JP3427808B2 - 偏光板貼付方法及び装置 - Google Patents

偏光板貼付方法及び装置

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JP3427808B2
JP3427808B2 JP2000041115A JP2000041115A JP3427808B2 JP 3427808 B2 JP3427808 B2 JP 3427808B2 JP 2000041115 A JP2000041115 A JP 2000041115A JP 2000041115 A JP2000041115 A JP 2000041115A JP 3427808 B2 JP3427808 B2 JP 3427808B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶パネルに接着
層を有する液晶表示素子用フィルム(以下「偏光板」と
呼ぶ)を貼付する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶パネルに偏光板を貼付する際
に液晶パネルと偏光板との間に気泡が残らないようにす
るため、例えば、特開平9−146059号公報に記載
の偏光板貼付装置が提案されている。
【0003】図25は、上記公報に記載の偏光板貼付装
置を示し、この装置は、液晶パネル2を保持して水平方
向に移動可能な基台202と、該基台202に対して上
方に離間して配設され、真空吸着用の吸着孔203aが
下向きに形成され偏光板1を保持するための支持体20
3と、該支持体203の前方側に配設され前記偏光板1
を液晶パネル2に貼り付けるための貼付用ローラ201
と、その吹き出し口が前記貼付用ローラ201の後方側
側面に対向するように開口されたノズル204から構成
される。
【0004】次に、上記構成を有する偏光板貼付装置の
動作について、図25を参照しながら説明する。
【0005】まず、支持体203の吸着孔203aを介
して図示しない真空ポンプ等によって偏光板1を吸着、
保持する。次に、支持体203を液晶パネル2に位置決
めしながら、同図に示すように置くことにより、偏光板
1の先端部1fを液晶パネル2に粘着、固定させる。
【0006】この状態で、ノズル204からエアを吹き
出させた後、基台202を矢印Aの方向に移動させる
と、偏光板1は、基台202の移動に伴って液晶パネル
2の表面に貼り付けられて行き、偏光板1が支持体20
3の下面に沿ってスライドして行く。このとき、偏光板
1の終端部1eが吸着孔203aを通過した時点で、偏
光板1は支持体203から剥がれて液晶パネル2の表面
に接触しようとするが、ノズル204のガス圧により、
偏光板1と液晶パネル2の接触が避けられ、液晶パネル
2の表面に気泡を混入させることなく液晶パネル2に偏
光板1が貼り付けられる。
【0007】一方、特開平11−174228号公報に
記載の偏光板貼付装置は、液晶パネルと偏光板に作用す
る力を抑制し、品質の安定化や向上を図ることを目的と
して提案されている。
【0008】図26は、上記偏光板貼付装置を示し、液
晶パネル2を保持するための第1ステージ211を上方
に、偏光板1を保持するための第2ステージ214を下
方に各々配置し、第1ステージ211をB方向に移動可
能とするとともに、第2ステージ214を上下方向に揺
動可能としている。
【0009】また、第1ステージ211の移動領域の下
方に貼付機構215を設置し、貼付機構215を、パル
スモータ217と、パルスモータ217の駆動で昇降す
る一対のシリンダ219と、一対のシリンダ219の駆
動で昇降し、液晶パネル2に偏光板1を圧接させる貼付
用ローラ223を配置している。
【0010】次に、上記構成を有する偏光板貼付装置の
動作について、図26を参照しながら説明する。
【0011】第1ステージ211に位置決めされた液晶
パネル2が、第2ステージ214に偏光板1が各々真空
吸着によって保持され、偏光板1のセパレートフィルム
が剥離されて貼付糊面が露出する。
【0012】次に、パルスモータ213が駆動して、第
1ステージ211を原点位置から作業位置まで移動させ
るとともに、第2ステージ214が上方の貼付位置まで
傾斜する。第2ステージ214が傾斜すると、パルスモ
ータ217が駆動して、貼付用ローラ223を最適位置
まで上昇させ、複数のシリンダ219が動作して貼付用
ローラ223を貼付位置まで上昇させ、液晶パネル2の
前端部に、はみ出た偏光板1の前端部が貼付用ローラ2
23によって圧接貼付される。
【0013】そして、偏光板1の前端部が液晶パネル2
に貼付されて貼付基準位置が確保されると、第2ステー
ジ214の真空吸着機構が停止して偏光板1をフリーの
状態とするとともに、第1ステージ211が原点に移動
復帰し、この移動復帰に伴い、回転する貼付用ローラ2
23を介して液晶パネル2の全面に偏光板1が適正に貼
付される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の偏
光板貼付装置においては、液晶パネルに偏光板を貼付す
るにあたって、液晶パネルと偏光板との間に気泡が残る
ことがあるという問題があった。
【0015】その理由は、偏光板の支持体が液晶パネル
の上方に位置し、貼付動作が終了するまで偏光板を吸着
保持しなければならないため、吸着エリアから外れた偏
光板が垂れ下がって液晶パネルに先着することで気泡が
発生する。特に、偏光板のサイズが大型になってくると
この現象が発生しやすくなる。
【0016】また、無負荷状態でそりや歪みを持った偏
光板については、貼付ローラでその姿勢を規制しながら
貼り付けていくが、貼り付ける直前に液晶パネルに先着
する部分ができるため気泡が発生する。偏光板の支持状
態では偏光板を平坦に保持できるが、貼付時に偏光板が
吸着エリアから外れることで平坦な姿勢を維持できなく
なり、気泡が発生するおそれがある。
【0017】吸着エリアから外れた偏光板の垂れ下がり
防止策として、特開平9−146059号公報に記載の
偏光板貼付装置では、ノズル204からガスを吹き出し
ているが、ノズル204の吹き出し位置が偏光板に対し
て一カ所の場合には、広範囲で偏光板の垂れ下がりをカ
バーできない。また、多数箇所にノズル204を配置し
た場合には、各々のノズル204が吹き出すガスによっ
て乱気流が発生し、ガス圧によって貼付途中の偏光板1
が落下するおそれがある。
【0018】一方、特開平11−174228号公報に
記載の偏光板貼付装置では、偏光板1を液晶パネル2の
下方に配置して偏光板1の垂れ下がり防止を行っている
が、貼付時に偏光板1の吸着保持を行わないため、偏光
板1のそりによって液晶パネル2への先着が発生し、気
泡の発生を防止することができなかった。
【0019】また、上記従来の偏光板貼付装置において
は、第2の問題点として、液晶パネルに偏光板を貼付す
るにあたって、液晶パネルと偏光板との間に塵芥が混入
するおそれがあるという問題があった。
【0020】その理由は、特開平9−146059号公
報に記載の偏光板貼付装置では、ノズル204から吹き
出されるガスによって、浮遊している塵芥が巻き込ま
れ、偏光板1と液晶パネル2との間に塵芥が混入するお
それがあった。
【0021】また、特開平11−174228号公報に
記載の偏光板貼付装置では、偏光板1の糊面が上方にな
るように偏光板1を配置しているため、第1ステージ2
11で発生した塵芥が偏光板の糊面に付着し、偏光板1
と液晶パネル2との間に混入するおそれがあった。
【0022】さらに、上記従来の偏光板貼付装置におい
