JP3429618B2 - 画像部品の切抜き機能を有する画像レイアウト装置 - Google Patents

画像部品の切抜き機能を有する画像レイアウト装置

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JP3429618B2
JP3429618B2 JP32976695A JP32976695A JP3429618B2 JP 3429618 B2 JP3429618 B2 JP 3429618B2 JP 32976695 A JP32976695 A JP 32976695A JP 32976695 A JP32976695 A JP 32976695A JP 3429618 B2 JP3429618 B2 JP 3429618B2
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卓郎 松村
博 村山
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、1ページ画像に
レイアウトされる画像部品を切抜く機能を有する画像レ
イアウト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】1ページ画像上に複数の画像部品を配置
(レイアウト)する装置として、いわゆる画像レイアウ
ト装置が用いられる。画像部品とは、1つの部品として
レイアウトされる画像を言い、ビットマップデータで表
現される絵柄(写真)の画像部品とランレングスデータ
で表現される線画(文字列や罫線等)の画像部品とがあ
る。
【0003】画像部品は、その部品全体が使用される場
合と、一部のみが使用される場合がある。画像部品の一
部のみを使用する場合には、不要な画像領域をマスクす
るための切抜きマスクが用いられる。
【0004】印刷製版の分野では、高精度な1ページ画
像を得るために、切抜きマスクの輪郭を高精度に指定す
る必要がある。このため、画像レイアウト装置で各画像
部品を配置する前に、各画像部品の切抜きマスクを作成
するための専用の画像切抜き装置で切抜きマスクを作成
していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】画像部品のレイアウト
時には、1ページ画像上における複数の画像部品の配置
関係に応じて切抜きマスクの追加や変更を行ないたい場
合がある。従来は、このような場合にも、画像切抜き装
置で切抜きマスクの追加・変更を再度行ない、こうして
得られた切抜きマスクを画像レイアウト装置に転送して
いた。このため、切抜きマスクの追加・変更にかなりの
時間と手間を要するという問題があった。また、レイア
ウトされた状態に適した切抜きマスクを作成することが
困難であるという問題があった。
【0006】この発明は、従来技術における上述の課題
を解決するためになされたものであり、レイアウトされ
た状態に適した画像部品の切抜きマスクを容易に作成す
ることのできる画像レイアウト装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】上
述の課題の少なくとも一部を解決するため、第1の発明
は、1ページ画像に画像部品をレイアウトする画像レイ
アウト装置であって、前記画像部品がレイアウトされる
1ページ画像を表示する表示手段と、ユーザの指定に従
って前記1ページ画像上に前記画像部品を配置するため
の部品配置手段と、前記1ページ画像に配置された状態
対象画像部品に対して、ユーザの指定に従って切抜き
マスクを作成するマスク作成手段と、前記対象画像部品
に関して作成された複数の切抜きマスクを用いて、前記
複数の切抜きマスクで切り抜かれた前記対象画像部品
、切り抜き前の前記対象画像部品が前記部品配置手段
により前記1ページ画像上に配置された位置で描画する
描画手段と、を備える。
【0008】マスク作成手段は、1ページ画像に配置さ
れた対象画像部品に対して切抜きマスクを作成するの
で、レイアウトされた状態に適した切抜きマスクを容易
に作成することができる。また、描画手段は、同一の対
象画像部品に関して作成された複数の切抜きマスクで対
象画像部品を切り抜いて1ページ画像に描画するので、
複数の切抜きマスクを用いて対象画像部品の所望の領域
を切り抜くことができる。
【0009】前記描画手段は、前記対象画像部品と前記
複数の切抜きマスクのそれぞれとを組み合わせた複数の
マスク付画像部品を作成するマスク付部品作成手段と、
前記複数のマスク付画像部品のそれぞれに対してそれぞ
れ異なる貼込み順位を設定する貼込み順位設定手段と、
を備えることが好ましい。
