JP3426590B1 - 焼き栗焼成方法 - Google Patents
焼き栗焼成方法Info
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- JP3426590B1 JP3426590B1 JP2001224368A JP2001224368A JP3426590B1 JP 3426590 B1 JP3426590 B1 JP 3426590B1 JP 2001224368 A JP2001224368 A JP 2001224368A JP 2001224368 A JP2001224368 A JP 2001224368A JP 3426590 B1 JP3426590 B1 JP 3426590B1
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 殻に切れ目を入った生栗を圧力釜を使用して
焼成し、焼き上がった栗の実の風味は、従来の栗焼き機
で焼かれた焼き栗と遜色なく、殻は、道具類を使用する
ことなく簡単に剥ぐことができる焼き栗焼成方法を提供
する。 【解決手段】 切れ目15の入った生栗14を圧力釜1
内に投入して密閉し、圧力釜1を回転させつつ加熱し、
加熱途中で釜口を僅かに開いて栗の含水率調整を行い、
再び、回転と加熱を継続し、圧力釜1に付設した安全弁
12が動作した時点で、釜内圧力を調整した後、焼き栗
を取り出す。
焼成し、焼き上がった栗の実の風味は、従来の栗焼き機
で焼かれた焼き栗と遜色なく、殻は、道具類を使用する
ことなく簡単に剥ぐことができる焼き栗焼成方法を提供
する。 【解決手段】 切れ目15の入った生栗14を圧力釜1
内に投入して密閉し、圧力釜1を回転させつつ加熱し、
加熱途中で釜口を僅かに開いて栗の含水率調整を行い、
再び、回転と加熱を継続し、圧力釜1に付設した安全弁
12が動作した時点で、釜内圧力を調整した後、焼き栗
を取り出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生栗を殻ごと焼い
て食べられるようにする焼き栗焼成方法に関するもので
あり、さらに詳しくは、焼き栗の殻を簡単に剥き取り易
くした焼き栗焼成方法に関するものである。
て食べられるようにする焼き栗焼成方法に関するもので
あり、さらに詳しくは、焼き栗の殻を簡単に剥き取り易
くした焼き栗焼成方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】栗の実を食べるには、生栗を殻ごと焼い
て焼き栗にし、殻を割って実を取り出して食べることが
広く行われている。このために、従来の焼き栗の多く
は、殻を被ったままの生栗を、専用の栗焼き機で焼成し
た焼き栗が販売されている。
て焼き栗にし、殻を割って実を取り出して食べることが
広く行われている。このために、従来の焼き栗の多く
は、殻を被ったままの生栗を、専用の栗焼き機で焼成し
た焼き栗が販売されている。
【0003】ここで使用する一般的な栗焼き機は、上方
に開口した半球状の回転釜と、釜内に配置した回転羽根
を備え、釜を加熱して釜内に加熱された小石と殻付きの
生栗を一緒に回転羽根で攪拌して焼き上げるものが広く
使用されている。
に開口した半球状の回転釜と、釜内に配置した回転羽根
を備え、釜を加熱して釜内に加熱された小石と殻付きの
生栗を一緒に回転羽根で攪拌して焼き上げるものが広く
使用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記する従
来の栗焼き機では、生栗を投入する前の釜の加熱温度
や、釜内に生栗を投入するタイミングや、焼き上がった
焼き栗を釜内から取り出すタイミング等は全て作業者の
勘に頼って行われ、熟練を要するものである。
来の栗焼き機では、生栗を投入する前の釜の加熱温度
や、釜内に生栗を投入するタイミングや、焼き上がった
焼き栗を釜内から取り出すタイミング等は全て作業者の
勘に頼って行われ、熟練を要するものである。
【0005】また、栗焼き機で焼成する焼き栗について
は、普通、殻に対して特に人工的に手を加えないで、天
然の殻のままで焼成されるので、需用者が焼き栗を購入
してきた焼き栗を食べる際に、殻を剥かなければならな
いが、この殻剥きがなかなかしづらく、専用の殻剥き道
具を使用しても手間が掛かるものである。
は、普通、殻に対して特に人工的に手を加えないで、天
