JP3429326B2 - ホッパのゲート開閉装置 - Google Patents
ホッパのゲート開閉装置Info
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- hopper
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- drive unit
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ホッパの下側開口に
設けたゲートを開閉する装置、例えば組合せ秤に用いる
計量ホッパ、供給ホッパ等のゲート開閉装置に関する。
設けたゲートを開閉する装置、例えば組合せ秤に用いる
計量ホッパ、供給ホッパ等のゲート開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のホッパに設けられているゲ
ートの開閉装置には、図10及び図11に示すようなも
のがある。各図において、1はホッパ本体、2a、2b
は第1ゲート及び第2ゲート、3a、3bは各ゲートの
枢軸でホッパ本体1に第1及び第2ゲート2a、2bを
枢支しており、7はL字状のレバーであり、ホッパ本体
1に設けた支持板10に枢軸9を介して枢軸支されてい
る。第1及び第2ゲート2a、2bを図9に示す閉位置
から図11に示す開位置にするときは、エアーシリンダ
13によりレバー7に設けた被駆動部12を右側位置に
駆動する。そして、図11に示す開位置から図10に示
す閉位置にするときは、エアーシリンダ13により押圧
部17を左側位置に駆動すればよく、これによってレバ
ー7が引っ張りコイルばね16により引っ張られて第1
及び第2ゲート2a、2bが開位置となる。
ートの開閉装置には、図10及び図11に示すようなも
のがある。各図において、1はホッパ本体、2a、2b
は第1ゲート及び第2ゲート、3a、3bは各ゲートの
枢軸でホッパ本体1に第1及び第2ゲート2a、2bを
枢支しており、7はL字状のレバーであり、ホッパ本体
1に設けた支持板10に枢軸9を介して枢軸支されてい
る。第1及び第2ゲート2a、2bを図9に示す閉位置
から図11に示す開位置にするときは、エアーシリンダ
13によりレバー7に設けた被駆動部12を右側位置に
駆動する。そして、図11に示す開位置から図10に示
す閉位置にするときは、エアーシリンダ13により押圧
部17を左側位置に駆動すればよく、これによってレバ
ー7が引っ張りコイルばね16により引っ張られて第1
及び第2ゲート2a、2bが開位置となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】例えば食品を計量する
組合せ秤等に取り付けられているホッパのゲート開閉装
置は、食品と接触するし、又は食品と接触する可能性が
高いので、食品衛生上、これらに食品が付着しにくい構
成であり、これらを簡単に洗浄することができる構成
(このことは、米国の3A衛生標準(乳製品)やUSD
Aの乳製品のガイドラインに規定されている。)である
必要がある。しかし、従来の図10に示すホッパのゲー
ト開閉装置には引っ張りコイルばね16が設けられてい
るので、食品が引っ張りコイルばね16の内側に溜まり
易く、しかも内側に溜まった食品を取り除くためのばね
16の洗浄がしにくいという問題がある。
組合せ秤等に取り付けられているホッパのゲート開閉装
置は、食品と接触するし、又は食品と接触する可能性が
高いので、食品衛生上、これらに食品が付着しにくい構
成であり、これらを簡単に洗浄することができる構成
(このことは、米国の3A衛生標準(乳製品)やUSD
Aの乳製品のガイドラインに規定されている。)である
必要がある。しかし、従来の図10に示すホッパのゲー
ト開閉装置には引っ張りコイルばね16が設けられてい
るので、食品が引っ張りコイルばね16の内側に溜まり
易く、しかも内側に溜まった食品を取り除くためのばね
16の洗浄がしにくいという問題がある。
【0004】そして、引っ張りコイルばね16は、ゲー
ト2a、2bが開閉するたびに伸縮するので、動作中に
機械的疲労により破損することがある。そして、破損し
たばね16が脱落してホッパ本体1から排出された食品
中に混入して包装された場合、安全衛生上重大な問題と
なる。
ト2a、2bが開閉するたびに伸縮するので、動作中に
機械的疲労により破損することがある。そして、破損し
たばね16が脱落してホッパ本体1から排出された食品
中に混入して包装された場合、安全衛生上重大な問題と
なる。
【0005】更に、図10に示す押圧部17の先端に物
品が付着すると、押圧部17が図10に示す位置に後退
しているときでも、その付着した物品により被駆動部1
2が図の右方向に押圧されて、ゲート2a、2bが閉じ
きらない状態となることがある。このような状態では、
ホッパ1内の物品がゲート2a、2bの隙間からこぼれ
落ちるという問題がある。例えば、ホッパ1が計量ホッ
パであると、正確な計量を行うことができないという問
題がある。
品が付着すると、押圧部17が図10に示す位置に後退
しているときでも、その付着した物品により被駆動部1
2が図の右方向に押圧されて、ゲート2a、2bが閉じ
きらない状態となることがある。このような状態では、
ホッパ1内の物品がゲート2a、2bの隙間からこぼれ
落ちるという問題がある。例えば、ホッパ1が計量ホッ
パであると、正確な計量を行うことができないという問
題がある。
【0006】そして、ゲート2a、2bを図11に示す
開状態から図10に示す閉状態にするときは、押圧部1
7が被駆動部12を拘束した状態で被駆動部12を後退
位置に駆動するのではなく、ばね16の収縮力によりゲ
ート2a、2bを閉方向に駆動しているので、ゲート2
a、2bが閉方向に駆動されたとき、ゲート2a、2b
がホッパ1の下側開口縁と数回衝突を繰り返してバウン
ドした後に閉位置で停止することがあり、このとき数回
の衝突音が発生するという問題がある。
開状態から図10に示す閉状態にするときは、押圧部1
7が被駆動部12を拘束した状態で被駆動部12を後退
位置に駆動するのではなく、ばね16の収縮力によりゲ
ート2a、2bを閉方向に駆動しているので、ゲート2
a、2bが閉方向に駆動されたとき、ゲート2a、2b
がホッパ1の下側開口縁と数回衝突を繰り返してバウン
ドした後に閉位置で停止することがあり、このとき数回
の衝突音が発生するという問題がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するホッパの
ゲート開閉装置を提供することを目的とする。
ゲート開閉装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明で
は、筒状ホッパ本体の下側開口を開閉するゲートをホッ
パ本体にゲート軸によって枢支し、そのゲートをゲート
軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変更するよう
にしたホッパのゲート開閉装置において、上記ゲートと
連結するゲート開閉用トグルリンク機構を上記ホッパ本
体に設け、上記トグルリンク機構とこのトグルリンク機
構と連結する駆動部側リンク機構とを介して上記ゲート
を開閉駆動する駆動部を設けてある。
は、筒状ホッパ本体の下側開口を開閉するゲートをホッ
パ本体にゲート軸によって枢支し、そのゲートをゲート
軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変更するよう
にしたホッパのゲート開閉装置において、上記ゲートと
連結するゲート開閉用トグルリンク機構を上記ホッパ本
体に設け、上記トグルリンク機構とこのトグルリンク機
構と連結する駆動部側リンク機構とを介して上記ゲート
を開閉駆動する駆動部を設けてある。
【0009】さらに、上記ゲートが閉状態のとき、上記
駆動部側リンク機構と上記駆動部とを非接触の状態に切
り離し、上記ゲートを開閉駆動するときは上記駆動部側
リンク機構と上記駆動部とを連結する第1連結部を設け
てある。
駆動部側リンク機構と上記駆動部とを非接触の状態に切
り離し、上記ゲートを開閉駆動するときは上記駆動部側
リンク機構と上記駆動部とを連結する第1連結部を設け
てある。
【0010】さらに、上記駆動部側リンク機構が挿通す
る貫通孔を有する隔壁により上記ホッパ本体と上記第1
連結部とを仕切ってある。
る貫通孔を有する隔壁により上記ホッパ本体と上記第1
連結部とを仕切ってある。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
のホッパのゲート開閉装置において、第1連結部が、上
記駆動部側リンク機構に設けた被係合部と上記駆動部に
設けられ上記被係合部と係合した状態で上記駆動部側リ
ンク機構と上記駆動部とを連結する係合部とからなって
おり、上記被係合部と上記係合部とが非係合状態から係
合状態に移行するとき、上記係合部が上記被係合部に係
合できるように上記被係合部を所定位置に向かう方向に
付勢するばねを上記被係合部側に設けたことを特徴とす
るものである。
のホッパのゲート開閉装置において、第1連結部が、上
記駆動部側リンク機構に設けた被係合部と上記駆動部に
設けられ上記被係合部と係合した状態で上記駆動部側リ
ンク機構と上記駆動部とを連結する係合部とからなって
おり、上記被係合部と上記係合部とが非係合状態から係
合状態に移行するとき、上記係合部が上記被係合部に係
合できるように上記被係合部を所定位置に向かう方向に
付勢するばねを上記被係合部側に設けたことを特徴とす
るものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、上述したような
ホッパ本体と、ゲート開閉用トグルリンク機構と、駆動
部側リンク機構と、駆動部とを備えたホッパのゲート開
閉装置において、上記トグルリンク機構と駆動部側リン
ク機構とを連結した状態と非連結の状態との間で変更を
可能にする第2連結部を設けたものである。
ホッパ本体と、ゲート開閉用トグルリンク機構と、駆動
部側リンク機構と、駆動部とを備えたホッパのゲート開
閉装置において、上記トグルリンク機構と駆動部側リン
ク機構とを連結した状態と非連結の状態との間で変更を
可能にする第2連結部を設けたものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、筒状ホッパ本体
