JP3428969B2 - 内部気体の漏出遮断構造を備えた容器 - Google Patents

内部気体の漏出遮断構造を備えた容器

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JP3428969B2
JP3428969B2 JP2001099127A JP2001099127A JP3428969B2 JP 3428969 B2 JP3428969 B2 JP 3428969B2 JP 2001099127 A JP2001099127 A JP 2001099127A JP 2001099127 A JP2001099127 A JP 2001099127A JP 3428969 B2 JP3428969 B2 JP 3428969B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上部が開口した、
一定の内容積を有する容器本体と、該容器本体上に載置
され、前記開口部を閉塞する蓋体とから構成される容器
において、該容器内から気体が漏出するのを遮断する構
造を備えた容器に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶基板を構成するTFT基板
は、種々の工程を経て製造され、各工程では、現像液や
レジスト膜の塗布、その剥離用の薬液,エッチング液或
いは洗浄液の塗布など、TFT基板に対して各種の処理
液が塗布される。
【0003】この内、例えば、エッチング工程では、基
板を支持する支持手段や、基板の上方に配置され、基板
に対してエッチング液を噴射するエッチング液噴射手段
などを所定の容器内に適宜配設した構成のエッチング装
置が用いられている。尚、前記支持手段には、支持した
基板を水平回転させるようになったものや、基板を水平
方向に搬送するようになったものなどがある。
【0004】かかるエッチング装置では、容器内部の汚
れを定期的に浄化して、容器内を清潔にする必要があ
り、また、前記支持手段やエッチング液噴射手段を構成
する部品などが損傷した場合には、これを交換する必要
がある。そこで、このようなメンテナンス作業を行なう
ために、前記エッチング装置を構成する容器は、上部が
開口した構造を備えるとともに、この開口部を蓋体によ
って閉塞した構造を備え、その前記上部開口部からメン
テナンス作業を行なうことができるようになっている。
【0005】ところで、上述のエッチングに使用される
エッチング液は腐食性が高く、しかも気化し易いという
性状を備えており、また、エッチング液噴射手段から噴
射される際にミスト状になったりする。そして、このよ
うに気化したエッチングガスやミストが容器外に漏出す
ると、装置周辺の機械,器具や人体に悪影響を与える。
【0006】そこで、従来、前記容器の開口部周縁と蓋
体との当接部にパッキンなどのシール部材を介在させ、
この状態で容器と蓋体とを多数のボルトによって締結
し、前記気化ガスやミストが容器外に漏出するのを防止
していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に容器と蓋体とを多数のボルトによって締結した構造で
は、前記気化ガスやミストの漏出防止に対しては相応の
効果を奏するものの、上記メンテナンス作業を行なう際
には、多数のボルトの取り外しと再締結を行なう必要が
あるため、その作業が極めて煩雑なものとなる。また、
このために、メンテナンス作業に長時間を要することと
なり、結果、エッチング装置の稼働率が低下するという
問題を生じる。
【0008】本発明は、以上の実情に鑑みなされたもの
であって、内部気体の漏出を確実に防止することがで
き、しかも蓋体の着脱を容易且つ短時間で行なうことが
できるようになった内部気体の漏出遮断構造を備えた容
器の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記課題を
解決するための本発明は、上部が開口し、一定の内容積
を有する容器本体と、該容器本体上に載置され、前記開
口部を閉塞する蓋体とから構成される容器であって、
記容器本体の上端部外周に、上部が開口した環状の凹溝