然の殻のままで焼成されるので、需用者が焼き栗を購入
してきた焼き栗を食べる際に、殻を剥かなければならな
いが、この殻剥きがなかなかしづらく、専用の殻剥き道
具を使用しても手間が掛かるものである。
【0006】そこで、本発明の課題は、栗自体は殻付き
としながらも、前処理として生栗の殻に切れ目を入れ、
これを圧力釜を使用して焼成することによって、均質な
焼き栗の焼成を実現し、しかも、焼き栗の実の風味は、
従来の栗焼き機で焼かれた焼き栗と遜色なく、切れ目の
入った殻は、道具等を使用することなく簡単に剥くこと
ができる焼き栗の焼成方法をを提供することにある。
としながらも、前処理として生栗の殻に切れ目を入れ、
これを圧力釜を使用して焼成することによって、均質な
焼き栗の焼成を実現し、しかも、焼き栗の実の風味は、
従来の栗焼き機で焼かれた焼き栗と遜色なく、切れ目の
入った殻は、道具等を使用することなく簡単に剥くこと
ができる焼き栗の焼成方法をを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記するような課題を解
決するために、本発明に係る焼き栗焼成方法は、切れ目
を入れた生栗を、加熱された圧力釜内に、ボールバルブ
からなる釜口バルブを介し投入して密閉し、圧力釜を回
転させつつ加熱し、加熱途中で釜口バルブを僅かに開
き、釜内の蒸気を徐々に放出して栗の含水率調整を行
い、引き続き、釜口バルブを閉じて回転と加熱を継続
し、釜内圧力が、予め設定した圧力に達して圧力釜に付
設した安全弁が動作した時点で、釜口バルブを僅かに開
いて釜内蒸気を徐々に放出して圧力調整を行って後に、
釜口バルブを全開して焼き栗を取り出すことを特徴とす
る。
決するために、本発明に係る焼き栗焼成方法は、切れ目
を入れた生栗を、加熱された圧力釜内に、ボールバルブ
からなる釜口バルブを介し投入して密閉し、圧力釜を回
転させつつ加熱し、加熱途中で釜口バルブを僅かに開
き、釜内の蒸気を徐々に放出して栗の含水率調整を行
い、引き続き、釜口バルブを閉じて回転と加熱を継続
し、釜内圧力が、予め設定した圧力に達して圧力釜に付
設した安全弁が動作した時点で、釜口バルブを僅かに開
いて釜内蒸気を徐々に放出して圧力調整を行って後に、
釜口バルブを全開して焼き栗を取り出すことを特徴とす
る。
【0008】ここで、本発明に係る焼き栗焼成方法に適
用される圧力釜は、ガスボンベ状の円筒形態をなすもの
で、釜口に装着したボールバルブからなる釜口バルブの
開閉により釜内圧力の調整と、釜内への生栗の投入及び
釜内からの焼き栗の取り出しを行うものである。また、
焼成に用いる生栗には、前処理として殻の基部面中央に
カッターを用いて細長い切れ目を入れ、圧力釜に投入す
る生栗量は、圧力釜内容量の2/3前後を適量とするも
のである。
用される圧力釜は、ガスボンベ状の円筒形態をなすもの
で、釜口に装着したボールバルブからなる釜口バルブの
開閉により釜内圧力の調整と、釜内への生栗の投入及び
釜内からの焼き栗の取り出しを行うものである。また、
焼成に用いる生栗には、前処理として殻の基部面中央に
カッターを用いて細長い切れ目を入れ、圧力釜に投入す
る生栗量は、圧力釜内容量の2/3前後を適量とするも
のである。
【0009】しかして、圧力釜に生栗を投入した後に釜
口バルブを閉め、圧力釜を回転させつつ加熱し、加熱す
る途中で、釜内圧力が、0.1Mpa前後に達すると、釜
口バルブを僅かに開いて釜内に籠もる高温蒸気を徐々に
放出して釜内圧力を下げて栗の含水率調整を行う。この
後、再び、釜口バルブを閉めて回転と加熱を継続し、釜
内圧力が、予め設定された安全弁の動作圧とされる0.
4Mpaに達すると、安全弁が動作して釜内から高温高圧
の蒸気が噴出して釜内圧力の上昇が止まる。ここで回転
と加熱を止め、釜口バルブを僅かに開いて釜内に籠もる
高温高圧の蒸気を徐々に放出して釜内圧力を下げて釜内
圧力調整を行い、釜内圧力が0.05Mpa前後まで低下
した時点で、釜口バルブを全開して釜内から焼き栗を取
り出す。
口バルブを閉め、圧力釜を回転させつつ加熱し、加熱す
る途中で、釜内圧力が、0.1Mpa前後に達すると、釜
口バルブを僅かに開いて釜内に籠もる高温蒸気を徐々に
放出して釜内圧力を下げて栗の含水率調整を行う。この
後、再び、釜口バルブを閉めて回転と加熱を継続し、釜
内圧力が、予め設定された安全弁の動作圧とされる0.
