリッ
ジ及び画像形成装置を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のプロセス
カートリッジは、前記課題を解決するために、静電潜像
が形成される感光体と、該感光体上の静電潜像を現像剤
により可視像化する現像手段と、該可視像を転写媒体に
転写する転写手段とを有する画像形成装置に着脱可能に
設けられたプロセスカートリッジであって、前記画像形
成装置側に設けられた画像形成装置側搬送ローラに対し
て押圧されることにより、当該画像形成装置側搬送ロー
ラと共に前記転写媒体を搬送する搬送ローラ対を形成す
るカートリッジ側搬送ローラと、前記カートリッジ側搬
送ローラの両端部に設けられ、且つ、前記プロセスカー
トリッジに移動可能に取り付けられ、前記画像形成装置
本体側に設けられた位置決め手段が作用する軸受体とを
備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1記載のプロセスカートリッジによ
れば、プロセスカートリッジが画像形成装置に対して非
装着状態にある場合には、カートリッジ側搬送ローラ
は、移動可能となっており、画像形成装置側搬送ローラ
に対して位置決めされていない。従って、新しいプロセ
スカートリッジに交換した場合等においても、カートリ
ッジ側搬送ローラは、画像形成装置側に設けられた位置
決め手段に追従して移動し、当該位置決め手段の位置決
めの条件のみによって位置決めの状態が決定される。従
って、プロセスカートリッジが交換されたとしても、カ
ートリッジ側搬送ローラと画像形成装置側搬送ローラと
の間の押圧力等の関係は常に一定の状態に保たれること
になり、常に安定した転写媒体の搬送が行われることに
なる。さらに、前記カートリッジ側搬送ローラの両端部
に設けられた軸受体に対して、画像形成装置側の位置決
め手段が作用するため、該位置決め手段がカートリッ
側搬送ローラの回転を妨げることなく、正確な位置決め
が行われる。
【0012】請求項2記載のプロセスカートリッジは、
前記課題を解決するために、静電潜像が形成される感光
体と、該感光体上の静電潜像を現像剤により可視像化す
る現像手段と、該可視像を転写媒体に転写する転写手段
とを有し、画像形成装置に着脱可能に設けられたプロセ
スカートリッジであって、前記画像形成装置側に設けら
れた画像形成装置側搬送ローラに対して押圧されること
により、当該画像形成装置側搬送ローラと共に前記転写
媒体を搬送する搬送ローラ対を形成するカートリッジ側
搬送ローラを備え、前記プロセスカートリッジは、前記
画像形成装置の正面部から取り出しまたは装着されるの
であって、前記画像形成装置側搬送ローラと前記カート
リッジ側搬送ローラとにより、感光体と転写手段との間
に搬送される転写媒体の搬送方向とほぼ平行に移動して
装着され、 前記カートリッジ側搬送ローラは、前記プロ
セスカートリッジの前記画像形成装置に対する非装着状
態にて移動可能に取り付けられている、ことを特徴とす
る。請求項2記載の画像形成装置によれば、プロセスカ
ートリッジは画像形成装置の正面部から取り出しまたは
装着可能であるが、上述したように、位置決め手段はプ
ロセスカートリッジの略水平方向への移動を妨げないの
で、プロセスカートリッジの画像形成装置正面部からの
取り出しまたは装着が容易になる。 請求項3記載のプロ
セスカートリッジは、前記課題を解決するために、請求
項2記載のプロセスカートリッジにおいて、前記カート
リッジ側搬送ローラの両端部には、軸受体が設けられて
おり、当該軸受体は、前記プロセスカートリッジに移動
可能に取り付けられていることを特徴とする。 請求項3
記載のプロセスカートリッジによれば、前記カートリッ
ジ側搬送ローラの両端部に設けられた軸受体に対して、
画像形成装置側の位置決め手段が作用するため、該位置
決め手段がカートリッジ側搬送ローラの回転を妨げるこ
となく、正確な位置決めが行われる。請求項記載のプ
ロセスカートリッジは、前記課題を解決するために、請
求項1ないし3のいずれか1記載のプロセスカートリッ
ジにおいて、前記カートリッジ側搬送ローラまたは前記
カートリッジ側搬送ローラの回転軸は、前記プロセスカ
ートリッジの幅方向長さよりも長く形成され、前記プロ
セスカートリッジの側面部よりも突出して取り付けられ
ていることを特徴とする。
【0013】請求項記載のプロセスカートリッジによ
れば、前記カートリッジ側搬送ローラまたは前記カート
リッジ側搬送ローラの回転軸は、前記プロセスカートリ
ッジの幅方向長さよりも長く形成されており、前記プロ
セスカートリッジの側面部よりも突出して取り付けられ
ているので、この前記カートリッジ側搬送ローラまたは
前記カートリッジ側搬送ローラの回転軸を位置決めする
ための手段は、前記プロセスカートリッジの側面部より
も外側に設けることが可能である。その結果、画像形成
装置には、前記プロセスカートリッジの側面部よりも更
に外側に位置に、プロセスカートリッジの略水平な移動
方向に沿うように、前記カートリッジ側搬送ローラまた
は前記カートリッジ側搬送ローラの回転軸の位置決め手
段を設けることができ、プロセスカートリッジは略水平
方向へ容易に移動可能となる。
【0014】請求項記載のプロセスカートリッジは、
前記課題を解決するために、請求項1ないし4のいずれ
か1記載のプロセスカートリッジにおいて、前記カート
リッジ側搬送ローラは金属製の軸体であることを特徴す
る。
【0015】請求項載のプロセスカートリッジに取り
付けられた前記カートリッジ側搬送ローラは、金属製の
軸体なので、剛性を十分に保ちつつ、単純な構成で、転
写媒体の幅よりも長いカートリッジ側搬送ローラを、プ
ロセスカートリッジに取り付けることが可能である。
【0016】
【0017】
【0018】請求項記載のプロセスカートリッジは、
前記課題を解決するために、請求項1ないしのいずれ
か1記載のプロセスカートリッジにおいて、前記プロセ
スカートリッジには、前記カートリッジ側搬送ローラの
取り付け位置近傍に、前記転写媒体の通過用の開口部が
設けられていることを特徴とする。
【0019】請求項記載のプロセスカートリッジによ
れば、前記プロセスカートリッジには、前記カートリッ
ジ側搬送ローラの取り付け位置近傍に、前記転写媒体の
通過用の開口部が設けられているので、カートリッジ側
搬送ローラと画像形成装置側搬送ローラによって良好に
搬送する転写媒体を、前記開口部へと直ちに搬送し、プ
ロセスカートリッジ全体として安定した転写媒体の搬送
を行う。
【0020】請求項記載の画像形成装置は、前記課題
を解決するために、請求項1ないしのいずれか1記載
のプロセスカートリッジを着脱自在に備えた画像形成装
置であって、前記カートリッジの両側面側に搬送ローラ
の位置決め手段を備えたことを特徴とする。
【0021】請求項記載の画像形成装置によれば、請
求項1ないしのいずれか1記載のプロセスカートリッ
ジを着脱自在に備え、前記カートリッジの両側面側に搬
送ローラの位置決め手段を備えたので、プロセスカート
リッジが画像形成装置に対して非装着状態にある場合に
は、カートリッジ側搬送ローラは、画像形成装置側に設
けられた画像形成装置側搬送ローラに対する押圧の方向
と、その反対方向との双方向に移動可能となっており、
画像形成装置側搬送ローラに対して位置決めされていな
い。従って、新しいプロセスカートリッジに交換した場
合等においても、カートリッジ側搬送ローラは、画像形
成装置側に設けられた位置決め手段に追従して移動し、
当該位置決め手段の位置決めの条件のみによって位置決
めの状態が決定される。従って、プロセスカートリッジ