【0010】こうすれば、同一の対象画像部品から作成
された複数のマスク付画像部品の貼込み順位の中間に他
の画像部品の貼込み順位を設定した場合に、対象画像部
品と他の画像部品の重なりの上下関係が部分的に異なる
ような視覚的効果を得ることができる。
【0011】前記描画手段は、さらに、前記複数のマス
ク付画像部品を相互に関連付けて、前記1ページ画像上
において同一の位置に配置すべきことを設定する部品リ
ンク手段、を備えることが好ましい。
【0012】こうすれば、同一の対象画像部品から作成
された複数のマスク付画像部品の1つの配置を変更した
時に、他のマスク付画像部品の位置も同様に変更され
る。従って、1つのマスク付画像部品をレイアウトする
場合と同様に、複数のマスク付画像部品のレイアウトを
容易に調整することができる。
【0013】
【発明の他の態様】この発明は、以下のような他の態様
も含んでいる。第1の態様は、1ページ画像に画像部品
をレイアウトする画像レイアウト方法であって、ユーザ
の指定に従って前記1ページ画像上に画像部品を配置す
る工程と、前記1ページ画像に配置された対象画像部品
に対して、ユーザの指定に従って切抜きマスクを作成す
る工程と、前記対象画像部品に関して作成された複数の
切抜きマスクを用いて、前記複数の切抜きマスクで切り
抜かれた前記対象画像部品を前記1ページ画像上に描画
する工程と、を備える方法に関する。
【0014】第2の態様は、コンピュータシステムのマ
イクロプロセッサによって実行されることによって1ペ
ージ画像に画像部品をレイアウトするソフトウェアプロ
グラムを格納した携帯型記憶媒体であって、ユーザの指
定に従って前記1ページ画像上に画像部品を配置する工
程と、前記1ページ画像に配置された対象画像部品に対
して、ユーザの指定に従って切抜きマスクを作成する工
程と、前記対象画像部品に関して作成された複数の切抜
きマスクを用いて、前記複数の切抜きマスクで切り抜か
れた前記対象画像部品を前記1ページ画像上に描画する
工程と、を備える方法を実行するソフトウェアプログラ
ムを格納する記憶媒体に関する。
【0015】第3の態様は、上記のソフトウェアプログ
ラムを通信回線を介して供給するプログラム供給装置に
関する。
【0016】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例に基づき説明する。図1は、この発明の一実施例であ
る画像レイアウト装置の内部構成を示すブロック図であ
る。この画像レイアウト装置300はコンピュータシス
テムであり、そのバス304には、CPU302と、R
OM306と、RAM308と、I/Oインタフェイス
316,326と、表示制御部322とが接続されてい
る。第1のI/Oインタフェイス316には、キーボー
ド318とポインティングデバイスとしてのマウス32
0とが接続されている。また、表示制御部322には、
表示手段としてのカラーCRT324が接続されてい
る。第2のI/Oインタフェイス326には、画像記録
装置としての記録スキャナ400と、外部記憶装置とし
ての磁気ディスク410が接続されている。なお、磁気
ディスク410には1ページ画像に配置される複数の画
像部品を表わす画像部品データと、1ページ画像上に配
置された画像部品のレイアウト情報が格納されている。
この実施例において、「画像部品」とは、線画の画像部
品と、絵柄の画像部品との両方を意味している。
【0017】RAM308には、CPU302に実行さ
れることによって、部品配置手段330と、マスク作成
手段332と、マスク付部品作成手段334と、貼込み
順位設定手段336と、部品リンク手段338と、描画
実行手段340の各機能を実現するためのソフトトウェ
アプログラムが記憶されている。部品配置手段330
は、ユーザの指定に応じて1ページ画像上に画像部品を
配置する機能を有する。マスク作成手段332は、1ペ
ージ画像上にレイアウトされる画像部品の切抜きマスク
を作成する機能を有する。マスク付部品作成手段334
は、画像部品と切抜きマスクとを組み合わせたマスク付
画像部品を作成する機能を有する。貼込み順位設定手段
336は、複数のマスク付画像部品のそれぞれに対して
それぞれ異なる貼込み順位を設定する機能を有する。部
品リンク手段338は、同一の画像部品から作成された
複数のマスク付画像部品を互いに関連付けて(リンクし
て)、1ページ画像上において同一の位置に配置するか
否かを設定する機能を有する。描画実行手段340は、
画像部品がレイアウトされた1ページ画像を描画して表
示制御部322や記録スキャナ400に出力する機能を
有する。
【0018】なお、これらの各手段の機能を実現するソ
