JP3426186B2 - 可動式間仕切り壁 - Google Patents
可動式間仕切り壁Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内を任意位置で
仕切る移動式のパネルによる間仕切り壁に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】室内を任意位置で仕切る間仕切り壁は、
例えば図2、図3に示すように間仕切り壁となる複数の
パネル1a,1b…を天井2に設置したガイドレール3
に支持部材4を介して移動可能に吊り下げるもので、パ
ネル1a…は例えば図3に示すように両面を間隔を存し
て対向する鋼板による表面板5で形成し、該両面の表面
板5,5の内側に石膏ボードによる裏打ち材6,6を設
け、この裏打ち材6,6の間の空隙にグラスウールによ
る充填材7を充填してある。 【0003】図中8は表面板5,5の周囲部分に配設し
た鋼板によるフレームを示し、図4にも示すように該フ
レーム8の外側位置でパネル1a…の上部と下部とにそ
れぞれアルミニウム押出型材により断面コ字形に形成し
たフレームを上部フィレット9a,下部フィレット9b
としてそれぞれ上下方向に出没自在に配設し、該上部フ
ィレット9a,下部フィレット9bの先端にガイドレー
ル3の下面と床面10とにそれぞれ密着するゴムなどの弾
性部材を用いた遮音部材11を取り付けた。 【0004】また、パネル1aの側部には図5、図6に
示すように一方の側部に凹状の溝部12aを有するアルミ
ニウム押出型材による断面略コ字形に形成したフレーム
12を設け、他方の側部には凸条12bを有するアルミニウ
ム押出型材による断面略コ字形に形成したフレーム12を
設け、溝部12aの突出端にゴムなどの弾性部材を用いた
遮音部材11を取り付けてある。 【0005】なお、図示は省略するが、前記上部フィレ
ット9aと下部フィレット9bとは、先行して移動した
パネル1aに対して後続のパネル1bの側部を押しつけ
ることにより自動的に上下方向に突出するように構成し
てある。 【0006】以上のようにして複数のパネル1a,1b
…で室内の任意位置を間仕切るには、図3に示すように
パネル1a,1b…をガイドレール3から吊り下ろされ
た状態でこれにそってスライドさせ、先行のパネル1a
に対して後続のパネル1bを側部を突き合わせながら連
続させていく。 【0007】このとき、上部フィレット9aと下部フィ
レット9bとは図4に実線で示す位置、すなわち表面板
5,5間の内部に没入した状態であり、パネル1a,1
b…の上方と下方とにはガイドレール3と床面10との間
に隙間が存在している。よって、パネル1a,1bはガ
イドレール3や床面10と接触することなく、スムーズに
移動する。 【0008】先行のパネル1aに対して後続のパネル1
bを側部を突き合わせたとき、パネル1aの後側部にパ
ネル1bの前側部を押しつけることにより、上部フィレ
ット9aと下部フィレット9bとがそれぞれ上方と下方
に突出し、ガイドレール3と床面10に遮音部材11が密着
する。これにより、パネル1a,1b…とガイドレール
3と床面10との隙間が塞がれ、パネル1a,1b…で仕
切られた空間が遮音される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばホテ
ルなどの不特定多数の人が集まる場所に設けるカラオケ
ルームなどでは、その騒音防止のために該ルームを完全
浮き構造、すなわち、遮音防振部材で構造主体と内装部
分を遮断し、固体伝播音を絶縁した構造とすることが多
い。 【0010】かかる浮き構造のカラオケルームなどの室
において、内部を簡易的な移動式の間仕切り壁、いわゆ
るスライディングウォールで仕切る場合、従来は前記の
ように間仕切り壁であるパネルの上部と下部とから上部
フィレット9aと下部フィレット9bを突出させてガイ
ドレール3と床面10に遮音部材11を密着させることで遮
音を図っているが、音響入射によりパネルが振動し、こ
のパネルから振動が躯体に伝播するいわゆる側路伝播音
により遮音性能低下が発生し、十分に遮音を図ることが
困難であった。 【0011】かかるパネル移動時の振動に対しては、パ
ネルの上部に配設されているガイドレールの上部取付部
に防振装置を設置することも考えられるが、このように
すると防振装置の設置部位にパネルを移動したときに、
防振装置とパネルとの両方の荷重がガイドレールに加わ
り、その結果、この重量でガイドレールがたわみ、パネ
ルの移動操作が困難になることが予測される。 【0012】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、大音量のカラオケルームの防音のため浮き構造が採
