JP3430868B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
する本体フレームの上に、画像読取り装置を開閉可能に
配置して構成する画像形成装置に関する。
装置等の画像形成装置においては、電子写真方式を用い
た記録紙作成機構を収容する本体フレームの上部に、原
稿の画像を走査する走査装置を配置した走査部フレーム
を設け、前記走査部フレームを本体フレームに対して開
閉可能に設けていることが多い。前記走査装置には、光
源とミラーキャリッジ等の走査部材と、その走査部材に
対する駆動機構、レンズ、CCD等の光信号を電気信号
に変換して出力する手段および、原稿をセットするため
のプラテンガラス等をユニットとして配置している。ま
た、前記本体フレームには原稿を走査した情報にもとづ
いて、記録紙を作成する機構と、本体フレームに配置す
る駆動機構と情報処理のための装置に対する給電と制御
のための電源を配置し、前記電源からは走査部フレーム
に配置する作動機構に対する給電手段を設けている。さ
らに、本体フレームに配置する制御装置と、走査部フレ
ームに配置する走査装置との間で情報を伝達するための
信号線等が配置される。
フレーム2の上部にはヒンジ21を介して走査部フレー
ム20を配置し、前記走査部フレーム20には走査装置
等を配置している。そして、前記本体フレームに配置す
る画像情報入力部材5と、走査部フレーム20に設ける
画像情報出力部材15との間で信号の伝達を行うための
信号線10aは、走査部フレームを支持するヒンジ部分
を介して引き回されているもので、走査部フレームを本
体フレームに対して開閉する場合でも、その信号線に対
しては開閉の影響が発生しないように配置されている。
また、前記信号線10aとともに、走査部フレームの各
装置に対する給電系統と、走査装置に対する信号伝達の
ための信号線等も同様に配置される。
うに信号線10aを配置すると、前記信号線が長いもの
となり、ノイズの影響を受け易いという欠点があり、そ
のノイズにより記録紙の画質が低下する等の問題が発生
する場合がある。また、前記図6に示すように、信号線
とともに給電用のケーブルや信号線等を長く引き回す場
合には、それ等のケーブル類も長いものとなるが、特
に、画像情報を伝達する信号線が長いことによる影響が
大きく、信号線がノイズの影響を受ける問題を解決する
ことが望まれている。
部材と本体フレームの画像情報入力部材との間を最短距
離で接続し、前記信号線がノイズを拾う問題を解消する
ことを目的としている。
の上に開閉可能に搭載される走査部フレームに、画像読
取り装置を備えてなる画像形成装置に関する。本発明の
請求項1の発明は、前記画像読取り装置の画像情報出力
部材と、本体フレームの画像情報入力部材との間で情報
の伝達を行う信号線を、本体フレームと画像形成装置と
の間に配置する屈曲自在な支持部材に沿わせて配置する
ことを特徴とする。そして、前記構成により、本発明に
おいては、信号線を屈曲自在な支持部材に沿わせて配置
することにより、信号線を保護するとともに、走査部フ
レームの開閉の動作の影響を受けないように最短距離で
配置することができる。
像形成装置の読取り情報を伝達するための信号線である
ことを特徴とする。したがって、信号線の長さを最小限
に設定することが可能で、信号線がノイズの影響を受け
ることを少なくすることができるとともに、CCDから
送信される画像情報の画質が低下する等の問題が生じる
ことを抑制できる。請求項3の発明は、前記画像読取り
装置は、箱型のフレームにユニットとして配置され、前
記ユニットには光源およびミラーキャリッジとそれ等の
移動機構、レンズおよびCCDが配置され、前記フレー
ムの上面には原稿をセットするプラテンガラスと、原稿
を搬送しながら走査する手段とを配置し、前記本体フレ
ームには画像記録部および電源を配置する。そして、前
述したような原稿走査手段を走査部フレームに配置する
ことにより、任意の原稿を走査した情報を用いて記録紙
を作成することができる。
明の画像形成装置を説明する。図1に示す例は、前記図
6の場合と同様に、画像形成装置1の構成を装置のリヤ