部を形成し、該凹溝部内に液体を貯留せしめ、且つ、
記蓋体の周縁に、該周縁部から下方に垂下する垂下部を
形成し、該垂下部を、その下端部が前記凹溝部内の液体
中に浸漬された状態で前記容器本体の上端部に外嵌可能
に構成するとともに、前記蓋体の下面に向けて洗浄液を
噴射する洗浄液噴射ノズルを設けて構成したことを特徴
とする内部気体の漏出遮断構造を備えた容器に係る。
【0010】この発明によれば、蓋体の周縁に形成した
垂下部を、その下端部が凹溝部内に貯留せしめた液体中
に浸漬されるように、容器本体の上端部に外嵌せしめる
ことにより、容器内雰囲気と外部雰囲気とが凹溝部内の
液体によって遮断される。容器内雰囲気は容器本体と蓋
体との間の隙間から凹溝部内の液体と接触可能である
が、直接外部雰囲気と連通することはない。これによ
り、容器内の気体が外部に漏出するのが確実に防止され
る。また、蓋体は容器本体上に載置されているだけであ
るので、その取り外しが容易であり、これを短時間のう
ちに取り外すことができる。
【0011】ところで、容器内部に気化ガスや液体がミ
スト状になったものが存在する場合、この気化ガスやミ
ストが凹溝内の液体に対し可溶であれば、凹溝内の液体
と接触した際にこれに溶融するが、容器内の気化ガスや
ミストがそのまま外部に漏出することはない。したがっ
て、例え、これが現像液,エッチング液や剥離液といっ
た極めて腐食性が高いものであったとしても、容器周辺
の機械,器具や人体に悪影響を与えることはない。
【0012】また、蓋体の下面に向けて洗浄液を噴射す
る洗浄液噴射ノズルを設けているので、蓋体を取り外す
前に、この洗浄液噴射ノズルから蓋体の下面に向けて洗
浄液を噴射させることにより、蓋体の下面に付着した前
記ミストが洗い流され、蓋体を取り外す際に、これが外
部に持ち出されるのが防止される。
【0013】尚、上記構成に加えて、前記蓋体の外周縁
より内側の下面に、前記垂下部に沿って前記下面から下
方に垂下する第2垂下部を形成し、該第2垂下部を前記
容器本体の上端部に内嵌させるようにしても良い。この
ようにすれば、前記蓋体の垂下部と第2垂下部との間に
容器本体の上端部が挿入された状態のラビリンス構造が
形成され、容器本体内の気化ガスやミストが前記凹溝内
の液体により達し難くなる。
【0014】また、上記構成の容器において、前記容器
本体の上縁部に、弾性体からなり、前記蓋体の内面に気
密状に当接する環状のシール部材を設けた構成としても
良い。このようにすれば、容器本体の上縁部に設けた環
状のシール部材によって、容器本体内の気体が外部に漏
出するのが防止される。したがって、容器内部に気化ガ
スやミストが存在する場合でも、かかる気化ガスやミス
トは更に前記凹溝内の液体に達し難くい。
【0015】また、上記構成の容器において、前記凹溝
内に液体を供給する液体供給手段を設けるとともに、凹
溝内の液体を排出する液体排出手段を設けた構成として
も良い
【0016】上述したように、容器内部に気化ガスやミ
ストが存在する場合、この気化ガスやミストが凹溝内の
液体に対し可溶であれば、凹溝内の液体と接触した際に
これに溶融する。したがって、これを放置すると、凹溝
内の液体に溶融する気化ガス成分やミスト成分の濃度が
増加することになる。
【0017】上記のように液体供給手段及び液体排出手
段を設ければ、前記凹溝内の液体連続的に新しい液体
によって置換することができるので、凹溝内の液体に溶
融する気化ガス成分やミスト成分の濃度が増加するのを
防止することができる。
【0018】尚、上述した外嵌とは、垂下部が容器本体
の上端部に対し、しっくりと嵌め合わされる場合の他、
かなりの遊びをもって嵌め合わされる場合を含み、内嵌
も同様に、第2垂下部が前記容器本体の上端部に対し、
しっくりと嵌め合わされる場合の他、かなりの遊びをも
って嵌め合わされる場合を含む。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の具体的な実施形態
について、添付図面に基づき説明する。図1は、本発明
の一実施形態に係るエッチング装置を示した平面図であ
り、図2は、図1における矢示B−B方向の断面図であ