ては、第3の問題点として、液晶パネルに偏光板を貼付
するにあたって、偏光板の表面に傷が付くおそれがあっ
た。
【0023】その理由は、特開平9−146059号公
報に記載の偏光板貼付装置では、偏光板1を支持体20
3によって吸着しながら貼り付けているため、偏光板1
と支持体203との間でスリップが発生し、これが偏光
板1の表面を傷つける原因となり、発生した傷により後
工程での表示検査に支障を来すおそれがあった。
【0024】そこで、本発明は上記従来の偏光板貼付装
置における問題点に鑑みてなされたものであって、液晶
パネルと偏光板との間に気泡が閉じ込められるのを防止
し、偏光板の表面に傷をつけない貼付方法及び装置を提
供することを目的とする。
【0025】また、本発明の他の目的は、偏光板の供
給、剥離と貼付を連続して行え、片面または両面に偏光
板を自動的に貼付することができる貼付装置を提供する
ことにある。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、液晶パネルに接着層を有す
る偏光板を貼り付ける方法であって、前記液晶パネルの
前記偏光板を貼付する面に対して平行にスクリーンを配
置し、前記スクリーンを介して、前記偏光板の前記接着
層を有する面の反対側の面の全面を吸引することによ
り、前記接着層を有する面を前記液晶パネルに対向させ
ながら、前記液晶パネルに対して所定の間隔を開けて
記偏光板を保持し、前記スクリーンを押圧することによ
り、前記偏光板の前記接着層を有する面の一端を前記液
晶パネルに押圧し、前記スクリーンの前記偏光板を保持
する側の反対側の面に当接可能なローラによって前記ス
クリーンを前記液晶パネル側に押圧しながら、該ローラ
を前記偏光板の前記一端から他端まで移動させることに
より、前記偏光板の前記一端から前記他端までを前記液
晶パネルに貼付することを特徴とする。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の偏
光板貼付方法において、複数の前記液晶パネルを前記ス
クリーンに対して配置し、前記液晶パネルと同数の前記
偏光板を前記液晶パネルに対向して前記スクリーンによ
って保持し、前記スクリーンを押圧することにより、前
記偏光板のうちの一枚の偏光板の接着層を有する面の一
端を前記液晶パネルに押圧し、前記ローラによって前記
スクリーンを前記液晶パネル側に押圧しながら、該ロー
ラを前記偏光板のうちの一枚の偏光板の前記一端から他
の偏光板まで移動させることにより、前記複数の偏光板
のすべてを前記複数の液晶パネルに貼付することを特徴
とする。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1または2
記載の偏光板貼付方法において、前記スクリーンは、厚
さが0.05〜0.3mmの範囲内で、メッシュ数が80
〜140/cmの範囲内であって、帯電防止加工が施さ
れ、前記偏光板吸引範囲以外には目張りが施され、スク
リーン枠に帳設されていることを特徴とする。
【0029】請求項4記載の発明は、液晶パネルに接着
層を有する偏光板を貼り付ける偏光板貼付装置であっ
て、前記液晶パネルの前記偏光板を貼付する面に対して
平行に配置されたスクリーンと、前記スクリーンを介し
、前記偏光板の前記接着層を有する面の反対側の面の
全面を吸引することにより、前記接着層を有する面を前
記液晶パネルに対向させながら、前記液晶パネルに対し
て所定の間隔を開けて前記偏光板を保持する吸引手段
と、前記スクリーンを介して前記偏光板の前記接着層を
有する面の一端を前記液晶パネルに押圧する押圧手段
と、前記スクリーンの前記偏光板を保持する側の反対側
の面に当接可能に備えられるとともに、前記スクリーン
を前記液晶パネル側に押圧しながら移動可能なローラと
を備えることを特徴とする。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項4記載の偏
光板貼付装置において、前記スクリーンは、厚さが0.
05〜0.3mmの範囲内で、メッシュ数が80〜140
/cmの範囲内であって、帯電防止加工が施され、前記偏
光板吸引範囲以外には目張りが施されていることを特徴
とする。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項4または5
記載の偏光板貼付装置に、さらに、前記液晶パネルをテ
ーブル上で保持し、前記液晶パネルの供給位置、位置決
め位置、偏光板貼付位置の各位置に前記液晶パネルを搬
送する搬送機構部と、前記テーブル上の前記液晶パネル
をパルス駆動の開閉機構を有するピンで挟み込んで位置
決めする位置決め機構部と、段積みされた前記偏光板を
一枚ずつ偏光板位置決め機構部まで搬送する偏光板供給
機構部と、前記供給された偏光板をパルス駆動の開閉機
構を有するピンで挟み込んで位置決めする偏光板位置決
め機構部と、前記位置決めした偏光板を前記スクリーン
を介して吸引するボックスによって保持し前記偏光板の
接着面に貼られたセパレータを剥離機構部によって剥離
した後、前記液晶パネルの貼付位置まで移動する貼付機
構部とを備えたことを特徴とする。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項6記載の偏
光板貼付装置に、さらに、前記偏光板貼付装置に前記液
晶パネルを投入するためのパネル供給機構部と、前記偏
光板の貼付が終了した前記液晶パネルを真空吸着によっ
て保持して反転する反転機構部とを備えた偏光板貼付装
置を、連続して2機配置したことを特徴とする。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項4乃至7の
いずれかに記載の偏光板貼付装置において、前記液晶パ
ネルのアライメントと前記偏光板のコーナを各々の画像
処理装置によって認識し、前記液晶パネルに前記偏光板
を貼り付ける時の位置を補正しながら前記液晶パネルに
前記偏光板を貼り付けることを特徴とする。
【0034】そして、請求項1または4記載の発明によ
れば、偏光板の貼付開始から終了時まで偏光板をスクリ
ーンによって完全に吸着保持しているため、偏光板がス
クリーンに密着し、偏光板の貼付途中で偏光板が落下す
ることなく、偏光板自身のそりや歪み等の影響を受けな
いため気泡を発生させることなく、偏光板を液晶パネル
に貼付することができる。
【0035】また、偏光板の接着層を有する面の一端を
液晶パネルに押圧しているため、ローラ移動後のスクリ
ーンの戻りを防ぐことができ、吸引の漏れがなくなる。
これによって、偏光板を確実に保持しながら液晶パネル
に貼り付けることができ、偏光板貼付時の途中落下を確
実に防止することができる。
【0036】さらに、偏光板と貼付用のローラとの間に
スクリーンを介しているため、貼付用のローラに付着し
た塵芥による打痕等、偏光板の表面に傷を発生させるこ
となく偏光板を貼り付けることができる。
【0037】請求項2記載の発明によれば、一回の貼り
付け動作で複数枚の偏光板を順次液晶パネルに貼り付け
ることができるため、生産性が向上する。
【0038】請求項3または5記載の発明によれば、偏
光板を吸引保持するスクリーンに帯電防止加工を施して
いるため、導電性のローラより絶縁抵抗を小さくするこ
とができ、液晶パネルにおける静電気の発生を防止する
ことができるとともに、スクリーン枠を交換することで
容易に各製品に対応することができる。
【0039】請求項6記載の発明によれば、液晶パネル
を保持搬送する搬送機構部と偏光板を保持搬送する貼付
機構部に各々にパルス系の移動手段を備えたため、偏光
板の貼付位置精度が確保でき、さらに貼付機構部に上下