が交換されたとしても、カートリッジ側搬送ローラと画
像形成装置側搬送ローラとの間の押圧力等の関係は常に
一定の状態に保たれることになり、常に安定した転写媒
体の搬送が行われることになる。また、搬送ローラの位
置決め手段は前記カートリッジの両側面側に設けられて
るので、プロセスカートリッジの略水平方向への移動
を妨げることがない。
【0022】請求項記載の画像形成装置は、前記課題
を解決するために、請求項記載の画像形成装置におい
て、前記カートリッジ側搬送ローラのガイド部材を更に
備え、前記位置決め手段は、当該ガイド部材から連なる
溝を含むことを特徴とする。
【0023】請求項記載の画像形成装置によれば、プ
ロセスカートリッジのカートリッジ側搬送ローラは、画
像形成装置に設けられたガイド部材から連なる溝を含む
位置決め手段により、プロセスカートリッジの略水平方
向への移動に沿って位置決めが行われる。従って、プロ
セスカートリッジの略水平方向への移動を妨げることが
ない。
【0024】
【0025】
【0026】請求項9記載のプロセスカートリッジは、
前記課題を解決するために、前記カートリッジ側搬送ロ
ーラには、前記前記カートリッジ側搬送ローラの長手方
向長さよりも長い摩擦帯電付与部材が、前記カートリッ
ジ側搬送ローラの長手方向の周面を一様に覆うように接
触して取り付けられていることを特徴とする請求項1な
いしのいずれか1記載のプロセスカートリッジ。
【0027】請求項9記載のプロセスカートリッジによ
れば、前記カートリッジ側搬送ローラは、摩擦帯電付与
部材によって摩擦帯電電荷を付与される。この摩擦帯電
付与部材は、その長手方向長さが、前記カートリッジ側
搬送ローラよりも長く、且つ、前記カートリッジ側搬送
ローラの長手方向の周面を一様に覆うように接触して取
り付けられている。従って、上述したように移動可能に
取り付けられた前記カートリッジ側搬送ローラに対して
も確実に摩擦帯電電荷の付与が行われる。そして、前記
カートリッジ側搬送ローラが良好に摩擦帯電電荷を付与
される結果として、この搬送ローラ位置まで搬送されて
くる転写媒体に付着した紙粉を、該転写媒体側から前記
カートリッジ側搬送ローラ側に確実に転移させる。そし
て、前記カートリッジ側搬送ローラに転移した紙粉は、
前記カートリッジ側搬送ローラと摩擦帯電付与部材との
接触部において前記カートリッジ側搬送ローラから除去
され、プロセスカートリッジ内に収容される。従って、
紙粉が現像部へと搬送されてしまうことがない。また、
以上のようにして除去した紙粉が蓄積されたとしても、
プロセスカートリッジの交換処理が、そのまま蓄積した
紙粉の廃棄作業につながるので、搬送ローラ部における
紙粉に対するメンテナンスを不要とする。
【0028】請求項10記載のプロセスカートリッジ
は、前記課題を解決するために、請求項9記載のプロセ
スカートリッジにおいて、前記カートリッジ側搬送ロー
ラの表面は樹脂コーティングされていることを特徴とす
る。
【0029】請求項10記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記カートリッジ側搬送ローラの表面は樹脂コ
ーティングされているので、前記摩擦帯電付与部材によ
って良好に摩擦帯電し、確実に紙粉を除去する。
【0030】請求項11記載のプロセスカートリッジ
は、前記課題を解決するために、請求項10記載のプロ
セスカートリッジにおいて、前記カートリッジ側搬送ロ
ーラの表面の樹脂コーティングは、テフロンコーティン
グであることを特徴とする。
【0031】請求項11記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記カートリッジ側搬送ローラの表面の樹脂コ
ーティングは、テフロンコーティングなので、前記摩擦
帯電付与部材によって良好に摩擦帯電し、確実に紙粉を
除去する。
【0032】請求項12記載のプロセスカートリッジ
は、前記課題を解決するために、請求項9ないし11の
いずれか1記載のプロセスカートリッジにおいて、前記
摩擦帯電付与部材は、発泡弾性体をから形成されている
ことを特徴とする。
【0033】請求項12記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記摩擦帯電付与部材は、発泡弾性体をから形
成されているので、前記樹脂コーティングされたカート
リッジ側搬送ローラを良好に摩擦帯電させ、上述のよう
な良好な紙粉除去を行わせる。
【0034】請求項13記載のプロセスカートリッジ
は、前記課題を解決するために、請求項12記載のプロ
セスカートリッジにおいて、前記摩擦帯電付与部材を形
成する発泡弾性体は、エーテル系の発泡弾性体であるこ
とを特徴とする。
【0035】請求項13記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記摩擦帯電付与部材を形成する発泡弾性体
は、エーテル系の発泡弾性体なので、上述のように前記
カートリッジ側搬送ローラを良好に帯電させつつ、前記
カートリッジ側搬送ローラとの接触部で除去した紙粉に
対して良好な分離性を示し、紙粉が凝集されることがな
い。
【0036】請求項14記載のプロセスカートリッジ
は、前記課題を解決するために、請求項12記載のプロ
セスカートリッジにおいて、前記摩擦帯電付与部材を形
成する発泡弾性体は、エステル系の発泡弾性体であり、
前記カートリッジ側搬送ローラには、掻き取り部材が接
触して取り付けられていることを特徴とする。
【0037】請求項14記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記摩擦帯電付与部材を形成する発泡弾性体が
エステル系の発泡弾性体なので、上述のように前記カー
トリッジ側搬送ローラを良好に帯電させるが、前記カー
トリッジ側搬送ローラとの接触部で除去した紙粉は、若
干凝集し易くなる。しかし、前記カートリッジ側搬送ロ
ーラには、掻き取り部材が接触して取り付けられている
ので、前記凝集する傾向のある紙粉を確実に前記カート
リッジ側搬送ローラから除去する。
【0038】請求項15記載のプロセスカートリッジ
は、前記課題を解決するために、請求項9ないし14の
いずれか1記載のプロセスカートリッジにおいて、前記
カートリッジ側搬送ローラ近傍のプロセスカートリッジ
内部には、紙粉収容部が形成されていることを特徴とす
る。
【0039】請求項15記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記カートリッジ側搬送ローラ近傍のプロセス
カートリッジ内部には、紙粉収容部が形成されているの
で、上述のように前記カートリッジ側搬送ローラと摩擦
帯電付与部材との接触部で除去した紙粉は、確実に当該
紙粉収容部に収容される。そして、プロセスカートリッ
ジの交換を行うことにより、紙粉の蓄積されていない紙
粉収容部によって良好に紙粉の収容を行う。
【0040】請求項16記載の画像形成装置は、前記課
題を解決するために、転写媒体を収容する転写媒体収容
部から該転写媒体を取り出す取り出しローラと、該取り
出しローラに圧接して設けられた分離部材とを備え、請
求項9ないし14のいずれか1記載のプロセスカートリ
ッジが着脱自在に取り付けられた画像形成装置であっ
て、前記カートリッジ側搬送ローラの長手方向長さは、
前記取り出しローラの長手方向長さよりも長く形成され
ており、前記プロセスカートリッジの装着時には、前記
取り出しローラを前記長手方向にて一様に覆う位置関係
を有していることを特徴とする。