フトウェアプログラム(アプリケーションプログラム)
は、磁気ディスク410に格納されており、実行時には
RAM308へ転送される。磁気ディスク410へのソ
フトウェアプログラムの格納は、MODやCD−ROM
等の携帯型記憶媒体(可搬型記憶媒体)から行う。尚、
この作業は、1度行えばよい。また、通信回線を介して
プログラム供給装置から画像レイアウト装置にソフトウ
ェアプログラムを供給するようにしてもよい。
【0019】図2は、実施例における処理手順を示すフ
ローチャートである。ステップS1では、部品配置手段
330が1ページ画像上に画像部品を貼込む処理を行な
う。図3は、画像部品の貼込み方法の一例を示す説明図
であり、図3(A)は画像部品PPを、図3(B)は1
ページ画像PGをそれぞれ示している。ユーザは、まず
図3(B)に示すように、1ページ画像PG内の所望の
領域に定型マスクSMを配置する。定型マスクSMと
は、所定の定型領域を有する切抜きマスクであり、新聞
や雑誌等の1ページ画像を作成する際に、定型領域に絵
柄の画像部品を貼込む際に使用される。定型マスクSM
としては、矩形(多角形)や円、楕円等の種々の形状の
ものが、このレイアウト装置で作成可能である。定型マ
スクSMの位置は、ユーザがマウス320に連動する位
置指定ツールLTを使用して調整することができる。
【0020】定型マスクSMを配置した後に、磁気ディ
スク410に格納されている複数の画像部品の中からユ
ーザが1つを選択すると、図4に示すように、選択され
た画像部品PPが定型マスクSMの位置に貼込まれる。
すなわち、画像部品PPの中で定型マスクSM内の領域
のみが1ページ画像に描画された状態が表示される。な
お、画像部品PPの位置は、ユーザが位置指定ツールL
T及びキーボード318等を使用して調整することがで
きる。この画像部品PPの位置の調整時には、定型マス
クSMの位置が保たれて、画像部品PPの位置のみが変
更される。なお、定型マスクSMと画像部品PPとの相
互の位置関係を保ったままで両者を同時に移動させるこ
とも可能である。
【0021】図2のステップS2〜S7は、マスク作成
手段332によって実行される切抜きマスクの作成処理
である。まず、ユーザは、ステップS2において画像部
品PPを処理対象の画像部品(対象画像部品)として指
定して、その切抜き処理を行なうことをメニューから選
択する。すると、ステップS3において対象画像部品の
全体が表示される。図5は、ステップS3における画面
表示を示している。画面上には、1ページ画像PGの領
域と、対象画像部品PPの全体と、定型マスクSMの輪
郭を示すマスク輪郭線SMaとが表示される。なお、対
象画像部品PPの周囲に他の画像部品が配置されている
場合にも、対象画像部品PPが優先的に表示される。画
面上にはさらに、切抜きマスクの輪郭線を指定する際に
使用される複数種類の切抜きツール(後述する)が表示
される。
【0022】なお、ステップS3において、切抜きマス
クの追加を行ないたい画像部分の位置を位置指定ツール
LTで指定して、指定された位置周辺の画像部分を拡大
して表示するようにしてもよい。こうすれば、以下の切
抜き処理において、拡大された画像上でより高精度に切
抜きマスクの輪郭線を指定することが可能である。
【0023】切抜きマスクの追加を行ないたい画像部分
が表示されていない場合には、ステップS4からステッ
プS3に戻り、画像部分の拡大やその表示位置を調整す
る。ステップS5では、切抜きマスクの輪郭線を指定す
るための切抜きツールを選択する。この実施例では、図
5にも例示するように、切抜きツールとして直線と、円
弧と、ベジェ曲線とが用意されている。切抜きツール
は、ユーザがマウス320を用いて指定する複数の指定
点を接続する際の接続線の種類を意味している。例え
ば、直線を選択すると、複数の指定点を直線の線分で順
次連結することによって切抜きマスクの輪郭線が形成さ
れる。
【0024】ステップS5ではさらに、図5に示すよう
に、切抜き処理として「元画像を残す」方法と、「元画
像を無視する」方法のいずれかを選択することができ
る。「元画像を残す」方法は、元のマスク付部分画像も
残し、それに追加して新たなマスク付画像部品を追加作
成するもので、後述するように、元の切抜きマスクと追
加する切抜きマスクとの和合成が可能となる。一方、
「元画像を無視する」方法では、元の切抜きマスクを無
視して(消去して)、新たに作成した切抜きマスクのみ
を残す。なお、「元画像を無視する」方法においても、
対象画像部品PP全体を処理対象として切抜き処理を行
い、画像部品の全領域に対して切抜き処理が可能とな