機構を備えたため、液晶パネル及び偏光板の厚さが変わ
っても両者の位置関係を常に一定に保つことができ、気
泡を発生させることなく、偏光板を液晶パネルに貼付す
ることができる。また、貼付動作に必要とされる機構部
をボックス内に配置したため、機構部で発生する粉塵が
常に吸引され、偏光板と液晶パネルとの間への塵芥の混
入を防止することができる。
【0040】請求項7記載の発明によれば、パネル供給
機構部と反転機構部を設置した偏光板貼付装置を連続し
て2機配置したため、液晶パネルの両面に連続して自動
的に偏光板を貼付することができ、生産性が向上する。
【0041】請求項8記載の発明によれば、液晶パネル
及び偏光板の位置決め後に各々の位置を画像処理装置に
よって認識することができ、さらに貼付精度が向上す
る。
【0042】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる偏光板貼付
装置の実施の形態の具体例を図面を参照しながら説明す
る。
【0043】図1は、本発明にかかる偏光板貼付装置の
一実施例としての両面貼付装置を示すブロック図であっ
て、図2は、図1のA部斜視図である。
【0044】両図に示すように、この偏光板貼付装置
は、投入された液晶パネル2を搬送機構部5のパネル供
給位置まで搬送するパネル供給機構部3と、パネル供給
機構部3によって搬送された液晶パネル2を、位置決め
位置、偏光板1の貼付位置、反転位置に各々搬送する搬
送機構部5と、搬送機構部5によって位置決め位置まで
搬送された液晶パネル2をX、Y方向で位置決めをする
位置決め機構部4と、搬送機構部5によって反転位置ま
で搬送された液晶パネル2を真空吸着によって保持し表
裏方向で反転後搬送によって次工程に搬出する反転機構
部6と、段積みにした偏光板1を一枚づつ偏光板位置決
め機構部8まで搬送する偏光板供給機構部7と、偏光板
供給機構部7より搬送された偏光板1をパルス駆動の開
閉機構でX、Y方向で位置決めする偏光板位置決め機構
部8と、偏光板位置決め機構部8で位置決めした偏光板
1を吸引保持する貼付機構部9と、貼付機構部9で保持
した偏光板1の接着面に貼られた図示しないセパレータ
を特開平11−174229号公報に記載の機構を使用
して剥離する剥離機構部10とを備え、剥離機構部10
によって剥離した偏光板1を搬送機構部5によって位置
決めした後、貼付位置に搬送した液晶パネル2の片面に
貼り付けるように構成され、以上の機構部を上記と同様
に配置することによって液晶パネル2の他の面にも偏光
板1を貼り付ける構成としている。
【0045】次に、図3乃至図19を参照しながら、各
機構部について詳細に説明する。
【0046】図3は、パネル供給機構部3を示す斜視図
であって、このパネル供給機構部3は、液晶パネル2の
下面に接触して回転することで矢印C方向に液晶パネル
2を移動させるころ20と、ころ20を回転可能とする
ためブラケット27に支持されたシャフト21a、21
bと、シャフト21a、21bの端部に固定されたプリ
ー22a、22bと、ブラケット27に固定され搬送の
駆動源であるモータ25と、モータ25の端部に固定さ
れたプリー22aと、モータ25の回転をプリー22b
に伝えるためにプリー22a、22b間に帳設されたベ
ルト24と、プリー22a、22bとベルト24の接触
角を大きくするためにブラケット27に回転可能に固定
された補助プリー23と、液晶パネル2を検出する検出
センサ26a、26bをパネル供給機構部3の液晶パネ
ル2の投入、排出位置に設置し、ベルト24が走行する
箇所に設置されブラケット27に固定されたカバー28
とを備え、ころ20が互いに対向するように設置されて
いる。また、シャフト21aがモータ25の回転力を対
向側に伝達する構造により、対向側のころ20が手前側
のころ20と同期して回転するように構成されている。
【0047】図4は、位置決め機構部4を示す斜視図で
あって、この位置決め機構部4は、搬送機構部5(図
2)によって位置決め位置まで搬送された液晶パネル2
を、ローラ30a、30bによってX、Y方向に位置決
めするために備えられる。
【0048】位置決め機構部4は、回転可能に支持され
たローラ30aと、ローラ30aを2ヶ所に取り付けた
第1アーム31aと、ローラ30aを1ヶ所に取り付け
た第2アーム31bと、第2アーム31bを固定しY方
向に移動可能なガイドテーブル32と、ガイドテーブル
32の前進方向を規制するストッパ35と、ガイドテー
ブル32の固定側と移動側に固定されたスプリングシャ
フト34a、34bと、スプリングシャフト34a、3
4b間に掛けられたスプリング33と、同一ピッチの左
右ねじが切られたねじシャフト37と、ねじシャフト3
7の左ねじ部分に螺合し第1アーム31aを固定する第
1ねじプレート36aと、ねじシャフト37の右ねじ部
分に螺合しガイドテーブル32を固定する第2ねじプレ
ート36bと、第1ねじプレート36a、第2ねじプレ
ート36bをガイドするスライドガイド42と、ねじシ
ャフト37を回転可能に支持するねじ支持体38a、3
8bと、ねじシャフト37に回転力を与えるパルス系モ
ータ41と、ねじシャフト37とパルス系モータ41を
接続するカップリング39と、パルス系モータ41を固
定支持するモータプレート40と、モータプレート40
とねじ支持体38a、38bとスライドガイド42を固
定するベース43と、ベース43を固定支持するブラケ
ット44と、ローラ30bを端部に取り付けて上下移動
するアクチュエータ45と、アクチュエータ45を固定
しスライダ46に取り付けられた第3アーム31cと、
ローラ30bをX方向に移動させ図示しない圧力制御に
よって動作するエアーシリンダ駆動のスライダ46と、
スライダ46を固定するスライダ用ブラケット47と、
第1ねじプレート36aに固定された画像処理装置48
とで構成される。尚、画像処理装置48は、第1アーム
31aに取り付けられた2ヶ所のローラ30aの鉛直線
上からY方向にずれて固定されている。
【0049】図5及び図6は、各々搬送機構部5を示す
斜視図及び正面図であって、この搬送機構部5は、液晶
パネル2をパネル供給機構部3(図3)の排出位置(図
5では供給位置)から液晶パネル2を位置決めする位置
決め位置、偏光板1を貼り付ける貼付位置、反転機構部
6の反転位置まで搬送するために備えられる。
【0050】搬送機構部5は、液晶パネル2を真空吸着
するためのパット51と、パット51を端部に固定し吸
着孔50aを有するシャフト52と、シャフト52の上
下移動のガイドとしてテーブル50に固定されたリニア
ガイド53と、多数箇所に配置されたシャフト52を固
定するプレート54と、プレート54に接続されたシャ
フト52を上下方向に移動させるため、テーブル50に
固定されたアクチュエータ55と、液晶パネル2を位置
決めするときにX方向(図1参照)の基準となる基準プ
レート56が固定されるとともに、位置決め後の液晶パ
ネル2を吸着孔50aで吸着保持するテーブル50と、
液晶パネル2を搬送するためのパルス駆動のスライダ5
8と、スライダ58とテーブル50とを接続する支柱5
7と、テーブル50に固定され液晶パネル2が基準プレ
ート56に接する接線上に配置された画像処理装置59
とで構成され、テーブル50と支柱57は、絶縁状態で
固定されている。
【0051】図7及び図8は、各々反転機構部6を示す
斜視図及びD部断面図であって、反転機構部6は、搬送
機構部5(図5)によって反転機構部6の投入位置(搬
送機構部5の反転位置)にセットされた液晶パネル2を
ころ搬送機構によって搬送後液晶パネル2の表裏を反転