4Mpaに達すると、安全弁が動作して釜内から高温高圧
の蒸気が噴出して釜内圧力の上昇が止まる。ここで回転
と加熱を止め、釜口バルブを僅かに開いて釜内に籠もる
高温高圧の蒸気を徐々に放出して釜内圧力を下げて釜内
圧力調整を行い、釜内圧力が0.05Mpa前後まで低下
した時点で、釜口バルブを全開して釜内から焼き栗を取
り出す。
【0010】こうして本発明に係る焼成方法によって得
られる焼き栗は、圧力釜内で加熱されて殻表面が焦げ、
加熱途中で水分調整された実は殻内で幾分膨張して切れ
目を押し広げ、この切れ目に臨んで露出した実の表面が
適度に焦げ、実の中の水分が蒸発して実と殻の間を通っ
て切れ目から放出することにより、実と殻は完全に分離
して実の上に殻が被さった状態で焼き上がる。従って、
焼き栗の実を食べる時は、切り口を拡げる要領で簡単に
殻を剥がすことができる。この場合、実の表面には、一
部に焦げ目が付き、残る表面は殻を被ったままで高温高
圧のもとで焼かれるので、実の風味は、従来の栗焼き機
で焼かれた焼き栗の実と遜色ないものとなる。
られる焼き栗は、圧力釜内で加熱されて殻表面が焦げ、
加熱途中で水分調整された実は殻内で幾分膨張して切れ
目を押し広げ、この切れ目に臨んで露出した実の表面が
適度に焦げ、実の中の水分が蒸発して実と殻の間を通っ
て切れ目から放出することにより、実と殻は完全に分離
して実の上に殻が被さった状態で焼き上がる。従って、
焼き栗の実を食べる時は、切り口を拡げる要領で簡単に
殻を剥がすことができる。この場合、実の表面には、一
部に焦げ目が付き、残る表面は殻を被ったままで高温高
圧のもとで焼かれるので、実の風味は、従来の栗焼き機
で焼かれた焼き栗の実と遜色ないものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて具体的に説明する。
に基づいて具体的に説明する。
【0012】図1は本発明に係る焼き栗焼成方法が適用
される焼き栗焼成装置の概略構成図である。
される焼き栗焼成装置の概略構成図である。
【0013】図1において、圧力釜1は、ガスボンベ状
の円筒形態をなすもので、図示はしてないが、機枠に対
し回転可能に支持され、水平位から釜口を下向きにする
傾動を可能にし、圧力釜1が常態にある時、すなわち、
水平位置にある時に、ガスバーナー2で下方から加熱す
るようにしている。実施の形態では、燃料としてガスタ
ンク3に充填されたガス(LPG)を用い、これをタン
クバルブ4(ガス元バルブ)からレギュレータバルブ4
aを介して空気調整器5を経てガスバーナー2に供給し
て燃焼させるようにしている。
の円筒形態をなすもので、図示はしてないが、機枠に対
し回転可能に支持され、水平位から釜口を下向きにする
傾動を可能にし、圧力釜1が常態にある時、すなわち、
水平位置にある時に、ガスバーナー2で下方から加熱す
るようにしている。実施の形態では、燃料としてガスタ
ンク3に充填されたガス(LPG)を用い、これをタン
クバルブ4(ガス元バルブ)からレギュレータバルブ4
aを介して空気調整器5を経てガスバーナー2に供給し
て燃焼させるようにしている。
【0014】圧力釜1の一端に設けた釜口には、ボール
バルブからなる釜口バルブ6を装着し、釜口と反対側の
釜底部中央に支持部材7を突設している。この支持部材
7には、スプロケット8を設けてモータ軸に設けたスプ
ロケット9をチェン10を介して連結し、モータ11の
起動によって圧力釜1を回転させるようにしている。
バルブからなる釜口バルブ6を装着し、釜口と反対側の
釜底部中央に支持部材7を突設している。この支持部材
7には、スプロケット8を設けてモータ軸に設けたスプ
ロケット9をチェン10を介して連結し、モータ11の
起動によって圧力釜1を回転させるようにしている。
【0015】また、支持部材7には、釜内に連通する安
全弁12と、釜内圧力を表示する圧力ゲージ13を設け
ている。
全弁12と、釜内圧力を表示する圧力ゲージ13を設け
ている。
【0016】上記構成において、本発明に係る焼き栗焼
成方法で焼成される生栗14には、図2に示すように、
前処理として切れ目15(図3参照)が入れられる。こ
の切れ目15は、生栗14の殻の基部面中央部にカッタ
ー16を用いて細長く入れられる。具体的には、カッタ
ー16による切り込み深さaは、1〜2mm程度のもので
ある。
成方法で焼成される生栗14には、図2に示すように、
前処理として切れ目15(図3参照)が入れられる。こ
の切れ目15は、生栗14の殻の基部面中央部にカッタ
ー16を用いて細長く入れられる。具体的には、カッタ
ー16による切り込み深さaは、1〜2mm程度のもので
ある。
【0017】しかして、圧力釜1は、予め、空だきして
加熱しておく。この時の加熱温度としては、開放した釜
口バルブ6から釜内面を覗き見して赤熱が見られる程度
(約500℃程度)でよい。こうして、加熱された圧力
