JP2004092489A - 遠心ファン - Google Patents

遠心ファン Download PDF

Info

Publication number
JP2004092489A
JP2004092489A JP2002253575A JP2002253575A JP2004092489A JP 2004092489 A JP2004092489 A JP 2004092489A JP 2002253575 A JP2002253575 A JP 2002253575A JP 2002253575 A JP2002253575 A JP 2002253575A JP 2004092489 A JP2004092489 A JP 2004092489A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
casing
impeller
side plate
centrifugal fan
enlarged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002253575A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Kashiwazaki
柏崎 芳男
Yoichi Nagata
永田 洋一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Advanced Motor Corp
Original Assignee
Japan Servo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Servo Corp filed Critical Japan Servo Corp
Priority to JP2002253575A priority Critical patent/JP2004092489A/ja
Publication of JP2004092489A publication Critical patent/JP2004092489A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、ケーシング内面の軸方向長さを縮小し、薄型化や羽根車と側板との隙間を小さくして静穏化を図ると共に、流路縮小による風量特性の抑制を回避し、小形で然も高性能の遠心ファンの実現目的とする。
【解決手段】本発明に成る遠心ファンは、ケーシングと、該ケーシング内部に電動機と、該電動機の回転子に一体保持される羽根車を有し、前記ケーシングの側板背面に給電するための引出線を保持挿通する溝を備え、前記側板の内面が、羽根車側面に対向する中央部分と前記引出線保持部近傍に対し、風の流路である蝸牛状円弧部が拡大するよう段差をもって、好ましくは、該段差が45度を超えない傾斜面を備え、もしくは、該段差が、羽根車外周縁から吐出口の片端に向かう接線方向直線部を有するように構成される。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は遠心ファン、特に小型化・薄型化・静穏化・高性能化に対応する遠心ファンに関する。
【0002】
【従来の技術】遠心ファン全体の構成については周知のものとして省略するが、従来遠心ファンとして小型化のためにケーシングの内部に配置される羽根車は、ケーシングの側板内面との隙間を極力小さくすることが、渦流の発生や空気の漏れに起因する騒音抑制の為にも有効であるが、これは、ケーシング内部の流路面積を小さくすることに直結し、風量特性の制限に繋がる。
【0003】図4は従来技術に成る遠心ファン1を説明する断面略図で、図2を参照して、ケーシング2の吐出口を示さない部分を示している。図に見るように流路を形成する羽根車外周縁2−1とケーシング内周面との径方向の間隔bと、ケーシングの内面の軸方向長さaとの積が流路面積となるので、ケーシング内面の軸方向長さaが、風量特性に直結することは周知のことである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の如き従来の構成は、小型化、特に薄型化の為にケーシング内面の軸方向長さを縮小することが、構造的な薄型化や羽根車との隙間を小さくすることによる静穏化を実現する反面、流路縮小による風量特性の抑制に繋がり、小形で然も高性能のニーズに対応する為の改善が課題として残されていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に成る遠心ファンは、ケーシングと、該ケーシング内部に収容され固定子及び回転子を有する電動機と、該電動機の回転子に一体保持される羽根車を有し、前記ケーシングの吸込口に対向する側の側板背面に、前記電動機の固定子に給電する引出線を保持挿通するための溝を備える軸流フアンで、前記側板の内面が、羽根車側面に対向する中央部分と前記引き出し線保持部近傍に対し、風の流路である蝸牛状円弧部が軸方向に拡大するよう段差をもって形成され、好ましくは、前記ケーシング側板の段差が、45度を超えない傾斜面を備え、もしくは、前記ケーシング側板の段差が、羽根車外周縁から吐出口の片端に向かう接線方向直線部を有し、また、前記ケーシング側板の羽根車側面との対向部分と流路拡大部分は、側板の外側表面からの夫々の内面までの比が、2を超えるように構成される。
【0006】上述の如き構成においては、構造的な薄型化や羽根車と側板との隙間を小さくすることによる静穏化と同時に、流路拡大による風量特性の改善をも実現することが出来る。
【0007】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例を説明する。図1は本発明に成る遠心ファンの一実施例の断面図で、図2に示すケーシングの側板を内部から見る透視図の、矢視B−Bに対応するものである。
【0008】図1に示す如く、当該ケーシング2の内面は、羽根車外周縁3−1の近傍から、好ましくは45度以下の勾配の段差2−24をもって、流路部を拡大するように側板が薄く形成される。この側板の薄肉化は、当然強度との関係で限界があるが、羽根車3の外径が35mmから150mm程度の大きさの遠心ファンでの実構成として、羽根車3に対向する中央部L2が、引出線の保持構造を備えることから2mmから5mmの肉厚を有し、流路部側の薄肉部L1を1mmから2mmとしている。ケーシング2の側板2−2の羽根車側面との対向部分と流路拡大部分は、側板の外側表面からの夫々の内面までの比は、流路拡大のため、2を超え、強度上の許容値とすることが好ましい。
【0009】図2は、上述の通り、図1に示す遠心ファンの例に使用されるケーシング2の側板を見る透視図で、羽根車外周縁より外側の一部に形成される引出線の保持部を備えるがため、ケーシング内面の羽根車に対向する中央部2−22が薄肉化出来ないことを説明するもので、加えて、ケーシング吐出口近傍での厚肉部2−23と薄肉部2−22との段差が、羽根車外周縁部分2−24から接線方向を向いて直線状部分2−25に連通して、上述吐出口の片端に向かって形成されている事を示している。
【0010】また、図3は薄肉化を妨げている引出線保持部の構成の一例を示すもので、上述図2の断面A−Aに対応し、本願発明と直接関わりがないので詳細は省くが、ケーシング側板2−2の外側に形成される溝を挿通する途上に、逆の面に形成される爪状突起2−4との波状保持で引出線5を保持する様子を示している。該引出線保持構造を備える為、上述のように羽根車の側面対向部を含めケーシング流路を抑制する厚肉部が排除出来ない事は容易に理解される。
【0011】
【発明の効果】本発明は、構造的な薄型化や羽根車と側板との隙間を小さくすることによる静穏化と同時に、流路拡大による風量特性の改善をも実現することが出来る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成る遠心フアンの例の断面図である。
【図2】本発明に成る遠心フアン用ケーシングの側板透視説明図である。
【図3】図2の例の引出線保持部を説明する部分断面図である。
【図4】従来技術に成る遠心ファンの例の断面図である。
【符号の説明】
1    遠心ファン
2    ケーシング
2−1  ケーシング外周壁
2−2  ケーシング側板
2−21 ケーシング側板内面
2−22 ケーシング側板の厚肉部
2−23 ケーシング側板の薄肉部
2−24 ケーシング側板の段差部
2−25 ケーシング側板の吐出口近傍の直線状段差部
2−3  窓
2−4  爪状突起
3    羽根車
3−1  羽根車の外周縁
3−2  羽根車の端面
4    電動機
5    引出線