させて次工程に搬出するために備えられる。
【0052】反転機構部6は、液晶パネル2の下面に接
触し、回転することによって矢印E方向に液晶パネル2
を移動させるころ71と、ころ71を回転可能にブラケ
ット78に支持するシャフト72a、72bと、シャフ
ト72a、72bの端部に固定されたプリー73a、7
3bと、ブラケット78に固定された搬送のための駆動
源としてのモータ76と、モータ76の端部に固定され
たプリー73aと、モータ76の回転をプリー73bに
伝えるためにプリー73a、73b間に帳設されたベル
ト75と、プリー73a、73bとベルト75の接触角
を大きくするためにブラケット78に回転可能に固定さ
れた補助プリー74と、液晶パネル2の投入、排出位置
に設置され液晶パネル2を検出する検出センサ77a、
77bと、ベルト75が走行する位置においてブラケッ
ト78に固定されたカバー79とを備え、ころ71は互
いに対向する位置に設置されている。そして、シャフト
72aがモータ76の回転力を対向側に伝達するように
構成され、対向側のころ71が手前側のころ71と同期
して回転するように構成される。
【0053】さらに、反転機構部6は、排出位置までこ
ろ搬送された液晶パネル2を吸着保持するパット60
と、パット60を吸着孔61aの端部に接続固定した反
転アーム61と、反転アーム61の吸着孔61aの端部
に接続、固定された回転シャフト62と、回転シャフト
62を回転可能に支持するハウジング63と、回転シャ
フト62の端部に固定したプリー64aと、反転の駆動
源である回転用アクチュエータ65と、回転用アクチュ
エータ65の端部に固定されたプリー64bと、プリー
64a、64b間に帳設されたベルト66と、ハウジン
グ63と回転用アクチュエータ65とを固定するアーム
67と、アーム67を上下移動させるスライダ68と、
スライダ68を固定するブラケット69と、アーム67
に固定され反転の機構部を覆ったカバー70とを備え
る。回転シャフト62には吸着用の吸着孔62aが穿設
され、その端部は反転アーム61の吸着孔61aと接続
され、他端部には、図示しない真空ポンプから延設され
た接続用継手が固定され、パット60によって液晶パネ
ル2の吸着保持が可能に構成されている。
【0054】図9は、偏光板供給機構部7を示す側面図
であって、図10は、図9のF−F線断面図、図11
は、図10のG−G線矢視図であって、偏光板供給機構
部7は、段積みした偏光板1を1枚ずつ次工程(偏光板
位置決め機構部8)まで搬送するために備えられる。
【0055】偏光板供給機構部7は、段積みした偏光板
1が傾斜しないようにガイドするガイドシャフト85
a、85bと、ガイドシャフト85bを固定する移動ブ
ロック86と、移動ブロック86の移動方向をガイドす
るリニアガイド88と、ベースプレート98の上面に回
転可能に支持された従動プリー90bと、ベースプレー
ト98の下面に固定されたパルス系モータ91と、パル
ス系モータ91の端部に固定された駆動プリー90a
と、駆動プリー90aと従動プリー90bとの間に帳設
されたベルト92と、移動ブロック86がベルト92の
移動に追従するようにベルト92と移動ブロック86と
の間を接続するベルトホルダ89とを備える。
【0056】ガイドシャフト85bと、移動ブロック8
6、リニアガイド88及びベルトホルダ89を対向する
ように配置し、パルス系モータ91の回転で移動するベ
ルト92によってガイドシャフト85bが開閉する機構
とし、この開閉機構を直交するように配置し、ガイドシ
ャフト85aを移動しないように固定した固定ブロック
87がベースプレート98に固定されている。
【0057】さらに、偏光板供給機構部7は、段積みし
た偏光板1を受けるテーブル96と、テーブル96に固
定され上下移動するテーブル用シャフト94と、テーブ
ル用シャフト94をガイドしベースプレート96の下面
に固定されたZ軸ガイド93と、テーブル用シャフト9
4の端部に固定された第1プレート95と、第1プレー
ト95に固定されテーブル96の上下移動の駆動源とし
てのリニアドモータ97とを備え、リニアドモータ97
の回転によりねじシャフト97aが直進移動し、ねじシ
ャフト97aの端部がベースプレート98に固定され
る。そして、リニアドモータ97を駆動することによ
り、ねじシャフト97aに沿ってテーブル96が上下移
動する機構となっている。
【0058】また、偏光板供給機構部7は、段積みされ
た偏光板1の上面を吸着保持するパット102と、パッ
ト102を端部に固定し図示しない吸着孔が穿設された
パット用シャフト103とを備え、パット用シャフト1
03の他の端部には図示しない真空ポンプの継手が固定
され、パット用シャフト103の吸着孔によってパット
102に接続されるように構成されている。
【0059】さらに、パット用シャフト103の端部に
固定された図示しない継手側に固定され、多数箇所に設
置されたパット用シャフト103(本実施例では2ヶ
所)間を連結する第2プレート105と、パット用シャ
フト103の上下移動のガイドである第1リニアブッシ
ュ104と、駆動源であるパット用アクチュエータ10
6とがヘッドブラケット112に固定され、左右に対向
するように配置されている。
【0060】また、パット用シャフト103をガイド軸
として第2リニアブッシュ108が配置され、その端部
に押さえプレート107が固定され、押さえプレート1
07を上下移動させる押さえプレート用アクチュエータ
109がヘッドブラケット112に固定されている。
【0061】さらに、パット用アクチュエータ106に
よって下降したパット102が吸着保持する偏光板1を
検出する検出センサ110と、検出センサ110を保持
するためにヘッドブラケット112に固定されたセンサ
ブラケット111と、第1リニアブッシュ104、パッ
ト用アクチュエータ106、押さえプレート用アクチュ
エータ109とセンサブラケット111とを固定するヘ
ッドブラケット112と、ヘッドブラケット112を上
下移動させるスライダZ113と、スライダZ113を
水平移動し次工程まで搬送するスライダX114と、ス
ライダX114を固定するブラケット115と、段積み
された偏光板1をパット102で吸着する高さ(図10
で示すL点)に水平方向にクリーンエアーを吹き付ける
ノズル100と、ノズル100を支持しベースプレート
98に固定されたノズルブラケット101とが備えられ
る。
【0062】図12は、偏光板位置決め機構部8を示す
側面図であって、図13は、図12のH−H線断面図、
図14は、図13のI−I線断面図であって、偏光板位
置決め機構部8は、偏光板供給機構部7(図9)で搬送
した偏光板1を位置決めし、吸着保持後次工程に搬送す
るために備えられる。
【0063】偏光板位置決め機構部8は、偏光板1を
X、Y方向で位置決めするピン120a、120b、1
20cと、ピン120aを固定し一方向に移動可能なガ
イドテ−ブル121と、ガイドテーブル121の前進方
向を規制するストッパ122と、ガイドテーブル121
の固定側と移動側に固定されたスプリングシャフト12
3a、123bと、スプリングシャフト123a、12
3b間に掛けられたスプリング124と、ピン120a
が一直線上に多数箇所(本実施例では2ヶ所)配置され
ガイドテーブル121、ストッパ122を固定するスラ
イド第1プレート125と、ピン120aに対向して配
置するピン120bを固定するスライド第2プレート1
26と、同一ピッチの左右ねじが切られた第1ねじシャ
フト127aと、第1ねじシャフト127aの右ねじ部
分に螺合しスライド第1プレート125に固定された第