る。ここでは、「元画像を残す」方法を選択する。
【0025】図2のステップS6では、ユーザがマウス
320を用いて、カラーCRT324に表示された画像
部品PPに切抜きマスクの輪郭線を指定する。図6は、
ステップS6の切抜き作業を示す説明図である。ユーザ
は、マウス320に連動する点指定ツールTTを用い
て、追加したい切抜きマスクの輪郭線CMaを構成する
複数の点を指定する。マスク作成手段332は、指定さ
れた複数の点を、指定された切抜きツールで接続するこ
とによって切抜きマスクの輪郭線CMaを作成する。複
数の切抜きマスクを追加したい場合には、ステップS7
からステップS4に戻り、上述したステップS4〜S6
を繰返す。
【0026】こうして切抜き作業が完了すると、図2の
ステップS8において、切抜きマスクの合成が行なわれ
て1ページ画像が再表示される。図7は、ステップS8
の詳細手順を示すフローチャートである。
【0027】ステップS10では、マスク付部品作成手
段334が、切抜きマスクと画像部品とを組み合わせた
マスク付部品を作成する。図8は、同一の対象画像部品
PPから作成された2つのマスク付部品MP1,MP2
を示す説明図である。図8(A)に示す第1のマスク付
部品MP1は、野球選手の写真である対象画像部品PP
を定型マスクSMで切り抜いた画像である。図8(B)
に示す第2のマスク付部品MP2は、同じ対象画像部品
PPの左腕とグラブの部分を、図6に示す作業で追加さ
れた切抜きマスクCMで切り抜いた画像である。図8
(C)に示すように、マスク付部品を表わすデータは、
レイアウトデータと、切抜きマスクデータと、画像部品
データとを含んでいる。レイアウトデータは、1ページ
画像内における画像部品と切抜きマスクの位置を示す位
置データと、マスク付部品の貼込み順位を示すデータ
と、他のマスク付部品データとの関連付けを示すリンク
情報とを含んでいる。貼込み順位とは、複数の部品を1
ページ画像内に描画する際の優先順位を表わしている。
すなわち、部品同士が互いに重なり合う領域において
は、優先順位が最も高い部品が優先的に描画される。こ
の実施例では、定型マスクSMを含むマスク付部品MP
1(図8(A))に対しては最も低い優先順位が設定さ
れ、追加された切抜きマスクCMを含むマスク付部品M
P2(図8(B))にはより高い優先順位が自動的に設
定されるものとする。
【0028】画像部品データは、画像部品を表わす画像
データである。前述した図5の作業において「元画像を
残す」切抜き処理を選択した場合には、第2のマスク付
部品MP2に含まれる画像部品データは、元の対象画像
部品PP(図3(A))の全体を表わす画像データであ
る。マスク付部品データには画像部品データのファイル
名を登録しておき、画像部品データそのものはマスク付
部品データとは別に格納するようにしておくことも可能
である。
【0029】なお、図5において、「元の画像を無視す
る」方法を指定した場合には、元の定型マスク付画像部
品MP1は無視されるため、対象画像部品PPに対して
得られるマスク付画像部品は、ひとつである。すなわ
ち、第1のマスク付部品MP1は存在せず、第2のマス
ク付部品MP2のみが存在する。
【0030】リンク情報は、同一の対象画像部品PPか
ら複数のマスク付部品MP1,MP2が作成された時
に、これら複数のマスク付部品MP1,MP2の1ペー
ジ画像内の配置を互いに関連付けるか否か(すなわちリ
ンクするか否か)を示す情報と、リンクすべき他のマス
ク付部品のファイル名を示す情報とを含んでいる。リン
クする旨が設定されている場合には、対応する同一の画
像領域が同一の位置にくるように、相互にリンクされた
複数のマスク付部品の配置が調整される。従って、リン
クされた複数のマスク付部品の中の1つの配置をユーザ
が変更すると、他のマスク付部品の配置も自動的に変更
される。なお、リンクの有無はユーザが任意に設定可能
であるが、同一の対象画像部品から作成された複数のマ
スク付部品は「リンク有り」に初期設定される。
【0031】図7のステップS11では、部品リンク手
段338が、同一の画像部品から作成された複数のマス
ク付部品のリンク状態を調整する。すなわち、リンクが
不要な場合には「リンク無し」に変更する。なお、ステ
ップS11では、異なる画像部品から作成された複数の
マスク付部品のリンク状態を設定することも可能であ
る。また、切抜きマスクの無い画像部品とのリンク状態
を設定することも可能である。
【0032】なお、ステップS10,S11は、図2の
ステップS6とステップS7の中間で実行するようにし
てもよい。
【0033】ステップS12では、貼込み順位設定手段