【0041】請求項16記載の画像形成装置によれば、
転写媒体収容部に収容された転写媒体は、取り出しロー
ラによって取り出され、該取り出しローラと分離部材の
圧接部において1枚ずつ供給される。この時、転写媒体
の表面は、分離部材によって擦られることになり、紙粉
が発生する。このように前記分離部材との摺擦によって
発生する紙粉の量は、前記取り出しローラと分離部材と
の圧接領域が最も圧接力の高い領域となるため、転写媒
体の両側部よりも前記取り出しローラが接触する領域に
おいて多くなる。しかし、上述のように摩擦帯電付与部
材が接触する前記カートリッジ側搬送ローラの長手方向
長さは、前記取り出しローラの長手方向長さよりも長く
形成されており、前記取り出しローラを前記長手方向に
て一様に覆う位置関係を有している。従って、前記カー
トリッジ側搬送ローラによる紙粉除去領域は、上述のよ
うに前記取り出しローラが接触する領域を確実に覆うこ
とにより、更には転写媒体の両側の領域をも覆うので、
良好な紙粉除去が行われることになる。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明をレーザビーム式の
プリンタに具体化した実施形態について説明する。 (第1の実施形態) まず、本発明の第1の実施形態を図1乃至図16に基づ
いて説明する。
【0043】(プリンタの概略構成) 図1は画像形成装置としてのプリンタの概略側断面図で
ある。図1に示すように、プリンタの本体ハウジング1
内には、その略中央部に感光体カートリッジ3と現像カ
ートリッジ4とからなるプロセスカートリッジ2が着脱
可能に配置されている。
【0044】感光体カートリッジ3には、有機感光体等
の感光面を有する感光体ドラム13が回転自在に配置さ
れ、感光体ドラム13の下方には転写手段としての転写
ローラ14が感光体ドラム13に押圧しながら回転する
ように設けられている。また、感光体ドラム13の上方
には、感光体ドラム13の感光面を帯電させるためのス
コロトロン等の帯電器36が取付けられている。更に、
感光体カートリッジ3のケース30の上部には、前記帯
電器36に隣接した位置に入光部31が感光体ドラム1
3の軸方向に沿って長手に形成されている。
【0045】現像カートリッジ4には、現像手段として
の現像ローラ22が感光体ドラム13に対向しながら回
転可能に配置されており、現像カートリッジ4内に収納
した現像剤としてのトナーをこの現像ローラ22によっ
て感光体ドラム13との対向位置まで搬送し、現像を行
うようになっている。
【0046】以上のようなプロセスカートリッジ2より
も、用紙Pの搬送方向下流側には、加熱ローラ15と圧
接ローラ16とを備えた定着器5が配置されている。定
着器5は、加熱ローラ15による加熱作用、及び加熱ロ
ーラ15と圧接ローラ16とによる加圧作用により、用
紙Pに転写されたトナーを用紙Pに定着させるものであ
る。
【0047】また、本体ハウジング1の上部には、前記
定着器5から排出された用紙を載置するための合成樹脂
製のカバー体兼用排紙トレイ1aが設けられており、こ
の排紙トレイ1aの下面には、フレームを介して、レー
ザ光発光部、ポリゴンミラー18、レンズ19、複数の
反射鏡20等からなるレーザスキャナユニット7が取付
けられている。
【0048】また、プロセスカートリッジ2の下方には
給紙部6が配置されている。給紙部6には、本体ハウジ
ング1の下部において前面(矢印A)方向から装着可能
な給紙カセット8と、給紙カセット8内において転写媒
体としての用紙Pを積載する支持板9と、給紙カセット
8内から用紙Pを取り出す給紙ローラ10と、取り出さ
れる用紙Pを1枚ずつに分離する分離パッド11とを備
えている。
【0049】更に、本実施形態のプリンタにおいては、
前記給紙部6よりも用紙Pの搬送方向下流側に、レジス
トローラ対12a,12bが備えられている。レジスト
ローラ対12a,12bは、前記給紙部6から供給され
る用紙Pを感光体ドラム13と転写ローラ14との圧接
部にタイミングを取って搬送するためのローラ対であ
る。本実施形態においては、上側レジストローラ12a
をプロセスカートリッジ2側に取り付け、下側レジスト
ローラ12bをプリンタ本体側に取り付けている。本実
施形態においては、プロセスカートリッジ2を本体の前
面方向から着脱可能に構成しているため、従来の装置の
ようにレジストローラ対12a,12bを両方とも本体
側に取り付けた場合には、図1から判るように、プロセ
スカートリッジ2を本体の前面方向から取り出す時に、
プロセスカートリッジ2のケース30のうち転写ローラ
14を覆っている部分が上側レジストローラ12aと当
たってしまい、プロセスカートリッジ2の取り出しが困
難になってしまう。そこで、上側レジストローラ12a
をプロセスカートリッジ2側に取り付けることにより、
プロセスカートリッジ2本体の前面方向からの取り出し
の容易化を図っている。そして、請求項8の「画像形成
装置の正面部」は本実施形態における本体ハウジング1
の前面であり、プロセスカートリッジ2は、レジストロ
ーラ対12a,12bにより搬送される用紙の搬送方向
とほぼ平行に本体内を移動して本体に装着される。
【0050】以上のような本実施形態のプリンタは、図
示しない外部装置、例えばパーソナルコンピュータから
印字指令と共に印刷データが伝送されると、給紙カセッ
ト8の支持板9上に積層された転写媒体としての用紙P
は、給紙部6の給紙ローラ10の回転につれて分離パッ
ド11により1枚ずつに分離され、次いで、レジストロ
ーラ対12a,12bを介してプロセスカートリッジ2
における感光体ドラム13とその下面側に押圧する転写
手段としての転写ローラ14との間に搬送される。
【0051】一方、感光体ドラム13の表面は前記帯電
器36により一様に帯電されており、レーザスキャナ7
を支持するフレームの下面の射出孔から発射されたレー
ザビームが、プロセスカートリッジ2におけるケース即
ち、感光体カートリッジ3の筺体であるケース30の上
側の入光部31から照射され、回転する感光体ドラム1
3の上側周面を走査することにより静電潜像が形成され
る。また、後述するように、現像カートリッジ4におけ
る現像ローラ22上に現像剤としてのトナーが薄層形成
され、該トナーは現像ローラ22の回転によって前記静
電潜像との対向部に搬送され、静電潜像はトナーの付着
により可視像化(顕在化)された後、転写ローラ14と
感光体ドラム13の押圧転写領域にて用紙Pに転写され
る。転写後の用紙Pは定着器5における加熱ローラ15
と圧接ローラ16のとの間に給送され加熱定着作用を受
け、定着後の用紙Pは、排紙経路17から前記カバー体
兼用排紙トレイ1a上に排出される。
【0052】このようなプリント動作に伴ってトナーが
消費され、トナー補給の必要が生じた場合には、使用中
のプロセスカートリッジ2をプリンタ本体前面から取り
出し、古い現像カートリッジ4をプロセスカートリッジ
2から取り外し、新しい現像カートリッジ4を装着して
から、再びプロセスカートリッジ2をプリンタ本体前面
から挿入してプリンタ本体に装着すれば良く、誰でも簡
単に手を汚すことなくトナー補給を行うことができる。
また、感光体ドラム13が劣化した場合には、同様にプ
ロセスカートリッジ2を取り出し、感光体カートリッジ
3を新しいものと交換して再びプロセスカートリッジ2
をプリンタ本体に装着すれば良い。
【0053】しかしながら、本実施形態のように、プロ
セスカートリッジ2のプリンタ本体に対する着脱の容易
化を図るために、上側レジストローラ12aをプロセス
カートリッジ2側に取り付け、下側レジストローラ12