1ねじプレート128aと、第1ねじシャフト127a
の左ねじ部分に螺合しスライド第2プレート126に固
定され第2ねじプレート128bと、スライド第1プレ
ート125及びスライド第2プレート126をガイドす
るリニアガイド129と、第2ねじシャフト127bを
回転可能に支持するねじ支持体130と、第2ねじシャ
フト127bの端部に固定されたプリー131bと、第
1ねじシャフト127aの回転の駆動源であるパルス系
モータ132aと、パルス系モータ132aの端部に固
定されたプリー131aとを備え、プリー131a、1
31b間に帳設されたベルト133によってパルス系モ
ータ132aの回転を第1ねじシャフト127aに伝達
し、パルス系モータ132aの回転によりピン120a
が移動する距離と同一距離で反対方向にピン120bが
移動する開閉機構とした。
【0064】この開閉機構のピン120a側の部品(ピ
ン120a、ガイドテ−ブル121、ストッパ122、
スプリングシャフト123a、123b、スプリング1
24、スライド第1プレート125、第1ねじプレート
128a、ねじ支持体130、リニアガイド129)を
直交するように配置し、第1ねじプレート128aのね
じ部に螺合する第2ねじシャフト127bがねじ支持体
130によって支持され、第2ねじシャフト127bの
端部にプリー131bを固定し、プリー131bをパル
ス系モータ132bの端部に固定し、プリー131a、
131b間にベルト133を掛け、パルス系モータ13
2bによって移動する機構と、ピン120aに対向する
位置に配置したピン120cは、固定ブロック134に
よって固定されている。
【0065】さらに、偏光板位置決め機構部8は、偏光
板供給機構部7(図9)で搬送した偏光板1を図示しな
い吸着孔で吸着保持するテーブル136と、テーブル1
36に固定され多数箇所(本実施例では4ヶ所)配置さ
れたガイドシャフト137と、ガイドシャフト137を
上下方向にガイドするリニアブッシュ138と、テーブ
ル136の上下移動の駆動源であるテーブル用アクチュ
エータ139と、リニアガイド129、ねじ支持体13
0、パルス系モータ132a、132b、固定ブロック
134とテーブル用アクチュエータ139を固定するス
ライドベース135と、これらの部品を覆うカバー14
0と、スライドベース135を一方向に移動させるスラ
イダ141とを備える。
【0066】図15は、貼付機構部9を示す斜視図であ
って、図16は、図15のJ−J線断面図、図17は、
図15のK矢視図であって、偏光板1を保持した状態を
示す図である。
【0067】貼付機構部9は、偏光板位置決め機構部8
(図14)で位置決めされた偏光板1を吸引保持し、偏
光板1に貼り付けているセパレータを剥離した後、搬送
機構部5の貼付位置まで搬送し、液晶パネル2に偏光板
1を貼り付けるために備えられる。
【0068】貼付機構部9は、通気性を有し偏光板1保
持範囲以外を目張りしたスクリーン150aを張ったス
クリーン枠150と、スクリーン枠150を固定し図示
しない真空発生器(真空ポンプ、リングブロー等)によ
って吸引ダクト158より真空吸引しスクリーン150
aを介して偏光板1を保持するボックス157と、ボッ
クス157内に配置されスクリーン150a上から偏光
板1を液晶パネル2の貼付面に対して平行に配置したロ
ーラ151と、ローラ151を回転可能に支持するロー
ラ用ブロック152と、ローラ151を上下動させるロ
ーラ用アクチュエータ153と、ローラ151を偏光板
1の一端から他端まで水平移動させるローラ用スライダ
154と、ローラ151がスクリーン150aを押圧す
る位置と同位置までスクリーン150aを押すプッシュ
バー155と、プッシュバー155を上下動させるプッ
シュバー用アクチュエータ156と、ボックス157を
固定する第1ブラケット159と、第1ブラケット15
9を介してボックス157を上下動させるスライダZ1
60と、スライダZ160を固定し偏光板1を液晶パネ
ル2に貼り付ける貼付位置(搬送機構部5のテーブル5
0上方)まで移動するスライダY161と、スライダY
161を固定する第2ブラケット162とで構成され
る。図17に示すように、偏光板1を保持した状態で
は、スクリーン150aの吸引領域は、偏光板1の外形
寸法+Lの寸法でその他の領域は目張りが施されてい
る。
【0069】図18は、剥離機構部10を示す正面図で
あって、剥離機構部10は、貼付機構部9(図15)に
よって吸引保持した偏光板1のセパレータを特開平11
−174229号公報に記載の機構によって剥離するた
めに備えられる。
【0070】剥離機構部10は、偏光板1のセパレータ
を接着する剥離用テープ165の駆動機構と、その上方
にテープ供給手段166と下方にテープ回収手段167
とを備え、その間を掛け渡されテープ供給手段166か
らテープ回収手段167に向かって走行する。
【0071】さらに、剥離機構部10は、貼付機構部9
の偏光板1の保持面であるスクリーン150aと平行に
移動する押出しスライダ168を有し、押出しスライダ
168の上部には支持ブラケット169が固定されてお
り、この支持ブラケット169の上部には主アーム17
0が軸170aを中心として揺動自在に支持され、下部
には副アーム171が軸171aを中心として揺動自在
に支持されている。主アーム170の先端と副アーム1
71の先端は、剥離用テープ案内手段172のフレーム
173に対して、各々軸170b、軸171bによって
揺動自在に支持されている。
【0072】図19は、剥離用テープ案内手段172を
拡大して示す正面図であって、フレーム173の上部の
一端部には、主アーム170と反対の方向を指向させて
支持アーム174の基端部側が軸174aを中心として
揺動自在に支持されており、この軸174aには固定側
ローラ175が回動自在に支持されている。
【0073】支持アーム174の先端部側には揺動側ロ
ーラ176が軸176aを中心として回動自在に支持さ
れ、支持アーム174のスプリングフック174bとフ
レーム173とにスプリング177が掛け渡され、常に
揺動側ローラ176はスプリング177の復元力を受
け、軸174aを中心として図19において時計回りに
旋回するように付勢されている。剥離用テープ165
は、テープ供給手段166(図18)の下部に設けられ
た案内ローラ166aから揺動側ローラ176を経由し
てテープ回収手段167に送り込まれており、案内ロー
ラ166aと揺動側ローラ176間では、水平になると
ともに接着面が上方を向くように構成される。
【0074】次に、上記構成を有する偏光板貼付装置の
動作について図3乃至図23を参照しながら詳細に説明
する。
【0075】図3において、前工程より偏光板1の貼付
面を上にして搬送される液晶パネル2をパネル供給機構
部3の検出センサ26aによって検出すると、モータ2
5の駆動によりころ20が回転し、液晶パネル2を矢印
C方向に搬送し、検出センサ26bによって液晶パネル
2を検出すると、モータ25を停止する。
【0076】図5において、上記停止位置は、搬送機構
部5の供給位置と同一位置であって、液晶パネル2の先
端部(搬送方向の先頭)が基準プレート56に対して隙
間が開くように液晶パネル2が停止し、アクチュエータ
55の駆動によって真空吸着しながらパット51が上昇
し、ころ20上の液晶パネル2を持ち上げて保持する。
この状態で、スライダ58によって位置決め位置まで搬
送した後、吸着を切ってパット51を下降させ、テーブ
ル50上に液晶パネル2を移動させる。
【0077】図4において、搬送機構部5(図5)のテ
ーブル50上の液晶パネル2を初めにY方向のローラ3