用されている場合に大掛かりで重量のある防振装置をパ
ネルに取り付けずに音響入射による可動間仕切壁のパネ
ル振動がパネルからガイドレールを介して天井などの躯
体側に伝播することを防止でき、しかも、パネル移動時
にガイドレールがたわむこともなく開閉操作性が損なわ
れることもなく、パネルの支持部と躯体との取り合いも
剛に接続できる可動式間仕切り壁を提供することにあ
る。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、天井に設けたガイドレールにそってパネルを
吊り下げ移動可能に設け、前記パネルの上端と下端とに
天井面と床面とにそれぞれ密着するように突出する遮音
部材を出没自在に設けた可動式間仕切り壁において、前
記パネルの上部に位置させてパネル内部で、フレームに
防振ゴムを装着してなる防振部材の、前記フレームまた
は防振ゴムのいずれかを前記ガイドレールの支持部材の
下部に固定し、前記防振部材のフレームを前記遮音部材
の内側位置で該遮音部材と接触させたことを要旨とする
ものである。 【0014】請求項1記載の本発明によれば、防振部材
はパネルの内部に設けたから、パネルをガイドレールに
そって移動したとき、大掛かりな防振装置をガイドレー
ルに設置した場合のように、ガイドレールに大きな荷重
がかかってガイドレールがたわむことがなく、パネルの
開閉操作性がよく、構造も簡単なもので足りる。 【0015】また、防振部材はガイドレールへの支持部
材の下部に固定したから、ガイドレールを介して天井な
どの躯体側に振動が伝播することを確実に防止できる。
しかもその構造はパネル内に配設したフレームに防振ゴ
ムを装着するだけのものであるから、構造簡単である。 【0016】さらに、防振部材を構成するフレームを遮
音部材の内側位置で該遮音部材と接触させて配設するこ
とにより、遮音部材によっても防振を図ることができ、
さらに効率よく防振できる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の可動式間仕切
り壁の第1実施形態を示す要部の縦断側面図で、間仕切
り壁を構成するパネル1a,1b…の基本構成は図2〜
図6について既に説明した従来例と同様であるから、こ
こでの詳細な説明は省略する。 【0018】本発明のパネル1a,1b…も間隔をおい
て対向する表面板5,5の内側に石膏ボードによる裏打
ち材6,6を設け、この裏打ち材6,6の間の空隙にグ
ラスウールによる充填材7を充填するもので、表面板
5,5間の上部の開口に天井との隙間の塞ぎ部材13とし
て断面コ字形のゴムを上方に突出するように出没自在に
装着し、この塞ぎ部材13の内側に防振部材14を装着す
る。この防振部材14は断面ロ字形のフレーム17の内側に
断面下向きの矢羽根形状の防振ゴム16を配設したもの
で、この防振ゴム16はガイドレールに係止する支持部材
4の下端に固定し、防振ゴム16の両端はフレーム17の内
側に面接触させた。 【0019】この状態で防振ゴム16は前記のようにフレ
ーム17の内側に面接触し、該フレーム17は塞ぎ部材13の
内側にさらに面接触する。そして、フレーム17と塞ぎ部
材13とは吊りボルト18で結合した。 【0020】次に作用について説明する。パネル1a…
の開閉時にパネル1a…をガイドレールにそって移動さ
せるときにパネル1aの荷重移動により発生する振動
は、支持部材4を介してガイドレール、天井などの躯体
側に伝播しようとするが、支持部材4とパネル1a…に
取り付けたフレーム17との間には防振ゴム16が介在する
から、パネル1a…側からの振動は防振ゴム16で吸収さ
れガイドレール側に伝播することはない。よって、パネ
ル1a…の音響入射による振動が躯体側に伝播するいわ
ゆる側路伝播音の発生を防止できる。 【0021】また、フレーム17の外側にゴムを材質とす
る塞ぎ部材13がさらに介在するから、パネル1a…側か
らの振動はこの塞ぎ部材13でも吸収され、より大きな防
振作用が得られる。そして、塞ぎ部材13とフレーム17、
フレーム17と防振ゴム16はいずれも相互に面接触してい
るから、効率よく防振できる。 【0022】そして、パネル1a…を設置位置まで移動
したならば、塞ぎ部材13を引き上げガイドレールの下面
に密着させてパネル1a…とガイドレールとの隙間を塞
ぐ。これにより間仕切り壁となるパネル1a…設置後の
遮音を図ることができる。また、この状態で防振部材14
も遮音機能を果たす。 【0023】 【発明の効果】以上述べたように本発明の可動式間仕切
り壁は、浮き構造のカラオケルームなどの室において、
内部を簡易的な移動式の間仕切り壁、いわゆるスライデ
ィングウォールで仕切る場合、大掛かりで重量のある防
振装置をパネルに取り付けずに音響入射によるパネルか