釜1に、切れ目15の入った生栗14を釜内容量の2/
3前後の量を投入する。生栗投入後に釜口バルブ6を閉
め、モータ11を起動して圧力釜1を回転させつつガス
バーナー2に点火して加熱する。
加熱しておく。この時の加熱温度としては、開放した釜
口バルブ6から釜内面を覗き見して赤熱が見られる程度
(約500℃程度)でよい。こうして、加熱された圧力
釜1に、切れ目15の入った生栗14を釜内容量の2/
3前後の量を投入する。生栗投入後に釜口バルブ6を閉
め、モータ11を起動して圧力釜1を回転させつつガス
バーナー2に点火して加熱する。
【0018】加熱する途中で、圧力ゲージ13が0.1
Mpaを示すと、一旦、圧力釜1の回転と加熱を止め、釜
口バルブ6を僅かに開いて釜内に籠もる高温蒸気を徐々
に放出して釜内圧力を0まで下げて(時間的には30秒
程度掛ける)栗の含水率調整を行う。
Mpaを示すと、一旦、圧力釜1の回転と加熱を止め、釜
口バルブ6を僅かに開いて釜内に籠もる高温蒸気を徐々
に放出して釜内圧力を0まで下げて(時間的には30秒
程度掛ける)栗の含水率調整を行う。
【0019】この後、再び、釜口バルブ6を閉めて圧力
釜1の回転と加熱を継続する。釜内圧力が0.4Mpaに
達すると、安全弁12が動作して高温高圧の蒸気を自動
的に放出して釜内圧力の上昇が止まるので、ここで圧力
釜1の回転と加熱を止め、釜口バルブ6を僅かに開いて
釜内に籠もる高温高圧の蒸気を徐々に放出して圧力調整
を行う。ここで圧力ゲージが0.05Mpaを示した時点
で、圧力釜1を傾動させて釜口を下向きにして釜口バル
ブ6を全開にし、釜内から焼成された焼き栗を取り出
す。
釜1の回転と加熱を継続する。釜内圧力が0.4Mpaに
達すると、安全弁12が動作して高温高圧の蒸気を自動
的に放出して釜内圧力の上昇が止まるので、ここで圧力
釜1の回転と加熱を止め、釜口バルブ6を僅かに開いて
釜内に籠もる高温高圧の蒸気を徐々に放出して圧力調整
を行う。ここで圧力ゲージが0.05Mpaを示した時点
で、圧力釜1を傾動させて釜口を下向きにして釜口バル
ブ6を全開にし、釜内から焼成された焼き栗を取り出
す。
【0020】こうして得られる焼き栗14′は、図3に
示すように、殻表面が焦げ、殻内で実は幾分膨張して切
れ目15を押し広げ、この切れ目15部に臨んで露出し
た実の表面が適度に焦げ、実と殻は完全に分離して実の
上に殻が被さった状態で焼き上がったものとなる。
示すように、殻表面が焦げ、殻内で実は幾分膨張して切
れ目15を押し広げ、この切れ目15部に臨んで露出し
た実の表面が適度に焦げ、実と殻は完全に分離して実の
上に殻が被さった状態で焼き上がったものとなる。
【0021】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、殻に切れ目を入った生栗を圧
力釜を使用して加熱し、加熱途中で水分調整を行って
後、蒸し焼き状に焼成するので、焼き上がった栗の実の
風味は、従来の栗焼き機で焼かれた焼き栗と遜色なく、
しかも、切れ目の入った殻は、道具等を使用することな
く簡単に剥くことができて便利なものである。また、圧
力釜を使用する焼き栗焼成作業は、圧力ゲージにより釜
内圧力を監視しながらできるので、均質な焼き栗が大量
に提供できる。
施され、本発明によれば、殻に切れ目を入った生栗を圧
力釜を使用して加熱し、加熱途中で水分調整を行って
後、蒸し焼き状に焼成するので、焼き上がった栗の実の
風味は、従来の栗焼き機で焼かれた焼き栗と遜色なく、
しかも、切れ目の入った殻は、道具等を使用することな
く簡単に剥くことができて便利なものである。また、圧
力釜を使用する焼き栗焼成作業は、圧力ゲージにより釜
内圧力を監視しながらできるので、均質な焼き栗が大量
に提供できる。
【図1】本発明に係る焼き栗焼成方法が適用される焼き
栗焼成装置の概略構成図である。
栗焼成装置の概略構成図である。
【図2】生栗の前処理として入れられる切れ目の入れ方
要領を示す生栗の正面図である。
要領を示す生栗の正面図である。
【図3】焼成後の焼き栗を基部面側から見た底面図であ
る。
る。
1 圧力釜
2 ガスバーナー
3 ガスタンク
4 タンクバルブ
4a レギュレータバルブ
5 空気調整器
6 釜口バルブ
7 支持部材
8 スプロケット
9 スプロケット
10 チェン
11 モータ
12 安全弁
13 圧力ゲージ
14 生栗
14′ 焼き栗
15 切れ目
16 カッター
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
A23L 1/36 A23L 1/36
A47J 27/00 109 A47J 27/00 109L
(56)参考文献 特開 平3−183462(JP,A)
特開 平3−112475(JP,A)
特開 昭54−20177(JP,A)
特開 昭59−66870(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