0aで位置決めするが、パルス系モータ41の駆動によ
って内側(液晶パネル2方向)に移動する第1アーム3
1aと、第2アーム31bに取り付けられたロ−ラ30
a間の距離が、液晶パネル2のY方向寸法より小さくな
るようにパルス系モータ41を駆動させると、その差分
だけアーム31bが後退し、スプリング33によって常
に対向側のアーム31a側に液晶パネル2が押し付けら
れる。
【0078】この状態で、アクチュエータ45の駆動で
ローラ30bを下降させ、X方向にスライダ46によっ
て移動させる。液晶パネル2は、ローラ30aに案内さ
れながら基準プレート56(図5)とローラ30b間に
挟み込まれ、X、Y方向の位置決めが終了する。
【0079】ここで、スライダ46とスプリング33の
液晶パネルを押す方向の推力は、常に2〜3kg以下に
なるように制御され、液晶パネル2の割れ、欠けを少な
くするためにローラ30a、30bの材質は、樹脂(デ
ルリン、ピーク材等)を用い、さらに液晶パネルに対す
る接触速度が制御できる構成とした。
【0080】液晶パネル2の位置決めが終了すると、図
5においてテーブル50の吸着孔50aによって真空保
持し、位置決め機構部4のローラ30a、30bが各々
元の位置に戻る。ローラ30aの戻る位置は、第1ねじ
プレート36aに取り付けられた画像処理装置48が液
晶パネル2の図示しないアライメント上になる位置であ
る。
【0081】液晶パネル2は、図5のスライダ58によ
って貼付位置に搬送されるが、移動途中において液晶パ
ネル2の図示しないアライメントが、位置決め機構部4
の画像処理装置48の下方で一旦停止し、事前に登録さ
れた液晶パネル2の図示しないアライメント位置との差
を画像処理装置によって取り込む。
【0082】図9及び図10において、偏光板供給機構
部7のテーブル上に段積みされる偏光板1は、接着面
(セパレータ貼付面)が下になっている。段積みされた
偏光板1の上方においてパット用アクチュエータ106
によってパット102が下降し、その状態でヘッドブラ
ケット112が下降する。パット102は、図10のL
点の高さまで下降し、この状態で段積みされた偏光板1
がリニアドモータ97の駆動により上昇する。偏光板1
の最上段の高さが図10のL点の高さになると、検出セ
ンサ110によって偏光板1を検出し、リニアドモータ
97を停止させ、パット102によって偏光板1の吸着
を行う。
【0083】その後、段積みされた偏光板1を元の位置
まで下降させ、パット用アクチュエ−タ106によって
左右に配置したパット102を各々上下移動させ、吸着
した偏光板1に歪みが発生するように動作することと、
この動作中、常にノズル100よりエアーを吹き付ける
ことで偏光板1が2枚以上重なって保持されないように
している。
【0084】また、ガイドシャフト85a、85b間
(X、Y方向の距離)は、適宜な寸法に切断された偏光
板1の外形+αの距離で配置されており、材質は、接着
剤が付着しにくい樹脂系を用いている。パット102で
吸着保持した偏光板1をスライダZ113、スライダX
114によって上昇させた後、偏光板位置決め部上方ま
で移動し、偏光板1を下降させテーブル136(図12
乃至図14)上に移動する。
【0085】図9、図10及び図12乃至図14におい
て、パット102の吸着を切った後、上昇させ、押さえ
プレート107を押さえプレート用アクチュエータ10
9によって下降させるが、押さえプレート107の下面
とテーブル136の上面との距離が、2〜3mmになるよ
うに配置し、その隙間の中で偏光板1のX、Y方向での
位置決めをピン120a、120bの移動によって行
う。
【0086】ピン120a、120b間の距離、ピン1
20a、120c間の距離は、ともに偏光板1の外形寸
法より−α分だけ少なくなるようにピン120a、12
0bを移動させると、ピン120aが偏光板1と接触後
ピン120aを固定するガイドテーブル121が後退
し、スプリング124によって常に偏光板1がピン12
0b、120c側に押し付けられる。このときスプリン
グ124によって発生する押圧力は、100〜300g
/1ヶ所になるように設定されている。
【0087】偏光板1の位置決めが終了すると、図13
において、テーブル136がテーブル用アクチュエータ
139によって上昇し、偏光板1を押さえプレート10
7(図9及び図10)の下面とテーブル136の上面と
で挟み込む。テーブル136の図示しない吸着孔により
偏光板1を吸着保持した後、偏光板供給機構部7のヘッ
ドブラケット112を上昇させて元の位置に戻すと、テ
ーブル136は、ヘッドブラケット112の上昇ととも
に上昇し、ピン120a、120b、120cの上端部
より高い位置で停止し、その後スライダ141によって
位置決めが終了した偏光板1を貼付機構部9の下方まで
搬送する。
【0088】図15において、スライダZ160によっ
てスクリーン150aを偏光板1に接触するように下降
させる。この状態でテーブル136(図13)の吸着を
切りながらボックス157の吸引を行い、スクリーン1
50aを介して偏光板1を吸引保持し、ボックス157
を元の高さに戻すとともに、偏光板位置決め機構部8も
元の位置に戻す。
【0089】ボックス157(図15)のスクリーン1
50a面に保持された偏光板1は、図18において、剥
離機構部10の剥離用テープ案内手段172が移動する
領域の上方に設置される。押出しスライダ168によっ
て、剥離用テープ案内手段172が同図において左方向
に移動し、実線で示す位置から想像線で示す位置まで移
動する。移動後主アーム170を軸170aを中心とし
て、図18において時計方向に揺動させると、揺動側ロ
ーラ176が貼付機構部9のスクリーン面に保持した偏
光板1の表面を被覆しているセパレータの端部に押圧さ
れる。この揺動側ローラ176には剥離用テープ165
を巻回してあり、剥離用テープ165の接着面は偏光板
1のセパレータと向き合っているので剥離用テープ16
5が偏光板1のセパレータに押圧され接着する。
【0090】この状態から押出しスライダ168を前述
の逆方向に移動させると、剥離用テープ案内手段172
が、右側に水平移動することで剥離用テープ165も追
従してテープ回収手段167へと移動するように剥離用
テープ案内手段172の移動と同期させてテープ回収手
段167によって剥離用テープ165を巻き取ってい
る。
【0091】剥離用テープ165に密着して付着した偏
光板1のセパレータは、偏光板1から徐々に剥離し、テ
ープ回収手段167の方向に移動する。剥離用テープ案
内手段172が、図18において同様の位置まで押出し
スライダ168によって戻ると、偏光板1のセパレータ
は、完全に剥離され、接着面を下方にした偏光板1は、
図15の貼付機構部9のボックス157によって吸引保
持され、スライダY161によって搬送機構部5の貼付
位置上方まで移動する。
【0092】移動途中において搬送機構部5(図5)の
画像処理装置59上で停止し、画像処理装置59によっ
て偏光板1のコーナの位置と事前に画像処理装置59に
登録した位置との差を取り込む。その後、位置決め機構
部4の画像処理装置48と、搬送機構部5の画像処理装
置59とで取り込んだ液晶パネル2、偏光板1の位置ず
れ量を、搬送機構部5のスライダ58の貼付停止位置と
貼付機構部9のスライダY161の貼付側停止位置に付
加し補正する。その後、スライダZ160(図15)に
よって偏光板1を下降させる。
【0093】図20乃至図23は、偏光板1の貼付状態
図であって、図20において、M寸法まで下降した偏光
板1の接着面は、液晶パネル2の貼付面に対して、平行