ら振動がガイドレールを介して天井などの躯体側に伝播
する側路伝播音の発生を防止できて十分に遮音でき、し
かも、パネル移動時にガイドレールがたわむこともなく
て開閉操作性が損なわれることもなく、パネルの支持部
と躯体との取り合いも剛に接続できるものである。
仕切る移動式のパネルによる間仕切り壁に関するもので
ある。 【0002】 【従来の技術】室内を任意位置で仕切る間仕切り壁は、
例えば図2、図3に示すように間仕切り壁となる複数の
パネル1a,1b…を天井2に設置したガイドレール3
に支持部材4を介して移動可能に吊り下げるもので、パ
ネル1a…は例えば図3に示すように両面を間隔を存し
て対向する鋼板による表面板5で形成し、該両面の表面
板5,5の内側に石膏ボードによる裏打ち材6,6を設
け、この裏打ち材6,6の間の空隙にグラスウールによ
る充填材7を充填してある。 【0003】図中8は表面板5,5の周囲部分に配設し
た鋼板によるフレームを示し、図4にも示すように該フ
レーム8の外側位置でパネル1a…の上部と下部とにそ
れぞれアルミニウム押出型材により断面コ字形に形成し
たフレームを上部フィレット9a,下部フィレット9b
としてそれぞれ上下方向に出没自在に配設し、該上部フ
ィレット9a,下部フィレット9bの先端にガイドレー
ル3の下面と床面10とにそれぞれ密着するゴムなどの弾
性部材を用いた遮音部材11を取り付けた。 【0004】また、パネル1aの側部には図5、図6に
示すように一方の側部に凹状の溝部12aを有するアルミ
ニウム押出型材による断面略コ字形に形成したフレーム
12を設け、他方の側部には凸条12bを有するアルミニウ
ム押出型材による断面略コ字形に形成したフレーム12を
設け、溝部12aの突出端にゴムなどの弾性部材を用いた
遮音部材11を取り付けてある。 【0005】なお、図示は省略するが、前記上部フィレ
ット9aと下部フィレット9bとは、先行して移動した
パネル1aに対して後続のパネル1bの側部を押しつけ
ることにより自動的に上下方向に突出するように構成し
てある。 【0006】以上のようにして複数のパネル1a,1b
…で室内の任意位置を間仕切るには、図3に示すように
パネル1a,1b…をガイドレール3から吊り下ろされ
た状態でこれにそってスライドさせ、先行のパネル1a
に対して後続のパネル1bを側部を突き合わせながら連
続させていく。 【0007】このとき、上部フィレット9aと下部フィ
レット9bとは図4に実線で示す位置、すなわち表面板
5,5間の内部に没入した状態であり、パネル1a,1
b…の上方と下方とにはガイドレール3と床面10との間
に隙間が存在している。よって、パネル1a,1bはガ
イドレール3や床面10と接触することなく、スムーズに
移動する。 【0008】先行のパネル1aに対して後続のパネル1
bを側部を突き合わせたとき、パネル1aの後側部にパ
ネル1bの前側部を押しつけることにより、上部フィレ
ット9aと下部フィレット9bとがそれぞれ上方と下方
に突出し、ガイドレール3と床面10に遮音部材11が密着
する。これにより、パネル1a,1b…とガイドレール
3と床面10との隙間が塞がれ、パネル1a,1b…で仕
切られた空間が遮音される。 【0009】 【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばホテ
ルなどの不特定多数の人が集まる場所に設けるカラオケ
ルームなどでは、その騒音防止のために該ルームを完全
浮き構造、すなわち、遮音防振部材で構造主体と内装部
分を遮断し、固体伝播音を絶縁した構造とすることが多
い。 【0010】かかる浮き構造のカラオケルームなどの室
において、内部を簡易的な移動式の間仕切り壁、いわゆ
るスライディングウォールで仕切る場合、従来は前記の
ように間仕切り壁であるパネルの上部と下部とから上部
フィレット9aと下部フィレット9bを突出させてガイ
ドレール3と床面10に遮音部材11を密着させることで遮
音を図っているが、音響入射によりパネルが振動し、こ
のパネルから振動が躯体に伝播するいわゆる側路伝播音
により遮音性能低下が発生し、十分に遮音を図ることが
困難であった。 【0011】かかるパネル移動時の振動に対しては、パ
ネルの上部に配設されているガイドレールの上部取付部
に防振装置を設置することも考えられるが、このように
すると防振装置の設置部位にパネルを移動したときに、
防振装置とパネルとの両方の荷重がガイドレールに加わ
り、その結果、この重量でガイドレールがたわみ、パネ
ルの移動操作が困難になることが予測される。 【0012】本発明の目的は前記従来例の不都合を解消
し、大音量のカラオケルームの防音のため浮き構造が採
用されている場合に大掛かりで重量のある防振装置をパ