側から見た状態で模式的に示しているもので、本体フレ
ーム2の上にはヒンジ21を介して走査部フレーム20
を開閉可能に設けている。前記走査部フレーム20は後
述するように、ブックものといわれる厚い本等の頁を開
いた原稿を、プラテンガラス上にセットして走査する形
式の走査手段と、シートものの原稿を搬送しながら走査
する形式の走査装置とを配置しており、それ等の走査装
置で得られた画像情報を、CCDのような光電変換素子
を介して電気信号として出力する。そして、その画像情
報を画像情報出力部材15から信号線10を介して本体
フレーム2の画像情報入力部材5に伝達するが、前記信
号線10は画像情報出力部材15と画像情報入力部材5
とを最短距離で接続するように配置される。なお、この
実施例においては、前記画像情報入力部材5を電源装置
6の近傍に配置しており、本体フレーム2に配置する記
録紙作成手段に対して画像情報入力部材5からの情報を
伝達して、画像処理回路を介して記録紙作成の動作を行
うようにする。
報出力部材15と本体フレーム2との間には、画像情報
の伝達を行うための信号線10を配置しており、前記信
号線10を支持部材としてのハーネスサポート11に沿
わせて配置している。図示する実施例において、前記ハ
ーネスサポート11は、図3にも示されるように、角型
断面または丸形の断面を有するパイプ状の部材を組み合
わせて構成するもので、信号線10をパイプ状のハーネ
スサポートの中を通している。なお、前記ハーネスサポ
ート11は、プラスチックで構成し、その表面に電磁波
を遮断する塗料等を塗布したものを用いるか、あるいは
アルミのような導電性を有する金属材料を用いて構成
し、装置のアースに接続することにより、保持する信号
線10に対して電磁波等のノイズが影響しないようにす
る。前記ハーネスサポート11は中間部のヒンジ12を
介して折り曲げ可能な上部材11aと、下部材11bと
で構成し、上部材11aの上端部と、下部材11bの下
端部とをヒンジ12a、12bを介して、走査部フレー
ム20と本体フレーム2とに接続している。
いた状態を示しており、図2には走査部フレーム20を
本体フレーム2に対して閉じて、画像形成装置1を作動
可能にセットしている状態をそれぞれ示している。前記
実施例に示すように、走査部フレーム20を開いた状態
では、ハーネスサポート11は略直線状態になるが、走
査部フレーム20を閉じると、ハーネスサポートの中間
部のヒンジ12を介して2つ折りにした状態となる。そ
して、前記ハーネスサポートが折り曲げられる状態で
も、パイプの内部に収容される信号線10はハーネスサ
ポートの曲りに沿って案内されるので、信号線に対して
ハーネスサポートの曲げの影響は与えられない。
置1は、図4に示すように構成することができるもの
で、画像形成装置1は、下部に2つの給紙カセット3、
3aを配置し、その上部に電子写真方式の記録部を備え
た本体フレーム2と、前記本体フレーム2の一側部に設
けた支点21を介して揺動可能に設けた走査部フレーム
20とを組み合わせて構成している。前記本体フレーム
2の下部に収容する給紙カセット3、3aは、任意のサ
イズの用紙を収容可能で、装置のフロント側に引き出し
可能に設けられている。また、本体フレームの一方の側
部には、手差し挿入口4aに手差しトレイを装着可能に
構成し、特殊なサイズの用紙や、給紙カセットに収容し
ない少数枚の用紙を給紙可能にしており、手差しトレイ
を装着しない状態では、本体フレームの側面には突出す
るものがないように構成される。さらに、本体フレーム
2の他側部には、コピーを収容する排出トレイ4を配置
し、大サイズの用紙に対応させて補助トレイ8を引き出
し可能に設けている。前記排出トレイ4は、補助トレイ
を引き出さない状態では、走査部フレーム20の端部よ
りも側部に突出しないので、用紙が若干トレイから突出
する状態で収容される。
介して支持される走査部フレーム20との間には、ガス
スプリング部材7をフロント側に配置し、リヤ側には信
号線を保持するハーネスサポート11を配置しており、
前記ガススプリング部材7は一般のワニ口タイプの装置