に配置されている。M寸法は、偏光板1の材質によって
変動するが、通常0.5mm前後の寸法である。
【0094】この状態からローラ151、プッシュバー
155を各々の駆動源であるローラ用アクチュエータ1
53、プッシュバー用アクチュエータ156によって下
降させる。図21において、搬送機構部5(図5)のテ
ーブル50上に吸着保持した液晶パネル2の貼付面の一
端と偏光板1の接着面の一端が合わされている。また、
液晶パネル2の貼付面と同等の高さまでプッシュバーが
下降しスクリーン150aを押すことでローラ151と
プッシュバー155間のスクリーン150aは、液晶パ
ネル2の貼付面と同一の高さになる。その後、ローラ用
スライダ154によってローラ151を液晶パネル2の
貼付面の他端方向に平行に移動させ、この動作中偏光板
1は常に吸引されている。
【0095】図22は、スライダY161によって移動
するローラ151が偏光板1を貼り付ける途中の状態を
示しているが、ローラ151が走行した後のスクリーン
150aは、貼り付けられた偏光板1に密着しているた
め、偏光板1を吸引保持した状態と変動が無く偏光板1
の吸引力が落ちない。そのため、貼付途中で偏光板1
が、液晶パネル2に先着することが無くなり、気泡が発
生しない貼付が可能となった。
【0096】図23は、偏光板1の貼付が終了した状態
を示す図であるが、この後、ボックス157の吸引を止
め、図示しない圧力制御機器によってボックス157内
の圧力を正圧に戻しつつローラ151を上昇させ、プッ
シュバー155の上昇後、貼付機構部9を元の状態に戻
し貼り付け動作を終了する。
【0097】図5及び図6において、偏光板1の貼付が
終了すると、搬送機構部5のテーブル50の吸着を止
め、アクチュエータ55の駆動により真空吸着しながら
パット51が上昇し、テーブル50上の偏光板1が貼付
された液晶パネル2を持ち上げ保持する。この状態でス
ライダ58によって反転位置まで搬送後パット51を下
降させ、液晶パネル2を反転機構部6のころ71上に移
動させる。
【0098】図7において、パット60を上にして反転
アーム61をスライダ68によって下降させる。この状
態で、ころ上に移動した液晶パネル2をモータ76の駆
動により搬送し、排出側の検出センサ77bによって停
止する。反転アーム61のパット60を吸着させながら
スライダ68によって上昇させると、上昇端でパット6
0によって液晶パネル2が吸着保持され、回転用アクチ
ュエータ65によって反転アーム61を反転させること
で液晶パネル2の表裏を上下逆にする。
【0099】スライダ68によって反転アーム61を下
降させると、液晶パネル2は、表裏を逆にして搬送のこ
ろ71上に移動する。その後反転アーム61を上昇させ
て液晶パネル2を搬出し、同様に配置した機構部によっ
て液晶パネル2のもう一面に偏光板1を貼り付ける。
【0100】尚、上記実施例においては、図16に示す
ように、液晶パネル2の上方に偏光板1を配置したが、
これらを逆に配置することも可能である。本発明にかか
る貼付方法では、その姿勢に関係なく液晶パネル2の貼
付面に偏光板1を気泡を発生させることなく貼り付ける
ことができる。その理由は、貼付開始から終了まで偏光
板1を吸着保持しながら貼り付けるため、その姿勢の変
化で貼付状態に影響を持たせないからである。
【0101】また、図24において、テーブル50上に
配置した複数枚(同図では4枚)の液晶パネル2に偏光
板1を貼り付けることもでき、この場合1回の貼付動作
(図20〜23)で順次偏光板1を貼り付けることがで
きる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
液晶パネルと偏光板との間に気泡が閉じ込められるのを
防止し、偏光板の表面に傷をつけない偏光板貼付方法及
び装置を提供することができる。
【0103】また、本発明によれば、上記に加えて、偏
光板の供給、剥離と貼付を連続して行え、片面または両
面に偏光板を自動的に貼付できる貼付装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる偏光板貼付装置の一実施例を示
す全体ブロック図である。
【図2】図1のA部斜視図である。
【図3】図1の偏光板貼付装置のパネル供給機構部を示
す斜視図である。
【図4】図1の偏光板貼付装置の位置決め機構部を示す
斜視図である。
【図5】図1の偏光板貼付装置の搬送機構部を示す斜視
図である。
【図6】図5の搬送機構部を示す正面図である。
【図7】図1の偏光板貼付装置の反転機構部を示す斜視
図である。
【図8】図7のD部断面図である。
【図9】図1の偏光板貼付装置の偏光板供給機構部を示
す側面図である。
【図10】図9のF−F線断面図である。
【図11】図10のG−G線矢視図である。
【図12】図1の偏光板貼付装置の偏光板位置決め機構
部を示す側面図である。
【図13】図12のH−H線断面図である。
【図14】図13のI−I線断面図である。
【図15】図1の偏光板貼付装置の貼付機構部を示す斜
視図である。
【図16】図15のJ−J線断面図である。
【図17】図15のK矢視図である。
【図18】図1の偏光板貼付装置の剥離機構部を示す正
面図である。
【図19】図1の偏光板貼付装置の剥離用テープ案内手
段を示す拡大図である。
【図20】図1の偏光板貼付装置を使用して偏光板を貼
り付ける状態を示す概略図である。
【図21】図1の偏光板貼付装置を使用して偏光板を貼
り付ける状態を示す概略図である。
【図22】図1の偏光板貼付装置を使用して偏光板を貼
り付ける状態を示す概略図である。
【図23】図1の偏光板貼付装置を使用して偏光板を貼
り付ける状態を示す概略図である。
【図24】本発明にかかる偏光板貼付装置のもう一つの
実施例を示す斜視図である。
【図25】従来の偏光板貼付装置の一例を示す正面図で
ある。
【図26】従来の偏光板貼付装置の他の例を示す正面図
である。
【符号の説明】
1 偏光板 2 液晶パネル 3 パネル供給機構部 4 位置決め機構部 5 搬送機構部 6 反転機構部 7 偏光板供給機構部 8 偏光板位置決め機構部 9 貼付機構部 10 剥離機構部 20 ころ 21a、21b シャフト 22a、22b プリー 23 補助プリー 24 ベルト 25 モータ 26a、26b 検出センサ 27 ブラケット 28 カバー 30a、30b ローラ 31a、31b、31c アーム 32 ガイドテーブル 33 スプリング 34a、34b スプリングシャフト 35 ストッパ 36a 第1ねじプレート 36b 第2ねじプレート 37 ねじシャフト 38a、38b ねじ支持体 39 カップリング 40 モータプレート 41 パルス系モータ 42 スライドガイド 43 ベース 44 ブラケット 45 アクチュエータ 46 スライダ 47 スライダ用ブラケット 48 画像処理装置 50 テーブル 50a 吸着孔 51 パット 52 シャフト 53 リニアガイド 54 プレート 55 アクチュエータ 56 基準プレート 57 支柱 58 スライダ 59 画像処理装置 60 パット 61 反転アーム 61a 吸着孔 62 回転シャフト 62a 吸着孔 63 ハウジング 64a、64b プリー 65 回転用アクチュエータ 66 ベルト 67 アーム 68 スライダ 69 ブラケット 70 カバー 71 ころ 72a、72b シャフト 73a、73b プリー 74 補助プリー 75 ベルト 76 モータ 77a、77b 検出センサ 78 ブラケット 79 カバー 85a、85b ガイドシャフト 86 移動ブロック 87 固定ブロック 88 リニアガイド 89 ベルトホルダ 90a 