り、図3は、図2におけるA部を拡大して示した拡大図
である。
【0020】本例のエッチング装置1はTFT基板にエ
ッチング処理を施す装置であって、図1及び図2に示す
ように、上部が開口した容器本体(以下、槽本体とい
う)3と、この槽本体3の開口部11を閉塞する閉蓋2
0とからなる容器(以下、エッチング槽という)2、前
記槽本体3内に配設されたエッチング液噴射装置40、
及び基板Kを水平方向に搬送する搬送装置50などから
なる。また、図1に示すように、本例のエッチング装置
1は、その複数が直線状に連設されている。
【0021】図1乃至図3に示すように、前記槽本体3
は、矩形状をした底板8と、この底板8の周縁に立設せ
しめられた側面板4,5,6,7と、底板8の上方にこ
れに対向して配設された天板9からなり、これら底板
8、側面板4,5,6,7及び天板9によって囲繞され
た所定の内容積を有している。
【0022】前記側面板4,5,6,7はそれぞれ前記
天板9から上方に延出した状態に設けられており、図1
及び図2では、当該各延出部に符号4a,5a,6a,
7aを付している。また、天板9は矩形状をした開口部
11を備えており、この開口部11の周縁に縁板10が
立設せしめられている。斯くして、これら延出部4a,
5a,6a,7a、天板9及び縁板10によって、前記
開口部11の周りに環状の凹溝12が形成される。ま
た、前記縁板10の上端部には、横断面H形状をしたパ
ッキン30が装着され、更に、パッキン30の上溝30
a内にOリング31が内装されている。
【0023】前記閉蓋20は、矩形状をした蓋本体21
と、この蓋本体21の周縁に、これから下方に垂下せし
められた第1垂下部22と、前記蓋本体21の周縁より
内側の下面に、前記第1垂下部22と平行にこれに沿っ
て垂下せしめられた第2垂下部23からなる。そして、
この閉蓋20は、第1垂下部22,第2垂下部23間に
前記槽本体3の縁板10が挿入された状態、即ち、第1
垂下部22が縁板10に外嵌され、且つ第2垂下部23
が縁板10に内嵌された状態で、その下面がOリング3
1と気密的に当接するように当該Oリング31上に載置
され、前記槽本体3の開口部11を閉塞する。
【0024】尚、蓋本体21の上面には取手24が固設
されており、この取手24を把持して閉蓋20を槽本体
3に対して着脱することができるようになっている。ま
た、蓋本体21には、透明な板材によって閉じられた覗
き窓25が形成されており、この覗き窓25から槽本体
3内を観察することができるようになっている。
【0025】前記槽本体3の凹溝12内には、給水源
(図示せず)に接続された吐水部35が配設されてお
り、この吐水部35から凹溝12内に水が吐出されるよ
うになっている。また、同凹溝12内には、排水部36
が設けられており、前記吐水部35から凹溝12内に吐
出され、貯留された水がこの排水部36から排水される
ようになっている。尚、凹溝12内に貯留される水量
は、その水位が前記第1垂下部22の下端より上方に位
置するように保たれる。
【0026】図2に示すように、前記搬送装置50は、
上下に並設され、且つ紙面に対し直交する方向に多列に
配設された搬送ローラ51,52を備えてなり、基板K
を搬送ローラ51,52間に挟持した状態で、紙面に対
して直交する方向(図1における矢示C方向)に搬送す
る。
【0027】同図2に示すように、前記エッチング液噴
射装置40は、複数のエッチング液噴射ノズル41と、
加圧されたエッチング液を前記エッチング液噴射ノズル
41に供給するエッチング液供給手段(図示せず)など
からなる。エッチング液噴射ノズル41は、搬送ローラ
51,52によって搬送される基板Kの上方に、その幅
方向及び搬送方向に沿って配列され、搬送ローラ51,
52によって搬送される基板Kの上面にエッチング液を
噴射する。尚、基板Kの搬送方向に沿ったその両側に
は、それぞれ適宜洗浄液供給手段(図示せず)に接続さ
れた洗浄液噴射ノズル42が配列されており、この洗浄
液噴射ノズル42から前記蓋本体21の下面及び第2垂
下部23に向けて洗浄液が噴射されるようになってい
る。
【0028】以上の構成を備えた本例のエッチング装置