の下側開口を開閉する2つのゲートをホッパ本体に夫々
ゲート軸によって枢支し、2つのゲートを夫々別個にゲ
ート軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変更する
ことができるようにしたホッパのゲート開閉装置におい
て、上記各ゲートごとに連結する2組のゲート開閉用ト
グルリンク機構を上記ホッパ本体に設け、上記トグルリ
ンク機構を構成するリンクが所定のデッドポイントにあ
る状態で対応する上記ゲートを閉状態に保持する構造と
し、上記各トグルリンク機構ごとに連結する2組の駆動
部側リンク機構を設け、互いに連結する上記トグルリン
ク機構及び上記駆動部側リンク機構を介して対応する上
記ゲートを片方づつ開閉駆動する1つの駆動部を設けて
ある。上記ホッパ本体、上記2組のトグルリンク機構及
び上記2組の駆動部側リンク機構を重量検出器を介して
基体に取り付けると共に上記1つの駆動部を上記基体に
取り付けてあり、上記2つのゲートが閉状態のとき、上
記2組の駆動部側リンク機構と上記駆動部とを非接触の
状態とし、上記ゲートを開閉駆動するときは開閉駆動す
るゲートに対応する駆動部側リンク機構と上記駆動部と
を連結する第1連結部を設けてある。
の下側開口を開閉する2つのゲートをホッパ本体に夫々
ゲート軸によって枢支し、2つのゲートを夫々別個にゲ
ート軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変更する
ことができるようにしたホッパのゲート開閉装置におい
て、上記各ゲートごとに連結する2組のゲート開閉用ト
グルリンク機構を上記ホッパ本体に設け、上記トグルリ
ンク機構を構成するリンクが所定のデッドポイントにあ
る状態で対応する上記ゲートを閉状態に保持する構造と
し、上記各トグルリンク機構ごとに連結する2組の駆動
部側リンク機構を設け、互いに連結する上記トグルリン
ク機構及び上記駆動部側リンク機構を介して対応する上
記ゲートを片方づつ開閉駆動する1つの駆動部を設けて
ある。上記ホッパ本体、上記2組のトグルリンク機構及
び上記2組の駆動部側リンク機構を重量検出器を介して
基体に取り付けると共に上記1つの駆動部を上記基体に
取り付けてあり、上記2つのゲートが閉状態のとき、上
記2組の駆動部側リンク機構と上記駆動部とを非接触の
状態とし、上記ゲートを開閉駆動するときは開閉駆動す
るゲートに対応する駆動部側リンク機構と上記駆動部と
を連結する第1連結部を設けてある。
【0014】請求項5に記載の発明は、筒状ホッパ本体
の下側開口を開閉する2つのゲートをホッパ本体に夫々
ゲート軸によって枢支し、2つのゲートを夫々別個にゲ
ート軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変更する
ことができるようにしたホッパのゲート開閉装置におい
て、上記各ゲートごとに連結する2組のゲート開閉用ト
グルリンク機構を上記ホッパ本体に設け、上記トグルリ
ンク機構を構成するリンクが所定のデッドポイントにあ
る状態で対応する上記ゲートを閉状態に保持する構造と
し、上記各トグルリンク機構ごとに連結する2組の駆動
部側リンク機構を設け、互いに連結する上記トグルリン
ク機構及び上記駆動部側リンク機構ごとに設けられ対応
する上記ゲートを開閉駆動する2つの駆動部を設けてあ
る。上記ホッパ本体、上記2組のトグルリンク機構及び
上記2組の駆動部側リンク機構を重量検出器を介して基
体に取り付けると共に上記2つの駆動部を上記基体に取
り付けてあり、上記2つのゲートが閉状態のとき、上記
2組の駆動部側リンク機構と上記2つの駆動部とを非接
触の状態とし、上記ゲートを開閉駆動するときは開閉駆
動するゲートに対応する駆動部側リンク機構と上記駆動
部とを連結する2組の第1連結部を設けてある。
の下側開口を開閉する2つのゲートをホッパ本体に夫々
ゲート軸によって枢支し、2つのゲートを夫々別個にゲ
ート軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変更する
ことができるようにしたホッパのゲート開閉装置におい
て、上記各ゲートごとに連結する2組のゲート開閉用ト
グルリンク機構を上記ホッパ本体に設け、上記トグルリ
ンク機構を構成するリンクが所定のデッドポイントにあ
る状態で対応する上記ゲートを閉状態に保持する構造と
し、上記各トグルリンク機構ごとに連結する2組の駆動
部側リンク機構を設け、互いに連結する上記トグルリン
ク機構及び上記駆動部側リンク機構ごとに設けられ対応
する上記ゲートを開閉駆動する2つの駆動部を設けてあ
る。上記ホッパ本体、上記2組のトグルリンク機構及び
上記2組の駆動部側リンク機構を重量検出器を介して基
体に取り付けると共に上記2つの駆動部を上記基体に取
り付けてあり、上記2つのゲートが閉状態のとき、上記
2組の駆動部側リンク機構と上記2つの駆動部とを非接
触の状態とし、上記ゲートを開閉駆動するときは開閉駆
動するゲートに対応する駆動部側リンク機構と上記駆動
部とを連結する2組の第1連結部を設けてある。
【0015】
【0016】
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項4又は5
に記載のホッパのゲート開閉装置において、上記2組の
駆動部側リンク機構が挿通する貫通孔を有する隔壁によ
り上記ホッパ本体と第1連結部とを仕切ったものであ
る。
に記載のホッパのゲート開閉装置において、上記2組の
駆動部側リンク機構が挿通する貫通孔を有する隔壁によ
り上記ホッパ本体と第1連結部とを仕切ったものであ
る。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項4に記載
のホッパのゲート開閉装置において、第1連結部が、上
記2組の夫々の駆動部側リンク機構に設けた2つの被係
合部と上記駆動部に設けられ上記2つの被係合部のうち
の一方と係合した状態でその係合した駆動部側リンク機
構と上記駆動部とを連結する1つの係合部とからなって
おり、上記被係合部と上記係合部とが非係合状態から係
合状態に移行するとき、上記係合部が上記被係合部に係
合できるように上記被係合部を所定位置に向かう方向に
付勢するばねを上記2つの被係合部側に設けたものであ
る。
のホッパのゲート開閉装置において、第1連結部が、上
記2組の夫々の駆動部側リンク機構に設けた2つの被係
合部と上記駆動部に設けられ上記2つの被係合部のうち
の一方と係合した状態でその係合した駆動部側リンク機
構と上記駆動部とを連結する1つの係合部とからなって
おり、上記被係合部と上記係合部とが非係合状態から係
合状態に移行するとき、上記係合部が上記被係合部に係
合できるように上記被係合部を所定位置に向かう方向に
付勢するばねを上記2つの被係合部側に設けたものであ
る。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項4、5、
6又は7に記載のホッパのゲート開閉装置において、上
記トグルリンク機構とこのトグルリンク機構に対応する
上記駆動部側リンク機構とを連結した状態と非連結の状
態との間で変更を可能にする2組の第2連結部を設けた
ものである。
6又は7に記載のホッパのゲート開閉装置において、上
記トグルリンク機構とこのトグルリンク機構に対応する
上記駆動部側リンク機構とを連結した状態と非連結の状
態との間で変更を可能にする2組の第2連結部を設けた
ものである。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項1、2、
3、4又は5に記載のホッパのゲート開閉装置におい
て、上記駆動部をステッピングモータとしたものであ
る。請求項10に記載の発明は、筒状ホッパ本体の下側
開口を開閉するゲートをホッパ本体にゲート軸によって
枢支し、そのゲートをゲート軸を中心に回動させて開位
置と閉位置とに変更するようにしたホッパのゲート開閉
装置において、上記ゲートと連結するゲート開閉用トグ
ルリンク機構を上記ホッパ本体に設け、上記トグルリン
ク機構と、このトグルリンク機構と連結する駆動部側リ
ンク機構とを介して上記ゲートを開閉駆動する駆動部を
設け、上記トグルリンク機構と駆動部側リンク機構との
連結が、上記トグルリンク機構側に設けたレバーと、上
記駆動部側リンク機構側に設けたレバーとのうち、一方
にピンを形成し、上記両レバーの他方に上記ピンが接触
するように切り欠き部を形成することによって行われ、
上記ピンと上記切り欠き部との接触が、上記ホッパ本体
をそれの手前側の移動させることによって釈放されるよ
うに切り欠き部が形成されているものである。
3、4又は5に記載のホッパのゲート開閉装置におい
て、上記駆動部をステッピングモータとしたものであ
る。請求項10に記載の発明は、筒状ホッパ本体の下側
開口を開閉するゲートをホッパ本体にゲート軸によって
枢支し、そのゲートをゲート軸を中心に回動させて開位
置と閉位置とに変更するようにしたホッパのゲート開閉
装置において、上記ゲートと連結するゲート開閉用トグ
ルリンク機構を上記ホッパ本体に設け、上記トグルリン
ク機構と、このトグルリンク機構と連結する駆動部側リ
ンク機構とを介して上記ゲートを開閉駆動する駆動部を
設け、上記トグルリンク機構と駆動部側リンク機構との
連結が、上記トグルリンク機構側に設けたレバーと、上
記駆動部側リンク機構側に設けたレバーとのうち、一方
にピンを形成し、上記両レバーの他方に上記ピンが接触
するように切り欠き部を形成することによって行われ、
上記ピンと上記切り欠き部との接触が、上記ホッパ本体
をそれの手前側の移動させることによって釈放されるよ
うに切り欠き部が形成されているものである。
【0021】
【作用】第1乃至第10の発明によると、駆動部が所定
方向に駆動すると、駆動部の動力がトグルリンク機構及
び駆動部側リンク機構を介してゲートに伝達し、ゲート
がゲート軸を中心にして例えば閉位置から開位置側に回
転し、ゲートが開位置に到達したときに駆動部が停止し
て、ゲートの開位置が維持される。そして、駆動部がそ
の停止位置から上記所定方向と逆方向に駆動すると、開
位置にあるゲートが閉位置側に回転し、ゲートが閉位置
に到達したときに駆動部が停止する。
方向に駆動すると、駆動部の動力がトグルリンク機構及
び駆動部側リンク機構を介してゲートに伝達し、ゲート
がゲート軸を中心にして例えば閉位置から開位置側に回
