JP3431485B2 - 遠心ファン - Google Patents

遠心ファン

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JP3431485B2
JP3431485B2 JP05002198A JP5002198A JP3431485B2 JP 3431485 B2 JP3431485 B2 JP 3431485B2 JP 05002198 A JP05002198 A JP 05002198A JP 5002198 A JP5002198 A JP 5002198A JP 3431485 B2 JP3431485 B2 JP 3431485B2
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Inventor
昌弘 三村
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日本サーボ株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心ファン、特にケ
ーシング内部に羽根車駆動用電動機をも内装する扁平型
遠心ファンの引出線保持部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心ファン全体の構成については周知の
ものとして省略するが、従来遠心ファンとして小型化・
薄型化のためにケーシングの内部に羽根車と共に駆動用
電動機をも内蔵する形状をもつ構造のものは多く見ら
れ、このような電動機内蔵型では、当該電動機に給電す
るための引出線がケーシングの吸込口に対向する側板背
面に設けられた溝を挿通するようになっていて、ケーシ
ング外部での引出線の安定保持や損傷防止に配慮してい
る例も少なくない。
【0003】図5は従来技術になる例の引出線保持の様
子を示すケーシングの側板背面の正面部分図、図6は図
5の例の引出線保持部のAーA線に沿った要部断面図で
ある。本発明を実施する遠心フアンの側面図である図1
を参照すると、電動機(図示せず)から出てケーシング
1の側板1ー2の表面に半径方向に形成された溝2に挿
通された引出線6は、図5に見るように前記溝2を覆う
ようにケーシング外周縁1ー22に向けて挿通され、図
6に示すように前記溝2の一方の側壁2ー1から該溝2
の上部を覆うように突出した爪状突起4により、挿通さ
れた引出線6が溝2から離脱し難いような配慮は見られ
るが、半径方向に形成された溝2は連続したほぼ均等の
幅で、上記離脱防止のための爪状突起4は、引出線6を
潜らせ嵌入させるため溝2の幅より短くなっている。
【0004】上述の通り図6が該例の引出線を保持する
様子を示す部分断面図で、ケーシングの側板1ー2の背
面に設けられた溝2に挿通される引出線6は、外周縁1
ー22に近い部位に溝2を覆うように突出形成された爪
状突起4の下を潜り抜けるようにして外部へ導かれてい
る。引出線6を保持する爪状突起4は、ケーシングの側
板1ー2と平行な突起の内側面4ー1を備えるので、こ
れの形成に際しては、図5、図6に示すように金型の逃
げとなるケーシングの側板1ー2を貫通する爪状突起4
より大きい面積の窓3を設けることが不可避となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成
は、ケーシングの吸込口に対向する側の側板背面に形成
された溝内に引出線を這わせるようにしてはいるが、単
に溝を形成しここに引出線を挿通しただけでは当然に溝
から脱出し易いので、上述図5の例のように溝の中間部
位に該溝を部分的に覆うような爪状突起を設けた例も見
られ、引出線保持の面では応分の信頼性のアップを実現
している。しかし該例では、ケーシングの成型の面から
前記爪状突起の形成のためにケーシングの側板を貫通す
る窓を形成せざるを得ず、該窓の存在は羽根車の動作に
よるケーシング流路内部の空気の流れで笛吹き音を派生
する原因となっており、騒音抑制手段として当該貫通窓
を極力小さくするような配慮は見られたが問題の解決に
は至らず、有効な解決策が望まれていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に成る遠心ファン
は、ケーシングの吸込口に対向する側の側板背面に形成
された溝と、該溝に連通し側板を貫通する窓と、該窓を
覆うようにして前記溝底面と離間した内側面を有し概ね
該溝を横断する方向に伸長する爪状突起とを備えると共
に、前記窓を封鎖する板状部材が、溝に挿通される引出
線と該溝底面との間に介挿・装着される如く構成され
る。
【0007】上述の如き構成においては、引出線保持を
確実とすると共に、貫通する窓を封鎖して内部流路の側
面を平滑とし、空気の流れによる笛吹き音を排除するこ
とが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。図1は本発明に成る一実施例のケーシング
1の側板1ー2の背面を示し、ケーシングの側板1ー2
の表面に引出線6を挿通保持する半径方向の溝2が形成
され、該溝2に設けられた爪状突起4が形成され、引出
線6が上記爪状突起4により保持されてており、図2及
び図3は図1のA−A線に沿った断面図で、該溝2に併
設される引出線保持部分の様子を示している。
【0009】図1においてケーシング1に設けられる前
記溝2は、実装等の取り扱いに際し引出線6が当該溝2
の内部に安定して保持されるように該溝2を覆うような
形の爪状突起4を併設するが、該爪状突起4を設ける部
分には、引出線6の溝内保持を更に安定させるために前
記爪状突起4の長さを増して溝の側壁2ー1に近接もし
くはこれを越えるように伸長させ、この伸長に対応して
対向部位の溝側壁2ー1に拡幅部2ー2を設けている。
【0010】引出線6は溝2を通って爪状突起の内側面
4ー1を潜るような状態で保持されるが、前記爪状突起