駆動プリー 90b 従動プリー 91 パルス系モータ 92 ベルト 93 Z軸ガイド 94 テーブル用シャフト 95 第1プレート 96 テーブル 97 リニアドモータ 97a ねじシャフト 98 ベースプレート 99 カバー 100 ノズル 101 ノズル用ブラケット 102 パット 103 パット用シャフト 104 第1リニアブッシュ 105 第2プレート 106 パット用アクチュエータ 107 押さえプレート 108 第2リニアブッシュ 109 押さえプレート用アクチュエータ 110 検出センサ 111 センサブラケット 112 ヘッドブラケット 113 スライダZ 114 スライダX 115 ブラケット 120a、120b、120c ピン 121 ガイドテーブル 122 ストッパ 123a、123b スプリングシャフト 124 スプリング 125 スライド第1プレート 126 スライド第2プレート 127a 第1ねじシャフト 127b 第2ねじシャフト 128a 第1ねじプレート 128b 第2ねじプレート 129 リニアガイド 130 ねじ支持体 131a、131b プリー 132a、132b パルス系モータ 133 ベルト 134 固定ブロック 135 スライドベース 136 テーブル 137 ガイドシャフト 138 リニアブッシュ 139 テーブル用アクチュエータ 140 カバー 141 スライダ 150 スクリーン枠 150a スクリーン 151 ローラ 152 ローラ用ブロック 153 ローラ用アクチュエータ 154 ローラ用スライダ 155 プッシュバー 156 プッシュバー用アクチュエータ 157 ボックス 158 吸引ダクト 159 第1ブラケット 160 スライダZ 161 スライダY 162 第2ブラケット 165 剥離用テープ 166 テープ供給手段 166a 案内ローラ 167 テープ回収手段 168 押出しスライダ 169 支持ブラケット 170 主アーム 170a 軸 170b 軸 171 副アーム 171b 軸 172 剥離用テープ案内手段 173 フレーム 174 支持アーム 174a 軸 174b スプリングフック 175 固定側ローラ 176 揺動側ローラ 176a 軸 177 スプリング

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶パネルに接着層を有する偏光板を貼
    り付ける方法であって、 前記液晶パネルの前記偏光板を貼付する面に対して平行
    にスクリーンを配置し、 前記スクリーンを介して、前記偏光板の前記接着層を有
    する面の反対側の面の全面を吸引することにより、前記
    接着層を有する面を前記液晶パネルに対向させながら
    前記液晶パネルに対して所定の間隔を開けて前記偏光板
    を保持し、 前記スクリーンを押圧することにより、前記偏光板の前
    記接着層を有する面の一端を前記液晶パネルに押圧し、 前記スクリーンの前記偏光板を保持する側の反対側の面
    に当接可能なローラによって前記スクリーンを前記液晶
    パネル側に押圧しながら、該ローラを前記偏光板の前記
    一端から他端まで移動させることにより、前記偏光板の
    前記一端から前記他端までを前記液晶パネルに貼付する
    ことを特徴とする偏光板貼付方法。
  2. 【請求項2】 複数の前記液晶パネルを前記スクリーン
    に対して配置し、 前記液晶パネルと同数の前記偏光板を前記液晶パネルに
    対向して前記スクリーンによって保持し、 前記スクリーンを押圧することにより、前記偏光板のう
    ちの一枚の偏光板の接着層を有する面の一端を前記液晶
    パネルに押圧し、 前記ローラによって前記スクリーンを前記液晶パネル側
    に押圧しながら、該ローラを前記偏光板のうちの一枚の
    偏光板の前記一端から他の偏光板まで移動させることに
    より、前記複数の偏光板のすべてを前記複数の液晶パネ
    ルに貼付することを特徴とする請求項1記載の偏光板貼
    付方法。
  3. 【請求項3】 前記スクリーンは、厚さが0.05〜
    0.3mmの範囲内で、メッシュ数が80〜140/cmの
    範囲内であって、帯電防止加工が施され、前記偏光板吸
    引範囲以外には目張りが施され、スクリーン枠に帳設さ
    れていることを特徴とする請求項1または2記載の偏光
    板貼付方法。
  4. 【請求項4】 液晶パネルに接着層を有する偏光板を貼
    り付ける偏光板貼付装置であって、 前記液晶パネルの前記偏光板を貼付する面に対して平行
    に配置されたスクリーンと、 前記スクリーンを介して、前記偏光板の前記接着層を有
    する面の反対側の面の全面を吸引することにより、前記
    接着層を有する面を前記液晶パネルに対向させながら
    前記液晶パネルに対して所定の間隔を開けて前記偏光板
    を保持する吸引手段と、 前記スクリーンを介して前記偏光板の前記接着層を有す
    る面の一端を前記液晶パネルに押圧する押圧手段と、 前記スクリーンの前記偏光板を保持する側の反対側の面
    に当接可能に備えられるとともに、前記スクリーンを前
    記液晶パネル側に押圧しながら移動可能なローラとを備
    えることを特徴とする偏光板貼付装置。
  5. 【請求項5】 前記スクリーンは、厚さが0.05〜
    0.3mmの範囲内で、メッシュ数が80〜140/cmの
    範囲内であって、帯電防止加工が施され、前記偏光板吸
    引範囲以外には目張りが施されていることを特徴とする
    請求項4記載の偏光板貼付装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記液晶パネルをテーブル上で
    保持し、前記液晶パネルの供給位置、位置決め位置、偏
    光板貼付位置の各位置に前記液晶パネルを搬送する搬送
    機構部と、 前記テーブル上の前記液晶パネルをパルス駆動の開閉機
    構を有するピンで挟み込んで位置決めする位置決め機構
    部と、 段積みされた前記偏光板を一枚ずつ偏光板位置決め機構
    部まで搬送する偏光板供給機構部と、 前記供給された偏光板をパルス駆動の開閉機構を有する
    ピンで挟み込んで位置決めする偏光板位置決め機構部
    と、 前記位置決めした偏光板を前記スクリーンを介して吸引
    するボックスによって保持し前記偏光板の接着面に貼ら
    れたセパレータを剥離機構部によって剥離した後、前記
    液晶パネルの貼付位置まで移動する貼付機構部とを備え
    たことを特徴とする請求項4または5記載の偏光板貼付
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の偏光板貼付装置に、さら
    に、前記偏光板貼付装置に前記液晶パネルを投入するた
    めのパネル供給機構部と、前記偏光板の貼付が終了した
    前記液晶パネルを真空吸着によって保持して反転する反
    転機構部とを備えた偏光板貼付装置を、連続して2機配
    置したことを特徴とする偏光板貼付装置。
  8. 【請求項8】 前記液晶パネルのアライメントと前記偏
    光板のコーナを各々の画像処理装置によって認識し、前
    記液晶パネルに前記偏光板を貼り付ける時の位置を補正
    しながら前記液晶パネルに前記偏光板を貼り付けること
    を特徴とする請求項4乃至7のいずれかに記載の偏光板
    貼付装置。
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