転し、ゲートが開位置に到達したときに駆動部が停止し
て、ゲートの開位置が維持される。そして、駆動部がそ
の停止位置から上記所定方向と逆方向に駆動すると、開
位置にあるゲートが閉位置側に回転し、ゲートが閉位置
に到達したときに駆動部が停止する。
【0022】また、ゲートを開閉駆動するときは、第1
連結部が駆動部と駆動部側リンク機構とを連結するの
で、駆動部がゲートを開閉駆動することができる。
連結部が駆動部と駆動部側リンク機構とを連結するの
で、駆動部がゲートを開閉駆動することができる。
【0023】ホッパ本体と第1連結部とを隔壁により仕
切っているので、ホッパ本体内からこぼれ落ちた物品が
第1連結部にかからないようにすることができる。第2
の発明によると、第1の発明のホッパのゲート開閉装置
において、第1連結部が、駆動部側リンク機構に設けた
被係合部と駆動部に設けた係合部とからなっており、被
係合部と係合部とが非係合状態から係合状態に移行する
とき、係合部が被係合部に係合できるように、被係合部
を所定位置に向かう方向にばねにより付勢している。こ
れにより、被係合部と係合部とが非係合状態から係合状
態にスムースに移行することができる。
切っているので、ホッパ本体内からこぼれ落ちた物品が
第1連結部にかからないようにすることができる。第2
の発明によると、第1の発明のホッパのゲート開閉装置
において、第1連結部が、駆動部側リンク機構に設けた
被係合部と駆動部に設けた係合部とからなっており、被
係合部と係合部とが非係合状態から係合状態に移行する
とき、係合部が被係合部に係合できるように、被係合部
を所定位置に向かう方向にばねにより付勢している。こ
れにより、被係合部と係合部とが非係合状態から係合状
態にスムースに移行することができる。
【0024】第3の発明によると、第1又は2の発明の
ホッパのゲート開閉装置において、第2連結部は、トグ
ルリンク機構と駆動部側リンク機構とを連結した状態と
非連結の状態との間で変更を可能にしている。
ホッパのゲート開閉装置において、第2連結部は、トグ
ルリンク機構と駆動部側リンク機構とを連結した状態と
非連結の状態との間で変更を可能にしている。
【0025】第4の発明によると、ゲートを開閉駆動す
るときは、第1連結部が駆動部とそのゲートに対応する
駆動部側リンク機構とを連結するので、駆動部がゲート
を開閉駆動することができる。ただし、2つのゲートが
閉状態のときは、第1連結部が駆動部と駆動部側リンク
機構とを非接触の状態とするので、これにより、ゲート
が閉状態のときに、ホッパ、2組のトグルリンク機構及
び2組の駆動部側リンク機構が重量検出器により支持さ
れた状態となり、ホッパ本体内に保持された物品の重量
を重量検出器により計量することができる。
るときは、第1連結部が駆動部とそのゲートに対応する
駆動部側リンク機構とを連結するので、駆動部がゲート
を開閉駆動することができる。ただし、2つのゲートが
閉状態のときは、第1連結部が駆動部と駆動部側リンク
機構とを非接触の状態とするので、これにより、ゲート
が閉状態のときに、ホッパ、2組のトグルリンク機構及
び2組の駆動部側リンク機構が重量検出器により支持さ
れた状態となり、ホッパ本体内に保持された物品の重量
を重量検出器により計量することができる。
【0026】第5の発明によると、ゲートを開閉駆動す
るときは、2組の各第1連結部が対応する駆動部と駆動
部側リンク機構とを連結するので、各駆動部が対応する
ゲートを開閉駆動することができる。ただし、2つのゲ
ートが閉状態のときは、2つの各第1連結部が対応する
夫々の駆動部と駆動部側リンク機構とを非接触の状態と
するので、これにより、ゲートが閉状態のときに、ホッ
パ、2組のトグルリンク機構及び2組の駆動部側リンク
機構が重量検出器により支持された状態となり、ホッパ
本体内に保持された物品の重量を重量検出器により計量
することができる。
るときは、2組の各第1連結部が対応する駆動部と駆動
部側リンク機構とを連結するので、各駆動部が対応する
ゲートを開閉駆動することができる。ただし、2つのゲ
ートが閉状態のときは、2つの各第1連結部が対応する
夫々の駆動部と駆動部側リンク機構とを非接触の状態と
するので、これにより、ゲートが閉状態のときに、ホッ
パ、2組のトグルリンク機構及び2組の駆動部側リンク
機構が重量検出器により支持された状態となり、ホッパ
本体内に保持された物品の重量を重量検出器により計量
することができる。
【0027】第6の発明によると、第4又は5の発明の
ホッパのゲート開閉装置において、ホッパ本体と第1連
結部とを隔壁により仕切っているので、ホッパ本体内か
らこぼれ落ちた物品が第1連結部にかからないようにす
ることができる。第7の発明によると、第4の発明の第
1連結部が、2組の夫々の駆動部側リンク機構に設けた
2つの被係合部と駆動部に設けた1つ係合部とからなっ
ており、被係合部と係合部とが非係合状態から係合状態
に移行するとき、係合部が被係合部に係合できるよう
に、夫々の被係合部を所定位置に向かう方向にばねによ
り付勢している。これにより、被係合部と係合部とが非
係合状態から係合状態にスムースに移行することができ
る。
ホッパのゲート開閉装置において、ホッパ本体と第1連
結部とを隔壁により仕切っているので、ホッパ本体内か
らこぼれ落ちた物品が第1連結部にかからないようにす
ることができる。第7の発明によると、第4の発明の第
1連結部が、2組の夫々の駆動部側リンク機構に設けた
2つの被係合部と駆動部に設けた1つ係合部とからなっ
ており、被係合部と係合部とが非係合状態から係合状態
に移行するとき、係合部が被係合部に係合できるよう
に、夫々の被係合部を所定位置に向かう方向にばねによ
り付勢している。これにより、被係合部と係合部とが非
係合状態から係合状態にスムースに移行することができ
る。
【0028】第8の発明によると、第4、5、6又は7
の発明のホッパのゲート開閉装置において、2つの各第
2連結部は、互いに対応するトグルリンク機構と駆動部
側リンク機構とを連結した状態と非連結の状態との間で
変更を可能にしている。第9の発明によると、ゲート
は、トグルリンク機構及び駆動部側リンク機構を介して
ステッピングモータにより開閉駆動されており、ステッ
ピングモータの回動軸の停止位置を所望の回動位置に設
定することができるので、例えばゲートがホッパ本体と
接触しないように少し手前の所定の閉位置にゲートを停
止させることができる。更に、回動軸の速度制御を行う
ことにより、例えばゲートがホッパ本体にゆっくりとし
た速度で当接して、衝突音なしで停止させることができ
る。第10の発明によると、トグルリンク機構のレバー
と駆動部側リンク機構のレバーとを、ピンと切り欠き部
とに係合として、ホッパ本体の移動によって、連結状態
と非連結状態とに変更可能としている。
の発明のホッパのゲート開閉装置において、2つの各第
2連結部は、互いに対応するトグルリンク機構と駆動部
側リンク機構とを連結した状態と非連結の状態との間で
変更を可能にしている。第9の発明によると、ゲート
は、トグルリンク機構及び駆動部側リンク機構を介して
ステッピングモータにより開閉駆動されており、ステッ
ピングモータの回動軸の停止位置を所望の回動位置に設
定することができるので、例えばゲートがホッパ本体と
接触しないように少し手前の所定の閉位置にゲートを停
止させることができる。更に、回動軸の速度制御を行う
ことにより、例えばゲートがホッパ本体にゆっくりとし
た速度で当接して、衝突音なしで停止させることができ
る。第10の発明によると、トグルリンク機構のレバー
と駆動部側リンク機構のレバーとを、ピンと切り欠き部
とに係合として、ホッパ本体の移動によって、連結状態
と非連結状態とに変更可能としている。
【0029】
【実施例】この実施例は、本発明のホッパのゲート開閉
装置を図1に示す組合せ秤の供給ホッパ21と計量ホッ
パ22に適用したものである。つまり、図1に示す組合
せ秤は、基体23の上部中央に設けられている1台の分
散フィーダ24と、分散フィーダ24の外周に沿って放
射状に設けられている複数台の直進フィーダ25と、各
直進フィーダ25ごとに直進フィーダ25の物品出口側
位置に基体23に取り付けられている複数台の供給ホッ
パ21と、各供給ホッパ21に対応してその下方位置に
ロードセル26を介して基体23に取り付けられている
複数台の計量ホッパ22とを備えている。ただし、図1
には直進フィーダ25、供給ホッパ21及び計量ホッパ
22を1台づつ示してある。
装置を図1に示す組合せ秤の供給ホッパ21と計量ホッ
パ22に適用したものである。つまり、図1に示す組合
せ秤は、基体23の上部中央に設けられている1台の分
散フィーダ24と、分散フィーダ24の外周に沿って放
射状に設けられている複数台の直進フィーダ25と、各
直進フィーダ25ごとに直進フィーダ25の物品出口側
位置に基体23に取り付けられている複数台の供給ホッ
パ21と、各供給ホッパ21に対応してその下方位置に
ロードセル26を介して基体23に取り付けられている
複数台の計量ホッパ22とを備えている。ただし、図1
には直進フィーダ25、供給ホッパ21及び計量ホッパ
22を1台づつ示してある。
【0030】供給ホッパ21の下側開口部は図1に示す
2つのゲートG1、G2により開閉され、この2つのゲ
ートG1、G2は互いに連動して回動する。そして、こ
の2つのゲートG1、G2の開閉装置は、供給ホッパ用
駆動部27(ステッピングモータ)と、供給ホッパ用駆
動部側リンク機構28と、供給ホッパ側リンク機構29
と、からなっている。
2つのゲートG1、G2により開閉され、この2つのゲ
ートG1、G2は互いに連動して回動する。そして、こ
の2つのゲートG1、G2の開閉装置は、供給ホッパ用
駆動部27(ステッピングモータ)と、供給ホッパ用駆
動部側リンク機構28と、供給ホッパ側リンク機構29
と、からなっている。
【0031】供給ホッパ21の2つのゲートG1、G2
は、図1に示すように供給ホッパ本体30にゲート軸3
1、32によって回動自在に枢支されている。図の右側
のゲートG1には、基端部から図の左上方に伸延する連
動用アーム33が設けられており、この連動用アーム3
3の先端部は連動用リンク34を介して図の左側ゲート
G2と連結している。そして、右側ゲートG1は、図1
に示すようにL字状の第1レバー35に第1リンク39