bをプリンタ本体側に取り付けた場合には、上側レジス
トローラ12aと下側レジストローラ12bの互いの位
置、角度、並びに押圧力を一定に保つことが安定した用
紙搬送を行う上で重要となる。
【0054】つまり、上述のように新しいプロセスカー
トリッジ2が装着された場合であっても、上側レジスト
ローラ12aと下側レジストローラ12bの互いの位
置、角度、並びに押圧力を適正に保つ必要がある。
【0055】そこで、本実施形態においては、レジスト
ローラ対12a、12b及び位置決め機構を以下のよう
に構成している。
【0056】(レジストローラ対及び位置決め機構の詳
細な構成) まず、本実施形態においては、カートリッジ側搬送ロー
ラとしての上側レジストローラ12aは、図2に示すよ
うに、プロセスカートリッジ2の底面開口部30aか
ら、その表面を露出させるように取り付けられている。
取り付け方法は、一般的なローラ体のように筐体側壁に
軸支する方法は用いていない。その代わり、図2に丸印
で囲んだ部分Bの拡大図である図3に示すように、上側
レジストローラ12aに取り付けた軸受体70の突起部
70aと、プロセスカートリッジ2のケース30と一体
に形成された支持部30bとが当接するように構成し、
上側レジストローラ12aを図3に矢印で示す方向(プ
リンタ本体側の下側レジストローラ12bに対して押圧
の方向またはその反対の方向)に上下動可能に取り付け
る方法を採用した。
【0057】上側レジストローラ12aは、図4(A)
(ii)に示すように、メッキ処理した鉄またはステンレ
ス鋼等の金属で形成された軸体であり、その長さは用紙
Pの幅よりも長く形成されている。また、上側レジスト
ローラ12aの両端には、樹脂で形成された軸受体7
0、71が取り付けられている。軸受体70は、図4
(A)(i)及び図6(A)〜(F)に示すように、上
側レジストローラ12aの軸端を挿入するための挿入孔
70cが形成された円筒部70bと、前記突起部70a
が形成された支持部70dとが一体に形成された部材で
ある。なお、図6(D)は正面図、図6(E)は右側面
図、図6(C)は左側面図、図6(A)は上面図、図6
(B)は図6(C)のC−C断面図、及び図6(F)は
図6(A)のE−E断面図である。
【0058】一方、上側レジストローラ12aの軸受体
70が取り付けられる端部とは反対側の端部には、軸受
体71が取り付けられる。軸受体71は、図4(A)
(i ii)及び図7(A)〜(E)に示すように、軸受体
70と略同じ形状の部材である。つまり、上側レジスト
ローラ12aの軸端を挿入するための挿入孔71cが形
成された円筒部71bと、突起部71aが形成された支
持部71dとが一体に形成されている。但し、軸受体7
1には、図7に示すように支持部71dに空隙部71e
が形成されており、支持部71dが図7(D)に矢印で
示すように中央側に撓み易くなっている。なお、図7
(D)は正面図、図7(E)は右側面図、図7(B)は
左側面図、図7(A)は上面図、及び図7(C)は図7
(A)のF−F断面図である。
【0059】以上のような軸受体70、71を、図4
(A)(ii)に示すように上側レジストローラ12aの
両端部に装着した後に、上側レジストローラ12aをプ
ロセスカートリッジ2のケース30に取り付けるには、
次のような作業を行う。
【0060】まず、図8に示すように軸受体70を、プ
ロセスカートリッジ2のケース側壁30cと、上側レジ
ストローラ12aの端部を覆うケース底面壁30dとの
間に形成された間隙部30eに、図8に示す角度で挿入
し、図8に示す矢印G方向に押し込んでいく。突起部7
0aの直上にある支持部70dの上端部には、図8に示
すように斜めに面取り部70fが形成されているため、
面取り部70fがケース底面壁30dの角部に滑らかに
当接し、軸受体70の間隙部30eへの挿入を容易にし
ている。また、突起部70aにも、図3及び図6に示す
ように傾斜面が形成されているため、図3に示すケース
30の支持部30bとこの傾斜面が滑らかに当接して、
軸受体70の間隙部30eへの挿入を容易にしている。
図9は、このようにして軸受体70を間隙部30eに挿
入した状態を示している。
【0061】次に、軸受体71を間隙部30eに挿入す
るには、図7(D)に示すように両方の支持部71dを
矢印で示すように中央部側に撓ませることにより、支持
部71dの幅を狭くしながら間隙部30eに押し込んで
いく。このように支持部71dの撓みにより軸受体71
の間隙部30eへの挿入を容易にしている。また、軸受
体71の突起部71aについても、図7に示すように傾
斜面が形成されており、ケース30の支持部30bとこ
の傾斜面が滑らかに当接して、軸受体71の間隙部30
eへの挿入を容易にしている。
【0062】図4(B)、(C)は、以上のような作業
により軸受体70、71をケース30の間隙部30eに
挿入した状態を示している。図4(B)、(C)に示す
ように、軸受体70、71は、ケース側面壁30cより
も更に外側に突出しており、上側レジストローラ12a
を最も上の位置に移動させた状態においては、軸受体7
0の円筒部70b及び軸受体71の円筒部71bがケー
ス側面壁30cの下端部に当接して、それ以上の上方向
への移動を規制されることになる。また、上側レジスト
ローラ12aを最も下の位置に移動させた状態、即ち上
側レジストローラ12aが自重により下がった状態で
は、図4(C)及び図4(C)における軸受体周辺の拡
大図である図5(A)〜(D)に示すように、軸受体7
0の突起部70a及び軸受体71の突起部71aがケー
ス30の支持部30bに当接することにより、それ以下
の下方向に上側レジストローラ12aが移動することを
規制している。
【0063】以上のような構成により、上側レジストロ
ーラ12aは、下側レジストローラ12bに圧接する方
向である下方向と、下側レジストローラ12bから離間
する方向である上方向に自由に移動可能となっている。
【0064】一方、下側レジストローラ12bは、図1
に示すように、メッキ処理された鉄あるいはステンレス
鋼等の金属で形成された軸12cと、該軸12c上に形
成されたウレタンゴム等の弾性体層12dとから構成さ
れており、該軸12cは、プリンタ本体に回転可能に軸
支されている。また、軸12cは図示しないギア等を介
してモータ等の駆動源に連結されており、図示しない制
御部によりその回転開始のタイミング及び速度等が制御
されている。
【0065】上側レジストローラ12aは、上述したよ
うに上下動可能に設けられているが、本実施形態のプリ
ンタ本体側には、上側レジストローラ12aを位置決め
する手段が設けられており、プロセスカートリッジ2を
プリンタ本体に装着した状態においては、当該位置決め
手段により、上側レジストローラ12aを下側レジスト
ローラ12bに対して、適切な位置、角度、及び押圧力
となるように位置決めしている。
【0066】以下、図10乃至図15を参照し、プロセ
スカートリッジ2をプリンタ本体に装着する動作と共
に、本実施形態における上側レジストローラ12aの位
置決め機構について説明する。
【0067】プロセスカートリッジ2の着脱作業は、図
1に示すように本体ハウジング1の右端(前面側)の蓋
体1bを下向きに回動させて大きく開いた状態で行う。
本体ハウジング1の左右両側部の内面には、図10に示
すように、左右一対の樹脂製等のガイド手段55が固定
されており、該ガイド手段55は、上方に開放され、且
つ本体ハウジング1の右端から奥側に行くに従って上向
きに傾斜する立ち上がり傾斜面からその頂点部55dの