Claims (4)

  1. ケーシングと、該ケーシング内部に収容され固定子及び回転子を有する電動機と、該電動機の回転子に一体保持される羽根車を有し、前記ケーシングの吸込口に対向する側の側板背面に、前記電動機の固定子に給電する引出線を保持挿通するための溝を備える軸流フアンにおいて、
    前記側板の内面が、羽根車側面に対向する中央部分と前記引き出し線保持部近傍に対し、風の流路である蝸牛状円弧部が、内面が拡大するよう段差をもって形成されていること、を特徴とする遠心ファン。
  2. 前記ケーシング側板の羽根車側面との対向部分と流路拡大部分の段差が、45度を超えない傾斜面を備えること、を特徴とする請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記ケーシング側板の羽根車側面との対向部分と流路拡大部分の段差が、羽根車外周縁から吐出口の片端に向かう接線方向直線部を有すること、を特徴とする請求項1もしくは2に記載の遠心ファン。
  4. 前記ケーシング側板の羽根車側面との対向部分と流路拡大部分は、側板の外側表面からの夫々の内面までの比が、2を超えること、を特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の遠心ファン。
JP2002253575A 2002-08-30 2002-08-30 遠心ファン Pending JP2004092489A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002253575A JP2004092489A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 遠心ファン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002253575A JP2004092489A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 遠心ファン

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004092489A true JP2004092489A (ja) 2004-03-25

Family

ID=32059539

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002253575A Pending JP2004092489A (ja) 2002-08-30 2002-08-30 遠心ファン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004092489A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1707822A3 (en) * 2005-04-01 2012-05-02 Japan Servo Co., Ltd. Centrifugal fan
CN114857051A (zh) * 2022-05-23 2022-08-05 蔡义祥 一种新型通风换气设备及风机

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1707822A3 (en) * 2005-04-01 2012-05-02 Japan Servo Co., Ltd. Centrifugal fan
CN114857051A (zh) * 2022-05-23 2022-08-05 蔡义祥 一种新型通风换气设备及风机
CN114857051B (zh) * 2022-05-23 2024-05-07 王洪燕 一种新型通风换气设备及风机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN108302052B (zh) 直列式轴流风扇
US7207774B2 (en) Centrifugal fan and casing thereof
JP3143656U (ja) ファンフレーム及びファン
US4734015A (en) Axial-flow fan
JP3993118B2 (ja) 二重反転式軸流送風機
US6572333B2 (en) Air blower
JP2010053815A (ja) 送風機
JP2015068347A (ja) 遠心インペラ及び遠心ブロワ
JP2005160264A (ja) ブロワ用モータ
US6468030B2 (en) Turbo-molecular pump
US20220372993A1 (en) Motor and Vacuum Cleaner
JP2004092583A (ja) 遠心ファン
JP2004092489A (ja) 遠心ファン
US6648598B2 (en) Axial flow fan
JP2016102469A (ja) 遠心ファン
JP2002021782A (ja) 遠心型ファン
JP2015086804A (ja) 燃料ポンプ
JPH11324991A (ja) 遠心ファンのケーシング
US20190040874A1 (en) Centrifugal Impeller and Centrifugal Blower
JP5369557B2 (ja) 電動送風機
JP2004183543A (ja) 遠心ファンの羽根車
US11939990B2 (en) Fan structure
KR102467310B1 (ko) 스테이터 및 이를 구비한 진공 청소기용 모터
JP2007315262A (ja) 電動送風機およびこれを用いた電気掃除機
KR102373383B1 (ko) 스테이터 코어

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050720

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20081009

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20081020

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081211

A02 Decision of refusal

Effective date: 20090120

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02