を介して連結されている。この第1レバー35は、供給
ホッパ本体30の基体23側の側面に設けられている供
給ホッパの第2部材36に枢軸37を中心にして回動自
在に取り付けられている。この第1レバー35の一方の
端部の上部には図1の紙面に対して直角方向に第4係合
部38(ピン)が突設されている。これら第1レバー3
5、第1リンク39、連動用リンク34等によって供給
ホッパ側リンク機構29が構成されている。そして、第
1レバー35、第1リンク39が請求項1、4、5に記
載のゲート開閉用トグルリンク機構に含まれている。
は、図1に示すように供給ホッパ本体30にゲート軸3
1、32によって回動自在に枢支されている。図の右側
のゲートG1には、基端部から図の左上方に伸延する連
動用アーム33が設けられており、この連動用アーム3
3の先端部は連動用リンク34を介して図の左側ゲート
G2と連結している。そして、右側ゲートG1は、図1
に示すようにL字状の第1レバー35に第1リンク39
を介して連結されている。この第1レバー35は、供給
ホッパ本体30の基体23側の側面に設けられている供
給ホッパの第2部材36に枢軸37を中心にして回動自
在に取り付けられている。この第1レバー35の一方の
端部の上部には図1の紙面に対して直角方向に第4係合
部38(ピン)が突設されている。これら第1レバー3
5、第1リンク39、連動用リンク34等によって供給
ホッパ側リンク機構29が構成されている。そして、第
1レバー35、第1リンク39が請求項1、4、5に記
載のゲート開閉用トグルリンク機構に含まれている。
【0032】この第4係合部38は、供給ホッパ21側
に開放した、例えば図2に示す上方に開放する第4切欠
部40の内縁に着脱自在に係合しており、この第4切欠
部40は図1及び図2に示すように、基体23に回動自
在に設けたL字状の第2レバー41の一端に形成されて
いる。これら第1及び第2レバー35、41は、同一線
上に配置された別個の軸37、42に夫々設けられてい
る。この第4係合部38及び第4切欠部40が請求項3
の第2連結部である。第4供給部38は、例えば供給ホ
ッパ21を自己の方に向けて斜め上方に引くことによっ
て第4切り欠き部40から釈放することができる。即
ち、トグル機構と駆動部側リンク機構とを連結した状態
と、非連結の状態との間で、変更可能である。第2レバ
ー41の他端は、図1に示すように、供給ホッパ用駆動
部27の回動軸43に固着したフランジ状部44の外周
部と第1ロッド45を介して連結している。なお、第1
ロッド45の上端部と下端部には球面軸受46、46が
取り付けられている。この第2レバー41及び第1ロッ
ド45等によって供給ホッパ用駆動部側リンク機構28
(請求項1、4、5に記載の駆動部側リンク機構)が構
成されている。
に開放した、例えば図2に示す上方に開放する第4切欠
部40の内縁に着脱自在に係合しており、この第4切欠
部40は図1及び図2に示すように、基体23に回動自
在に設けたL字状の第2レバー41の一端に形成されて
いる。これら第1及び第2レバー35、41は、同一線
上に配置された別個の軸37、42に夫々設けられてい
る。この第4係合部38及び第4切欠部40が請求項3
の第2連結部である。第4供給部38は、例えば供給ホ
ッパ21を自己の方に向けて斜め上方に引くことによっ
て第4切り欠き部40から釈放することができる。即
ち、トグル機構と駆動部側リンク機構とを連結した状態
と、非連結の状態との間で、変更可能である。第2レバ
ー41の他端は、図1に示すように、供給ホッパ用駆動
部27の回動軸43に固着したフランジ状部44の外周
部と第1ロッド45を介して連結している。なお、第1
ロッド45の上端部と下端部には球面軸受46、46が
取り付けられている。この第2レバー41及び第1ロッ
ド45等によって供給ホッパ用駆動部側リンク機構28
(請求項1、4、5に記載の駆動部側リンク機構)が構
成されている。
【0033】供給ホッパ21の基体23への取付けにつ
いて説明する。図1に示すように、供給ホッパ21側の
縁に上方に開放した4つの第1切欠部47を有する供給
ホッパ用第1部材48が基体23の側面に突設してあ
る。この第1切欠部47は、2つの第1切欠部47が上
下方向に所定の間隔を隔てて配置されており、この2つ
の第1切欠部47と同等のもの(図示せず)が図1の紙
面に対して直角方向に所定の間隔を隔てて平行して設け
られている。そして、供給ホッパ本体30の基体23側
の側面に設けた供給ホッパ21の第2部材36には、4
つの第1切欠部47のうち上側の2つの第1切欠部47
の内縁と係合する2つの凸部からなる上側の第1係合部
49と、下側の2つの第1切欠部47の内縁と係合する
短円柱からなる下側の第1係合部50とが設けられてい
る。即ち、供給ホッパ21側に設けた第1係合部49、
50を基体23に設けた4つの第1切欠部47に係合さ
せることによって供給ホッパ21を基体23に着脱自在
に取り付けることができる。図2は、供給ホッパ21が
取り外された状態の基体23の断面図である。図5は、
供給ホッパ用第1部材48から取り外した供給ホッパ2
1の側面図である。図6も同様に、供給ホッパ用第1部
材48から取り外した供給ホッパ21の部分平面図であ
る。
いて説明する。図1に示すように、供給ホッパ21側の
縁に上方に開放した4つの第1切欠部47を有する供給
ホッパ用第1部材48が基体23の側面に突設してあ
る。この第1切欠部47は、2つの第1切欠部47が上
下方向に所定の間隔を隔てて配置されており、この2つ
の第1切欠部47と同等のもの(図示せず)が図1の紙
面に対して直角方向に所定の間隔を隔てて平行して設け
られている。そして、供給ホッパ本体30の基体23側
の側面に設けた供給ホッパ21の第2部材36には、4
つの第1切欠部47のうち上側の2つの第1切欠部47
の内縁と係合する2つの凸部からなる上側の第1係合部
49と、下側の2つの第1切欠部47の内縁と係合する
短円柱からなる下側の第1係合部50とが設けられてい
る。即ち、供給ホッパ21側に設けた第1係合部49、
50を基体23に設けた4つの第1切欠部47に係合さ
せることによって供給ホッパ21を基体23に着脱自在
に取り付けることができる。図2は、供給ホッパ21が
取り外された状態の基体23の断面図である。図5は、
供給ホッパ用第1部材48から取り外した供給ホッパ2
1の側面図である。図6も同様に、供給ホッパ用第1部
材48から取り外した供給ホッパ21の部分平面図であ
る。
【0034】計量ホッパ22の下側開口部は図1に示す
2つのゲートG3、G4により開閉され、この2つのゲ
ートG3、G4は夫々独立して回動する。そして、この
2つのゲートG3、G4の開閉装置は、1台の計量ホッ
パ用駆動部51(ステッピングモータ)と、2組の第1
及び第2の計量ホッパ用駆動部側リンク機構52、53
と、2組の第1及び第2の計量ホッパ側リンク機構5
4、55と、からなっている。そして、図1には計量ホ
ッパ22の図の右側のゲートG3を開閉駆動する第1の
計量ホッパ用駆動部側リンク機構52及び第1の計量ホ
ッパ側リンク機構54とを示してある。また、図1に示
すように、計量ホッパ22の左側のゲートG4が閉状態
で右側のゲートG3が開状態であるときは、計量ホッパ
22内の物品を右下方のメモリーホッパ56に投入する
ことができ、計量ホッパ22の左側のゲートG4が開状
態で右側のゲートG3が閉状態であるときは、計量ホッ
パ22内の物品を集合シュート57内に排出することが
できる。
2つのゲートG3、G4により開閉され、この2つのゲ
ートG3、G4は夫々独立して回動する。そして、この
2つのゲートG3、G4の開閉装置は、1台の計量ホッ
パ用駆動部51(ステッピングモータ)と、2組の第1
及び第2の計量ホッパ用駆動部側リンク機構52、53
と、2組の第1及び第2の計量ホッパ側リンク機構5
4、55と、からなっている。そして、図1には計量ホ
ッパ22の図の右側のゲートG3を開閉駆動する第1の
計量ホッパ用駆動部側リンク機構52及び第1の計量ホ
ッパ側リンク機構54とを示してある。また、図1に示
すように、計量ホッパ22の左側のゲートG4が閉状態
で右側のゲートG3が開状態であるときは、計量ホッパ
22内の物品を右下方のメモリーホッパ56に投入する
ことができ、計量ホッパ22の左側のゲートG4が開状
態で右側のゲートG3が閉状態であるときは、計量ホッ
パ22内の物品を集合シュート57内に排出することが
できる。
【0035】計量ホッパ22の図1に示す右側のゲート
G3は、計量ホッパ本体58にゲート軸59によって回
動自在に枢支されている。この右側のゲートG3は、第
2リンク60を介してL字状の第3レバー61と連結さ
れている。この第3レバー61は、計量ホッパ本体58
の基体23側の側面に設けられている計量ホッパの第2
部材62に枢軸63を中心にして回動自在に取り付けら
れている。この第3レバー61の一方の端部の下部には
下方に開放する第2切欠部64が設けられている。これ
ら第3レバー61、第2リンク60等によって第1の計
量ホッパ側リンク機構54が構成されている。そして、
第3レバー61、第2リンク60がゲート開閉用トグル
リンク機構に含まれている。
G3は、計量ホッパ本体58にゲート軸59によって回
動自在に枢支されている。この右側のゲートG3は、第
2リンク60を介してL字状の第3レバー61と連結さ
れている。この第3レバー61は、計量ホッパ本体58
の基体23側の側面に設けられている計量ホッパの第2
部材62に枢軸63を中心にして回動自在に取り付けら
れている。この第3レバー61の一方の端部の下部には
下方に開放する第2切欠部64が設けられている。これ
ら第3レバー61、第2リンク60等によって第1の計
量ホッパ側リンク機構54が構成されている。そして、
第3レバー61、第2リンク60がゲート開閉用トグル
リンク機構に含まれている。
【0036】この第2切欠部64の内縁には、図2に示
すように紙面に対して直角方向に突設されている第2係
合部65(ピン)が係合しており、この第2係合部65
は図1及び図2に示すように、ロードセル26の下面に
結合する保持部66に回動自在に設けたL字状の第4レ
バー67の一端に形成されている。これら第3及び第4
レバー61、67は、同一線上に配置された別個の枢軸
63、68に夫々設けられている。第4レバー67の他
端は、図2に示すように、軸方向が図の左右の方向に伸