後に下向き傾斜するように形成された上側案内面55a
と、該上側案内面55aの下方に配置され、本体ハウジ
ング1の右端から奥側に行くに従って下向きに傾斜し、
レジストローラ対の下側ローラ12bの箇所で終わる下
側案内面55bとを有する。
【0068】図10はプロセスカートリッジ2を本体ハ
ウジング1への挿入開始位置に置いた状態を示してお
り、図10に示す状態から図11に示す状態へとプロセ
スカートリッジ2の挿入を行う際には、感光体ドラム1
3の軸13aが上側案内面55aの上奥側の凹部55c
に近づくように押し込む。次いで、図11に示すよう
に、プロセスカートリッジ2に取り付けられた付勢手段
42における移動作用部43が前記上側案内面55aの
立ち上がり傾斜面に当接し、且つ、プロセスカートリッ
ジ2の左右両側の下端側に横向きに突出させた案内部材
56(図では片方のみ示す)が下側案内面55bに嵌ま
り、プロセスカートリッジ2は、本体ハウジング1に対
して上向き抜け不能で、下側案内面55bに沿ってのみ
押し込み可能となる。
【0069】また、この時、上側レジストローラ12a
は、図11に示すように自重で下方向に移動し、下側案
内面55bと摺接しながら下側レジストローラ12bへ
と近づくことになる。
【0070】このようにして、プロセスカートリッジ2
の押し込みを行うと、前記上側案内面55aにて移動作
用部43が押し上げられるから、スライド支持部材40
が回動支軸39a(39(b))を中心にして上向き回
動して、図12に示すように、プロセスカートリッジ2
における被作用部61をスライド支持部材40の先端側
にて押す方向に拘束する。そして、移動作用部43が上
側案内面55aの頂点部55dの箇所ではスライド支持
部材40が最大限上向き回動し、この姿勢で前記被作用
部61をスライド支持部材40の先端側にて拘束してい
る状態を保持する。
【0071】また、この時、上側レジストローラ12a
は、下側レジストローラ12bに当接しており、これ以
降は下側レジストローラ12bに当接しながら移動する
ことになる。
【0072】プロセスカートリッジ2を更に押し込み、
図13に示すように感光体ドラム13の軸13aが上側
案内面55aの上奥側の凹部55cの所定位置にセット
された状態で、オレータがプロセスカートリッジ2か
ら手を離すと、図13に示すように、当該プロセスカー
トリッジ2の自重により、上側レジストローラ12aが
本体ハウジング1側に配置された下側レジストローラ1
2b上に載置され、上側レジストローラ12aの両端部
に取り付けた軸受体70、71は、図14に示すように
バネ45により押圧される。その結果、上側レジストロ
ーラ12aは、下側レジストローラ12bに対して適切
な位置、角度、及び押圧力によって圧接することにな
る。
【0073】また、前記のようにセットした状態では、
前記スライド支持部材40の先端側で、前記被作用部6
1を押すことになる。これにより、付勢手段42と被作
用部61とにより、現像カートリッジ4を介して現像ロ
ーラ22を感光体ドラム13に押圧することができる。
【0074】また、図13に示す状態においては、図1
5に示すように、転写ローラ14の軸14aを上下動可
能に支持する支持部材35が、バネ33により付勢され
るアーム部材34によって上方向に押圧され、転写ロー
ラ14を感光体ドラム13に対して所定の押圧力で圧接
させることになる。
【0075】以上説明したように、本実施形態において
は、プロセスカートリッジ2をプリンタ本体から取り外
した状態においては、上側レジストローラ12aは固定
されておらず、上下動自在な状態にあり、プロセスカー
トリッジ2をプリンタ本体に装着した時に初めて、下側
レジレストローラ12bに適切な位置及び角度並びに押
圧力で圧接するように位置決めされるので、位置決めに
よる前記位置及び角度並びに押圧力の精度は、プリンタ
本体側の位置決め機構によって決定されることになり、
プロセスカートリッジ2を交換した場合でも、上側レジ
ストローラ12aと下側レジレストローラ12bとの関
係を常に適正な状態に保つことができる。その結果、常
に安定した用紙搬送を行うことができる。
【0076】また、前記位置決めは、プロセスカートリ
ッジ2の幅方向長さよりも長く形成された上側レジスト
ローラ12aに取り付けられ、プロセスカートリッジ2
の側面部よりも外側に突出して設けられた軸受体70、
71に対して行われるので、位置決め機構をプリンタ本
体の両側面側に設けることができ、プロセスカートリッ
ジ2をプリンタ本体の前面側から着脱する方式を採った
場合でも、着脱経路に着脱を阻害する部材を設けなくて
も済むことになる。その結果、プロセスカートリッジ2
を容易に着脱することができる。
【0077】また、上側レジストローラ12aは、金属
製の軸体なので、剛性を十分に保ちつつ、単純な構成
で、用紙幅よりも長い上側レジストローラ12aをプロ
セスカートリッジ2に取り付けることができる。従っ
て、コストの低減を図ることができる。
【0078】また、図1に示すように、用紙Pを感光体
ドラム13と転写ローラ14との圧接部に導くためにプ
ロセスカートリッジ2のケース30に設けられた用紙案
内用開口部80は、上側レジストローラ12aの近傍に
設けられているので、用紙Pを感光体ドラム13と転写
ローラ14との圧接部に容易に搬送することができる。
【0079】(第2の実施形態) 次に、本発明の第2の実施形態を図16乃至図18に基
づいて説明する。なお、第1の実施形態との共通箇所に
は同一符号を付して説明を省略する。
【0080】本実施形態は、図16に示すように、上側
レジストローラ12aに摩擦帯電付与部材としてのスポ
ンジ90を接触させ、上側レジストローラ12aによっ
て紙粉を除去する例である。
【0081】本実施形態の上側レジストローラ12a
は、メッキ処理した鉄またはステンレス鋼等の金属製ロ
ーラの表面をPFA(テフロン)コーティングしたもの
である。
【0082】前記上側レジストローラ12aに接触させ
る摩擦帯電付与部材としてのスポンジ90は、エーテル
系のウレタンフォーム(エバーライト((株)ブリヂス
トン社 製品名:登録商標))で形成されている。スポ
ンジ90には、また、エステル系の発泡弾性体を用いる
こともできる。
【0083】スポンジ90の位置は、プロセスカートリ
ッジ2の内部で、上側レジストローラ12aの側方に接
触する位置となっている。また、スポンジ90の長手方
向長さは、図17に示すように、上側レジストローラ1
2aの長さL1よりも長いL2となっている。更に、図
17に示すケース底面壁30dを、図16に矢印Cで示
す水平方向から見ると、ケース底面壁30dは前記上側
レジストローラ12aの表面を覆うことがないように切
り欠きが設けられている。なお、図17は、図16にお
ける上方向から上側レジストローラ12aとスポンジ9
0を見た図である。従って、上側レジストローラ12a
は長さL1の全域に亘って表面が露出しており、この表
面には、上側レジストローラ12aよりも長いスポンジ
90が接触するように取り付けられている。従って、上
側レジストローラ12aを上述のように移動自在に構成
した場合でも、常にスポンジ90との接触が保たれるよ
うになっている。
【0084】また、前記上側レジストローラ12aの上
部には、掻き取りシート91が前記上側レジストローラ
12aの表面に接触するように取り付けられている。こ
の掻き取りシート91は、PET等から形成されてい
る。
【0085】更に、プロセスカートリッジ2を図16の
ように画像形成装置に装着した状態における前記上側レ
ジストローラ12aの後方、即ちスポンジ90の後方に