ネルに取り付けずに音響入射による可動間仕切壁のパネ
ル振動がパネルからガイドレールを介して天井などの躯
体側に伝播することを防止でき、しかも、パネル移動時
にガイドレールがたわむこともなく開閉操作性が損なわ
れることもなく、パネルの支持部と躯体との取り合いも
剛に接続できる可動式間仕切り壁を提供することにあ
る。 【0013】 【課題を解決するための手段】本発明は前記目的を達成
するため、天井に設けたガイドレールにそってパネルを
吊り下げ移動可能に設け、前記パネルの上端と下端とに
天井面と床面とにそれぞれ密着するように突出する遮音
部材を出没自在に設けた可動式間仕切り壁において、前
記パネルの上部に位置させてパネル内部で、フレームに
防振ゴムを装着してなる防振部材の、前記フレームまた
は防振ゴムのいずれかを前記ガイドレールの支持部材の
下部に固定し、前記防振部材のフレームを前記遮音部材
の内側位置で該遮音部材と接触させたことを要旨とする
ものである。 【0014】請求項1記載の本発明によれば、防振部材
はパネルの内部に設けたから、パネルをガイドレールに
そって移動したとき、大掛かりな防振装置をガイドレー
ルに設置した場合のように、ガイドレールに大きな荷重
がかかってガイドレールがたわむことがなく、パネルの
開閉操作性がよく、構造も簡単なもので足りる。 【0015】また、防振部材はガイドレールへの支持部
材の下部に固定したから、ガイドレールを介して天井な
どの躯体側に振動が伝播することを確実に防止できる。
しかもその構造はパネル内に配設したフレームに防振ゴ
ムを装着するだけのものであるから、構造簡単である。 【0016】さらに、防振部材を構成するフレームを遮
音部材の内側位置で該遮音部材と接触させて配設するこ
とにより、遮音部材によっても防振を図ることができ、
さらに効率よく防振できる。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1は本発明の可動式間仕切
り壁の第1実施形態を示す要部の縦断側面図で、間仕切
り壁を構成するパネル1a,1b…の基本構成は図2〜
図6について既に説明した従来例と同様であるから、こ
こでの詳細な説明は省略する。 【0018】本発明のパネル1a,1b…も間隔をおい
て対向する表面板5,5の内側に石膏ボードによる裏打
ち材6,6を設け、この裏打ち材6,6の間の空隙にグ
ラスウールによる充填材7を充填するもので、表面板
5,5間の上部の開口に天井との隙間の塞ぎ部材13とし
て断面コ字形のゴムを上方に突出するように出没自在に
装着し、この塞ぎ部材13の内側に防振部材14を装着す
る。この防振部材14は断面ロ字形のフレーム17の内側に
断面下向きの矢羽根形状の防振ゴム16を配設したもの
で、この防振ゴム16はガイドレールに係止する支持部材
4の下端に固定し、防振ゴム16の両端はフレーム17の内
側に面接触させた。 【0019】この状態で防振ゴム16は前記のようにフレ
ーム17の内側に面接触し、該フレーム17は塞ぎ部材13の
内側にさらに面接触する。そして、フレーム17と塞ぎ部
材13とは吊りボルト18で結合した。 【0020】次に作用について説明する。パネル1a…
の開閉時にパネル1a…をガイドレールにそって移動さ
せるときにパネル1aの荷重移動により発生する振動
は、支持部材4を介してガイドレール、天井などの躯体
側に伝播しようとするが、支持部材4とパネル1a…に
取り付けたフレーム17との間には防振ゴム16が介在する
から、パネル1a…側からの振動は防振ゴム16で吸収さ
れガイドレール側に伝播することはない。よって、パネ
ル1a…の音響入射による振動が躯体側に伝播するいわ
ゆる側路伝播音の発生を防止できる。 【0021】また、フレーム17の外側にゴムを材質とす
る塞ぎ部材13がさらに介在するから、パネル1a…側か
らの振動はこの塞ぎ部材13でも吸収され、より大きな防
振作用が得られる。そして、塞ぎ部材13とフレーム17、
フレーム17と防振ゴム16はいずれも相互に面接触してい
るから、効率よく防振できる。 【0022】そして、パネル1a…を設置位置まで移動
したならば、塞ぎ部材13を引き上げガイドレールの下面
に密着させてパネル1a…とガイドレールとの隙間を塞
ぐ。これにより間仕切り壁となるパネル1a…設置後の
遮音を図ることができる。また、この状態で防振部材14
も遮音機能を果たす。 【0023】 【発明の効果】以上述べたように本発明の可動式間仕切
り壁は、浮き構造のカラオケルームなどの室において、
内部を簡易的な移動式の間仕切り壁、いわゆるスライデ
ィングウォールで仕切る場合、大掛かりで重量のある防
振装置をパネルに取り付けずに音響入射によるパネルか
ら振動がガイドレールを介して天井などの躯体側に伝播