336が、各マスク付部品の貼込み順位の設定・変更を
行なう。そして、ステップS13では、描画実行手段3
40が、貼込み順位に従って各マスク付部品を描画する
ことにより1ページ画像を作成する。図9は、図8
(A),(B)に示す2つのマスク付部品MP1,MP
2を描画することによって作成された1ページ画像を示
している。図9から解るように、同一の対象画像部品P
Pから作成された2つのマスク付部品MP1,MP2を
貼込み順位に従って描画することによって得られる画像
は、2つの切抜きマスクSM,CM(図8(A),
(B))の和領域に相当する部分を切り抜いた画像にな
る。すなわち、このような描画処理の結果は、2つの切
抜きマスクSM,CMの和領域を取ることによって合成
マスクを作成し、その合成マスクによって元の画像部品
PPを切り抜いた結果と等価である。従って、この描画
処理は、実質的に切抜きマスクの合成処理を含んでいる
ものと考えることが可能である。
【0034】なお、ステップS13の後に、ステップS
12を実行することにより貼り込み順位の変更を行い、
それに基づいて、各マスク付部品の描画を更新してもよ
い。
【0035】このようにして得られた図9の1ページ画
像は、カラーCRT324に表示される。また、ユーザ
の要求に応じて、記録スキャナ400または図示しない
プリンタ等の画像記録装置を用いて1ページ画像を記録
することも可能である。
【0036】図10は、図9に示す1ページ画像に他の
画像部品を追加する場合の処理内容を示す説明図であ
る。まず、図10(A)に示すように、ユーザが文字列
の画像部品QQを選択して1ページ画像PG内に配置す
る。この状態では、最後に貼込まれた画像部品QQの貼
込み順位が最も高くなるので、この画像部品QQがすべ
て見える状態で1ページ画像が表示される。換言すれ
ば、これ以前にレイアウトされた他の画像部品PPはこ
の画像部品QQの下に隠れた状態となる。但し、この文
字列の画像部品QQは、文字の実体部分(文字の線の部
分)以外は透明に設定されているので、文字の実体部分
以外の領域は隠されることはない。
【0037】ユーザが、文字列の画像部品QQの貼込み
順位を図8に示す2つのマスク付部品MP1,MP2の
中間に設定すると、図10(B)に示すような1ページ
画像が描画されて表示される。図11は、3つの部品の
貼込み順位と描画結果を示す説明図である。図11
(A)に示す第2のマスク付部品MP2の貼込みレベル
Prは3に設定されており、図11(B)に示す文字列
の画像部品QQの貼込みレベルPrが2に、また、図1
1(C)に示す第1のマスク付部品MP1の貼込みレベ
ルPrが1に設定されている。ここでは、貼込みレベル
Prの値が大きいほど貼込み順位が高いものとしてい
る。なお、図11(A),(C)では、図示の便宜上、
マスクで切り抜かれた画像部分のみが示されている。
【0038】図11(D)を観察すれば解るように、野
球選手のベルトの部分では画像部品QQの文字列が優先
的に描画されており、グラブの部分ではグラブの方が文
字列よりも優先的に描画されている。すなわち、同一の
画像部品PPの一部(ベルトの部分)と他の部分(グラ
ブの部分)とにおいて、他の画像部品QQとの重なり方
が異なるような描画結果を容易に得ることができる。こ
のような視覚的効果は、同一の対象画像部品PPから作
成された複数のマスク付部品MP1,MP2の貼込み順
位をそれぞれ独立に設定できるようにすることによって
達成されたものである。なお、図11(D)の状態にお
いて、画像部品PP,QQの位置関係を変更しても、こ
のような部品相互の重なり方が保たれたままでレイアウ
トが変更される。図11の例では、他の画像部品QQと
して文字列を用いたが、絵柄の画像部品であっても同様
な視覚的効果が得られる。
【0039】以上のように、この実施例では、1ページ
画像にレイアウトされた画像部品を指定して、レイアウ
トされた状態において切抜きマスクの作成を行なうこと
が可能なので、レイアウトされた状態に適した切抜きマ
スクを容易に設定することができる。また、同一の対象
画像部品から作成された複数のマスク付部品を互いにリ
ンクさせておけば、これら複数のマスク付部品の中の1
つの配置を調整するだけで、リンクされているその他の
マスク付部品の相互の位置関係を保ったままでレイアウ
トを変更することができる。また、同一の対象画像部品
から作成された複数のマスク付部品に対して貼込み順位
をそれぞれ独立に設定することができるので、図11で
説明したように、他の画像部品との貼込み順位を調整す
ることによって、複数の画像部品の重なり方が画像部分