延する軸69の左端に固着したアーム70の先端と第2
ロッド71を介して連結している。この軸69は、回動
自在に軸受に支持された状態で保持部66に設けられて
いる。なお、このロードセル26は、基体23の内側に
設置されている。そして、第2ロッド71の上端部と下
端部には球面軸受72、72が取り付けられている。ま
た、軸69の右端には、下方に伸延する被駆動アーム7
3が固着されており、その下端部には図4に示すように
下方に開放する係合溝74が設けられている。一方、計
量ホッパ用駆動部51の回動軸75に固着したフランジ
状部76の外周部には、図4の右側と左側に合計2つの
ローラ77、78が設けられている。駆動部51が作動
して回動軸75が図4の反時計方向に回転すると、同図
の右側のローラ77が被駆動アーム73の係合溝74か
ら外れた状態から係合溝74に係合する状態に移行し、
更にローラ77が反時計方向に回転すると被駆動アーム
73がローラ77に押圧されて軸69を中心にして時計
方向に回転し、駆動部51の動力が計量ホッパ22の右
側ゲートG3側に伝達される。この第4レバー67、第
2ロッド71、被駆動アーム73及びローラ77等によ
って第1の計量ホッパ用駆動部側リンク機構52が構成
されている。図3は、基体23を図2のB−B方向から
見た縦断面図である。図9は、基体23を図2のC−C
方向から見た横断面図である。
すように紙面に対して直角方向に突設されている第2係
合部65(ピン)が係合しており、この第2係合部65
は図1及び図2に示すように、ロードセル26の下面に
結合する保持部66に回動自在に設けたL字状の第4レ
バー67の一端に形成されている。これら第3及び第4
レバー61、67は、同一線上に配置された別個の枢軸
63、68に夫々設けられている。第4レバー67の他
端は、図2に示すように、軸方向が図の左右の方向に伸
延する軸69の左端に固着したアーム70の先端と第2
ロッド71を介して連結している。この軸69は、回動
自在に軸受に支持された状態で保持部66に設けられて
いる。なお、このロードセル26は、基体23の内側に
設置されている。そして、第2ロッド71の上端部と下
端部には球面軸受72、72が取り付けられている。ま
た、軸69の右端には、下方に伸延する被駆動アーム7
3が固着されており、その下端部には図4に示すように
下方に開放する係合溝74が設けられている。一方、計
量ホッパ用駆動部51の回動軸75に固着したフランジ
状部76の外周部には、図4の右側と左側に合計2つの
ローラ77、78が設けられている。駆動部51が作動
して回動軸75が図4の反時計方向に回転すると、同図
の右側のローラ77が被駆動アーム73の係合溝74か
ら外れた状態から係合溝74に係合する状態に移行し、
更にローラ77が反時計方向に回転すると被駆動アーム
73がローラ77に押圧されて軸69を中心にして時計
方向に回転し、駆動部51の動力が計量ホッパ22の右
側ゲートG3側に伝達される。この第4レバー67、第
2ロッド71、被駆動アーム73及びローラ77等によ
って第1の計量ホッパ用駆動部側リンク機構52が構成
されている。図3は、基体23を図2のB−B方向から
見た縦断面図である。図9は、基体23を図2のC−C
方向から見た横断面図である。
【0037】ただし、図1に示す計量ホッパ22の図の
左側のゲートG4を開閉駆動するための第2の計量ホッ
パ側リンク機構55は、図8に示すように、図7の第1
の計量ホッパ側リンク機構54と同等のものであるの
で、詳細な説明を省略する。そして、左側のゲートG4
を開閉駆動するための第2の計量ホッパ用駆動側リンク
機構53は、図には現れていないが第1の計量ホッパ用
駆動側リンク機構52と同等のものであるので、詳細な
説明を省略する。なお、左右のゲートG4、G3は、1
台の計量ホッパ用駆動部51により開閉駆動される。つ
まり、図4に示すように、駆動部51の回動軸75が時
計方向に回転すると、図の左側のローラ78がその上方
の被駆動アーム80を反時計方向に回転させて、図1に
示す計量ホッパ22の左側のゲートG4を開方向に駆動
し、回動軸75がその位置から逆方向に回転すると閉方
向に駆動する。なお、上記フランジ状部76、ローラ7
7、78が請求項7の1つの係合部を構成しており、被
駆動アーム73、80が2つの被係合部である。この係
合部と被係合部が請求項1、4,5、7の第1連結部で
ある。そして、被駆動アーム73、80とローラ77、
78が図4の実線で示す非係合状態から係合状態に移行
するとき、ローラ77、78が被駆動アーム73、80
の係合溝74、85にスムースに係合することができる
ように、被駆動アーム73、80を図4に示す位置に向
かわせるように付勢するばね88、88を軸69、86
に取り付けてある。これらばね88、88が請求項2、
7に記載のばねである。
左側のゲートG4を開閉駆動するための第2の計量ホッ
パ側リンク機構55は、図8に示すように、図7の第1
の計量ホッパ側リンク機構54と同等のものであるの
で、詳細な説明を省略する。そして、左側のゲートG4
を開閉駆動するための第2の計量ホッパ用駆動側リンク
機構53は、図には現れていないが第1の計量ホッパ用
駆動側リンク機構52と同等のものであるので、詳細な
説明を省略する。なお、左右のゲートG4、G3は、1
台の計量ホッパ用駆動部51により開閉駆動される。つ
まり、図4に示すように、駆動部51の回動軸75が時
計方向に回転すると、図の左側のローラ78がその上方
の被駆動アーム80を反時計方向に回転させて、図1に
示す計量ホッパ22の左側のゲートG4を開方向に駆動
し、回動軸75がその位置から逆方向に回転すると閉方
向に駆動する。なお、上記フランジ状部76、ローラ7
7、78が請求項7の1つの係合部を構成しており、被
駆動アーム73、80が2つの被係合部である。この係
合部と被係合部が請求項1、4,5、7の第1連結部で
ある。そして、被駆動アーム73、80とローラ77、
78が図4の実線で示す非係合状態から係合状態に移行
するとき、ローラ77、78が被駆動アーム73、80
の係合溝74、85にスムースに係合することができる
ように、被駆動アーム73、80を図4に示す位置に向
かわせるように付勢するばね88、88を軸69、86
に取り付けてある。これらばね88、88が請求項2、
7に記載のばねである。
【0038】次に、計量ホッパ22の基体23への取付
けについて説明する。図1に示すように、計量ホッパ2
2側の縁に上方に開放した4つの第1切欠部81を有す
る計量ホッパ用第1部材82がロードセル26の下部に
結合されている保持部66に設けられている。この計量
ホッパ用の第1切欠部81は、供給ホッパ用の第1切欠
部47と同様に、2つの第1切欠部81が上下方向に所
定の間隔を隔てて配置されており、この2つの第1切欠
部81と同等のものが図1の紙面に対して直角方向に所
定の間隔を隔てて平行して設けられている。そして、計
量ホッパ本体58の基体23側の側面に設けた計量ホッ
パ22の第2部材62には、4つの第1切欠部81のう
ち上側の2つの第1切欠部81の内縁と係合する2つの
凸部からなる上側の第1係合部83と、下側の2つの第
1切欠部81の内縁と係合する短円柱からなる下側の第
1係合部84とが設けられている。即ち、計量ホッパ2
2側に設けた第1係合部83、84を基体23に設けた
4つの第1切欠部81に係合させることによって計量ホ
ッパ22をロードセル26側の保持部66に着脱自在に
取り付けることができる。なお、図1に示す保持部66
のカバー89及びその上方に現れている基体23のカバ
ー90が請求項1、6に記載の隔壁である。この隔壁に
より計量ホッパ22、供給ホッパ21からこぼれ落ちた
物品が基体23内の各リンク機構にかからないようにし
ている。図2は、計量ホッパ22が取り外された状態の
基体23及び保持部66の断面図である。図7は、計量
ホッパ用第1部材82から取り外した計量ホッパ22の
右側面図である。図8も同様に、計量ホッパ用第1部材
82から取り外した計量ホッパ22の左側面図である。
けについて説明する。図1に示すように、計量ホッパ2
2側の縁に上方に開放した4つの第1切欠部81を有す
る計量ホッパ用第1部材82がロードセル26の下部に
結合されている保持部66に設けられている。この計量
ホッパ用の第1切欠部81は、供給ホッパ用の第1切欠
部47と同様に、2つの第1切欠部81が上下方向に所
定の間隔を隔てて配置されており、この2つの第1切欠
部81と同等のものが図1の紙面に対して直角方向に所
定の間隔を隔てて平行して設けられている。そして、計
量ホッパ本体58の基体23側の側面に設けた計量ホッ
パ22の第2部材62には、4つの第1切欠部81のう
ち上側の2つの第1切欠部81の内縁と係合する2つの
凸部からなる上側の第1係合部83と、下側の2つの第
1切欠部81の内縁と係合する短円柱からなる下側の第
1係合部84とが設けられている。即ち、計量ホッパ2
2側に設けた第1係合部83、84を基体23に設けた
4つの第1切欠部81に係合させることによって計量ホ
ッパ22をロードセル26側の保持部66に着脱自在に
取り付けることができる。なお、図1に示す保持部66
のカバー89及びその上方に現れている基体23のカバ
ー90が請求項1、6に記載の隔壁である。この隔壁に
より計量ホッパ22、供給ホッパ21からこぼれ落ちた
物品が基体23内の各リンク機構にかからないようにし
ている。図2は、計量ホッパ22が取り外された状態の
基体23及び保持部66の断面図である。図7は、計量
ホッパ用第1部材82から取り外した計量ホッパ22の
右側面図である。図8も同様に、計量ホッパ用第1部材
82から取り外した計量ホッパ22の左側面図である。
【0039】上記構成の供給ホッパ21のゲート開閉装
置の作用を説明する。まず、ゲートG1、G2を図1の
実線で示す閉状態から2点鎖線で示す開状態にするとき
は、供給ホッパ用駆動部27の回動軸43を図4におい
て時計方向に回転させる。すると、第1ロッド45が下
方に駆動されて、第1ロッド45と連結する図2に示す
第2レバー41が軸42を中心にして時計方向に回転す
る。第2レバー41が回転すると、第2レバー41と係
合する図1に示す第1レバー35が第2レバー41と同
期して枢軸37を中心にして時計方向に回転し、この第
1レバー35が時計方向に回転すると、第1レバー35
