JP3427239B2 - 顕微鏡の中間鏡筒 - Google Patents

顕微鏡の中間鏡筒

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JP3427239B2 JP09471095A JP9471095A JP3427239B2 JP 3427239 B2 JP3427239 B2 JP 3427239B2 JP 09471095 A JP09471095 A JP 09471095A JP 9471095 A JP9471095 A JP 9471095A JP 3427239 B2 JP3427239 B2 JP 3427239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顕微鏡の中間鏡筒に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡は、通常対物レンズやレボルバ等
を有する顕微鏡本体と、試料の像を観察するための観察
光学系を有する観察鏡筒とを有し、この観察鏡筒は顕微
鏡本体に着脱可能となっている。この顕微鏡本体の観察
鏡筒との間の装着部分に種々の中間鏡筒を配置すること
ができる。
【0003】従来の中間鏡筒は、例えばズーム光学系を
鏡筒内に備え、試料の像の倍率を連続的に変更するズー
ム機能を持たせたものや、2×、3×等の固定変倍機能
を持たせたもの等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】試料の観察の仕方は観
察者によって様々であるが、観察像の倍率を変更した
り、観察視野内で試料の像をトリミングしたり、試料の
像とともにスケールや観察条件等を同時観察すること
は、試料を観察する際に特に良く行われる作業である。
このような機能を全て有する高機能な顕微鏡を用いてし
まえば何ら問題はない。例えばイメージローテータが組
み込まれており、試料の像を観察視野内で回転させるこ
とができる顕微鏡や、スケール等の指標が形成されたレ
チクルを装着可能であり、試料の像とともに指標を観察
できる顕微鏡等は従来から数多く製品化されている。し
かしながら、基本的な機能しか有していない顕微鏡に対
しては、上述の機能をその顕微鏡に付加する必要があ
る。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に鑑みて
なされたもので、顕微鏡における試料の像の観察条件を
多様に変更できる、簡単な構成でかつコンパクトな中間
鏡筒を得ることを目的とする
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
は、例えば図1、図2に示すように、対物レンズ(L)
を備えた顕微鏡本体(23)と、対物レンズ(L)を介
して試料を観察するための観察光学系を備えた観察鏡筒
(22)との間に配置可能であり、観察鏡筒(22)で
観察される試料の像の倍率を変更可能な変倍手段(1
0)と、試料の像を観察鏡筒(22)の観察視野内で回
転させる回転手段(9)とを備えた顕微鏡の中間鏡筒で
ある。
【0007】請求項2に記載の本発明は、請求項1の中
間鏡筒において、対物レンズ(L)を通って顕微鏡本体
(23)から鉛直上方に向かって進む光の進路を水平方
向に偏向する光学素子(1)を有し、その光学素子
(1)を経た光を回転手段(9)が受け、回転手段
(9)を経た光を変倍手段(10)が受けるように、夫
々が配置されているものである。
【0008】請求項3に記載の本発明は、請求項2の中
間鏡筒において、光学素子(1)から回転手段(9)に
至る光路中に、試料の像の結像面(4)を形成する結像
レンズ(2)と、結像面(4)に挿脱可能に配置され、
試料の像と共に観察可能なレチクル(R)とを有するも
のである。
【0009】
【作用】請求項1及び2における本発明は、変倍手段
(10)によって観察鏡筒から観察される試料の像の倍
率を変更することができ、回転手段(9)によって、観
察視野内において試料の像を回転させることができ、本
発明の中間鏡筒(21)を顕微鏡に装着するだけで、上
述の機能を顕微鏡に対して簡単に付加することかでき
る。
【0010】請求項3における本発明は、結像面にレチ
クル(R)を挿入することにより、試料の像と同時にレ
チクル(R)に形成されたスケール等の指標を観察鏡筒