A23N 12/08,12/10,5/08
Claims (6)
- 【請求項1】 切れ目を入れた生栗を、加熱された圧力
釜内に、ボールバルブからなる釜口バルブを介し投入し
て密閉し、圧力釜を回転させつつ加熱し、加熱途中で釜
口バルブを僅かに開き、釜内の蒸気を徐々に放出して栗
の含水率調整を行い、引き続き、釜口バルブを閉じて回
転と加熱を継続し、釜内圧力が、予め設定した圧力に達
して圧力釜に付設した安全弁が動作した時点で、釜口バ
ルブを僅かに開いて釜内蒸気を徐々に放出して圧力調整
を行った後に、釜口バルブを全開して焼き栗を取り出す
ことを特徴とする焼き栗焼成方法。 - 【請求項2】 圧力釜に投入される生栗量を、釜内容量
の2/3前後に設定したことを特徴とする請求項1記載
の焼き栗焼成方法。 - 【請求項3】 栗の含水率調整を、釜内圧力が0.1Mp
a前後に達した時期に行うことを特徴とする請求項1記
載の焼き栗焼成方法。 - 【請求項4】 安全弁の動作圧力を0.4Mpa前後に設
定したことを特徴とする請求項1記載の焼き栗焼成方
法。 - 【請求項5】 焼き栗を取り出す前の釜内圧力調整で、
釜内圧力を0.05Mpa前後まで低下させることを特徴
とする請求項1記載の焼き栗焼成方法。 - 【請求項6】 生栗に入れる切れ目を、生栗の基部面中
央に細長く入れたことを特徴とする請求項1記載の焼き
栗焼成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224368A JP3426590B1 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 焼き栗焼成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001224368A JP3426590B1 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 焼き栗焼成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3426590B1 true JP3426590B1 (ja) | 2003-07-14 |
JP2003204777A JP2003204777A (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=27590730
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001224368A Expired - Fee Related JP3426590B1 (ja) | 2001-07-25 | 2001-07-25 | 焼き栗焼成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3426590B1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104621689A (zh) * | 2013-11-14 | 2015-05-20 | 宁夏琪凯节能设备有限公司 | 一种节能高效的干燥蒸发设备 |
CN110731684A (zh) * | 2018-07-20 | 2020-01-31 | 天津二商迎宾肉类食品有限公司 | 一种自动水煮熟制加工设备 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101073307B1 (ko) | 2010-03-23 | 2011-10-12 | 서영춘 | 밤 껍질 탈피장치 |
JP5842234B2 (ja) * | 2011-04-15 | 2016-01-13 | 埼玉県 | 焼き栗の作り方 |
-
2001
- 2001-07-25 JP JP2001224368A patent/JP3426590B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104621689A (zh) * | 2013-11-14 | 2015-05-20 | 宁夏琪凯节能设备有限公司 | 一种节能高效的干燥蒸发设备 |
CN110731684A (zh) * | 2018-07-20 | 2020-01-31 | 天津二商迎宾肉类食品有限公司 | 一种自动水煮熟制加工设备 |
CN110731684B (zh) * | 2018-07-20 | 2021-03-12 | 天津二商迎宾肉类食品有限公司 | 一种自动水煮熟制加工设备 |
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---|---|
JP2003204777A (ja) | 2003-07-22 |
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