おけるプロセスカートリッジ2の底面付近には、除去し
た紙粉を収容する紙粉収容室92が形成されている。
【0086】以上のような構成により、上側レジストロ
ーラ12aが図16に示す矢印方向に回転すると、上側
レジストローラ12aはスポンジ90と摺擦し、摩擦帯
電電荷を付与される。上述の構成では、摩擦帯電よる上
側レジストローラ12aの電圧は−4kV〜−5kVで
あった。紙粉の帯電極性も負極性であるが、その電圧値
は上側レジストローラ12aの帯電電圧値よりも遙かに
低いため、紙粉は電界の作用により上側レジストローラ
12aに引き付けられ、上側レジストローラ12aの回
転により回収される。
【0087】しかも、スポンジ90に上述のようなエー
テル系のウレタンフォームを使用した場合には、紙粉の
分離性がよく、回収された紙粉は凝集することなく紙粉
収容室92に収容される。
【0088】従って、現像部への紙粉の混入を確実に防
止することができ、高品質な画像形成を行うことができ
る。
【0089】また、以上のような紙粉除去処理を続けて
いくと、前記紙粉収容室92には紙粉が蓄積されていく
ことになるが、プロセスカートリッジ2の交換作業によ
り、前記紙粉収容室92内の紙粉も同時に除去されるこ
とになり、メンテナンス作業の容易化を図ることができ
る。
【0090】また、プロセスカートリッジ2の交換によ
り、上側レジストローラ12a及びスポンジ90につい
ても、新しいものに交換されることになるので、常に良
好な紙粉除去処理を行うことができる。
【0091】以上のように、上側レジストローラ12a
を第1の実施形態で説明した如く構成し、プロセスカー
トリッジ2側に設けたので、上側レジストローラ12a
をメンテナンスの不要な紙粉除去手段として用いること
ができる。
【0092】また、上側レジストローラ12aは、第1
の実施形態で説明したように移動自在に取り付けられて
いるが、スポンジ90は図17に示すように、上側レジ
ストローラ12aよりも長く、上側レジストローラ12
aの転写媒体との接触面を一様に覆っているので、常に
良好な摩擦帯電が行われることになる。
【0093】また、上側レジストローラ12aの表面上
に紙粉が付着した場合でも、上述したように掻き取りシ
ート91が設けられているので、確実にこの付着した紙
粉を除去することができる。なお、上述のようにスポン
ジ90としてエーテル系のウレタンフォームを用いた場
合には、紙粉の分離性が良いので、この掻き取りシート
91を設けない場合でも、実用上問題ない程度に紙粉を
除去することが可能である。しかし、スポンジ90とし
てエステル系の発泡弾性体を用いた場合には、紙粉が凝
集する傾向にあるのて、前記掻き取りシート91を設け
ることが好ましい。
【0094】更に、本実施形態においては、上側レジス
トローラ12aの長さL1は、図18に示すように、給
紙ローラ10の長さL3よりも長くなるように構成され
ている。従って、図1に示す給紙ローラ10と分離パッ
ド11の圧接部において、転写媒体の給紙ローラ10と
の接触領域にて多量発生する紙粉を上側レジストローラ
12aによって確実に除去することができる。
【0095】転写媒体は、給紙ローラ10と分離パッド
11の圧接部において強く擦られるため、転写媒体の両
側の領域(図18に転写媒体の幅をL4で示す)より
も、転写媒体が給紙ローラ10に接触する領域の方が紙
粉の量は多くなる。しかし、上側レジストローラ12a
は、この転写媒体の給紙ローラ10との接触領域を十分
に覆い、且つ、転写媒体の両側の領域にも接触している
ので、確実に紙粉の除去を行うことができる。
【0096】なお、上側レジストローラ12aをコーテ
ィングする部材は、テフロンだけでなく、例えば、フル
オロカーボン、ポリカーボネート、ポリウレタン、アク
リル、エポキシ等を用いることができる。また、導電体
の上に、ブチル、ポリイソプレン、ネオプレン等を含む
ゴムを被覆するようにしても良い。
【0097】以上、実施形態に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0098】
【発明の効果】請求項1記載のプロセスカートリッジに
よれば、カートリッジ側搬送ローラを、プロセスカート
リッジの画像形成装置に対する非装着状態にて、移動可
能に取り付けたので、プロセスカートリッジが交換され
たとしても、画像形成装置側の位置決め手段によって、
カートリッジ側搬送ローラと画像形成装置側搬送ローラ
との間の押圧力等の関係を常に一定の状態に保つことが
でき、常に安定した転写媒体の搬送を行うことができ
る。更に、前記カートリッジ側搬送ローラの両端部に設
けられた軸受体に対して、画像形成装置側の位置決め手
段が作用するため、該位置決め手段がカートリッジ側搬
送ローラの回転を妨げることなく、正確な位置決めを行
うことができる。 また、請求項2記載のプロセスカート
リッジによれば、上述したようなプロセスカートリッジ
を画像形成装置の正面部から取り出しまたは装着可能に
備えているので、プロセスカートリッジを画像形成装置
の正面部から取り出しまたは装着可能とした場合には、
上述したように、位置決め手段はプロセスカートリッジ
の略水平方向への移動を妨げないので、プロセスカート
リッジの画像形成装置正面部からの取り出しまたは装着
を容易にすることができる。 また、請求項3記載のプロ
セスカートリッジによれば、前記カートリッジ側搬 送ロ
ーラの両端部に設けられた軸受体に対して、画像形成装
置側の位置決め手段が作用するため、該位置決め手段が
カートリッジ側搬送ローラの回転を妨げることなく、正
確な位置決めを行うことができる。
【0099】請求項記載のプロセスカートリッジによ
れば、前記カートリッジ側搬送ローラまたは前記カート
リッジ側搬送ローラの回転軸を、前記プロセスカートリ
ッジの幅方向長さよりも長く形成し、前記プロセスカー
トリッジの側面部よりも突出して取り付けたので、この
前記カートリッジ側搬送ローラまたは前記カートリッジ
側搬送ローラの回転軸を位置決めするための手段を、前
記プロセスカートリッジの側面部よりも外側に設けるこ
とができる。その結果、画像形成装置には、前記プロセ
スカートリッジの側面部よりも更に外側に位置に、プロ
セスカートリッジの略水平な移動方向に沿うように、前
記カートリッジ側搬送ローラまたは前記カートリッジ側
搬送ローラの回転軸の位置決め手段を設けることがで
き、プロセスカートリッジは略水平方向へ容易に移動可
能となる。
【0100】請求項記載のプロセスカートリッジによ
れば、前記カートリッジ側搬送ローラを金属製の軸体と
したので、剛性を十分に保ちつつ、単純な構成で、転写
媒体の幅よりも長いカートリッジ側搬送ローラを、プロ
セスカートリッジに取り付けることができる。
【0101】
【0102】請求項記載のプロセスカートリッジによ
れば、前記カートリッジ側搬送ローラの取り付け位置近
傍に、前記転写媒体の通過用の開口部が設けられている
ので、カートリッジ側搬送ローラと画像形成装置側搬送
ローラによって良好に搬送する転写媒体を、前記開口部
へと直ちに搬送し、プロセスカートリッジ全体として安
定した転写媒体の搬送を行うことができる。
【0103】請求項記載の画像形成装置によれば、前
記カートリッジの両側面側に搬送ローラの位置決め手段
を備えたので、新しいプロセスカートリッジに交換した
場合等においても、カートリッジ側搬送ローラと画像形
成装置側搬送ローラとの間の押圧力等の関係を常に一定
の状態に保つことができ、また、搬送ローラの位置決め
手段は記カートリッジの両側面側に設けられているての