1によると、搬送ローラ51,52によって基板Kがそ
の搬送方向に搬送され、搬送される基板Kの上面にエッ
チング液噴射ノズル41からエッチング液が噴射され
る。尚、基板Kは直線状に連設されるエッチング装置1
に順次搬送され、各エッチング装置1においてそれぞれ
エッチングされる。
【0029】ところで、エッチング液は、気化し易いと
いう性状を備えており、また、エッチング液噴射ノズル
41から噴射される際にミスト状になったりする。そし
て、このように気化したエッチングガスやミストが槽本
体3内に充満する。かかる気化したエッチングガスやミ
ストは極めて腐食性が高く、これが槽本体3から外部に
漏出すると、装置周辺の機械,器具や人体に悪影響を与
える。
【0030】本例のエッチング装置1によれば、槽本体
3を構成する縁板10の上端部に、パッキン30を装着
し、装着したパッキン30の上溝30a内にOリング3
1を内装し、このOリング31に対して気密的に当接し
た状態で、当該Oリング31上に閉蓋20を載置せしめ
た構造としているので、槽本体3内の雰囲気とその外部
の雰囲気とが、このOリング31によって遮断される。
したがって、前記エッチングガスやミストが槽本体3内
から外部に漏出するのが、かかるOリングによって1次
的に防止される。
【0031】また、本例のエッチング装置1では、槽本
体3の開口部11の周りに環状の凹溝12を形成すると
ともに、この凹溝12内に水を貯留せしめ、閉蓋20の
第1垂下部22下端を、この水内に浸漬せしめた構造と
しているので、槽本体3内の雰囲気と外部の雰囲気と
が、かかる凹溝12内の水によって遮断される。閉蓋2
0はOリング31上に載置されているだけであるので、
蓋本体21とOリング31との間の気密性は必ずしも十
分なものではなく、蓋本体21下面とOリング31との
間に生じた隙間から、槽本体3内のエッチングガスやミ
ストが外部に漏出するおそれがある。しかしながら、本
例のエッチング装置1では、上述したように、第1垂下
部22,縁板10,パッキン30及びOリング31によ
り囲まれる雰囲気が、凹溝12内に貯留せしめた水によ
って外部雰囲気と遮断されているので、蓋本体21下面
とOリング31との間の隙間から漏出したエッチングガ
スやミストの外部への漏出が凹溝12内の水によって2
次的に阻止される。斯くして、かかる凹溝12内の水及
び前記Oリング31の協働作用によって、槽本体3内に
存在するエッチングガスやミストの外部への漏出が確実
に防止される。
【0032】ところで、蓋本体21下面とOリング31
との間の隙間から漏れ出たエッチングガスやミストが、
凹溝12内の水に対し可溶であれば、凹溝12内の水と
接触した際にこれに溶融するが、かかるエッチングガス
やミストがそのまま外部に漏出することはない。したが
って、例え、これが極めて腐食性が高いものであったと
しても、容器周辺の機械,器具や人体に悪影響を与える
ことはない。
【0033】その一方、これを放置すると、凹溝12内
の水に溶融するエッチングガスやミスト成分の濃度が増
加することになる。本例では、吐水部35から凹溝12
内に水を供給する一方、凹溝12内に貯留された水を排
水部36から排水して、凹溝12内の水を連続的に新し
い水によって置換するようにしているので、凹溝12内
の水に溶融するエッチングガスやミスト成分の濃度が増
加するのを防止することができる。
【0034】また、前記閉蓋20の第1垂下部22と第
2垂下部23との間に槽本体3の縁板10を挿入した状
態にしているので、これらによってラビリンス構造が形
成され、槽本体3内のエッチングガスやミストが蓋本体
21下面とOリング31との間に生じた隙間により達し
難いものとなっている。したがって、かかる構造によっ
ても、槽本体3内のエッチングガスやミストの外部への
漏出が防止される。
【0035】また、本例では、蓋本体21を取り外す前
に、洗浄液噴射ノズル42から蓋本体21の下面及び第
2垂下部23に向けて洗浄液が噴射される。これによ
り、蓋本体21の下面や第2垂下部23に付着したエッ
チング液が洗い流され、蓋本体21を取り外す際に、エ
ッチング液が外部に持ち出されるのが防止される。