する側路伝播音の発生を防止できて十分に遮音でき、し
かも、パネル移動時にガイドレールがたわむこともなく
て開閉操作性が損なわれることもなく、パネルの支持部
と躯体との取り合いも剛に接続できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可動式間仕切り壁の第1実施形態を示
す要部の縦断側面図である。 【図2】可動式間仕切り壁の全体斜視図である。 【図3】従来の可動式間仕切り壁の縦断側面図である。 【図4】従来の可動式間仕切り壁の側面側の斜視図であ
る。 【図5】従来の可動式間仕切り壁の一部の横断平面図で
ある。 【図6】従来の可動式間仕切り壁の平面側の斜視図であ
る。 【符号の説明】 1a,1b……パネル 2…天井 3…ガイドレール 4…支持部材 5…表面板 6…裏打ち材 7…充填材 8…フレーム 9a…上部フィレット 9b…下部フィレッ
ト 10…床面 11…遮音部材 12…フレーム 12a…溝部 12b…凸条 13…塞ぎ部材 14…防振部材 15…フレーム 15a…開口 16…防振ゴム 17…フレーム 18…吊りボルト
す要部の縦断側面図である。 【図2】可動式間仕切り壁の全体斜視図である。 【図3】従来の可動式間仕切り壁の縦断側面図である。 【図4】従来の可動式間仕切り壁の側面側の斜視図であ
る。 【図5】従来の可動式間仕切り壁の一部の横断平面図で
ある。 【図6】従来の可動式間仕切り壁の平面側の斜視図であ
る。 【符号の説明】 1a,1b……パネル 2…天井 3…ガイドレール 4…支持部材 5…表面板 6…裏打ち材 7…充填材 8…フレーム 9a…上部フィレット 9b…下部フィレッ
ト 10…床面 11…遮音部材 12…フレーム 12a…溝部 12b…凸条 13…塞ぎ部材 14…防振部材 15…フレーム 15a…開口 16…防振ゴム 17…フレーム 18…吊りボルト
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 天井に設けたガイドレールにそってパネ
ルを吊り下げ移動可能に設け、前記パネルの上端と下端
とに天井面と床面とにそれぞれ密着するように突出する
遮音部材を出没自在に設けた可動式間仕切り壁におい
て、前記パネルの上部に位置させてパネル内部で、フレ
ームに防振ゴムを装着してなる防振部材の、前記フレー
ムまたは防振ゴムのいずれかを前記ガイドレールの支持
部材の下部に固定し、前記防振部材のフレームを前記遮
音部材の内側位置で該遮音部材と接触させたことを特徴
とする可動式間仕切り壁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000097198A JP3426186B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 可動式間仕切り壁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000097198A JP3426186B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 可動式間仕切り壁 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001280034A JP2001280034A (ja) | 2001-10-10 |
JP3426186B2 true JP3426186B2 (ja) | 2003-07-14 |
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ID=18611850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000097198A Expired - Fee Related JP3426186B2 (ja) | 2000-03-31 | 2000-03-31 | 可動式間仕切り壁 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9309669B2 (en) * | 2012-07-19 | 2016-04-12 | Gonzalo Duran Ariza | Acoustic panel, partition, and system |
-
2000
- 2000-03-31 JP JP2000097198A patent/JP3426186B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2001280034A (ja) | 2001-10-10 |
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