(22)から観察することができる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例を示しており、像の回転機能、
ズーム機能、様々なスケールやデータの写し込み機能を
可能にした中間鏡筒の光学系の配置を示す断面図であ
り、図2はこの中間鏡筒を顕微鏡に装着したときの平面
図である。
【0012】図2に示すように、試料20からの光は顕
微鏡本体23に設けられた対物レンズを介して観察光学
系を有する観察鏡筒22によって観察することができ
る。24は試料に対して照明光を照射するための照明装
置であり、顕微鏡本体23の上部に装着されている。本
実施例における顕微鏡は落射照明型の顕微鏡であるが、
本発明はこれに限らず、試料の下方から光を照射し、そ
の透過光を観察するような透過型の顕微鏡であってもよ
い。中間鏡筒21は照明装置24の上部に装着されてお
り、観察鏡筒22で観察される試料の像の倍率調整や像
の回転等を行うことができる。観察鏡筒22はこの中間
鏡筒21の上部に装着されている。以下、中間鏡筒21
の構成について図1を用いて詳述する。
【0013】対物レンズLを通過して鉛直上方に向かう
試料からの光は、図1に示す全反射プリズム1の下方
(図1における紙面の裏面)から全反射プリズム1に入
射する。全反射プリズム1はこの光を水平方向(図1の
紙面に平行な方向)に偏向し、結像レンズ2へ投射す
る。結像レンズ2を通過した光はミラー3により反射し
て結像面4で集光する。この結像面4の位置には、スラ
イダー5を中間鏡筒に対して出し入れすることより、レ
チクルRが配置可能となっている。レチクルRには例え
ばスケールや座標等の指標が形成されており、試料の像
とともに観察鏡筒から観察することが可能となってい
る。
【0014】レチクルRは、スケールや写真用ファイン
ダーのマスク、グレーンスケール等が形成されているも
のが一般的であるが、日付やタイトル等のその他の情報
をデータとして試料の像に写し込むことも可能である。
このようなレチクルにより試料の像に検鏡者の好みの情
報を写すことは、とくに試料の像を写真撮影する場合に
有効である。
【0015】このレチクルRは通常、ガラス面にスケー
ル等を蒸着したものであるが、日付やタイトルといった
様な不特定多数の情報を写し込む場合には無色透明なガ
ラスやプラスチックに検鏡者が単純にペンで書き込んだ
ものであっても良い。勿論レチクルRとして液晶画面を
光路中に配置し、外部から様々なデータを入力すること
により当該データと試料の像とを同時に観察するように
しても良い。
【0016】レチクルRを通過した光は、ミラー6で反
射してレンズ7によって平行光束となる。この平行光束
は、ミラー8を介してイメージローテータプリズム9へ
入射する。イメージローテータプリズム9は保持部材1
3に固定されており、この保持部材13は中間鏡筒21
に対して回転可能に設けられている。保持部材13の一
部には歯車が形成されており、この歯車と噛み合うよう
に歯車12が中間鏡筒に固設されている。歯車12はそ
の一部が中間鏡筒に設けられた孔14から突出してお
り、この突出した部分から歯車12を回転させることに
より、イメージローテータプリズム9をレンズ7の光軸
を中心に回転させることができる。このことにより観察
鏡筒の観察視野内における試料の像を回転させることが
可能になる。イメージローテータプリズム9から射出さ
れた光は、ズーム系レンズ群10に入射する。このズー
ム系レンズ群は、観察鏡筒に固設されたレンズ10a、
ガイド18a、18cに沿って移動可能な保持部材16
に保持されるレンズ10b、ガイド18b、18cに沿
って移動可能な保持部材17に保持されるレンズ10c
とからなる。保持部材16、17には夫々ピン16p、
17pが形成され、夫々のピン16p、17pはカム部
材19に形成されたカム溝19a、19bに係合してい
る。このカム部材19は中間鏡筒21の外部にある調整
ハンドル15を回転することにより回転し、ピン16p
を介してレンズ10bを、ピン17pを介してレンズ1
0cを夫々光軸方向に移動させることができる。このこ
とにより、試料の像の拡大縮小を行うことができる。ズ
ーム系レンズ群10を経た光は、ペンタプリズム11を
通り、全反射プリズム1によって再び鉛直上方(図1に
おける紙面の表面側)に偏向され、中間鏡筒21の上部
に配置された観察鏡筒へ導かれる。
【0017】上述の如き中間鏡筒を顕微鏡に取り付ける