と第1リンク39を介して連結する供給ホッパ21の図
の右側のゲートG1がゲート軸31を中心にして開方向
に回転する。そして、右側ゲートG1が開方向に回転す
ると、右側ゲートG1と連動用リンク34を介して連結
する左側ゲートG2が連動して開方向に回転する。そし
て、左右のゲートG2、G1が図1に示す2点鎖線で示
す所定の開位置に到達したときに、供給ホッパ用駆動部
27の回動軸43の回転が停止して、開状態を維持す
る。
置の作用を説明する。まず、ゲートG1、G2を図1の
実線で示す閉状態から2点鎖線で示す開状態にするとき
は、供給ホッパ用駆動部27の回動軸43を図4におい
て時計方向に回転させる。すると、第1ロッド45が下
方に駆動されて、第1ロッド45と連結する図2に示す
第2レバー41が軸42を中心にして時計方向に回転す
る。第2レバー41が回転すると、第2レバー41と係
合する図1に示す第1レバー35が第2レバー41と同
期して枢軸37を中心にして時計方向に回転し、この第
1レバー35が時計方向に回転すると、第1レバー35
と第1リンク39を介して連結する供給ホッパ21の図
の右側のゲートG1がゲート軸31を中心にして開方向
に回転する。そして、右側ゲートG1が開方向に回転す
ると、右側ゲートG1と連動用リンク34を介して連結
する左側ゲートG2が連動して開方向に回転する。そし
て、左右のゲートG2、G1が図1に示す2点鎖線で示
す所定の開位置に到達したときに、供給ホッパ用駆動部
27の回動軸43の回転が停止して、開状態を維持す
る。
【0040】次に、供給ホッパ21の左右のゲートG
2、G1を2点鎖線で示す開状態から閉状態にするとき
は、供給ホッパ用駆動部27の回動軸43を図4におい
て上記回転位置から反時計方向に回転させる。すると、
下方位置にある第1ロッド45が上方に駆動されて、第
2レバー41、第1レバー35及び左右のゲートG2、
G1が上記と反対方向に回転し、左右のゲートG2、G
1が図1に示す閉位置に到達したときに、供給ホッパ用
駆動部27の回動軸43の回転が停止して、閉状態を維
持する。
2、G1を2点鎖線で示す開状態から閉状態にするとき
は、供給ホッパ用駆動部27の回動軸43を図4におい
て上記回転位置から反時計方向に回転させる。すると、
下方位置にある第1ロッド45が上方に駆動されて、第
2レバー41、第1レバー35及び左右のゲートG2、
G1が上記と反対方向に回転し、左右のゲートG2、G
1が図1に示す閉位置に到達したときに、供給ホッパ用
駆動部27の回動軸43の回転が停止して、閉状態を維
持する。
【0041】上記構成の計量ホッパ22のゲート開閉装
置の作用を説明する。まず、図1に示す計量ホッパ22
の左右のゲートG4、G3が閉位置にあるときは、第1
及び第2計量ホッパ側リンク機構54、55に含まれて
いる夫々のトグルリンク機構が図1に示すデッドポイン
トにある状態となり(図1には第1計量ホッパ側リンク
機構54が現れている。)、ゲートG4、G3の閉状態
が維持されている。そして、図4に示すように計量ホッ
パ用駆動部51に設けられている2つのローラ77、7
8(固定側)と2つの被駆動アーム73、80(ロード
セル26側)とが非接触の状態であり、これにより計量
ホッパ本体58、第1及び第2計量ホッパ側リンク機構
54、55、第1及び第2計量ホッパ用駆動側リンク機
構52、53がロードセル26に支持された状態となっ
ている。従って、計量ホッパ22に物品が供給される
と、計量ホッパ22内の物品の重量をロードセル26に
より計量することができる。次に、図1に示す計量ホッ
パ22の右側ゲートG3を実線で示す閉状態から2点鎖
線で示す開状態にするときは、計量ホッパ用駆動部51
の回動軸75を図4において反時計方向に回転させる。
すると、図の右側のローラ77が上方の被駆動アーム7
3の係合溝74に係合して、被駆動アーム73が軸69
を中心にして時計方向に回転する。被駆動アーム73が
回転すると、この回転が図2に示す軸69、アーム70
に伝達して第2ロッド71を上方に引き上げる。第2ロ
ッド71が上方に移動すると、第2ロッド71の下端部
と連結すると、第4レバー67が枢軸68を中心にして
時計方向に回転する。第4レバー67が回転すると、第
4レバー67と係合する図1に示す第3レバー61が第
4レバー67と同期して枢軸63を中心にして時計方向
に回転し、この第3レバー61が時計方向に回転する
と、第3レバー61と第2リンク60を介して連結する
計量ホッパ22の図の右側ゲートG3がゲート軸59を
中心にして開方向に回転する。そして、右側ゲートG3
が図1に示す2点鎖線で示す所定の開位置に到達したと
きに、計量ホッパ用駆動部51の回動軸75の回転が停
止して、開状態を維持する。このとき、被駆動アーム7
3及びローラ77は、図4の2点鎖線で示す回転位置に
ある。
置の作用を説明する。まず、図1に示す計量ホッパ22
の左右のゲートG4、G3が閉位置にあるときは、第1
及び第2計量ホッパ側リンク機構54、55に含まれて
いる夫々のトグルリンク機構が図1に示すデッドポイン
トにある状態となり(図1には第1計量ホッパ側リンク
機構54が現れている。)、ゲートG4、G3の閉状態
が維持されている。そして、図4に示すように計量ホッ
パ用駆動部51に設けられている2つのローラ77、7
8(固定側)と2つの被駆動アーム73、80(ロード
セル26側)とが非接触の状態であり、これにより計量
ホッパ本体58、第1及び第2計量ホッパ側リンク機構
54、55、第1及び第2計量ホッパ用駆動側リンク機
構52、53がロードセル26に支持された状態となっ
ている。従って、計量ホッパ22に物品が供給される
と、計量ホッパ22内の物品の重量をロードセル26に
より計量することができる。次に、図1に示す計量ホッ
パ22の右側ゲートG3を実線で示す閉状態から2点鎖
線で示す開状態にするときは、計量ホッパ用駆動部51
の回動軸75を図4において反時計方向に回転させる。
すると、図の右側のローラ77が上方の被駆動アーム7
3の係合溝74に係合して、被駆動アーム73が軸69
を中心にして時計方向に回転する。被駆動アーム73が
回転すると、この回転が図2に示す軸69、アーム70
に伝達して第2ロッド71を上方に引き上げる。第2ロ
ッド71が上方に移動すると、第2ロッド71の下端部
と連結すると、第4レバー67が枢軸68を中心にして
時計方向に回転する。第4レバー67が回転すると、第
4レバー67と係合する図1に示す第3レバー61が第
4レバー67と同期して枢軸63を中心にして時計方向
に回転し、この第3レバー61が時計方向に回転する
と、第3レバー61と第2リンク60を介して連結する
計量ホッパ22の図の右側ゲートG3がゲート軸59を
中心にして開方向に回転する。そして、右側ゲートG3
が図1に示す2点鎖線で示す所定の開位置に到達したと
きに、計量ホッパ用駆動部51の回動軸75の回転が停
止して、開状態を維持する。このとき、被駆動アーム7
3及びローラ77は、図4の2点鎖線で示す回転位置に
ある。
【0042】次に、計量ホッパ22の右側ゲートG3を
2点鎖線で示す開状態から閉状態にするときは、計量ホ
ッパ用駆動部51の回動軸75を図4において上記回転
位置から時計方向に回転させる。すると、被駆動アーム
73が反時計方向に回転して、アーム70、第4レバー
67、第3レバー61及び右側ゲートG3が上記と反対
方向に回転し、右側ゲートG3が図1に示す閉位置に到
達したときに、計量ホッパ用駆動部51の回動軸75の
回転が停止して、閉状態を維持する。
2点鎖線で示す開状態から閉状態にするときは、計量ホ
ッパ用駆動部51の回動軸75を図4において上記回転
位置から時計方向に回転させる。すると、被駆動アーム
73が反時計方向に回転して、アーム70、第4レバー
67、第3レバー61及び右側ゲートG3が上記と反対
方向に回転し、右側ゲートG3が図1に示す閉位置に到
達したときに、計量ホッパ用駆動部51の回動軸75の
回転が停止して、閉状態を維持する。
【0043】図1に示す計量ホッパ22の左側ゲートG
4を閉状態から開状態にするときは、計量ホッパ用駆動
部51の回動軸75を図4において時計方向に回転させ
る。すると、図の左側のローラ78が上方の被駆動アー
ム80の係合溝85に係合して、被駆動アーム80が軸
86を中心にして反時計方向に回転する。被駆動アーム
80が回転すると、この回転が上記と同様にして第2の
計量ホッパ用駆動部側リンク機構53及び第2の計量ホ
ッパ側リンク機構55を介して左側ゲートG4に伝達さ
れて、左側ゲートG4が開方向に回転し、左側ゲートG
4が図1に示す開位置に到達したときに、計量ホッパ用
駆動部51の回動軸75の回転が停止して、開状態を維
持する。そして、左側ゲートG4を開状態から閉状態に
するときは、計量ホッパ用駆動部51の回動軸75を図
4に示す2点鎖線で示す位置から反時計方向に所定の角
度だけ回転させればよい。
4を閉状態から開状態にするときは、計量ホッパ用駆動
部51の回動軸75を図4において時計方向に回転させ
る。すると、図の左側のローラ78が上方の被駆動アー
ム80の係合溝85に係合して、被駆動アーム80が軸
86を中心にして反時計方向に回転する。被駆動アーム
80が回転すると、この回転が上記と同様にして第2の
計量ホッパ用駆動部側リンク機構53及び第2の計量ホ
ッパ側リンク機構55を介して左側ゲートG4に伝達さ
れて、左側ゲートG4が開方向に回転し、左側ゲートG
4が図1に示す開位置に到達したときに、計量ホッパ用
駆動部51の回動軸75の回転が停止して、開状態を維
持する。そして、左側ゲートG4を開状態から閉状態に
するときは、計量ホッパ用駆動部51の回動軸75を図
4に示す2点鎖線で示す位置から反時計方向に所定の角
度だけ回転させればよい。
【0044】ただし、供給ホッパ用駆動部27及び計量
ホッパ用駆動部51は、夫々ステッピングモータであ
り、これら両方の駆動部は図1に示す駆動制御部87に
より駆動制御されている。つまり、各ゲートG1〜G4
を閉方向に回転駆動するとき、ゲートが対に設けられて
いる他方のゲートに衝突する手前でその回転速度を減速
させて、ゆっくりとした速度でゲートを他方のゲートに
当接させている。これにより、ゲートを閉状態に駆動す
る際に、対になっているゲートどうしの衝突による騒音
が発生せず、よって、ゲートを高速で開閉駆動すること
ができる。
ホッパ用駆動部51は、夫々ステッピングモータであ