の場合と同様に、走査部フレームを開く方向に付勢する
手段を設けている。前記走査部フレーム20は、後述す
るように、フレームの上面にプラテンを配置し、そのプ
ラテンにセットしたブックものの原稿を走査するFBS
としての走査装置と、プラテンカバーの上面を原稿搬送
トレイ28として用い、原稿トレイ27から挿入する原
稿を、自動原稿搬送装置としての原稿搬送部40に沿わ
せて移動させながら走査し、ADFとしての動作を行う
移動原稿走査部とを設けている。
れるように構成した走査装置30を設けている。前記走
査装置30は、一般の複写機の走査装置に用いられてい
るものと同様に、ランプ32と1つのミラーm1を設け
たフルレートキャリッジ31と、2つの対向するミラー
m2、m3を配置するハーフレートキャリッジ33とを
組み合わせて設け、原稿の走査情報をレンズ装置37を
介してCCD38に伝達し、光信号を電気信号に変換し
て、画像情報出力部材15から信号線10を介して本体
フレームに配置する画像情報処理部に伝達する。前記フ
ルレートキャリッジ31とハーフレートキャリッジ33
とを駆動するために、本実施例においては、径が2:1
に設定された駆動プーリ35、35aを同軸に配置し、
各々の駆動プーリに巻き掛けたベルト36、36aを介
して、2つのキャリッジを各々連動させて移動させる機
構を設けている。
クものの原稿を載置し、FBSとしての動作に対応させ
るプラテン23と、ADFに対応させて、原稿搬送部4
0の下部に配置するプラテン24とを設けている。前記
プラテン23に対しては、上部開閉フレーム25を開い
て原稿をセットし、上部開閉フレームを閉じることによ
り、プラテンカバー26がプラテンの上面に原稿の画像
面を押圧させて、固定位置にセットした原稿の走査を行
う。そして、前記プラテン23にセットした原稿に対し
ては、図示を省略したセンサの検知情報に応じて、走査
装置30のフルレートキャリッジ31が原稿の走査方向
の長さだけ往復移動し、ハーフレートキャリッジ33が
前記フルレートキャリッジの半分の速度で移動しながら
画像情報の読取りを行い、CCD38を介して画像信号
を出力する。また、原稿トレイ27を用いてシートもの
の原稿の走査を行う際には、ADF(自動原稿搬送装
置)としての原稿搬送部40に設けたU型搬送路44を
通して原稿を搬送し、プラテン24の部分に走査装置を
固定する状態で画像の読取りの動作を行う。
4には、原稿挿入部のピックアップローラ42と、用紙
さばき装置43および、U型搬送路の内部で原稿の搬送
を行う搬送ローラ装置45を設けている。前記搬送ロー
ラ装置45には、原稿のターン部の内面の案内面を形成
する大径の駆動ローラ46と、2つのピンチローラ4
7、47aとを配置し、前記ピンチローラ47aの下流
部にプラテン24を位置させている。また、U型搬送路
44の終端部には排出ローラ装置48を配置して、走査
が終了した原稿を排出トレイ28に向けて排出させる。
の外側の用紙ガイドを一体に設けた開閉フレーム41を
支軸40aを介して開閉可能に設けており、前記開閉フ
レーム41にはピックアップローラ42と用紙さばき装
置の43のローラ、およびピンチローラ47、47aを
配置している。そして、前記開閉フレーム41を開くこ
とにより、U型搬送路44を開放してジャム紙の処理を
行い得るようにする。また、図示を省略しているが、U
型搬送路44の内側のガイド板と駆動ローラ46、およ
び排出ローラ装置48の1つのローラを含むフレーム
を、原稿搬送部の下部フレームに対して開閉可能に設け
る場合には、プラテン24に対する清掃等のメンテナン
スを容易に行うことが可能になる。
27にセットした原稿の走査を行う際には、原稿を原稿
トレイにセットしたことを、図示を省略した検知手段の
検知信号により制御装置を作動させること、またはコン
トロールパネルに原稿搬送部を用いた走査を行う指令を
入力することにより行う。そして、前記信号に応じて、
走査装置30のフルレートキャリッジ31をプラテン2
4に対応する位置に停止させ、ハーフレートキャリッジ
33を走査部フレーム30の左側の端部にまで移動さ
せ、原稿トレイ27から原稿を1枚ずつU型搬送路44