【0036】更に、閉蓋20は槽本体3上に載置されて
いるだけであるので、その取り外しが容易であり、これ
を短時間のうちに取り外すことができる。したがって、
エッチング装置1内のメンテナンス作業を容易に行なう
ことができる。
【0037】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、本発明の採り得る具体的な態様は、何らこれに限
定されるものではない。例えば、上例では、本発明をエ
ッチング装置において具現化したが、これに限るもので
はなく、本発明は、この他に、例えば、現像液塗布装
置,レジスト膜形成装置,レジスト膜剥離装置や洗浄装
置など各種の装置に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るエッチング装置を示
した平面図である。
【図2】図1における矢示B−B方向の断面図である。
【図3】図2におけるA部を拡大して示した拡大図であ
る。
【符号の説明】
1 エッチング装置 2 エッチング槽(容器) 3 槽本体(容器本体) 4,5,6,7 側面板 8 底板 9 天板 10 縁板 11 開口部 12 凹溝 20 閉蓋 21 蓋本体 22 第1垂下部 23 第2垂下部 30 パッキン 31 Oリング 35 吐水部 36 排水部 40 エッチング液噴射装置 50 搬送装置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−315478(JP,A) 特開 平4−152525(JP,A) 実開 昭63−180927(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/304,21/306,21/308

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開口し、一定の内容積を有する容
    器本体と、該容器本体上に載置され、前記開口部を閉塞
    する蓋体とから構成される容器であって、 前記容器本体の上端部外周に、上部が開口した環状の凹
    溝部を形成し、該凹溝部内に液体を貯留せしめ、且つ、
    前記蓋体の周縁に、該周縁部から下方に垂下する垂下部
    を形成し、該垂下部を、その下端部が前記凹溝部内の液
    体中に浸漬された状態で前記容器本体の上端部に外嵌可
    能に構成するとともに、 前記蓋体の下面に向けて洗浄液を噴射する洗浄液噴射ノ
    ズルを設けて構成したことを特徴とする内部気体の漏出
    遮断構造を備えた容器。
  2. 【請求項2】 前記蓋体の外周縁より内側の下面に、前
    記垂下部に沿って前記下面から下方に垂下する第2垂下
    部を形成し、該第2垂下部を前記容器本体の上端部に内
    嵌可能に構成するとともに、前記洗浄液噴射ノズルから
    前記蓋体の下面及び前記第2垂下部に向けて洗浄液が噴
    射されるように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の内部気体の漏出遮断構造を備えた容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体の上縁部に、弾性体からな
    り、前記蓋体の内面に気密状に当接する環状のシール部
    材を設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の内部
    気体の漏出遮断構造を備えた容器。
  4. 【請求項4】 前記凹溝内に液体を供給する液体供給手
    段を設けるとともに、凹溝内の液体を排出する液体排出
    手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至3記載のい
    ずれかの内部気体の漏出遮断構造を備えた容器。
JP2001099127A 2001-03-30 2001-03-30 内部気体の漏出遮断構造を備えた容器 Expired - Lifetime JP3428969B2 (ja)

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