によって異なるような特殊な視覚的効果を得ることが可
能である。
【0040】なお、この発明は上記の実施例や実施形態
に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲に
おいて種々の態様において実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である画像レイアウト装置
の内部構成を示すブロック図。
【図2】実施例における処理手順を示すフローチャー
ト。
【図3】画像部品の貼込み方法の一例を示す説明図。
【図4】定型マスクSMの中に画像部品PPが貼込まれ
た状態を示す説明図。
【図5】切抜き処理に際して、1ページ画像にレイアウ
トされた画像部品PPの全体を表示した状態を示す説明
図。
【図6】ステップS6の切抜き作業を示す説明図。
【図7】ステップS8の詳細手順を示すフローチャー
ト。
【図8】同一の画像部品から作成された2つのマスク付
部品MP1,MP2を示す説明図。
【図9】2つのマスク付部品MP1,MP2を描画する
ことによって作成された1ページ画像を示す説明図。
【図10】他の画像部品を1ページ画像に追加する場合
の処理内容を示す説明図。
【図11】3つの部品の優先順位と描画結果を示す説明
図。
【符号の説明】
300…画像レイアウト装置 302…CPU 304…バス 306…ROM 308…RAM 316…I/Oインタフェイス 318…キーボード 320…マウス 322…表示制御部 324…カラーCRT 326…I/Oインタフェイス 330…部品配置手段 332…マスク作成手段 334…マスク付部品作成手段 334…描画実行手段 336…貼込み順位設定手段 338…部品リンク手段 340…描画実行手段 400…記録スキャナ 410…磁気ディスク CM…切抜きマスク CMa…マスク輪郭線 LT…位置指定ツール MP1,MP2…マスク付部品 PP…対象画像部品 Pr…貼込みレベル QQ…画像部品 SM…定型マスク SMa…マスク輪郭線 TT…点指定ツール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤林 勝已 京都市南区久世大薮町425番地 株式会 社ディエス技研内 (56)参考文献 特開 平4−38570(JP,A) 特開 平2−27483(JP,A) 特開 平7−37114(JP,A) 特開 昭62−24369(JP,A) 特開 平6−332441(JP,A) 特開 平7−192141(JP,A) 特開 平7−21341(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 11/60 G06T 3/00 G06T 11/80

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1ページ画像に画像部品をレイアウトす
    る画像レイアウト装置であって、前記画像部品がレイアウトされる 1ページ画像を表示す
    る表示手段と、 ユーザの指定に従って前記1ページ画像上に前記画像部
    品を配置するための部品配置手段と、 前記1ページ画像に配置された状態の対象画像部品に対
    して、ユーザの指定に従って切抜きマスクを作成するマ
    スク作成手段と、 前記対象画像部品に関して作成された複数の切抜きマス
    クを用いて、前記複数の切抜きマスクで切り抜かれた前
    記対象画像部品を、切り抜き前の前記対象画像部品が前
    記部品配置手段により前記1ページ画像上に配置された
    位置で描画する描画手段と、 を備える画像レイアウト装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像レイアウト装置であ
    って、前記描画手段は、 前記対象画像部品と前記複数の切抜きマスクのそれぞれ
    とを組み合わせた複数のマスク付画像部品を作成するマ
    スク付部品作成手段と、 前記複数のマスク付画像部品のそれぞれに対してそれぞ
    れ異なる貼込み順位を設定する貼込み順位設定手段と、
    を備える画像レイアウト装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像レイアウト装置であ
    って、前記描画手段は、さらに、 前記複数のマスク付画像部品を相互に関連付けて、前記
    1ページ画像上において同一の位置に配置すべきことを
    設定する部品リンク手段、を備える画像レイアウト装
    置。
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