4は上述の通りその先端が溝2の側壁2ー1に近接もし
くはこれを越えるように長く形成されているので、前記
拡幅部2ー2を利用して湾曲するようにして嵌入される
ことになり、溝側壁2ー1と爪状突起4の先端位置と拡
幅部2ー2とにより、引出線6の保持はより確実にな
る。
【0011】そして、前記爪状突起4を形成する際の成
型金型離合に備え、ケーシングの側板1ー2には金型の
挿通孔として窓3の形成を余儀なくされ、該窓3が内部
流路の側壁1ー21の一部を切除する形となり、本来な
ら内部流路側面1ー21に沿って円滑に流れる空気の一
部が窓3から逃げ出すことにより笛吹き音を派生するこ
とになり、当該窓3が存在しない好ましい状態を再現す
るため該窓3を封鎖する手段を併設するものである。
【0012】図2は第1の例の引出線保持部分を示す部
分断面図で、上記窓3を封鎖する手段が板状部材5の例
で、該板状部材は上記窓3の内規形状と同じで、その厚
みをt、溝底面2ー3と爪状突起内側面4ー1との離間
距離をd、挿通される引出線6の外径をDとしたとき、
t>dーDとなるように選択し恒常的な押圧嵌着状態と
することで、引出線6の保持を確実とするように配慮し
ている。又上述の窓3は封止部材5で封鎖するので空気
の漏出を防ぐことは出来るが、該封止部材5が平板状で
溝底面2ー3の表面に貼付する形で挿入されるため窓3
の部分が凹みとして残り、空気の流れの面では一工夫加
えることを要するが、該平板状封止部材5の採用では、
該平板状部材5の底面とケーシングの流路側壁1ー21
との段差が0.5mm程度以下であると空気の乱れが少
なく実質的な改善の効果が見られる。
【0013】図3は本発明に成る第2の例を示す引出線
保持部の部分断面図で、上述第1の例で封鎖された窓3
による流路側壁1ー21の凹みの弊害を防ぐことを目的
に壁面1ー21を平滑するため、窓形状に対応しその先
端が前記流路側壁面1ー21に連通する凸部を備えた封
鎖手段5’を使用している。図4はその様子を溝方向の
断面として示している。該例では擬似的にケーシング内
部の流路側壁1ー21は、封止部材5’の凸部先端が窓
3の部分の側壁面として存在し恰も窓3の無い連続した
面を形成するので、空気の流れを乱すこともなくなり空
気の漏出もなく、従って笛吹き音も派生することはな
い。該例でも上述第1の例と同様に封止部材5’の溝2
に嵌入される平板状部分の厚みtを、溝底面2ー3と爪
状突起内側面4ー1との離間距離をd、挿通される引出
線6の外径をDとしたとき、t>dーDとなるように選
択し恒常的な押圧嵌着状態とすることで引出線6の保持
は確実に行える。そして窓3が封鎖され空気の漏出が防
止されることも上述第1の例と同じである。
【0014】
【発明の効果】本発明は、引出線の固定保持を確実にし
つつ而も付勢された空気の流れの乱れも漏出もなく、笛
吹き音派生の懸念もない遠心ファンを実現することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成る遠心フアンの一実施例のケーシン
グ背面図である。
【図2】図1の例の引出線保持部の円周方向の部分断面
図である。
【図3】本発明に成る第2の例の引出線保持部の円周方
向の部分断面図である。
【図4】図3の例の溝方向断面図である。
【図5】従来技術に成る例のケーシング背面を見た引出
線保持部の部分拡大図である。
【図6】図5の例の円周方向の部分断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 1ー1 ケーシング外周壁 1ー11 ケーシング外周壁の内周面(:流路外周面) 1ー2 ケーシング側板 1ー21 ケーシング側板内面(:流路側面) 1ー22 ケーシング側板外周縁 2 溝 2ー1 溝側壁 2ー2 溝拡幅部 2ー3 溝底面 3 窓 3ー1 窓の側壁 4 爪状突起 4ー1 爪状突起内側面 5 板状封止部材 5’ 窓に嵌入する突起を備える封止部材 6 引出線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングと、その内部に収容され固定子
    及び回転子を有する電動機と、該電動機の回転子に一体
    保持される羽根車を有し、前記ケーシングの吸込口に対
    向する側の側板背面に、前記電動機の固定子に給電する
    引出線を保持挿通するための溝を備え、該溝の底面と共
    に前記引出線を保持する爪状突起を前記溝を横断して設
    け、前記ケーシングの側板の、前記溝に設けた爪状突起
    が設けられた位置に、内部流路に貫通する前記爪状突起
    が通過できる窓を設けた軸流フアンにおいて、前記引出
    線の外径をφD(mm),前記溝底面と爪状突起の内側面と
    の離間距離をd(mm)としたとき、d−D(mm)より大きな
    厚さをもつ板部材が前記窓を封鎖するようにして引出線
    と溝底面との間に介挿・装着されていること、を特徴と
    する遠心ファン。
  2. 【請求項2】前記ケーシングの側板に設けられた溝の幅
    は、前記爪状突起の先端に対向する側の溝側壁を含む前
    記窓近傍の一部が拡幅されていること、を特徴とする請
    求項1に記載の遠心ファン。
  3. 【請求項3】前記ケーシングの側板に形成された窓を封
    鎖する前記板部材が平板状で、該板部材の底面とケーシ
    ングの流路側壁との段差が0.5mm以下であること、
    を特徴とする請求項1もしくは2に記載の遠心ファン。
  4. 【請求項4】前記介挿される板部材は前記窓に嵌入する
    凸部を有し、該凸部先端面がケーシング内周面に連通す
    るように形成されていること、を特徴とする請求項1も
    しくは2に記載の遠心ファン。
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