り、これら両方の駆動部は図1に示す駆動制御部87に
より駆動制御されている。つまり、各ゲートG1〜G4
を閉方向に回転駆動するとき、ゲートが対に設けられて
いる他方のゲートに衝突する手前でその回転速度を減速
させて、ゆっくりとした速度でゲートを他方のゲートに
当接させている。これにより、ゲートを閉状態に駆動す
る際に、対になっているゲートどうしの衝突による騒音
が発生せず、よって、ゲートを高速で開閉駆動すること
ができる。
【0045】上記実施例の供給ホッパの取付け装置にお
いて、計量ホッパ22のゲートG3、G4を1台の計量
ホッパ用駆動部27により開閉駆動したが、これに代え
て、計量ホッパ22の各ゲートG3、G4ごとに計量ホ
ッパ用駆動部を設けることができる。つまり、ローラ7
7、78を別個の計量ホッパ用駆動部により回転駆動す
る構成とすることができる。
いて、計量ホッパ22のゲートG3、G4を1台の計量
ホッパ用駆動部27により開閉駆動したが、これに代え
て、計量ホッパ22の各ゲートG3、G4ごとに計量ホ
ッパ用駆動部を設けることができる。つまり、ローラ7
7、78を別個の計量ホッパ用駆動部により回転駆動す
る構成とすることができる。
【0046】
【発明の効果】第1乃至10の発明は、図10に示す従
来のゲート開閉装置のように、ホッパ本体1に設けたば
ね16の付勢力によりゲートを閉方向に駆動するもので
はなく、駆動部の動力によりゲートを開閉駆動するもの
である。従って、本発明のゲート開閉装置にはゲート駆
動用のばねが使用されておらず、これにより、従来のよ
うにばねにホッパ本体内の食品等が付着することがな
く、衛生的であり、ゲート開閉装置の洗浄が簡単である
という効果がある。そして、ばねを使用していないの
で、機械的疲労により破損したばねがホッパ本体から排
出された食品中に混入するという問題も発生しない。
来のゲート開閉装置のように、ホッパ本体1に設けたば
ね16の付勢力によりゲートを閉方向に駆動するもので
はなく、駆動部の動力によりゲートを開閉駆動するもの
である。従って、本発明のゲート開閉装置にはゲート駆
動用のばねが使用されておらず、これにより、従来のよ
うにばねにホッパ本体内の食品等が付着することがな
く、衛生的であり、ゲート開閉装置の洗浄が簡単である
という効果がある。そして、ばねを使用していないの
で、機械的疲労により破損したばねがホッパ本体から排
出された食品中に混入するという問題も発生しない。
【0047】そして、従来は、ばね16の付勢力により
ゲートを閉方向に駆動するものであるから、ゲートの閉
方向の回転速度はばね16の収縮力だけでは或る一定の
回転速度以上にすることができないし、ゲートの閉方向
の回転速度を上げると閉位置でゲートがバウンドして騒
音を発生することがあるが、本発明によると、駆動部と
ゲートとがトグルリンク機構及び駆動部側リンク機構を
介してリンク結合されているので、駆動部のゲート駆動
速度を上げることにより、騒音を発生させることなく、
ゲートの開閉速度を上昇させて開閉時間を短縮すること
ができるという効果がある。
ゲートを閉方向に駆動するものであるから、ゲートの閉
方向の回転速度はばね16の収縮力だけでは或る一定の
回転速度以上にすることができないし、ゲートの閉方向
の回転速度を上げると閉位置でゲートがバウンドして騒
音を発生することがあるが、本発明によると、駆動部と
ゲートとがトグルリンク機構及び駆動部側リンク機構を
介してリンク結合されているので、駆動部のゲート駆動
速度を上げることにより、騒音を発生させることなく、
ゲートの開閉速度を上昇させて開閉時間を短縮すること
ができるという効果がある。
【0048】第4、5の発明によると、ゲートが閉状態
のときに、ホッパ、トグルリンク機構及び駆動部側リン
ク機構が重量検出器により支持された状態となるので、
ホッパ本体内に保持された物品の重量を重量検出器によ
り正確に計量することができるという効果がある。
のときに、ホッパ、トグルリンク機構及び駆動部側リン
ク機構が重量検出器により支持された状態となるので、
ホッパ本体内に保持された物品の重量を重量検出器によ
り正確に計量することができるという効果がある。
【0049】図10に示す従来の開閉装置によると、押
圧部17の先端に物品が付着すると、押圧部17が図1
0に示す位置に後退しているときでも、ゲート2a、2
bが閉じきらない状態となることがあり、このような状
態では、ホッパ1内の物品がゲート2a、2bの隙間か
らこぼれ落ちるという問題がある。しかし、第1、6の
発明によると、ホッパ本体と第1連結部とを隔壁により
仕切っているので、ホッパ本体内からこぼれ落ちた物品
が第1連結部にかからないようにすることができ、これ
により、例えば、ホッパが計量ホッパであると、正確な
計量を行うことができるという効果がある。
圧部17の先端に物品が付着すると、押圧部17が図1
0に示す位置に後退しているときでも、ゲート2a、2
bが閉じきらない状態となることがあり、このような状
態では、ホッパ1内の物品がゲート2a、2bの隙間か
らこぼれ落ちるという問題がある。しかし、第1、6の
発明によると、ホッパ本体と第1連結部とを隔壁により
仕切っているので、ホッパ本体内からこぼれ落ちた物品
が第1連結部にかからないようにすることができ、これ
により、例えば、ホッパが計量ホッパであると、正確な
計量を行うことができるという効果がある。
【0050】第2、7の発明によると、被係合部と係合
部とが非係合状態から係合状態に移行するとき、係合部
が被係合部に係合できるように、被係合部を所定位置に
向かう方向にばねにより付勢しているので、被係合部と
係合部とが非係合状態から係合状態にスムースに移行す
ることができる。これにより、ゲートを閉位置から開位
置にスムースに移行させることができるという効果があ
る。
部とが非係合状態から係合状態に移行するとき、係合部
が被係合部に係合できるように、被係合部を所定位置に
向かう方向にばねにより付勢しているので、被係合部と
係合部とが非係合状態から係合状態にスムースに移行す
ることができる。これにより、ゲートを閉位置から開位
置にスムースに移行させることができるという効果があ
る。
【0051】第3、8の発明によると、第2連結部は、
トグルリンク機構と駆動部側リンク機構とを連結した状
態と非連結の状態との間で変更を可能にしているので、
例えばホッパ本体を洗浄する際に、実施例で示すように
トグルリンク機構(例えば供給ホッパ側リンク機構が備
えているトグルリンク機構)と駆動部側リンク機構(供
給ホッパ用駆動部側リンク機構)とを工具なしで簡単に
切り離すことができるという効果がある。第10の発明
も同様な効果がある。
トグルリンク機構と駆動部側リンク機構とを連結した状
態と非連結の状態との間で変更を可能にしているので、
例えばホッパ本体を洗浄する際に、実施例で示すように
トグルリンク機構(例えば供給ホッパ側リンク機構が備
えているトグルリンク機構)と駆動部側リンク機構(供
給ホッパ用駆動部側リンク機構)とを工具なしで簡単に
切り離すことができるという効果がある。第10の発明
も同様な効果がある。
【0052】第9の発明によると、ゲートは、トグルリ
ンク機構及び駆動部側リンク機構を介してステッピング
モータにより開閉駆動されており、ステッピングモータ
の回動軸の停止位置を所望の回動位置に設定することが
できるので、例えばゲートがホッパ本体と接触しないよ
うに少し手前の所定の閉位置にゲートを停止させること
ができる。更に、回動軸の速度制御を行うことにより、
例えばゲートがホッパ本体にゆっくりとした速度で当接
して停止させることができる。これにより、ゲートを閉
方向に駆動するとき、例えばゲートとホッパ本体との衝
突による騒音を防止することができるという効果があ
る。
ンク機構及び駆動部側リンク機構を介してステッピング
モータにより開閉駆動されており、ステッピングモータ
の回動軸の停止位置を所望の回動位置に設定することが
できるので、例えばゲートがホッパ本体と接触しないよ
うに少し手前の所定の閉位置にゲートを停止させること
ができる。更に、回動軸の速度制御を行うことにより、
例えばゲートがホッパ本体にゆっくりとした速度で当接
して停止させることができる。これにより、ゲートを閉
方向に駆動するとき、例えばゲートとホッパ本体との衝
突による騒音を防止することができるという効果があ
る。
【図1】この発明の一実施例に係るホッパのゲート開閉
装置及びホッパの取付け装置が設けられている組合せ秤
の縦断面図である。
装置及びホッパの取付け装置が設けられている組合せ秤
の縦断面図である。
【図2】同実施例の供給ホッパ及び計量ホッパを取り外
した基体の縦断面図である。
した基体の縦断面図である。
【図3】同実施例の供給ホッパ等を取り外した基体を図
2のA−A方向から見た縦断面図である。
2のA−A方向から見た縦断面図である。
【図4】同実施例の供給ホッパ等を取り外した基体を図
2のB−B方向から見た縦断面図である。
2のB−B方向から見た縦断面図である。
【図5】同実施例の供給ホッパの右側面図である。
【図6】同実施例の供給ホッパの一部省略平面図であ
る。
る。
【図7】同実施例の計量ホッパの右側面図である。
【図8】同実施例の計量ホッパの左側面図である。
【図9】同実施例の供給ホッパ等を取り外した基体を図
2のC−C方向から見た横断面図である。
2のC−C方向から見た横断面図である。
【図10】従来のホッパの開閉装置によりゲートを閉じ
た状態を示す側面図である。
た状態を示す側面図である。
【図11】従来のホッパの開閉装置によりゲートを開い
た状態を示す側面図である。
た状態を示す側面図である。
G1〜G4 ゲート
21 供給ホッパ
22 計量ホッパ
27 供給ホッパ用駆動部
29 供給ホッパ側リンク機構
36 供給ホッパの第2部材
38 第4係合部
40 第4切欠部
47、81 第1切欠部
48 供給ホッパ用第1部材
49、50 供給ホッパ用第1係合部
51 計量ホッパ用駆動部
54 第1計量ホッパ側リンク機構
55 第2計量ホッパ側リンク機構
62 計量ホッパの第2部材
64 第2切欠部
65 第2係合部
82 計量ホッパ用第1部材
83、84 計量ホッパ用第1係合部
88 ばね
89、90 カバー
Claims (10)
- 【請求項1】 筒状ホッパ本体の下側開口を開閉するゲ
ートをホッパ本体にゲート軸によって枢支し、そのゲー