で、プロセスカートリッジの略水平方向への移動を妨げ
ることがなく、プロセスカートリッジの着脱を容易にす
ることができる。
【0104】請求項記載の画像形成装置によれば、前
記位置決め手段は、当該ガイド部材から連なる溝なの
で、プロセスカートリッジの略水平方向への移動を妨げ
ることがなく、プロセスカートリッジの着脱を容易にす
ることができる。
【0105】
【0106】請求項9記載のプロセスカートリッジによ
れぱ、前記カートリッジ側搬送ローラに、前記前記カー
トリッジ側搬送ローラの長手方向長さよりも長い摩擦帯
電付与部材を、前記カートリッジ側搬送ローラの長手方
向の周面を一様に覆うように接触して取り付けたので、
紙粉を確実に除去することができる。しかも、除去した
紙粉が蓄積されたとしても、プロセスカートリッジの交
換処理が、そのまま蓄積した紙粉の廃棄作業につながる
ので、搬送ローラ部における紙粉に対するメンテナンス
を不要とすることができる。
【0107】請求項10記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記カートリッジ側搬送ローラの表面は樹脂コ
ーティングされているので、前記摩擦帯電付与部材によ
って良好に摩擦帯電し、確実に紙粉を除去することがで
きる。
【0108】請求項11記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記カートリッジ側搬送ローラの表面の樹脂コ
ーティングは、テフロンコーティングなので、前記摩擦
帯電付与部材によって良好に摩擦帯電し、確実に紙粉を
除去することができる。
【0109】請求項12記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記摩擦帯電付与部材は、発泡弾性体から形成
されているので、前記樹脂コーティングされたカートリ
ッジ側搬送ローラを良好に摩擦帯電させ、上述のような
良好な紙粉除去を行わせることができる。
【0110】請求項13プロセスカートリッジによれ
ば、前記摩擦帯電付与部材を形成する発泡弾性体は、エ
ーテル系の発泡弾性体なので、上述のように前記カート
リッジ側搬送ローラを良好に帯電させつつ、前記カート
リッジ側搬送ローラとの接触部で除去した紙粉に対して
良好な分離性を示し、紙粉の凝集を防いで良好に紙粉を
回収することができる。
【0111】請求項14記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記摩擦帯電付与部材を形成する発泡弾性体が
エステル系の発泡弾性体なので、上述のように前記カー
トリッジ側搬送ローラを良好に帯電させるが、前記カー
トリッジ側搬送ローラとの接触部で除去した紙粉は、若
干凝集し易くなる。しかし、前記カートリッジ側搬送ロ
ーラには、掻き取り部材が接触して取り付けられている
ので、前記凝集する傾向のある紙粉を確実に前記カート
リッジ側搬送ローラから除去することができる。
【0112】請求項15記載のプロセスカートリッジに
よれば、前記カートリッジ側搬送ローラ近傍のプロセス
カートリッジ内部には、紙粉収容部が形成されているの
で、上述のように前記カートリッジ側搬送ローラと摩擦
帯電付与部材との接触部で除去した紙粉は、確実に当該
紙粉収容部に収容される。そして、プロセスカートリッ
ジの交換を行うことにより、紙粉の蓄積されていない紙
粉収容部によって良好に紙粉の収容を行うことができ
る。
【0113】請求項16記載の画像形成装置によれば、
前記カートリッジ側搬送ローラの長手方向長さを、前記
取り出しローラの長手方向長さよりも長く形成し、前記
プロセスカートリッジの装着時に、前記取り出しローラ
を前記長手方向にて一様に覆う位置関係を有するように
したので、前記カートリッジ側搬送ローラによって、前
記取り出しローラが接触する紙粉の覆い領域を確実に覆
うことができ、更には転写媒体の両側の領域をも覆うの
で、良好な紙粉除去を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における画像形成装置の概
略構成を示す断面図である。
【図2】図1の画像形成装置におけるプロセスカートリ
ッジの概略構成を示す側面図である。
【図3】図2のプロセスカートリッジにおける上側レジ
ストローラ取り付け部周辺を示す拡大図である。
【図4】図2のプロセスカートリッジにおける上側レジ
ストローラを示す図であり、(A)(i)は軸受体の正
面図、(A)(ii)は両端部に軸受体を取り付けた上側
レジストローラの側面図、(A)(iii)は軸受体の正
面図、(B)(i)は上側レジストローラを上方位置へ
移動させた場合のプロセスカートリッジ側壁部に対する
軸受体の位置を示す正面図、(B)(ii)は上側レジス
トローラを上方位置へ移動させた場合のプロセスカート
リッジ側壁部に対する上側レジストローラの位置を示す
側面図、(B)(iii)は上側レジストローラを上方位
置へ移動させた場合のプロセスカートリッジ側壁部に対
する軸受体の位置を示す正面図、(C)(i)は上側レ
ジストローラを下方位置へ移動させた場合のプロセスカ
ートリッジ側壁部に対する軸受体の位置を示す正面図、
(C)(ii)は上側レジストローラを下方位置へ移動さ
せた場合のプロセスカートリッジ側壁部に対する上側レ
ジストローラの位置を示す側面図、(C)(iii)は上
側レジストローラを下方位置へ移動させた場合のプロセ
スカートリッジ側壁部に対する軸受体の位置を示す正面
図である。
【図5】図4(C)に対する軸受体周辺の拡大図であ
り、(A)は図4(C)(i)の拡大図、(B)は図4
(C)(ii)軸受体周辺の拡大図、(C)は図4(C)
(ii)軸受体周辺の拡大図、(D)は図4(C)(ii
i)の拡大図である。
【図6】図4(A)(i)に示す軸受体を示す図であ
り、(A)は上面図、(B)は(C)のC−C断面図、
(C)は左側面図、(D)は正面図、(E)は右側面
図、(F)は(C)のF−F断面図である。
【図7】図4(A)(iii)に示す軸受体を示す図であ
り、(A)は上面図、(B)は左側面図、(C)は
(A)のF−F断面図図、(D)は正面図、(E)は右
側面図である。
【図8】軸受体を取り付けた上側レジストローラをプロ
セスカートリッジに装着する方法を説明する図である
(その1)。
【図9】軸受体を取り付けた上側レジストローラをプロ
セスカートリッジに装着する方法を説明する図である
(その2)。
【図10】プロセスカートリッジのプリンタ本体への装
着を説明するための図である(その1)。
【図11】プロセスカートリッジのプリンタ本体への装
着を説明するための図である(その2)。
【図12】プロセスカートリッジのプリンタ本体への装
着を説明するための図である(その3)。
【図13】プロセスカートリッジのプリンタ本体への装
着を説明するための図である(その4)。
【図14】プロセスカートリッジをプリンタ本体への装
着した際の上側レジストローラの下側レジストローラに
対する位置決め状態を示す図である。
【図15】プロセスカートリッジをプリンタ本体への装
着した際の転写ローラの感光体ドラムに対する位置決め
状態を示す図である。
【図16】本発明の第2の実施形態におけるプロセスカ
ートリッジの概略構成を示す断面図である。
【図17】図16のプロセスカートリッジにおける紙粉
除去手段としての上側搬送ローラと摩擦帯電付与部材
を、図16における上方向から見た図である。
【図18】図16のプロセスカートリッジにおける上側
搬送ローラと、感光体ドラムと、給紙ローラと、分離パ