内で搬送し、プラテン24の部分で原稿の画像の読取り
を行う。したがって、前記走査部フレーム20に配置す
る走査装置においては、2つのプラテン23、24に対
応させて走査装置をセットし、任意の原稿に対する読取
りの動作を行うことができ、原稿の走査情報を記録紙作
成部に向けて伝達する。
1は、前記走査部フレーム20に設けた原稿走査装置に
より得られた画像信号を、本体フレーム2において記録
紙として出力する場合には、複写機としての機能を発揮
できる。また、前記本体フレームに対してファクシミリ
装置の機能を設けた場合には、原稿の走査情報をファク
シミリ装置機能を用いて送信することも可能であり、複
写機とファクシミリ装置とを兼ね備えた装置として画像
形成装置を構成することも可能である。さらに、前記実
施例では、ハーネスサポートに対して、信号線を支持さ
せる場合のみを説明したが、前記サポートには、走査部
フレームに配置する機器への給電線と、動作の処理信号
用のケーブルを同時に配置することも可能である。
ているものであるから、前記画像読取り装置の画像情報
出力部材と、本体フレームの画像情報入力部材との間で
情報の伝達を行う信号線を、本体フレームと画像形成装
置との間に配置する屈曲自在な支持部材に沿わせて配置
することにより、信号線を屈曲自在な支持部材に沿わせ
て配置して、信号線を保護するとともに、走査部フレー
ムの開閉の動作の影響を受けないように最短距離で配置
することができる。また、前記信号線が画像形成装置の
読取り情報を伝達するための信号線であることから、信
号線の長さを最小限に設定することが可能で、信号線が
ノイズの影響を受けることを少なくすることができると
ともに、CCDから送信される画像情報の画質が低下す
る等の問題が生じることを抑制できる。さらに、前記画
像読取り装置には、2種類の原稿走査手段を設けている
ので、本の頁を開いて走査した情報とシートを移動させ
ながら走査した情報とを、本体フレームに設けた記録部
に伝達して記録紙を作成することができる。
いた状態を示す説明図である。
図である。
ハーネスサポートの説明図である。
説明図である。
像情報入力部材、 6 電源装置、 10 信号
線、11 ハーネスサポート、 12 ヒンジ、1
5 画像情報出力部材、 20 走査部フレーム、
21 ヒンジ、23・24 プラテン、 26
プラテンカバー、27 原稿トレイ、 30 走
査装置、 37 レンズ、38 CCD、 40
原稿搬送部、 41 開閉フレーム、42 ピッ
クアップローラ、 44 U型搬送路。
Claims (3)
- 【請求項1】 本体フレームの上に開閉可能に搭載され
る走査部フレームに、画像読取り装置を備えてなる画像
形成装置において、 前記画像読取り装置の画像情報出力部材と、本体フレー
ムの画像情報入力部材との間で情報の伝達を行う信号線
を、本体フレームと画像形成装置との間に配置する屈曲
自在な支持部材に沿わせて配置することを特徴とする画
像形成装置。 - 【請求項2】 前記信号線が画像形成装置の読取り情報
を伝達するための信号線であることを特徴とする請求項
1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記画像読取り装置は、箱型のフレーム
にユニットとして配置され、前記ユニットには光源およ
びミラーキャリッジとそれ等の移動機構、レンズおよび
CCDが配置され、 前記フレームの上面には原稿をセットするプラテンガラ
スと、原稿を搬送しながら走査する手段とを配置し、 前記本体フレームには画像記録部および電源を配置する
ことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
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- 1997-07-14 JP JP20386697A patent/JP3430868B2/ja not_active Expired - Fee Related
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