だけで、基本的な機能しか有していない顕微鏡において
も、試料を観察する際に頻繁に行われる像の回転や、像
の倍率の変更を簡単に行うことができる。また、レチク
ルRを中間鏡筒の光路中に配置すれば、試料の像ととも
にスケール等の指標を観察することができる。また、反
射プリズムからの光を先ず結像レンズによって集光する
ことにより、中間鏡筒内を通過する光を細く絞ることが
でき、レチクルR以降に配置されるイメージローテータ
プリズム9や変倍光学系10の光学素子の大きさを抑制
することができる。このため、中間鏡筒の大きさをコン
パクトにすることができる。さらに、中間鏡筒内に配置
される光学素子(結像レンズ2、レンズ7、イメージロ
ーテータプリズム9、ズーム系レンズ群10等)は、そ
の光軸が水平平面内に形成されるように中間鏡筒に配置
さているため、中間鏡筒21の高さを低く抑えることが
できる。従って、この中間鏡筒を顕微鏡に取り付けても
アイポイントを比較的低く抑えることかでき、観察しづ
らくなることがない。
【0018】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば従来の中
間鏡筒には無かった“像を回転させて観察する”という
機能を得ることが可能になり、さらには像の変倍機能を
有するため、検鏡者の望む像を素早く、簡単に得ること
ができ、写真撮影時等のトリミング等にも絶大な効果を
発揮する。請求項3の本発明によれば、スケールやデー
タの写し込み機能を同時に備えているため、写真撮影時
等に所望の情報、例えばスケールや試料のデータ等を試
料の像とともに観察することができる。
【0019】また、ズームやイメージローテータといっ
た機構は非常にスペースを必要とするものであるが、本
発明のような配置を取ることによりズーム機能、像の回
転機能、スケールやデータ等の写し込み機能といった多
くの機能を備えるにも係わらず、高さ方向を低く抑えた
コンパクトな中間鏡筒を得ることが可能となる。それに
より従来顕微鏡に中間鏡筒等をシステムアップした時に
起こりがちだった、顕微鏡のシステム全体の巨大化が防
げるので、重心が高くなることに起因する不安定さがな
くなったり、アイポイントが低く抑えられる為、検鏡者
は楽な姿勢で観察することが可能になる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係わる、中間鏡筒の構成を示
す概略構成の断面図である。
【図2】本発明の実施例に係わる、顕微鏡の概略構成を
示す図である
【符号の説明】
1・・・全反射プリズム 2・・・結像レンズ 3、6、8・・・ミラー 4・・・結像面 5・・・スライダー R・・・レチクル 7・・・レンズ 9・・・イメージローテータプリズム 10・・・ズーム系レンズ群 11・・・ペンタプリズム 21・・・中間鏡筒 22・・・観察鏡筒 23・・・顕微鏡本体 L・・・対物レンズ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対物レンズを備えた顕微鏡本体と前記対
    物レンズを介して試料を観察するための観察光学系を有
    する観察鏡筒との間に配置可能であり、前記試料の像を
    集光する結像レンズと、前記結像レンズにより集光され
    た光を平行光束にするレンズと、前記観察鏡筒で観察さ
    れる前記試料の像の倍率を変更可能な変倍手段と、前記
    試料の像を前記観察鏡筒の観察視野内で回転させる回転
    手段とを具え、前記変倍手段と前記回転手段は共に前記
    平行光束の光路中に設置されることを特徴とする顕微鏡
    の中間鏡筒。
  2. 【請求項2】 前記対物レンズを通って前記顕微鏡本体
    から鉛直上方に向かって進む光の進路を水平方向に偏向
    する光学素子を有し、前記光学素子を経た光を前記回転
    手段が受け、前記回転手段を経た光を前記変倍手段が受
    けるように、夫々が配置されていることを特徴とする請
    求項1に記載の中間鏡筒。
  3. 【請求項3】 前記光学素子から前記回転手段に至る光
    路中に、前記試料の像の結像面を形成する結像レンズ
    と、前記結像面に挿脱可能に配置され、前記試料の像と
    共に観察可能なレチクルとを有することを特徴とする請
    求項2に記載の中間鏡筒。
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