ッドの幅の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 本体ハウジング 2 プロセスカートリッジ 12a 上側レジストローラ 12b 下側レジストローラ 13 感光体ドラム 14 転写ローラ 22 現像ローラ 30 ケース 45 バネ 70,71 軸受体 90 スポンジ 91 掻き取りシート 92 紙粉収容室
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−311610(JP,A) 特開 平3−41476(JP,A) 特開 平8−227238(JP,A) 特開 平8−194428(JP,A) 特開 平9−212063(JP,A) 特開 平7−69473(JP,A) 特開 平11−79474(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/00 550 G03G 21/16 - 21/18 G03G 15/00 510 - 534

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される感光体と、該感光
    体上の静電潜像を現像剤により可視像化する現像手段
    と、該可視像を転写媒体に転写する転写手段とを有する
    画像形成装置に着脱可能に設けられたプロセスカートリ
    ッジであって、 前記画像形成装置側に設けられた画像形成装置側搬送ロ
    ーラに対して押圧されることにより、当該画像形成装置
    側搬送ローラと共に前記転写媒体を搬送する搬送ローラ
    対を形成するカートリッジ側搬送ローラ前記カートリッジ側搬送ローラの両端部に設けられ、且
    つ、前記プロセスカートリッジに移動可能に取り付けら
    れ、前記画像形成装置本体側に設けられた位置決め手段
    が作用する軸受体とを備えた、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 静電潜像が形成される感光体と、該感光
    体上の静電潜像を現像剤により可視像化する現像手段
    と、該可視像を転写媒体に転写する転写手段とを有し、
    画像形成装置に着脱可能に設けられたプロセスカートリ
    ッジであって、 前記画像形成装置側に設けられた画像形成装置側搬送ロ
    ーラに対して押圧されることにより、当該画像形成装置
    側搬送ローラと共に前記転写媒体を搬送する搬送ローラ
    対を形成するカートリッジ側搬送ローラを備え、 前記プロセスカートリッジは、前記画像形成装置の正面
    部から取り出しまたは装着されるのであって、前記画像
    形成装置側搬送ローラと前記カートリッジ側搬送ローラ
    とにより、感光体と転写手段との間に搬送される転写媒
    体の搬送方向とほぼ平行に移動して装着され、 前記カートリッジ側搬送ローラは、前記プロセスカート
    リッジの前記画像形成装置に対する非装着状態にて移動
    可能に取り付けられている、 ことを特徴とするプロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記カートリッジ側搬送ローラの両端部
    には、軸受体が設けられており、当該軸受体は、前記プ
    ロセスカートリッジに移動可能に取り付けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載のプロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記カートリッジ側搬送ローラまたは前
    記カートリッジ側搬送ローラの回転軸は、前記プロセス
    カートリッジの幅方向長さよりも長く形成され、前記プ
    ロセスカートリッジの側面部よりも突出して取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記カートリッジ側搬送ローラは金属製
    の軸体であることを特徴する請求項1ないし4のいずれ
    か1記載のプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記プロセスカートリッジには、前記カ
    ートリッジ側搬送ローラの取り付け位置近傍に、前記転
    写媒体の通過用の開口部が設けられていることを特徴と
    する請求項1ないしのいずれか1記載のプロセスカー
    トリッジ。
  7. 【請求項7】 請求項1ないしのいずれか1記載のプ
    ロセスカートリッジを着脱自在に備えた画像形成装置で
    あって、 前記カートリッジの両側面側に前記カートリッジ側搬送
    ローラの位置決め手段を備えた、 ことを特徴とする画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記カートリッジ側搬送ローラのガイド
    部材を更に備え、前記位置決め手段は、当該ガイド部材
    から連なる溝を含むことを特徴とする請求項記載の画
    像形成装置。
  9. 【請求項9】 前記カートリッジ側搬送ローラには、前
    記前記カートリッジ側搬送ローラの長手方向長さよりも
    長い摩擦帯電付与部材が、前記カートリッジ側搬送ロー
    ラの長手方向の周面を一様に覆うように接触して取り付
    けられていることを特徴とする請求項1ないしのいず
    れか1記載のプロセスカートリッジ。
  10. 【請求項10】 前記カートリッジ側搬送ローラの表面
    は樹脂コーティングされていることを特徴とする請求項
    9記載のプロセスカートリッジ。
  11. 【請求項11】 前記カートリッジ側搬送ローラの表面
    の樹脂コーティングは、テフロンコーティングであるこ
    とを特徴とする請求項10記載のプロセスカートリッ
    ジ。
  12. 【請求項12】 前記摩擦帯電付与部材は、発泡弾性体
    をから形成されていることを特徴とする請求項9ないし
    11のいずれか1記載のプロセスカートリッジ。
  13. 【請求項13】 前記摩擦帯電付与部材を形成する発泡
    弾性体は、エーテル系の発泡弾性体であることを特徴と
    する請求項12記載のプロセスカートリッジ。
  14. 【請求項14】 前記摩擦帯電付与部材を形成する発泡
    弾性体は、エステル系の発泡弾性体であり、前記カート
    リッジ側搬送ローラには、掻き取り部材が接触して取り
    付けられていることを特徴とする請求項12記載のプロ
    セスカートリッジ。
  15. 【請求項15】 前記カートリッジ側搬送ローラ近傍の
    プロセスカートリッジ内部には、紙粉収容部が形成され
    ていることを特徴とする請求項9ないし14のいずれか
    1記載のプロセスカートリッジ。
  16. 【請求項16】 転写媒体を収容する転写媒体収容部か
    ら該転写媒体を取り出す取り出しローラと、該取り出し
    ローラに圧接して設けられた分離部材とを備え、請求項
    9ないし14のいずれか1記載のプロセスカートリッジ
    が着脱自在に取り付けられた画像形成装置であって、 前記カートリッジ側搬送ローラの長手方向長さは、前記
    取り出しローラの長手方向長さよりも長く形成されてお
    り、前記プロセスカートリッジの装着時には、前記取り
    出しローラを前記長手方向にて一様に覆う位置関係を有
    していることを特徴とする画像形成装置。
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