トをゲート軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変
更するようにしたホッパのゲート開閉装置において、上
記ゲートと連結するゲート開閉用トグルリンク機構を上
記ホッパ本体に設け、上記トグルリンク機構と、このト
グルリンク機構と連結する駆動部側リンク機構とを介し
て上記ゲートを開閉駆動する駆動部を設け、上記ゲート
が閉状態のとき、上記駆動部側リンク機構と上記駆動部
とを非接触の状態に切り離し、上記ゲートを開閉駆動す
るとき、上記駆動部側リンク機構と上記駆動部とを連結
する第1連結部を設け、上記駆動部側リンク機構が挿通
する貫通孔を有する隔壁により上記ホッパ本体と上記第
1連結部とを仕切ったホッパのゲート開閉装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載のホッパのゲート開閉装
置において、第1連結部が、上記駆動部側リンク機構に
設けた被係合部と上記駆動部に設けられ上記被係合部と
係合した状態で上記駆動部側リンク機構と上記駆動部と
を連結する係合部とからなっており、上記被係合部と上
記係合部とが非係合状態から係合状態に移行するとき、
上記係合部が上記被係合部に係合できるように上記被係
合部を所定位置に向かう方向に付勢するばねを上記被係
合部側に設けたホッパのゲート開閉装置。 - 【請求項3】 筒状ホッパ本体の下側開口を開閉するゲ
ートをホッパ本体にゲート軸によって枢支し、そのゲー
トをゲート軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに変
更するようにしたホッパのゲート開閉装置において、上
記ゲートと連結するゲート開閉用トグルリンク機構を上
記ホッパ本体に設け、上記トグルリンク機構と、このト
グルリンク機構と連結する駆動部側リンク機構とを介し
て上記ゲートを開閉駆動する駆動部を設け、上記トグル
リンク機構と駆動部側リンク機構とを連結した状態と非
連結の状態との間で変更を可能にする第2連結部を設け
たホッパのゲート開閉装置。 - 【請求項4】 筒状ホッパ本体の下側開口を開閉する2
つのゲートをホッパ本体に夫々ゲート軸によって枢支
し、2つのゲートを夫々別個にゲート軸を中心に回動さ
せて開位置と閉位置とに変更することができるようにし
たホッパのゲート開閉装置において、上記各ゲートごと
に連結する2組のゲート開閉用トグルリンク機構を上記
ホッパ本体に設け、上記トグルリンク機構を構成するリ
ンクが所定のデッドポイントにある状態で対応する上記
ゲートを閉状態に保持する構造とし、上記各トグルリン
ク機構ごとに連結する2組の駆動部側リンク機構を設
け、互いに連結する上記トグルリンク機構及び上記駆動
部側リンク機構を介して対応する上記ゲートを片方づつ
開閉駆動する1つの駆動部を設け、上記ホッパ本体、上
記2組のトグルリンク機構及び上記2組の駆動部側リン
ク機構を重量検出器を介して基体に取り付けると共に上
記1つの駆動部を上記基体に取り付けてあり、上記2つ
のゲートが閉状態のとき、上記2組の駆動部側リンク機
構と上記駆動部とを非接触の状態とし、上記ゲートを開
閉駆動するときは開閉駆動するゲートに対応する駆動部
側リンク機構と上記駆動部とを連結する第1連結部を設
けたことを特徴とするホッパのゲート開閉装置。 - 【請求項5】 筒状ホッパ本体の下側開口を開閉する2
つのゲートをホッパ本体に夫々ゲート軸によって枢支
し、2つのゲートを夫々別個にゲート軸を中心に回動さ
せて開位置と閉位置とに変更することができるようにし
たホッパのゲート開閉装置において、上記各ゲートごと
に連結する2組のゲート開閉用トグルリンク機構を上記
ホッパ本体に設け、上記トグルリンク機構を構成するリ
ンクが所定のデッドポイントにある状態で対応する上記
ゲートを閉状態に保持する構造とし、上記各トグルリン
ク機構ごとに連結する2組の駆動部側リンク機構を設
け、互いに連結する上記トグルリンク機構及び上記駆動
部側リンク機構ごとに設けられ対応する上記ゲートを開
閉駆動する2つの駆動部を設け、上記ホッパ本体、上記
2組のトグルリンク機構及び上記2組の駆動部側リンク
機構を重量検出器を介して基体に取り付けると共に上記
2つの駆動部を上記基体に取り付けてあり、上記2つの
ゲートが閉状態のとき、上記2組の駆動部側リンク機構
と上記2つの駆動部とを非接触の状態とし、上記ゲート
を開閉駆動するときは開閉駆動するゲートに対応する駆
動部側リンク機構と上記駆動部とを連結する2組の第1
連結部を設けたことを特徴とするホッパのゲート開閉装
置。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載のホッパのゲート
開閉装置において、上記2組の駆動部側リンク機構が挿
通する貫通孔を有する隔壁により上記ホッパ本体と第1
連結部とを仕切ったことを特徴とするホッパのゲート開
閉装置。 - 【請求項7】 請求項4に記載のホッパのゲート開閉装
置において、第1連結部が、上記2組の夫々の駆動部側
リンク機構に設けた2つの被係合部と上記駆動部に設け
られ上記2つの被係合部のうちの一方と係合した状態で
その係合した駆動部側リンク機構と上記駆動部とを連結
する1つの係合部とからなっており、上記被係合部と上
記係合部とが非係合状態から係合状態に移行するとき、
上記係合部が上記被係合部に係合できるように上記被係
合部を所定位置に向かう方向に付勢するばねを上記2つ
の被係合部側に設けたことを特徴とするホッパのゲート
開閉装置。 - 【請求項8】 請求項4、5、6又は7に記載のホッパ
のゲート開閉装置において、上記トグルリンク機構とこ
のトグルリンク機構に対応する上記駆動部側リンク機構
とを連結した状態と非連結の状態との間で変更を可能に
する2組の第2連結部を設けたことを特徴とするホッパ
のゲート開閉装置。 - 【請求項9】 請求項1、2、3、4又は5に記載のホ
ッパのゲート開閉装置において、上記駆動部をステッピ
ングモータとしたことを特徴とするホッパのゲート開閉
装置。 - 【請求項10】 筒状ホッパ本体の下側開口を開閉する
ゲートをホッパ本体にゲート軸によって枢支し、そのゲ
ートをゲート軸を中心に回動させて開位置と閉位置とに
変更するようにしたホッパのゲート開閉装置において、
上記ゲートと連結するゲート開閉用トグルリンク機構を
上記ホッパ本体に設け、上記トグルリンク機構と、この
トグルリンク機構に連結する駆動部側リンク機構とを介
して上記ゲートを開閉駆動する駆動部を設け、上記トグ
ルリンク機構と駆動部側リンク機構との連結は、上記ト
グルリンク機構側に設けたレバーと、上記駆動部側リン
ク機構側に設けたレバーとのうち、一方にピンを形成
し、上記両レバーの他方に上記ピンが接触するように切
り欠き部を形成することによって行われ、上記ピンと上
記切り欠き部との接触が、上記ホッパ本体を手前側に移
動させることによって釈放されるように切り欠き部が形
成されているホッパのゲート開閉装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34883691A JP3429326B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ホッパのゲート開閉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34883691A JP3429326B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ホッパのゲート開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05162787A JPH05162787A (ja) | 1993-06-29 |
JP3429326B2 true JP3429326B2 (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=18399713
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34883691A Expired - Lifetime JP3429326B2 (ja) | 1991-12-04 | 1991-12-04 | ホッパのゲート開閉装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3429326B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007558A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Yamato Scale Co Ltd | 計量ホッパのゲート開閉機構 |
WO2012056503A1 (ja) | 2010-10-29 | 2012-05-03 | 大和製衡株式会社 | ホッパゲート開閉機構 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5858729B2 (ja) * | 2011-10-28 | 2016-02-10 | 大和製衡株式会社 | ホッパの開閉機構 |
-
1991
- 1991-12-04 JP JP34883691A patent/JP3429326B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007558A (ja) * | 2009-06-24 | 2011-01-13 | Yamato Scale Co Ltd | 計量ホッパのゲート開閉機構 |
WO2012056503A1 (ja) | 2010-10-29 | 2012-05-03 | 大和製衡株式会社 | ホッパゲート開閉機構 |
US9573755B2 (en) | 2010-10-29 | 2017-02-21 | Yamato Scale Co., Ltd. | Mechanism for opening and closing hopper gate |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05162787A (ja) | 1993-06-29 |
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